JP2010167580A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リモート操作時及び本体操作時においてキーリピート動作を的確に行なうことのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】キーボード及びマウスを備える情報処理装置12とネットワーク20を介してデータ通信を行なう画像形成装置22は、キーボード及びマウスに対するユーザの入力操作に応じて情報処理装置12から送信されるリモートON情報及びリモートOFF情報を受信するNIC38と、ユーザの入力操作に応じて本体ON情報及び本体OFF情報を出力する操作パネル36と、リモート操作データ又は本体操作データを受付けるRAM44と、RAM44が受付けたデータが、リモート操作データであると判定された場合にリモート操作用キーリピート処理を実行するとともに、本体操作データであると判定された場合に本体操作用キーリピート処理を実行する制御部24とを含むようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、リモートデスクトップ機能を有する画像形成装置に関し、特には、キーリピート処理を実行するための技術に関する。
近年、コンピュータネットワークが急速に普及し、遠隔地からの操作を受付けるリモートデスクトップ機能を有する装置が増大している。また、キーボード等の入力装置において、同じキーが一定時間押し続けられたときに、予め定める一定間隔時間毎にキープレス信号(以下「キーON信号」と記す場合がある。)を発生し続けるオートリピート機能を有する装置が広く普及している。このようなオートリピート機能を有する装置において、通信寸断等の通信障害の発生によって、遠隔地の装置に対してキープレス信号を送信した後にキーリリース信号(以下「キーOFF信号」記す場合がある。)が正確に伝達されない場合、誤ったキーリピート動作が発生してしまうという問題がある。
上述のような問題を解決するために、例えば、後掲の特許文献1には、キーボード、マウス、及び、モニタが有線接続されるリモート側送受信装置と、コンピュータに有線接続され、リモート側送受信装置と無線通信を行なうホスト側送受信装置とを含むコンピュータ操作システムについて開示されている。このコンピュータ操作システムにおいて、ホスト側送受信装置は、リモート側送受信装置から送信されるキープレス信号を受信してから予め定める一定時間が経過したときに、コンピュータに対し、キーリリース信号を自動的に発行する。この技術によれば、ホスト側送受信装置に接続されるコンピュータは、無線通信の通信寸断等の障害が生じた場合においても、キー操作の終了を確実に認識できるので、誤ったキーリピート動作を回避することができる。
特開2006−85263号公報
特許文献1に開示される技術では、リモート操作時におけるキーリピート動作のみが考慮されており、本体により直接操作する本体操作時におけるキーリピート動作に対する考慮がなされていない。また、通信障害がネットワーク遮断によるものであるか、ネットワーク負荷が過大であるために生じる通信の遅延(以下「ネットワーク遅延」と記す。)によるものであるかの判別が行なわれないため、ネットワーク負荷の大きい環境でキーリピート動作を行なおうとした場合に、キーOFF信号が勝手に送信されてしまうため、キーリピート動作が的確に行なわれなくなってしまうおそれがある。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、リモート操作時及び本体操作時においてキーリピート動作を的確に行なうことのできる画像形成装置を提供することである。
本発明のある局面に係る画像形成装置は、入力装置を備える端末装置とネットワークを介してデータ通信を行なう画像形成装置であって、入力装置に対するユーザの入力操作に応じて端末装置から送信される、リモートON情報及びリモートOFF情報を受信する受信手段と、ユーザの入力操作に応じて、本体ON情報及び本体OFF情報を出力する本体操作部と、リモートON情報又は本体ON情報を受付けるON情報受付手段と、ON情報受付手段が受付けた情報が、リモートON情報であるか、本体ON情報であるかを判定する判定手段と、判定手段によって、情報がリモートON情報であると判定された場合に、予め設定されるリモート操作用キーリピート間隔に基づいてリモート操作用キーリピート処理を実行するリモート操作用制御手段と、判定手段によって、情報が本体ON情報であると判定された場合に、予め設定される本体操作用キーリピート間隔に基づいて本体操作用キーリピート処理を実行する本体操作用制御手段とを含む。
このように、リモート操作用制御手段は、ON情報受付手段が受付けた情報がリモートON情報であると判定された場合に、予め設定されるリモート操作用キーリピート間隔に基づいてリモート操作用キーリピート処理を実行し、本体操作用制御手段は、ON情報受付手段が受付けた情報が本体ON情報であると判定された場合に、予め設定される本体操作用キーリピート間隔に基づいて本体操作用キーリピート処理を実行するので、リモート操作及び本体操作それぞれに適したキーリピート間隔に基づいて、キーリピート処理を実行することができる。したがって、リモート操作時及び本体操作時においてキーリピート動作を的確に行なうことができる。
好ましくは、画像形成装置は、リモートOFF情報又は本体OFF情報を受付けるOFF情報受付手段をさらに含み、リモート操作用制御手段は、判定手段によって情報がリモートON情報であると判定された場合に、OFF情報受付手段がリモートOFF情報を受付けるまで、予め設定されるリモート操作用キーリピート間隔に基づいてリモート操作用キーリピート処理を実行し、本体操作用制御手段は、判定手段によって情報が本体ON情報であると判定された場合に、OFF情報受付手段が本体OFF情報を受付けるまで、予め設定される本体操作用キーリピート間隔に基づいて本体操作用キーリピート処理を実行する。
このように、リモート操作用制御手段は、OFF情報受付手段がリモートOFF情報を受付けるまでリモート操作用キーリピート処理を実行し、本体操作用制御手段は、OFF情報受付手段が本体OFF情報を受付けるまで本体操作用キーリピート処理を実行する。したがって、画像形成装置は、通信障害の種類に影響されることなく、的確なキーリピート動作を行なうことができる。
より好ましくは、画像形成装置は、ユーザによって手動で入力される情報を受付ける手動設定用受付手段と、リモート操作用キーリピート間隔の自動設定を要求するユーザの指示を受付ける自動設定用受付手段と、手動設定用受付手段が情報を受付けた場合に、受付けた情報に基づいて、リモート操作用キーリピート間隔を設定する手動設定手段と、自動設定用受付手段が指示を受付けた場合に、リモート操作用キーリピート間隔を自動設定する自動設定手段とをさらに含む。
このように、画像形成装置は、ユーザによって手動で情報が入力された場合には、入力された情報に基づいてリモート操作用キーリピート間隔を設定し、自動設定を要求する指示を受付けた場合には、リモート操作用キーリピート間隔を自動設定するので、ユーザは、リモート操作用キーリピート間隔の設定を手動で行なうか、自動で行なうかを選択することができる。したがって、ユーザの利便性をより一層向上させることができる。
さらに好ましくは、画像形成装置は、手動設定用受付手段及び自動設定用受付手段を含む設定画面を表示する表示手段をさらに含む。これにより、ユーザは、リモート操作用キーリピート間隔の設定を手動で行なうか、自動で行なうかを、表示された設定画面を確認しながら選択することができる。したがって、より一層容易に上記選択を行なうことができるようになり、ユーザの利便性及び操作性をさらに向上させることができる。
さらに好ましくは、表示手段は、設定画面をWebページとして表示する。したがって、設定画面を表示するための画像データの記憶処理等に伴って生じる画像形成装置にかかる負荷を低減することができる。
さらに好ましくは、表示手段は操作パネルである。これにより、画像形成装置における、手動設定用受付手段、自動設定用受付手段、及び、表示手段に要する面積を小さくすることができるので、装置の小型化を達成することができる。
