JP2006022808A - 多気筒エンジンの吸排気装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】高負荷高速回転域を含む全領域において十分に出力の向上を図ることができる多気筒エンジンの吸排気装置を提供する。
【解決手段】EGRオン領域並びに高負荷高速回転で且つEGRがオフの領域においては、調整バルブ13が開放されて左バンク1aの排気マニホルド5aと右バンク1bの排気マニホルド5bとが連通路12により互いに連通する。EGRオン領域では、さらにこの状態でEGRバルブ15a及び15bが開かれて左右の排気マニホルド5a及び5bから吸気マニホルド11への排気ガスの再循環が行われる。低中速回転で且つEGRがオフの領域においては、調整バルブ13が閉鎖され、左バンク1aの排気マニホルド5aと右バンク1bの排気マニホルド5bとが互いに遮断される。
【選択図】図1
【解決手段】EGRオン領域並びに高負荷高速回転で且つEGRがオフの領域においては、調整バルブ13が開放されて左バンク1aの排気マニホルド5aと右バンク1bの排気マニホルド5bとが連通路12により互いに連通する。EGRオン領域では、さらにこの状態でEGRバルブ15a及び15bが開かれて左右の排気マニホルド5a及び5bから吸気マニホルド11への排気ガスの再循環が行われる。低中速回転で且つEGRがオフの領域においては、調整バルブ13が閉鎖され、左バンク1aの排気マニホルド5aと右バンク1bの排気マニホルド5bとが互いに遮断される。
【選択図】図1
Description
この発明は、多気筒エンジンの吸排気装置に係り、特にそれぞれターボチャージャを有する2つの吸排気系統を備えた多気筒エンジンの吸排気装置に関する。
V型多気筒エンジンでは、双方のバンクにそれぞれ対応してターボチャージャを配設し、各バンクの気筒から排出された排気エネルギーをターボチャージャのタービンで回収してコンプレッサを駆動することにより、圧縮された吸気を気筒へ供給するものがある。このようなターボチャージャを備えたV型多気筒エンジンにおいて、例えば特許文献1には、双方のターボチャージャの圧力を均衡化するために双方のバンクの排気通路を互いに連結し、さらにこの連結部をEGR通路により双方のバンクに共通の吸気通路に接続して、排気ガスの一部を吸気系へ再循環(EGR)させるものが開示されている。EGR通路に配設されたEGRバルブの開閉によりEGRのオン/オフが制御される。
しかしながら、双方のバンクの排気通路とEGR通路との連結部にEGRバルブが配置されているので、EGRバルブを開いたEGRオン時には双方のバンクの排気通路が互いに連通されるが、EGRオフ時には双方のバンクの排気通路を連通させることができない。従って、一般に出力性能の向上を図るためにEGRをオフする高負荷高回転領域においては、双方のバンクの排気通路が互いに遮断され、これら双方のバンクの排気通路内の圧力の違いに起因して発生する双方のターボッチャージャの回転数のばらつきが均衡化されることがない。また、バラツキが小さいと、双方のターボチャージャの回転数を共に最大回転数に近づけることができるので、高出力を出すことが可能であるが、バラツキが大きいと、片方のターボチャージャの回転数が最大回転数に近づいた状態であっても、他方のターボチャージャの回転数はまだ最大回転数より低いということがあり、出力の向上を十分になし得ることが困難であるという問題があった。
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、高負荷高速回転域を含む全領域において十分に出力の向上を図ることができる多気筒エンジンの吸排気装置を提供することを目的とする。
この発明に係る多気筒エンジンの吸排気装置は、それぞれターボチャージャを有する2つの吸排気系統を備えた多気筒エンジンの吸排気装置において、双方の系統の排気通路を互いに連通する連通路と、連通路を開閉するための調整バルブと、各系統の排気通路と吸気通路との間で排気ガスを循環させるEGR導入通路と、EGR導入通路を開閉するためのEGRバルブとを備えたものである。
調整バルブとEGRバルブの開閉により双方の系統の排気通路の連通/遮断とEGRのオン/オフとを制御することができる。従って、例えば高負荷高速回転領域において、双方の系統の排気通路を互いに連通しつつEGRをオフとすることにより、双方の系統のターボチャージャの回転数差が小さくなり、双方のターボチャージャの回転数を共に最大限に上げることが可能となる。
