JP2010173368A - 歩行型作業機 - Google Patents

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【課題】左右一対の操縦用のバーハンドルと、左右一対のバーハンドルどうしにわたって連結された補助バーハンドルとを備えた歩行型作業機において、クラッチレバーを操作性がよい状態で備えさせる。
【解決手段】補助バーハンドル12を、機体横方向に沿ったハンドル本体12aと、機体前後方向に揺動自在なクラッチレバー13を迂回してハンドル本体12aと左右一対のバーハンドル11,11の一方とを連結する連結バー部12bとを備えて構成してある。クラッチレバー13を、補助バーハンドル12のハンドル本体12aと、連結バー部12bが連結しているバーハンドル11との間に配置してある。
【選択図】図2

Description

本発明は、左右一対の操縦用のバーハンドルと、前記左右一対のバーハンドルどうしにわたって連結された補助バーハンドルとを備えた歩行型作業機に関する。
上記した歩行型作業機は、機体を旋回操作するなどの場合、バーハンドルを支持して操作する他、補助バーハンドルを支持して操作することを可能にされたものである。
この種の歩行型作業機として、従来、たとえば特許文献1に記載されたハンドトラクタがあった。特許文献1に記載されたハンドトラクタでは、ハンドルフレーム2の後端に左右一対のハンドル3,3(操縦用のバーハンドルに相当)が形成され、左右のハンドル3に亘って補助ハンドル5(補助バーハンドルに相当)が連結されている。
特開平9−290776号公報(段落〔0012〕〜〔0015〕、図1〜4)
上記した歩行型作業機では、操縦用のバーハンドルの付近にクラッチレバーを設け、このクラッチレバーによって主クラッチあるいは作業クラッチを操作するように構成される。
従来の技術を適用して補助バーハンドル及びクラッチレバーを設けた場合、クラッチ操作の面で問題があった。
つまり、従来の技術を適用した場合、バーハンドルの握り部、及び補助バーハンドルの支持に使用する部分としての機体横向き部分の近くにクラッチレバーを配置するスペースを確保しにくくて、クラッチレバーがバーハンドルの握り部、及び補助バーハンドルの機体横向き部分から機体前方側に離れて位置しがちとなる。殊にバーハンドルあるいは補助バーハンドルを支持しているときにクラッチ操作が必要となった場合、バーハンドルあるいは補助バーハンドルからクラッチレバーに手を大幅に移動させるという煩わしい動作が必要になっていた。
本発明の目的は、クラッチレバーを操作性がよい状態で備えることができる歩行型作業機を提供することにある。
本第1発明は、左右一対の操縦用のバーハンドルと、前記左右一対のバーハンドルどうしにわたって連結された補助バーハンドルとを備えた歩行型作業機であって、
前記補助バーハンドルを、機体横方向に沿ったハンドル本体と、主クラッチ又は作業クラッチを操作するための機体前後方向に揺動自在なクラッチレバーを迂回して前記ハンドル本体と前記左右一対のバーハンドルの一方とを連結する連結バー部とを備えて構成し、
前記クラッチレバーを、前記補助バーハンドルの前記ハンドル本体と、前記連結バー部が連結している前記バーハンドルとの間に配置してある。
本第1発明の構成によると、補助バーハンドルの連結バー部がクラッチレバーを迂回することによって補助バーハンドルのハンドル本体及びバーハンドルの握り部の近くにクラッチレバーを位置させ、バーハンドルの握り部からも、補助バーハンドルのハンドル本体からも手を従来よりもわずかに移動させるだけでクラッチレバーに手が届くようにできる。
したがって、殊にバーハンドルを支持している場合や補助バーハンドルを支持している場合であっても、バーハンドルの握り部あるいは補助バーハンドルのハンドル本体に替えてクラッチレバーを迅速に支持して主クラッチあるいは作業クラッチを速やかに操作できる歩行型作業機を得ることができる。
