JPH04292139A - 核磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

核磁気共鳴イメージング装置

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Publication number
JPH04292139A
JPH04292139A JP3057086A JP5708691A JPH04292139A JP H04292139 A JPH04292139 A JP H04292139A JP 3057086 A JP3057086 A JP 3057086A JP 5708691 A JP5708691 A JP 5708691A JP H04292139 A JPH04292139 A JP H04292139A
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JP
Japan
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frequency signal
low frequency
generating
signal
magnetic resonance
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Application number
JP3057086A
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English (en)
Inventor
Kazutoshi Higuchi
和俊 樋口
Nobuhiko Aoki
信彦 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Instruments Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Instruments Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
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Priority to JP3057086A priority Critical patent/JPH04292139A/ja
Publication of JPH04292139A publication Critical patent/JPH04292139A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は核磁気共鳴イメージング
装置、特に改良された高周波パルス発生系を有する核磁
気共鳴イメージング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】核磁気共鳴イメージング装置にあっては
、低周波信号によって高周波信号を振幅変調し、これに
よって所望の周波数スペクトルを有する高周波パルスを
得て、これを高周波電力増幅器を通して試料に核磁気共
鳴励起のために印加している。低周波信号は高周波パル
スのもつ周波数スペクトルを規定するために用いられる
時間関数波形信号で、これとしては一般にsin ωt
/ωtで与えられるSINC関数が用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者の研究によれ
ば、高周波電力増幅器の入−出力特性は非線形であり、
これが周波数スペクトルの形状に影響を与え、試料の選
択励起が正確になされ得ず、このため試料のイメージン
グ像の品質低下が無視できないことがわかった。人体の
ように試料の容積が大きい場合は、高周波パルスによる
高周波磁場を試料に与えるのに用いられる高周波コイル
が大形となり、このため1KWから数KWの大電力の高
周波パルスが必要であることから、この場合は上記問題
点はより顕著となる。
【0004】一方、非線形の影響を避けようとすれば、
高周波電力増幅のもつている能力の50%程度の出力範
囲での使用が必要となる。これは、実際に必要な出力電
力のおおよそ2倍の能力をもつ電力増幅器を使用せざる
を得ず、このため大幅なコスト高となることを意味する
【0005】したがって本発明の目的は高周波増幅器の
入−出力特性の非線形効果にもとづくイメージング像の
品質低下を防止するのに適した核磁気共鳴イメージング
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にあっては、その
中に試料が配置されるべき磁場を発生する手段と、高周
波パルスを発生する手段と、その高周波パルスを増幅系
を介して前記試料に供給し、それによって前記試料から