さらに好ましくは、画像形成装置は、リモートON情報の受信時刻及びリモートOFF情報の受信時刻に基づいて、リモートON/OFF時間を算出する第1の算出手段と、第1の算出手段によって算出されたリモートON/OFF時間に基づいて、ネットワーク遅延率を算出する第2の算出手段とをさらに含み、自動設定手段は、自動設定用受付手段が指示を受付けた場合に、第2の算出手段によって算出されたネットワーク遅延率に基づいて、リモート操作用キーリピート間隔を自動設定する。
このように、自動設定手段は、リモートON/OFF時間に生じる遅延の度合いを示すネットワーク遅延率に基づいてリモート操作用キーリピート間隔を設定するので、画像形成装置は、ネットワーク環境に対応したリモート操作用キーリピート間隔をより一層容易に設定することができる。
さらに好ましくは、第2の算出手段は、リモートON/OFF時間と予め定める基準時間とに基づいてネットワーク遅延率を算出する。したがって、画像形成装置は、ネットワーク環境に対応したリモート操作用キーリピート間隔をさらに容易に設定することができるとともに、ネットワーク遅延率の算出処理に伴って生じる第2の算出手段にかかる負荷をより一層低減することができる。
さらに好ましくは、画像形成装置は、第2の算出手段によって算出されたネットワーク遅延率に基づいて、リモート操作用キーリピート間隔を除く、ネットワーク環境に影響される機能の設定時間を設定する他機能設定手段をさらに含む。
このように、画像形成装置は、他機能設定手段を含むので、ネットワーク環境に影響される機能の設定時間を設定する設定処理に伴って生じる負荷をより一層低減することができる。また、上記設定処理の高速化をより一層達成できる。
本発明によれば、リモート操作用制御手段は、ON情報受付手段が受付けた情報がリモートON情報であると判定された場合に、予め設定されるリモート操作用キーリピート間隔に基づいてリモート操作用キーリピート処理を実行し、本体操作用制御手段は、ON情報受付手段が受付けた情報が本体ON情報であると判定された場合に、予め設定される本体操作用キーリピート間隔に基づいて本体操作用キーリピート処理を実行するので、リモート操作及び本体操作それぞれに適したキーリピート間隔に基づいて、キーリピート処理を実行することができる。したがって、リモート操作時及び本体操作時においてキーリピート動作を的確に行なうことができる。
本発明の一実施の形態に係る画像形成装置を含む操作別キーリピート処理システムの構成を示す図である。 情報処理装置の構成を示すブロック図である。 操作別キーリピート処理を実現するためのコンピュータプログラムの制御構造をフローチャート形式で示す図である。 操作別キーリピート処理を実現するためのコンピュータプログラムの制御構造をフローチャート形式で示す図である。 キーリピート間隔自動設定処理を実現するためのコンピュータプログラムの制御構造をフローチャート形式で示す図である。 リモート操作用キーリピート間隔設定画面の一例を示す図である。 メッセージ画面の一例を示す図である。 通知画面の一例を示す図である。
以下の説明及び図面においては、同一の部品には同一の参照符号及び名称を付してある。それらの機能も同様である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置22を含む操作別キーリピート処理システム10の構成を示す図である。図1を参照して、操作別キーリピート処理システム10は、情報処理装置12と、画像形成装置22とを含む。情報処理装置12及び画像形成装置22は、LAN(Local Area Network)回線等からなるネットワーク20を介して互いに接続され、各種データを相互に送受できる。
情報処理装置12は、画像形成装置22を利用するために、一般のユーザによってリモート操作される、例えば、PC(Personal Computer)等の端末装置である。情報処理装置12は、マウス及びキーボードを含む入力装置を備えており、これら入力装置に対するユーザの入力操作に応じて、後述する、リモートON情報及びリモートOFF情報を画像形成装置22に対して送信する。なお、図1には情報処理装置12を1つのみ図示するが、実際には多数存在する。画像形成装置22は、リモートデスクトップ機能を有するデジタル複合機である。すなわち、画像形成装置22は、情報処理装置12から送信されるリモートON情報及びリモートOFF情報を受信し、受信した情報に基づく処理を実行することで、遠隔地にある情報処理装置12による操作を受付ける。
操作別キーリピート処理システム10において、例えば、情報処理装置12から画像形成装置22に対して印刷ジョブの実行を命令する命令信号と画像データとが送信されると、画像形成装置22はその命令信号に応答して、印刷ジョブを実行する。
〈ハードウェア構成〉
[画像形成装置22]
図1を参照して、画像形成装置22は、制御部24、リモート操作制御部30、スキャナ部32、プリンタ部34、画像処理部35、操作パネル36、NIC(Network Interface Card)38、及び、電源制御部39を含む。
制御部24は、実質的にコンピュータであって、CPU(Central Processing Unit)40、ROM(Read−Only Memory)42、RAM(Random Access Memory)44及びHDD(Hard Disk Drive)46を含む。CPU40には、BUSライン26が接続されており、このBUSライン26には、ROM42、RAM44、及び、HDD46が電気的に接続される。CPU40は、操作パネル36及び情報処理装置12等からの指示に応じて各種コンピュータプログラムを実行することによって、画像形成装置22の各部の動作及び情報処理装置12との通信等の所望の処理を実行する。上記の各種コンピュータプログラムは、予めROM42又はHDD46に記憶されており、所望の処理の実行時において、当該ROM42又はHDD46から読出されてRAM44に転送される。CPU40は、CPU40内の図示しないプログラムカウンタと呼ばれるレジスタに格納された値によって指定される、RAM44内のアドレスからプログラムの命令を読出し、解釈する。CPU40はまた、読出された命令によって指定されるアドレスから演算に必要なデータを読出し、そのデータに対し命令に対応する演算を実行する。実行の結果も、RAM44、HDD46及びCPU40内のレジスタ等の、命令によって指定されるアドレスに格納される。
本実施の形態において、HDD46には、画像形成装置22の一般的な動作を実現するためのコンピュータプログラムとともに、後述する、操作別キーリピート処理、及び、リモート操作用キーリピート間隔の自動設定を行なうためのキーリピート間隔自動設定処理を実現するためのコンピュータプログラムが記憶される。このコンピュータプログラムは、ネットワーク20及びNIC38を介して情報処理装置12から提供される。なお、このコンピュータプログラムは、そのコンピュータプログラムが記録された、例えばDVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体によって提供されてもよい。すなわち、コンピュータプログラムの記録媒体としてのDVDが、画像形成装置22内に内蔵されるDVDドライブ(図示せず。)に装着され、そのDVDからコンピュータプログラムが読出されてHDD46にインストールされてもよい。このコンピュータプログラムにおける、操作別キーリピート処理及びキーリピート間隔自動設定処理を実現するためのプログラム構造については後述する。
HDD46は、さらに、本体ON/OFF時間を予め記憶する。この本体ON/OFF時間は、ユーザによって操作パネル36における操作ボタン又はソフトキーに対する通常の押下操作がなされた際に、制御部24によって、操作パネル36から出力される本体ON情報が受信されてから、本体OFF情報が受信されるまでの時間を示す。この本体ON/OFF時間は、ネットワーク20にかかる負荷が小さく、ネットワーク遅延が生じていない場合におけるリモートON/OFF時間と同じ長さであり、後述するネットワーク遅延率を算出する際の基準時間として使用される。なお、リモートON/OFF時間とは、NIC38によって、リモートON情報が受信されてからリモートOFF情報が受信されるまでの時間を示す。
HDD46は、さらに、各情報処理装置12のアドレス情報及び各種設定画面を表示するための画像データ等を含む各種データを記憶する。
BUSライン26には、さらに、リモート操作制御部30、スキャナ部32、プリンタ部34、画像処理部35、操作パネル36、NIC38、及び、電源制御部39が電気的に接続される。
