JP2008150969A - 内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸気通路の内壁や吸気弁の温度低下を抑制して安定した燃焼が得られる内燃機関を提供する。
【解決手段】気筒4a〜4d毎に、サブポート33を下流端開口33aが吸気通路5e内の吸気弁9の傘裏に指向するよう設け、該各サブポート33の上流端開口33bを排気通路16に接続し、上記サブポート33を介して休止している気筒4b,4cの吸気弁9の傘裏近傍に上記排気通路16からのEGRガスを導入する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一部の気筒の吸気弁及び排気弁を閉じることにより運転を休止して運転気筒数を可変にした内燃機関に関する。
可変気筒式の内燃機関は、例えば、低・中負荷運転域における燃費の向上を図る観点から、複数気筒のうち一部の気筒の吸気弁及び排気弁を閉じることにより該一部気筒の運転を休止するように構成されている。この種の内燃機関では、気筒休止運転を持続すると休止気筒の温度が稼動気筒に比べて過度に下がる場合がある。このような低温状態の気筒を休止状態から稼働状態に復帰させた場合、燃料が吸気通路の内壁や吸気弁の傘裏に付着しているため、該燃料の気化が妨げられ、燃焼が不安定となり易い。その結果、出力性能の低下やHC,COの発生による排気エミッション性能の低下を招くという懸念がある。
このような休止気筒の温度低下を回避するために、例えば、特許文献1では、休止気筒のピストンへの冷却オイルの噴射供給を停止するようにしている。
特開2006−144757号公報
ところで、上記従来の内燃機関のように、休止気筒のピストンへの冷却オイルの供給を停止するように構成した場合には、ピストンの温度低下は抑制できるものの、吸気通路の内壁や吸気弁の温度低下は回避することができない。このため、燃料が吸気通路の内壁や吸気弁の傘裏に付着し易く、安定した燃焼が得られないという問題がある。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたもので、吸気通路の内壁や吸気弁の温度低下を抑制して安定した燃焼が得られる内燃機関を提供することを課題としている。
請求項1の発明は、複数の気筒と、該各気筒の燃焼室に開口する吸気弁開口を有する吸気通路及び排気弁開口を有する排気通路と、上記吸気弁開口を開閉する吸気弁及び排気弁開口を開閉する排気弁とを備え、運転状態に応じて、一部の気筒の吸気弁開口及び排気弁開口を閉じることにより該一部の気筒の運転を休止するようにした内燃機関であって、上記各気筒の燃焼室に排気ガスを供給するEGR装置を備え、該EGR装置は、上記運転を休止する気筒の吸気通路の吸気弁開口近傍部分に排気ガスを供給するように構成されていることを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1において、上記EGR装置は、上記各気筒毎に設けられた副通路を備え、該各副通路の下流側開口は上記吸気通路の吸気弁開口近傍に接続され、該各副通路の上流側開口は互いに集合されるとともに排気系に接続され、該排気系内の排気ガスが上記副通路を介して上記吸気通路の上記吸気弁近傍に導入されることを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項2において、上記各吸気通路が接続されたサージタンクと、該サージタンクの空気導入管に配設された各気筒共通のスロットル弁とを備えたことを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項3において、上記各気筒の吸気通路に配設され、該吸気通路の通路面積を変化させる通路面積制御弁を備え、上記副通路の下流側開口は上記通路面積制御弁より下流側に接続されていることを特徴としている。
請求項5の発明は、請求項4において、上記副通路は、気筒毎に設けられた第1,第2副通路を有し、該各第1副通路は合流されて上記排気系に接続され、上記各第2副通路は互いに連通していることを特徴としている。
