JP2010165317A - ガス設備保安点検用携帯端末及びガス設備保安点検システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ガス設備保安点検作業の業務平均化と確実性及び効率性の向上を実現することができるガス設備保安点検用携帯端末及びガス設備保安点検システムを提供すること。
【解決手段】ガス設備保安点検用携帯端末(1)は、現在地から目的地までのルート案内を表示手段(17)に表示させる制御手段(11)と、管理システムと通信する通信手段(19)を備えている。制御手段(11)は、さらに、ガス設備点検用アプリケーションソフトの起動時に、通信ネットワーク(2)を介して管理システム(3)のデータベース(33)に格納されている顧客情報を取得し、顧客情報とガス設備点検用画面フォーマットとに基づいて点検結果入力画面を表示手段(17)に表示させると共に、点検結果入力画面への点検結果の入力後に、点検結果を通信ネットワーク(2)を介して管理システム(3)へ送信してデータベース(33)に登録させるように制御する。
【選択図】図1
【解決手段】ガス設備保安点検用携帯端末(1)は、現在地から目的地までのルート案内を表示手段(17)に表示させる制御手段(11)と、管理システムと通信する通信手段(19)を備えている。制御手段(11)は、さらに、ガス設備点検用アプリケーションソフトの起動時に、通信ネットワーク(2)を介して管理システム(3)のデータベース(33)に格納されている顧客情報を取得し、顧客情報とガス設備点検用画面フォーマットとに基づいて点検結果入力画面を表示手段(17)に表示させると共に、点検結果入力画面への点検結果の入力後に、点検結果を通信ネットワーク(2)を介して管理システム(3)へ送信してデータベース(33)に登録させるように制御する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ガス設備保安点検の点検調査作業の確実性と効率性の向上を図るガス設備保安点検用携帯端末及びガス設備保安点検システムに関するものである。
従来、ガス供給システム(例えば、LPガス供給システム)における供給側及び消費側のガス設備の保安点検作業は、保安点検作業員が、保安点検対象顧客先において、点検調査結果をガス設備点検調査票用紙を用いて実施し、手書きを主とした記録・起票で管理するものであった。また、点検調査結果が記録されたガス設備点検調査票用紙は、保安点検対象顧客先が一部、保安を管理する保安センターまたは保安管理の委託を受けた保安機関が一部を管理し、保安点検証跡を残すものである。
また、前述の保安点検作業は、保安情報を一元管理する業務処理装置のデータベースへ格納するために前記点検調査結果を手入力する作業が発生し、入力結果を確認することによって、保安点検調査結果の管理業務が完結するものであった。
しかしながら、上述の従来の保安点検作業では、保安点検作業員のガス設備点検調査票の手書き管理による誤字脱字や、属人的な記入によるムダや非効率がたびたび発生していた。なおかつ、調査票を目視しながら業務処理装置に転記入力することにより誤入力や誤出力を誘発する危険性があった。
また、保安点検作業員が保安点検対象顧客先へ移動する場合、宅地地図を携行してそれを見ながら移動したり、あるいは、車両に通常のカーナビゲーション装置を設置してその画面に顧客先までのルート案内を表示させて移動したりすることがあり、保安作業員ごとにまちまちな業務運用が存在するものであった。
そこで本発明は、このような従来の業務手法が有していた問題を解決するものであり、ガス設備保安点検作業の業務平均化と確実性及び効率性の向上を実現することができるガス設備保安点検用携帯端末及びガス設備保安点検システムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、管理システム(3)と通信ネットワーク(2)を介して通信するガス設備保安点検用携帯端末(1)であって、現在位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段(12,13,14,15)と、地図情報が予め記憶された記憶手段(18)と、表示手段(17)と、前記位置情報及び前記地図情報に基づいて現在地から点検調査先までのルート案内を表示手段(17)に表示させる制御手段(11)と、前記管理システム(3)と通信する通信手段(19)とを備え、前記記憶手段(18)には、さらに、ガス設備点検用アプリケーションソフトと、ガス設備点検用画面フォーマットが予め記憶され、前記制御手段(11)は、さらに、前記ガス設備点検用アプリケーションソフトの起動時に、前記通信ネットワーク(2)を介して前記管理システム(3)と通信することにより前記管理システム(3)のデータベース(33)に格納されている顧客情報を取得し、取得した前記顧客情報と前記記憶手段(18)に記憶されている前記ガス設備点検用画面フォーマットとに基づいて点検結果入力画面を前記表示手段(17)に表示させると共に、前記点検結果入力画面への点検結果の入力後に、前記点検結果を前記通信ネットワーク(2)を介して前記管理システム(3)へ送信して前記データベース(33)に登録させるように制御することを特徴とする。
上記課題を解決するためになされた請求項2記載の発明は、請求項1記載のガス設備保安点検用携帯端末において、前記制御手段(11)は、前記ガス設備保安点検用携帯端末(1)に接続された印刷手段(4)へ前記点検結果を表す点検調査票出力を行って印刷させるように制御することを特徴とする。