リモート操作制御部30は、実際には制御部24により実行されるコンピュータプログラムによって実現される。リモート操作制御部30は、情報処理装置12から受信したリモートON情報に含まれる、後述する、キーコード情報及びキーON信号、又は、クリック座標情報及びクリックON信号を、画像形成装置22にて取扱い可能なデータフォーマットに変換することで、キーボード用リモート操作データ、又は、マウス用リモート操作データを作成する。
リモート操作制御部30は、さらに、キーボード用リモート操作データ又はマウス用リモート操作データに対して、リモート操作データであることを示すためのデータ属性(以下「リモート属性」と記す。)を付与するとともに、リモート属性が付与されたリモート操作データを、RAM44に一時的に記憶させる。
スキャナ部32は、原稿検知センサ及びCCD(Charge−Coupled Device)ラインセンサ(以上いずれも図示せず。)を含む。原稿検知センサは、ユーザによって手動で、又は、自動原稿搬送装置(図示せず。)によって、原稿載置台(図示せず。)上に載置された原稿の画像表面に対し光源(図示せず。)から光を照射することによって得られる反射光像をCCDラインセンサ上に結像させる。CCDラインセンサは、結像された反射光像を順次光電変換して画像データとして画像処理部35に対して出力する。すなわち、スキャナ部32は、原稿のコピー時又はスキャン時に、原稿載置台に載置される原稿から原稿検知センサによって画像情報を読取り、読取った画像情報をCCDラインセンサによって電気信号に変換して画像データとして画像処理部35に対して出力する。
プリンタ部34は、画像メモリ48及び印字部50を含む。画像メモリ48は、RAMを含み、画像データをページ単位で一時的に記憶する。画像メモリ48は、制御部24等からの指示に応じて、印字部50に送信するための、例えば、画像処理部35から入力される出力画像データをページ単位で一時的に記憶し、記憶した出力画像データを印字部50による画像形成に同期して、印字部50に対して出力する。印字部50は、感光体ドラム、帯電器、LSU(Laser Scanning Unit)、現像装置、転写装置、クリーニング装置及び定着装置(以上いずれも図示せず。)、並びに、画像形成装置22に着脱自在に装着されるトナーカートリッジを含む。印字部50は、さらに、画像形成装置22に着脱自在に装着される、手差し給紙トレイ、第1給紙トレイ及び第2給紙トレイ(以上いずれも図示せず。)を含む。これらの給紙トレイは、この順で上下に並ぶように設置され、記録用紙を保持し、用紙搬送部(図示せず。)に記録用紙を送給する。手差し給紙トレイは、ユーザが手動により所望の記録用紙を設置するためのトレイであり、第1給紙トレイ及び第2給紙トレイは、異なる大きさの記録用紙を保持するためのトレイである。印字部50は、制御部24等からの指示に応じて、上記給紙トレイのいずれかから用紙搬送部を介して搬送される記録用紙上に、画像メモリ48から送信される画像データに基づく画像を印刷する。
画像処理部35は、MPU(Micro Processing Unit、図示せず。)を含む。画像処理部35は、スキャナ部32、又は、情報処理装置12から入力される画像データ(以下「入力画像データ」と記す場合がある。)に対して、例えば、色補正処理等の所定の画像処理を含む各種処理を施して所定の階調の出力画像データを作成し、プリンタ部34に対して出力する。
操作パネル36は、ハードキーからなる各種操作ボタンを含む。操作ボタンとしては、電源オン指示及び電源オフ指示を入力するための電源ボタン、並びに、印刷ジョブを開始させるための印刷スタートキー等がある。操作ボタンは、画像形成装置22全体の動作に対するユーザの指示を受付けて、その指示に応じた制御信号を制御部24又は画像処理部35のMPUに対して出力する。操作パネル36は、さらに、液晶ディスプレイと、ソフトキーからなるタッチパネルとを重ねて構成される、ユーザに対して対話的な操作インターフェイスを含む。この対話的な操作インターフェイスは、タッチパネルのソフトキーから画像形成装置22全体の動作に対するユーザの指示を受付けて、その指示の内容を液晶ディスプレイに表示するとともに、その指示に応じた制御信号を制御部24又は画像処理部35のMPUに対して出力する。ユーザは、操作パネル36からの入力操作によって、オプション設定等の各種設定を行なうことができる。
操作パネル36は、さらに、ユーザの入力操作に応じて、本体ON情報及び本体OFF情報を制御部24に対して出力する。すなわち、操作パネル36は、操作ボタンが押下された際には、入力操作された操作ボタンを識別するためのボタンコード情報と、ボタンON信号とを含む本体ON情報を制御部24に対して出力し、操作ボタンの押下が終了した際には、ボタンコード情報とボタンOFF信号とを含む本体OFF情報を制御部24に対して出力する。操作パネル36は、また、タッチパネルのソフトキーが押下された際には、入力されたソフトキーの位置を示す操作座標情報と操作ON信号とを含む本体ON情報を制御部24に対して出力し、ソフトキーの押下が終了した際には、操作座標情報と操作OFF信号とを含む本体OFF情報を制御部24に対して出力する。
NIC38は、ネットワーク20とのインターフェイスをとる。画像形成装置22は、このNIC38を介して、ネットワーク20上の情報処理装置12と、所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を行なう。例えば、画像形成装置22は、NIC38を介して、情報処理装置12からリモートON情報及びリモートOFF情報を受信することができる。
電源制御部39は、外部電源52と電気的に接続される。電源制御部39は、画像形成装置22の各部の動作に必要な電力を外部電源52から取得し、取得した電力を画像形成装置22の各部に供給する。
画像形成装置22は、上述した各部を動作させることによって、操作パネル36からのユーザの入力操作による指示又は情報処理装置12等からの指示に応じて、原稿画像を読取り記録用紙に印刷するコピーモード、情報処理装置12等から送信される画像データを受信して記録用紙に印刷する印刷モード、及び、原稿画像を読取り情報処理装置12等に送信するスキャナモード等の各種のモードのいずれかを実行する。
画像形成装置22は、また、オートリピート機能を有する。すなわち、画像形成装置22は、予め設定されるリモート操作用キーリピート間隔、又は、予め設定される本体操作用キーリピート間隔に基づいて、リモート操作用キーリピート処理又は本体操作用キーリピート処理を実行する。ここで、キーリピート間隔とは、リモートON情報又は本体ON情報を受付けてから、リモートOFF情報又は本体OFF情報を受付けるまでの間において、キーリピート動作が行なわれていると判断してリモートON情報又は本体ON情報を自動的に発生する時間間隔のことである。リモート操作用キーリピート間隔は、キーリピート間隔自動設定処理、又は、ユーザによる手動設定によって、ネットワーク環境等に応じて、適宜変更可能である。このように、画像形成装置22は、リモートON情報を受信してからリモートOFF情報を受信するまでの間に、情報処理装置12から発生されるキーリピート動作に基づく複数のリモートON情報を受信するのではなく、予め設定されたリモート操作用キーリピート間隔毎に自動的に複数のリモートON情報を発生することによってリモート操作用キーリピート処理を実行する。
[情報処理装置12]
図2は、情報処理装置12の構成を示すブロック図である。図2を参照して、情報処理装置12は、制御部100、HDD112、操作部114、表示部116、及び、NIC118を含む。
制御部100は、実質的にコンピュータであって、CPU122、ROM124、及び、RAM126を含む。CPU122には、BUSライン128が接続されており、このBUSライン128には、ROM124及びRAM126が電気的に接続される。CPU122は、画像形成装置22等を含む外部装置又は操作部114等からの指示に応じて各種コンピュータプログラムを実行することによって、情報処理装置12の各部の動作及び外部装置との通信等の所望の処理を実行する。上記の各種コンピュータプログラムは、予めROM124又はHDD112に記憶されており、所望の処理の実行時において、当該ROM124又はHDD112から読出されてRAM126に転送される。CPU122は、CPU122内の図示しないプログラムカウンタと呼ばれるレジスタに格納された値によって指定される、RAM126内のアドレスからプログラムの命令を読出し、解釈する。CPU122はまた、読出された命令によって指定されるアドレスから演算に必要なデータを読出し、そのデータに対し命令に対応する演算を実行する。実行の結果も、RAM126,HDD112及びCPU122内のレジスタ等の、命令によって指定されるアドレスに格納される。