調整バルブとEGRバルブの開閉により双方の系統の排気通路の連通/遮断とEGRのオン/オフとを制御することができる。従って、例えば高負荷高速回転領域において、双方の系統の排気通路を互いに連通しつつEGRをオフとすることにより、双方の系統のターボチャージャの回転数差が小さくなり、双方のターボチャージャの回転数を共に最大限に上げることが可能となる。
それぞれ対応する系統の排気通路と吸気通路との間で排気ガスを循環させると共に調整バルブを間に挟んで両側に配置される2つのEGR導入通路と、それぞれ対応するEGR導入通路を開閉するための2つのEGRバルブとを備えれば、調整バルブと2つのEGRバルブの開閉により双方の系統の排気通路の連通/遮断とEGRのオン/オフとを独立して制御することができる。
また、EGRオン領域及び高負荷高速回転で且つEGRオフの領域では調整バルブを開放し、低中速回転で且つEGRオフの領域では調整バルブを閉鎖するように構成することができる。
EGRオン領域及び高負荷高速回転で且つEGRオフの領域において調整バルブが開放されて双方の系統の排気通路が互いに連通されるので、各気筒のEGR率のバラツキが縮小される。また、低中速回転で且つEGRオフの領域においては調整バルブが閉じられて双方の系統の排気通路が互いに遮断されるので、各排気通路内の圧力が上がり、ターボチャージャの過給圧が向上する。
なお、双方の系統の吸気通路を互いに連通することもできる。
EGRオン領域及び高負荷高速回転で且つEGRオフの領域において調整バルブが開放されて双方の系統の排気通路が互いに連通されるので、各気筒のEGR率のバラツキが縮小される。また、低中速回転で且つEGRオフの領域においては調整バルブが閉じられて双方の系統の排気通路が互いに遮断されるので、各排気通路内の圧力が上がり、ターボチャージャの過給圧が向上する。
なお、双方の系統の吸気通路を互いに連通することもできる。
この発明によれば、高負荷高速回転域を含む全領域において十分に出力の向上を図ることが可能となる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1
図1に実施の形態1に係る多気筒エンジンの吸排気装置の全体構成を示す。この実施の形態1は、V型8気筒エンジンに適用されたもので、8つの気筒が4つずつ2群に分けられてそれぞれ左右のバンク1a及び1bに配列されている。これら左右のバンク1a及び1bにそれぞれ対応して2つの吸排気系統2a及び2bが配設されている。
実施の形態1
図1に実施の形態1に係る多気筒エンジンの吸排気装置の全体構成を示す。この実施の形態1は、V型8気筒エンジンに適用されたもので、8つの気筒が4つずつ2群に分けられてそれぞれ左右のバンク1a及び1bに配列されている。これら左右のバンク1a及び1bにそれぞれ対応して2つの吸排気系統2a及び2bが配設されている。
左バンク1aに対応した吸排気系統2aはターボチャージャ3aを備え、ターボチャージャ3aのタービン4aの流入口に排気マニホルド5aが接続されると共に流出口にはDPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ)6aが接続されている。また、ターボチャージャ3aのコンプレッサ7aの吸込口にエアフローメータ8aを介してエアクリーナ9aが接続されると共に吐出口にインタークーラ10を介して双方の吸排気系統2a及び2bに共通の吸気マニホルド11が接続されている。
同様に、右バンク1bに対応した吸排気系統2bはターボチャージャ3bを備え、ターボチャージャ3bのタービン4bの流入口に排気マニホルド5bが接続されると共に流出口にはDPF6bが接続されている。また、ターボチャージャ3bのコンプレッサ7bの吸込口にエアフローメータ8bを介してエアクリーナ9bが接続されると共に吐出口にインタークーラ10を介して吸気マニホルド11が接続されている。
左バンク1aの排気マニホルド5aと右バンク1bの排気マニホルド5bが互いに連通路12により連通されており、この連通路12上に連通路12を開閉するための調整バルブ13が配設されている。
また、左バンク1aの排気マニホルド5aと調整バルブ13との間に位置する連通路12から分岐して吸気マニホルド11に至る吸排気系統2a用のEGR導入通路14aと、右バンク1bの排気マニホルド5bと調整バルブ13との間に位置する連通路12から分岐して吸気マニホルド11に至る吸排気系統2b用のEGR導入通路14bとが形成されている。すなわち、調整バルブ13を間に挟んで両側に2つのEGR導入通路14a及び14bが配置されており、これらEGR導入通路14a及び14b上にそれぞれEGRバルブ15a及び15bが配設されている。