本第2発明では、前記クラッチレバーが切り操作位置に操作された状態で、前記クラッチレバーが前記補助バーハンドルの前記ハンドル本体の横側方に位置する。
本第2発明の構成によると、バーハンドルの握り部からも、補助バーハンドルのハンドル本体からも手をわずかに移動させるだけで切り操作位置にあるクラッチレバーに手が届くようにできる。
したがって、機体の旋回操作を行って作業に入る場合など、バーハンドルを支持していた場合であっても、補助バーハンドルを支持していた場合であっても、クラッチレバーを速やか入り側に切り換え操作して主クラッチあるいは作業クラッチを入り状態に迅速に操作することができる。
本第3発明では、前記連結バー部が前記ハンドル本体から前記クラッチレバーの横側および機体前方側を通って前記バーハンドルに至る。
本第3発明の構成によると、連結バー部がバーハンドルやクラッチレバーよりも機体下方側に突出することを回避しながら連結バー部によるハンドル本体とバーハンドルとの連結を行なわせることができる。
したがって、補助バーハンドルの連結バー部によって優れたクラッチの操作性を得ることができるものでありながら、連結バー部のクラッチレバーよりも機体下方側への突出がないシンプルな状態の歩行型作業機を得ることができる。
本第4発明は、前記補助バーハンドルの前記ハンドル本体の下方に機体前後方向に揺動自在に位置する補助クラッチレバーを備え、
前記補助クラッチレバーの機体前方側への揺動操作によって前記クラッチレバーが切り操作位置に切り換え操作されるように構成してある。
本第4発明の構成によると、補助バーハンドルのハンドル本体を支持している場合、このハンドル本体から下方に手を移動させるだけで補助クラッチレバーに手が届いて補助クラッチレバーによるクラッチレバーの切り操作位置への操作を行うことができる。
したがって、補助バーハンドルを支持して走行や作業している場合など、補助バーハンドルのハンドル本体に替えて補助クラッチレバーを迅速に支持して主クラッチあるいは作業クラッチを速やかに切り操作できる歩行型作業機を得ることができる。
本第5発明は、前記バーハンドルの握り部の近くに指操作自在に位置する指操作クラッチレバーを備え、
前記指操作クラッチレバーによって前記クラッチレバーが切り操作位置と入り操作位置とに切り換え操作されるように構成してある。
本第5発明の構成によると、バーハンドルの握り部を支持している手の指によって指操作クラッチレバーを操作してクラッチレバーを切り換え操作することができる。
したがって、バーハンドルを支持したままでも指操作によって主クラッチあるいは作業クラッチを切り換えすることができる操作性が良い歩行型作業機を得られる。
歩行型作業機の全体を示す側面図である。 第1実施形態の操縦部を示す平面図である。 第1実施形態の操縦部を示す側面図である。 主クラッチレバー、補助クラッチレバー、指操作クラッチレバーの支持構造を示す平面図である。 主クラッチレバー、補助クラッチレバー、指操作クラッチレバーの支持構造の分解状態を示す斜視図である。 主クラッチレバーおよび指操作クラッチレバーを切り操作位置に操作した状態を示す側面図である。 主クラッチレバーおよび指操作クラッチレバーを入り操作位置に操作した状態を示す側面図であるである。 主クラッチレバーをブレーキ位置に操作した状態を示す側面図である。 補助クラッチレバーを下降作用位置に操作した状態を示す側面図である。 第2実施形態の操縦部を示す平面図である。 第2実施形態のバーハンドル及び補助バーハンドルを示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の実施形態に係る歩行型作業機の側面図である。この図に示すように、本発明の実施形態に係る歩行型作業機は、左右一対の走行用車輪1,1を駆動自在に備えた機体フレーム2、この機体フレーム2の後部から機体後方上方向きに延出した左右一対のバーハンドル11,11が装備された操縦部10を有した走行機体を備え、機体フレーム2の後部に連結されたロータリ耕耘装置3を備えている。