核磁気共鳴信号を発生させる手段と、その発生した核磁
気共鳴信号にもとづいて前記試料の像を生成する手段と
、前記試料に供給される高周波パルスに与える前記増幅
系の入−出力特性の非線形効果を補正する手段とを備え
ている。
【0007】
【作用】このように、本発明にあっては、試料に供給さ
れる高周波パルスに与える増幅系の入−出力特性の非線
形効果が補正されるので、これにもとづく像の品質低下
が防止される。
【0008】
【実施例】図7を参照するに、検査されるべき物体1は
磁石2によって発生される均一な静磁界中に配置される
。磁石1は超電導形,常電導電磁石形および永久磁石形
のいずれであってもよい。高周波パルス発生手段12は
高周波パルス信号を発生し、これは増幅器3によって増
幅された上、送受信コイル4によって物体1にこれを核
磁気共鳴励起させるために印加される。磁界傾斜制御装
置5は磁界傾斜コイル装置6をしてX,YおよびZ方向
の磁界傾斜を静磁界に印加せしめるように働く。物体1
からの核磁気共鳴信号は受信装置7によって受信される
。シーケンス制御装置8は磁界傾斜制御装置5,高周波
パルス発生装置12および受信装置7に接続され、高周
波パルスの発生、X,YおよびZ方向の磁界傾斜の発生
および核磁気共鳴信号の受信の各タイミングを制御する
シーケンス制御装置8はまたコンピュータ9に受信装置
7によって受信された核磁気共鳴信号にもとづく像再構
成処理を行わせ、情報の授受を行う操作卓10を通して
表示装置11に像を表示させるように働く。
【0009】図8を参照するに、選択性高周波90°パ
ルスはスライス選択用の磁界傾斜Gs の存在下で印加
される。したがつて、Gs がZ軸方向の磁界傾斜であ
るとすれば、Z軸に垂直なスライスが選択的に励起され
る。 すなわち、回転座標系を考えるならば、そのスライス内
の核スピンは90°だけ倒れる。こうして倒れた核スピ
ンは次第に分散される。
【0010】続いて磁界傾斜Gs および選択性高周波
180°パルスが印加され、これによって、倒れた核ス
ピンが反転する。したがって、分散された核スピンは次
第に収束し、スライス全体から核磁気共鳴信号が発生す
る。
【0011】選択性高周波90°パルス印加と選択性高
周波180°パルス印加の間では位相エンコーデング用
磁界傾斜Gp が印加され、更に選択性高周波180°
パルス印加後には読出し用の磁界傾斜GR が印加され
、その間にスライス全体から発生したスピンエコー信号
が読取られる。
【0012】以上のステップはN個のスピンエコー信号
を発生するようにN回くり返される。ただし、各回毎に
Gp はその時間積分値が一定割合で変化するように変
えられる。N個のスピンエコー信号の各々についてはN
個のサンプリングが行われ、それからN×N個の像エレ
メントからなる核磁気共鳴イメージング像を得るように
、それぞれN個のサンプリングされた信号からなるN個
のスピンエコー信号に2次元フーリエ変換が適用される
。 かくして、Gp をY軸方向の磁界傾斜、GR をX軸
方向の磁界傾斜とすれば、スライスのX−Y面の2次元
像が得られる。
【0013】なお、前述のステップをくり返してN個の
スピンエコー信号を発生することもサンプリングと一般
に呼ばれる。
【0014】読出し用の磁界傾斜GR は選択性高周波
90°パルス印加と選択性高周波180°パルス印加の
間にも印加される。この印加は選択性高周波180°パ
ルス印加後に印加される磁界傾斜GR の前半分部分に
よって生じる核スピンのデフエージングを補償するため
に行われるものである。
【0015】図9を参照するに、これが図2と異なる点
は位相エンコーデング用の磁界傾斜Gz およびY軸方
向の磁界傾斜GY からなっていることである。図3に
よれば、位相エンコーデング用磁界傾斜Gz をGz1
にしている状態でGY をGY1からGYNまで変えな
がらその都度スピンエコー信号を得る。Gz がGz2
〜GZNの各々の場合も同様にスピンエコー信号を得る
【0016】Gz1〜GZNの各々におけるGY1〜G
YNごとのスピンエコー信号を2次元フーリエ変換し、
更にX−Y面の各点でGz に関するフーリス変換を行
えば、スライスの3次元イメージング像が得られる。
【0017】図1の増幅器3は高周波電力増幅器であっ
て、これは一般に図6に示すような入−出力特性をもつ
。これは最大出力値を100とし、理想的な線形特性を
仮定した場合の最大出力に対応する入力値は100であ
るものとして示したグラフである。aは理想的な線形特
性を仮定した場合の、bは現実の電力増幅器の入−出力
特性である。
【0018】上記のような特性を有する電力増幅器の出
力に例えばPo1,Po2の振幅の出力を得たい場合、
それに比例する入力値Pi1,Pi2を入力しても所望
する出力値は得られず、それよりも小さいPo1′,P
