JP2010172059A - 回路構成体、及び電気接続箱 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】半導体リレー24は、互いに間隔を空けて並んで配された一対のバスバー21の表面に、バスバー21の長手方向に沿って間隔を空けて並んで実装されており、回路基板16のうち一対のバスバー21に挟まれた位置には、バスバー21の長手方向に沿って間隔を空けて並んで配されると共に、一対のバスバー21が並ぶ方向について2列に並んで配され、且つ半導体リレー24と電気的に接続される複数の出力用コネクタ端子25が配されており、出力用コネクタ端子25は、外部負荷に接続された出力用ワイヤーハーネス14と接続可能な出力用コネクタ15に配設されている。
【選択図】図3
Description
前記回路基板の表面にはプリント配線技術により導電路が形成されており、前記導電路には金属板材からなる中継部材が電気的に接続されており、前記中継部材と前記半導体リレーとはワイヤーボンディングにより接続されており、前記導電路と前記出力用コネクタ端子とは電気的に接続されていることが好ましい。
図1に示すように、ケース11は、図1における下側に位置して表側(図1に置ける上方)に開口する第1ケース12と、この第1ケース12の開口を表側から塞ぐ第2ケース13と、からなる。第1ケース12と、第2ケース13とは、詳細には図示しないが、ネジ19止め等、公知の手法により一体に組み付けられている。図2に示すように、ケース11は、表裏方向(図2において紙面を貫通する方向)から見て、略長方形状をなしている。
図1に示すように、ケース11内には回路基板16が収容されている。図3に示すように、回路基板16は略矩形状をなしている。図1に示すように、回路基板16には、角部の近傍の位置に、回路基板16を貫通する貫通孔17が形成されている。一方、第1ケース12の隅部には、回路基板16の貫通孔17と整合する位置に、ネジ止め孔18が形成されている。回路基板16は、ネジ19を貫通孔17に貫通させると共に、ネジ止め孔18内に螺合することにより、第1ケース12に組み付けられる。
図3に示すように、バスバー21は、図3における左右方向に細長い形状をなすとともに、その長手方向と交差する方向(図3における上下方向)に間隔を空けて並ぶ一対の第1バスバー21A及び第2バスバー21Bとからなる。第1バスバー21A及び第2バスバー21Bは、表裏方向(図3において紙面を貫通する方向)から見て略長方形状をなしている。第1バスバー21Aの左端部と、第2バスバー21Bの左端部とは、図3における上下方向に延びる連結バスバー23によって一体に連結されている。第1バスバー21A、第2バスバー21B、及び連結バスバー23は、全体として略C字状をなしている。
図3に示すように、回路基板16のうち第1バスバー21Aと第2バスバー21Bに挟まれた領域には、複数の出力用コネクタ端子25が、両バスバー21A,21Bの長手方向(図3における左右方向)に沿って所定のピッチ間隔を空けて並んで配されると共に、両バスバー21A,21Bの並ぶ方向(図3における上下方向)について2列に並んで配されている。図1に示すように、出力用コネクタ端子25は、回路基板16を貫通して形成されたスルーホール26内に挿通されて、スルーホール26の内壁に形成された導電路20と、半田付けされている。
図3に示すように、回路基板16には、図3において連結バスバー23の左方の位置に、金属板材からなる入力用コネクタ端子30が配設されている。入力用コネクタ端子30と、第1バスバー21A、第2バスバー21B、及び連結バスバー23とは別体に形成されている。第1バスバー21A、第2バスバー21B、及び連結バスバー23の厚さ寸法は、入力用コネクタ端子30の厚さ寸法よりも厚く形成されている。入力用コネクタ端子30は、概ねL字状に曲げ加工されており、回路基板16の板面に沿って配される基部30Aと、基部30Aから回路基板16の板面に交差する方向に立ち上がる立設部30Bと、からなる。図2に示すように、入力用コネクタ端子30の立設部30Bは、回路基板16を表裏方向に貫通した後、裏側(図2において紙面を貫通する方向の手前側)に突出している。
図3に示すように、回路基板16には、図3における上端部の左側の位置に、回路基板16を貫通して、金属棒材からなる複数の信号用コネクタ端子34が配設されている。信号用コネクタ端子34は、図3における左右方向について所定のピッチ間隔を空けて並ぶと共に、上下方向について2列に並んで配されている。信号用コネクタ端子34は、回路基板16に形成された導電路20と、半田付け、プレスフィット等の公知の手法により電気的に接続されている。
続いて、本実施形態に係る電気接続箱10の製造工程の一例を説明する。まず、回路基板16にプリント配線技術により導電路20を形成する。この回路基板16の表面に第1バスバー21A、第2バスバー21B及び連結バスバー23を、接着層22を介して接着する。続いて、第1バスバー21A及び第2バスバー21Bの表面に半導体リレー24を半田付けすると共に、導電路20の表面に第1中継部材27及び第2中継部材37を半田付けする。
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。本実施形態によれば、出力用コネクタ端子25は2列に並べて配設されるので、半導体リレー24の数を増やした場合でも、出力用コネクタ端子25を1列に並べた場合に比べて、出力用コネクタ15を小型化することができる。これにより、回路構成体を小型化できる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態においては、入力用コネクタ端子30と両バスバー21A,21Bとは別体としたが、これに限られず、入力用コネクタ端子30と両バスバー21A,21Bとは一体に形成されていてもよい。
