JP2010165797A - 固体電解コンデンサおよびその製造方法 - Google Patents

固体電解コンデンサおよびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】低コストかつ高い製造歩留りで製造することができる固体電解コンデンサを提供する。
【解決手段】第1リードフレーム31は、第1導電性部材21を介して陰極部13と接続された陰極接続部31aと、第1接続面を有する第1接続部31bとを有し、かつ少なくとも一部が外部に露出されている。第2リードフレーム32は、第2導電性部材22を介して陰極部13と接続された補助接続部32aと、第1接続面と向かい合う第2接続面を有する第2接続部32cとを含む。第3導電性部材23は第1および第2接続部31b、32cを互いに接続している。
【選択図】図1

Description

本発明は、固体電解コンデンサに関するものである。
固体電解コンデンサの等価直列抵抗(ESR:Equivalent Series Resistance)を低減するための技術が近年提案されている。
特開2004−247665号公報(特許文献1)によれば、固体電解コンデンサは、コンデンサ素子と、陰極リードフレームと、補助陰極リードフレームとを有する。陰極リードフレームは、コンデンサ素子と接続され、少なくとも一部が外装樹脂から露出されている。補助陰極リードフレームは、コンデンサ素子および陰極リードフレームの各々と接続されている。陰極リードフレームと補助陰極リードフレームとは、レーザ溶接によって互いに接続されている。
また特開2002−246268号公報(特許文献2)によれば、固体電解コンデンサは、コンデンサ素子と、外装樹脂と、金属層と、リードフレームとを有する。リードフレームは、コンデンサ素子と電気的に接続され、少なくとも一部が外装樹脂外部に露出されている。金属層はコンデンサ素子を挟んでおり、この金属層を介してコンデンサ素子とリードフレームとの間が電気的に接続されている。接続のためには、たとえば導電性接着剤が用いられる。
コンデンサ素子を挟むリード端子を取り付ける方法は、たとえば特開平9−266137号公報(特許文献3)に開示されている。この方法によれば、コンデンサ素子は、まず、陰極リード端子上に載せられ、銀ペーストによって接合される。その後コンデンサ素子は、陰極リード端子の折り返された部分と銀ペーストによって接合される。
特開2004−247665号公報 特開2002−246268号公報 特開平9−266137号公報
上記の特開2004−247665号公報(特許文献1)によれば、製造ばらつきによってコンデンサ素子の厚さが大きくなった場合、陰極リードフレームと補助陰極リードフレームとの間の隙間が大きくなることで、陰極リードフレームと補助陰極リードフレームとを互いに溶接できなくなることがある。この結果、製造歩留りが低下するという問題がある。
上記の特開2002−246268号公報(特許文献2)によれば、コンデンサ外部と金属層との間を電気的に接続するためのリードフレームを設ける必要がある。このため製造コストが増大するという問題がある。
また特に量産工程においては、導電性接着剤が塗布された製品を保管場所へ速やかに移動させる必要がある。この際、導電性接着剤が未硬化であるために、金属層が所定の位置からずれてしまうことがある。この結果、製造歩留りが低下するという問題がある。
上記の特開平9−266137号公報(特許文献3)によれば、陰極リード端子がコンデンサ素子を挟む際に、コンデンサ素子を挟む圧力が過大となることで、コンデンサ素子が破損することがある。このため固体電解コンデンサの製造歩留りや信頼性が低くなるという問題がある。
またこの圧力によって、陰極リード端子とコンデンサ素子との間から銀ペーストがはみ出すことがあり、この結果、陰極リード端子と陽極とが短絡し得る。このため固体電解コンデンサの製造歩留りや信頼性が低くなるという問題がある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その一の目的は、低コストかつ高い製造歩留りで製造することができる固体電解コンデンサを提供することである。また他の目的は、高い製造歩留りで信頼性の高い固体電解コンデンサを製造する方法を提供することである。
本発明の固体電解コンデンサは、コンデンサ素子と、第1〜第3導電性部材と、第1および第2リードフレームとを有する。コンデンサ素子は、陽極部と、陽極部上に設けられた誘電体被膜と、誘電体被膜上に設けられた陰極部とを有する。第1および第2導電性部材の各々は陰極部上に設けられている。第1リードフレームは、第1導電性部材を介して陰極部と接続された陰極接続部と、第1接続面を有する第1接続部とを有し、かつ少なくとも一部が外部に露出されている。第2リードフレームは、第2導電性部材を介して陰極部と接続された補助接続部と、第1接続面と向かい合う第2接続面を有する第2接続部とを含む。第3導電性部材は第1および第2接続部を互いに接続している。