機体フレーム2は、前記左右一対の走行用車輪1,1を下部に備えたミッションケース4と、このミッションケース4から機体前方向きに延出したエンジン支持フレーム5と、ミッションケース4の上端側の後部に連結された上部フレーム2aとを備えて構成してある。上部フレーム2aから左右一対のバーハンドル11,11が延出されている。
エンジン支持フレーム5にエンジン6を設け、このエンジン6の出力軸6aと前記ミッションケース4の入力軸4aとにわたってベルトテンションクラッチで成る主クラッチ7を設けてあり、エンジン6の出力軸6aの駆動力が、主クラッチ7を介してミッションケース4に入力され、ミッションケース4に入力した駆動力が、ミッションケース4に内装されたミッション(図示せず)を介して左右一対の走行用車輪1,1およびロータリ耕耘装置3に伝達される。
図2は、操縦部10を示す平面図である。図3は、操縦部10を示す側面図である。こられの図及び図1に示すように、操縦部10は、前記左右一対のバーハンドル11,11を備える他、この左右一対のバーハンドル11,11の延出端側どうしにわたって連結された補助バーハンドル12を備え、左側のバーハンドル11と右側のバーハンドル11との間の左側のバーハンドル11の近くに設けたクラッチレバー13(以下、主クラッチレバー13と呼称する。)およびレバーガイド14を備えている。
つまり、左右一対のバーハンドル11,11あるいは補助バーハンドル12を支持して走行機体を走行用車輪1の車軸芯まわりに上下揺動することにより、走行機体は、ロータリ耕耘装置3の耕耘ロータ3aが接地した下降作業状態と、耕耘ロータ3aが地面から浮上した上昇非作業状態とに切り換わる。
主クラッチレバー13は、レバーガイド14のガイド溝14aに沿わせて走行機体前後方向に揺動操作されることにより、ガイド溝14aの前端部に位置した入り操作位置[ON](図7参照)と、ガイド溝14aの後端部に位置した切り操作位置[OFF](図3参照)とに切り換わる。
主クラッチレバー13を入り操作位置[ON]に操作して主クラッチ7を入り状態に操作し、走行機体を下降作業状態に操作することにより、走行機体が左右一対の走行用車輪1,1によって走行してロータリ耕耘装置3を牽引していき、ロータリ耕耘装置3が耕耘ロータ3aによって作業箇所を耕耘していく。
図2に示すように、前記補助バーハンドル12は、走行機体横方向に沿ったハンドル本体12aを備え、このハンドル本体12aと左側のバーハンドル11とを連結する左側の連結バー部12bを備え、ハンドル本体12aと右側のバーハンドル11とを連結する右側の連結バー部12cを備えて構成してある。
右側の連結バー部12cは、右側のバーハンドル11に対して、このバーハンドル11の握り部11aの前側近くに位置する部位で連結している。
図2,3に示すように、左側の連結バー部12bは、レバーガイド14の左側のバーハンドル11が位置する側とは反対側の横側、及び主クラッチレバー13の右横側を機体前後方向に通る本体側部分12dと、レバーガイド14及び主クラッチレバー13の機体前方側を通るハンドル側部分12eとを備えて構成してあり、主クラッチレバー13及びレバーガイド14を迂回してハンドル本体12aと左側のバーハンドル11とを連結している。
図3に示すように、左側の連結バー部12bおよび右側の連結バー部12cは、バーハンドル11から機体上方向きに延出した姿勢を備えており、補助バーハンドル12のハンドル本体12aを左右のバーハンドル11の握り部11aよりも高い配置高さに位置させている。
図2,3に示すように、主クラッチレバー13が切り操作位置[OFF]に操作された状態において、主クラッチレバー13が補助バーハンドル12のハンドル本体12aの横側方に位置する配置関係に、主クラッチレバー13と補助バーハンドル12とを配置してある。
