JP5808659B2 - 磁気共鳴イメージング装置及びT1ρイメージング法 - Google Patents
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Description
最初に、T1ρイメージング法について説明する。図2は、T1ρイメージング法を実現するためのパルスシーケンスの一例であって、その内のRFパルスの印加順序を詳細に示したシーケンスチャートである。
スピンロックにおいて、スピンは回転系でみると有効磁場回りに回転をする為、有効磁場の方向に影響を与える静磁場と照射RF磁場の両方の空間的不均一により磁化の振る舞いが空間的に変動する。このことにより静磁場と照射RF磁場の両方の空間的な均一性が十分でなく不均一がある場合には、これらの空間的不均一に依存してT1ρ強調画像に縞状のアーチファクトが発生してしまう場合がある。
スピンロックRFパルスは、一般的に強度が強く印加時間の長いRFパルスとなる。一方、RFアンプは、その特性により、長時間に渡って高出力を一定に保つことが困難で、長時間に渡って高出力を続けると一般的に発熱などの影響によりドループと呼ばれるような次第に出力が低下してしまう場合がある。このRFアンプの出力低下がスピンロックRFパルスの印加中に発生した場合の例を図4に示す。図4では、スピンロックRFパルスの印加中にRFアンプの出力が次第に低下していくことにより、スピンロックRFパルス203-1,203-2の振幅が次第に減少していく様子を示している。
最初に、本発明のMRI装置及びT1ρイメージング法についての実施例1を説明する。本実施例1は、スピンロックRFパルスの印加時間の中心(半分)からΔtだけ増減したタイミングで、該スピンロックRFパルスの位相を180°変更する。以下、図5(a)と図6に基づいて、本実施例1を詳細に説明する。
以上までが、本実施例1の処理フローの説明である。
次に、本発明のMRI装置及びT1ρイメージング法についての実施例2を説明する。本実施例2は、スピンロックRFパルス203の位相を途中で変更することなく、スピンロックRFパルス203の印加時間の中心(TSL/2)からΔtだけ増減したタイミングで、180°パルスを印加する。以下、図5(b)と図7に基づいて本実施例2を詳細に説明する。
以上までが、本実施例2の処理フローの説明である。
次に、本発明のMRI装置及びT1ρイメージング法についての実施例3を説明する。本実施例3は、シフト時間Δtの最適値を求める準備計測をT1ρシーケンス実行の前に実行する。この準備計測では、スピンロックRFパルス203の印加時間の中心(TSL/2)の前後でシフト時間Δtを複数回変更して、それぞれエコー信号又はFID信号を取得し、その強度が最大になるΔtをシフト時間Δtの値とする。以下、前述の実施例1で説明したスピンロックRFパルスの位相を180°変更する場合を例に本実施例3を詳細に説明するが、前述の実施例2で説明した180°パルスを印加する場合にもついても同様である。
2)計測されたFID信号又はエコー信号のデータからその信号強度を求める。
3)上記1)と2)の処理を、整数mを変更して繰り返す。
4)整数(m)値毎に得られた信号強度の変化を近似する曲線901を求め、該求めた曲線が最大となる値902に対応する時間903をシフト時間Δtの最適値とする。
次に、本発明のMRI装置及びT1ρイメージング法についての実施例4を説明する。本実施例4は、T1ρシーケンスの撮像パラメータ値とシフト時間Δtの実測値との関係を予め記憶しておき、該関係に基づいて、設定入力されたT1ρシーケンスの撮像パラメータ値に応じて、シフト時間Δtを求める。以下、前述の実施例1で説明したスピンロックRFパルスの位相を180°変更する場合を例に本実施例4を詳細に説明するが、前述の実施例2で説明した180°パルスを印加する場合にもついても同様である。
以上までが、本実施例4の処理フローの説明である。
Claims (10)
- スピンロックRFパルスを発生させるためのRFアンプと、
前記スピンロックRFパルスを用いて被検体のスピンを回転座標系の有効磁場回りにスピンロックするためのスピンロックシーケンス部と、スピンロック中に時定数T1ρで減衰した磁化からのエコー信号を計測する本計測シーケンス部と、からなるT1ρシーケンスに基づいて、前記RFアンプを制御して、前記被検体からのエコー信号の計測を制御する計測制御部と、
前記エコー信号を用いて、前記被検体のT1ρ強調画像を取得する演算処理部と、
を備えた磁気共鳴イメージング装置であって、
前記スピンロックRFパルスの位相を180°変更するタイミングを、該スピンロックRFパルスの印加時間であるスピンロック時間(TSL)の半分(TSL/2)の前又は後にシフトするシフト時間を設定するタイミング設定部を備え、
