JP2016016051A - Mri装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】RF信号の出力を適切に行うことができるMRI装置を提供する。【解決手段】本実施形態に係るMRI装置は、デジタル信号に基づいて生成される基準RF信号を増幅し、出力RF信号として出力する増幅器と、前記増幅器から出力された前記出力RF信号を検波し、検出RF信号として出力する検波器と、前記基準RF信号と前記検出RF信号との差に基づいて、被検体の撮影時に出力される前記出力RF信号のエンベロープが前記基準RF信号のエンベロープと一致するように、前記基準RF信号のエンベロープを補正するエンベロープ補正部と、備えたことを特徴とする。【選択図】 図2

Description

本発明の一態様としての実施形態は、MRI装置に関する。
磁気共鳴イメージング(MRI:Magnetic Resonance Imaging)装置はX線による被ばくの問題がなく、低侵襲に体内の検査を行うことができるため、現在の医療において不可欠なモダリティ装置である。
MRI装置は静磁場中に置かれた被検体の原子核スピンをラーモア周波数の高周波(RF:Radio Frequency)信号で励起し、励起に伴って被検体から発生するMR(Magnetic Resonance)信号を再構成して画像を生成する撮像装置である。このMR信号を得るために高周波信号(RF信号)を被検体に印加するが、高周波信号の印加は被検体を加熱し、被検体の体温を上昇させる。そのため、安全面の観点から、被検体の単位質量当たりに吸収されるエネルギーとしてSAR(Specific Absorption Ratio)が定義されている。SAR(単位はW/kg)は、生体組織1kgに吸収されるRF信号のエネルギーとして定義され、SARの上限値に基づく安全基準値はIEC(International Electrotechnical Commission)規格(IEC60601−2−33)で規定されている。
RF信号は所定の電力となるように増幅器で増幅されて被検体に照射される。この増幅器は非線形性を有しており、出力されるRF信号の歪みの原因となる。その結果、SARの設定精度にも影響を与える。
特開平2−305548号公報 特開2010−525855号公報
本発明が解決しようとする課題は、RF信号の出力を適切に行うことができるMRI装置を提供することである。
本実施形態に係るMRI装置は、デジタル信号に基づいて生成される基準RF信号を増幅し、出力RF信号として出力する増幅器と、前記増幅器から出力された前記出力RF信号を検波し、検出RF信号として出力する検波器と、前記基準RF信号と前記検出RF信号との差に基づいて、被検体の撮影時に出力される前記出力RF信号のエンベロープが前記基準RF信号のエンベロープと一致するように、前記基準RF信号のエンベロープを補正するエンベロープ補正部と、備えたことを特徴とする。
実施形態に係るMRI装置のハードウェア構成を示す概略図。 第1の実施形態に係るMRI装置の機能構成例を示す機能ブロック図。 第1の実施形態に係るMRI装置のプリスキャンの動作の一例を示すフローチャート。 RF信号のゲインリニアリティと補正方法の一例を説明する図。 基準RF信号と検出RF信号とのエンベロープの違いを説明する図。 第1の実施形態に係るMRI装置の補正関数を説明する図。 第1の実施形態に係るMRI装置の補正テーブルを説明する図。 第1の実施形態に係るMRI装置の補正テーブルによる補正方法を説明する図。 第1の実施形態に係るMRI装置の本スキャンの動作の一例を示すフローチャート。 第2の実施形態に係るMRI装置の機能構成例を示す機能ブロック図。
本実施形態に係るMRI装置について、添付図面を参照して説明する。
(全体構成)
図1は、MRI装置のハードウェア構成を示す概略図である。図1に示したMRI装置10は、大きく撮像システム11と制御システム12とから構成される。
撮像システム11は、静磁場磁石21、傾斜磁場コイル22、傾斜磁場電源装置23、寝台24、寝台制御部25、送信コイル26、送信部27、受信コイル28a〜28e、受信部29、およびシーケンサ(シーケンスコントローラー)30を備える。
静磁場磁石21は、架台(図示しない)の最外部に中空の円筒形状に形成されており、内部空間に一様な静磁場を発生する。静磁場磁石21としては、たとえば永久磁石あるいは超伝導磁石等が使用される。