請求項6の発明は、請求項4において、上記各通路面積制御弁は、気筒休止運転時には予め設定された開度に制御されることを特徴としている。
請求項7の発明は、請求項4において、上記各通路面積制御弁は、弁軸に弁板を固定してなるバタフライ弁型のものであり、該弁板には切欠き部又は貫通孔が形成されていることを特徴としている。
請求項8の発明は、請求項1ないし7の何れかにおいて、第1〜第4気筒を有する直列4気筒内燃機関であり、第2,第3気筒の運転を休止することを特徴としている。
請求項9の発明は、請求項1ないし8の何れかにおいて、少なくとも気筒休止運転を行う運転域において、上記EGR装置により排気ガスを吸気通路内に導入することを特徴としている。
請求項1の発明に係る内燃機関によれば、上記各気筒の燃焼室に排気ガスを供給するEGR装置を備え、該EGR装置は、上記運転を休止する気筒の吸気通路の吸気弁開口近傍部分に排気ガス(以下、EGRガス、と記す)を供給するように構成されているので、該EGRガスにより吸気通路の内壁や吸気弁の傘裏が暖められることとなり、過度の温度低下を抑制できる。その結果、気筒休止運転から全気筒運転に復帰させた際の、燃料の壁面付着割合が減少して燃料の気化が促進されることとなり、安定した燃焼を行うことができる。その結果、出力性能及び排気エミッション性能を高めることができる。
請求項2の発明によれば、上記EGR装置は、上記各気筒毎に設けられた副通路を備え、該各副通路の下流側開口は上記吸気通路の吸気弁開口近傍に接続され、該各副通路の上流側開口は互いに集合されるとともに排気系に接続されているので、該排気系内の排気ガスが上記副通路を介して上記吸気通路の上記吸気弁近傍に導入され、上述の作用効果を実現できる。
具体的には、各気筒の吸気通路は副通路を介して連通しているので、休止気筒の吸気通路内は、稼働気筒からの負圧が副通路を介して伝達されて負圧となり、これによりEGRガスが導入され、該EGRガスにより暖められる。
請求項3,4の発明のように、各気筒共通のスロットル弁と、該各気筒毎の通路面積制御弁を備え場合には、請求項6の発明のように、気筒休止運転域では、通路面積制御弁より吸気通路が絞られるので、該制御弁の下流側にはより大きな負圧が発生し、上記EGRガスが休止気筒の吸気通路により確実に導入される。
請求項5の発明では、上記副通路は、気筒毎に設けられた第1,第2副通路を有し、該各第1副通路は合流されて上記排気系に接続され、上記各第2副通路は互いに連通しているので、休止気筒の吸気通路にEGRガスをより確実に導入できる。即ち、第2副通路により各気筒が連通しているので、休止気筒の吸気通路に稼働気筒の負圧が第2副通路を介して伝達され、また第1副通路が排気系に接続されているので、該排気系内の排気ガスが上記負圧によってより確実に導入される。
請求項7の発明では、上記各通路面積制御弁は、弁軸に弁板を固定してなるバタフライ弁型のものであり、該弁板には切欠き部又は貫通孔が形成されているので、該制御弁により吸気通路を全閉した場合にも、上記切欠き部又は貫通孔により必要な空気量が得られるので、通路面積制御弁の開度制御か容易である。
請求項8の発明では、直列4気筒内燃機関の場合には、第2,第3気筒の運転を休止するようにしたので、休止気筒の吸気通路や吸気弁を隣接気筒からの熱により暖めることができる。
請求項9の発明では、少なくとも気筒休止運転を行う運転域において、上記EGR装置により排気ガスを吸気通路内に導入するようにしたので、EGRガスによる休止気筒の過度の温度低下を防止できる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1ないし図3は、本発明の第1実施形態による内燃機関を説明するための図であり、図1は内燃機関の概略構成図、図2は内燃機関の断面側面図、図3は内燃機関の吸気通路の断面平面図である。