したがって、補助バーハンドル12をハンドル本体12aによって支持している場合、ハンドル本体12aから手を走行機体左横側方にわずかに移動させることにより、左側のバーハンドル11を握り部11aによって支持している場合、握り部11aから手を走行機体前方側にわずかに移動させることにより、切り操作位置[OFF]に位置する主クラッチレバー13の握り部13bに手が届いて主クラッチレバー13を入り操作位置[ON]に切り換え操作できる。
次に、主クラッチレバー13による主クラッチ7の操作を可能にしている構造について説明する。
図4は、主クラッチレバー13の支持構造を示す平面図である。図5は、主クラッチレバー13の支持構造の分解状態を示す斜視図である。これらの図及び図6に示すように、主クラッチレバー13の支持構造は、主クラッチレバー13の基端側に設けたボス部13aをレバー支軸15を介して二又形のレバー支持部16bによって回転自在に支持するレバー支持体16と、このレバー支持体16のボス部16aを支軸17を介して回転自在に支持するベース部材18とを備えている。ベース部材18は、左側のハンドルバー11に固定されている。
レバー支持体16は、前記ボス部16a及び前記レバー支持部16bを備える他、ボス部16aの一端側に一体回転自在に設けた連結板16cを備えている。レバー支持部16bは、ボス部16aに固定されている。
レバー支持体16は、連結板16cに一端側が回転自在に連結された弓形の連動リンク19と、この連動リンク19の他端にインナーケーブルの一端側が連結された操作ケーブル20とを介して主クラッチ7の操作部としてのテンションアーム7a(図1参照)に連結されており、主クラッチレバー13は、レバー支軸15とレバー支持体16と連動リンク19と操作ケーブル20とを介してテンションアーム7aに連結されている。
図7は、主クラッチレバー13を入り操作位置[ON]に操作した状態を示す側面図である。この図に示すように、主クラッチレバー13は、支軸17の走行機体横向きの軸芯Pまわりにガイド溝14aに沿わせて走行機体前方側に揺動操作されると、入り操作位置[ON]になる。主クラッチレバー13は、入り操作位置[ON]に操作されるに伴ってレバー支持体16を支軸17の軸芯Pまわりに入り側に揺動操作し、連動リンク19を走行機体後方側に移動操作して操作ケーブル20を引っ張り操作し、この操作ケーブル20によってテンションアーム7aを切り付勢バネに抗して緊張側に揺動操作して主クラッチ7を入り状態に切り換え操作する。このとき、主クラッチレバー13は、連動リンク19の作用により、操作ケーブル20を切り付勢バネに抗して引っ張り状態に維持して主クラッチ7を入り状態に維持する。
図6は、主クラッチレバー13を切り操作位置[OFF]に操作した状態を示す側面図である。この図に示すように、主クラッチレバー13は、支軸17の走行機体横向きの軸芯Pまわりにガイド溝14aに沿わせて走行機体後方側に揺動操作されると、切り操作位置[OFF]になる。主クラッチレバー13は、切り操作位置[OFF]に操作されるに伴ってレバー支持体16を支軸17の軸芯Pまわりに切り側に揺動操作し、連動リンク19を走行機体前方側に移動操作して操作ケーブル20を緩め操作し、テンションアーム7aを切り付勢バネによって弛緩側に揺動させて主クラッチ7を切り状態に切り換える。
図4,5に示すように、前記支軸17のレバー支持体16より走行機体内側に位置する部位に連動リンク21が揺動自在に支持されている。この連動リンク21は、操作ケーブル22を介し、ミッションケース4に内装された駐車ブレーキの操作部に連動されている。すなわち、主クラッチレバー13によって駐車ブレーキを入り操作できるようになっている。
