JP2010168987A - 内燃機関のegr制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】長いEGRパイプを用いた場合に生じ得る各種問題が発生しない、EGRガスの温度調整が可能な内燃機関のEGR制御装置を提供する。
【解決手段】内燃機関のEGR制御装置を、シリンダヘッドカバー25下の空間内を通るEGRマニホールド21と、当該EGRマニホールド21内のEGRガスを偏流させることにより、当該EGRガスの温度を調節するための構成(EGR弁22及び制御装置30)とを備えた装置として構成しておく。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関のEGR制御装置に関する。
エンジンに取り付けられているEGR(Exhaust Gas Recirculation)通路は、通常、
エンジンの排気マニホールド・吸気マニホールド間を接続(連通)する比較的に長いパイプとなっているが、パイプを使用せずにEGRガスを還流することも提案されている。
具体的には、シリンダヘッドに、その排気ポートより上方へ開口する通路と、その吸気ポートより上方へ開口する通路とを設けると共に、両通路を連通するEGR通路をシリンダヘッドカバーの壁面内に形成すること(例えば、特許文献1参照)が提案されている。
特開2008−111374号公報 実開平2−40961号公報 特開平07−042630号公報 特開平07−042627号公報 特開平09−068110号公報
上記構成を採用しておけば、EGRパイプを用いた場合に生じ得る幾つかの問題(振動や熱歪等によるパイプの破損等)の発生を防止出来ることになる。また、上記構成を採用した上で、シリンダヘッドに設けた各通路の周囲にウォータージャケットを形成しておけば、EGRガスを冷却できることにもなる。
しかしながら、ウォータージャケット内を流れる冷却水の温度を変える訳にはいかないので、上記構成を採用した場合、EGRガスの温度を、実際上、調整できないことになる。
そこで、本発明の課題は、長いEGRパイプを用いた場合に生じ得る各種問題が発生しないEGR制御装置であって、EGRガスの温度調整が可能な内燃機関のEGR制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の内燃機関のEGR制御装置は、内燃機関の排気系からEGRガスを取り出して前記内燃機関の吸気系に戻すための、前記内燃機関のシリンダヘッドカバー下の空間内を通るEGR通路と、前記EGR通路内を流れるEGRガスを偏流させる機能を有する偏流手段とを、備える。
すなわち、本発明の“内燃機関のEGR制御装置”(以下、単に、EGR制御装置とも表記する)は、ブローバイガスによりその内部が暖められているシリンダヘッドカバー(以下、ヘッドカバーとも表記する)下の空間内を通るEGR通路を備えている。そのようなEGR通路は、通常、用いられているEGR通路よりも短く、その内部を流れるEGRガスが冷却されにくいものとなる。従って、本発明のEGR制御装置は、基本的には、排気/吸気マニホールド間をその周囲が外気と接触している長いEGR通路(パイプ)で接
続する通常のEGR装置よりも、高温のEGRガスを圧損が少ない形で吸気系に戻せる装置であることになる。
また、ヘッドカバー外面は外気と接触しているので、ヘッドカバー下の空間内には温度分布があり、その結果として、本発明に係るEGR通路にも温度が高い部分と温度が低い部分とが存在している。そのため、EGR通路内に流れるEGRガスを偏流させれば(EGR通路の或る部分を流れるEGRガスの流量(流速)が多くなるようにすれば)、EGRガスの温度を、それまでのEGRガス(偏流させていなかった/他方向に偏流させていたEGRガス)の温度よりも高く又は低くすることが出来ることになる。そして、本発明のEGR制御装置は、『前記EGR通路内を流れるEGRガスを偏流させる機能を有する偏流手段』を備えている。従って、本発明のEGR制御装置は、内燃機関の吸気系に戻すEGRガスの温度を調節できる装置ともなっていることになる。
なお、本発明のEGR制御装置の偏流手段は、EGR通路内のEGRガスの状態を、少なくとも、偏流した状態を含む2状態に制御できるもの(“前記EGR通路内を流れるEGRガスを偏流させる機能を有する”もの)でありさえすれば良い。従って、偏流手段としては、『EGR通路内を流れるEGRガスを偏流させることと当該EGRガスを偏流させないことが可能な手段』(EGR通路内を流れるEGRガスを偏流させること、及び、当該EGRガスを偏流させないことのみが可能な手段、又は、そのようなことに加え、他のことも可能な手段)、『EGR通路内を流れるEGRガスを偏流させることと、当該EGRガスを他方向に偏流させることが可能な手段』、『EGR通路内を流れるEGRガスを偏流させることと、当該EGRガスの偏流の程度を変更することが可能な手段』等を採用することが出来る。また、偏流手段として、偏流の程度や方向を連続的に変更できるものを採用しておくことも出来る。