図において、1は水冷式4サイクル直列4気筒内燃機関を示しており、該内燃機関1は、各気筒共通のクランク軸2が収容されたクランクケース3に、第1〜第4気筒4a,4b,4c,4dがクランク軸方向に並列に形成されたシリンダブロック4を結合し、該シリンダブロック4にシリンダヘッド5を結合し、該シリンダヘッド5にヘッドカバー23を装着した概略構造を有している。
上記シリンダブロック4の各気筒4a〜4d内には、ピストン6が摺動自在に挿入配置され、各ピストン6はコンロッド7を介して上記クランク軸2に連結されている。
上記シリンダヘッド5の下合面の上記各気筒4a〜4dに対向する部分には、それぞれ燃焼凹部5aが形成され、該燃焼凹部5a,気筒4a〜4d及びピストン6の頂面6aで囲まれた空間が燃焼室8となっている。
上記シリンダヘッド5の各燃焼凹部5aのクランク軸2を挟んだクランク軸直角方向一側には吸気弁開口5bが、他側には排気開口5cが形成されている。
上記吸気弁開口5b及び排気弁開口5cには、該開口5b,5cを開閉する吸気弁9,排気弁10が配置され、該吸気弁9,排気弁10はそれぞれ吸気カム軸11,排気カム軸12により開閉駆動される。
上記シリンダヘッド5には、2本の点火プラグ13,14が燃焼凹部5a内に臨むよう挿着されている。上記各点火プラグ13,14は、燃焼室8の中心を通るクランク軸2と平行な線上でかつ燃焼凹部5aの両側部に位置するよう配置されている。
上記各排気弁開口5cは、排気ポート(排気通路)5dによりシリンダヘッド5の一方の側壁に導出されている。該シリンダヘッド5の各排気ポート5dには排気系を構成する排気管15が接続されている。該各排気管15の下流端は1本の排気合流管16に合流され、該排気合流管16の下流端部にはマフラ(不図示)が接続されている。また、上記排気合流管16の中途部には、排気ガスの浄化を行う触媒17が介設されている。
上記各吸気弁開口5bは、吸気ポート(吸気通路)5eによりシリンダヘッド5の他方の側壁に導出されている。該シリンダヘッド5の各吸気ポート5eには吸気管18が接続され、該各吸気管18の上流端は全気筒共通のサージタンク19に接続されている。上記サージタンク19の側壁19aには、空気導入管20が接続されており、該空気導入管20の上流端には空気を濾過するエアクリーナ21が接続されている。
上記空気導入管20には、各気筒共通のスロットル弁22が配置されている。このスロットル弁22は、空気導入管20により軸支された弁軸22aに空気導入通路面積を変化させる弁板22bを固定したバタフライ弁型のものである。
上記シリンダヘッド5の各吸気ポート5eには、燃料噴射弁26が吸気ポート5eの中心線A上に位置するよう装着されている。この各燃料噴射弁26は、噴射口26aが吸気弁9の傘裏中心部に指向するように配置されている。
上記内燃機関1は、各排気管15を通って排気合流管16を流れるEGRガスを吸気系に還流させて再燃焼させるようにしたEGR装置30を備えている。
このEGR装置30は、各気筒4a〜4dごとに配設されたパイプ状のサブポート(副通路)33と、該各サブポート33の上流側開口33bに接続された1つのEGR集合管(連通路)34と、該EGR集合管34の上流側に介設された第1EGR制御弁35と、該内燃機関1の運転状態を低〜高負荷運転域に応じて制御するECU36とを備えている。
上記各サブポート33は、各吸気管18の下側に該吸気管18と略平行に延びるよう配置されている。上記シリンダヘッド5の各吸気ポート5eの底壁部には、EGR流入口5fが吸気弁開口5bに指向するよう形成されており、該EGR流入口5fには上記サブポート33の下流端開口33aが接続されている。
上記各流入口5fは、平面視で、各気筒の吸気ポート5eの中心線Aに対してクランク軸2方向一側に偏位させて配置され、クランク軸方向視で、上記吸気ポート5eの吸気弁開口5bに近接するよう配置されている。
上記サブポート33からのEGRガス流bは、上記EGR流入口5fから吸気弁開口5bを通って燃焼室8内のクランク軸方向一側にて気筒4a〜4dの排気側壁に沿って下降し、ピストン頂面6aで反転して吸気側壁に沿って上昇する順方向タンブル(縦渦)b′を生成する。