o2′を出力する。したがって所望の出力Po1,Po
2を出力するためにはPi1,Pi2にかえて増幅器の
特性に応じPi1′,Pi2′を入力しなければならな
い。
【0019】本発明の実施例にあっては、非線形の入−
出力特性を有する電力増幅器の出力としてPo1,Po
2を得るためにPi1の代りにPi1′を、Pi2の代
りにPi2′の入力を得るようにしている。この実現の
ための第1のやり方は低周波信号として予め増幅器の非
線形効果を補正したデータ、すなわち図6の例ではPi
1′,Pi2′に対応する低周波信号を記憶手段に記憶
しておき、これを読出して高周波パルスを得るために高
周波信号を変調するのに用いるやり方である。このため
の実施例を図1に示す。
【0020】同図において、高周波パルスのもつ周波数
スペクトルを決定するための低周波信号は記憶手段10
1に記憶されている。実際には振幅の異なる複数の低周
波信号を選択して使用する必要がある場合が多いことか
ら、記憶手段101はそのように振幅の異なる複数個の
低周波信号がデイジタル信号として記憶されている。こ
れらの低周波信号はもちろん増幅器の非線形効果を補正
したデータである。
【0021】而して、クロックパルス発生器102から
のクロックパルスにより記憶手段101に記憶されてい
る低周波信号が選択的に読出され、これはD/A変換器
103によってアナログの低周波信号に変換される。こ
の信号は混合器104で高周波発振器105からの高周
波を振幅変調する。低周波信号としては知られているS
INC関数を用いることができる。変調によって高周波
パルスが得られ、これは高周波電力増幅器106を介し
て試料に与えられる。記憶手段101に記憶されている
低周波信号は前述したように高周波電力増幅器106の
入−出力特性の非線形効果を補正したデータであるので
、得られた高周波パルスのもつ周波数スペクトルは上記
非線効果の影響を受けない。よって、図1の実施例を図
7の実施例に適用した場合は、得られる像は高周波電力
増幅器の入−出力特性の非線形効果にもとづく品質低下
をきたさない。
【0022】図1の実施例では、振幅の異なる多数の低
周波信号が必要な場合、記憶手段101は大容量となら
ざるを得ないという問題がある。この問題を解決すめ手
段はある。それによれば、高周波パルスの周波数スペク
トル形状を決定する変調用低周波信号の基準波形データ
を記憶する第一の記憶装置と、このメモリから読み出し
た基準波形データに所定の比率の係数を掛けてデータの
大きさを任意に可変できる演算器からなる波形データ発
生器とその波形データ発生器の出力データをアドレス値
としてアクセスできる第二の記憶装置とを備え、その第
二の記憶装置には波形データ発生器の出力である所望す
る波形データで指定される第二の記憶装置のそれぞれの
アドレスにその波形データ値に対応する補正データを予
め記憶しておく。このようにして波形データ発生器の出
力である所望の波形データ値をアドレスデータとして第
二の記憶装置に記憶されている補正データを読み出せば
、第二の記憶装置の出力には任意に設定した所望の波形
データにたいして、それに対応する補正データが得られ
ることになる。したがってこれをD/A変換して得られ
る低周波信号により高周波信号を振幅変調し、その変調
波を電力増幅すれば電力増幅器の出力において所望する
周波数スペクトル形状をもつ出力波形を得ることが可能
になる。
【0023】この実施例を図2に示す。高周波パルスの
周波数スペクトル形状を決定する変調用低周波信号の基
準波形データは第一の記憶装置107に記憶させる。第
一の記憶装置107から読み出された基準波形データは
演算器108により任意所望の振幅にされて第二の記憶
装置109のアドレスデータとして使用し、第二の記憶
装置109に記憶している補正データによって非線形効
果が補正される。補正された基準波形データはD/A変
換器103により低周波信号に変換し、高周波発信器1
05の出力と混合器104によって振幅変調する。この
信号を電力増幅器106により電力増幅して最終出力に
おいて、所定の周波数スペクトル形状を得る。
【0024】上述のように振幅の大きさだけを変えるや
り方だけで高周波パルスの出力レベルを可変すると、特
に振幅を小さくした場合、ビット長の関係で十分な精度
(分解能)が得られない。
【0025】これを避けるには高周波電力増幅器106
の入力側に可変減衰器を設け、この減衰比を変えて出力
レベルを可変することが有効である。
【0026】この場合には波形データ発生器108の出
力データ値と高周波電力増幅器106の入力値とは一義
的な比例関係にはないので、出力波形データ値に対する
補正値も一義的には決らない。この場合、出力波形デー
タ値をPx 、可変減衰器の減衰比をKa とすると、
Px に対する補正値Px″ は式Pxa=Ka ×P