本発明の固体電解コンデンサによれば、第1リードフレームの第1接続部と、第2リードフレームの第2接続部とは、第3導電性部材によって接続されている。よって第3導電性部材が第1および第2リードフレームの間を埋めることができるので、第1および第2リードフレームの間をより確実につなぐことができる。これにより製造歩留りを高めることができる。
また第1リードフレームは外部に露出された部分を有するので、第1リードフレームと固体電解コンデンサ外部との間を電気的に接続するための部材を別途設ける必要がない。これにより製造コストを低減することができる。
好ましくは、第2接続面は第1接続面に対して傾斜している。これにより、第2リードフレームが取り付けられる際に第1および第2リードフレームの間から第3導電性部材がはみ出すことを抑制できる。
好ましくは第1および第2接続面は3°以上15°以下の角度をなしている。角度が3°以上であることによって、第3導電性部材のはみ出しを、より確実に抑制することができる。また角度が15°以下であることによって、第1および第2接続面の間の接着面積をより十分に確保することができる。
好ましくは、第2リードフレームの厚さは第1リードフレームの厚さよりも小さい。これにより固体電解コンデンサの厚さを小さくすることができる。
本発明の固体電解コンデンサの製造方法は、以下の工程を有する。
陰極接続部および第1接続部を有する第1リードフレームの陰極接続部上に第1導電性部材が形成される。陽極部と、陽極部上に設けられた誘電体被膜と、誘電体被膜上に設けられた陰極部とを有するコンデンサ素子が、陰極部が第1導電性部材に接触するように第1導電性部材上に配置される。陰極部および第1接続部のそれぞれの上に、粘性を有する第2および第3導電性部材が形成される。陰極部の第2導電性部材が形成された面に沿って、補助接続部および第2接続部を有する第2リードフレームを移動させることによって、補助接続部および第2接続部のそれぞれが、第2および第3導電性部材を介して、陰極部および第1接続部に取り付けられる。第2および第3導電性部材が硬化される。
本発明の固体電解コンデンサの製造方法によれば、第2リードフレームの陰極部への取り付けは、第2リードフレームを陰極部の第2導電性部材が形成された面に沿って移動させることによって行なわれる。これにより取り付けの際に陰極部に加わる圧力が抑制されるので、コンデンサ素子が破損したり第2導電性部材がはみ出したりすることを抑制できる。よって高い製造歩留りで信頼性の高い固体電解コンデンサを製造することができる。
好ましくは、第2および第3導電性部材が硬化される方法は、以下の工程を有する。
第1温度で第1時間に渡って第2および第3導電性部材が加熱される。第1温度よりも低い第2温度に第2および第3導電性部材が冷却される。第2温度よりも高い第3温度で第1時間よりも長い第2時間に渡って第2および第3導電性部材が再加熱される。
これにより、第2時間に比して短い第1時間に渡る加熱によって、第2リードフレームのずれを抑制できる程度にまで、第2および第3導電性部材を硬化させることができる。すなわち短い時間の加熱によって第2リードフレームの位置がずれにくくされる。よって長時間に渡る第2および第3導電性部材の硬化が行なわれずに仕掛品が搬送された場合でも、第2リードフレームの位置がずれにくい。よって製造効率および製造歩留りを高めることができる。
好ましくは、粘性は、300dPa・s以上800dPa・s以下の粘性率である。粘性率が300dPa・s以上であることによって、第1および第2接続部の間の間隔が大きくても、より確実に第3導電性部材が保持される。よって第1および第2接続部をより確実に接続することができるので、製造歩留りを高めることができる。また粘性率が800dPa・s以下であることによって、第3導電性部材をより容易に塗布することができる。
以上説明したように、本発明の固体電解コンデンサによれば、製造歩留りを高め、また製造コストを低減することができる。また本発明の固体電解コンデンサの製造方法によれば、高い製造歩留りで信頼性の高い固体電解コンデンサを製造することができる。
