JP2010172532A - 磁気共鳴イメージング装置および補正用データ算出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】RFアンプの個体差や使用環境に関わらず非線形性を補償するためのMRI装置を提供する。
【解決手段】補正用データ算出手段に補正用データを算出させる前に、RFアンプ21と受信器との間に、減衰装置を接続する。その後、補正用データを算出するための命令をアナログ回路25に入力し、RFアンプ21の入力アナログ信号SAiを、RFアンプ21と受信器との両方に出力する。RFアンプ21からの出力アナログ信号SAoは、減衰装置で減衰し、受信器に供給される。受信器は、入力アナログ信号SAiと、減衰した出力アナログ信号SAoとを受け取り、入力アナログ信号SAiの振幅Bのデータと、出力アナログ信号SAoの振幅Cのデータとを取得する。
【選択図】図2

Description

本発明は、増幅器の非線形性を補償することができる磁気共鳴イメージング装置、および補正用データ算出方法に関する。
磁気共鳴イメージング(MRI:Magnetic Resonance Imaging)装置(以下、「MRI装置」と呼ぶ)は、RF(Radio Frequency)アンプの非線形性を補償することが重要である。そこで、RFアンプの非線形を補償する方法が知られている(特許文献1参照)。
特開2008-153928
RFアンプの非線形特性は、どのRFアンプであっても同じというわけではなく、個体差がある。更に、RFアンプの非線形性は、RFアンプの使用環境などによっても変化する。しかし、特許文献1では、RFアンプの非線形特性の個体差や使用環境によるRFアンプの非線形性の変動に対応することができず、RFアンプの非線形性を十分に補償することができないという問題がある。
本発明は、上記の事情に鑑み、RFアンプの非線形性を補償するための非線形性補償装置、およびMRI装置を提供することを目的とする。
上記の問題を解決する本発明の第1の磁気共鳴イメージング装置は、
振幅のデータを含む振幅信号を受け取り、複数の振幅補正用データの中から、前記振幅信号を補正するための振幅補正用データを決定する補正用データ決定手段と、
前記振幅信号を、前記補正用データ決定手段が決定した振幅補正用データを用いて補正し、補正後の振幅のデータを含む補正振幅信号を生成する補正信号生成手段と、
前記補正振幅信号に基づいて、前記補正後の振幅のデータを含むデジタル信号を生成するデジタル信号生成手段と、
前記デジタル信号をアナログ信号に変換するデジタル・アナログ変換手段と、
前記アナログ信号をアナログ信号処理するアナログ回路と、
前記アナログ回路によりアナログ信号処理された後のアナログ信号を受け取り、受け取ったアナログ信号を増幅する増幅器と、
前記増幅器により増幅されたアナログ信号によって駆動するRFコイルと、
前記増幅器に入力される入力アナログ信号と、前記増幅器から出力される出力アナログ信号とに基づいて、前記複数の振幅補正用データを算出する補正用データ算出手段と、
を有している。
上記の問題を解決する本発明の第2の磁気共鳴イメージング装置は、
位相のデータを含む位相信号を受け取り、複数の位相補正用データの中から、前記位相信号を補正するための位相補正用データを決定する補正用データ決定手段と、
前記位相信号を、前記補正用データ決定手段が決定した位相補正用データを用いて補正し、補正後の位相のデータを含む補正位相信号を生成する補正信号生成手段と、
前記補正位相信号に基づいて、前記補正後の位相のデータを含むデジタル信号を生成するデジタル信号生成手段と、
前記デジタル信号をアナログ信号に変換するデジタル・アナログ変換手段と、
前記アナログ信号をアナログ信号処理するアナログ回路と、
前記アナログ回路によりアナログ信号処理された後のアナログ信号を受け取り、受け取ったアナログ信号を増幅する増幅器と、
前記増幅器により増幅されたアナログ信号によって駆動するRFコイルと、
前記増幅器に入力される入力アナログ信号と、前記増幅器から出力される出力アナログ信号とに基づいて、前記複数の位相補正用データを算出する補正用データ算出手段と、
を有している。
本発明では、増幅器に入力されるアナログ信号と、増幅器から出力されるアナログ信号とに基づいて、複数の振幅補正用データ又は複数の位相補正用データを算出している。したがって、RFアンプの非線形特性に個体差があっても、個々のRFアンプごとに最適な補償をすることができる。
本実施形態のMRI装置の概略図である。 エキサイタ22とRFアンプ21とを示すブロック図である。 デジタル補正回路230を有していない従来のエキサイタ220を示す図である。 アナログ回路25とRFアンプ21の特性を示すグラフである。 RFアンプ21と受信器27との間に、減衰装置29が接続されたMRI装置1を示す斜視図である。 図4に示すRFアンプ21の特性を複数の領域に分割した図である。 振幅用LUT233を概略的に示す図である。 位相用LUT234を概略的に示す図である。
以下、図面を参照しながら、発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。尚、本発明は、発明を実施するための最良の形態に限定されるものではない。
図1は、本実施形態のMRI装置の概略図である。
