JP4976175B2 - ガス供給接続具 - Google Patents

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Description

この発明は、プラグ型ガスコンセント等のガス供給接続具に関する。
一般に、プラグ型ガスコンセントは、内部に弁収容部が形成された本体と、弁収容部に閉位置と開位置との間を移動可能に設けられた弁体と、この弁体を開位置から閉位置に向かって付勢するコイルばね等の付勢手段とを有している。本体の一端部外面には、プラグ部が形成されている。本体の内部には、一端が弁収容部に開口し、他端がプラグ部の先端面に開口する弁座孔が形成されている。弁体には、弁部が設けられている。この弁部は、弁体が閉位置に移動すると弁座孔を閉じてガスコンセントを閉状態にし、弁体が開位置に移動すると弁座孔を開いてガスコンセントを開状態にする。ガスコンセントが開状態になると、弁座孔からガスが流出する。
上記構成のガスコンセントには、ソケットが接続される。ソケットの接続に際しては、プラグ部にソケットが外挿される。すると、ソケットの内部に設けられた押しロッドが弁部の先端面に突き当たり、弁体を付勢手段の付勢力に抗して閉位置から開位置まで移動させる。その結果、ガスが弁座孔からソケット内に流入し、さらにガス器具に供給される。ソケットをプラグ部から取り外すと、弁体が付勢手段によって開位置から閉位置まで戻される。したがって、ガスコンセントが自動的に閉状態になる。
ところで、従来のガスコンセントには、下記特許文献1に記載されているように、弁座孔にテーパ状をなす弁座を設け、この弁座に対して弁部を離間、着座させることによって弁座孔を開閉するようにしたものと、弁部に弾性材からなるOリング等のシール部材を設け、このシール部材を弁座孔に挿脱することによって弁座孔を開閉するようにしたものとがある。前者のガスコンセントの場合には、弁体が閉位置から開位置に向かって僅かでも移動すると、ガスコンセントが閉状態から開状態へと直ちに切り換わってしまう。このため、弁座孔の開口部から棒状体が挿入され、この棒状体によって弁体が開位置側へ押されるような事故が発生すると、直ちにガス漏れに繋がるという問題がある。その点、後者のガスコンセントでは、シール部材を弁座孔の内周面から脱出させるのに必要な弁体の移動距離を長くすることにより、弁体が不慮の事故によって開位置側へ若干移動させられたとしても、シール部材が弁座孔から外れることを防止することができ、それによってガス漏れ事故を防止することができるという利点がある。
特開平6−58443号公報
弁部の外周面にシール部材を設けた従来のガスコンセントにおいては、上記利点がある反面、弁体が開位置から閉位置に向かって移動するときに、弁体が開位置と閉位置との間の途中で止まってしまうおそれがあった。すなわち、シール部材は、それ自体の弾性によって弁座孔の内周面に押圧接触している。したがって、シール部材が弁座孔から脱出した状態では、シール部材の外径が弁座孔の内径より大径になっている。このため、弁体が開位置から閉位置まで移動する際には、その途中でシール部材が弁座孔の内周面と弁収容部の内面との交差部に突き当たる。この場合、シール部材は、交差部に突き当たると付勢手段の付勢力によって縮径され、弁座孔内に挿入されるはずである。しかし、シール部材を縮径させるのに必要な力は、縮径したシール部材を弁座孔の内周面に対して摺動させる力より大きい。このため、シール部材が交差部に引っ掛かることがあり、そのような場合には弁体が開位置と閉位置との間で止まってしまい、閉位置まで戻ることができなくなってしまうという問題があった。