本発明の実施の形態1における固体電解コンデンサの構成を概略的に示す断面図である。 図1の矢印Cで示す領域の拡大図である。 本発明の実施の形態1における固体電解コンデンサの製造方法において、第2リードフレームが取り付けられる様子を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態1における固体電解コンデンサの製造方法において、第1および第2リードフレームが互いに接着された様子を概略的に示す部分正面図である。 第1の比較例において、第1および第2リードフレームの間の接合に不良が生じた様子を概略的に示す部分正面図である。 第2の比較例において、第2リードフレームが取り付けられる様子を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態2における固体電解コンデンサの構成を概略的に示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1および図2を参照して、本実施の形態の固体電解コンデンサは、コンデンサ素子10と、第1〜第3導電性部材21〜23と、第1および第2リードフレーム31、32と、陽極リードフレーム41と、外装樹脂50とを有する。
コンデンサ素子10は、陽極部11と、陽極部11上に設けられた誘電体被膜12と、誘電体被膜12上に設けられた陰極部13とを有する。陽極部11の材料は、たとえばアルミニウム(Al)またはタンタル(Ta)である。また陽極部11は、一方側(図1における左側)に陽極リード11pを有する。誘電体被膜12は、陽極リード11pの一部を除いて陽極部11の表面を酸化することにより形成されている。陰極部13は誘電体被膜12上に、たとえば導電性高分子層とカーボン層と銀ペースト層とが順に形成されることにより構成されている。
第1〜第3導電性部材21〜23は、たとえば、粘性を有する導電性接着剤が硬化されることにより形成されている。第1および第2導電性部材21、22の各々は陰極部13上に設けられている。第3導電性部材23は、第1および第2リードフレーム31、32を互いに接合している。
第1リードフレーム31は、陰極接続部31aと、第1接続部31bとを有する。陰極接続部31aは第1導電性部材21を介して陰極部13と接続されている。第1接続部31bは第1接続面C1を有する。また第1リードフレーム31は、少なくとも一部が外装樹脂50の外部に露出されている。
第2リードフレーム32は、補助接続部32aと、結合部32bと、第2接続部32cとを有する。補助接続部32aは第2導電性部材22を介して陰極部13と接続されている。結合部32bは、補助接続部32aと第2接続部32cとを互いに結合している。第2接続部32cは第1接続部31bと第3導電性部材23によって接続されている。第2接続部32cは、第1接続面C1と向かい合う第2接続面C2を有する。
好ましくは、第2接続面C2は第1接続面C1に対して傾斜している。さらに好ましくは、第1および第2接続面C1、C2のなす角度AGは、3°以上15°以下である。
次に本実施の形態の固体電解コンデンサの製造方法について説明する。
主に図3を参照して、まず図3に示すようなコンデンサ素子10を用意する。陽極部11、誘電体被膜12および陰極部13の積層体は、陽極リード11pから遠い位置において厚さT1を有し、陽極リード11pに近い位置において厚さT2を有する。設計上は厚さT1およびT2が同一とされても、製造ばらつきによって厚さT2が厚さT1に比して小さくなることがある。たとえば厚さT2が厚さT1に比して0.2mm程度小さくなることがある。
次に陽極部11の陽極リード11pに陽極リードフレーム41が溶接される。また第1リードフレーム31の陰極接続部31a上に第1導電性部材21が形成される。第1導電性部材21の形成は、たとえば導電性接着剤を塗布することによって行なわれる。
次に陰極部13が第1導電性部材21に接触するように、コンデンサ素子10が第1導電性部材21上に配置される。これにより第1導電性部材21を介して、陰極部13の一方主面(図3における下面)と、第1リードフレーム31の陰極接続部31aとが電気的に接続される。
次に陰極部13の他方主面(図3における上面)上に、粘性を有する第2導電性部材22fが形成される。また第1接続部31b上に、粘性を有する第3導電性部材23fが形成される。第2および第3導電性部材22f、23fの材料は、たとえば導電性接着剤である。好ましくは、第2および第3導電性部材22f、23fの各々は300dPa・s以上800dPa・s以下の粘性率を有する。
次に、コンデンサ素子10の陽極リード11p側と反対側の方に第2リードフレーム32が配置される。そして図3における矢印MLで示すように、陰極部13の第2導電性部材22fが形成された面に沿う方向に、第2リードフレーム32が移動され始める。これにより、まず第2導電性部材22fのうちコンデンサ素子10の厚さT1の部分の上に位置する部分と、第2リードフレーム32の補助接続部32aとが接触する。
そして第2リードフレーム32が、図3における矢印MLに沿って、さらに移動される。これにより、コンデンサ素子10の厚さT1の部分上に位置していた第2導電性部材22fのうちの一部が、破線矢印M2に示すように、コンデンサ素子10の厚さT2の部分上に移動される。すなわち厚さT2の部分の上の第2導電性部材22fの厚さが、厚さT1の部分の上の第2導電性部材22fの厚さよりも大きくなる。また補助接続部32aおよび第2接続部32cのそれぞれが、第2および第3導電性部材22f、23fを介して、陰極部13および第1接続部31bに取り付けられる。