上記課題を解決するためになされた請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のガス設備保安点検用携帯端末において、前記制御手段(11)は、さらに前回点検結果の内容を前記表示手段(17)に表示させるように制御することを特徴とする。
上記課題を解決するためになされた請求項4記載の発明のガス設備保安点検システムは、請求項1から3のいずれか1項に記載のガス設備保安点検用携帯端末(1)と、前記ガス設備保安点検用携帯端末(1)と通信ネットワーク(2)を介して通信する管理システム(3)とを含み、前記管理システム(3)は、顧客情報を格納したデータベース(33)と、前記データベース(33)に格納された前記顧客情報を前記ガス設備保安点検用携帯端末(1)へ送信すると共に、前記ガス設備保安点検用携帯端末(1)から送信された前記点検結果を受信して前記データベース(33)へ供給して登録させる通信手段(31,32)とを備えていることを特徴とする。
なお、上述の課題を解決するための手段の説明におけるかっこ書きの参照符号は、以下の発明の実施の形態の説明における構成要素の参照符号に対応しているが、これらは、特許請求の範囲の解釈を限定するものではない。
請求項1記載の発明によれば、ナビゲーション機能により、現在地から点検調査先までのルート案内を表示手段に表示させることができると共に、ガス設備点検用アプリケーションソフトの起動時に、通信ネットワークを介して管理システムと通信することにより管理システムのデータベースに格納されている顧客情報を取得し、取得した顧客情報と記憶手段に記憶されているガス設備点検用画面フォーマットとに基づいて点検結果入力画面を表示手段に表示させると共に、点検結果入力画面への点検結果の入力後に、点検結果を通信ネットワークを介して管理システムへ送信してデータベースに登録させるように制御する。それにより、点検調査結果の入力作業が手書き等をすることなく効率的に行われると共に、点検結果の記録ミス等の人為的ミスが軽減して確実性が向上し、ガス設備保安点検作業の業務平均化がなされる。また、帳票点検内容のチェックを行う必要がなくなり、点検実施者の業務軽減に繋がる。また、点検調査結果は、管理システムへ送信され、データベースに自動的に保存されるので、従来のように点検調査票を持ち帰った後の入力作業を行う必要がなくなり、業務軽減に繋がる。
請求項2記載の発明によれば、制御手段は、ガス設備保安点検用携帯端末に接続された印刷手段へ点検結果を表す点検調査票出力を行って印刷させるように制御するので、点検現場で点検調査票を印刷することができる。
請求項3記載の発明によれば、制御手段は、さらに、前回点検結果の内容を表示手段に表示させるように制御するので、前回の調査結果と同じ点検結果となった点検項目については新たな入力を省くことができ、作業の効率化に繋がる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1から3のいずれか1項に記載のガス設備保安点検用携帯端末と、ガス設備保安点検用携帯端末と通信ネットワークを介して通信する管理システムとを含み、管理システムは、顧客情報を格納したデータベースと、データベースに格納された顧客情報をガス設備保安点検用携帯端末へ送信すると共に、ガス設備保安点検用携帯端末から送信された点検結果を受信してデータベースへ供給して登録させる通信手段とを備えているので、従来のように点検調査票を持ち帰った後の管理システムへの入力作業を行う必要がなくなり、業務軽減に繋がる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態に係るガス設備保安点検用携帯端末を含むガス設備保安点検システムの構成を示す概略構成図である。図1において、ガス設備保安点検システムは、ガス設備保安点検用携帯端末としてのポータブルナビゲーションデバイス(以下、PNDという)1と、通信ネットワークとしてのインターネット2と、ガス供給業者の管理システム3と、プリンタ4とから構成されてる。
管理システム3は、ウェブサーバー31、データベースサーバー32およびデータベース(DB)33から構成されている。ウェブサーバー31は、PND1とのデータ通信と、データベースサーバー32とのデータのやり取りを行う。データベースサーバー32は、ウェブサーバー31で受信されたデータをDB33に格納し、DB33に格納されている情報をウェブサーバー31へ送るように働く。
DB33には、保安点検作業員(点検実施者)の所属会社名、拠点コード、事業所コード、事業所名、担当者コード、担当者名、ログインID、パスワード等の保安点検作業員情報を格納した保安点検作業員情報マスタと、保安点検対象のガス器型番情報(例えば、RN4155等)を格納した器具名称情報マスタと、保安対象のガス器具名称情報(例えば、リンナイガステーブル)を格納した名称情報マスタと、顧客関連情報(例えば、氏名、住所、売掛債権等)を格納した顧客情報マスタと、顧客へのガス供給開始時のガス設備の点検調査結果の履歴を格納した供給開始時点検調査履歴情報マスタと、定期点検時のガス供給設備の点検調査結果の履歴を格納した定期供給設備点検履歴情報マスタと、定期点検時のガス消費設備の点検調査結果の履歴を格納した定期消費設備点検履歴情報マスタ等が格納されている。