さらに、偏流手段は、EGR弁としての機能(EGRガスの流量調節機能)を有するものであっても、EGR弁としての機能を有さないものであっても良い。例えば、偏流手段として、『前記EGR配管の途中に設けられたバタフライ弁の傾きを変更することにより、前記EGR配管内に流れるEGRガスを偏流させる手段』を採用し、当該バタフライ弁でEGRガス量の調節も行ってしまうことが出来る。
ただし、偏流手段は、EGRガスの温度を大きく調節できるものであることが望まれる。そして、EGR通路内の前記シリンダヘッドカバー内面に近い側の部分と、その反対側の部分の温度差が、通常、最も大きい。このため、偏流手段としては、『前記EGR通路内の前記シリンダヘッドカバー内面に近い側の部分にEGRガスを偏流させることと、前記EGR通路内の当該部分とは反対側の部分にEGRガスを偏流させることが可能な手段』を採用しておくことが望ましい。
また、通常、EGR通路の前者の部分の方が後者の部分よりも温度が低いので、上記偏流手段としては、『EGRガスを冷却すべき場合に、前記EGR通路内の前記シリンダヘッドカバー内面に近い側の部分にEGRガスを偏流させる手段』を採用しておくことが出来る。
本発明によれば、長いEGRパイプを用いた場合に生じ得る各種問題が発生しないEGR制御装置であって、EGRガスの温度調整が可能なEGR制御装置を提供できる。
本発明の第1実施形態に係るEGR制御装置を備えた内燃機関システムの構成図である。 第1実施形態に係るEGR制御装置のEGRマニホールドの導入部の形状を説明するための図である。 第1実施形態に係るEGR制御装置のEGRマニホールドの、ヘリカルポート側の形状を説明するための図である。 第1実施形態に係るEGR制御装置の、低負荷時におけるEGR弁の姿勢の説明図である。 第1実施形態に係るEGR制御装置の、高負荷時におけるEGR弁の姿勢の説明図である。 本発明の第2実施形態に係るEGR制御装置を備えた内燃機関システムの構成図である。
以下、本発明を実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
《第1実施形態》
図1に、本発明の第1実施形態に係るEGR制御装置を備えた内燃機関システムの構成を示す。なお、この図1におけるEGRマニホールド21、EGR弁22及び制御装置30(EGR弁22の開度制御を行う部分)からなる装置が、本実施形態に係るEGR制御装置であり、図1(b)は、図1(a)に示してある内燃機関システムのA−A断面図である。
図から明らかなように、本発明の第1実施形態に係るEGR制御装置は、4つのシリンダ11を有し、2つの吸気弁及び2つの排気弁がシリンダ11毎に設けられている内燃機関10用の装置である。
内燃機関10のシリンダヘッド10aには、シリンダ11毎に、2つの吸気ポート(タンジェンシャルポート及びヘリカルポート)と2つの排気ポート(図示略)が設けられている。シリンダヘッド10aには、各吸気ポートと吸気通路14とを接続(連通)するための吸気マニホールド12、及び、各排気ポートと排気通路18とを接続するための排気マニホールド13が接続されている。
シリンダヘッド10aの上部(図1(b)における左側)には、インジェクタ(図示略)、カムシャフト等が取り付けられている。また、シリンダヘッド10aの上部にはカムシャフト等を覆う形状のシリンダヘッドカバー25が取り付けられている。なお、内燃機関10は、一般的な内燃機関と同様に、ブローバイガスが、このシリンダヘッドカバー25下の空間内を経由する形でシリンダ11内に戻されるものとなっている。
吸気通路14の端(最上流側)には、空気(吸気)から、塵や埃等を除去するためのエアクリーナ15が設けられている。吸気通路14の途中には、吸気を圧縮するためのコンプレッサハウジング16a(ターボチャージャ16の構成要素)と、コンプレッサハウジング16aにより圧縮された吸気を冷却するためのインタークーラ17とが、設けられている。
排気通路18の途中には、コンプレッサハウジング16aの駆動源であるタービンハウジング16b(ターボチャージャ16の構成要素)が設けられている。また、排気通路18の、タービンハウジング16bよりも下流の部分には、排気を浄化するための排気浄化装置19が設けられている。