次に第2および第3導電性部材22f、23fのそれぞれが硬化されることにより、第2および第3導電性部材22、23(図1)が形成される。好ましくは、この硬化は以下のように行なわれる。
まず第1温度で第1時間に渡って第2および第3導電性部材22f、23fが加熱される。具体的には、たとえば150℃で1分以下に渡って加熱が行なわれる。この加熱によって第2および第3導電性部材22f、23fは、第2リードフレーム32のずれを抑制できる程度に硬化される。すなわち第2および第3導電性部材22f、23fは仮硬化される。
次に第1温度よりも低い第2温度に第2および第3導電性部材22、23が冷却される。具体的には、たとえば室温までの冷却が行なわれる。この冷却中、あるいは冷却後において、上記の仕掛品の搬送が行なわれる。
次に第2温度よりも高い第3温度で第1時間よりも長い第2時間に渡って第2および第3導電性部材22、23が再加熱される。具体的には、たとえば150℃で2時間以上に渡って再加熱が行なわれる。この加熱によって第2および第3導電性部材22f、23fは、より完全に硬化される。
次に外装樹脂50による封止が行なわれることで、本実施の形態の固体電解コンデンサ(図1)が得られる。
図6を参照して、次に比較例について説明する。
第2リードフレーム32Zの第2接続部32cZの第2接続面C2Zは、第1接続面C1と平行である。このため第2リードフレーム32Zの取り付けの際に、破線矢印M1Zで示すように、第1および第2リードフレーム31、32Zの間から第3導電性部材23fがはみ出しやすい。
また第2リードフレーム32Zは、矢印MLZで示すように、第1リードフレーム31との間でコンデンサ素子10を挟むように移動されることで取り付けられる。このため取り付けの際にコンデンサ素子10に大きな圧力が加わりやすいので、コンデンサ素子10が破損することがある。
また本比較例において、製造ばらつきによって厚さT2が厚さT1に比して小さい場合であっても厚さT2の部分と第2リードフレーム32Zとを確実に接合するためには、厚さT2の部分に第2導電性部材22fを予め厚く塗布しておく必要がある。このような塗布が行なわれた場合、特に厚さT2が厚さT1と同程度の場合に、破線矢印M2Zに示すように第2導電性部材22fがはみ出すことがある。このはみ出しによって、第2リードフレーム32Zと陽極リード11pとが短絡してしまうことがある。
本発明の固体電解コンデンサによれば、図4に示すように、第3導電性部材23が第1および第2リードフレーム31、32の間の間隔Dを埋めることができる。このため第1および第2リードフレーム31、32の間をより確実につなぐことができる。よって固体電解コンデンサの製造歩留りを高めることができる。
また第1リードフレーム31(図1)は外装樹脂50の外部に露出された部分を有するので、第1リードフレーム31と固体電解コンデンサ外部との間を電気的に接続するための部材を別途設ける必要がない。これにより製造コストを低減することができる。
また図2に示すように、第2接続面C2は第1接続面C1に対して角度AGだけ傾斜している。これにより第2リードフレーム32の取り付けの際に、第1および第2リードフレーム31、32の間から第3導電性部材23が破線矢印M1のようにはみ出すことを抑制することができる。
さらに角度AGが3°以上とされると、第3導電性部材23のはみ出しを、より確実に抑制することができる。また角度AGが15°以下とされると、第1および第2接続面C1、C2の間の接着面積をより十分に確保することができる。
本発明の固体電解コンデンサの製造方法によれば、第2リードフレーム32の陰極部13への取り付けは、第2リードフレーム32を、矢印ML(図3)に示すように、陰極部13の第2導電性部材22が形成された面に沿って移動させることによって行なわれる。これにより、取り付けの際に陰極部13に加わる圧力が抑制されるので、コンデンサ素子10が破損したり第2導電性部材22fが陽極リード11pの方にはみ出したりすることを抑制できる。よって高い製造歩留りで信頼性の高い固体電解コンデンサを製造することができる。
また図3に示すように、第2リードフレーム32の取り付けの際に、破線矢印M2に示すように第2導電性部材22fの移動が生じることで、コンデンサ素子10の厚さが小さくなり得る部分(厚さT2の部分)において、第2導電性部材22fの厚さが大きくなる。これにより、厚さT2の部分上において、より確実な接合を行なうことができる。