MRI装置1は、コイルアセンブリ10と、コイルアセンブリ10を制御する制御装置20と、制御装置20に命令を入力するための入力装置30とを有している。
コイルアセンブリ10は、超伝導コイル11、勾配コイル12、およびRFコイル13を有している。
制御装置20は、RFコイル13にRF電流を供給するRFアンプ21と、RFアンプ21に入力される入力アナログ信号SAiを生成するエキサイタ22を有している。RFアンプ21は、入力アナログ信号SAiを増幅し、増幅された入力アナログ信号SAiを、出力アナログ信号SAoとして、RFコイル13に供給する。
図2は、エキサイタ22とRFアンプ21とを示すブロック図である。
エキサイタ22は、デジタル回路23と、DAC(Digital Analog Converter)24と、アナログ回路25とを有している。
デジタル回路23は、デジタル補正回路230と、デジタル信号生成回路330とを有している。デジタル信号生成回路330が出力するデジタル信号SD(A’、P’、F)は、DAC24でアナログ信号SAに変換され、アナログ回路25に入力される。アナログ回路25は、アナログ信号SAに対して、フィルタリングやゲイン調整などのアナログ信号処理を実行する。アナログ信号処理されたアナログ信号SAは、RFアンプ21に入力される入力アナログ信号SAiとして、RFアンプ21に供給される。
本実施形態では、エキサイタ22がデジタル補正回路230を有することによって、RFアンプ21の非線形性を補償することができる。この理由を説明するために、図2に示すエキサイタ22の代わりに、デジタル補正回路230を有していない従来のエキサイタを用いた場合、どのような現象が生じるかにについて考察する。
図3は、デジタル補正回路230を有していない従来のエキサイタ220を示す図である。
図3のエキサイタ220は、デジタル補正回路230を有していない点以外は、図2のエキサイタ22と同じ構成である。エキサイタ220は、デジタル信号生成回路330と、DAC24と、アナログ回路25とを有している。
デジタル信号生成回路330は、周波数発生器(DDS)331と、乗算器332とを有している。周波数発生器331は、位相信号Pと周波数信号Fとを受け取る。位相信号Pは位相のデータを含むデジタル信号であり、周波数信号Fは周波数のデータを含むデジタル信号である。周波数発生器331は、位相信号Pおよび周波数信号Fを受け取り、位相Pのデータと周波数Fのデータとを含むデジタル信号PF(P,F)を生成する。このデジタル信号PF(P,F)は、乗算器332に入力される。乗算器332は、周波数発生器331からのデジタル信号PF(P,F)の他に、振幅信号Aを受け取る。振幅信号Aは、振幅のデータを含むデジタル信号である。乗算器332は、デジタル信号PF(P,F)に、振幅信号Aを乗算し、振幅A、位相P、および周波数Fのデータを含むデジタル信号SD(A,P,F)を生成する。デジタル信号SD(A,P,F)は、DAC24に供給される。
DAC24は、デジタル信号SD(A,P,F)をアナログ信号SAに変換する。アナログ信号SAは、振幅A、位相P、および周波数Fのアナログ信号である。このアナログ信号SAは、アナログ回路25に供給される。
アナログ回路25は、DAC24から供給されたアナログ信号SAに対して、フィルタリングやゲイン調整などのアナログ信号処理を実行し、アナログ信号処理されたアナログ信号SAを、RFアンプ21の入力アナログ信号SAiとして、RFアンプ21に供給する。尚、アナログ回路25は、DAC24からアナログ信号SAを受け取る前に、減衰量指定信号Gを受け取る。減衰量指定信号Gは、アナログ回路25で行うゲイン調整に関して減衰量を指定する信号である。したがって、アナログ回路25は、減衰量指定信号Gに従って、ゲイン調整を実行する。尚、本実施形態では、減衰量指定信号Gは、デシベルで表記される信号であるとして、説明を続けていく。
RFアンプ21は、入力アナログ信号SAiを増幅し、増幅したアナログ信号SAiを、出力アナログ信号SAoとして、RFコイル13に出力する。
図4は、アナログ回路25とRFアンプ21の特性を示すグラフである。
図4(a)は、アナログ回路25の振幅特性の一例を概略的に示したグラフである。図4(a)のグラフの横軸は、アナログ回路25から出力されるアナログ信号SAiの振幅Bを表しており、縦軸は、アナログ回路25に入力されるアナログ信号SAの振幅Aを表している。尚、以下では、アナログ回路25は、線形特性を有しているとして説明を続ける。
図4(b)は、RFアンプ21の振幅特性の一例を概略的に示したグラフである。図4(b)のグラフの横軸は、RFアンプ21の入力アナログ信号SAiの振幅Bを表しており、縦軸は、RFアンプ21の出力アナログ信号SAoの振幅Cを表している。図4(b)のグラフには、2つの振幅特性CA0およびCApが示されている。振幅特性CA0(実線)は、RFアンプ21の振幅特性であり、一方、振幅特性CAp(一点鎖線)は、線形の振幅特性を有する理想のRFアンプの振幅特性を示している。振幅BがB=B0の場合、振幅CはC=C0となる。RFアンプ21は、0≦B≦B0の範囲では、振幅の線形性が成り立つが、B0<Bの範囲では線形性は成り立たず、非線形性になっていることが分かる。
