JP5782468B2 - 保安調査結果の自動合否判定通知システムおよび方法 - Google Patents

保安調査結果の自動合否判定通知システムおよび方法 Download PDF

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Description

本発明は、保安調査結果の自動合否判定および保安調査結果に基づく業務通知システムおよび方法に関する。
従来、LPガスは、産ガス国からの輸入と、石油製品の生産過程で副生される国内生産とに分けられる。産ガス国からタンカーで運ばれてきたLPガスを保管する輸入基地、および石油精製基地をそれぞれ一次基地と呼び、LPガスは、一次基地から内航船やタンクローリー車に積み込まれて、沿岸または内陸にあるLPガス輸送時の中継基地である、二次基地へと出荷される。つぎに、二次基地に運ばれてきたLPガスは、各地にあるLPガス充填所(配送拠点)に輸送されて、配送拠点においてガスボンベに充填される。各配送拠点において充填されたガスボンベは、配送員によって、一般家庭、集合住宅、事業所などの需要家に配送される。これがガスボンベによる供給方法である。また別の供給方法として、ガスバルクによる供給方法がある。これは、需要家先に設置されているガスバルクに、タンクローリー車により直接ガスを補充する方法である。なお、本明細書では、ガスボンベおよびガスバルクをまとめて「ガス容器」という場合がある。
一方で、これらの方法で供給されるLPガスは、ガス漏れや爆発が発生するなど災害につながる可能性がある。そのため、我が国では、災害の安全確保、災害防止、およびLPガスの取引の適正を主な目的とした法律を定め、ガス事業者に対し、LPガスの供給設備および消費設備の定期的な調査を義務付けている。なお、供給設備とは、ガス容器からガスメーターの出口までを指し、ガス事業者の管理責任で定期的な調査を行うことが義務付けられている。また、消費設備とは、ガスメーターの出口から各ガス機器(例えば、ガスコンロや給湯器など)までを指し、これは需要家が管理責任を負うが、供給設備同様、ガス事業者による定期的な調査が義務付けられている。
定期的な調査を義務付ける法律は、「液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律」(以下、「液石法」という)と「ガス事業法」(以下、「ガス事法」という)と2種類あり、供給形態によって区別されている。液石法は、LPガスの供給形態が、需要家先にボンベを配送するなど直接供給を行う形態(以下、「一般供給」)と、ガス工作物とも呼ばれる簡易的なガス発生装置を設置し、LPガスを気化し発生させたガスを導管により複数の需要家に供給を行う形態について規定している。ただし、液石法では、供給先、すなわち需要家が70戸未満の規模に適用される。これが70戸以上になる場合は、ガス事業法が適用される。このように設備は変わらないが、供給規模により適用される法律が異なり、各々の供給形態を区別して、液石法の場合を「集中ガス(供給)」、ガス事法の場合を「簡易ガス(供給)」と呼ぶ。また、集中ガス、簡易ガスともに、供給設備であるガス工作物を「親」と呼び、需要家側の消費設備を「子」と呼ぶ場合がある。なお、ガス工作物による供給先は、複数の「消費設備」ではなく、複数の「需要家」であることに注意されたい(需要家が複数の消費設備を持つことは当然あり得、最終的に複数の消費設備に供給されることはあり得る)。
液石法では、4年に1回、ガス容器の供給設備および消費設備の定期調査を義務付けている。なお、この定期調査にはガス管を調査する配管調査が含まれ、腐食し易い白ガス管(メッキ処理された旧式のガス管)の場合は1年に1回の配管調査を原則義務付けている。さらにガスバルクの場合は、6ヵ月、1年毎など更に短い周期での調査が必要な場合もある。また、消費設備については、定期調査の結果、再調査が必要になった場合、調査日から1ヶ月後かつ6ヵ月以内の再調査が義務付けられている。再調査が消費設備に限られるのは、消費設備はあくまでも需要家の所有物となり、ガス事業者は是正を促すことしかできないため、一定期間の後、改めて確認を行うためである。仮に、再調査の際、是正がされておらず、継続して供給することが危険と判断される場合は、ガスの供給をストップする、いわゆる閉栓措置を講ずる場合もある。一方、供給設備の場合は、ガス事業者の所有物となり、再調査が必要な場合は即時調査が実施されるため、液石法において具体的な期間は規定されていない。