この発明は、上記の問題を解決するために、ソケットが外挿されるプラグ部が外面に設けられ、ガスが供給される弁収容部が内部に設けられた本体と、上記弁収容部に上記プラグ部の軸線に沿って閉位置と開位置との間を移動可能に設けられた弁体と、この弁体を上記開位置から上記閉位置に向かって付勢する付勢手段とを備え、上記本体の内部には、上流側の端部が上記弁収容部に開口し、かつ下流側の端部が上記プラグ部の先端面に開口する弁座孔が設けられ、上記弁体には、上記弁座孔にその軸線方向へ移動可能に挿入された弁部が設けられ、上記弁座孔の内周面と上記弁部の外周面との間には、それらの間を封止するための弾性材からなる環状のシール部材が設けられたガス供給接続具において、
上記シール部材が上記弁座孔の内周面に移動不能に設けられ、
上記弁部の外周面が上記シール材に常時接触するように上記弁部の長さが設定され、
上記弁部には、上記弁体が上記閉位置に位置しているときには、上記弁収容部に対し上記シール部材によって遮断され、上記弁体が上記開位置に位置しているときには、上記弁収容部と上記弁座孔の上記弁部より下流側の箇所とを連通させる流出路が設けられていることを特徴としている。
この場合、上記流出路が、上記弁部の外周面から内部に向かって延びる横孔と、この横孔から上記弁部の下流側の端面まで延びる縦孔とを有し、上記弁部の外周面における上記横孔の開口部が、上記弁体が上記閉位置に位置しているときには上記シール部材より下流側に位置することによって、上記弁収容部に対し上記シール部材によって遮断され、上記弁体が上記開位置に位置しているときには上記弁収容部に臨むように配置されていることが望ましい。
上記流出路が、上記弁部の外周面に形成され、かつ上記弁部の軸線方向の中途部から下流側の端面まで延びる流出溝を有し、上記流出溝は、上記弁体が上記閉位置に位置しているときには上記シール部材より下流側に位置することによって、上記弁収容部に対し上記シール部材によって遮断され、上記弁体が上記開位置に位置しているときには上流側の端部が上記弁収容部に臨むように配置されていることが望ましい。
上記弁収容部の内面には、軸線を上記弁座孔の軸線と一致させた雌ねじ部が形成され、上記弁体の外周面には、上記雌ねじ部に螺合可能な雄ねじ部が形成され、上記雄ねじ部は、上記雌ねじ部の下流側の端部に突き当たることによって上記弁体の閉位置を位置決めし、上記雌ねじ部の上流側の端部に突き当たることによって上記弁体の閉位置から開位置に向かう方向への移動を阻止することが望ましい。
上記特徴構成を有するこの発明によれば、弁部の外周面がシール部材に常時接触しており、シール部材と弁部との間に作用する摩擦抵抗は常時ほぼ一定である。したがって、弁体は、閉位置と開位置との間において停止させられることがない。しかも、弁部の長さを長くすることにより、弁体が不慮の事故によって閉位置から開位置側へ若干移動させられたとしても、ガス漏れが生じるような事態を未然に防止することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
図1及び図2は、この発明の第1実施の形態を示す。この実施の形態は、この発明をプラグ型ガスコンセント(ガス供給接続具)Aに適用したものである。ガスコンセントAには、ソケットSが着脱可能に接続される。なお、この発明は、ガスコンセントA以外のガス供給接続具にも適用可能である。
まず、ガスコンセントAについて説明する。ガスコンセントAは、円筒状をなす本体1を有している。本体1の基端部(図1及び図2において左端部)外周面には、テーパ雄ねじ部1aが形成されている。このテーパ雄ねじ部1aには、一次側ガス管やガス器具が接続される。テーパ雄ねじ部1aに代えてストレート雄ねじ部が形成されることもある。また、テーパ雄ねじ部1aやストレート雄ねじ部に代えて、本体1の基端部内周面にテーパ雌ねじ部やストレート雌ねじ部が形成されることもある。本体1の先端部外周面には、プラグ部1bが形成されている。このプラグ部1bは、迅速継手について規定したJIS規格のプラグ部と同一の形状及び寸法を有している。