図4(c)は、RFアンプ21の振幅比特性を表すグラフである。図4(c)のグラフの横軸は、RFアンプ21の入力アナログ信号SAiの振幅Bを表しており、縦軸は、出力アナログ信号SAoの振幅Cと入力アナログ信号SAiの振幅Bとの振幅比Rを表している。図4(c)のグラフには、2つの振幅比特性CR0およびCRpが示されている。振幅比特性CR0(実線)は、RFアンプ21についての振幅比特性であり、一方、振幅比特性CRp(一点鎖線)は、線形の振幅特性を有する理想のRFアンプについての振幅比特性である。線形の振幅特性を有する理想のRFアンプは、振幅Bの値に関わらず線形性が成り立つので、振幅比特性CRpはR=R0の直線で示される。一方、RFアンプ21では、0≦B≦B0の範囲では、振幅の線形性が成り立つので、R=R0となるが、B0<Bの範囲では線形性は成り立たないので、振幅比Rは、R=R0とは異なる値になる。尚、図4(c)では、振幅比Rは、線形性が成り立つ領域に基づいて正規化してある。
例えば、振幅信号A(図3参照)に含まれる振幅のデータが振幅Axを表している場合、アナログ回路25に入力されるアナログ信号SAの振幅Aも、A=Axとなる(図4(a)参照)。この場合、アナログ回路25から出力されるアナログ信号SAiの振幅Bは、B=Bxとなる(図4(a)参照)。したがって、RFアンプ21の入力アナログ信号SAiの振幅BもB=Bxとなる(図4(b)参照)。しかし、図4(b)に示すように、RFアンプ21では、0≦B≦B0の範囲では、振幅の線形性が成り立つが、B0<Bの範囲では振幅の線形性は成り立たない。Bxは、B0<Bの範囲に存在しているので、RFアンプ21の出力アナログ信号SAoの振幅Cは、振幅特性CA0により、C=Cxとなる(図4(b)参照)。一方、線形の振幅特性を有する理想のアンプの出力アナログ信号の振幅Cは、振幅特性CApにより、C=Cx’となる。したがって、RFアンプ21の出力アナログ信号SAoの振幅Cは、線形の振幅特性を有する理想のアンプの出力アナログ信号の振幅C=Cx’とは異なる値になる。
図4では、入力アナログ信号SAiと出力アナログ信号SAoとの振幅についての非線形性について説明したが、位相の非線形性についても、振幅と同様に説明することができる。
したがって、図3に示すエキサイタ220では、RFアンプ21の非線形性を補償することはできない。そこで、本実施形態のエキサイタ22(図2参照)は、RFアンプ21の非線形特性が打ち消されるように、プリディストーション方式を用いて、予め振幅信号Aおよび位相信号Pを補正している。本実施形態のエキサイタ22は、予め振幅信号Aおよび位相信号Pを補正するためのデジタル補正回路230を有している(図2参照)。デジタル補正回路230を用いることにより、RFアンプ21の非線形性を補償することができる。以下に、この理由について説明する。
従来のエキサイタ220(図3参照)では、振幅信号Aに含まれる振幅のデータが振幅A=Axを表している場合、アナログ回路25に入力されるアナログ信号SAの振幅Aも、A=Axとなる(図4(a)参照)。この場合、RFアンプ21の出力アナログ信号SAoの振幅CはC=Cxとなり(図4(b)参照)、線形の振幅特性を有する理想のRFアンプの出力アナログ信号の振幅C=Cx’とは異なる値になる。しかし、RFアンプ21の入力アナログ信号SAiの振幅Bを、B=Bx’にすることができれば、RFアンプ21の出力アナログ信号SAoの振幅CはC=Cx’となり、線形の振幅特性を有する理想のRFアンプの出力アナログ信号の振幅C=Cx’に一致する。RFアンプ21の入力アナログ信号SAiの振幅Bを、B=Bx’にするためには、アナログ回路25に、振幅Axではなく振幅Ax’のアナログ信号SAを入力すればよい(図4(a)参照)。つまり、アナログ回路25に、振幅Axではなく振幅Ax’のアナログ信号SAを入力すれば、線形の振幅特性を有する理想のRFアンプと同じ振幅C=Cx’を得ることができる。しかし、振幅信号Aに含まれる振幅のデータは、振幅A=Axを表しているので、従来のエキサイタ220では、RFアンプ21の出力アナログ信号SAoは、振幅C=Cxとなり、線形の振幅特性を有する理想のRFアンプの振幅C=Cx’からずれてしまう。上記の説明では、振幅について説明しているが、位相についても、線形の位相特性を有する理想のRFアンプからずれてしまう。そこで、本実施形態のエキサイタ22は、予め振幅信号Aおよび位相信号Pを補正するためのデジタル補正回路230を有している(図2参照)。デジタル補正回路230は、振幅信号Aおよび位相信号Pを補正するための補正用データが記憶されているルックアップテーブル232を有している。デジタル補正回路230は、ルックアップテーブル232に記憶されている振幅補正用データに基づいて振幅信号Aを補正し、更に、ルックアップテーブル232に記憶されている位相補正用データに基づいて位相信号Pを補正する。例えば、振幅信号Aに含まれる振幅のデータが振幅A=Axを表している場合、Axは、振幅補正用データにより、Ax’に補正される。したがって、RFアンプ21の振幅比特性CR0(図4(c)参照)を、見かけ上、線形の振幅特性を有する理想のRFアンプの振幅比特性CRpに一致させることができるので、RFアンプ21の非線形性を補償することができる。上記の説明では、振幅信号Aの補正について説明しているが、位相信号Pについては、位相補正用データにより補正され、同様にRFアンプ21の非線形性を補償することができる。