PND1は、全体制御を行うための制御手段としてのCPU11と、GPSアンテナ12と、CPU11にそれぞれ接続されているCPS受信部13、加速度センサ14、電子コンパス15、入力部16、表示部17及びメモリ18を有する既存のPNDに、通信部19を追加した構成となっている。
GPSアンテナ12及びGPS受信部13は、GPS衛星からのGPS電波を受信してGPS測位信号を出力する。加速度センサ14は、PND1に加えられる加速度を検出して加速度信号を出力する。電子コンパス15は、地磁気を検出する磁気センサを含み、地磁気検出信号を出力する。PND1は、GPSアンテナ12及びGPS受信部13によって受信されるGPS測位信号と、加速度センサ14で検出される加速度信号と、電子コンパスで検出される地磁気検出信号とに基づいて、現在位置及び進行方向を算出して、表示部17にマップ表示することができる。
入力部16は、LCD(液晶ディスプレイ)等からなる表示部17の画面上に設けられたタッチパネルで構成され、スタイラスペンまたは指先の接触により入力可能なタッチパネル式のものである。
メモリ18は、不揮発性メモリからなり、PND1の基本機能であるナビゲーション機能を実行するための地図データが予め格納されている。また、メモリ18には、Windows(登録商標)等のコンピュータ基本ソフト(OS)と、インターネットのウェブページを閲覧するためのブラウザ等のアプリケーションソフトと、ガス(例えば、LPガス)設備保安点検作業を実行するためのアプリケーションソフトとが予めインストールされている。また、メモリ18には、ガス設備保安点検作業時に表示部17に切り替え表示される複数の画面フォーマットも予め格納されている。
通信部19は、インターネット2を介して管理システム3のウェブサーバー31とデータ通信を行うものである。
PND1は、宅地地図や点検用紙並びに通常の漏洩試験機器、安全確認機器等の保安点検作業員が保安点検作業で使用するのに必要な複数の準備物の中で、システム化することのでき得る、(1)地図と(2)点検用紙を、それぞれ、PND1と、LPガス保安点検プログラムへ置き換えることによって、定期点検保安の全体的な業務改善を図るものである。
PND1は、ガス供給業者の営業車両に搭載され、その画面に表示されるマップ表示により保安点検作業員を目的地(保安点検対象顧客先)へ速やかにかつ安全に誘導する。また、PND1は、目的地に到着後、車両から取り外され、保安点検作業員が携帯可能な状態で、保安点検作業のためのガス保安プログラムが起動される。
図2は、保安点検作業員(点検実施者)が保安点検作業を行う手順の概要を示す図である。
(手順1)点検実施者は、営業所等において管理システム3のDB33に接続されたパソコン(図示しない)を用いて、DB33から訪問先(保安点検対象顧客先)のリストを取得し、パソコンに接続されたプリンタで印刷する。
(手順2)点検実施者は、印刷した訪問先(点検調査先)リストを参照し、電話等で訪問先のアポイントを取る。
(手順3)点検実施者は、車載されたPND1を起動させ、ナビゲーションメインメニュー画面から「ナビゲーション」を選択し、通常のナビゲーション機能により訪問先の住所等を入力することにより、訪問先までのルート検索を行い、表示部17にルート案内をマップ表示させる。
(手順4)点検実施者は、ルート案内にしたがって移動して顧客宅を訪問し、ガス設備の保安点検作業を開始する。
(手順5)点検作業者は、PND1を車両から取り外して携帯し、PND1を起動して、LPガス保安点検プログラムへログインする。LPガス保安点検プログラムへのログインは、表示部17に表示されるナビゲーションメインメニュー画面における所定の場所(たとえば、4隅のうちの1隅)に設けられたウィンドウズ(登録商標)の「スタート」ボタンをスタイラスペン等でクリック(タッチ)することによって、ナビゲーションメインメニュー画面にウィンドウズ(登録商標)のプログラム選択メニュー画面を重ね表示し、その画面中に表示されている「LPガス保安点検プログラム」ボタンをクリックすることにより、ガス設備点検用アプリケーションソフトを起動させてログイン画面に切り替え、ログイン画面においてログインID、パスワード等を入力することにより行われる。
(手順6)点検実施者は、PND1により、訪問先の顧客コードをキー入力して、顧客情報をDB33から取得する。
(手順7)点検実施者は、点検調査を行い、点検調査結果をPND1に入力する。
(手順8)点検実施者は、点検調査結果を管理システム3へ送信してDB33に登録させる。
(手順9)点検実施者は、点検調査結果を帳票出力し、プリンタ4で点検調査票を印刷する。なお、プリンタ4は、点検実施者が携帯可能なハンディタイプのものである。
(手順10)点検実施者は、点検調査票(お客様控え)をお客様へお渡しする。
(手順11)点検実施者は、お客様のサイン済み点検調査票(保安機関控え)を持ち帰り、次の点検先への移動を開始するため、手順3に戻る。
(手順1)点検実施者は、営業所等において管理システム3のDB33に接続されたパソコン(図示しない)を用いて、DB33から訪問先(保安点検対象顧客先)のリストを取得し、パソコンに接続されたプリンタで印刷する。
(手順2)点検実施者は、印刷した訪問先(点検調査先)リストを参照し、電話等で訪問先のアポイントを取る。