ガス事法では、40ヶ月に1回、消費設備の定期調査を義務付けている。供給設備であるガス工作物の定期点検については、設備レベルによって期間が異なる。より詳細には、電気やガスにより強制的にLPガスを気化される方式を採用している設備の場合は毎日、自動監視装置が付いている場合は1ヶ月に1回、それ以外は1週間に1回である。また、液石法同様、消費設備については、調査日から1ヶ月後かつ6ヵ月以内の再調査が義務付けられている。さらに供給設備については、導管漏洩検査が40ヶ月に1回、義務付けられている。導管とは、簡易ガス供給に用いられるガス管のうち、道路に並行して埋設されるものをいう(対して導管から各需要家へのガス管は、「供給管」という)。
さらに上記調査のほか、ガス警報器やガスメーター、調整器、ガスホースなどといった部品の定期交換も実施しており、併せて管理および作業を行っている。特に、部品は種類が多い上に、個々に異なった有効期限を持っており、この有効期限内に部品を交換する必要がある。
なお、本明細書において、「調査」、「点検」、「検査」を使い分ける場合がある。「調査」は需要家宅内の消費設備も含めて調べることをいい、「点検」は供給設備のみを調べること、「検査」は「点検」の延長であり供給設備をより詳細に調べることをいう。また、「調査」、「点検」、「検査」をまとめて「調査」という場合もある。さらに、調査作業と部品交換作業をまとめて保安作業という。
このようにLPガスの供給設備および消費設備の各調査、ならびに部品定期交換は多種多様であり、これら保安作業を保安員が実施し、調査票を用いて結果報告を行っている。
しかしながら、現状、調査票は紙ベースであり、液石法、ガス事法で2種類、さらに液石法の場合、ガスボンベとガスバルクで分かれており、計3種類に分かれている。これら調査票を保安員は持ち歩き、設備によっていずれの調査票を用いるか選択している。また、調査票の調査項目には、上述した配管調査、導管漏洩検査、および部品定期交換など保安作業の種類によっては必要の無い項目も含まれ、これも保安員の判断により要否判断が行われている。さらに調査項目の必須項目についても保安員の判断に委ねられている。このような現状から、調査内容のミスや漏れなどが発生し得る。また、再度現地に赴き再調査を行い得ることも考えられる。
また、作業現場で保安員により手書き入力された調査票を営業拠点に持ち帰り、PC端末を用いて保安管理システムにデータ入力を行っているが、必ずしも保安員自身がデータ入力を行うとは限らず、正しいデータが反映されない場合も考えられる。 従来、例えば、ハンディターミナルに専用ソフトをインストールし、保安員が専用ソフトを使って保安点検を行うことが行われていた。また、保安員の使用するデバイスがシステムと通信して顧客情報を取得し、デバイスに予め格納されていた設備点検用フォーマットを選択して入力を行い、入力された点検データがシステムに送信されることが提案されていた(特許文献1参照)。
特開2010−165317号公報
従来の保安点検業務では、保安調査の結果についての合否判定は、保安員自身がしなければならないため、保安点検業務の効率化が制限されていた。
本発明は、このような状況下においてなされたものであり、保安調査の結果について自動で合否判定を行い、保安点検業務の効率化を向上することができるシステムまたは方法を提供する。
本発明は、このような目的を達成するために、本発明は、ガス設備に対する保安作業の支援を行うためのシステムであって、前記システムは、サーバーとモバイル端末とを備え、前記サーバーは、前記モバイル端末から送信されたコードデータを受信し、受信したコードデータに基づき選択された調査項目を含む調データを作成し、作成した調査票データと、前記調査項目に対して合否を判定するための判定データとを前記モバイル端末に送信し、前記モバイル端末は、受信した判定データに基づいて、受信した調査データ中の調査項目に対して入力された調査結果の合否を判定し、前記調査結果の合否判定の結果を前記サーバーに送信し、前記サーバーは、受信した合否判定の結果が不合格であった場合、前記不合格と判定された調査項目に基づいて前記サーバーの記憶装置から抽出された不合格時保安作業データをモバイル端末に送信する
