WO2014010255A1 - 特定工作物の検査支援 - Google Patents

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Abstract

 ガス工作物の緊急検査は、紙ベースの検査票で行われている。災害発生時、保安員に連絡が入ると、保安員は検査票を持ち、現場に赴いて検査を行う。場合によっては、保安員は営業所に検査票を取りに行く場合もある。また、検査票や検査票内の検査項目はガス工作物の種類によって異なるため、保安員が適切な検査票や検査項目を選択している。さらに検査票を回収した後、検査結果をまとめ、その後に報告を行っており、迅速性に欠ける。そこで、緊急検査用にガス工作物本体に貼付した二次元コードを、各保安員の携帯するモバイル端末に読み込ませることにより、検査票(検査項目)を生成する。さらに、検査結果をデータ通信によりサーバに集約する。

Description

特定工作物の検査支援
 本発明は、特定工作物の検査支援に関する。より詳細には、特定工作物に指定される、液化石油(LP)ガスの供給設備の災害時の検査支援を行う方法およびシステムに関する。
 従来、LPガスは、産ガス国からの輸入と、石油製品の生産過程で生成される国内生産とに分けられる。産ガス国からタンカーで運ばれてきたLPガスを保管する輸入基地、および石油精製基地をそれぞれ一次基地と呼ぶ。LPガスは、一次基地から内航船やタンクローリー車に積み込まれて、沿岸または内陸にあるLPガス輸送時の中継基地である、二次基地へと出荷される。つぎに、二次基地に運ばれてきたLPガスは、各地にあるLPガス充填所(配送拠点)に輸送されて、配送拠点においてガスボンベに充填される。各配送拠点において充填されたガスボンベは、配送員によって、一般家庭、集合住宅、事業所などの需要家に配送される。これがガスボンベによる供給方法である。また別の供給方法として、ガスバルクによる供給方法がある。これは、需要家先に設置されているガスバルクに、タンクローリー車により直接ガスを補充する方法である。なお、本明細書では、ガスボンベおよびガスバルクをまとめて「ガス容器」という場合がある。
 LPガスの供給形態は、供給設備や供給規模によって「一般供給(形態)」、「集中ガス供給(形態)」、および「簡易ガス供給(形態)」に分けられる。一般供給形態は、供給設備が需要家毎に在る、一般家庭向けの供給形態である。集中ガス供給形態および簡易ガス供給形態は、供給設備に対し供給先である需要家が複数在る、集合住宅など向けの供給形態である。集中ガス供給と簡易ガス供給の違いは供給先(需要家)の規模である。需要家が70戸未満の場合を集中ガス供給、70戸以上の場合を簡易ガス供給と区別している。この2つの供給形態の設備自体に差異は無いが、供給規模が異なるために規定される法律が異なり、区別されている。
 集中ガス供給設備は、「液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律」(以下、「液石法」という)により規定される。簡易ガス供給設備は、「ガス事業法」(以下、「ガス事法」という)により規定されている。特に簡易ガスの供給設備(以下、「ガス工作物」という)は、ガス事法の中で「(第一種)特定工作物」に指定されている。特定工作物とは、周辺の地域に対し環境悪化をもたらすおそれがある工作物であり、かつ政令で定めるものをいう。このように、特に簡易ガスは供給規模が大きく、ガス漏れや爆発などが発生した場合、甚大な被害をもたらす可能性がある。そのため、特に災害時には、迅速かつ正確な検査が求められる。
 しかしながら、現状、ガス工作物の緊急検査は、紙ベースの検査票で行われている。災害発生時、緊急検査を行う保安員に連絡が入ると、保安員は検査票を持ち、現場に赴いて検査を行う。この際、保安員が休暇中であった場合など、保安員の所属する営業所に検査票を取りに行く場合もある。また、検査票や検査票内の検査項目はガス工作物の種類によって異なる。そのため、保安員が、適切な検査票や検査項目を選択している。さらに各営業所、延いてはガス事業者は、緊急検査結果の報告義務がある。しかしながら、各保安員の検査票を回収した後、検査結果をまとめ、その後に報告を行っており、迅速性に欠ける。また、現場は必ずしも良好な環境にあるとは限らないため、検査票の誤入力や、手書き文字の可読性の問題、検査漏れなどが発生する場合もある。