EGR制御装置の構成要素であるEGRマニホールド21は、内燃機関10の排気系からEGRガスを取り出して内燃機関10の吸気系に戻すための配管である。このEGRマ
ニホールド21は、図示してあるように、排気マニホールド13と各ヘリカルポートとを連通する、その大部分がシリンダヘッドカバー25下の空間内に配置された配管となっている。
EGRマニホールド21の、排気マニホールド13と接続される側の部分21a(以下、導入部21aと表記する)には、扁平管(角を丸めた長方形状の断面形状を有する管)が使用されている。そして、導入部21aには、導入部21aの内部形状とほぼ同形状の弁体を有するバタフライ弁がEGR弁22として配置されている。
導入部21aの下流側(シリンダヘッドカバー25下の空間内に収容される部分)は、その断面形状が図2(b)に示したようなものとなるように加工されている。なお、図2(b)は、図2(a)のB−B断面図である。
すなわち、導入部21aの下流側は、下側(シリンダヘッド10aと対向する側)の管壁の中央部が高くなるように、かつ、下側の管壁の両端(隅)部分の曲率半径(図2(b)における左下隅、右下隅の曲率半径)が小さくなるように、加工されている。
なお、導入部21aの下流側の断面形状を上記形状としているのは、導入部21aの下流側の断面形状を上記形状としておけば、各シリンダ11へのEGRガス供給量を等しくする(大きく異ならないようにする)ことが可能である共に、EGRガス中のすすがEGRマニホールド21(導入部21a)内に堆積することを防止できるようになるからである。
具体的には、導入部21aの下流側を加工しておかなかった場合、内燃機関10の中央部分に位置している2つのシリンダ11へのEGRガス供給量が、両サイドのシリンダ11へのそれよりも多くなってしまう。一方、導入部21aの下側の管壁の中央部を高くしておいた場合(中央部の上下の管壁間隔を他の部分の管壁間隔よりも狭くしておいた場合)には、導入部21aの両サイド部分におけるEGRガスの流速(流量)が、導入部21aの中央部分のそれよりも高くなる結果として、両サイドのシリンダ11へより多くのEGRガスが供給されるようにすること(各シリンダ11へのEGRガス供給量を等しくすること)が出来る。
また、下側管壁の中央部が高くなるように(下側管壁が傾斜するように)、導入部21aを加工しておけば、EGRガス中の水やオイルが凝縮した場合、凝縮した水等が、液滴として下側管壁に留まらず、下側管壁の傾斜/勾配により、すすを取り込みつつ下側管壁の隅に向かって流れることになる。さらに、下側管壁の両端部分の曲率半径が小さくなるようにも導入部21aを加工しておけば、すすを取り込んだ水等が、特定の部分(曲率半径の小さい部分)に集まることになる。そして、集まっている水等の方が、液滴として存在している水等よりも流れやすい(EGRガスと共にシリンダ11へ吸入されやすい)ので、導入部21aの下流側の断面形状を上記形状としておけば、EGRガス中のすすがEGRマニホールド21内に堆積することも防止できることになるのである。
また、図3に模式的に示してあるように、EGRマニホールド21の各ヘリカルポートとの接続部分は、各ヘリカルポートの螺旋部に接線状に接続できる形状(曲げられた形状)を有している。すなわち、EGRマニホールド21の各ヘリカルポートとの接続部分は、各ヘリカルポートの螺旋部でのスワール生成を促進できる形状を有している。
なお、各ヘリカルポートとの接続部分を上記形状のものとしたため、EGRマニホールド21(図1(a)参照)の、最も右側のシリンダ11にEGRガスを供給するための経路上には、EGRガスの流れ方向が鋭角的に変わる箇所(矢印40で示してある、EGR
ガスの流れにくい箇所)が存在している。このため、EGRマニホールド21は、導入部21aから当該箇所に至る部分の断面積を、導入部21aから矢印41で示してある箇所に至る部分の断面積よりも大きくすることにより、最も右側のシリンダ11へのEGRガスの供給量が低減しないようにしたものともなっている。
制御装置30は、各部を統合的に制御することにより内燃機関システム(内燃機関10)を動作させる装置である。この制御装置30は、既存のECU(electronic control unit)を、EGR弁22に対して特殊な制御を行うように、ソフトウェア的に改良したも
の(プログラミングし直したもの)となっている。このため、以下では、制御装置30の具体的なハードウェア構成の説明は省略し、制御装置30のEGR弁22に対する制御内容のみを説明することにする。