傾斜磁場コイル22は、中空の円筒形状に形成されており、静磁場磁石21の内側に配置される。傾斜磁場コイル22は、互いに直交するX、Y、Zの各軸にそれぞれ対応するコイルが組み合わされて形成されている。3つのコイルは傾斜磁場電源装置23から個別に電流供給を受けて、X、Y、Zの各軸に沿って磁場強度が変化する傾斜磁場を発生させる。なお、Z軸方向は、静磁場と同方向とする。傾斜磁場電源装置23は、シーケンサ30から送られるパルスシーケンス実行データに基づいて、傾斜磁場コイル22に電流を供給する。
ここで、傾斜磁場コイル22によって発生する傾斜磁場にはリードアウト用傾斜磁場Gr、位相エンコード用傾斜磁場Geおよびスライス選択用傾斜磁場Gsがある。リードアウト用傾斜磁場Grは、空間的位置に応じてMR信号の周波数を変化させるために利用される。位相エンコード用傾斜磁場Geは、空間的位置に応じてMR信号の位相を変化させるために利用される。スライス選択用傾斜磁場Gsは、任意に撮像断面を決めるために利用される。たとえば、アキシャル断面のスライスを取得する場合は、図1に示したX、Y、Zの各軸を、リードアウト用傾斜磁場Gr、位相エンコード用傾斜磁場Ge、スライス選択用傾斜磁場Gsにそれぞれ対応させる。
寝台24は、被検体Pが載置される天板24aを備えている。寝台24は、後述する寝台制御部25による制御のもと、天板24aを、被検体Pが載置された状態で傾斜磁場コイル22の空洞(撮像口)内へ挿入する。通常、この寝台24は、長手方向が静磁場磁石21の中心軸と平行になるように設置される。
寝台制御部25は、シーケンサ30による制御のもと、寝台24を駆動して、天板24aを長手方向および上下方向へ移動する。
送信コイル26は、傾斜磁場コイル22の内側に配置されており、送信部27から高周波(RF:radio Frequency)信号の供給を受けて、RF磁場を発生する。送信コイル26は受信コイルとしても使用され、全身用RFコイルとも呼ばれる。
送信部27は、シーケンサ30から送られるパルスシーケンス実行データに基づいて、ラーモア周波数に対応するRF信号を送信コイル26に送信する。送信部27の構成については後述する。
受信コイル28a〜28eは、傾斜磁場コイル22の内側に配置されており、RF磁場の影響によって被検体Pから放射されるMR信号を受信する。ここで、受信コイル28a〜28eは、それぞれ、被検体Pから発せられたMR信号をそれぞれ受信する複数の要素コイルを有するアレイコイルであり、各要素コイルによってMR信号が受信されると、受信されたMR信号を受信部29へ出力する。
受信コイル28aは、被検体Pの頭部に装着される頭部用のコイルである。また、受信コイル28b,28cは、それぞれ、被検体Pの背中と天板24aとの間に配置される脊椎用のコイルである。また、受信コイル28d,28eは、それぞれ、被検体Pの腹側に装着される腹部用のコイルである。また、MRI装置10は、送受信兼用のコイルを備えてもよい。
受信部29は、シーケンサ30から送られるパルスシーケンス実行データに基づいて、受信コイル28a〜28eから出力されるMR信号に基づいてMR信号データを生成する。また、受信部29は、MR信号データを生成すると、そのMR信号データをシーケンサ30を介して制御システム12に送信する。
なお、受信部29は、受信コイル28a〜28eが有する複数の要素コイルから出力されるMR信号を受信するための複数の受信チャンネルを有している。そして、受信部29は、撮像に用いる要素コイルが制御システム12から通知された場合には、通知された要素コイルから出力されたMR信号が受信されるように、通知された要素コイルに対して受信チャンネルを割り当てる。
シーケンサ30は、傾斜磁場電源装置23、寝台制御部25、送信部27、受信部29、および制御システム12と接続される。シーケンサ30は、図示しないプロセッサ、たとえばCPU(central processing unit)およびメモリを備えており、傾斜磁場電源装置23、寝台制御部25、送信部27、および受信部29を駆動させるために必要な制御情報、たとえば傾斜磁場電源装置23に印加すべきパルス電流の強度や印加時間、印加タイミング等の動作制御情報を記述したシーケンス情報を記憶する。
また、シーケンサ30は、記憶した所定のシーケンス情報に従って寝台制御部25を駆動させることによって、天板24aを架台に対してZ方向に進退させる。さらに、シーケンサ30は、記憶した所定のシーケンス情報に従って傾斜磁場電源装置23、送信部27、および受信部29を駆動させることによって、架台内にX軸傾斜磁場Gx、Y軸傾斜磁場Gy,Z軸傾斜磁場GzおよびRF信号を発生させる。
制御システム12は、MRI装置10の全体制御や、データ収集、画像再構成などを行う。制御システム12は、インターフェース部31、データ収集部32、データ処理部33、記憶部34、表示部35、入力部36、および制御部37を有する。