x で与えられるPxaに対する可変減衰器を使用しな
い場合の補正値Pxa′と減衰比Ka から次式で計算
される値となる。
【0027】Px″=Pxa′/Ka すなわち出力波形データPx に対する補正値は使用す
る可変減衰器の設定値により異なった値をとる。したが
ってこの場合には使用する可変減衰器の減衰比にそれぞ
れ対応する、上式で与えられる補正データを記憶する第
二の記憶装置を複数ブロック設けておき、可変減衰器の
設定の切換えと対応させたアクセスする該メモリブロッ
クの切換えを行ない、そのブロックから設定して可変減
衰器の減衰比に対応する補正データを読み出し、これを
DA変換して得られる低周波信号により高周波信号を振
幅変調し可変減衰器を通して電力増幅する方法をとれば
、出力において所望の周波数スペクトル形状を有する高
周波パルスを得ることができる。
【0028】この実施例を図3に示す。高周波パルスは
、実際には試料に応じてその振幅(出力)調整する必要
がある。このために、電力増幅を行なう電力増幅器10
6の入力側に可変減衰器110を設ける。この可変減衰
器110は本実施例では1dBステップで16ステップ
であり、0〜15dBの可変範囲がある。これにより出
力を調整することができるが、電力増幅器106の使用
領域(ダイナミックレンジ)が変化し、非線形の補正量
も変化するので、電力増幅器106の使用領域(出力範
囲)に応じて、すなわち、可変減衰器110の設定値に
応じてそれぞれ補正データを設定する必要がある。この
ために、第二の記憶装置(複数ブロックのメモリ)11
1に記憶する補正データは、可変減衰器110のステッ
プ数に等しい16ブロックのメモリを設けて、それぞれ
のブロックを可変減衰器110で設定するそれぞれの減
衰比に対応した波形の補正データを記憶させる。かつ、
可変減衰器110の設定に連動して第二の記憶装置(複
数ブロックのメモリ)111に記憶してある補正データ
のブロックが読み出されるようにする。このようにして
、電力増幅器106の出力範囲においてその非線形を適
切に補正し、所定の周波数スペクトル形状を得ることが
できる。
【0029】可変減衰器を使用する場合の補正データを
生成するもう一つのやり方がある。これは波形データ発
生器の出力データPx と可変減衰器の減衰比Ka と
の積を演算し、その結果の値Pxa=Ka×Px をア
ドレスデータとし可変減衰器を使用しない場合の基準の
補正データを記憶した第二の記憶装置から該アドレスデ
ータに対応する補正データを読出し、これと可変減衰器
の減衰比の逆数1/Ka との積を求めその値を元の波
形データにたいする補正データとするものである。この
やり方では、補正データ記憶装置は可変減衰器を使用し
ない場合に対する記憶装置を一つ設けるだけでよい。
【0030】この具体的実施例を図4に示す。この実施
例では、第二の記憶装置(複数ブロックのメモリ)11
1として16ブロックのメモリを設けるのではなく、代
りに乗算器112、第二の記憶装置109と除算器11
3を設けて、第一の記憶装置107に記憶されている変
調用低周波信号の基準波形データPxと可変減衰器11
0で設定する減衰比Ka との積Pxaを演算して、第
二の記憶装置109のアドレスデータとして使用し、第
二の記憶装置109に記憶している補正データによって
非線形効果が補正される。補正された基準波形データは
除算器113を用いて可変減衰器110で設定する減衰
比の逆数1/Ka との積を演算して、電力増幅器10
6の出力範囲においてその非線形を適切に補正し所定の
周波数スペクトル形状を得る。
【0031】可変減衰器を用いる更にもう一つのやり方
がある。これは図4のやり方と同じく波形データ発生器
の出力データPx と可変減衰器の減衰比Ka との積
Pxaをアドレスデータとして補正データ用メモリにア
クセスし補正用データを読み出すのは第四の方法と同じ
であるが、しかし読み出される補正用データは補正値そ
のものではなくて、元の波形データPx との積を計算
することにより補正値が求められるところの補正係数で
ある。即ちメモリから読み出された補正係数Kx と出
力波形データPx との積Px″ =Px ×Kx を
求めその値を補正値として波形発生用に使用するもので
ある。
【0032】このやり方の図4のやり方と比較した場合
の利点は補正係数を読み出すためのアドレスデータを計
算する際のビット不足によって発生する誤差の影響を直
接的には受けないことである。アドレス値の大きさの変
化に対する補正係数の変化は小さいので、アドレス値の
誤差に対してそれによって発生する補正係数の読出し誤
差は大幅に軽減される。
【0033】この実施例を図5に示す。この実施例では
、乗算器114、第三の記憶装置115、別の乗算器1
16を設けて、第一の記憶装置107に記憶されている