本発明によれば、保安作業にかかる時間が短縮され、保安作業の効率も上げられることができ、保安作業のミスも減らすことができる。
本発明の一実施形態に係るネットワーク構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係るモバイル端末の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る保安管理サーバーの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る消費設備および供給設備本体に付与される二次元コードデータを示す図である。 本発明の一実施形態に係る需要家データを示す図である。 本発明の一実施形態に係る供給設備データを示す図である。 本発明の一実施形態に係る調査パターンデータを示す図である。 本発明の一実施形態に係る調査票データ作成処理を示す流れ図である。 本発明の一実施形態に係る調査票データに基づいて調査結果の自動判定および保安作業内容の送信処理を示す流れ図である。 本発明の一実施形態に係る調査票データおよび調査結果データのモバイル端末の表示画面の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る調査票データおよび調査結果データのモバイル端末の表示画面の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る調査票データおよび調査結果データのモバイル端末の表示画面の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る調査合否判定用データの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る調査結果の合格・不合格を表すモバイル端末の表示画面の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る調査結果の合格・不合格を表すモバイル端末の表示画面の一例を示す図である。
本明細書では、LPガス容器を使用している顧客宅の設備の保安点検をサポートするシステムについて説明するが、これは単なる例示である。本発明の技術思想は、顧客宅に設置された電気設備、ガス設備、水道設備、および各種の警報機などの保安点検をサポートするシステムに適用可能である。また、本明細書では、ガスメーターに貼付された二次元コード(例えば、QRコード(登録商標)、バーコード)を携帯電話機で読み取ることを開示しているが、顧客を識別可能な情報であれば他の手段(例えば、ICタグなど)であっても良い。
本明細書で説明する実施形態はあくまでも例示であり、本発明は当該実施形態に限定されることはなく、様々な変形が可能であることに留意されたい。また、当該実施形態で説明する方法、機能および手段は、コンピューター実行可能なプログラムとして実装することも可能であり、また、当該プログラムを格納したコンピューター読み取り可能な記録媒体として実施することも可能である。
以下、図面を参照して、本実施形態におけるシステムの概要構成を説明する。このシステムは、保安調査の結果を自動で合否判定することができるシステムである。
図1は、本発明の一実施形態に係るネットワーク構成を示す図である。図1において、例えばデータセンタなどに設置された保安管理サーバー101が、ネットワーク102を介して、例えば各営業所などに設置された複数のクライアントコンピューター103a、103b、・・・、103n(以下、「クライアントコンピューター103」という)と、およびネットワーク104を介して、複数のモバイル端末105a、105b、・・・、105n(以下、「モバイル端末105」という)と通信を行うよう構成されている。モバイル端末は、保安作業を実施する保安員が携帯し、消費設備106および供給設備107に付与された二次元コードを読み取ることができるように構成されている。
モバイル端末105には、予め、保安調査用アプリケーションがインストールされている。このアプリケーションは、例えば、二次元コードの二次元読み取りに成功すると、読み取った二次元コードデータを保安管理サーバー101に送信し、保安管理サーバー101側で作成された調査票データ(保安調査項目を含む保安調査データ)をダウンロードすることが可能である。モバイル端末105では、ダウンロードした調査票データを画面表示し、保安調査項目に対して保安員が調査結果をデータ入力すると、その入力データを保安管理サーバー101に送信する。