BUSライン128には、さらに、HDD112、操作部114、表示部116、及び、NIC118が電気的に接続される。HDD112は、磁気記憶媒体を備え、画像データ等を含む各種データを記憶する記憶領域を提供する。
操作部114は、ユーザの指示等に応じた各種入力及び文字入力等を行なうためのキーボード、及び、ポインティングデバイスであるマウス等を含む入力装置である。制御部100は、操作部114からのユーザの入力操作に応じて、リモートON情報及びリモートOFF情報を画像形成装置22に対して送信する。すなわち、制御部100は、キーボードのキーが押下された際には、入力操作されたキーを識別するためのキーコード情報と、キーON信号とを含むリモートON情報を画像形成装置22に対して送信し、キーの押下が終了した際には、キーコード情報とキーOFF信号とを含むリモートOFF情報を画像形成装置22に対して送信する。制御部100は、また、マウスのボタンが押下された際には、クリック操作が行なわれた設定画面上の位置を示すクリック座標情報とクリックON信号とを含むリモートON情報を画像形成装置22に対して送信し、マウスのボタンの押下が終了した際には、クリック座標情報とクリックOFF信号とを含むリモートOFF情報を画像形成装置22に対して送信する。
表示部116は、情報処理装置12の処理結果等を表示するための、液晶ディスプレイ等からなる表示装置である。操作部114及び表示部116は、インターフェイス(図示せず。)を介してBUSライン128と接続される。
情報処理装置12は、NIC118を介してネットワーク20に接続されており、ネットワーク20上に接続される画像形成装置22等を含む外部装置とのデータ通信が可能である。情報処理装置12の各部には電源(図示せず。)が接続され、この電源から電力が供給されることで、情報処理装置12の各部が動作する。
情報処理装置12は、NIC118を介して画像形成装置22から取得した画像データに基づいて、表示部116に対し、画像形成装置22をリモート操作するための各種設定画面を表示させることができる。情報処理装置12のユーザは、表示された設定画面を確認しながら、操作部114からの入力操作によって、画像形成装置22をリモート操作することができる。
〈ソフトウェア構成〉
(操作別キーリピート処理)
図3及び図4は、操作別キーリピート処理を実現するためのコンピュータプログラムの制御構造をフローチャート形式で示す図である。上述したように、HDD46に記憶されるコンピュータプログラムは、操作別キーリピート処理を実行するようにプログラミングされている。この操作別キーリピート処理は、CPU40が、上記コンピュータプログラムに従って、画像形成装置22の各部の動作を制御することによって、ハードウェアとコンピュータプログラムとの協働により実現する、判定機能、リモート操作用制御機能、及び、本体操作用制御機能等によって実行される。なお、この判定機能とは、RAM44に記憶されたデータが、リモートON情報に基づくリモート操作データであるか、本体ON情報に基づく本体操作データであるかを判定する機能であり、リモート操作用制御機能とは、判定機能によってリモート操作用データであると判定された場合に、予め設定されるリモート操作用キーリピート間隔に基づいてリモート操作用キーリピート処理を実行する機能であり、本体操作用制御機能とは、判定機能によって、本体操作データであると判定された場合に、予め設定される本体操作用キーリピート間隔に基づいて本体操作用キーリピート処理を実行する機能のことである。
操作別キーリピート処理を実現するためのコンピュータプログラムは、画像形成装置22の電源が投入されることによって起動される。
図3を参照して、このプログラムは、NIC38が、情報処理装置12から送信されるリモートON情報を受信したか否かを判定するステップS100と、ステップS100において、リモートON情報を受信したと判定された場合(YESの場合)に実行され、受信したリモートON情報が、キーボードからの入力操作に基づく情報(以下「キーボード情報」と記す。)であるか否かを判定するステップS101とを含む。
このプログラムはさらに、ステップS101において、キーボード情報であると判定された場合(YESの場合)に実行され、リモート操作制御部30に対し、受信したリモートON情報に含まれる、キーコード情報及びキーON信号を、画像形成装置22にて取扱い可能なデータフォーマットに変換させることで、キーボード用リモート操作データを作成させるステップS102とを含む。
このプログラムはさらに、ステップS101において、キーボード情報ではないと判定された場合(NOの場合)に実行され、受信したリモートON情報が、マウスからの入力操作に基づく情報(以下「マウス情報」と記す。)であるか否かを判定するステップS103と、ステップS103において、マウス情報であると判定された場合(YESの場合)に実行され、リモート操作制御部30に対し、受信したリモートON情報に含まれる、クリック座標情報及びクリックON信号を、画像形成装置22にて取扱い可能なデータフォーマットに変換させることで、マウス用リモート操作データを作成させるステップS104とを含む。なお、ステップS103において、マウス情報ではないと判定された場合(NOの場合)には、想定外のコマンドを受信した、すなわち、エラーが発生したと判断して、本処理を終了する。なお、想定外のコマンドには、例えば、LED(Light Emitting Diode)情報及びビープ音情報等がある。
このプログラムはさらに、ステップS102の処理後又はステップS104の処理後に実行され、リモート操作制御部30に対し、キーボード用リモート操作データ又はマウス用リモート操作データに対して、リモート属性を付与させるステップS105と、リモート属性が付与されたリモート操作データを、RAM44に一時的に記憶させるステップS106とを含む。
このプログラムはさらに、ステップS100において、リモートON情報を受信していないと判定された場合(NOの場合)に実行され、操作パネル36から本体ON情報が入力されたか否かを判定するステップS107を含む。ステップS107において、本体ON情報が入力されていないと判定された場合(NOの場合)には、制御はステップS100に戻る。
このプログラムはさらに、ステップS107において、本体ON情報が入力されたと判定された場合(YESの場合)に実行され、入力された本体ON情報に含まれるボタンコード情報又は操作座標情報に基づいて、本体ON情報が、ハードキーからの入力操作に基づく情報(以下「ハードキー情報」と記す。)であるか否かを判定するステップS108と、ステップS108において、ハードキー情報であると判定された場合(YESの場合)に実行され、入力された本体ON情報に含まれる、ボタンコード情報及びボタンON信号を、画像形成装置22にて取扱い可能なデータフォーマットに変換させることで、操作ボタンデータを作成するステップS109とを含む。
このプログラムはさらに、ステップS108において、ハードキー情報ではないと判定された場合(NOの場合)に実行され、入力された本体ON情報に含まれるボタンコード情報又は操作座標情報に基づいて、本体ON情報が、ソフトキーからの入力操作に基づく情報(以下「ソフトキー情報」と記す。)であるか否かを判定するステップS110と、ステップS110において、ソフトキー情報であると判定された場合(YESの場合)に実行され、入力された本体ON情報に含まれる、操作座標情報及び操作ON信号を、画像形成装置22にて取扱い可能なデータフォーマットに変換させることで、タッチパネルデータを作成するステップS111とを含む。なお、ステップS110において、ソフトキー情報ではないと判定された場合(NOの場合)には、想定外の情報が入力された、すなわち、エラーが発生したと判断して、本処理を終了する。