制御装置30は、一般的なECUと同様に、内燃機関10の現運転状態(機関回転数及び負荷)からマップを利用して現運転状態に適したEGR弁22の開度を決定し、決定した開度となるようにEGR弁22を制御する処理を周期的に行う装置である。
ただし、制御装置30は、負荷が高くない場合(負荷が基準値未満である場合)には、図4に示してある方向にEGR弁22を傾け、負荷が高い場合には、図5に示してある方向にEGR弁22を傾ける装置となっている。
すなわち、制御装置30は、負荷が高くない場合(図4)には、EGRガスをEGRマニホールド21の下側壁面側に偏流させ、負荷が高い場合(図5)には、EGRガスをEGRマニホールド21の上側壁面側に偏流させる装置となっている。
要するに、シリンダヘッドカバー25(以下、ヘッドカバー25とも表記する)下の空間内は、ブローバイガスにより暖められている。そして、EGRマニホールド21の大部分は、当該空間内に収容されているので、本実施形態に係るEGR制御装置(EGRマニホールド21、EGR弁22、制御装置30)は、基本的には、EGRガスを冷やすことなく吸気系に戻せる装置であることになる。
ただし、高負荷時には、NOxの排出量を低減するため(燃焼温度を低くするため)に、EGRガスを冷却した方が良い。このため、本実施形態に係るEGR制御装置を、負荷が高い場合(図5)には、EGRガスをEGRマニホールド21の上側壁面側に偏流させる装置として構成してあるのである。
より具体的には、ヘッドカバー25外面は空気と接触しているので、ヘッドカバー25下の空間内の上側の部分の温度は、下側の部分の温度よりも低くなっている。そのため、EGRマニホールド21の上側壁面の温度も、EGRマニホールド21の下側壁面の温度よりも低くなっている。
従って、EGRガスをEGRマニホールド21の上側壁面方向へ偏流させれば(EGRマニホールド21の上側壁面に沿って流れるEGRガスの流量(流速)が多くなるようにすれば)、EGRガスを或る程度冷却できることになる。また、逆に、EGRガスをEGRマニホールド21の下側壁面方向へ偏流させれば、EGRガスをより冷却されにくくすることできることになる。
そして、高負荷時には、NOxの排出量を低減するために、EGRガスを冷却することが望ましい。また、低負荷時には、EGRガスの温度を上げた方が、HCの排出量が少なくなる。このため、本実施形態に係るEGR制御装置を、負荷が高くない場合には、EGRガスをEGRマニホールド21の下側壁面方向へ偏流させ、負荷が高い場合には、EG
RガスをEGRマニホールド21の上側壁面方向へ偏流させる装置として構成しているのである。
また、本実施形態に係るEGR制御装置は、EGR通路として、一般的なEGR通路よりも圧損が少ないもの(EGRマニホールド21)が用いられた装置となっている。従って、このEGR制御装置は、吸気絞り等により吸気マニホールド12と排気マニホールド13との間に大きな差圧を作り出さなくても、EGRガス量を増やせる装置(ポンプ損を増やさずにEGRガス量を増やせるが故に、内燃機関10を燃費が良い状態で動作させることが可能な装置)となっていることにもなる。
《第2実施形態》
図6に、本発明の第2実施形態に係るEGR制御装置を備えた内燃機関システムの構成を示す。なお、この図2におけるEGRマニホールド21′、偏流弁23、EGR弁24及び制御装置30′(偏流弁23、EGR弁24の開度制御を行う部分)からなる装置が、第2実施形態に係るEGR制御装置である。また、図6(b)は、図6(a)に示してある内燃機関システムのA−A断面図である。
図から明らかなように、第2実施形態に係るEGR制御装置は、EGRマニホールド21と本質的には同形状のEGRマニホールド21′を備えている。ただし、EGRマニホールド21′は、最上流側に、EGR弁24が設けられ、EGR弁24よりも下流の部分に、偏流弁23が設けられたものとなっている。
このEGRマニホールド21′に設けられているEGR弁24は、EGR弁22と同じものである。また、偏流弁23は、図6(特に、図6(b))に示してあるように、EGRマニホールド21′の導入部21a内のEGRガスの流れ方向は変更できるが、導入部21a内のEGRガスの流れを止めることは出来ない形状の弁体(弁軸が端に取り付けられている弁体)を有するものとなっている。
制御装置30′は、制御装置30を改良した(プログラミングし直した)ユニットである。この制御装置30′は、以下のような制御を偏流弁23及びEGR弁24に対して行うものとなっている。