調整バルブ13、EGRバルブ15a及び15bにこれらのバルブの開閉を制御する制御部16が接続されている。制御部16には、さらにエンジンの回転数を検出する回転数センサ及びアクセルペダル位置を検出するアクセルペダル位置センサ等の図示しない各種センサが接続され、これらのセンサからエンジン回転数、アクセルペダル位置等のエンジンの運転状況を表す検出信号が入力される。また、検出されたアクセルペダル位置を元に燃料噴射量を決定する。
制御部16は、調整バルブ13と2つのEGRバルブ15a及び15bの開閉により双方の吸排気系統2a及び2bの排気マニホルド5a及び5bの連通/遮断とEGRのオン/オフとを独立して制御することができる。
なお、上記した構成以外にも、図示は省略するが、吸気スロットル、EGRクーラー、EGRクーラーのバイパス通路、バイパス通路に設けられた切り替えバルブ等も設けられている。
制御部16は、調整バルブ13と2つのEGRバルブ15a及び15bの開閉により双方の吸排気系統2a及び2bの排気マニホルド5a及び5bの連通/遮断とEGRのオン/オフとを独立して制御することができる。
なお、上記した構成以外にも、図示は省略するが、吸気スロットル、EGRクーラー、EGRクーラーのバイパス通路、バイパス通路に設けられた切り替えバルブ等も設けられている。
次に、この実施の形態1の動作について説明する。
左バンク1aの各気筒から排出された排気ガスがターボチャージャ3aのタービン4aを回転させた後にDPF6aへ送られる。これによりターボチャージャ3aのコンプレッサ7aが駆動され、エアクリーナ9a及びエアフローメータ8aを介して取り入れられた空気がコンプレッサ7aで圧縮された後、インタークーラ10を介して吸気マニホルド11に送られる。
同様に、右バンク1bの各気筒から排出された排気ガスがターボチャージャ3bのタービン4bを回転させた後にDPF6bへ送られる。これによりターボチャージャ3bのコンプレッサ7bが駆動され、エアクリーナ9b及びエアフローメータ8bを介して取り入れられた空気がコンプレッサ7bで圧縮された後、インタークーラ10を介して吸気マニホルド11に送られる。
左バンク1aの各気筒から排出された排気ガスがターボチャージャ3aのタービン4aを回転させた後にDPF6aへ送られる。これによりターボチャージャ3aのコンプレッサ7aが駆動され、エアクリーナ9a及びエアフローメータ8aを介して取り入れられた空気がコンプレッサ7aで圧縮された後、インタークーラ10を介して吸気マニホルド11に送られる。
同様に、右バンク1bの各気筒から排出された排気ガスがターボチャージャ3bのタービン4bを回転させた後にDPF6bへ送られる。これによりターボチャージャ3bのコンプレッサ7bが駆動され、エアクリーナ9b及びエアフローメータ8bを介して取り入れられた空気がコンプレッサ7bで圧縮された後、インタークーラ10を介して吸気マニホルド11に送られる。
このとき、制御部16は、回転数センサにより検出されたエンジン回転数とアクセルペダル位置センサにより検出されたアクセルペダル位置を元に決定される燃料噴射量とに基づき、図2に示されるような予め設定されているマップに従ってEGRのオン/オフを決定し、さらにEGRオン領域ではエンジンの運転状況に応じて左バンク1a側の吸排気系統2a及び右バンク1b側の吸排気系統2bのそれぞれに対して最適なEGR率を演算し、演算されたEGR率となるようにEGRバルブ15a及び15bの開度を調整する。これにより、左バンク1a側の排気マニホルド5aから取り出された排気ガスの一部と右バンク1b側の排気マニホルド5bから取り出された排気ガスの一部とが吸気マニホルド11に再循環される。
また、制御部16は、図3に示されるような予め設定されているマップに従って調整バルブ13の開閉を制御する。ここでは、調整バルブ13は、低中速回転で且つEGRがオフの領域において閉鎖される。これにより、左バンク1aの排気マニホルド5aと右バンク1bの排気マニホルド5bとが互いに遮断され、その結果、排気マニホルド5a及び5bのそれぞれの内圧が上がってターボチャージャの過給圧が向上し、ひいては出力の向上がなされる。
一方、EGRオン領域においては、調整バルブ13が開放される。これにより、左バンク1aの排気マニホルド5aと右バンク1bの排気マニホルド5bとが互いに連通し、双方の排気ガスが混合するため、左バンク1aと右バンク1bのEGRの分配が良好となり、左バンク1a側の吸排気系統2aのEGR率と右バンク1b側の吸排気系統2bのEGR率とのバラツキが縮小される。従って、出力の低下を最小限に抑えながらEGRを良好に行ってNOxの低減を図ることが可能となる。