インターフェース部31は、シーケンサ30を介して撮像システム11の傾斜磁場電源装置23、寝台制御部25、送信部27、および受信部29に接続されており、これらの接続された各部と制御システム12との間で授受される信号の入出力を制御する。
データ収集部32は、インターフェース部31を介して、受信部29から送信されるMR信号データを収集する。データ収集部32は、MR信号データを収集すると、収集したMR信号データを記憶部34に記憶させる。
データ処理部33は、記憶部34に記憶されているMR信号データに対して、後処理すなわちフーリエ変換等の再構成処理を施すことによって、被検体P内における所望核スピンのスペクトラムデータあるいは画像データを生成する。また、データ処理部33は、位置決め画像の撮像が行われる場合には、受信コイル28a〜28eが有する複数の要素コイルそれぞれによって受信されたMR信号に基づいて、要素コイルの配列方向におけるMR信号の分布を示すプロファイルデータを要素コイル毎に生成する。そして、データ処理部33は、生成した各種データを記憶部34に格納する。
記憶部34は、データ収集部32によって収集されたMR信号データと、データ処理部33によって生成された画像データ等を、被検体P毎に記憶する。
表示部35は、データ処理部33によって生成されたスペクトラムデータあるいは画像データ等の各種の情報を表示する。表示部35としては、液晶表示器等の表示デバイスを利用可能である。
入力部36は、操作者から各種操作や情報入力を受け付ける。入力部36としては、マウスやトラックボール等のポインティングデバイス、モード切替スイッチ等の選択デバイス、あるいはキーボード等の入力デバイスを適宜に利用可能である。
制御部37は、図示していないCPUやメモリ等を有し、上述した各部を制御することによってMRI装置10を総括的に制御する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係るMRI装置10は、予め増幅器44の非線形性を測定し、その測定結果に基づいて補正を行う。
第1の実施形態では、送信部27が出力するRF信号のエンベロープ補正に必要なデータを収集するスキャンを「校正スキャン」と呼ぶこととする。また、MRI装置10の撮影で被検体Pの診断に必要なデータを収集するための撮像シーケンスを実行するスキャンを「本スキャン」と呼ぶこととする。さらに、本スキャンに先駆けて行われ、データを収集する部位の位置決めやマップ等の生成を行うスキャンを「プリスキャン」と呼ぶこととする。
(1)構成
図2は、第1の実施形態に係るMRI装置10の機能構成例を示す機能ブロック図である。図2が示すように、MRI装置10の送信部27は、基準RF信号発生器41、エンベロープ補正部42、D/A変換器43、増幅器44、方向性結合器45、検波器46、A/D変換器47、検出RF信号記憶部48、リニアリティ測定部49、補正関数生成部50、補正テーブル生成部51を有する。上記構成のうち、基準RF信号発生器41、エンベロープ補正部42、検出RF信号記憶部48、リニアリティ測定部49、補正関数生成部50、補正テーブル生成部51は送信部27においてデジタル処理を行う機能である。
基準RF信号発生器41は、シーケンサによる制御の下、基準RF信号を発生させる。基準RF信号発生器41が発生させた基準RF信号は、たとえば、sinc関数などの基準波形で搬送波を変調した信号である。基準波形がsinc関数の場合、基準RF信号のエンベロープの形状もsinc関数となる。
D/A変換器43は、デジタル信号である基準RF信号をアナログ信号に変換する。
増幅器44は、デジタル信号に基づいて生成される基準RF信号を増幅し、出力RF信号として出力する。増幅器44で増幅された出力RF信号は送信コイル26に伝送される。
方向性結合器45は、増幅器44と送信コイル26との間に配役される高周波デバイスである。増幅器44から送信コイル26に伝送される出力RF信号を所要の結合度(カップリング係数)で減衰させて取り出し、検波器46に送る。
検波器46は、増幅器44から出力された出力RF信号を検波し、検出RF信号として出力する。検波器46は方向性結合器45からの信号を検波する。
A/D変換器47は、検波器46で検出された検出RF信号をアナログ信号からデジタル信号に変換する。
検出RF信号記憶部48は、A/D変換器47で変換された検出RF信号のデジタルデータを記憶する。