上記吸気管18からの吸気流cは、吸気ポート5eから吸気弁開口5bを通って燃焼室8内の略中心部にて上記EGR流bと同一方向の順タンブル(縦渦)c′を生成する。この各順タンブルb′,c′は、クランク軸方向に横並びの流れとなっている。
上記EGR集合管34は、クランク軸2と略平行に配置され、長手方向に所定間隔をあけて形成された枝管34aを有し、該各枝管34aに上記各サブポート33の上流端開口33bが連通接続されている。
上記EGR集合管34の長手方向中央部には、EGR還元管39の下流端開口が連通接続され、該EGR還元管39の上流端開口は上記排気合流管16の触媒17より上流側に連通接続されている。なお、EGR還元管39は、排気合流管16の触媒17より下流側に接続してもよい。また上記EGR還元管39には、EGRガスを冷却するEGRクーラ40が介設されている。
上記EGR還元管39のEGR集合管34上流側近傍に、該EGR還元管39を開閉する上記第1EGR制御弁35が介設されている。この第1EGR制御弁35は、ステップモータ式のものであり、上記ECU36により開閉制御される。
上記空気導入管20の、上記スロットル弁22とサージタンク19との間には、該空気導入管20の通路面積を絞って負圧を発生させるベンチュリ部41が設けられている。該ベンチュリ部41には、リード弁44,第2EGR制御弁43が接続され、該第2EGR制御弁43には排気導入管42の下流端開口42aが接続されている。該排気導入管42の上流端開口42bは、上記EGR還元管39の第1EGR制御弁35とEGRクーラ40との間に連通接続されている。
上記第2EGR制御弁43は、ステップモータ式のものであり、上記ECU36により開閉制御される。また上記リード弁44は、排気ガスが第2EGR制御弁43側から空気導入管20内に流れるのを許容し、空気が該空気導入管20側からEGR制御弁43側に流れるのを阻止する。
上記内燃機関1は、該内燃機関1の運転域に応じて全気筒運転と気筒休止運転との何れかに切り換える気筒休止機構46と、該機構46の動作を制御するECU36を備えている。
上記気筒休止機構46は、具体的には、例えば低・中負荷運転域では、第1,第4気筒4a,4dの吸気弁,排気弁のみを作動させ、第2,第3気筒4b,4cの吸気弁,排気弁は閉状態に保持し、一方、高負荷運転域では、第1〜第4気筒4a〜4dの全ての吸気弁,排気弁を作動させる。なお、休止気筒への燃料噴射は停止され、点火は継続される。
上記ECU36は、エンジン回転数,スロットル開度,エンジン温度,排気ガスの酸素濃度・・等の各種のパラメータに基づいて、上記第1,第2EGR制御弁35,43を制御する。具体的には、内燃機関1の運転状態が、例えば、低負荷運転域では、第2EGR制御弁43を閉じるとともに、第1EGR制御弁35を開き、中負荷運転域では、第1,第2EGR制御弁35,43を所定開度に開き、高負荷運転域では、第1EGR制御弁35を閉じるとともに、第2EGR制御弁43を開く。
上記ECU36は、上記気筒休止運転を行う上記運転域においては、上記EGR制御を行う。
そして上記気筒休止運転状態では、第1,第4気筒4a,4dの吸気行程によって生じる負圧がEGR集合管34を経由して休止気筒4b,4cの吸気ポート5eにも作用する。このため休止気筒4b,4cの吸気ポート5eにサブポート33からEGRガスが流入し、該吸気ポート5eの内壁,吸気弁9の傘裏部分に噴出されることとなる。
このように本実施形態によれば、休止している第2,第3気筒4b,4cの吸気ポート5eにEGRガスを導入したので、該EGRガスにより休止気筒4b,4cの吸気ポート5eの内壁や吸気弁9の傘裏部が暖められることとなり、過度の温度低下を抑制できる。その結果、気筒休止運転から全気筒運転に復帰させた際に、噴射供給された燃料が吸気通路内壁や吸気弁傘部に付着しにくく、気化が促進され、安定した燃焼を行うことができる。その結果、出力性能及び排気エミッション性能を高めることができる。