 一方で、ガス工作物の検査項目は設備情報のみに依存する。他方で、例えば、需要家毎の一般供給(形態)設備の場合は、需要家の現在の状態(ガス料金の支払い状態、使用状況など)に依存する。そのため、検査項目を選択する場合、需要家ごとの固有情報が必要になる。これは例えば、管理サーバのデータベースにアクセスすることが必要となってくる。ガス工作物の検査項目に話を戻すと、ガス工作物の検査項目の場合は、設備情報、例えばガスボンベの容量や、気化方式(電気またはガスを使用してLPガスを強制的に気化させる方式を「強制気化方式」、ガス容器の表面温度により自然に気化させる方法を「自然気化方式」という)にのみ依存する。すなわち、ガス工作物の設置場所に在る情報のみで検査項目を選択することができるといえる。これは、災害時などデータ通信が困難な状況において、特に有利なことである。
 そのため、ガス工作物の緊急検査用に、ガス工作物本体にQRコード(登録商標)などの二次元コードを付与し、各保安員の携帯するモバイル端末に読み込ませることにより、検査票(検査項目)を生成する方法およびシステムが求められている。さらに、データ通信が可能なエリアに移動するなどした場合、検査結果をデータ通信によりサーバに集約することも求められている。
 本発明は、このような目的を達成するために、
 LPガスに係るガス工作物の検査票データを作成する方法であって、前記方法は、
 モバイル端末を介して読み込まれ、かつ前記ガス工作物の設備データが埋め込まれた二次元コードデータを受信するステップと、
 前記受信した二次元コードデータから前記設備データを抽出するステップと、
 前記抽出した設備データに基づき、前記検査票データを構成する検査項目データを選択し、前記検査票データを作成するステップと
を備えたことを特徴とする。
 また、前段落に記載の発明は、前記抽出した設備データは、少なくとも、ガス容器の種類および前記LPガスの気化方式を示すデータを備えたことを特徴とする。
 さらに、前2段落に記載の発明は、
 前記作成した検査票データを、検査結果の入力インターフェースと共に、前記モバイル端末に表示するステップと、
 前記入力インターフェースを介して入力された検査結果データを受信するステップと、
 前記受信した検査結果データを、サーバコンピュータに送信するステップと
をさらに備えたことを特徴とする。
 そして、前3段落に記載の発明は、前記二次元コードデータは、QRコードデータであることを特徴とする。
 以上説明したように、本発明によれば、ガス工作物の緊急検査用に、ガス工作物本体に貼付した二次元コードを、各保安員の携帯するモバイル端末に読み込ませることにより、検査票(検査項目)を生成することができる。また、データ通信が可能なエリアに移動するなどした場合、検査結果をデータ通信によりサーバに集約することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るネットワーク構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係るモバイル端末の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るガス工作物本体に付与される二次元コードデータを示す図である。 本発明の一実施形態に係る検査パターンデータを示す図である。 本発明の一実施形態に係る検査票データ作成処理を示す流れ図である。 本発明の一実施形態に係る検査票データ送信処理を示す流れ図である。
 以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態に係る方法およびシステムを詳細に説明する。
 図1は、本発明の一実施形態に係るネットワーク構成を示す図である。図1において、例えばデータセンタなどに設置された保安管理サーバ101が、ネットワーク102を介して、例えば各営業所などに設置された複数のクライアントコンピュータ103a、103b、・・・、103n(以下、「クライアントコンピュータ103」という)と通信を行うように構成されている。さらに、保安管理サーバ101は、ネットワーク104を介して、複数のモバイル端末105a、105b、・・・、105n(以下、「モバイル端末105」という)と通信を行うよう構成されている。モバイル端末105は、各保安員など保安作業を実施する者が携帯する。また、ガス工作物106に付与された二次元コードをモバイル端末105により読み取ることができるよう構成されている。
 モバイル端末105には、予め、ガス工作物の検査用アプリケーションがインストールされている。検査用アプリケーションとは、例えば一実施形態では、起動するとQRコードの読取画面を表示し、ガス工作物のQRコードの読み取りに成功すると、読み取ったQRコードデータから検査票データを作成するものである。また、検査用アプリケーションは、作成した検査票データを画面表示し、検査項目を保安員が入力すると、入力データのチェックを行い、保安管理サーバ101に検査結果を送信する。