前記計測制御部は、前記スピンロックRFパルスの位相を、前記シフト時間で設定されたタイミングで180°変更することを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 - スピンロックRFパルスを発生させるためのRFアンプと、
前記スピンロックRFパルスを用いて被検体のスピンを回転座標系の有効磁場回りにスピンロックするためのスピンロックシーケンス部と、スピンロック中に時定数T1ρで減衰した磁化からのエコー信号を計測する本計測シーケンス部と、からなるT1ρシーケンスに基づいて、前記RFアンプを制御して、前記被検体からのエコー信号の計測を制御する計測制御部と、
前記エコー信号を用いて、前記被検体のT1ρ強調画像を取得する演算処理部と、
を備えた磁気共鳴イメージング装置であって、
180°パルスを印加するタイミングを、前記スピンロックRFパルスの印加時間であるスピンロック時間(TSL)の半分(TSL/2)の前又は後にシフトするシフト時間を設定するタイミング設定部を備え、
前記計測制御部は、前記スピンロックRFパルスの印加中に、前記シフト時間で設定されたタイミングで前記180°パルスを印加することを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 - 請求項1又は2記載の磁気共鳴イメージング装置において、
前記タイミング設定部は、前記シフト時間を変えて得られた複数のFID信号又はエコー信号の信号強度に基づいて、前記シフト時間の最適値を求めることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 - 請求項3に記載の磁気共鳴イメージング装置において、
前記T1ρシーケンスの実行条件が変更される毎に、前記シフト時間の最適値を求めることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 - 請求項1又は2記載の磁気共鳴イメージング装置において、
前記T1ρシーケンスの撮像パラメータ値と前記シフト時間とを対応付けて記憶する記憶部を備え、
前記タイミング設定部は、前記記憶部から、入力された前記T1ρシーケンスの撮像パラメータ値に対応するシフト時間を取得して、該取得したシフト時間を前記シフト時間とすることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 - 請求項5記載の磁気共鳴イメージング装置において、
前記撮像パラメータ値は、前記スピンロック時間(TSL)と前記RFアンプの利得値の少なくとも一方を含むことを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 - 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の磁気共鳴イメージング装置において、
前記タイミング設定部は、前記RFアンプの出力が時間と共に減少する場合には、前記タイミングが前記スピンロック時間(T SL )の半分(T SL /2)の前になるように前記シフト時間を設定することを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 - スピンロックRFパルスを用いて被検体のスピンを回転座標系の有効磁場回りにスピンロックするスピンロックステップと、
スピンロック中に時定数T1ρで減衰した磁化からのエコー信号を計測する計測ステップと、
前記エコー信号を用いて、前記被検体のT1ρ強調画像を取得するステップと、
を備え、
前記スピンロックステップでは、スピンロックRFパルスの印加時間であるスピンロック時間(T SL )の半分(T SL /2)の前又は後のタイミングで、該スピンロックRFパルスの位相が180°変更されることを特徴とするT1ρイメージング法。 - スピンロックRFパルスを用いて被検体のスピンを回転座標系の有効磁場回りにスピンロックするスピンロックステップと、
スピンロック中に時定数T1ρで減衰した磁化からのエコー信号を計測する計測ステップと、
前記エコー信号を用いて、前記被検体のT1ρ強調画像を取得するステップと、
を備え、
前記スピンロックステップでは、スピンロックRFパルスの印加時間であるスピンロック時間(T SL )の半分(T SL /2)の前又は後のタイミングで、180°パルスが印加されることを特徴とするT1ρイメージング法。 - 請求項8又は9記載の磁気共鳴イメージング装置において、
前記スピンロックステップでは、前記スピンロックRFパルスの強度が時間と共に減少する場合には、前記タイミングが前記スピンロック時間(T SL )の半分(T SL /2)の前にされることを特徴とするT1ρイメージング法。
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