また、高負荷高速回転で且つEGRがオフの領域においても調整バルブ13が開放され、左バンク1aの排気マニホルド5aと右バンク1bの排気マニホルド5bとが互いに連通する。ここで、調整バルブ13を開いて左右の排気マニホルド5a及び5bを互いに連通したときの左右のターボチャージャ3a及び3bの回転数差Doは、調整バルブ13を閉じて左右の排気マニホルド5a及び5bを互いに遮断したときの左右のターボチャージャ3a及び3bの回転数差Dcより小さくなる。これは、調整バルブ13を開くことで左右の排気マニホルド5a及び5bの内圧の均衡化がなされたためであり、これにより、双方のターボチャージャ3a及び3bの回転数を共に最大限に上げることができ、従って出力の向上を図ることが可能となる。
このように、低中速回転領域だけでなく高負荷高速回転領域においても十分に出力を向上させることができる。
なお、図3に示されるように、低負荷高速回転領域でも高負荷高速回転領域と同様に調整バルブ13を開放して左右の排気マニホルド5a及び5bを互いに連通したが、一般にこの領域ではさらなる出力向上の必要性に乏しいため、低負荷高速回転領域において調整バルブ13を閉鎖して左右の排気マニホルド5a及び5bを互いに遮断するように構成することもできる。
また、調整バルブ13としては、連通路12を全開/全閉するものでもよいが、開度を調整可能なバルブを用いて左バンク1aの排気マニホルド5aと右バンク1bの排気マニホルド5bの連通の度合いを調整し得るように構成することもできる。
なお、図3に示されるように、低負荷高速回転領域でも高負荷高速回転領域と同様に調整バルブ13を開放して左右の排気マニホルド5a及び5bを互いに連通したが、一般にこの領域ではさらなる出力向上の必要性に乏しいため、低負荷高速回転領域において調整バルブ13を閉鎖して左右の排気マニホルド5a及び5bを互いに遮断するように構成することもできる。
また、調整バルブ13としては、連通路12を全開/全閉するものでもよいが、開度を調整可能なバルブを用いて左バンク1aの排気マニホルド5aと右バンク1bの排気マニホルド5bの連通の度合いを調整し得るように構成することもできる。
実施の形態2
図4に実施の形態2に係る多気筒エンジンの吸排気装置の全体構成を示す。この実施の形態2は、図1に示した実施の形態1の装置において、左バンク1aと右バンク1bに共通の吸気マニホルド11及びインタークーラ10の代わりに左バンク1a側の吸気マニホルド11a及びインタークーラ10aと右バンク1b側の吸気マニホルド11b及びインタークーラ10bとを互いに独立して配設したものである。
図4に実施の形態2に係る多気筒エンジンの吸排気装置の全体構成を示す。この実施の形態2は、図1に示した実施の形態1の装置において、左バンク1aと右バンク1bに共通の吸気マニホルド11及びインタークーラ10の代わりに左バンク1a側の吸気マニホルド11a及びインタークーラ10aと右バンク1b側の吸気マニホルド11b及びインタークーラ10bとを互いに独立して配設したものである。
左バンク1a側のターボチャージャ3aのコンプレッサ7aで圧縮された空気がインタークーラ10aを介して吸気マニホルド11aに供給された後、左バンク1aの各気筒に送られる。一方、右バンク1b側のターボチャージャ3bのコンプレッサ7bで圧縮された空気がインタークーラ10bを介して吸気マニホルド11bに供給された後、右バンク1bの各気筒に送られる。
また、EGRオン時には、左バンク1a側の排気マニホルド5aから取り出された排気ガスの一部がEGRバルブ15aを介して吸気マニホルド11aに再循環され、同様に右バンク1b側の排気マニホルド5bから取り出された排気ガスの一部がEGRバルブ15bを介して吸気マニホルド11bに再循環される。
このような構成としても、上述した実施の形態1と同様に、低中速回転領域及び高負荷高速回転領域において十分に出力を向上させることができ、また左右の吸排気系統2a及び2bのEGR率のバラツキを縮小して、出力の低下を最小限に抑えながらNOxの低減を図ることが可能となる。
実施の形態3
図5に実施の形態3に係る多気筒エンジンの吸排気装置の全体構成を示す。この実施の形態3は、図1に示した実施の形態1の装置において、連通路12に左バンク1aと右バンク1bに共通のEGR導入通路14を介して吸気マニホルド11を連結し、連通路12とEGR導入通路14との連結部に調整バルブ13を、EGR導入通路14上にEGRバルブ15をそれぞれ配設したものである。調整バルブ13を開放すると、左バンク1aの排気マニホルド5aと右バンク1bの排気マニホルド5bとが連通路12を介して互いに連通すると共に連通路12とEGR導入通路14とが連通する。一方、調整バルブ13を閉鎖すると、左バンク1aの排気マニホルド5aと右バンク1bの排気マニホルド5bとが互いに遮断され、EGRバルブ15の開閉状態に関わらずにEGR導入通路14も遮断される。