 ガス工作物106には、ガス工作物の設備データが埋め込まれた二次元コードのラベルが貼付されている。
 モバイル端末105によってガス工作物106に貼付された二次元コードが読み取られると、モバイル端末105の検査用アプリケーションは、読み取られた二次元コードデータに基づき、検査項目データを選択し、検査票を作成し、モバイル端末105の出力装置に表示する。次に、モバイル端末105の入力装置を介して検査票の各検査項目に検査結果が入力されると、検査用アプリケーションは入力データのチェックを行った後、保安管理サーバ101に検査結果データを送信する。
 保安管理サーバ101は、検査結果データを受信し、記憶する。その後、検査結果データは、クライアントコンピュータ103やモバイル端末105から閲覧することができる。
 次に、図2のブロック図を参照して、上述したモバイル端末105の構成を詳細に説明する。
 モバイル端末105は、CPU201に、システムバス202を介してRAM203と、入力装置204と、出力装置205と、通信制御装置206と、不揮発性記憶媒体(ROMやHDDなど)で構成される記憶装置207とが接続された構成を有する。記憶装置207は、検査アプリケーションの各機能を奏するためのソフトウェアプログラムを格納するプログラム格納領域と、検査票データなどを格納するデータ格納領域とを備えている。以下に説明するプログラム格納領域の各手段は、実際は独立したソフトウェアプログラム、およびそのルーチンやコンポーネントなどである。各手段は、CPU201によって記憶装置207から呼び出されRAM203のワークエリアに展開されて、および順次実行されることで、各機能を奏するものである。
 データ格納領域は、本発明に関連するものだけを列挙すると、アプリケーションデータ記憶部221、二次元コードデータ記憶部222、検査パターンデータ記憶部223、および検査票データ記憶部224を備える。当該記憶部の何れも、記憶装置207内に確保された一定の記憶領域である。
 アプリケーションデータ記憶部221は、ガス工作物の検査用アプリケーションに関するデータを格納する。一実施形態では、二次元コード読取画面および検査票画面の表示用画面データ(例えばHTMLデータ)を格納する。ただし、二次元コード読取画面は、モバイル端末105用の一般的な二次元コード読取アプリケーションを使用する場合は、必ずしも必要ないことを理解されたい。この場合、二次元コードの読み取りをトリガーとして、検査用アプリケーションが起動され、かつ検査項目データが作成される。
 二次元コードデータ記憶部222は、ガス工作物本体に貼付され、ガス工作物の設備データが埋め込まれた二次元コードデータを格納する。一実施形態では、ガス工作物のメーカーのユニークな識別子である「メーカーコード」、型式を示す「型式」、製造番号を示す「号数」、ガス容器の種類を示す「貯蔵容器容量」、およびLPガスの気化方式を示す「気化方式」を格納する。「貯蔵容器容量」は、50kgや500kgなどの容量を示す「50」や「500」であってもよいし、ガス容器がボンベかバルクかを識別できるように、一定のコードなどであってもよい。また「気化方式」は、自然気化方式の場合は「0」、強制気化方式の場合は「1」などとすることができる。
 検査パターンデータ記憶部223は、ガス工作物の設備データに基づき選択される検査項目のパターンデータを格納する。一実施形態では、パターンデータを一意に識別するためのユニークな連番である「ID」、「貯蔵容器容量」、「気化方式」、残量検査の要否を示す「残量」、バルク・貯槽検査の要否を示す「バルク・貯槽」、容器・集合装置検査の要否を示す「容器・集合装置」、調整装置・圧力計器類検査の要否を示す「調整装置・圧力計器類」、気化装置検査の要否を示す「気化装置」、および外観その他検査の要否を示す「外観その他」を格納する。各検査の要否に係るデータ項目は、例えば、検査が必要な場合は「1」、不要な場合は「0」を格納する。
 検査票データ記憶部224は、作成された検査票データ、および保安員により入力された検査結果データを格納する。一実施形態では、「メーカーコード」、「型式」、「号数」、検査を実施した保安員を識別する「保安員コード」、各検査項目、および各検査項目に対する検査結果データを格納する。
 プログラム格納領域に格納されているソフトウェアプログラムは、本発明に関連するものだけを列挙すると、二次元コード読取画面表示手段211、二次元コード読取手段212、検査票データ作成手段213、検査票画面表示手段214、入力データチェック手段215、およびデータ通信手段216を備えている。
 二次元コード読取画面表示手段211は、アプリケーションデータ記憶部221から、二次元コード読取画面データを取得し、モバイル端末105の出力装置205に二次元コード読取画面を表示する。