本実施形態では、各サブポート33の上流端開口33bを1つのEGR集合管34に接続したので、該EGR集合管34を介して各サブポート33からEGRガスが休止気筒4b,4c及び稼動気筒4a,4dに導入されることとなる。これにより休止気筒4b,4cの吸気弁9近傍にEGRガスを確実に導入することができ、温度低下を確実に抑制できる。即ち、稼動気筒4a,4dの吸気行程により生じる負圧がEGR集合管34を介して休止気筒4b,4cの吸気ポート5e,5eにも作用することとなり、該休止気筒4b,4cの吸気弁9を閉じていてもEGRガスが確実に流入することとなる。
また各サブポート33共通のEGR集合管34に第1EGR制御弁35を接続したので、1つのEGR制御弁35で済み、構造を簡単にできるとともにコストを低減できる。
本実施形態では、並列4気筒内燃機関1において、気筒休止運転を行う気筒を第2,第3気筒4b,4cとしたので、走行風により第2,第3気筒4b,4cが冷却されるのを回避できる。即ち、走行風によりシリンダヘッド5の第1,第4気筒4a,4dは冷却され易いが、第2,第3気筒4b,4cは内側に位置していることから走行風の影響を受けにくく、しかも第1,第4気筒4a,4d
からの熱が第2,第3気筒4b,4cに伝達される。このため気筒休止運転時に第2,第3気筒4b,4cに導入したEGRガスが温度低下するのをより抑制することができる。
本実施形態では、気筒休止運転を行う運転範囲ではEGR制御を行うようにしたので、休止気筒4b,4cの吸気ポート5e,吸気弁9の温度低下を確実に抑制できる。即ち、熱容量の小さいEGRガスで熱容量の大きい吸気ポート5eの内壁及び吸気弁9を加熱するには、短時間では困難であることから、気筒休止運転中は常時EGRガスを導入することによって、より確実に温度低下を抑制できる。
図4は、本発明の第2実施形態による内燃機関を説明するための図である。図中、図1と同一符号は同一又は相当部分を示す。
本第2実施形態は、第1〜第4気筒4a〜4dにそれぞれ2つの第1,第2サブポート(第1,第2副通路)33,32をタンブルの生成方向に指向するよう接続した例である。この各第1,第2サブポート33,32には、1つのEGR集合管(連通路)34を介して第1EGR制御弁35が接続されている。
上記第1,第2サブポート33,32は、吸気ポート5eの中心線Aと略平行に、かつ該中心線Aを挟んだクランク軸方向位一側,他側に偏位させて配置されている。この第1,第2サブポート33,32からのEGRガス流b,aの間を吸気流cが流れ、これらの流れb,a,cは、燃焼室8内にてクランク軸方向に横並びの順タンブルとなる。
本実施形態では、各気筒4a〜4dに、2つの第1,第2サブポート33,32を接続したので、流速の早いEGRガスが休止気筒4b,4cの吸気ポート5eの内壁及び吸気弁9の傘裏部に当たることとなり、温度低下をより確実に抑制できる。
上記第1,第2サブポート33,32をタンブルの生成方向に指向するよう配置したので、稼動気筒4a,4dの斜めスワール及びタンブルの生成が可能となり、耐EGR性能を向上でき、多量のEGRガスによるポンプ損失の低減効果を実現できる。
図5ないし図9は、本発明の第3実施形態による内燃機関を説明するための図であり、図中、図1〜図3と同一符号は同一又は相当部分を示す。
本第3実施形態は、第1〜第4気筒4a〜4dの各吸気管18に通路面積を変化させる通路面積制御弁31を配置するとともに、上記第1〜第4気筒4a〜4dにそれぞれ第1,第2サブポート33,32を接続し、各気筒4a〜4dにそれぞれ第1,第2燃料噴射弁25,26を配置した例である。
上記第1,第2サブポート33,32は、吸気ポート5eの中心線Aと略平行に、かつ該中心線Aを挟んだクランク軸方向一側,他側に偏位させて配置されている。
上記各第1サブポート33は、1つのEGR集合管34を介して排気合流管16に接続されており、上記第1実施形態と同様の構造であることから、以下、異なる部分についてのみ説明する。