本体1の内部には、それぞれの軸線をプラグ1bの軸線と一致させた弁収容孔(弁収容部)1c及び弁座孔1dが形成されている。弁収容孔1cの一端部(上流側の端部)は、本体1の基端面に開口している。したがって、テーパ雄ねじ部1aにガス管が螺合固定されると、ガス管からガスが弁収容孔1cの基端部に流入する。弁座孔1dは、弁収容孔1cの下流側の端部から本体1の先端面(プラグ部1bの先端面)まで延びている。弁座孔1dは、弁収容孔1cより小径になっている。その結果、弁収容孔1cと弁座孔1dとの間には、弁収容孔1cの上流側を向く環状の段差面1eが形成されている。
弁収容孔1cの内部には、弁体2が弁収容孔1cの軸線方向へ移動可能に収容されている。この弁体2の外径は、弁収容孔1cの内径より小径になっている。したがって、弁収容孔1cの内周面と弁体2の外周面との間をガスが流通可能である。弁体2と弁収容孔1cの基端部に固定されたばね受け3との間には、長短二つのコイルばね(付勢手段)4が設けられている。このコイルばね4によって弁体2が弁収容孔1cの下流側へ向かって付勢されている。コイルばね4は、一つだけ設けてもよい。なお、ばね受け3の中央部には、ガスを流すための貫通孔3aが形成されている。
弁体2の軸線方向における外周面の中間部には、弁収容孔1cの下流側を向く環状の当接面2aが形成されている。この当接面2aが段差面1eに突き当たると、弁体2がそれ以上下流側へ移動することができなくなる。このときの弁体2の位置が閉位置である。図2に示すように、プラグ部1bにソケットSが接続されると、弁体2がソケットSの押しロッド11aによりコイルばね4の付勢力に抗して閉位置から図2に示す開位置まで移動させられる。勿論、ソケットSがプラグ部1bから取り外されると、弁体2がコイルばね4によって開位置から閉位置まで移動させられる。
当接面2aに続く弁体2の先端部(図1及び図2において右端部)には、弁部2bが一体に設けられている。この弁部2bは、弁座孔1dに摺動可能に挿入されている。弁部2bの長さは、弁体2が閉位置に位置しているときは勿論のこと、弁体2が開位置に移動したときにも弁部2が弁座孔1dに挿入された状態を維持することができるような長さに設定されている。つまり、弁部2bは、弁体2が閉位置と開位置との間に位置しているときには常時弁座孔1dに摺動可能に挿入されている。なお、弁部2bの先端面は、弁体2が閉位置に位置しているとき、プラグ部1bの先端面に対して上流側に離間しているが、プラグ部1bの先端面とほぼ同一平面上に位置させてもよい。
弁座孔1dの内周面の上流側端部には、装着凹部1fが環状に形成されている。この装着凹部1fには、弾性材からなるOリング等のシール部材5が装着されている。このシール部材5は、それ自体の弾性によって装着凹部1fの底面及び両側面に環状に押圧接触している。したがって、シール部材5は、弁座孔1dに対してその軸線方向へ移動不能になっている。また、シール部材5は、弁部2bが弁座孔1dに挿入されていない状態では、シール部材5の内周部が弁座孔1dの内周面から径方向内側に突出している。したがって、弁部2bが弁座孔1dに挿入されると、シール部材5は、弁座孔1dから突出した分だけ圧縮された状態で弁部2bの外周面に環状に押圧接触させられる。この結果、弁座孔1dの内周面と弁部2bの外周面との間が、シール部材5によって気密に封止されている。
弁部2bには、流出路6が形成されている。流出路6は、弁体2が閉位置に位置しているときには弁収容孔1cに対しシール部材5によって遮断されているが、弁体2が開位置に位置すると、弁収容孔1cと弁座孔1dの弁部2bより下流側の箇所とを連通させるものである。
すなわち、弁部2bの長手方向の中間部には、当該弁部2bを径方向に貫通する横孔61が形成されている。横孔61は、弁部2bを貫通孔とすることなく、一端だけが開口し、他端が閉じられた止まり孔としてもよい。また、横孔61は、複数形成してもよい。横孔61は、図1に示すように、弁体2が閉位置に位置しているときには、横孔61の両端開口部がシール部材5より下流側に位置し、図2に示すように、弁体2が開位置に位置しているときには、両端開口部の少なくとも一部が弁収容孔1c内に露出するように配置されている。したがって、横孔61は、弁体2が閉位置に位置しているときには、弁収容孔1cに対しシール部材5によって遮断されているが、弁体2が開位置に位置すると、弁収容孔1cと連通する。その結果、弁収容孔1c内のガスが横孔61内に流入する。