エンベロープ補正部42は、基準RF信号と検出RF信号との差に基づいて、被検体の撮影時に出力される出力RF信号のエンベロープが基準RF信号のエンベロープと一致するように、基準RF信号のエンベロープを補正する。以下、出力RF信号のエンベロープが基準RF信号のエンベロープと一致するように波形を補正することをエンベロープ補正と呼ぶこととする。エンベロープ補正については後述する。
リニアリティ測定部49は、被検体の撮影前に、基準RF信号と検出RF信号との差から増幅器44のゲインリニアリティを測定する。ゲインリニアリティの測定については後述する。
補正関数生成部50は、ゲインリニアリティに基づいて増幅器44の非線形性を補正する補正関数を生成する。補正関数については後述する。
補正テーブル生成部51は、ゲインリニアリティに基づいて補正テーブルを生成する。補正テーブルについては後述する。
(2)動作
次に、第1の実施形態に係るMRI装置10の動作について説明する。
以下の説明では、「校正スキャン」が「プリスキャン」における1手順として実行される場合を例として説明する。
図3は、第1の実施形態に係るMRI装置のプリスキャンの動作の一例を示すフローチャートである。図3のフローチャートは「校正スキャン」を「プリスキャン」の手順として含むプリスキャンの動作の例を示している。ST101からST115までが「校正スキャン」のフローチャートを示している。
ST101では、基準RF信号生成器41が基準RF信号を生成する。基準RF信号生成器41はシーケンサ30による制御に基づいてデジタル信号として基準RF信号を発生させる。
ST103では、D/A変換器43が基準RF信号をD/A変換する。D/A変換器43によりデジタル信号であった基準RF信号がアナログ信号に変換される。
ST105では、増幅器44が基準RF信号を増幅する。増幅器44は基準RF信号のパワー(電力)を増幅し、出力RF信号を生成する。
ST107では、送信コイル26に出力RF信号が送信され、送信コイル26から出力RF信号が出力される。
ST109では、検波器46は、方向性結合器45からの信号を検波する。方向性結合器45に入力した出力RF信号を検波器46が検波し、検出RF信号を検出する。
ST111では、A/D変換器47がアナログ信号である検出RF信号をデジタル信号に変換する。デジタル信号に変換された検出RF信号は、検出RF信号記憶部48に記憶される。
ST113では、リニアリティ測定部49がゲインリニアリティを測定する。ゲインリニアリティは、入力信号である基準RF信号のパワーと出力信号である検出RF信号のパワーとの差から求められる。なお、リニアリティ測定部49は、検波器46で検出した出力RF信号から所定のサンプリング間隔でパワーを取得し、リニアリティを測定してもよいし、基準RF信号発生器41で様々なパワーのRF信号を生成し、それぞれのピークパワーを取得してリニアリティを測定してもよい。
図4は、RF信号のゲインリニアリティと補正方法の一例を説明する図である。
図4(a)はゲインリニアリティの測定結果の例を示している。ゲインリニアリティは要求したパワーである理想の出力パワーと、実際に出力された実際の出力パワーとの差により、増幅器44の性能を示す指標である。図4(a)の破線で示したグラフは、縦軸を検出RF信号のパワー(実際の出力パワー)、横軸を基準RF信号のパワーの設定値(理想の出力パワー)とし、設定値を変化させながら基準RF信号のパワーを出力したときに検波器46で測定された検出RF信号のパワーに基づいて作成されたリニアリティを示している。図4(a)の例では、理想の出力パワーと実際の出力パワーとが一致する場合を実線で示した理想直線で示している。図4(a)が示すように、増幅器44で増幅された後検出された検出RF信号は、理想のパワーとは異なるパワーで出力されていることがわかる。たとえば、図4(a)のX5の基準RF信号のパワーを入力した場合、検出RF信号のパワーが理想のパワーである場合はY’のパワーが検出される。一方、実際に検出された検出RF信号のパワーはY5の値となる。このように、理想の出力パワーと実際の出力パワーには差が生じ、その差は増幅器44に入力されるパワーの大きさなどによって異なり、非線形性を示す。この非線形性は、主に増幅器44の特性に起因するものである。増幅器44の非線形性は、要求した(理想の)RF信号の出力パワーと実際に出力されたRF信号の出力パワーとに差を生じさせ、SARの設定精度や画質などに影響を与える要因となっている。
そこで、従来のMRI装置では、増幅器44に入力するRF信号のピークパワーを増幅器44の非線形性を加味して補正することで、非線形性の影響を抑制する補正が行われていた。