また図4に示すように、第3導電性部材23fの粘性率が300dPa・s以上とされることで、第1および第2接続部31b、32cの間の間隔Dがある程度大きくても、第1および第2接続部31b、32cの間に、より確実に第3導電性部材23fが保持される。すなわち比較例(図5)に示すような不良が発生することを抑制できる。よって第1および第2接続部31b、32cをより確実に接続することができるので、製造歩留りを高めることができる。
また第3導電性部材23fの粘性率が800dPa・s以下であることによって、第3導電性部材23fをより容易に塗布することができる。
また第2リードフレーム32が取り付けられた後に第2および第3導電性部材22f、23fが仮硬化されることで、第2リードフレーム32のずれを抑制しつつ速やかに仕掛品を搬送できる。よって、製造効率および製造歩留りを高めることができる。
(実施の形態2)
主に図7を参照して、本実施の形態の固体電解コンデンサは、第2リードフレーム32(図1)の代わりに第2リードフレーム32Vを有する。第2リードフレーム32Vの厚さは第1リードフレーム31の厚さよりも小さくされている。
なお、上記以外の構成については、上述した実施の形態1の構成とほぼ同じであるため、同一または対応する要素について同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
本実施の形態によれば、第2リードフレーム32Vの厚さが小さいので、固体電解コンデンサの厚さを小さくすることができる。
今回開示された各実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることを意図される。
本発明は、固体電解コンデンサに特に有利に適用され得る。
10 コンデンサ素子、11 陽極部、11p 陽極リード、12 誘電体被膜、13 陰極部、21〜23 第1〜第3導電性部材、22f 第2導電性部材、23f 第3導電性部材、31 第1リードフレーム、31a 陰極接続部、31b 第1接続部、32,32V 第2リードフレーム、32a 補助接続部、32b 結合部、32c 第2接続部、41 陽極リードフレーム、50 外装樹脂、C1 第1接続面、C2 第2接続面。

Claims (7)

  1. 陽極部と、前記陽極部上に設けられた誘電体被膜と、前記誘電体被膜上に設けられた陰極部とを有するコンデンサ素子と、
    各々が前記陰極部上に設けられた第1および第2導電性部材と、
    前記第1導電性部材を介して前記陰極部と接続された陰極接続部と、第1接続面を有する第1接続部とを有し、かつ少なくとも一部が外部に露出された第1リードフレームと、
    前記第2導電性部材を介して前記陰極部と接続された補助接続部と、前記第1接続面と向かい合う第2接続面を有する第2接続部とを含む第2リードフレームと、
    前記第1および第2接続部を互いに接続する第3導電性部材とを備えた、固体電解コンデンサ。
  2. 前記第2接続面は前記第1接続面に対して傾斜している、請求項1に記載の固体電解コンデンサ。
  3. 前記第1および第2接続面は3°以上15°以下の角度をなしている、請求項1または2に記載の固体電解コンデンサ。
  4. 前記第2リードフレームの厚さは前記第1リードフレームの厚さよりも小さい、請求項1〜3のいずれかに記載の固体電解コンデンサ。
  5. 陰極接続部および第1接続部を有する第1リードフレームの前記陰極接続部上に第1導電性部材を形成する工程と、
    陽極部と、前記陽極部上に設けられた誘電体被膜と、前記誘電体被膜上に設けられた陰極部とを有するコンデンサ素子を、前記陰極部が前記第1導電性部材に接触するように前記第1導電性部材上に配置する工程と、
    前記陰極部および前記第1接続部のそれぞれの上に、粘性を有する第2および第3導電性部材を形成する工程と、
    前記陰極部の前記第2導電性部材が形成された面に沿って、補助接続部および第2接続部を有する第2リードフレームを移動させることによって、前記補助接続部および前記第2接続部のそれぞれを、前記第2および第3導電性部材を介して、前記陰極部および前記第1接続部に取り付ける工程と、
    前記第2および第3導電性部材を硬化する工程とを備えた、固体電解コンデンサの製造方法。
  6. 前記硬化する工程は、
    第1温度で第1時間に渡って前記第2および第3導電性部材を加熱する工程と、
    前記第1温度よりも低い第2温度に前記第2および第3導電性部材を冷却する工程と、
    前記第2温度よりも高い第3温度で前記第1時間よりも長い第2時間に渡って前記第2および第3導電性部材を再加熱する工程とを備えた、請求項5に記載の固体電解コンデンサの製造方法。
  7. 前記粘性は、300dPa・s以上800dPa・s以下の粘性率である、請求項5または6に記載の固体電解コンデンサの製造方法。
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