弁部2bには、その軸線に沿って延びる縦孔62が形成されている。縦孔62は、この実施の形態では2つ形成されているが、一つだけ形成してもよく、三つ以上形成してもよい。縦孔62の一端部(図1,2において左側の端部)は、横孔61の内周面に開口している。縦孔62の他端部は、弁部2bの先端面に開口している。したがって、弁体2が開位置に位置すると、弁部2bの外周面と弁座孔1dの内周面との間がシール部材5によって閉じられているにも拘わらず、弁収容孔1c内のガスが横孔61及び縦孔62を通り、シール部材5より下流側の弁座孔1d内に流出する。
上記ソケットSは、周知のものであるので簡単に説明すると、有底円筒状をなす本体11を有している。本体11の内部には、その軸線上を底部から開口部側に向かって延びる押しロッド11aが設けられている。この押しロッド11aは、本体11をプラグ部1bに所定の接続位置まで外挿すると、弁体2を閉位置から開位置まで移動させせる。この結果、コンセントAの弁収容孔1c内のガスが、弁座孔1dから本体11内に流入する。本体11内に流入したガスは、本体1の底部に回動可能に設けられた継手管12を介してガス機器(図示せず)に供給される。
本体11をプラグ部1bに対し所定の接続位置まで外挿すると、筒体13がプラグ部1bの先端部によりコイルばね14の付勢力に抗して図2に示す所定の位置まで後退(図1において右方へ移動)させられる。すると、球体15が本体11の径方向内側に向かって移動可能になり、操作筒16が前進移動(図1において左方への移動)可能になる。操作筒16は、コイルばね17によって所定の位置まで前進させられる。このとき、操作筒16は、前進に伴って球体14を内側へ移動させ、プラグ部1bの外周面に環状に形成された係合凹部1gに係合させる。これにより、本体11がプラグ部1bに対し接続位置に挿脱不能に接続される。つまり、ソケットSがコンセントAに挿脱不能に接続される。
本体11がプラグ部1bに接続された状態において、操作筒16を図1に示す元の位置まで後退させると、球体15が本体11の径方向外側に向かって移動可能になり、本体11がプラグ部1bから取り外し可能になる。本体11をプラグ部1bから取り外すと、筒体13がコイルばね14によって元の位置まで戻され、球体15が筒体13によって内側への移動を阻止される。その後、操作筒16を自由に移動できる状態にすると、操作筒16が球体15によって前進が阻止される。これによって、ソケットS全体が元の状態に復帰する。一方、コンセントAにおいては、プラグ部1bからソケットSが取り外されると、押しロッド11によって開位置に移動させられていた弁体2がコイルばね4によって閉位置まで移動させられ、閉状態になる。
上記構成のコンセントAにおいては、弁部2bの外周面がシール部材5に常時接触しているので、弁部2bの外周面とシール部材5との間に作用する摩擦抵抗の大きさは、弁体2の位置に拘わらずほぼ一定である。したがって、弁体2が閉位置と開位置との間において停止してしまうような事態を未然に防止することができる。しかも、弁部2bがシール部材5に摺接する構造であるから、横孔61(流出路6)が弁収容孔1cに対しシール部材5によって遮蔽された状態から弁収容孔1cに連通した状態になるまでの間に弁体2が移動する距離を長くすることができる。したがって、不慮の事故によって弁体2が閉位置から開位置側へ向かって若干移動させられたとしても、ガス漏れが発生するような事態を防止することができる。
次に、この発明の他の実施の形態について説明する。なお、以下の実施の形態に関しては、上記実施の形態と異なる構成だけを説明することと、上記実施の形態と同様な構成については同一符号を付してその説明を省略する。