変調用低周波信号の基準波形データPx と可変減衰器
110で設定する減衰比Ka との積Pxaを演算して
、これを第三の記憶装置115のアドレスデータとして
使用し、第三の記憶装置115に記憶している補正係数
、すなわち補正データそのものでなくて、基準波形デー
タとある補正係数との積を演算することにより結果とし
て得られる補正された値が求められるところのその補正
係数が得られる。一方、第一のメモリ107に記憶され
ている変調用低周波信号の基準波形データは、別の乗算
器116で補正係数によって補正される。このようにし
て、電力増幅器106の出力範囲においてその非線形を
適切に補正し所定の周波数スペクトル形状を得る。この
やり方の図4のやり方と比較した場合の利点は、補正係
数を読み出すためのアドレスデータを計算する際のビッ
ト不足によって発生する誤差の影響を直接的には受けな
いことである。アドレスデータの大きさの変化に対する
補正係数の変化は小さいので、アドレスデータの誤差に
対してそれによって発生する補正係数の読み出し誤差は
大幅に軽減される。
【0034】なお、既述のクロック信号発生器102、
第二のメモリ109および第二のメモリ(複数ブロック
のメモリ)111としては、所謂、CPU内のクロック
信号およびデータメモリ、データメモリにアクセスする
ためのアドレスカウンタ等が使用される場合が多いが、
本発明は、その様なCPUを利用した場合も含むもので
ある。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、高周波増幅器の入−出
力特性の非線形効果にもとづくイメージング像質の低下
が防止される。また、これは特に精度のよい高周波増幅
器を使用することなしに達成されるメリットもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にもとづく核磁気イメージング装置の高
周波パルス発生部の一実施例のブロック図。
【図2】本発明にもとづく核磁気イメージング装置の高
周波パルス発生部のもう一つの実施例のブロック図。
【図3】本発明にもとづく核磁気イメージング装置の高
周波パルス発生部の更にもう一つの実施例のブロック図
【図4】本発明にもとづく核磁気イメージング装置の高
周波パルス発生部の他のもう一つの実施例のブロック図
【図5】本発明にもとづく核磁気イメージング装置の高
周波パルス発生部の更に他のもう一つの実施例のブロッ
ク図。
【図6】核磁気共鳴イメージング装置における一般的な
高周波電力増幅器の入−出力特性図。
【図7】一般的な核磁気共鳴イメージング装置のブロッ
ク図。
【図8】一般的な核磁気共鳴イメージング用一つの例の
パルスシーケンス。
【図9】一般的な核磁気共鳴イメージング用もう一つの
例のパルスシーケンス。
【符号の説明】
102…クロック信号発生器、101,107,109
,115…記憶装置(メモリ)、104…混合器、10
8…演算器、110…減衰器、112,114,116
…乗算器。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】その中に試料が配置されるべき磁場を発生
    する手段と、高周波パルスを発生する手段と、その高周
    波パルスを増幅系を介して前記試料に供給し、それによ
    って前記試料から核磁気共鳴信号を発生させる手段と、
    その発生した核磁気共鳴信号にもとづいて前記試料の像
    を生成する手段とを有する核磁気共鳴イメージング装置
    であって、前記試料に供給される高周波パルスに与える
    前記増幅系の入−出力特性の非線形効果を補正する手段
    を有する核磁気共鳴イメージング装置。
  2. 【請求項2】前記高周波パルス発生手段は高周波信号を
    発生する手段と、前記高周波パルスのもつ周波数スペク
    トルを規定するのに用いられる低周波信号を発生する手
    段と、その低周波信号によって前記高周波信号を変調し
    、それによって前記高周波パルスを発生する手段とを有
    する請求項1にもとづく核磁気共鳴イメージング装置。
  3. 【請求項3】その中に試料が配置されるべき磁場を発生
    する手段と、高周波パルスを発生する手段と、その高周
    波パルスを増幅系を介して前記試料に供給し、それによ
    って前記試料から核磁気共鳴信号を発生させる手段と、
    その発生した核磁気共鳴信号にもとづいて前記試料の像
    を生成する手段とを有し、前記高周波パルス発生手段は
    高周波信号を発生する手段と、前記高周波パルスのもつ
    周波数を規定するのに用いられる低周波信号を発生する
    手段と、その低周波信号によって前記高周波信号を変調
    し、それによって前記高周波パルスを発生する手段とを