消費設備106および供給設備107には、各々の設備データが埋め込まれた二次元コードが貼付されている。
モバイル端末105によって、消費設備106または供給設備107に貼付された二次元コードが読み取られると、モバイル端末105は、保安調査用アプリケーションに基づいて、読み取られた二次元コードデータを保安管理サーバー101に送信する。
保安管理サーバー101は、二次元コードデータを受信すると、当該二次元コードデータに基づき、調査項目データを選択し、調査票データを作成し、モバイル端末105に送信する。モバイル端末105は調査票データを受信し、出力装置に表示する。次に、モバイル端末105の入力装置を介して、調査票の各調査項目に調査結果が入力されると、保安調査用アプリケーションは入力データのチェックを行った後、保安管理サーバー101に調査結果データを送信する。
保安管理サーバー101は、調査結果データを受信して記憶する。その後、調査結果データは、クライアントコンピューター103やモバイル端末105から閲覧することができる。
次に、図2のブロック図を参照して、上述したモバイル端末105の構成を詳細に説明する。
モバイル端末105は、CPU201に、システムバス202を介してRAM203、入力装置204、出力装置205、通信制御装置206および不揮発性記憶媒体(ROMやHDDなど)で構成される記憶装置207が接続された構成を有する。記憶装置207は、保安調査用アプリケーションの各機能を奏するためのソフトウェアプログラムを格納するプログラム格納領域と、調査票データなどを格納するデータ格納領域とを備えている。以下に説明するプログラム格納領域の各手段は、実際は独立したソフトウェアプログラム、そのルーチンやコンポーネントなどであり、CPU201によって記憶装置207から呼び出されRAM203のワークエリアに展開されて順次実行されることで、各機能を奏するものである。
モバイル端末105におけるデータ格納領域は、本実施形態で関連するものだけを例示すると、アプリケーションデータ記憶部221、二次元コードデータ記憶部222、および調査票データ記憶部223を備える。何れも、記憶媒体207内に確保された一定の記憶領域である。
アプリケーションデータ記憶部221は、消費設備および供給設備の保安調査用アプリケーションに関するデータを格納する。一実施形態では、二次元コード読取画面および調査票画面の表示用画面データ(例えばHTMLデータ)を格納する。ただし、二次元コード読取画面は、モバイル端末用の一般的な二次元コード読取アプリケーションを使用する場合は、必ずしも必要ないことを理解されたい。この場合、二次元コードの読み取りをトリガーとして、保安調査用アプリケーションが起動され、二次元コードデータが保安管理サーバーに送信される。
二次元コードデータ記憶部222は、上述の二次元コードデータを格納する。一実施形態では、消費設備か供給設備を識別する「親子区分」(供給設備が親、消費設備が子である)、消費設備および供給設備のユニークな識別子である「メーター社番」、消費設備または供給設備のメーカーのユニークな識別子である「メーカーコード」、型式を示す「型式」、および製造番号を示す「号数」を格納する。「親子区分」は、子である消費設備の場合「0」、親である供給設備の場合「1」などとすることができる。また、「メーター社番」は、例えば、「メーカーコード」、「型式」、「号数」を組み合わせた固定長のコードである。
調査票データ記憶部223は、保安管理サーバー101からダウンロードした調査票データ、および保安員により入力された調査結果データを格納する。一実施形態では、「メーター社番」、調査を実施した保安員を識別する「保安員コード」、各調査項目、および各調査項目に対する調査結果データを格納する。
モバイル端末105におけるプログラム格納領域に格納されているソフトウェアプログラムは、例えば、二次元コード読取画面表示手段211、二次元コード読取手段212、メニュー画面表示手段213、調査票画面表示手段214、入力データチェック手段215、およびデータ通信手段216を備えている。
二次元コード読取画面表示手段211は、アプリケーションデータ記憶部221から、二次元コード読取画面データを取得し、モバイル端末105の出力装置205に二次元コード読取画面を表示する。