制御装置30′は、内燃機関10の現運転状態(機関回転数及び負荷)からマップを利用して現運転状態に適したEGR弁24の開度を決定し、決定した開度となるようにEGR弁24を制御する処理を周期的に行う。
また、制御装置30′は、通常は、偏流弁23を全開状態(EGRガスの流れ方向に弁体面が並行となる状態)に制御している。そして、制御装置30′は、負荷が低負荷となった場合には、偏流弁23を図6(b)に示してある方向に傾けることによりEGRガスをEGRマニホールド21の下側壁面方向へ偏流させる。
また、制御装置30′は、負荷が高負荷となった場合には、偏流弁23を逆方向に傾けることによりEGRガスをEGRマニホールド21の上側壁面方向へ偏流させる。
要するに、第1実施形態に係るEGR制御装置は、EGRガスの偏流方向の制御とEGRガスの流量制御とを、1つのバタフライ弁(EGR弁22)で行うものであったが、本実施形態に係るEGR制御装置は、EGRガスの偏流方向の制御を偏流弁23で行い、EGRガスの流量制御をEGR弁24で行うものとなっている。
従って、この第2実施形態に係るEGR制御装置を用いておけば、EGRガスの還流量
が多い場合にも、EGRガスを偏流させることによりEGRガスの温度を制御できることになる。
《変形形態》
上記した各実施形態に係るEGR制御装置は各種の変形を行うことが出来る。例えば、EGRマニホールド21、21′の導入部21aを、断面が円形状のものとしておくことが出来る。ただし、導入部21aを断面が円形状のものとした場合には、EGRマニホールド21、21′の全体としてのサイズを大きくすることなく、通路断面積を確保することが出来ない。このため、導入部21aに関しては、上記した形状のものを採用しておくことが望ましい。
また、外気に触れる部分の面積が多くなってしまうことにはなるが、EGRマニホールド21、21′を、吸気マニホールド12に接続されるものに変形しておくことも出来る。
また、第2実施形態に係るEGR制御装置の偏流弁23は、EGRガスをEGRマニホールド21′の上側と下側とに偏流できるものであることが望ましいが、偏流弁23として、EGRガスをEGRマニホールド21′の上側或いは下側に偏流させること、及び、EGRガスを偏流させないことが可能なものを採用しておくことも出来る。
10・・・内燃機関
10a・・・シリンダヘッド
11・・・シリンダ
12・・・吸気マニホールド
13・・・排気マニホールド
14・・・吸気通路
15・・・エアクリーナ
16・・・ターボチャージャ
16a・・・コンプレッサハウジング
16b・・・タービンハウジング
17・・・インタークーラ
18・・・排気通路
19・・・排気浄化装置
21、21′・・・EGRマニホールド
21a・・・導入部
22、24・・・EGR弁
23・・・偏流弁
25・・・シリンダヘッドカバー
30、30′・・・制御装置

Claims (4)

  1. 内燃機関の排気系からEGRガスを取り出して前記内燃機関の吸気系に戻すための、前記内燃機関のシリンダヘッドカバー下の空間内を通るEGR通路と、
    前記EGR通路内を流れるEGRガスを偏流させる機能を有する偏流手段と
    を備えることを特徴とする内燃機関のEGR制御装置。
  2. 前記偏流手段が、
    前記EGR通路の途中に設けられたバタフライ弁の傾きを変更することにより、前記EGR通路内に流れるEGRガスを偏流させる手段である
    ことを特徴とする請求項1記載の内燃機関のEGR制御装置。
  3. 前記偏流手段が、
    前記EGR通路内の前記シリンダヘッドカバー内面に近い側の部分にEGRガスを偏流させることと、前記EGR通路内の当該部分とは反対側の部分にEGRガスを偏流させることが可能な手段である
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の内燃機関のEGR制御装置。
  4. 前記偏流手段が、
    EGRガスを冷却すべき場合に、前記EGR通路内の前記シリンダヘッドカバー内面に近い側の部分にEGRガスを偏流させる手段である
    ことを特徴とする請求項3記載の内燃機関のEGR制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101450656B1 (ko) 2013-04-17 2014-10-14 엘에스엠트론 주식회사 농기계 엔진 egr 장치
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