(手順3)点検実施者は、車載されたPND1を起動させ、ナビゲーションメインメニュー画面から「ナビゲーション」を選択し、通常のナビゲーション機能により訪問先の住所等を入力することにより、訪問先までのルート検索を行い、表示部17にルート案内をマップ表示させる。
(手順4)点検実施者は、ルート案内にしたがって移動して顧客宅を訪問し、ガス設備の保安点検作業を開始する。
(手順5)点検作業者は、PND1を車両から取り外して携帯し、PND1を起動して、LPガス保安点検プログラムへログインする。LPガス保安点検プログラムへのログインは、表示部17に表示されるナビゲーションメインメニュー画面における所定の場所(たとえば、4隅のうちの1隅)に設けられたウィンドウズ(登録商標)の「スタート」ボタンをスタイラスペン等でクリック(タッチ)することによって、ナビゲーションメインメニュー画面にウィンドウズ(登録商標)のプログラム選択メニュー画面を重ね表示し、その画面中に表示されている「LPガス保安点検プログラム」ボタンをクリックすることにより、ガス設備点検用アプリケーションソフトを起動させてログイン画面に切り替え、ログイン画面においてログインID、パスワード等を入力することにより行われる。
(手順6)点検実施者は、PND1により、訪問先の顧客コードをキー入力して、顧客情報をDB33から取得する。
(手順7)点検実施者は、点検調査を行い、点検調査結果をPND1に入力する。
(手順8)点検実施者は、点検調査結果を管理システム3へ送信してDB33に登録させる。
(手順9)点検実施者は、点検調査結果を帳票出力し、プリンタ4で点検調査票を印刷する。なお、プリンタ4は、点検実施者が携帯可能なハンディタイプのものである。
(手順10)点検実施者は、点検調査票(お客様控え)をお客様へお渡しする。
(手順11)点検実施者は、お客様のサイン済み点検調査票(保安機関控え)を持ち帰り、次の点検先への移動を開始するため、手順3に戻る。
図3は、前述の手順5〜9においてPND1のCPU11で実行される処理を示すフローチャートである。
まず、前述の手順5で表示部17に表示されるログイン画面において拠点コード、ログインID、パスワードが入力されると、点検実施者認証が実行される(ステップS21)。この点検実施者認証では、入力された拠点コード、ログインID及びパスワードが、認証要求信号と共に通信部19を介して管理システム3へ送信される。
管理システム3において、受信された拠点コード、ログインID及びパスワードが、DB33の保安点検作業員情報マスタに格納されている保安点検作業員情報と比較される認証処理が行われる。認証処理において、受信された拠点コード、ログインID及びパスワードが、DB33の保安点検作業員情報マスタに格納されている複数の保安点検作業員情報のいずれかと一致すると、アクセスが承認され、一致した保安点検作業員情報(事業所コード、事業所名、担当者コード、担当者名)が、DB33からウェブサーバー31を介してPND1へ送信される。
送信された保安点検作業員情報(事業所コード、事業所名、担当者コード、担当者名)がPND1で受信されると、表示部17の画面が、ログイン画面からメインメニュー画面に切り替え表示される(ステップS22)。
メインメニュー画面において、点検調査、当日内改善、帳票再印刷の各作業のうち、点検調査が選択されたか否かが判定される(ステップS23)。点検調査が選択されていなければ、次いで、他の作業(当日内改善または帳票再印刷)に進む(ステップS24)。点検調査が選択されていれば、次いで、点検調査結果登録機能における点検調査先検索に進み、表示部17に点検調査先検索画面が表示される(ステップS25)。
次に、点検調査先検索画面において、顧客コードが入力されると、顧客情報取得が実行される(ステップS26)。顧客情報取得においては、顧客情報要求信号が顧客コードと共にPND1から管理システム3側へ送信され、それに応じて、当該顧客コードに該当する顧客情報がDB33のマスタから読み出されてPND1側へ送信される。PND1は、送信された顧客情報を取得してメモリ18に一時的に保存する。
次に、画面上の点検開始ボタンがクリックされると、点検調査結果入力画面が表示部17に表示される(ステップS27)。点検調査結果入力画面の表示の際には、メモリ17に予め記憶されている点検作業のための画面フォーマットが読み出されると共に、メモリ18に一時保存されている顧客情報のうち、呼び出される画面フォーマット上に表示するのに必要な部分の顧客情報が読み出されて当該画面に表示される。
次に、点検調査結果入力画面において、点検調査結果が入力される(ステップS28)。点検調査結果の入力は、基本情報、供給設備点検、消費設備調査、漏洩試験等の各入力画面が順次表示され、点検結果の数値入力や、画面上に表示されている良か否かの判定結果の選択入力が行われる。
次に、全ての点検調査結果の入力が終了し、画面上の確認ボタンがクリックされると、表示部17に点検調査総合判定確認画面が表示される(ステップS29)。この点検調査総合判定確認画面では、各入力画面で入力された良か否かの判定結果を総合的に判断して自動的に「適」か「否」か表示される。例えば、いずれかの入力で「否」が1つでもあれば、総合的に「否」と表示され、「否」が1つもなければ「適」と表示される。
次に、点検調査総合判定確認画面上の登録ボタンがクリックされると、点検結果として、各点検入力画面における数値入力値及び良否判定結果と、点検調査総合判定確認画面における適否の総合判定結果とが管理システム3側に送信され、管理システム3側で、受信された点検調査結果が点検年月日と共にDB33に登録される(ステップS30)。なお、登録処理が終了すると、メモリ18に一時的に保存されていた顧客情報は全て消去され、メモリ18の顧客情報保存領域は、次の点検調査先の顧客情報取得を待機する空き状態となる。