(2)本実施形態においては、入力用コネクタ端子30とバスバー21とはワイヤーボンディングにより接続したが、これに限られず、入力用コネクタ端子30とバスバー21とは、ジャンパ線、金属板等、必要に応じて任意の手段により電気的に接続してもよい。
(3)出力用コネクタ端子25と、入力用コネクタ端子30と、信号用コネクタ端子34とは、1つのコネクタ内に配設される構成としてもよい。
(4)本実施形態においては、ワイヤーボンディングはウェッジボンディングにより行なったが、これに限られず、ボールボンディングにより行なってもよい。
(5)連結バスバー23は、任意の位置において、第1バスバー21Aと第2バスバー21Bとを連結してもよい。
(6)本実施形態においては、第1バスバー21A及び第2バスバー21Bは連結バスバー23により一体とされる構成としたが、これに限られず、別体であってもよい。この場合、第1バスバー21A及び第2バスバー21Bのそれぞれに入力用コネクタ端子30を接続してもよいし、また、1つの入力用コネクタ端子30に対して、ワイヤーボンディング、ジャンパ線等の公知の手段により、第1バスバー21A及び第2バスバー21Bをそれぞれ接続してもよい。
(7)本実施形態においては、出力用コネクタ端子25、信号用コネクタ端子34及び入力用コネクタ端子30を、回路基板16に配設したのち、第1金属線28、第2金属線33、及び第3金属線38をそれぞれワイヤーボンディングする製造工程としたが、各金属線28、33及び38を回路基板16にワイヤーボンディングしたのち、各コネクタ端子25、34及び30を回路基板16に配設してもよい。
(8)半導体リレー24の数は、車両の仕様に応じて増減させてもよい。また、出力用コネクタ端子25の数、信号用コネクタ端子34の数も、仕様に応じて増減させてもよい。
14…出力用ワイヤーハーネス
15…出力用コネクタ
16…回路基板
20…導電路
21A…第1バスバー(バスバー21)
21B…第2バスバー(バスバー21)
23…連結バスバー
24…半導体リレー
25…出力用コネクタ端子
27…第1中継部材(中継部材)
30…入力用コネクタ端子
31…入力用ワイヤーハーネス
32…入力用コネクタ
34…信号用コネクタ端子
35…信号用ワイヤーハーネス
36…信号用コネクタ
Claims (7)
- 回路基板と、前記回路基板の表面に重ねられたバスバーと、前記バスバーに電気的に接続された複数の半導体リレーと、を備えた回路構成体であって、
前記バスバーは、細長い形状をなすと共に、その長手方向と交差する方向について互いに間隔を空けて並んで配された一対のバスバーであって、前記半導体リレーは、各前記バスバーの表面に、前記バスバーの長手方向に沿って間隔を空けて並んで実装されており、前記回路基板のうち前記一対のバスバーに挟まれた位置には、前記バスバーの長手方向に沿って間隔を空けて並んで配されると共に、前記一対のバスバーが並ぶ方向について2列に並んで配され、且つ前記半導体リレーと電気的に接続される複数の出力用コネクタ端子が配されており、前記出力用コネクタ端子は、外部負荷に接続された出力用ワイヤーハーネスと接続可能な出力用コネクタに配設されていることを特徴とする回路構成体。 - 前記回路基板の表面にはプリント配線技術により導電路が形成されており、前記導電路には金属板材からなる中継部材が電気的に接続されており、前記中継部材と前記半導体リレーとはワイヤーボンディングにより接続されており、前記導電路と前記出力用コネクタ端子とは電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の回路構成体。
- 前記回路基板には前記バスバーと電気的に接続された入力用コネクタ端子が配されており、前記入力用コネクタ端子は、電源に接続された入力用ワイヤーハーネスと接続可能な入力用コネクタに配設されており、前記入力用コネクタは前記出力用コネクタと別体に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回路構成体。
- 前記入力用コネクタ端子は、前記バスバーとは別体に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の回路構成体。
- 前記一対のバスバーは、連結バスバーにより一体に連結されており、前記一対のバスバー又は前記連結バスバーには1つの入力用コネクタ端子が接続されていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の回路構成体。
- 前記回路基板には前記半導体リレーと電気的に接続された信号用コネクタ端子が配されており、前記信号用コネクタ端子は、前記半導体リレーのオンオフを制御する制御回路に接続された信号用ワイヤーハーネスと接続可能な信号用コネクタに配設されており、前記信号用コネクタは前記出力用コネクタと別体に形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の回路構成体。
- 前記回路基板には前記半導体リレーと電気的に接続された信号用コネクタ端子が配されており、前記信号用コネクタ端子は、前記半導体リレーのオンオフを制御する制御回路に接続された信号用ワイヤーハーネスと接続可能な信号用コネクタに配設されており、前記信号用コネクタは前記出力用コネクタ及び前記入力用コネクタと別体に形成されていることを特徴とする請求項3ないし請求項6のいずれか一項に記載の回路構成体。
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