上記各通路面積制御弁31は、共通の弁軸31aに各弁板31bを固定してなるバタフライ弁型のものであり、該弁軸31aには通路面積制御弁31を開閉駆動するモータ38が接続され、該モータ38はECU36により開閉制御される。
休止気筒4b,4cに配置された各通路面積制御弁31の弁板31bには、切欠き部31cが形成されている(図8,図9参照)。これにより、気筒休止運転時に通路面積制御弁31が全閉位置であってもサージタンク19内の空気の一部は吸気管18から切欠き部31cを通って吸気ポート5eに流入するようになっている。
上記各第2サブポート32には、1つのブローバイガス集合管47が接続されている。該ブローバイガス集合管47には、クランクケース3内に連通接続されたブローバイガス還元ホース29が接続されており、該還元ホース29にはPCV弁28が介設されている。
ピストン6の下降によりクランクケース3内の圧力が上昇するとともに、吸気ポート5eが負圧になると、PCV弁28が開き、クランクケース3内のブローバイガスがブローバイガス還元ホース29を介してブローバイガス集合管47から各第2サブポート32を通り、ブローバイガス流dとなって燃焼室8内に流入する。これによりクランクケース3内に燃焼室8から侵入した混合気,燃焼ガス等のブローバイガスを還元させる。
なお、上記各第2サブポート32には、吸気管18の通路面積制御弁31の上流側に接続してもよく、また燃料タンク内で発生する燃料蒸発ガスを接続してもよく、あるいはブレーキ踏み力を軽減するブレーキブースタを接続してもよい。
上記各第1燃料噴射弁25は、上記第2サブポート32からのブローバイガス流dに向けて燃料を噴射するよう吸気ポート5eの中心線Aに対して斜め内側に傾斜させて配置されている。上記第2燃料噴射弁26は、吸気管18からの吸気流cに向けて燃料を噴射するよう上記中心線A上にかつ該中心線Aと略平行に配置されている。
ECU36は、低負荷運転域では、通路面積制御弁31及び第2EGR制御片43を、例えば全閉から小開度(全開の15%)の範囲で制御するとともに、第1EGR制御弁35を大開度(全開の80%)から全開の範囲で制御し、第1燃料噴射弁25から燃料を噴射させる。
中負荷運転域では、通路面積制御弁31を小開度(全開の15%)から中開度(全開の50%)の範囲で制御するとともに、第1,第2EGR制御弁35,43を所定開度開き、第2燃料噴射弁26から燃料を噴射させる。
また高負荷運転域では、第1EGR制御弁35を全開から小開度(全開の15%)の範囲で制御するとともに、第2EGR制御弁43を大開度(全開の80%)から全開の範囲で制御し、第2燃料噴射弁26から燃料を噴射させる。
本実施形態では、各吸気管18に通路面積制御弁31を配置し、各気筒4a〜4dに接続された各第1サブポート33を1つのEGR集合管34に接続し、各第2サブポート32を1つのブローバイガス集合管47に接続し、第1,第2サブポート33,32を吸気弁9の傘裏近傍に指向するよう接続し、通路面積制御弁31をシリンダヘッド5の合わせ面近傍に配置したので、暖気運転完了後の部分負荷気筒休止運転では、例えば、スロットル弁22を小開度とし、通路面積制御弁31を小開度とし、第1EGR制御弁35を小〜中開度とすることにより、稼動気筒4a,4dの吸気行程で生じる負圧がEGR集合管34を経由して休止気筒4b,4cの吸気ポート5eにも作用することとなる。このためEGR制御弁35が接続されたEGR集合管34経由でEGRガスが休止気筒4b,4cの吸気ポート5e内に噴出し、該休止気筒4b,4cの吸気ポート5eの内壁及び吸気弁9の傘裏部が確実に暖められることとなり、過度の温度低下を抑制できる。
本実施形態では、通路面積制御弁31の弁板31bに切欠き部31cを形成したので、サージタンク19内の空気の一部が切欠き部31cを通って通路面積制御弁31の下流側に流入してEGRガスに充填されることとなり、休止気筒4b,4c内のEGRガスの割合が過多になるのを防止できる。これにより、休止気筒4b,4cを稼動運転に復帰させたときに、EGRガスの過多による失火を防止でき、安定した燃焼を確保できる。