次に、ステップS30における登録処理が行われると、表示部17の画面が点検調査票出力画面に切り替え表示され、この画面上の点検調査票出力ボタンがクリックされると、管理システム3側から点検調査結果が入れられた点検調査票印刷イメージが取得され、プリンタ4へ点検調査票出力が行われ、プリンタ4で点検調査票が印刷される(ステップS31)。
このようにして、点検実施者は、PND1を携帯して点検作業時にその点検結果を手書き等を要することなく、効率良く入力することができる。
次に、上述の点検作業で表示部17に表示される画面切り替えの遷移と、各画面の例について図4〜図15を参照しながら説明する。
図4は、点検作業時のログイン後のPND1の画面切り替え遷移を示す図である。LPガス保安点検プログラムへのログインにより、保安点検作業で使用される各画面は、メモリ18より逐次呼び出され、表示部17で表示される。ログイン画面からのログインにより、メインメニュー画面に切り替わり、「点検調査」、「当日内改善」、「帳票再印刷」、「パスワード変更」のメニュー項目の選択により、点検調査結果登録機能、当日内改善機能、帳票再印刷機能、パスワード変更機能へ進む。
図5は、ログイン画面の一例を示す図である。ログイン画面は、拠点コード(点検実施者の所属営業所または事業所を識別するコード)、ログインID及びパスワードを入力する入力窓と、ログインボタン及び終了ボタンが表示される。拠点コード、ログインID及びパスワードは英数字が使用されるため、画面下部にアルファベット(大・小)、数値(0〜9)、「−」の入力補助ボタンを備えたテキスト入力補助画面がログイン画面に重なって表示される。
テキスト補助入力画面において、必要な入力補助ボタンをスタイラスペン等でクリックすることにより、英文字及び数字の入力が行われる。拠点コード、ログインID及びパスワードの入力が終了して、右下の「ログイン」ボタンをクリックすると、これらの情報が認証要求信号と共に管理システム3へ送信され、管理システム3において、DB33の保安点検作業員情報マスタに格納されている保安点検作業員情報と比較されて認証処理が行われる。
認証処理の結果、送信されてきた拠点コード、ログインID及びパスワードがDB33の保安点検作業員情報マスタに格納されている保安点検作業員情報のいずれかと一致すると、アクセスが承認され、DB33から読み出された保安点検作業員情報(事業所コード、事業所名、担当者コード、担当者名)がウェブサーバー31から送信される。送信された保安点検作業員情報(事業所コード、事業所名、担当者コード、担当者名)がPND1で受信されると、表示部17の画面が、ログイン画面からメインメニュー画面に切り替えられる。
図6は、メインメニュー画面の一例を示す図である。メインメニュー画面は、「点検調査」、「当日内改善」及び「帳票再印刷」の各ボタンと、「点検調査」ボタンの下部に表示された「点検調査業務を行います。」のメッセージと、「当日内改善」ボタンの下部に表示された「本日の点検調査結果を修正します。」のメッセージと、「帳票再印刷」ボタンの下部に表示された「本日の点検調査結果を再印刷します。」のメッセージが表示される。また、メインメニュー画面には、ログイン担当者情報として、点検実施者の詳細を示す事業所コード、事業所名、担当者コード及び担当者氏名が表示される。さらに、ログイン担当者情報の下部には、「パスワード変更」ボタン、ログアウトボタン及び終了ボタンが表示される。
「点検調査」ボタンがクリックされると、点検調査先検索画面へ遷移し、「当日内改善」ボタンがクリックされると、点検調査結果修正画面へ遷移し、「帳票再印刷」ボタンがクリックされると、点検調査結果再印刷画面へ遷移し、「パスワード変更」ボタンがクリックされると、パスワード変更画面へ遷移する。また、終了ボタンがクリックされると、ウィンドウズ(登録商標)が終了し、ログアウトボタンがクリックされると、ログアウト処理が行われ、図4のログイン画面へ遷移する。「点検調査」ボタンがクリックされた場合、点検調査結果登録機能に移行する。
図7は、点検調査結果登録機能における画面切り替え遷移を示す図である。図6のメインメニュー画面で「点検調査」ボタンがクリックされると、点検調査先検索画面に切り替わり、この点検調査先検索画面において、顧客コード入力補助ボタンがクリックされると、顧客コード検索画面が表示される。また、この点検調査先検索画面において、点検開始ボタンがクリックされると、点検調査結果入力画面に切り替わる。
点検調査結果入力画面で、基本情報ボタンがクリックされると、基本情報入力画面が呼び出され、供給点検ボタンをクリックすると、供給設備点検結果入力画面が呼び出され、消費調査ボタンをクリックすると、消費設備調査結果入力画面が呼び出され、試験ボタンをクリックすると、漏洩試験結果入力画面が呼び出される。基本情報入力画、給設備点検結果入力画面、消費設備調査結果入力画面及び漏洩試験結果入力画面は、タブ型式の画面として呼び出される。メニューボタンがクリックされると、入力情報破棄確認メッセージを表示後、「はい」ボタンの選択によりメインメニュー画面へ遷移する。メモボタンがクリックされると、メモ入力ダイアログが表示される。確認ボタンがクリックされると、入力値確認後、点検調査総合判定確認画面へ遷移する。点検調査総合判定確認画面において、登録ボタンがクリックされると、点検調査結果が管理システム3側へ送信されると共に、点検調査票出力画面に遷移する。管理システム3側では、受信された点検調査結果がDB33に登録される。