図8は、主クラッチレバー13をブレーキ位置[B]に操作した状態を示す側面図である。主クラッチレバー13は、切り操作位置[OFF]においてレバー支軸15の軸芯まわりに走行機体内側に揺動操作されると、レバーガイド14のガイド溝14aの後端部に連なったガイド溝14bの前端部に移動し、主クラッチレバー13の基端部が、連動リンク21に設けられた連動ピン21(図4,5参照)に係合する。主クラッチレバー13は、支軸17の軸芯Pまわりにガイド溝14bに沿わせて走行機体後方側に揺動操作されると、ブレーキ位置[B]になる。主クラッチレバー13は、ガイド溝14bをブレーキ位置[B]に向けて移動する際、主クラッチレバー13の基部が連動ピン21に押圧作用して連動リンク21を支軸17の軸芯Pまわりに揺動操作し、連動リンク21が操作ケーブル22を引っ張り操作して駐車ブレーキの操作部を入り位置に操作し、主クラッチレバー13がブレーキ位置[B]に位置すると、駐車ブレーキが入り状態になる。このとき、主クラッチレバー13は、ガイド溝14bの後端部に連通した係止凹部に係入されることにより、駐車ブレーキの切り付勢力に抗してブレーキ位置[B]に保持され、駐車ブレーキを入り状態に維持する。
図1,3に示すように、操縦部10は、左右一対のバーハンドル11,11それぞれの握り部11aの下方に位置した操向クラッチレバー26を備えている。
左側の握り部11aの下方に位置する操向クラッチレバー26は、握り操作されることにより、ミッションケース4の内部に位置する一対の操向クラッチ(図示せず)のうちの左側の走行車輪1に対応する操向クラッチを切り状態に操作して、走行機体を左向きに走行するよう操向操作する。
右側の握り部11aの下方に位置する操向クラッチレバー26は、握り操作されることにより、ミッションケース4の内部に位置する一対の操向クラッチのうちの右側の走行用車輪1に対応する操向クラッチを切り状態に操作して、走行機体を右向きに走行するよう操向操作する。
図2に示すように、操縦部10は、前記ベース部材18の後端部に設けたエンジンスイッチ27を備えている。このエンジンスイッチ27は、円形の操作部材27aを回転操作および押し操作自在に備えており、作業時など走行機体を走行させる場合、操作部材27aを回転操作して運転状態に切り換えておき、緊急時などにおいて、操作部材27aを押し操作することによって停止状態に切り換わる。このエンジンスイッチ27は、運転状態に操作されると、運転指令を出力してエンジン6の稼動を可能し、停止状態に操作されると、停止指令を出力してエンジン6を停止させる。
図1,2,3に示すように、操縦部10は、補助バーハンドル12のハンドル本体12aの下方に位置した補助クラッチレバー30を備えている。
補助クラッチレバー30の左側の基端部は、前記支軸17に回転自在に支持され、補助クラッチレバー30の右側の基端部は、右側のバーハンドル11に設けた支持部材32に回転自在に支持されており、補助クラッチレバー30は、支軸17の走行機体横向きの軸芯Pまわりに走行機体前後方向に揺動操作自在に支持されている。この補助クラッチレバー30は、補助クラッチレバー30の左側の基端部と前記ベース部材18とに連結されたスプリング31によって上昇待機位置[U]に揺動付勢されている。この補助クラッチレバー30は、手動操作によって下降操作されることにより、あるいは、走行機体を後進走行させた際、作業者が後進できずに補助クラッチレバー30が作業者に当たってこの当たりによって下降操作されることにより、上昇待機位置[U]から下降操作されて主クラッチレバー13を切り操作位置[OFF]に切り換え操作して主クラッチ7を切り状態に切り換える。
図9は、補助クラッチレバー30が下降作用位置[D]に操作された状態を示す側面図である。この図に示すように、補助クラッチレバー30は、上昇待機位置[U]からスプリング31に抗して下降操作されると、下降作用位置[D]になる。補助クラッチレバー30は、下降作用位置[D]に操作されると、補助クラッチレバー30の左側の基端部により、前記レバー支持体16のボス部16aの端部に一体回転自在に設けてある受動体16dに当接してこの受動体16dを介してレバー支持体16を回転操作し、これによってクラッチレバー13を入り操作位置[ON]から切り操作位置[OFF]に切換え操作する。