図4(b)は、RF信号の補正方法の一例を示している。図4(b)のグラフの縦軸はRF信号のパワーを、横軸は時間を示している。実線はピークパワーが図4(a)のY’となる基準RF信号を示しており、破線は、ピークパワーが図4(a)のY5となる検出RF信号を示している。
たとえば、この検出RF信号のピークパワーが理想のパワーと一致するように補正を行う方法がある。すなわち、図4(b)に矢印で示した検出RF信号のピークパワーと基準RF信号のピークパワーとの差が発生しないように、予め入力する基準RF信号のピークパワーが小さくなるよう補正する方法がある。
しかしながら、増幅器44の非線形性は、RF信号のパワーによって異なる特性を有するため、たとえばピークパワーの値を用いて補正を行った場合であっても、ピークパワー以外のパワーにおいては、十分な補正の効果を得ることができない場合がある。たとえば、図4(b)のようにピークパワーを対象として部分的に補正を行った場合、補正の対象とするパワーにおいては適切な補正が可能であるのに対し、ピークパワー以外のパワーに対しても同様の補正が実行されてしまうため、あるパワーでは出力が下がりすぎたり、上がりすぎたりしてしまう。このような一律な補正を行うことで、増幅器44の影響が部分的に残ってしまう(あるいは補正の影響を受けすぎてしまう)場合があり、検出RF信号のエンベロープは基準RF信号のエンベロープとは異なる形状となってしまう。
図5は、基準RF信号と検出RF信号とのエンベロープの違いを説明する図である。図5の破線は、図4(b)の補正方法でピークパワーのみを補正した後の検出RF信号を示している。実線は、基準RF信号を示している。ピークパワーにおいて検出RF信号と基準RF信号とのパワーを一致させた場合であっても、それ以外のパワーにおける非線形性による影響はピークにおける特性と異なるため、補正しきれない。したがって、補正したピークパワー以外のパワーでは増幅器44の非線形性の影響により要求したパワーと異なるパワーで出力されてしまう。
図5の例では、実線で示した基準RF信号と破線で示した検出RF信号とでは、ピークパワーにおいてはおおむね一致しているが、それ以外のパワーでは基準RF信号より高いパワーで出力されている。このため、出力されるRF信号のエンベロープが理想のRF信号のエンベロープと異なる。
SARは、RF信号のピーク値だけでなく、RF信号のエンベロープの形状によっても異なってくる。したがって、実際に出力されるRF信号のエンベロープが理想のRF信号のエンベロープと異なった場合、想定しているSARと実際のSARが異なってくる。このため、基準値以上のSARを設定したり、あるいは、基準値に対して過度の余裕を持ったSARを設定したりすることとなる。このように、実際に出力されるRF信号のエンベロープが理想のRF信号のエンベロープと異なった場合、SARの設定精度に影響を与える。
一方、RF信号をフーリエ変換した周波数領域での形状はスライスの形状とスライスの厚みとに影響を与える。このスライスの形状とスライスの厚みのことをスライスプロファイルと呼ぶ。スライスプロファイルは矩形が理想的な形状である。そして、スライスプロファイルを矩形とするために、通常sinc関数のエンベロープ形状を持つRF信号が送信される。しかしながら、上述のような増幅器の非線形性により、RF信号に歪みが発生すると、RF信号のエンベロープの形状が設定したsinc関数から乖離する。この結果、スライスプロファイルが変形する場合がある。スライスプロファイルの変形は、クロストークと呼ばれるMRI画像におけるアーティファクトの原因となる。
そこで、本実施形態に係るMRI装置10は、RF信号のエンベロープ全体を補正対象として、理想のRF信号のエンベロープに一致させる補正(エンベロープ補正)を行うことで、SARの設定精度を高め、スライスプロファイルへの影響などを抑制するものである。
図3のフローチャートに戻って、エンベロープ補正の方法を説明する。まず、エンベロープ補正を行うために、プリスキャンにおいて実行される校正スキャンにおいて、予め補正関数または補正テーブルが生成される。
ST115では、補正関数生成部50が補正関数を導出する。または補正テーブル生成部51が補正テーブルを生成する。
ST117では、プリスキャンで通常実施される位置決めやマップの生成、シミングなどが行われる。
図6は、第1の実施形態に係るMRI装置10の補正関数を説明する図である。図6は、縦軸を理想のパワーと実際のパワーとの比率、横軸をRF信号のパワーを示している。図6は、リニアリティ測定部49で測定されたゲインリニアリティの測定値に基づいて、複数の大きさのRF信号のパワーについて理想のパワーと実際のパワーとの比率をプロットしたグラフを例示している。理想のパワーと実際のパワーとの比率は、たとえば、基準RF信号のパワーと検出RF信号のパワーの比率のことである。