図8は、点検調査先検索画面の一例を示す図である。点検調査先検索画面は、顧客コード入力窓と、顧客コード入力補助ボタンと、顧客検索ボタンと、顧客情報と、実施業務と、「メニューへ」ボタンと、点検開始ボタンが表示される。顧客情報は、顧客名漢字、住所、電話(TEL)番号、供給形態、メータ製造番号、前回供給設備点検実施日、前回消費設備調査実施日及び前回周知実施日が表示項目となっている。実施業務は、実施業務区分が供給開始時点検なのか定期点検の選択窓と、実施業務が「供給開始時点検調査」、「書面交付」、「周知」及び「埋設管」のいずれなのかを選択するチェックマーク(レ点)を入れる入力窓が表示される。
顧客コード入力補助ボタンをクリックすると、前述のテキスト入力補助画面が点検調査先検索画面に重なって表示され、テキスト入力補助画面を使用して顧客コード入力窓に顧客コードを入力し、検索ボタンをクリックすると、顧客情報要求信号が顧客コードと共に管理システム3側へ送信され、それに応じて、当該顧客コードに該当する顧客情報がDB33のマスタから読み出されてPND1側へ返信され、ブランクだった顧客情報エリアに顧客情報が表示される。このように点検調査先の検索後、実施する業務のボタンをクリックして選択し、点検開始ボタンをクリックすると、点検調査結果入力画面に遷移する。
図9は、点検調査結果入力画面の一例を示す図である。点検調査結果入力画面は、顧客情報ボタンと、埋設管ボタンと、顧客情報ボタンに連動して表示されるお客様名、電話(TEL)番号、地区コード、地図番号、地図コード、業種区分及び施設区分の各情報と、基本情報ボタンと、供給点検ボタンと、消費調査ボタンと、試験ボタンと、「メニューへ」ボタンとメモボタンと、確認ボタンとが表示される。お客様名、電話(TEL)番号、地区コード、地図番号、地図コード、業種区分及び施設区分の各情報は、点検調査先検索時に検索されDB33のマスタから読み出されてPND1へ送信された顧客情報に含まれているものである。
基本情報ボタンがクリックされると、基本情報入力画面が呼び出される。供給点検ボタンがクリックされると、供給設備点検結果入力画面が呼び出される。消費調査ボタンがクリックされると、消費設備調査結果入力画面が呼び出される。試験ボタンがクリックされると、漏洩試験結果入力画面が呼び出される。メモボタンがクリックされると、メモ入力ダイアログが表示される。確認ボタンがクリックされると、入力値チェック後、点検調査総合判定確認画面へ遷移する。
基本情報入力画面は、顧客情報ボタンと、埋設管ボタンと、次へボタンと、基本情報ボタンと、供給点検ボタンと、消費調査ボタンと、試験ボタンと、「メニューへ」ボタンとメモボタンと、確認ボタンとが表示される。顧客情報ボタンがクリックされると、顧客情報入力画面(タブ)が呼び出される。埋設管ボタンがクリックされると、埋設管点検入力画面(タブ)が表示される。
図10は、供給設備点検結果入力画面の一例を示す図である。供給設備点検結果入力画面は、ガスメータボタンと、供給管ボタンと、調整器ボタンと、高・定圧ホースボタンと、容器ボタンと、1t以上ボタンと、次へボタンと、基本情報ボタンと、供給点検ボタンと、消費調査ボタンと、試験ボタンと、「メニューへ」ボタンとメモボタンと、確認ボタンとが表示される。ガスメータボタンがクリックされると、ガスメータ点検入力画面(タブ)が呼び出される。供給管ボタンがクリックされると、供給管点検入力画面(タブ)が呼び出される。調整器ボタンがクリックされると、調整器点検入力画面(タブ)が呼び出される。高・低圧ホースボタンがクリックされると、高・低圧ホース点検入力画面(タブ)が呼び出される。容器ボタンがクリックされると、容器点検入力画面(タブ)が呼び出される。1t以上ボタンがクリックされると、1t以上点検入力画面(タブ)が呼び出される。
図10では、ガスメータ点検入力画面(タブ)が表示されている例を示している。ガスメータ点検入力画面は、検満年月、メーカ、容量、型式、取付口、製造番号の各情報と、取付状況が良か否か未の選択窓と、取付状況が否の場合の理由(腐食、ワレ、キズ、ユルミ、ガス栓)にチェックマーク(レ点)を入れる各入力窓と、メータ異常表示が有りか無しか未確認かの選択窓とが表示される。
図11は、消費設備調査結果入力画面の一例を示す図である。消費設備調査結果入力画面は、設置器具ボタンと、ガス栓ボタンと、保安器具ボタンと、「遮断弁、他」ボタンと、次へボタンと、基本情報ボタンと、供給点検ボタンと、消費調査ボタンと、試験ボタンと、「メニューへ」ボタンとメモボタンと、確認ボタンとが表示される。設備器具ボタンがクリックされると、設備器具情報入力画面(タブ)が呼び出される。ガス栓ボタンがクリックされると、ガス栓情報入力画面(タブ)が呼び出される。保安器具ボタンがクリックされると、保安器具情報入力画面(タブ)が呼び出される。「遮断弁、他」ボタンがクリックされると、遮断弁、その他情報入力画面(タブ)が呼び出される。