図2,3に示すように、操縦部10は、補助バーハンドル12の左側の連結バー部12bが連結しているバーハンドル11の握り部11aの近く配置した指操作クラッチレバー35を備えている。
指操作クラッチレバー35は、これの基端部に連設された支軸36を介して前記ベース部材18に支持されており、ハンドルバー11の握り部11aを支持する手の指によって操作部35aが昇降操作されることにより、支軸36の軸芯まわりに上下揺動して入り位置[ON]と切り位置[OFF]とに切り換わる。
この指操作クラッチレバー35は、入り位置[ON]に操作されることによって主クラッチレバー13を入り操作位置[ON]に切換え操作し、切り位置[OFF]に操作されることによって主クラッチレバー13を切り操作位置[OFF]に切換え操作する。
すなわち、図5,6に示すように、指操作クラッチレバー35は、これの基端部から一体揺動自在に延出した操作部材37を備えている。この操作部材37は、入りアーム部37aと切りアーム部37bを備えている。
図7は、指操作クラッチレバー35を入り位置[ON]に操作した状態を示す側面図である。この図に示すように、指操作クラッチレバー35は、支軸36の走行機体横向き軸芯まわりに下げ操作されると、入り位置[ON]になる。指操作クラッチレバー35は、下降揺動に伴って入りアーム部37aを支軸36の軸芯まわりに上昇揺動させ、この入りアーム部37aが前記レバー支持体16の連結板16cに設けてあるローラ16eに押圧作用してレバー支持体16を揺動操作することにより、指操作クラッチレバー35が入り位置[ON]になると、主クラッチレバー13が入り操作位置[ON]に切り換わる。
図6は、指操作クラッチレバー35を切り位置[OFF]に操作した状態を示す側面図である。この図に示すように、指操作クラッチレバー35は、支軸36の走行機体横向き軸芯まわりに上げ操作されると、切り位置[OFF]になる。指操作クラッチレバー35は、上昇揺動に伴って切りアーム部37bを支軸36の軸芯まわりに下降揺動させ、この切りアーム部37bの先端部に設けてあるローラ37cが連結板16cの周面部16fに押圧作用してレバー支持体16を揺動操作することにより、指操作クラッチレバー35が切り位置[OFF]になると、主クラッチレバー13が切り操作位置[OFF]に切り換わる。
主クラッチレバー13及び指操作クラッチレバー35の基部、並びに補助クラッチレバー30の左側の基部等は、レバーガイド14で上方から覆われており、このレバーガイド14は、補助バーハンドル12の連結バー部12bにおける本体側部分12dに近接する状態で、かつ平面視でバーハンドル11と重なる状態でバーハンドル11に沿って配置されている。レバーガイド14の後部内側部分には、くぼみ部が形成され、このくぼみ部に形成された穴部を貫通する状態で、エンジンスイッチ27の操作部材27aが突設されている。
〔第2実施形態〕
図10は、第2実施形態の操縦部10を示す平面図である。この図に示すように、第2実施形態の操縦部10では、左側のバーハンドル11と右側のバーハンドル11との間の右側のバーハンドル11の近くに作業機用のクラッチレバー39(以下、作業クラッチレバー39と呼称する。)を設け、補助バーハンドル12に主クラッチレバー13および作業クラッチレバー39を迂回させている。
第2実施形態の操縦部10と第1実施形態の操縦部10とを比較すると、第2実施形態の操縦部10では、作業クラッチレバー39を備えている点、補助バーハンドル12が主クラッチレバー13を迂回している他に作業クラッチレバー39も迂回している点において、第1実施形態の操縦部10と第2実施形態の操縦部10とは異なる構成を備え、その他の点では、第1実施形態の操縦部10と第2実施形態の操縦部10とは同じ構成を備えている。