 二次元コード読取画面を表示し、二次元コードの読取を受け付ける状態になったら、保安員が二次元コード読取手段212を用いて、ガス工作物本体に貼付された二次元コードを読み込む。読み込まれた二次元コードデータは、二次元コード読取手段212によってデジタルデータに変換され、二次元コードデータ記憶部222に格納される。
 検査票データ作成手段213は、読み込まれた二次元コードデータから、貯蔵容器容量と気化方式のデータを抽出し、これらのデータを検索キーとして、検査パターンデータ記憶部223から、検査パターンデータを取得する。また、検査票データ作成手段213は、検査パターンデータに基づいて選択された検査項目のみを含む検査票データを作成し、検査票データ記憶部224に格納する。
 検査票画面表示手段214は、アプリケーションデータ記憶部221から検査票画面データを取得し、作成された検査票データに基づいてモバイル端末105の出力装置205に検査票画面を表示する。
 入力データチェック手段215は、保安員が検査票画面に入力した検査結果データの入力データチェックを行う。入力データチェックがエラーの場合、入力データチェック手段215は、その旨を出力装置205にポップアップメッセージなどで表示し、保安員に対し、是正を促す。入力データチェックが正常であった場合、入力データチェック手段215は、検査結果データを検査票データ記憶部224に格納する。
 データ通信手段216は、検査結果データを保安管理サーバ101に送信する。特に災害時の場合は、データ通信が出来ない場合も想定されるため、データ通信が可能なエリアに移動した際に、検査結果データは改めて送信される。
 次に、図5のフローチャート、および図3および4の表を参照して、一実施形態に係る検査票データ作成処理を詳細に説明する。
 図5は、本発明の一実施形態に係る検査票データ作成処理を示す流れ図である。まず、ステップ501にて、二次元コード読取画面表示手段211は、モバイル端末105上の検査用アプリケーションを起動し、モバイル端末105の画面に二次元コード読取画面を表示する。これは二次元コードが読み取れる状態であればよく、別のアプリケーションによって代替できることを理解されたい。次に、保安員により、二次元コード読取手段212を用いて、ガス工作物に貼付された二次元コードが読み取られる(ステップ502)。
 ここで、ステップ502にて読み込まれる二次元コードデータの一実施形態を図3に示す。図3における各データ項目が、カンマなどデリミタで区切られ、二次元コードに埋め込まれている。なお、図3の二次元コードデータの「貯蔵容器容量」の内容は、本実施形態では、50Kg容器のガスボンベが「1」、500kg容器のガスボンベが「2」、ガスバルクが「10」である。また、「気化方式」の内容は、自然気化方式が「0」、強制気化方式が「1」である。そのため、図3は、強制気化方式のガスバルクに貼付された二次元コードデータであることを示している。
 図5に戻り、二次元コード読取手段212が、ステップ502にて読み込まれた二次元コードデータから、設備情報の1つである「貯蔵容器容量」と「気化方式」を抽出し(ステップ503)、それらを検索キーとして、検査パターンデータを検索し、該当レコードを取得する(ステップ504)。
 ここで、ステップ504にて検索される検査パターンデータの一実施形態を図4に示す。図4の検査パターンデータは、「貯蔵容器容量」と「気化方式」との組み合わせにより、「残量」以下の各検査の要否を示すデータが格納されている。検査パターンデータの内容について説明する。自然気化方式の50Kg容器ガスボンベの場合(貯蔵容器容量が「01」、かつ気化方式が「0」であるデータ、すなわちIDが「1」の場合)を例とすると、各検査の要否データにおいて「1」(検査が必要)である検査は、残量検査、容器・集合装置検査、調整装置・圧力計器類検査、および外観その他検査の4つの検査である。そのため、この場合、当該4つの検査が実施すべき検査であり、検査票に検査項目が必要な検査である。
 そのため、検査票データ作成手段213が、ステップ504にて取得したパターンデータに基づいて、検査項目を選択し、当該選択された検査項目のデータで構成される検査票データを作成する(ステップ505)。
 次に、検査票画面表示手段214が、作成した検査票データを、モバイル端末105の画面に検査票画面として表示する(ステップ506)。この際、表示される検査票には、各検査項目に加え、検査結果の入力欄や選択肢など、保安員が検査結果を入力することができるユーザインターフェースを含む。
 次に、図6のフローチャートを参照して、一実施形態に係る検査票データ送信処理を詳細に説明する。