図11では、設備器具情報入力画面(タブ)が表示されている例を示している。設備器具情報入力画面は、設備器具リスト(器具名、型式、結果)と、詳細ボタンと、現在ページ/総ページ数と、基本情報ボタンと、供給点検ボタンと、消費調査ボタンと、試験ボタンと、「メニューへ」ボタンとメモボタンと、確認ボタンとが表示される。詳細ボタンがクリックされると、該当行の設置器具詳細情報入力ダイアログ(図示しない)が表示される。
図12は、漏洩試験情報入力画面の一例を示す図である。漏洩試験情報入力画面は、漏洩試験ボタンと、調整・閉塞ボタンと、次へボタンと、基本情報ボタンと、供給点検ボタンと、消費調査ボタンと、試験ボタンと、「メニューへ」ボタンとメモボタンと、確認ボタンとが表示される。漏洩試験ボタンがクリックされると、漏洩試験入力画面(タブ)が呼び出される。調整・閉塞ボタンがクリックされると、調整・閉塞試験入力画面(タブ)が呼び出される。
図12では、漏洩試験入力画面(タブ)が表示されている例を示している。漏洩試験入力画面は、漏洩試験結果の試験機器名、初圧、終圧及び保持時間の数値入力窓、S型代替措置の対象か非対象かの選択窓、時間区分が10分か5分かの選択窓、及び判定が良か否か未かの選択窓と、燃焼器入口圧力測定結果の器具入口圧力の数値入力窓、および判定が良か否か未かの選択窓とが表示される。
図13は、点検調査総合判定確認画面の一例を示す図である。点検調査総合判定確認画面は、消費設備調査結果において、結果が適か否かを表示する表示窓、結果区分が正常か改善かの選択窓と、供給設備点検結果において、結果が適か否かを表示する表示窓、否の項目確認ボタン、異常内容のコードを入力する入力窓、及び異常詳細の表示窓と、戻るボタンと、登録ボタンとが表示される。否の項目確認ボタンがクリックされると、結果が否の項目が内容詳細確認ダイアログにて全て表示される。
図14は、内容詳細確認ダイアログの一例を示す図である。この例では、供給設備点検で結果が「否」の項目が、供給−ガスメーター取付状況、供給−高・低圧ホースバルブ、の2項目表示されている。閉じるボタンがクリックされると、内容詳細確認ダイアログが閉じられる。
図13において、戻るボタンがクリックされると、点検調査結果入力画面に遷移する。登録ボタンがクリックされると、登録確認メッセージを表示し、「はい」選択で結果を管理システム3側に送信し、点検調査票出力画面へ遷移する。管理システム3側では、受信された点検調査結果がDB33に登録される。
図15は、点検調査票出力画面の一例を示す図である。点検調査票出力画面は、「USB接続の場合はチェック」というチェックマーク(レ点)の入力窓と、点検調査票出力ボタンと、メニューへボタンが表示される。点検調査票出力ボタンがクリックされると、管理システム3側から印刷イメージを取得し、プリンタ4へ点検調査票出力が行われ、プリンタ4で点検調査票が印刷される。点検調査票は、例えば、各点検調査項目に対する各点検結果と総合判定結果とが、手書きに代えて自動的に入力されたものが印刷される。印刷用紙は、例えば、保安機関控用とお客様控用が2枚重ねで同時印刷可能な感熱紙とされる。
図15において、「USB接続の場合はチェック」にチェックマーク(レ点)が入っている場合は、PND1とプリンタ4がUSB接続(有線接続)されていることを示し、管理システム3側から印刷イメージを取得後、USB機器切り替え確認メッセージが表示される。「USB接続の場合はチェック」にチェックマーク(レ点)が入っていない場合は、PND1とプリンタ4が無線接続(例えば、BlueTooth通信方式)されていることを示す。
以上説明したように、本発明の第1の実施形態によれば、ガス設備保安点検用携帯端末としてのPND1を用いることにより、点検調査先のお客様宅までのルート案内に加えて、点検調査結果の入力作業が手書き等をすることなく効率的に行われると共に、点検結果の記録ミス等の人為的ミスが軽減して確実性が向上する。また、帳票点検内容のチェックを行う必要がなくなり、点検実施者の業務軽減に繋がる。また、点検調査結果は、PND1から管理システム3へ送信され、DB33に自動的に保存されるので、従来のように点検調査票を持ち帰った後の監視システム3への入力作業を行う必要がなくなり、業務軽減に繋がる。さらに、PND1に有線または無線で接続されるハンディタイプのプリンタ4により、点検現場で点検調査票を印刷することができる。また、既存のPNDに通信部19を追加してガス設備保安点検用携帯端末としているため、安価なコストで実現することができる。
(第2の実施形態)次に、図15は、本発明の第2の実施形態に係るガス設備保安点検用携帯端末を含むガス設備保安点検システムの構成を示す概略構成図である。図15においては、ガス設備保安点検システムは、図1の構成に加えて、データベースサーバー32に同一プライベートネットワーク内で接続された、保安管理ガスサーバー51及びDB52を有する保安管理センターシステム5を備えていることが特徴である。
保安管理センターシステム5は、複数のガス供給会社が利用し、各会社のガス設備の検満期限や定期点検スケジュール等の保安管理を行うものである。保安管理センターシステム5の保安管理サーバー51は、管理システム3のデータベースサーバー32と通信し、DB52には、ガス供給会社のDB33に格納され更新されているマスタ情報の中から、保安管理に必要な一部のマスタ情報がバッチ処理にて格納されている。例えば、DB52には、保安点検作業員(点検実施者)の所属会社名を示す会社情報を格納した会社情報マスタと、保安点検対象のガス器型番情報(例えば、RN4155等)を格納した器具名称情報マスタと、保安対象のガス器具名称情報(例えば、リンナイガステーブル)を格納した名称情報マスタと、顧客関連情報(例えば、氏名、住所、売掛債権等)を格納した顧客情報マスタと、顧客へのガス供給開始時のガス設備の点検調査結果の履歴を格納した供給開始時点検調査履歴情報マスタと、定期点検時のガス供給設備の点検調査結果の履歴を格納した定期供給設備点検履歴情報マスタと、定期点検時のガス消費設備の点検調査結果の履歴を格納した定期消費設備点検履歴情報マスタ等が格納されている。