なお、上記実施形態では、弁板31bに切欠き部31cを形成したが、該弁板31bに貫通孔を形成してもよい。また、通路面積制御弁31を、気筒休止運転時に予め設定された開度まで開くように制御してもよい。
上記実施形態では、並列4気筒内燃機関1の場合を例に説明したが、本発明は、並列3気筒,V型6気筒,V型8気筒等の多気筒内燃機関であれば何れにも適用可能である。
本発明の第1実施形態による内燃機関の概略構成図である。 上記内燃機関の第2気筒の断面図である。 上記内燃機関の吸気通路の平面図である。 本発明の第2実施形態による内燃機関の概略構成図である。 本発明の第3実施形態による内燃機関の概略構成図である。 上記内燃機関の第2気筒の断面図である。 上記内燃機関の吸気通路の平面図である。 上記内燃機関の通路面積制御弁の断面図である。 上記内燃機関の通路面積制御弁の断面図である。
符号の説明
1 内燃機関
4a〜4d 気筒
5b 吸気弁開口
5c 排気弁開口
5d 排気ポート(排気通路)
5e 吸気ポート(吸気通路)
8 燃焼室
9 吸気弁
10 排気弁
15,16 排気管(排気通路)
18 吸気管(吸気通路)
19 サージタンク
22 スロットル弁
31 通路面積制御弁
31a 弁軸
31b 弁板
31c 切欠き部
32,33 第1,第2サブポート(第1,第2副通路)
33a 下流側開口
33b 上流側開口
34 EGR集合管(第1連通路)
35 EGR制御弁
30 EGR装置
47 ブローバイガス集合管(第2連通路)

Claims (9)

  1. 複数の気筒と、該各気筒の燃焼室に開口する吸気弁開口を有する吸気通路及び排気弁開口を有する排気通路と、上記吸気弁開口を開閉する吸気弁及び排気弁開口を開閉する排気弁とを備え、運転状態に応じて、一部の気筒の吸気弁開口及び排気弁開口を閉じることにより該一部の気筒の運転を休止するようにした内燃機関であって、上記各気筒の燃焼室に排気ガスを供給するEGR装置を備え、該EGR装置は、上記運転を休止する気筒の吸気通路の吸気弁開口近傍部分に排気ガスを供給するように構成されていることを特徴としている。
  2. 請求項1において、上記EGR装置は、上記各気筒毎に設けられた副通路を備え、該各副通路の下流側開口は上記吸気通路の吸気弁開口近傍に接続され、該各副通路の上流側開口は互いに集合されるとともに排気系に接続され、該排気系内の排気ガスが上記副通路を介して上記吸気通路の上記吸気弁近傍に導入されることを特徴とする内燃機関。
  3. 請求項2において、上記各吸気通路が接続されたサージタンクと、該サージタンクの空気導入管に配設された各気筒共通のスロットル弁とを備えたことを特徴とする内燃機関。
  4. 請求項3において、上記各気筒の吸気通路に配設され、該吸気通路の通路面積を変化させる通路面積制御弁を備え、上記副通路の下流側開口は通路面積制御弁より下流側に接続されていることを特徴とする内燃機関。
  5. 請求項4において、上記副通路は、気筒毎に設けられた第1,第2副通路を有し、該各第1副通路は合流されて上記排気系に接続され、上記各第2副通路は互いに連通していることを特徴とする内燃機関。
  6. 請求項4において、上記各通路面積制御弁は、気筒休止運転時には予め設定された開度に制御されることを特徴とする内燃機関。
  7. 請求項4において、上記各通路面積制御弁は、弁軸に弁板を固定してなるバタフライ弁型のものであり、該弁板には切欠き部又は貫通孔が形成されていることを特徴とする内燃機関。
  8. 請求項1ないし7の何れかにおいて、第1〜第4気筒を有する直列4気筒内燃機関であり、第2,第3気筒の運転を休止することを特徴とする内燃機関。
  9. 請求項1ないし8の何れかにおいて、少なくとも気筒休止運転を行う運転域において、上記EGR装置により排気ガスを吸気通路内に導入することを特徴とする内燃機関。
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