このプログラムはさらに、ステップS109の処理後又はステップS111の処理後に実行され、操作ボタンデータ又はタッチパネルデータに対して、本体操作データであることを示すためのデータ属性(以下「本体属性」と記す。)を付与するステップS112と、本体属性が付与された本体操作データを、RAM44に一時的に記憶させるステップS113とを含む。
このプログラムはさらに、RAM44に記憶されたデータに付与された属性に基づいて、RAM44に記憶されたデータが、リモートON情報に基づくリモート操作データであるか否かを判定するステップS114と、ステップS114において、リモート操作データであると判定された場合(YESの場合)に実行され、予め設定されるリモート操作用キーリピート間隔に基づいて、リモート操作用キーリピート処理を実行するステップS115とを含む。
このプログラムはさらに、ステップS114において、リモート操作データではないと判定された場合(NOの場合)、すなわち、本体操作データである場合に実行され、予め設定される本体操作用キーリピート間隔に基づいて、本体操作用キーリピート処理を実行するステップS116とを含む。
(キーリピート間隔自動設定処理)
図5は、キーリピート間隔自動設定処理を実現するためのコンピュータプログラムの制御構造をフローチャート形式で示す図である。上述したように、HDD46に記憶されるコンピュータプログラムは、キーリピート間隔自動設定処理を実行するようにプログラミングされている。このキーリピート間隔自動設定処理は、CPU40が、上記コンピュータプログラムに従って、画像形成装置22の各部の動作を制御することによって、ハードウェアとコンピュータプログラムとの協働により実現する、第1の算出機能、第2の算出機能及び自動設定機能等によって実行される。なお、この第1の算出機能とは、リモートON情報の受信時刻及びリモートOFF情報の受信時刻に基づいて、リモートON/OFF時間を算出する機能のことであり、第2の算出機能とは、第1の算出機能によって算出されたリモートON/OFF時間に基づいて、ネットワーク遅延率を算出する機能のことであり、自動設定機能とは、第2の算出機能によって算出されたネットワーク遅延率に基づいて、リモート操作用キーリピート間隔を自動設定する機能のことである。
図6は、リモート操作用キーリピート間隔設定画面200の一例を示す図である。図6を参照して、リモート操作用キーリピート間隔設定画面200は、リモート操作用キーリピート間隔を自動又は手動で設定するための設定画面である。リモート操作用キーリピート間隔設定画面200は、ユーザがリモート操作用キーリピート間隔を手動で直接入力するためのテキストフィールド201と、キーリピート間隔自動設定処理の開始を要求するための自動設定ボタン202と、リモート操作用キーリピート間隔の設定を所望する情報処理装置12のアドレスを入力するためのテキストフィールド203と、テキストフィールド201,203に入力された情報に基づいて、リモート操作用キーリピート間隔を設定することを要求するためのOKボタン204とを含む。このリモート操作用キーリピート間隔設定画面200は、ユーザによる操作パネル36等からの入力操作による指示に応じて、操作パネル36の液晶ディスプレイに表示される。
キーリピート間隔自動設定処理を実現するためのプログラムは、リモート操作用キーリピート間隔設定画面200における自動設定ボタン202が押下されることによって起動される。
図5を参照して、このプログラムは、操作パネル36の液晶ディスプレイに対し、メッセージ画面300を表示させるステップS200を含む。図7は、メッセージ画面300の一例を示す図である。図7を参照して、メッセージ画面300は、例えば、「マウスをクリック、もしくは、キーをタッチして下さい。」等の、ユーザに対し、情報処理装置12の操作部114からの入力操作を促す旨のメッセージ301と、操作パネル36の液晶ディスプレイに対し、再度リモート操作用キーリピート間隔設定画面200を表示させることを要求するための戻るボタン302とを含む。
このプログラムはさらに、NIC38が、情報処理装置12から送信されるリモートON情報を受信するまで待機するステップS201と、ステップS201において、リモートON情報を受信したと判定された場合(YESの場合)に実行され、受信したリモートON情報と、リモートON情報の受信時刻とをRAM44に一時的に記憶させるステップs202とを含む。
このプログラムはさらに、NIC38が、情報処理装置12から送信されるリモートOFF情報を受信するまで待機するステップS203と、ステップS203において、リモートOFF情報を受信したと判定された場合(YESの場合)に実行され、受信したリモートOFF情報と、リモートOFF情報の受信時刻とをRAM44に一時的に記憶させるステップS204とを含む。
このプログラムはさらに、RAM44に記憶されたリモートON情報及びリモートOFF情報が、同一のキーコード情報又は同一のクリック座標情報を含んでいるか否かを判定するステップS205と、ステップS205において、同一のキーコード情報又は同一のクリック座標情報を含んでいると判定された場合(YESの場合)に実行され、RAM44に記憶されたリモートON情報の受信時刻及びリモートOFF情報の受信時刻に基づいて、リモートON/OFF時間を算出するステップS206とを含む。リモートON/OFF時間は、リモートON情報の受信時刻とリモートOFF情報の受信時刻との差分値を求めることによって算出される。ネットワーク20にかかる負荷が大きく、ネットワーク遅延が生じている場合には、このリモートON/OFF時間は長くなる。ステップS205において、同一のキーコード情報又は同一のクリック座標情報を含んでいないと判定された場合(NOの場合)には、本処理は終了する。
このプログラムはさらに、算出したリモートON/OFF時間、及び、HDD46に予め記憶される本体ON/OFF時間に基づいて、ネットワーク遅延率を算出するステップS207を含む。ここで、ネットワーク遅延率とは、ユーザによって通常のキー押下操作又は通常のマウスのクリック操作がなされた際における、リモートON/OFF時間に生じる遅延の度合いを示す値である。ネットワーク遅延率を求めることによって、ユーザは、現在のネットワーク環境の状態を知ることができる。ネットワーク遅延率の算出方法としては、特に限定されないが、例えば、リモートON/OFF時間と本体ON/OFF時間との差分値を求める方法、及び、本体ON/OFF時間に対するリモートON/OFF時間の割合を求める方法等がある。
このプログラムはさらに、算出したネットワーク遅延率に基づいて、リモート操作用キーリピート間隔を設定するステップS208を含む。リモート操作用キーリピート間隔の設定方法としては、特に限定されないが、例えば、ネットワーク遅延率に対応する設定時間を予め定めておき、定めた設定時間に基づいて設定する方法等がある。この場合、リモートON/OFF時間が長く、ネットワーク遅延率の値が大きい場合には、リモート操作用キーリピート間隔が長くなるように設定することが好ましい。このように設定することにより、ユーザによって通常のキー押下操作又はマウスのクリック操作が行なわれたにもかかわらず、ネットワーク遅延によってリモートOFF情報の受信時刻に遅延が生じることで、リモート操作用キーリピート処理が誤って実行されてしまうことを防ぐことができる。したがって、より一層的確なキーリピート動作を実行することができる。
このプログラムはさらに、オプション設定を確認することで、他の機能の設定時間にもネットワーク遅延率を反映させるか否かを判定するステップs209と、ステップS209において、ネットワーク遅延率を反映させると判定された場合(YESの場合)に実行され、ネットワーク遅延率に基づいて、他の機能の設定時間を設定するステップS210とを含む。ここで、他の機能の設定時間とは、ネットワーク環境に影響される機能の設定時間であれば特に限定されないが、例えば、スクロールバーを操作する際等においてマウスがドラッグされているか否かを判定するためのドラッグ判定時間、及び、キーが長押しされているか否かを判定するための長押し設定時間等がある。他の機能の設定時間の設定方法としては、特に限定されないが、例えば、ネットワーク遅延率に対応する設定時間を予め定めておき、定めた設定時間に基づいて設定する方法等がある。なお、他の機能の設定時間にネットワーク遅延率を反映するか否かは、操作パネル36等からのユーザの入力操作によって、オプション設定として予め設定されるものとする。