図5に実施の形態3に係る多気筒エンジンの吸排気装置の全体構成を示す。この実施の形態3は、図1に示した実施の形態1の装置において、連通路12に左バンク1aと右バンク1bに共通のEGR導入通路14を介して吸気マニホルド11を連結し、連通路12とEGR導入通路14との連結部に調整バルブ13を、EGR導入通路14上にEGRバルブ15をそれぞれ配設したものである。調整バルブ13を開放すると、左バンク1aの排気マニホルド5aと右バンク1bの排気マニホルド5bとが連通路12を介して互いに連通すると共に連通路12とEGR導入通路14とが連通する。一方、調整バルブ13を閉鎖すると、左バンク1aの排気マニホルド5aと右バンク1bの排気マニホルド5bとが互いに遮断され、EGRバルブ15の開閉状態に関わらずにEGR導入通路14も遮断される。
制御部16は、図3に示されるような予め設定されているマップに従い、低中速回転で且つEGRがオフの領域において調整バルブ13を閉鎖する。これにより、左バンク1aの排気マニホルド5aと右バンク1bの排気マニホルド5bとが互いに遮断され、排気マニホルド5a及び5bのそれぞれの内圧が上がってターボチャージャの過給圧が向上する。
一方、EGRオン領域においては、制御部16により調整バルブ13が開放され、左バンク1aの排気マニホルド5aと右バンク1bの排気マニホルド5bとが互いに連通すると共に連通路12とEGR導入通路14とが連通する。ここで、制御部16は、エンジンの運転状況に応じて双方の吸排気系統2a及び2bに対して最適なEGR率を演算し、演算されたEGR率となるようにEGRバルブ15の開度を調整する。これにより、双方の排気ガスが混合し、出力の低下を抑えながらEGRを良好に行ってNOxの低減を図ることができる。
また、高負荷高速回転で且つEGRがオフの領域においては、制御部16により調整バルブ13が開放されて左バンク1aの排気マニホルド5aと右バンク1bの排気マニホルド5bとが互いに連通するが、EGRバルブ15は閉鎖される。これにより、左右の排気マニホルド5a及び5bの内圧の均衡化がなされ出力の向上を図ることができる。
このように、実施の形態3においても、上述した実施の形態1及び2と同様に、低中速回転領域及び高負荷高速回転領域において十分に出力を向上させることができ、また出力の低下を最小限に抑えながらNOxの低減を図ることが可能となる。
実施の形態1〜3において、各吸排気系統に必ずしもDPF6aあるいは6bを設置する必要はない。DPFを省略したり、DPFの代わりに触媒を配置することもできる。
調整バルブやEGRバルブは、制御部16によって電気的に開閉されることに限定されず、例えば、排気通路あるいは吸気通路内の圧力をバルブに導入することで開閉されるバルブを使用してもよい。
調整バルブやEGRバルブは、制御部16によって電気的に開閉されることに限定されず、例えば、排気通路あるいは吸気通路内の圧力をバルブに導入することで開閉されるバルブを使用してもよい。
また、調整バルブの制御方法として、EGRオン時またはエンジン回転数が所定値(例えば、2000rpm)以上のときに調整バルブを開放して左バンクの排気マニホルドと右バンクの排気マニホルドを互いに連通し、EGRオフ時で且つエンジン回転数が所定値(例えば、2000rpm)未満のときに調整バルブを閉鎖して左バンクの排気マニホルドと右バンクの排気マニホルドを互いに遮断するような方法を採ることもできる。
上記の実施の形態1〜3においては、V型8気筒エンジンに適用された吸排気装置について説明したが、これに限るものではなく、この発明は吸排気系統を2系統備えたエンジン、例えば8気筒以外の多気筒のV型エンジンや、V型以外の例えば水平対向型のエンジン、直列エンジン等に広く適用することができる。
上記の実施の形態1〜3においては、V型8気筒エンジンに適用された吸排気装置について説明したが、これに限るものではなく、この発明は吸排気系統を2系統備えたエンジン、例えば8気筒以外の多気筒のV型エンジンや、V型以外の例えば水平対向型のエンジン、直列エンジン等に広く適用することができる。