図3及び図4は、この発明の第2実施の形態を示す。この実施の形態のガスコンセントBにおいては、上記実施の形態の流出路6に代えて流出路6Aが採用されている。流出路6Aは、一又は複数の流出溝63を有している。流出溝63は、弁部2bの外周面にその長手方向に沿って形成されている。流出溝63の一端部(図3において左端部)は、弁部2bの長手方向の中間部に配置されている。より詳しく述べると、流出溝63の一端部は、図3に示すように、弁体2が閉位置に位置しているときには、シール部材5より下流側に位置し、弁収容孔1cに対しシール部材5によって遮断されている。その一方、図4に示すように、弁体2が開位置に位置しているときには、流出溝63の一端部が弁収容孔1cに臨むように配置されている。したがって、弁体2が閉位置に位置しているときには、弁収容孔1c内のガスが流出溝63に流入することはないが、弁体2が開位置に位置すると、弁収容孔1c内のガスが流出溝63に流入する。流出溝63の他端部は、弁部2bの先端面に開放されている。したがって、弁体2が開位置に位置すると、弁収容孔1c内のガスが流出溝63(流出路6A)を通り弁座孔1dの弁部2bより下流側の端部に流出する。
図5〜図7は、この発明の第3実施の形態を示す。この実施の形態のガスコンセントCにおいては、弁収容孔1cの内周面に雌ねじ部1hが形成されている。この雌ねじ部1hは、そのねじ山が弁収容孔1cの内周面から内側に向かって突出するよう、山の径(雌ねじ部1hの内径)が弁収容孔1cの内径より小径になっている。一方、弁体2の外周面、より詳細には弁部2bより上流側の外周面には、雄ねじ部2cが形成されている。この雄ねじ部2cは、そのねじ山が弁体2の外周面から径方向外側に向かって突出するよう、山の径(雄ねじ部2cの外径)が弁体2の外周面より大径になっている。しかも、雄ねじ部2cのねじ山の側面が雌ねじ部1hのねじ山の側面に突き当たることができるよう、雄ねじ部2cの山の径は雌ねじ部1hの山の径より大径になっている。
雌ねじ部1h及び雄ねじ部2cは、図5に示すように、雌ねじ部1hの下流側の端部に雄ねじ部2cの上流側の端部が突き当たったとき、弁体2が閉位置に位置するように配置されている。したがって、この実施の形態では、弁体2が閉位置と開位置との間に位置しているときには、当接面2aが段差面1eに突き当たることがなく、当接面2aは段差面1eに対し上流側に離間している。
雌ねじ部1hと雄ねじ部2cとは、互いに螺合可能である。したがって、雄ねじ部2cが雌ねじ部1hに突き当たった状態において弁体2を所定の一方向へ回転させると、雄ねじ部2cが雌ねじ部1hに螺合する。そして、弁体2を所定回転数以上一方向へ回転させると、図7に示すように、雄ねじ部2cが雌ねじ部1hを通過する。なお、弁部2bの先端面には、弁体2を回転させるためにのドライバ(図示せず)の刃先を係合させる係合溝2dが形成されている。
雄ねじ部2cが雌ねじ部1hを下流側に通過した状態において、弁体2を自由に移動することができるようにすると、弁体2がコイルばね4によって下流側へ移動させられ、当接面2aが段差面1eに突き当たる。これにより、弁体2がそれ以上下流側へ移動することが阻止されている。雄ねじ部2cが雌ねじ部1hを下流側に通過した状態において、弁体2をコイルばね4の付勢力に抗して上流側へ移動させると、雄ねじ部2cの下流側の端部が雌ねじ部1hの上流側の端部に突き当たり、弁体2の上流側への移動が阻止される。このときの弁体2の位置は、閉位置より下流側であり、雄ねじ部2cが雌ねじ部1hを上流側に通過しない限り、弁体2は開位置側へ移動することができない。したがって、雄ねじ部2cが雌ねじ部1hを下流側に通過した状態にすることにより、弁体2が不慮の事故によって開位置まで移動させられることを防止し、それによってガス漏れを確実に防止することができる。なお、弁体2が開位置に位置しているときには、雌ねじ部1hの内周面と弁体2の外周面との間、及び雄ねじ部2cの外周面と弁収容孔1cの内周面との間には、十分な量のガスを流すための隙間が形成されている。