このプログラムはさらに、ステップS210の処理後、又は、ステップS209において、ネットワーク遅延率を反映しないと判定された場合(NOの場合)に実行され、操作パネル36の液晶ディスプレイに対し、通知画面400を表示させるステップS211を含む。図8は、通知画面400の一例を示す図である。図8を参照して、通知画面400は、例えば、「キーリピート間隔の測定を完了しました。」等の、ユーザに対し、キーリピート間隔自動設定処理が終了した旨を通知するメッセージ401と、操作パネル36の液晶ディスプレイに対し、再度リモート操作用キーリピート間隔設定画面200を表示させることを要求するための戻るボタン402とを含む。
〈動作〉
図1〜図8を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置22は、操作別キーリピート処理時及びキーリピート間隔自動設定処理時において、以下のように動作する。なお、操作別キーリピート処理時、及び、キーリピート間隔自動設定処理時における動作を除く、画像形成装置22の一般的な機能を実現するための動作は、従来の画像形成装置における動作と同様である。また、以下の動作において、特に断りのない限り、画像形成装置22は電源が投入された状態である。さらに、操作パネル36からのユーザの入力操作によって、ドラッグ判定時間及び長押し設定時間にネットワーク遅延率を反映する旨のオプション設定が予めなされているものとする。
(操作別キーリピート処理時における動作)
<情報処理装置12の操作部114からの入力操作が行なわれた場合>
情報処理装置12のユーザは、操作部114のキーボードにおける所定のキーを押下し続ける、又は、操作部114のマウスのボタンを押下し続けることで、画像形成装置22に対して所定の指示を出す。キーボードからの入力操作が行なわれた場合には、情報処理装置12は、キーコード情報及びキーON信号を含むリモートON情報を画像形成装置22に対して送信する。一方、マウスからの入力操作が行なわれた場合には、情報処理装置12は、クリック座標情報及びクリックON信号を含むリモートON情報を画像形成装置22に対して送信する。
画像形成装置22のNIC38によって、情報処理装置12から送信されるリモートON情報が受信されると(S100にてYES)、制御部24は、受信したリモートON情報がキーボード情報であるか否かを判定する(S101)。
制御部24によって、受信したリモートON情報がキーボード情報であると判定された場合には(S101にてYES)、リモート操作制御部30は、受信したリモートON情報に含まれる、キーコード情報及びキーON信号を、画像形成装置22にて取扱い可能なデータフォーマットに変換することで、キーボード用リモート操作データを作成する(S102)。
一方、制御部24によって、受信したリモートON情報がキーボード情報ではないと判定されるとともに(S101にてNO)、マウス情報であると判定された場合には(S103にてYES)、リモート操作制御部30は、受信したリモートON情報に含まれる、クリック座標情報及びクリックON信号を、画像形成装置22にて取扱い可能なデータフォーマットに変換することで、マウス用リモート操作データを作成する(S104)。
リモート操作制御部30は、さらに、作成したキーボード用リモート操作データ又はマウス用リモート操作データに対して、リモート属性を付与するとともに(S105)、リモート属性を付与したリモート操作データを、RAM44に一時的に記憶させる(S106)。
このとき、RAM44には、リモート属性が付与されたキーボード用リモート操作データ又はマウス用リモート操作データが記憶されているので、制御部24は、RAM44に記憶されたデータがリモート操作データであると判定し(S114にてYES)、予め設定されるリモート操作用キーリピート間隔に基づいて、リモート操作用キーリピート処理を実行する(S115)。
情報処理装置12のユーザが、操作部114のキーボードにおける所定のキーを押下し続ける操作を停止すると、情報処理装置12は、キーコード情報及びキーOFF信号を含むリモートOFF情報を画像形成装置22に対して送信する。又は、情報処理装置12のユーザが、操作部114のマウスのボタンを押下し続ける操作を停止すると、情報処理装置12は、クリック座標情報及びクリックOFF信号を含むリモートOFF情報を画像形成装置22に対して送信する。
画像形成装置22のNIC38によって、情報処理装置12から送信されるリモートOFF情報が受信されると、制御部24は、リモート操作用キーリピート処理を終了する。
なお、制御部24は、は、入力された情報が、ハードキー情報ではないと判定するとともに(S108にてNO)、ソフトキー情報ではないと判定した場合(ステップS110にてNO)には、想定外の情報が入力された、すなわち、エラーが発生したと判断して、本処理を終了する。
<画像形成装置22の操作パネル36からの入力操作が行なわれた場合>
画像形成装置22のユーザは、操作パネル36における所定の操作ボタンを押下し続ける、又は、タッチパネルにおける所定のソフトキーを押下し続けることで、画像形成装置22に対して所定の指示を出す。操作ボタンからの入力操作が行なわれた場合には、操作パネル36は、ボタンコード情報及びボタンON信号を含む本体ON情報を制御部24に対して出力する。一方、タッチパネルからの入力操作が行なわれた場合には、操作パネル36は、操作座標情報及び操作ON信号を含む本体ON情報を制御部24に対して出力する。
制御部24は、リモートON情報を受信していないと判定するとともに(S100にてNO)、本体ON情報が入力されたと判定すると(S107にてYES)、本体ON情報がハードキー情報であるか否かを判定する(S108)。このとき、ハードキーである操作ボタンが押下されている場合には、制御部24は、本体ON情報がハードキー情報であると判定し(S108にてYES)、本体ON情報に含まれる、ボタンコード情報及びボタンON信号を、画像形成装置22にて取扱い可能なデータフォーマットに変換させることで、操作ボタンデータを作成する(S109)。
一方、タッチパネルのソフトキーが押下されている場合には、制御部24は、本体ON情報がハードキー情報ではないと判定するとともに(S108にてNO)、ソフトキー情報であると判定し(S110にてYES)、本体ON情報に含まれる、操作座標情報及び操作ON信号を、画像形成装置22にて取扱い可能なデータフォーマットに変換させることで、タッチパネルデータを作成する(S111)。
制御部24は、さらに、作成した操作ボタンデータ又はタッチパネルデータに対して本体属性を付与するとともに(S112)、本体属性が付与された本体操作データを、RAM44に一時的に記憶させる(S113)。
このとき、RAM44には、本体属性が付与された操作ボタンデータ又はタッチパネルデータが記憶されているので、制御部24は、RAM44に記憶されたデータがリモート操作データではなく本体操作データであると判定し(S114にてNO)、予め設定される本体操作用キーリピート間隔に基づいて、本体操作用キーリピート処理を実行する(S116)。
画像形成装置22のユーザが、操作パネル36の操作ボタンを押下し続ける操作を停止すると、操作パネル36は、ボタンコード情報及びボタンOFF信号を含む本体OFF情報を制御部24に対して出力する。又は、画像形成装置22のユーザが、タッチパネルのソフトキーを押下し続ける操作を停止すると、操作パネル36は、操作座標情報及び操作OFF信号を含む本体OFF情報を制御部24に対して出力する。制御部24は、本体OFF情報が入力されると、本体操作用キーリピート処理を終了する。
なお、制御部24は、受信したコマンドが、キーボード情報ではないと判定するとともに(S101にてNO)、マウス情報ではないと判定した場合(ステップS103にてNO)には、想定外のコマンドを受信した、すなわち、エラーが発生したと判断して、本処理を終了する。
(キーリピート間隔自動設定処理)
画像形成装置22のユーザは、操作パネル36からの入力操作によって、リモート操作用キーリピート間隔設定画面200(図6参照)の表示を要求する指示を出す。画像形成装置22の制御部24は、操作パネル36からの指示に応答して、操作パネル36の液晶ディスプレイに、リモート操作用キーリピート間隔設定画面200を表示させる。