ただし、RFアンプ21の非線形性を補償するためには、上記のように、振幅補正用データおよび位相補正用データを定める必要がある。そこで、本実施形態では、振幅補正用データおよび位相補正用データを算出する補正用データ算出手段26(図1参照)を有している。次に、補正用データ算出手段26がどのようにして補正用データを算出しているかについて、以下に具体的に説明する。
補正前の振幅Axを補正後の振幅Ax’に補正するためには、アナログ回路25の振幅特性(図4(a))と、RFアンプ21の振幅比特性CR0(又は振幅特性CA0)が分からなければならない。ただし、アナログ回路25の振幅特性(図4(a))は線形特性を示すと仮定しているので、RFアンプ21の振幅比特性CR0(又は振幅特性CA0)が分かればよい。そこで、補正用データ算出手段26は、補正用データを算出する前に、RFアンプ21がどのような振幅比特性CR0(又は振幅特性CA0)を有しているのかを表すデータを収集する。RFアンプ21の振幅比特性CR0(又は振幅特性CA0)は、RFアンプ21の入力アナログ信号SAiと出力アナログ信号SAoによって決まる。したがって、補正用データ算出手段26に、RFアンプ21の入力アナログ信号SAiと出力アナログ信号SAoとを供給すれば、補正用データ算出手段26は、RFアンプ21の振幅比特性CR0(又は振幅特性CA0)のデータを収集することができる。そこで、補正用データ算出手段26に、RFアンプ21の入力アナログ信号SAiと出力アナログ信号SAoとを供給する。ただし、RFアンプ21の出力アナログ信号SAoは、RFアンプ21で増幅されているので、出力アナログ信号SAoを補正用データ算出手段26の受信器27に直接供給すると、受信器27が故障する恐れがある。したがって、RFアンプ21の出力アナログ信号SAoは、受信器27に直接供給するのではなく、いったん減衰させ、減衰した出力アナログ信号SAoを受信器27に供給することが好ましい。そこで、オペレータ2は、補正用データ算出手段26に補正用データを算出させる前に、RFアンプ21と受信器27との間に、減衰装置29を接続する(図5参照)。
図5は、RFアンプ21と受信器27との間に、減衰装置29が接続されたMRI装置1を示す斜視図である。
減衰装置29を接続することにより、RFアンプ21の出力アナログ信号SAoを減衰させて受信器27に供給することができる。図5に示すように、RFアンプ21と受信器27との間に、減衰装置29を接続した後、オペレータ2は、入力装置30を操作して、補正用データを算出するための命令をアナログ回路25に入力する。アナログ回路25は、この命令を受けて、RFアンプ21の入力アナログ信号SAiを受信器27に出力する。したがって、受信器27は、入力アナログ信号SAiを受け取る。受信器27が入力アナログ信号SAiを受信した後、アナログ回路25は、RFアンプ21の入力アナログ信号SAiをRFアンプ21に供給する。RFアンプ21は、入力アナログ信号SAiを増幅し、出力アナログ信号SAoを出力する。出力アナログ信号SAoは、減衰装置29に供給される。減衰装置29は、出力アナログ信号SAoを減衰させて受信器27に供給する。したがって、受信器27は、入力アナログ信号SAiと、減衰した出力アナログ信号SAoとを受け取る。受信器27は、受け取った信号から、入力アナログ信号SAiの振幅Bのデータと、出力アナログ信号SAoの振幅Cのデータとを取得する。その後、ホスト28が、取得したこれらの振幅BおよびCのデータに基づいて、RFアンプ21の非線形特性を打ち消すための補正用データを算出する。例えば、振幅Axに対しては、振幅Ax’に補正するための補正用データが算出される。したがって、補正後の振幅Ax’を用いることによって、RFアンプ21から、線形の振幅特性を有する理想のRFアンプと同じ振幅C=Cx’の出力アナログ信号SAoが出力されるので、RFアンプ21の非線形性を補償することができる。ただし、補正用データ算出手段26が、振幅A(又は位相)の値ごとに異なる補正用データを算出すると、必要な補正用データの数が膨大になり、補正用データを記憶するために大容量のメモリが必要となり、コストが掛かる。そこで、本実施形態では、より少ない数の補正用データで振幅A(又は位相)を補正することができるように、補正用データ算出手段26は、以下のようにして補正用データを算出している。
図6は、図4に示すRFアンプ21の特性を複数の領域に分割した図である。
図6に示すように、補正用データ算出手段26は、非線形を示す振幅Bの範囲(B0<B)を、複数の領域に分割する。図6では、振幅B=b0〜bnを基準にして、n個の領域[1]〜[n]に分割されている(線形を示す振幅の範囲(0<b<b0)は、分割されず、一つの領域[0]で示されている)。各領域[1]〜[n]の幅W1〜Wnは、同じ値でもよく、異なる値でもよい。幅W1〜Wnは、RFアンプ21の特性に応じて決められる値である。