 図6は、本発明の一実施形態に係る検査票データ送信処理を示す流れ図である。まず、ステップ601にて、モバイル端末105上に表示された検査票画面を介して保安員が入力した検査結果データを、入力データチェック手段215が受信する。続いて、入力データチェック手段215は、検査結果データの入力データチェックを行う(ステップ602)。ここで、入力データチェックとは、例えば、必須入力チェックや、データ間の矛盾(整合性)チェック、データの有効型チェックなどである。
 ステップ602の入力データチェックにて何かしらのエラーを検出した場合、Yesルートに進み、入力データチェック手段215は、その旨をエラーメッセージとしてモバイル端末105の画面に表示し、保安員に対し是正を促す(ステップ605)。この場合、ステップ601に戻り、入力データチェックにてエラーが検出されなくなるまで、ステップ601-603、および605を繰り返す。
 ステップ602の入力データチェックにてエラーを検出しない場合は、Noルートに進み、データ通信手段216は、検査結果データを保安管理サーバ101に送信する(ステップ604)。この際、災害などの影響でデータ通信が出来ない場合も想定される。この場合は、データ通信手段216は、一定時間毎にリトライ処理を行う。またはデータ通信が可能なエリアに移動した際に、データ通信手段216は改めて検査結果データを保安管理サーバ101に送信する。
 保安管理サーバ101に送信された検査結果データは、保安管理サーバ101の記憶領域に格納され、クライアントコンピュータ103やモバイル端末105から閲覧することができる。また、保安管理サーバ101に集約された各ガス工作物の検査結果データを、保安管理サーバ101が集計し、例えば、地区毎のガス工作物の検査状況などサマリーデータを作成することもできる。

Claims (6)

  1.  LPガスに係るガス工作物の検査票データを作成する方法であって、前記方法は、
     モバイル端末を介して読み込まれ、かつ前記ガス工作物の設備データが埋め込まれた二次元コードデータを受信するステップと、
     前記受信した二次元コードデータから前記設備データを抽出するステップと、
     前記抽出した設備データに基づき、前記検査票データを構成する検査項目データを選択し、前記検査票データを作成するステップと
     を備えたことを特徴とする方法。
  2.  前記抽出した設備データは、少なくとも、ガス容器の種類および前記LPガスの気化方式を示すデータを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3.  前記作成した検査票データを、検査結果の入力インターフェースと共に、前記モバイル端末に表示するステップと、
     前記入力インターフェースを介して入力された検査結果データを受信するステップと、
     前記受信した検査結果データを、サーバコンピュータに送信するステップと
     をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4.  前記二次元コードデータは、QRコードデータであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の方法。
  5.  LPガスに係るガス工作物の検査票データを作成する方法を実行させるコンピュータ実行可能命令を有するコンピュータ可読記憶媒体であって、前記方法は、
     モバイル端末を介して読み込まれ、かつ前記ガス工作物の設備データが埋め込まれた二次元コードデータを受信するステップと、
     前記受信した二次元コードデータから前記設備データを抽出するステップと、
     前記抽出した設備データに基づき、前記検査票データを構成する検査項目データを選択し、前記検査票データを作成するステップと
     を備えたことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
  6.  LPガスに係るガス工作物の検査票データを作成するモバイル端末であって、前記モバイル端末は、
     処理プロセッサと、
     メモリと、
     前記ガス工作物の設備データが埋め込まれた二次元コードデータを読み込み、受信する二次元コード読取手段と、
     前記受信した二次元コードデータから前記設備データを抽出し、前記抽出した設備データに基づき、前記検査票データを構成する検査項目データを選択し、前記検査票データを作成する検査票データ作成手段と
     を備えたことを特徴とするモバイル端末。
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