ユーザは、リモート操作用キーリピート間隔設定画面200を確認し、自動設定ボタン202を押下する。自動設定ボタン202が押下されると、制御部24は、操作パネル36の液晶ディスプレイに対し、メッセージ画面300(図7参照)を表示させる(S200)。
ユーザは、メッセージ画面300におけるメッセージ301を確認し、リモート操作用キーリピート間隔の設定を所望する情報処理装置12の操作部114におけるキーボードのキーを押下する、または、操作部114におけるマウスのボタンをクリックする。このときのキーを押下する速度又はマウスのボタンをクリックする速度は、ユーザによって操作される通常の速度である。ユーザによってキーボードのキーが押下された場合には、情報処理装置12は、キーが押下された際にキーコード情報及びキーON信号を含むリモートON情報を画像形成装置22に対して送信し、キーの押下が終了した際、すなわち、ユーザがキーを離した際にキーコード情報及びキーOFF信号を含むリモートOFF情報を画像形成装置22に対して送信する。一方、ユーザによってマウスのボタンがクリックされた場合には、情報処理装置12は、マウスのボタンが押下された際にクリック座標情報及びクリックON信号を含むリモートON情報を画像形成装置22に対して送信し、マウスのボタンの押下が終了した際、すなわち、ユーザがボタンを離した際にクリック座標情報及びクリックOFF信号を含むリモートOFF情報を画像形成装置22に対して送信する。
画像形成装置22のNIC38によって、情報処理装置12から送信されるリモートON情報が受信されると(S201にてYES)、制御部24は、受信したリモートON情報と、リモートON情報の受信時刻とをRAM44に一時的に記憶させる(s202)。
次いで、画像形成装置22のNIC38によって、情報処理装置12から送信されるリモートOFF情報が受信されると(S203にてYES)、制御部24は、受信したリモートOFF情報と、リモートOFF情報の受信時刻とをRAM44に一時的に記憶させる(s204)。
制御部24は、RAM44に記憶されたリモートON情報及びリモートOFF情報が、同一のキーコード情報又は同一のクリック座標情報を含んでいると判定し(S205にてYES)、RAM44に記憶されたリモートON情報の受信時刻及びリモートOFF情報の受信時刻に基づいて、リモートON/OFF時間を算出する(S206)。なお、制御部24は、RAM44に記憶されたリモートON情報及びリモートOFF情報が、同一のキーコード情報又は同一のクリック座標情報を含んでいないと判定した場合(S205にてNO)には、キーの押下操作、又は、マウスのクリック操作が正常に行なわれていないと判断し、本処理を終了する。
リモートON/OFF時間の算出後、制御部24は、算出したリモートON/OFF時間、及び、HDD46に予め記憶される本体ON/OFF時間に基づいて、ネットワーク遅延率を算出し(S207)、算出したネットワーク遅延率に基づいて、リモート操作用キーリピート間隔を設定する(S208)。
リモート操作用キーリピート間隔の設定後、制御部24は、オプション設定を確認することで、他の機能の設定時間にもネットワーク遅延率を反映するか否かを判定する(s209)。この場合、ドラッグ判定時間及び長押し設定時間にネットワーク遅延率を反映する旨のオプション設定が予めなされているので、制御部24は、ネットワーク遅延率を反映すると判定し(ステップS209にてYES)、ネットワーク遅延率に基づいて、ドラッグ判定時間及び長押し設定時間を設定する(S210)。
ドラッグ判定時間及び長押し設定時間の設定後、制御部24は、操作パネル36の液晶ディスプレイに対し、通知画面400を表示させる(S211)。
なお、上記の説明では、リモート操作用キーリピート間隔を自動で設定する場合の動作について説明したが、ユーザは、リモート操作用キーリピート間隔を手動で設定することもできる。この場合には、ユーザは、リモート操作用キーリピート間隔設定画面200におけるテキストフィールド201にリモート操作用キーリピート間隔を直接入力するとともに、テキストフィールド203にリモート操作用キーリピート間隔の設定を所望する情報処理装置12のアドレスを入力した後、OKボタン204を押下する。この操作により、テキストフィールド201,203に入力された情報に基づいて、リモート操作用キーリピート間隔が設定される。このように、リモート操作用キーリピート間隔が手動で設定可能に構成されることによって、様々なユーザに対応したリモート操作用キーリピート間隔を設定することができる。これにより、例えば、キー押下げ操作又はマウスのクリック操作に比較的長時間を有する高齢者のユーザ等に対して、リモート操作用キーリピート間隔を比較的長く設定する等の対応を行なうことができるので、より一層ユーザの利便性が向上する。
また、ユーザは、メッセージ画面300における戻るボタン302又は通知画面400の戻るボタン402を押下することで、操作パネル36の液晶ディスプレイに対し、リモート操作用キーリピート間隔設定画面200を再度表示させることができる。この操作によって、リモート操作用キーリピート間隔の設定を自動で行なうか、手動で行なうかの判断を再度行なうことができる。
〈作用・効果〉
上記実施の形態によれば、画像形成装置22は、キーボード及びマウスを備える情報処理装置12とネットワーク20を介してデータ通信を行なう画像形成装置であって、キーボード及びマウスに対するユーザの入力操作に応じて情報処理装置12から送信される、リモートON情報及びリモートOFF情報を受信するNIC38と、ユーザの入力操作に応じて、本体ON情報及び本体OFF情報を出力する操作パネル36と、リモートON情報に基づくリモート操作データ、又は、本体ON情報に基づく本体操作データを受付けるRAM44と、RAM44が受付けたデータが、リモート操作データであるか、本体操作データであるかを判定する判定機能と、判定機能によってリモート操作データであるであると判定された場合に、予め設定されるリモート操作用キーリピート間隔に基づいてリモート操作用キーリピート処理を実行するリモート操作用制御機能と、判定機能によって本体操作データであると判定された場合に、予め設定される本体操作用キーリピート間隔に基づいて本体操作用キーリピート処理を実行する本体操作用制御機能とを有する制御部24とを含む。
このように、制御部24は、RAm44が受付けたデータが、リモート操作データであると判定した場合に、予め設定されるリモート操作用キーリピート間隔に基づいてリモート操作用キーリピート処理を実行し、本体操作データであると判定した場合に、予め設定される本体操作用キーリピート間隔に基づいて本体操作用キーリピート処理を実行するので、リモート操作及び本体操作それぞれに適したキーリピート間隔に基づいて、キーリピート処理を実行することができる。したがって、画像形成装置22は、リモート操作時及び本体操作時においてキーリピート動作を的確に行なうことができる。
また上記実施の形態によれば、制御部24は、RAm44が受付けたデータが、リモート操作データであると判定した場合には、NIC38がリモートOFF情報を受付けるまでリモート操作用キーリピート処理を実行し、本体操作データであると判定した場合には、本体OFF情報を受付けるまで本体操作用キーリピート処理を実行する。したがって、画像形成装置22は、通信障害の種類等に影響されることなく、的確なキーリピート動作を行なうことができる。
また上記実施の形態によれば、画像形成装置22は、ユーザによって手動で入力されるリモート操作用キーリピート間隔を受付けるテキストフィールド201と、リモート操作用キーリピート間隔の自動設定を要求する指示を受付ける自動設定ボタン202とを含むリモート操作用キーリピート間隔設定画面200を表示する操作パネル36をさらに含み、制御部24は、テキストフィールド201がリモート操作用キーリピート間隔を受付けた場合には、受付けたリモート操作用キーリピート間隔に基づいて、リモート操作用キーリピート間隔を設定し、自動設定ボタン202が上記指示を受付けた場合には、リモート操作用キーリピート間隔を自動設定する。