図6では、理想のパワーと実際のパワーとの比率から近似曲線を求めることで、補正関数を導出する例を示している。図6下部に示したG’(x)は図6上部に示したG(x)の逆数のグラフであり、たとえば、G’(x)を基準RF信号の関数にかけ合わせることで出力されるRF信号のエンベロープ全体を補正することができる。また、補正前の基準RF信号の関数をY(t)、補正後の基準RF信号の関数をF(t)とし、下記の式により求めることもできる。
F(t)= Y(t)/G[f(t)] ・・・(1)
また、補正関数以外にも、補正テーブルに基づいてエンベロープ補正を行うこともできる。
図7は、第1の実施形態に係るMRI装置10の補正テーブルを説明する図である。図7の補正テーブルは、「基準RF信号のパワー」と「補正値」が例示されている。補正値は、リニアリティ測定部49で測定されたリニアリティに基づいて算出可能な基準RF信号と検出RF信号の比率であってもよいし、両者の差、あるいは実際にパワーを補正するためのゲインであってもよい。また補正テーブルは、上述の式(1)の演算結果が一覧化されたルックアップテーブルであってもよい。図7に示すように、補正テーブルは複数のRFパワーにおける補正値を備えており、それぞれのパワーにおいて基準RF信号を補正することで、エンベロープ補正を行う。
図8は、第1の実施形態に係るMRI装置100の補正テーブルによる補正方法を説明する図である。図8の実線は基準RF信号、破線は従来の方法でピークパワーのみを補正した後の検出RF信号を示している。このRF信号を補正する場合、図7の補正テーブルに例示したRFパワーにおける補正値を用いて補正を行う。図8に2点鎖線で示した線は、基準RF信号のパワーを示しており、一点鎖線は検出RF信号のパワーを示している。たとえば、X1の基準RF信号のパワー入力した場合、X1’の検出RF信号のパワーが検出されたとする。
X1のパワーを実際に出力するためには、図7の補正テーブルから補正値C1を取得し、この補正値C1分、基準RF信号を補正することで、出力されるRF信号を理想のパワーに近づけることができる。同様の補正を図8のX2のパワーにおいても行う。このように、段階的に複数のパワーを補正することによって、全体のエンベロープ補正を行うことができる。また、より細かい間隔でRF信号のパワーを補正することでより滑らかにエンベロープを補正することができる。
このような補正関数や補正テーブルを予め作成しておくことで、要求した信号を被検体Pに照射することが可能となる。たとえば、プリスキャンで行われる位置決めやB1マップの生成を行うために被検体Pを撮影する場合においても、正確なRF信号を送信することが可能となり、より正確な情報を取得することができる。
以下、上述のような補正方法を用いて実際に本スキャンを実行する場合の動作を説明する。
図9は、第1の実施形態に係るMRI装置の本スキャンの動作の一例を示すフローチャートである。
ST201では、基準RF信号生成器41が基準RF信号を生成する。
ST203では、エンベロープ補正部42が基準RF信号をデジタル処理によりエンベロープ補正する。エンベロープ補正の方法は補正関数を使用してもよいし、補正テーブルを使用してもよい。
ST205では、D/A変換器43が補正後の基準RF信号をD/A変換する。D/A変換器43によりデジタル信号であった補正後の基準RF信号がアナログ信号に変換される。
ST207では、増幅器44が補正後の基準RF信号を増幅し出力RF信号を生成する。
ST209では、送信コイル26に出力RF信号が送信され、送信コイル26から出力RF信号が出力される。
このようにして、予め生成された補正関数や補正テーブルに基づいて、出力RF信号のエンベロープは、要求した基準RF信号のエンベロープとおおむね一致するように補正されて出力される。このようなエンベロープ補正により、要求通りのRF信号を送信することができることから、SARの設定精度が向上し、本スキャンなどにおいてSARの安全基準値に基づく管理をより的確に行うことが可能となる。また、設定通りのスライスプロファイルによりスライスを規定することができるため、所望のスライス形状、スライス厚の画像を取得することができる。またスライスプロファイルをより正確に把握することができるため、クロストークを回避したより適切なスライス間隔を設定することが可能となる。