本実施形態では、各領域[0]〜[n]ごとに、補正用データK0〜Knを割り当てる。図6(a)には、2つの補正前の振幅AxおよびAyが示されている。補正前の振幅Axは振幅Bxに対応しており、振幅Bxは領域[n-1]に属している。したがって、振幅信号AがA=Axの場合、振幅信号Aは補正用データKn-1で補正される。また、補正前の振幅Ayは振幅Byに対応しており、振幅Byも領域[n-1]に属している。したがって、振幅信号AがA=Ayの場合も、振幅信号Aは補正用データKn-1で補正される。したがって、振幅信号Aが表す振幅の値ごとに異なる補正用データを準備する必要がなく、必要な補正用データの数を少なくすることができる。領域[0]では、線形性が成り立つので、補正用データK0=1である。
尚、RFアンプ21の振幅Bの範囲を分割する領域[0]〜[n]の数が少なければ少ないほど、補正用データの数も少なくすることができるが、補正用データの数が少なすぎると、振幅Bの値によっては、RFアンプ21の非線形性を十分に補償することができない場合がある。一方で、RFアンプ21の振幅Bの範囲を分割する領域[0]〜[n]の数が多すぎると、大容量のメモリが必要となる。したがって、RFアンプ21の非線形性を十分に補償するという観点と、メモリの容量をできるだけ小さくするという観点とのトレードオフを考慮して、RFアンプ21の振幅Bの範囲を分割する領域[0]〜[n]の数を決定すればよい。
上記のようにして、補正用データ算出手段26が、各領域[0]〜[n]ごとに、RFアンプ21の非線形性を補償するための補正用データK0〜Knを決定する。
補正用データK0〜Knは、振幅用LUT233(図2参照)に記憶される。
図7は、振幅用LUT233を概略的に示す図である。
振幅用LUT233には振幅補正用データK0〜Knが記憶されている。したがって、振幅用LUT233の振幅補正用データを用いて、振幅信号Aを補正することにより、RFアンプ21の非線形性を補償することができる。
尚、上記の説明では、振幅補正用データK0〜Knについて説明されているが、位相補正用データJ0〜Jnについても、同様に説明できる。位相補正用データJ0〜Jnは、位相用LUT234に記憶される。
図8は、位相用LUT234を概略的に示す図である。
位相用LUT234には位相補正用データJ0〜Jnが記憶されている。尚、位相用LUT234に規定されている領域[0]〜[n]は、振幅用LUT233に規定されている領域[0]〜[n]をそのまま使用できる場合もあれば、位相用の領域[0]〜[n]を新たに設定しなければならない場合もある。領域[0]〜[n]を、振幅用LUT233および位相用LUT234に共通に使用することができるかどうかは、RFアンプ21の非線形特性などによって決まることである。したがって、振幅補正用データおよび位相補正用データを設定する場合は、RFアンプ21の非線形性特性などに基づいて領域[0]〜[n]を決めればよい。本実施形態では、領域[0]〜[n]は、振幅用LUT233および位相用LUT234に共通に使用されている。
上記のようにして、振幅補正用データK1〜Knおよび位相補正用データJ1〜Jnを算出した後、ホスト28が、振幅補正用データK1〜Knを振幅用LUT233に書き込み、位相補正用データJ1〜Jnを位相用LUT234に書き込む。振幅補正用データK1〜Knおよび位相補正用データJ1〜Jnの書込みが終了したら、減衰装置29(図5参照)を取り外す。このようにして、補正用データを算出することができる。
尚、振幅補正用データK1〜Knおよび位相補正用データJ1〜Jnは、ホスト28に保存しておき、オペレータ2が被検体3をスキャンするスキャン実行命令を入力したときにホスト28から振幅用LUT233および位相用LUT234にダウンロードされるようにしてもよい。また、MRI装置の電源をONした際の立上げ時、再起動時、スキャン命令の実行前(オートプリスキャン時など)に、ダウンロードされるようにしてもよい。
また、RFアンプ21を制御装置20に組み込む前に、RFアンプ21の非線形特性のデータを収集することにより振幅補正用データK1〜Knおよび位相補正用データJ1〜Jnを算出しておき、振幅補正用データK1〜Knおよび位相補正用データJ1〜JnをRFアンプ21に記憶させてもよい。この場合、オペレータ2が被検体3をスキャンするスキャン実行命令を入力したときに、振幅補正用データK1〜Knおよび位相補正用データJ1〜Jnを、RFアンプ21からホスト28に一旦ダウンロードし、次に、ホスト28から振幅用LUT233および位相用LUT234にダウンロードされるようにすることができる。また、MRI装置の電源をONした際の立上げ時、再起動時、スキャン命令の実行前(オートプリスキャン時など)に、ダウンロードしてもよい。
次に、デジタル補正回路230の構造および動作について、図2を参照しながら説明する。
デジタル補正回路230は、補正用データ決定手段231および補正信号生成手段240を有している。
補正用データ決定手段231は、振幅補正用データK0〜Knと位相補正用データJ0〜Jnとを記憶するルックアップテーブル232を有している。ルックアップテーブル232は、振幅用LUT233と、位相用LUT234とを有している。振幅用LUT233は、振幅信号Aに含まれる振幅のデータを補正するための振幅補正用データK0〜Knを記憶する(図7参照)。また、位相用LUT234は、位相信号Pに含まれる位相のデータを補正するための位相補正用データJ0〜Jnを記憶する(図8参照)。補正用データK1〜Knおよび補正用データJ1〜Jnは、図3〜図8を参照しながら説明したやり方で決定されている。