点検実施者によるLPガス保安点検プログラムへのログイン後、点検作業の進行に伴ってPND1の表示部17に表示される画面に表示させるのに必要な顧客情報等は、管理システム3のDB33に格納されているマスタ情報と、保安管理センターシステム5のDB52に格納されているマスタ情報とから取得されて表示される。また、点検調査結果は、PND1から管理システム3へ送信されてDB33に保存されるが、クーロンによりデータ送信されるバッチ処理で、管理システム3のDB33から読み出されて保安管理センターシステム5のDB52にも保存される。したがって、点検スケジュールを管理する保安管理センターシステム5のDB52から訪問先リストを読み出して印刷することもできる。
このように、本発明の第2の実施形態によれば、外部の保安管理センターシステムと連携してガス設備の保安点検を行うことができる。
以上の通り、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限らず、種々の変形、応用が可能である。
例えば、ガス設備保安点検アプリケーションソフトの起動時に、点検結果入力画面を表示させる際に、前回点検結果の内容を表示部17に表示させるようにしても良い。この場合は、前回の調査結果と同じ点検結果となった点検項目については新たな入力を省くことができ、作業の効率化に繋がる。
1 パーソナルナビゲーションデバイス(PND)(ガス設備保安点検用携帯端末)
2 インターネット(通信ネットワーク)
3 管理システム
4 プリンタ
11 CPU(制御手段)
12 GPSアンテナ(位置情報取得手段の一部)
13 GPS受信部(位置情報取得手段の一部)
14 加速度センサ(位置情報取得手段の一部)
15 電子コンパス(位置情報取得手段の一部)
17 表示部(表示手段)
18 メモリ(記憶手段)
19 通信部(通信手段)
31 ウェブサーバー(通信手段)
33 データベース(DB)
2 インターネット(通信ネットワーク)
3 管理システム
4 プリンタ
11 CPU(制御手段)
12 GPSアンテナ(位置情報取得手段の一部)
13 GPS受信部(位置情報取得手段の一部)
14 加速度センサ(位置情報取得手段の一部)
15 電子コンパス(位置情報取得手段の一部)
17 表示部(表示手段)
18 メモリ(記憶手段)
19 通信部(通信手段)
31 ウェブサーバー(通信手段)
33 データベース(DB)
Claims (4)
- 管理システムと通信ネットワークを介して通信するガス設備保安点検用携帯端末であって、
現在位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、
地図情報が予め記憶された記憶手段と、
表示手段と、
前記位置情報及び前記地図情報に基づいて現在地から点検調査先までのルート案内を表示手段に表示させる制御手段と、
前記管理システムと通信する通信手段とを備え、
前記記憶手段には、さらに、ガス設備点検用アプリケーションソフトと、ガス設備点検用画面フォーマットが予め記憶され、
前記制御手段は、さらに、前記ガス設備点検用アプリケーションソフトの起動時に、前記通信ネットワークを介して前記管理システムと通信することにより前記管理システムのデータベースに格納されている顧客情報を取得し、取得した前記顧客情報と前記記憶手段に記憶されている前記ガス設備点検用画面フォーマットとに基づいて点検結果入力画面を前記表示手段に表示させると共に、前記点検結果入力画面への点検結果の入力後に、前記点検結果を前記通信ネットワークを介して前記管理システムへ送信して前記データベースに登録させるように制御する
ことを特徴とするガス設備保安点検用携帯端末。 - 請求項1記載のガス設備保安点検用携帯端末において、
前記制御手段は、前記ガス設備保安点検用携帯端末に接続された印刷手段へ前記点検結果を表す点検調査票出力を行って印刷させるように制御することを特徴とするガス設備保安点検用携帯端末。 - 請求項1または2記載のガス設備保安点検用携帯端末において、
前記制御手段は、さらに、前回点検結果の内容を前記表示手段に表示させるように制御することを特徴とするガス設備保安点検用携帯端末。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載のガス設備保安点検用携帯端末と、前記ガス設備保安点検用携帯端末と通信ネットワークを介して通信する管理システムとを含み、
前記管理システムは、顧客情報を格納したデータベースと、前記データベースに格納された前記顧客情報を前記ガス設備保安点検用携帯端末へ送信すると共に、前記ガス設備保安点検用携帯端末から送信された前記点検結果を受信して前記データベースへ供給して登録させる通信手段とを備えている
ことを特徴とするガス設備保安点検システム。
Priority Applications (1)
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