なお、第1の実施形態の説明においては、プリスキャンの1手順として補正関数や補正テーブルを生成するための校正スキャンを実施する例を示したが、校正スキャンはMRI装置10の据え付け時に行ってもよい。また、本スキャンにおいて複数のシーケンスが実行されるときは、シーケンスとシーケンスの間に校正スキャンを実行してもよい。さらに、1日のうちMRI装置10を使用する前(開始前の点検)や使用した後(終了時の点検)などの所定の時間に校正スキャンを実行してもよいし、定期保守点検の際に実行し、定期的に更新するようにしてもよい。
また、RF信号はシーケンスの種類によって出力間隔が長かったり、短かったりする場合がある。特に出力間隔が短い場合(Duty比が大きい場合)は、非線形性は様々に変化する場合がある。そのため、RF信号の出力間隔が短いファストスピンエコー(FSE:Fast Spin Echo)法などのようなシーケンスにおいては、RF信号の出力間隔が短いRF信号を実際に出力してゲインリニアリティを測定することで作成された補正関数や補正テーブルを用いることで、より正確な補正を行うことができる。
そこで、第1の実施形態の変形例として、Duty比が様々なRF信号を出力して、そのRF信号のDuty比毎にゲインリニアリティを測定し補正関数または補正テーブルを生成する校正スキャンを行ってもよい。また、RF信号のDuty比はパルスシーケンスの種類に応じて異なることから、校正スキャンにおいてシーケンス毎に専用の補正関数や補正テーブルを生成してもよい。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係るMRI装置10は、リアルタイムフィードバック制御により増幅器44の非線形性を補正する。
(1)構成
図10は、第2の実施形態に係るMRI装置10の機能構成例を示す機能ブロック図である。第1の実施形態と同じ構成については同一の符号を付し、説明を省略する。
図10が示すように、MRI装置10の送信部27は、差分増幅器60、可変利得アンプ61を有する。
差分増幅器60は、基準RF信号と検出RF信号とのエンベロープの差を求める。差分増幅器60が出力する差は、ピークの差だけではなくエンベロープの形状の差を含めたものである。
可変利得アンプ61は、差に基づいて前記基準RF信号に対する利得を変更することにより、前記出力RF信号のエンベロープが前記基準RF信号のエンベロープと一致するように前記基準RF信号のエンベロープを補正する。
(2)動作
以下、第2の実施形態に係るMRI装置10におけるエンベロープをアナログ回路で補正する際の動作を説明する。
まず、基準RF信号生成器41が基準RF信号を生成する。基準RF信号は、D/A変換器43でアナログ信号に変換され、増幅器44が基準RF信号を増幅し出力RF信号を生成する。増幅された出力RF信号は送信コイル26から被検体Pに送信される。
送信コイル26に送信された出力RF信号は検波器46で検波される。差分増幅器60は検波器46で検出された検出RF信号と基準RF信号のパワーを比較する。差分増幅器60では、検出RF信号と基準RF信号のパワーを比較し、両者の差を出力する。
次に、可変利得アンプ61が、差分増幅器60で算出された基準RF信号と検出RF信号の差に基づいて、基準RF信号のゲインを変更する。すなわち、可変利得アンプ61は、基準RF信号と検出RF信号とが合致するようにゲインを調整する。このように、増幅器44に送信される前に、増幅器44の非線形性を加味したRFパワーの補正を行うことで、実際に増幅器44から出力されるRFパワーを要求したパワーに近づけることができる。
最後に、増幅器44が補正後の変調RF信号を増幅し、出力RF信号を生成する。補正後の出力RF信号は、送信コイル26から被検体Pに出力される。出力RF信号は検波器46で検波され、差分増幅器60が検出RF信号と基準RF信号のパワーの差を出力し、可変利得アンプ61がその差に基づいてゲインを調整することで、フィードバックによるエンベロープの補正が行われる。
このように第2の実施形態では、上述のように、増幅器44によって増幅された波形をフィードバック制御により基準RF信号の波形とおおむね一致させることで、実際に被検体Pに送信されるRF信号のエンベロープを要求した形状に近づけることができる。また、第2の実施形態では、リアルタイムで補正を行うことが可能である。このため、たとえば、増幅器44の熱による利得の変化や継時的な入出力特性の変化により、出力されるRF信号のパワーが変動した場合でも、第2の実施形態では逐次補正することが可能となる。
以上述べた少なくとも一つの実施形態のMRI装置によれば、RF信号の出力を適切に行うことができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10 MRI装置