補正用データ決定手段231は、ルックアップテーブル232から、振幅補正用データと、位相補正用データとを選択する。ただし、振幅補正用データおよび位相補正用データを決定するためには、図6を参照しながら説明したように、補正前の振幅A(例えば、A=Ax、Ay)に対応する振幅B(例えばB=Bx、By)が、どの領域[0]〜[n]に属しているかを認識する必要がある。そこで、補正用データ決定手段231は、対応する振幅B(例えばB=Bx、By)がどの領域[0]〜[n]に属しているかを認識することができるように、しきい値保持部235と、振幅信号変換部236と、補正用データ選択部239とを有している。
しきい値保持部235は、領域[0]〜[n]を区別するためのしきい値(振幅b0〜bn)を記憶する。
振幅信号変換部236は、振幅信号Aを振幅信号Bに変換する。振幅信号Bは、補正前の振幅Aに対応する振幅B(図4(a)参照)のデータを含む信号である。補正前の振幅Aに対応する振幅Bは、アナログ回路25の振幅特性(図4(a)参照)によって決定されるので、アナログ回路25の振幅特性が分かれば、振幅信号Bを算出することができる。アナログ回路25の振幅特性は、減衰量指定信号G(図2参照)によって決定されるので、振幅信号Aに、減衰量指定信号Gを乗算することにより、振幅信号Aを振幅信号Bに変換することができる。例えば、振幅信号Aに含まれる振幅のデータがA=Axであれば、振幅信号Bに含まれる振幅のデータはB=Bxとなる。ただし、減衰量指定信号Gはデシベルで表されているので、デシベル表記の減衰量を、そのまま振幅信号Aに乗算しても、正しい振幅の値は得られない。そこで、振幅信号変換部236は、減衰量指定信号Gをデシベルから絶対値に変換するためのデシベル−絶対値変換部237を有している。減衰量指定信号Gは、デシベル−絶対値変換部237で絶対値に変換され、乗算器238で乗算される。このようにして、振幅信号Aが振幅信号Bに変換される。以下では、振幅信号Bに含まれる振幅のデータはB=Bxであるとして説明を続ける。
補正用データ選択部239は、しきい値保持記憶部235に記憶されたしきい値(振幅b0〜bn)と、振幅信号変換部236が出力した振幅Bの値とを比較し、その比較結果に基づいて、振幅用LUT233の中から、振幅信号Aを補正するための振幅補正用データを選択する。振幅Bxは領域[n-1]に属しているので、振幅補正用データKn-1を選択する(図7参照)。
更に、補正用データ選択部239は、位相用LUT234の中から、位相信号Pを補正するための位相補正用データを選択する。以下では、位相補正用データJn-1(図8参照)が選択されたとして説明を続ける。
また、デジタル補正回路230は、補正信号生成手段240を有している。補正信号生成手段240は、振幅信号Aを補正するために、遅延手段241と乗算器242とを有している。遅延手段241は、補正用データ選択部239が振幅用LUT233の中から振幅補正用データKn-1を選択するのに必要な時間τaだけ、振幅信号Aを遅延させる。時間τaだけ遅延した振幅信号Aは、乗算器242に出力される。乗算器242は、時間τaだけ遅延した振幅信号Aに対して、振幅補正用データKn-1を乗算し、補正後の振幅Ax’(図4(a)参照)のデータを含む補正振幅信号A’を出力する。上記のように、遅延手段231は、振幅用LUT233の中から振幅補正用データを選択するのに必要な時間τaだけ、振幅信号Aを遅延させているので、振幅補正用データKn-1は、振幅信号Aに正しいタイミングで乗算される。
補正信号生成手段240は、更に、位相信号Pを補正するために、遅延手段243と加算器244とを有している。遅延手段241は、補正用データ選択部239が位相用LUT234の中から位相補正用データJn-1を選択するのに必要な時間τpだけ、位相信号Pを遅延させる。時間τpだけ遅延した位相信号Pは、加算器244に出力される。加算器244は、時間τpだけ遅延した位相信号Pに対して、位相補正用データJn-1を加算し、補正後の位相Px’のデータを含む補正位相信号P’を出力する。上記のように、遅延手段243は、位相補正用データJn-1を選択するのに必要な時間τpだけ、位相信号Pを遅延させているので、位相補正用データJn-1は、位相信号Pに正しいタイミングで加算される。
上記のようにして、デジタル補正回路230は、振幅信号Aおよび位相信号Pを補正し、補正後の振幅Ax’(図4(a)参照)のデータを含む補正振幅信号A’と、補正後の位相Px’(図示せず)のデータを含む位相振幅信号P’をデジタル信号生成回路330に出力する。