    有し、前記低周波信号発生手段は前記低周波信号をディ
    ジタル信号として記憶する手段と、この記憶手段に記憶
    されているディジタル信号をアナログ信号に変換し、そ
    れによって前記低周波信号を発生する手段とを有し、前
    記ディジタル信号は前記増幅系の入−出力特性の非線形
    効果を補正するディジタル信号であることを特徴とする
    核磁気共鳴イメージング装置。
  4. 【請求項4】その中に試料が配置されるべき磁場を発生
    する手段と、高周波パルスを発生する手段と、その高周
    波パルスを増幅系を介して前記試料に供給し、それによ
    って前記試料から核磁気共鳴信号を発生させる手段と、
    その発生した核磁気共鳴信号にもとづいて前記試料の像
    を生成する手段とを有し、前記高周波パルス発生手段は
    高周波信号を発生する手段と、前記高周波パルスのもつ
    周波数を規定するのに用いられる複数の低周波信号をそ
    れぞれ独立にディジタル信号として記憶する手段と、前
    記複数の低周波信号のうちの一つに対応するディジタル
    信号を選択的に前記記憶手段から読出す手段と、その選
    択的に読出されたディジタル信号をディジタル−アナロ
    グ変換して、その対応のアナログ低周波信号を発生させ
    る手段と、そのアナログ低周波信号によって前記高周波
    信号を変調し、それによって前記高周波パルスを発生す
    る手段とを有し、前記複数の低周波信号にそれぞれ対応
    するディジタル信号は前記増幅系の入−出力特性の非線
    形効果を補正するディジタル信号であることを特徴とす
    る核磁気共鳴イメージング装置。
  5. 【請求項5】その中に試料が配置されるべき磁場を発生
    する手段と、高周波パルスを発生する手段と、その高周
    波パルスを増幅系を介して前記試料に供給し、それによ
    って前記試料から核磁気共鳴信号を発生させる手段と、
    その発生した核磁気共鳴信号にもとづいて前記試料の像
    を生成する手段とを有し、前記高周波パルス発生手段は
    高周波信号を発生する手段と、変調用低周波信号を発生
    する手段と、その変調用低周波信号によって前記高周波
    信号を変調し、それによって前記高周波パルスを発生す
    る手段とを有し、前記変調用低周波信号発生手段は基準
    低周波信号を発生し、そしてこの基準低周波信号にもと
    づいて前記増幅系の入−出力特性の非線形効果を補正し
    た、前記基準低周波信号に対応した低周波信号を前記変
    調用低周波信号として発生する手段を含んでいることを
    特徴とする核磁気共鳴イメージング装置。
  6. 【請求項6】前記変調用低周波信号発生手段は前記基準
    低周波信号を記憶する手段と補正データを記憶する手段
    とを含み、その補正データは前記非線形効果を補正した
    変調用低周波信号を、前記基準低周波信号記憶手段から
    読出される基準低周波信号を前記補正データ記憶手段の
    アドレスとしてその補正データ記憶手段から読出すのに
    適したデータであることを特徴とする請求項5にもとづ
    く核磁気共鳴イメージング装置。
  7. 【請求項7】前記基準低周波信号記憶手段から読出され
    る基準低周波信号の振幅は変更可能であることを特徴と
    する請求項6にもとづく核磁気共鳴イメージング装置。
  8. 【請求項8】前記変調用低周波発生手段と前記増幅系の
    間に接続された減衰比が切換え可能の減衰器を備え、前
    記補正データ記憶手段は前記減衰比に応じた補正データ
    をそれぞれ記憶する記憶ブロックを有し、これらの記憶
    ブロックは前記減衰比の切換えに応じて選択されるよう
    に構成したことを特徴とする請求項6にもとづく核磁気
    共鳴イメージング装置。
  9. 【請求項9】前記それぞれの記憶ブロックに記憶される
    補正データはそれぞれ対応する減衰比の逆数に比例して
    いることを特徴とする請求項8にもとづく核磁気イメー
    ジング装置。
  10. 【請求項10】前記変調用低周波発生手段と前記増幅系
    の間に接続された減衰比が可変の減衰器を有し、前記変
    調用低周波信号発生手段は前記補正データ記憶手段にそ
    のアドレスとして入力されるデータに前記減衰比を乗算
    し、前記補正データ記憶手段から読出されるデータを前
    記減衰比で除算するように構成されている請求項6にも
    とづく核磁気共鳴イメージング装置。
  11. 【請求項11】前記変調用低周波発生手段と前記増幅系
    の間に接続された減衰比が可変の減衰器を有し、前記変