この発明の第1実施の形態とそれに接続されるソケットとを示す断面図である。 同実施の形態とそれに接続されたソケットとを示す断面図である。 この発明の第2実施の形態を、弁体を閉位置に位置させた状態で示す断面図である。 同実施の形態を、弁体を開位置に位置させた状態で示す断面図である。 この発明の第3実施の形態を、弁体を閉位置に位置させた状態で示す断面図である。 同実施の形態を、弁体を開位置に位置させた状態で示す断面図である。 同実施の形態を、雄ねじ部が雌ねじ部を下流側に通過した状態で示す断面図である。
符号の説明
A プラグ型ガスコンセント(ガス供給接続具)
C プラグ型ガスコンセント(ガス供給接続具)
D プラグ型ガスコンセント(ガス供給接続具)
1 本体
1b プラグ部
1c 弁収容孔(弁収容部)
1d 弁座孔
1h 雌ねじ部
2 弁体
2b 弁部
2c 雄ねじ部
4 コイルばね(付勢手段)
5 シール部材
6 流出路
6A 流出路
61 横孔
62 縦孔
63 流出溝

Claims (4)

  1. ソケットが外挿されるプラグ部が外面に設けられ、ガスが供給される弁収容部が内部に設けられた本体と、上記弁収容部に上記プラグ部の軸線に沿って閉位置と開位置との間を移動可能に設けられた弁体と、この弁体を上記開位置から上記閉位置に向かって付勢する付勢手段とを備え、上記本体の内部には、上流側の端部が上記弁収容部に開口し、かつ下流側の端部が上記プラグ部の先端面に開口する弁座孔が設けられ、上記弁体には、上記弁座孔にその軸線方向へ移動可能に挿入された弁部が設けられ、上記弁座孔の内周面と上記弁部の外周面との間には、それらの間を封止するための弾性材からなる環状のシール部材が設けられたガス供給接続具において、
    上記シール部材が上記弁座孔の内周面に移動不能に設けられ、
    上記弁部の外周面が上記シール材に常時接触するように上記弁部の長さが設定され、
    上記弁部には、上記弁体が上記閉位置に位置しているときには、上記弁収容部に対し上記シール部材によって遮断され、上記弁体が上記開位置に位置しているときには、上記弁収容部と上記弁座孔の上記弁部より下流側の箇所とを連通させる流出路が設けられていることを特徴とするガス供給接続具。
  2. 上記流出路が、上記弁部の外周面から内部に向かって延びる横孔と、この横孔から上記弁部の下流側の端面まで延びる縦孔とを有し、上記弁部の外周面における上記横孔の開口部が、上記弁体が上記閉位置に位置しているときには上記シール部材より下流側に位置することによって、上記弁収容部に対し上記シール部材によって遮断され、上記弁体が上記開位置に位置しているときには上記弁収容部に臨むように配置されていることを特徴とする請求項1に記載のガス供給接続具。
  3. 上記流出路が、上記弁部の外周面に形成され、かつ上記弁部の軸線方向の中途部から下流側の端面まで延びる流出溝を有し、上記流出溝は、上記弁体が上記閉位置に位置しているときには上記シール部材より下流側に位置することによって、上記弁収容部に対し上記シール部材によって遮断され、上記弁体が上記開位置に位置しているときには上流側の端部が上記弁収容部に臨むように配置されていることを特徴とする請求項1に記載のガス供給接続具。
  4. 上記弁収容部の内面には、軸線を上記弁座孔の軸線と一致させた雌ねじ部が形成され、上記弁体の外周面には上記雌ねじ部に螺合可能な雄ねじ部が形成され、上記雄ねじ部は、上記雌ねじ部の下流側の端部に突き当たることによって上記弁体の閉位置を位置決めし、上記雌ねじ部の上流側の端部に突き当たることによって上記弁体の閉位置から開位置に向かう方向への移動を阻止することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のガス供給接続具。
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