デジタル信号生成回路330の周波数発生器331は、補正位相信号P’と周波数信号Fとを受け取る。補正位相信号P’は補正後の位相Px’のデータを含むデジタル信号であり、周波数信号Fは周波数のデータを含むデジタル信号である。周波数発生器331は、補正位相信号P’および周波数信号Fから、補正後の位相Px’のデータと周波数Fのデータとを含むデジタル信号PF(P’,F)を生成する(ただし、P’=Px’)。このデジタル信号PF(P’,F)は、乗算器332に入力される。乗算器332は、周波数発生器331からのデジタル信号PF(P’,F)の他に、補正振幅信号A’を受け取る。補正振幅信号A’は、補正後の振幅Ax’のデータを含むデジタル信号である。乗算器332は、デジタル信号PF(P’,F)に、補正振幅信号A’を乗算し、補正後の振幅A’(=Ax’)、補正後の位相P’(=Px’)、および周波数Fのデータを含むデジタル信号SD(A’,P’,F)を生成する。デジタル信号SD(A’,P’,F)は、DAC24でアナログ信号SAに変換される。このアナログ信号SAは、補正後の振幅A’(=Ax’)、補正後の位相P’(=Px’)、および周波数Fのアナログ信号である。このアナログ信号SAは、アナログ回路25で、フィルタリングやゲイン調整などのアナログ信号処理が実行され、RFアンプ21の入力アナログ信号SAiとして、RFアンプ21に供給される。RFアンプ21は、入力アナログ信号SAiを増幅し、増幅したアナログ信号SAiを、出力アナログ信号SAoとして、RFコイル13に出力する。したがって、RFコイル13を駆動することができる。
上記のように、本実施形態では、RFアンプ21の入力アナログ信号SAiと出力アナログ信号SAoとに基づいて、振幅補正用データK0〜Knおよび位相補正用データJ0〜Jnを算出している。したがって、RFアンプ21の非線形特性に個体差があっても、個々のRFアンプごとに最適な補償をすることができる。
尚、本実施形態では、アナログ回路25は線形性が成り立つと仮定して補正用データK0〜KnおよびJ0〜Jnを決定している。しかし、アナログ回路25が非線形性を示す場合は、アナログ25の非線形性も考慮して補正用データK0〜KnおよびJ0〜Jnを決定すればよい。
1 MRI装置
10 コイルアセンブリ
11 超伝導コイル
12 勾配コイル
13 RFコイル
20 制御装置
21 RFアンプ
22 エキサイタ
23 デジタル回路
24 DAC
25 アナログ回路
26 補正用データ算出手段
27 受信器
28 ホスト
30 入力装置
230 デジタル補正回路
231 補正用データ決定手段
232 ルックアップテーブル
233 振幅用LUT
234 位相用LUT
235 しきい値記憶部
236 振幅信号変換部
237 デシベル−絶対値変換部
238、242、332 乗算器
239 補正用データ選択部
240 補正信号生成手段
241、243 遅延手段
330 デジタル信号生成手段
331 周波数発生器

Claims (14)

  1. 振幅のデータを含む振幅信号を受け取り、複数の振幅補正用データの中から、前記振幅信号を補正するための振幅補正用データを決定する補正用データ決定手段と、
    前記振幅信号を、前記補正用データ決定手段が決定した振幅補正用データを用いて補正し、補正後の振幅のデータを含む補正振幅信号を生成する補正信号生成手段と、
    前記補正振幅信号に基づいて、前記補正後の振幅のデータを含むデジタル信号を生成するデジタル信号生成手段と、
    前記デジタル信号をアナログ信号に変換するデジタル・アナログ変換手段と、
    前記アナログ信号をアナログ信号処理するアナログ回路と、
    前記アナログ回路によりアナログ信号処理された後のアナログ信号を受け取り、受け取ったアナログ信号を増幅する増幅器と、
    前記増幅器により増幅されたアナログ信号によって駆動するRFコイルと、
    前記増幅器に入力される入力アナログ信号と、前記増幅器から出力される出力アナログ信号とに基づいて、前記複数の振幅補正用データを算出する補正用データ算出手段と、
    を有する磁気共鳴イメージング装置。
  2. 前記補正用データ算出手段は、
    前記増幅器から出力される出力アナログ信号を減衰することにより得られる減衰後の出力アナログ信号を用いて、前記複数の振幅補正用データを算出する、請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 前記補正用データ決定手段は、
    前記複数の振幅補正用データを記憶する振幅補正用データ記憶部を有する、請求項1又は2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 前記アナログ回路は、
    前記アナログ回路で行うゲイン調整に関して減衰量を指定する減衰量指定信号を受け取り、前記減衰量指定信号に基づいてゲイン調整を行う、請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 前記補正用データ決定手段は、
    複数のしきい値を記憶するしきい値記憶部と、
    前記減衰量指定信号に基づいて、前記振幅信号を、前記振幅補正用データを決定するための別の振幅信号に変換する振幅信号変換部と、
    前記別の振幅信号と、前記しきい値記憶部に記憶された前記複数のしきい値とを比較し、その比較結果に基づいて、前記複数の振幅補正用データの中から、前記振幅信号を補正するための振幅補正用データを選択する補正用データ選択部と、
    を有する請求項4に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  6. 前記補正信号生成手段は、
    前記振幅信号を遅延させる振幅信号用遅延部と、
    前記振幅信号用遅延部から出力された前記振幅信号に、前記補正用データ選択部で選択された振幅補正用データを乗算する乗算部と、
    を有する、請求項5に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  7. 位相のデータを含む位相信号を受け取り、複数の位相補正用データの中から、前記位相信号を補正するための位相補正用データを決定する補正用データ決定手段と、