次に、第2実施形態の操縦部10が備える補助バーハンドル12、作業クラッチレバー39について説明する。
図10、11に示すように、第2実施形態の操縦部10が備える補助バーハンドル12は、走行機体横方向に沿ったハンドル本体12aを備え、ハンドル本体12aと左側のバーハンドル11とを連結する左側の連結バー部12bを備え、ハンドル本体12aと右側のバーハンドル11とを連結する右側の連結バー部12cを備えて構成してある。
左側の連結バー部12bは、第1実施形態の操縦部10が備える補助バーハンドル12の左側の連結バー部12bと同じ構成を備えている。
右側の連結バー部12cは、作業クラッチレバー39のためのレバーガイド40の右側のバーハンドル11が位置する側とは反対側の横側、及び作業クラッチレバー39の左横側を機体前後方向に通る本体側部分12dと、レバーガイド40及び作業クラッチレバー39の機体前方側を通るハンドル側部分12cとを備えて構成してあることにより、レバーガイド40及び作業クラッチレバー39を迂回してハンドル本体12aと右側のバーハンドル11とを連結している。
作業クラッチレバー39は、レバーガイド40が備えるガイド溝に沿わせて走行機体前後方向に揺動操作されることにより、ミッションケース4に内装された作業クラッチを入り状態と切り状態とに切り換え操作してロータリ耕耘装置3を駆動したり停止させたりする。
作業クラッチレバー39は、走行機体後方側に揺動操作されることによって切り操作位置になり、切り操作位置に位置した状態で補助ハンドルバー12のハンドル本体12aの右横側方に位置する。
本発明は、歩行型耕耘機の他、歩行型田植機、歩行型トラクタに利用できる。
7 主クラッチ
11 バーハンドル
11a バーハンドルの握り部
12 補助バーハンドル
12a 補助バーハンドルのハンドル本体
12b、12c 補助バーハンドルの連結バー部
13 クラッチレバー
30 補助クラッチレバー
35 指操作クラッチレバー
OFF クラッチレバーの切り操作位置
ON クラッチレバーの入り操作位置

Claims (5)

  1. 左右一対の操縦用のバーハンドルと、前記左右一対のバーハンドルどうしにわたって連結された補助バーハンドルとを備えた歩行型作業機であって、
    前記補助バーハンドルを、機体横方向に沿ったハンドル本体と、主クラッチ又は作業クラッチを操作するための機体前後方向に揺動自在なクラッチレバーを迂回して前記ハンドル本体と前記左右一対のバーハンドルの一方とを連結する連結バー部とを備えて構成し、
    前記クラッチレバーを、前記補助バーハンドルの前記ハンドル本体と、前記連結バー部が連結している前記バーハンドルとの間に配置してある歩行型作業機。
  2. 前記クラッチレバーが切り操作位置に操作された状態で、前記クラッチレバーが前記補助バーハンドルの前記ハンドル本体の横側方に位置する請求項1記載の歩行型作業機。
  3. 前記連結バー部が前記ハンドル本体から前記クラッチレバーの横側および機体前方側を通って前記バーハンドルに至る請求項1又は2記載の歩行型作業機。
  4. 前記補助バーハンドルの前記ハンドル本体の下方に機体前後方向に揺動自在に位置する補助クラッチレバーを備え、
    前記補助クラッチレバーの機体前方側への揺動操作によって前記クラッチレバーが切り操作位置に切り換え操作されるように構成してある請求項1〜3のいずれか一項に記載の歩行型作業機。
  5. 前記バーハンドルの握り部の近くに指操作自在に位置する指操作クラッチレバーを備え、
    前記指操作クラッチレバーによって前記クラッチレバーが切り操作位置と入り操作位置とに切り換え操作されるように構成してある請求項1〜4のいずれか一項に記載の歩行型作業機。
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