このように、画像形成装置22は、ユーザによって手動でリモート操作用キーリピート間隔が入力された場合には、入力されたリモート操作用キーリピート間隔に基づいてリモート操作用キーリピート間隔を設定し、自動設定を要求する指示を受付けた場合には、リモート操作用キーリピート間隔を自動設定するので、ユーザは、リモート操作用キーリピート間隔の設定を手動で行なうか、自動で行なうかを選択することができる。したがって、ユーザの利便性をより一層向上させることができる。また、ユーザは、リモート操作用キーリピート間隔の設定を手動で行なうか、自動で行なうかを、表示されたリモート操作用キーリピート間隔設定画面200を確認しながら選択することができる。したがって、より一層容易に上記選択を行なうことができるようになり、ユーザの利便性及び操作性をさらに向上させることができる。さらに、リモート操作用キーリピート間隔設定画面200は操作パネル36に表示されるので、画像形成装置22の小型化を達成することができる。
また上記実施の形態によれば、制御部24は、リモートON情報の受信時刻及びリモートOFF情報の受信時刻に基づいて、リモートON/OFF時間を算出する第1の算出機能と、第1の算出機能によって算出されたリモートON/OFF時間に基づいて、ネットワーク遅延率を算出する第2の算出機能とをさらに有するとともに、自動設定機能によって、第2の算出機能によって算出されたネットワーク遅延率に基づいて、リモート操作用キーリピート間隔を自動設定する。このように、リモートON/OFF時間に生じる遅延の度合いを示すネットワーク遅延率に基づいてリモート操作用キーリピート間隔を設定するので、画像形成装置22は、ネットワーク環境に対応したリモート操作用キーリピート間隔をより一層容易に設定することができる。
また上記実施の形態によれば、制御部24の第2の算出機能は、リモートON/OFF時間と予め定める基準時間である本体ON/OFF時間とに基づいてネットワーク遅延率を算出する。したがって、画像形成装置22は、ネットワーク環境に対応したリモート操作用キーリピート間隔をさらに容易に設定することができるとともに、ネットワーク遅延率の算出処理に伴って生じる制御部24にかかる負荷をより一層低減することができる。
また上記実施の形態によれば、制御部24は、第2の算出機能によって算出されたネットワーク遅延率に基づいて、リモート操作用キーリピート間隔を除く、ネットワーク環境に影響される機能の設定時間を設定する他機能設定機能をさらに含む。このように、制御部24は、他機能設定機能を含むので、ネットワーク環境に影響される機能の設定時間を設定する設定処理に伴って生じる負荷をより一層低減することができる。また、上記設定処理の高速化をより一層達成できる。
なお、上記実施の形態において、リモート操作用キーリピート間隔設定画面200等を含む各画面は、操作パネル36の液晶ディスプレイに表示されたが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。例えば、上記各画面を、情報処理装置12の表示部116に表示してもよい。また、上記各画面をWebページとして表示してもよい。これにより、各画面を表示するための画像データの記憶処理等に伴って生じる画像形成装置22にかかる負荷を低減することができる。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、この発明が上記した実施の形態のみに制限されるわけではない。この発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含む。
10 操作別キーリピート処理システム
12 情報処理装置
20 ネットワーク
22 画像形成装置
24,100 制御部
26,128 BUSライン
30 リモート操作制御部
32 スキャナ部
34 プリンタ部
35 画像処理部
36 操作パネル
38,118 NIC
39 電源制御部
40,122 CPU
42,124 ROM
44,126 RAM
46,112 HDD
48 画像メモリ
50 印字部
52 外部電源
114 操作部
116 表示部

Claims (9)

  1. 入力装置を備える端末装置とネットワークを介してデータ通信を行なう画像形成装置であって、
    前記入力装置に対するユーザの入力操作に応じて前記端末装置から送信される、リモートON情報及びリモートOFF情報を受信する受信手段と、
    ユーザの入力操作に応じて、本体ON情報及び本体OFF情報を出力する本体操作部と、
    前記リモートON情報又は前記本体ON情報を受付けるON情報受付手段と、
    前記ON情報受付手段が受付けた情報が、前記リモートON情報であるか、前記本体ON情報であるかを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって、前記情報が前記リモートON情報であると判定された場合に、予め設定されるリモート操作用キーリピート間隔に基づいてリモート操作用キーリピート処理を実行するリモート操作用制御手段と、
    前記判定手段によって、前記情報が前記本体ON情報であると判定された場合に、予め設定される本体操作用キーリピート間隔に基づいて本体操作用キーリピート処理を実行する本体操作用制御手段とを含むことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記リモートOFF情報又は前記本体OFF情報を受付けるOFF情報受付手段をさらに含み、
    前記リモート操作用制御手段は、前記判定手段によって、前記情報が前記リモートON情報であると判定された場合に、前記OFF情報受付手段が前記リモートOFF情報を受付けるまで、予め設定されるリモート操作用キーリピート間隔に基づいてリモート操作用キーリピート処理を実行し、
    前記本体操作用制御手段は、前記判定手段によって、前記情報が前記本体ON情報であると判定された場合に、前記OFF情報受付手段が前記本体OFF情報を受付けるまで、予め設定される本体操作用キーリピート間隔に基づいて本体操作用キーリピート処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. ユーザによって手動で入力される情報を受付ける手動設定用受付手段と、
    前記リモート操作用キーリピート間隔の自動設定を要求するユーザの指示を受付ける自動設定用受付手段と、
    前記手動設定用受付手段が前記情報を受付けた場合に、受付けた前記情報に基づいて、前記リモート操作用キーリピート間隔を設定する手動設定手段と、
    前記自動設定用受付手段が前記指示を受付けた場合に、前記リモート操作用キーリピート間隔を自動設定する自動設定手段とをさらに含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記手動設定用受付手段、及び、前記自動設定用受付手段を含む設定画面を表示する表示手段をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記表示手段は、前記設定画面をWebページとして表示することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記表示手段は操作パネルであることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 前記リモートON情報の受信時刻及び前記リモートOFF情報の受信時刻に基づいて、リモートON/OFF時間を算出する第1の算出手段と、
    前記第1の算出手段によって算出された前記リモートON/OFF時間に基づいて、ネットワーク遅延率を算出する第2の算出手段とをさらに含み、
    前記自動設定手段は、前記自動設定用受付手段が前記指示を受付けた場合に、前記第2の算出手段によって算出された前記ネットワーク遅延率に基づいて、前記リモート操作用キーリピート間隔を自動設定することを特徴とする請求項3〜請求項6のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  8. 前記第2の算出手段は、前記リモートON/OFF時間と予め定める基準時間とに基づいて前記ネットワーク遅延率を算出することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記第2の算出手段によって算出されたネットワーク遅延率に基づいて、前記リモート操作用キーリピート間隔を除く、ネットワーク環境に影響される機能の設定時間を設定する他機能設定手段をさらに含むことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の画像形成装置。
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