    前記位相信号を、前記補正用データ決定手段が決定した位相補正用データを用いて補正し、補正後の位相のデータを含む補正位相信号を生成する補正信号生成手段と、
    前記補正位相信号に基づいて、前記補正後の位相のデータを含むデジタル信号を生成するデジタル信号生成手段と、
    前記デジタル信号をアナログ信号に変換するデジタル・アナログ変換手段と、
    前記アナログ信号をアナログ信号処理するアナログ回路と、
    前記アナログ回路によりアナログ信号処理された後のアナログ信号を受け取り、受け取ったアナログ信号を増幅する増幅器と、
    前記増幅器により増幅されたアナログ信号によって駆動するRFコイルと、
    前記増幅器に入力される入力アナログ信号と、前記増幅器から出力される出力アナログ信号とに基づいて、前記複数の位相補正用データを算出する補正用データ算出手段と、
    を有する磁気共鳴イメージング装置。
  8. 前記補正用データ算出手段は、
    前記増幅器から出力される出力アナログ信号を減衰することにより得られる減衰後の出力アナログ信号を用いて、前記複数の位相補正用データを算出する、請求項7に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  9. 前記補正用データ決定手段は、
    前記複数の位相補正用データを記憶する位相補正用データ記憶部を有する、請求項7又は8に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  10. 前記アナログ回路は、
    前記アナログ回路で行うゲイン調整に関して減衰量を指定する減衰量指定信号を受け取り、前記減衰量指定信号に基づいてゲイン調整を行う、請求項7〜9のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  11. 前記補正用データ決定手段は、
    複数のしきい値を記憶するしきい値記憶部と、
    前記減衰量指定信号に基づいて、前記振幅信号を、前記位相補正用データを決定するための別の振幅信号に変換する振幅信号変換部と、
    前記別の振幅信号と、前記しきい値記憶部に記憶された前記複数のしきい値とを比較し、その比較結果に基づいて、前記複数の位相補正用データの中から、前記位相信号を補正するための位相補正用データを選択する補正用データ選択部と、
    を有する請求項10に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  12. 前記補正信号生成手段は、
    前記位相信号を遅延させる位相信号用遅延部と、
    前記位相信号用遅延部から出力された前記位相信号に、前記補正用データ選択部で選択された位相補正用データを乗算する乗算部と、
    を有する、請求項11に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  13. 振幅のデータを含む振幅信号を受け取り、複数の振幅補正用データの中から、前記振幅信号を補正するための振幅補正用データを決定する補正用データ決定ステップと、
    前記振幅信号を、前記補正用データ決定手段が決定した振幅補正用データを用いて補正し、補正後の振幅のデータを含む補正振幅信号を生成する補正信号生成ステップと、
    前記補正振幅信号に基づいて、前記補正後の振幅のデータを含むデジタル信号を生成するデジタル信号生成ステップと、
    前記デジタル信号をアナログ信号に変換するデジタル・アナログ変換ステップと、
    前記アナログ信号をアナログ信号処理するアナログ処理ステップと、
    アナログ信号処理された後のアナログ信号を増幅器によって増幅する増幅ステップと、
    前記増幅器に入力される入力アナログ信号と、前記増幅器から出力される出力アナログ信号とに基づいて、前記複数の振幅補正用データを算出する補正用データ算出ステップと、
    を有する補正用データ算出方法。
  14. 位相のデータを含む位相信号を受け取り、複数の位相補正用データの中から、前記位相信号を補正するための位相補正用データを決定する補正用データ決定ステップと、
    前記位相信号を、前記補正用データ決定手段が決定した位相補正用データを用いて補正し、補正後の位相のデータを含む補正位相信号を生成する補正信号生成ステップと、
    前記補正位相信号に基づいて、前記補正後の位相のデータを含むデジタル信号を生成するデジタル信号生成ステップと、
    前記デジタル信号をアナログ信号に変換するデジタル・アナログ変換ステップと、
    前記アナログ信号をアナログ信号処理するアナログ処理ステップと、
    アナログ信号処理された後のアナログ信号を増幅器によって増幅する増幅ステップと、
    前記増幅器に入力される入力アナログ信号と、前記増幅器から出力される出力アナログ信号とに基づいて、前記複数の位相補正用データを算出する補正用データ算出ステップと、
    を有する補正用データ算出方法。
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