    調用低周波信号発生手段は前記基準低周波信号を記憶す
    る手段と、前記非線形効果を補正した変調用低周波信号
    を得るように前記低周波信号記憶手段から読出されるデ
    ータに掛けるべき係数を記憶する手段とを有し、前記基
    準低周波記憶手段から読出されるデータに前記減衰比を
    掛け、その結果得られたデータをアドレスとして前記係
    数を前記係数記憶手段から読出すように構成され,前記
    係数は前記基準低周波信号記憶手段から読出されるデー
    タとの積により前記非線形効果を補正した変調用低周波
    信号が得られるように定められることを特徴とする請求
    項5にもとづく核磁気共鳴イメージング装置。
  12. 【請求項12】高周波信号を発生する手段と、変調用低
    周波信号を発生する手段と、その変調用低周波信号によ
    って前記高周波信号を変調し、それによって高周波パル
    スを発生する手段と、その高周波パルスを増幅する手段
    とを有し、前記変調用低周波信号発生手段は基準低周波
    信号を発生し、そしてこの基準低周波信号にもとづいて
    前記増幅器の入−出力特性の非線形効果を補正した。前
    記基準低周波信号に対応した低周波信号を前記変調用低
    周波信号として発生する手段を含んでいる高周波パルス
    発生装置。
  13. 【請求項13】前記変調用低周波信号発生手段は前記基
    準低周波信号を記憶する手段と補正データを記憶する手
    段とを含み、その補正データは前記非線形効果を補正し
    た変調用低周波信号を、前記基準低周波信号記憶手段か
    ら読出される基準低周波信号を前記補正データ記憶手段
    のアドレスとしてその補正データ記憶手段から読出すの
    に適したデータであることを特徴とする請求項12にも
    とづく高周波パルス発生装置。
  14. 【請求項14】前記基準低周波信号記憶手段から読出さ
    れる基準低周波信号の振幅は変更可能である請求項13
    にもとづく高周波パルス発生装置。
  15. 【請求項15】前記変調用低周波発生手段と前記増幅系
    の間に接続された減衰比が切換え可能の減衰器を備え、
    前記補正データ記憶手段は前記減衰比に応じた補正デー
    タをそれぞれ記憶する記憶ブロックを有し、これらの記
    憶ブロックは前記減衰比の切換えに応じて選択されるよ
    うに構成したことを特徴とする高周波パルス発生装置。
  16. 【請求項16】前記それぞれの記憶ブロックに記憶され
    る補正データはそれぞれ対応する減衰比の逆数に比例し
    ていることを特徴とする請求項15にもとづく高周波パ
    ルス発生装置。
  17. 【請求項17】前記変調用低周波発生手段と前記増幅系
    の間に接続された減衰比が可変の減衰器を有し、前記変
    調用低周波信号発生手段は前記補正データ記憶手段にそ
    のアドレスとして入力されるデータに前記減衰比を乗算
    し、前記補正データ記憶手段から読出されるデータを前
    記減衰比で除算するように構成されている請求項13に
    もとづく高周波パルス発生装置。
  18. 【請求項18】前記変調用低周波発生手段と前記増幅系
    の間に接続された減衰比が可変の減衰器を有し、前記変
    調用低周波信号発生手段は前記基準低周波信号を記憶す
    る手段と、前記非線形効果を補正した変調用低周波信号
    を得るように前記低周波信号記憶手段から読出されるデ
    ータに掛けるべき係数を記憶する手段とを有し、前記基
    準低周波記憶手段から読出されるデータに前記減衰比を
    掛け、その結果得られたデータをアドレスとして前記係
    数を前記係数記憶手段から読出すように構成され、前記
    係数は前記基準低周波信号記憶手段から読出されるデー
    タとの積により前記非線形効果を補正した変調用低周波
    信号が得られるように定められることを特徴とする請求
    項12にもとづく高周波パルス発生装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010172532A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 磁気共鳴イメージング装置および補正用データ算出方法
JP2016016051A (ja) * 2014-07-07 2016-02-01 株式会社東芝 Mri装置
JP2016024116A (ja) * 2014-07-23 2016-02-08 株式会社 Jeol Resonance 磁気共鳴測定装置

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