1a 左バンク、1b 右バンク、2a,2b 吸排気系統、3a,3b ターボチャージャ、4a,4b タービン、5a,5b 排気マニホルド、6a,6b DPF、7a,7b コンプレッサ、8a,8b エアフローメータ、9a,9b エアクリーナ、10,10a,10b インタークーラ、11,11a,11b 吸気マニホルド、12 連通路、13 調整バルブ、14,14a,14b EGR導入通路、15,15a,15b EGRバルブ、16 制御部。
Claims (4)
- それぞれターボチャージャを有する2つの吸排気系統を備えた多気筒エンジンの吸排気装置において、
双方の系統の排気通路を互いに連通する連通路と、
前記連通路を開閉するための調整バルブと、
各系統の排気通路と吸気通路との間で排気ガスを循環させるEGR導入通路と、
前記EGR導入通路を開閉するためのEGRバルブと
を備えたことを特徴とする多気筒エンジンの吸排気装置。 - それぞれ対応する系統の排気通路と吸気通路との間で排気ガスを循環させると共に前記調整バルブを間に挟んで両側に配置される2つのEGR導入通路と、
それぞれ対応するEGR導入通路を開閉するための2つのEGRバルブと
を備えた請求項1に記載の多気筒エンジンの吸排気装置。 - EGRオン領域及び高負荷高速回転で且つEGRオフの領域では前記調整バルブを開放し、低中速回転で且つEGRオフの領域では前記調整バルブを閉鎖する請求項1または2に記載の多気筒エンジンの吸排気装置。
- 双方の系統の吸気通路は互いに連通している請求項1〜3のいずれか一項に記載の多気筒エンジンの吸排気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005172234A JP2006022808A (ja) | 2004-06-11 | 2005-06-13 | 多気筒エンジンの吸排気装置 |
Applications Claiming Priority (2)
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JP2004174355 | 2004-06-11 | ||
JP2005172234A JP2006022808A (ja) | 2004-06-11 | 2005-06-13 | 多気筒エンジンの吸排気装置 |
Publications (1)
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---|---|
JP2006022808A true JP2006022808A (ja) | 2006-01-26 |
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ID=35796245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005172234A Withdrawn JP2006022808A (ja) | 2004-06-11 | 2005-06-13 | 多気筒エンジンの吸排気装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2006022808A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008128158A (ja) * | 2006-11-24 | 2008-06-05 | Toyota Motor Corp | 過給機付き内燃機関 |
US7950228B2 (en) * | 2007-07-06 | 2011-05-31 | Hyundai Motor Company | Turbo charge system of an engine |
-
2005
- 2005-06-13 JP JP2005172234A patent/JP2006022808A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008128158A (ja) * | 2006-11-24 | 2008-06-05 | Toyota Motor Corp | 過給機付き内燃機関 |
US7950228B2 (en) * | 2007-07-06 | 2011-05-31 | Hyundai Motor Company | Turbo charge system of an engine |
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A621 | Written request for application examination |
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