11 撮像システム
12 制御システム
21 静磁場磁石
22 傾斜磁場コイル
23 傾斜磁場電源装置
24 寝台
24a 天板
25 寝台制御部
26 送信コイル
27 送信部
28a〜28d 受信コイル
29 受信部
30 シーケンサ
31 インターフェース部
32 データ収集部
33 データ処理部
34 記憶部
35 表示部
36 入力部
37 制御部
41 基準RF信号発生器
42 エンベロープ補正部
43 D/A変換器
44 増幅器
45 方向性結合器
46 検波器
47 A/D変換器
48 検出RF信号記憶部
49 リニアリティ測定部
50 補正関数生成部
51 補正テーブル生成部
60 差分増幅器
61 可変利得アンプ

Claims (10)

  1. デジタル信号に基づいて生成される基準RF信号を増幅し、出力RF信号として出力する増幅器と、
    前記増幅器から出力された前記出力RF信号を検波し、検出RF信号として出力する検波器と、
    前記基準RF信号と前記検出RF信号との差に基づいて、被検体の撮影時に出力される前記出力RF信号のエンベロープが前記基準RF信号のエンベロープと一致するように、前記基準RF信号のエンベロープを補正するエンベロープ補正部と、
    を備えたことを特徴とするMRI装置。
  2. 前記被検体の撮影前に、前記基準RF信号と前記検出RF信号との差から前記増幅器のゲインリニアリティを測定するリニアリティ測定部をさらに備え、
    前記エンベロープ補正部は、前記ゲインリニアリティの測定結果に基づいて前記基準RF信号のエンベロープを補正する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のMRI装置。
  3. 前記ゲインリニアリティに基づいて前記増幅器の非線形性を補正する補正関数を生成する補正関数生成部をさらに備え、
    前記エンベロープ補正部は、前記補正関数を用いて前記基準RF信号を補正する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のMRI装置。
  4. 前記ゲインリニアリティに基づいて補正テーブルを生成する補正テーブル生成部をさらに備え、
    前記エンベロープ補正部は、前記補正テーブルを用いて前記基準RF信号を補正する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のMRI装置。
  5. 前記補正関数生成部は、前記基準RF信号のデューティ比に応じて複数の異なる補正関数を生成する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のMRI装置。
  6. 前記補正テーブル生成部は、前記基準RF信号のデューティ比に応じて複数の異なる補正テーブルを生成する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のMRI装置。
  7. 前記補正関数生成部は、前記撮影時において実行されるパルスシーケンスの種類に応じてそれぞれの補正関数を生成する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のMRI装置。
  8. 前記補正テーブル生成部は、前記撮影時において実行されるパルスシーケンスの種類に応じてそれぞれの補正テーブルを生成する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のMRI装置。
  9. 前記リニアリティ測定部は、前記MRI装置の据え付け時、前記被検体の撮影前に行われるプリスキャン時、および、前記被検体を撮影するためのパルスシーケンスが実行される直前、のうち少なくともいずれか1つのタイミングで前記ゲインリニアリティを測定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1つに記載のMRI装置。
  10. 前記エンベロープ補正部は、
    前記基準RF信号と前記検出RF信号とのエンベロープの差を求める差分増幅器と、
    前記差に基づいて前記基準RF信号に対する利得を変更することにより、前記出力RF信号のエンベロープが前記基準RF信号のエンベロープと一致するように前記基準RF信号のエンベロープを補正する可変利得アンプと、
    を備えて構成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のMRI装置。
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