二次元コード読取画面を表示し、二次元コードの読取を受け付ける状態になったら、保安員が二次元コード読取手段212を用いて、消費設備または供給設備本体に貼付された二次元コードを読み込む。読み込まれた二次元コードデータは、デジタルデータに変換され、二次元コードデータ記憶部222に格納する。
メニュー画面表示手段213は、アプリケーションデータ記憶部221から調査票画面データを取得し、ダウンロードした調査票データに基づいてモバイル端末105の出力装置205に調査メニュー画面を表示する。
調査票画面表示手段214は、アプリケーションデータ記憶部221から調査票画面データを取得し、ダウンロードした調査票データに基づいてモバイル端末105の出力装置205に調査票画面を表示する。
入力データチェック手段215は、保安員が調査を実施し、調査票画面に入力した調査結果データの入力データチェックを行う。入力データチェックがエラーの場合はその旨を出力装置205にポップアップメッセージなどで表示し、保安員に対し、是正するよう促す。入力データチェックが正常であった場合は、調査結果データを調査票データ記憶部223に格納する。
データ通信手段216は、二次元コードデータや調査結果データを保安管理サーバー101に送信する。また、保安管理サーバー101にて作成された調査票データを受信し、調査票データ記憶部223に格納する。
次に、図3のブロック図を参照して、上述した保安管理サーバー101の構成を詳細に説明する。
保安管理サーバー101は、CPU301に、システムバス302を介してRAM303、入力装置304、出力装置305、通信制御装置306および不揮発性記憶媒体(ROMやHDDなど)で構成される記憶装置307が接続された構成を有する。記憶装置307は、保安管理サーバー101の各機能を奏するためのソフトウェアプログラムを格納するプログラム格納領域と、需要家データなどを格納するデータ格納領域とを備えている。以下に説明するプログラム格納領域の各手段は、実際は独立したソフトウェアプログラム、そのルーチンやコンポーネントなどであり、CPU301によって記憶装置307から呼び出されRAM303のワークエリアに展開されて順次実行されることで、各機能を奏するものである。
保安管理サーバー101におけるデータ格納領域は、二次元コードデータ記憶部321、需要家データ記憶部322、供給設備データ記憶部323、調査パターンデータ記憶部324、調査票データ記憶部325、判定データ記憶部326、および調査合否データ記憶部327を含む。
二次元コードデータ記憶部321は、モバイル端末105から受信した二次元コードデータを格納する。
需要家データ記憶部322は、保安作業に関する需要家単位の情報を格納する。一実施形態では、需要家データ記憶部322は、需要家をユニークに識別するための「需要家コード」、需要家設備(消費設備)が液石法に係るものかガス事法に係るものかを示す「需要家区分」、「メーター社番」、および需要家設備(消費設備)と対になる供給設備をユニークに識別するための「供給設備コード」を格納する。「需要家区分」は、需要家設備(消費設備)が液石法に係るものである場合、すなわち一般供給形態の設備または集中ガス供給形態の消費設備である場合「0」、ガス事法に係るもの、すなわち簡易ガス供給形態の消費設備である場合「1」を格納する。また、需要家データ記憶部322に記憶される「メーター社番」は、需要家設備(消費設備)のものである。
供給設備データ記憶部323は、保安作業に関する供給設備単位の情報を格納する。一実施形態では、供給設備データ記憶部323は、供給設備をユニークに識別するための「供給設備コード」、供給設備が一般供給形態の設備か集中ガス供給形態の設備かを示す「集中区分」、供給設備に係るガス容器がボンベかバルクかを示す「容器区分」、および「メーター社番」を格納する。「集中区分」は、集中ガス供給形態の設備である場合「1」、それ以外の場合「0」を格納する。さらに簡易ガス供給形態のデータも管理する場合は「2」を格納することもできる。また、「容器区分」はガス容器がボンベの場合「0」、バルクの場合「1」を格納する。
調査パターンデータ記憶部324は、消費設備および供給設備の設備データに基づき選択される調査項目のパターンデータを格納する。一実施形態では、パターンデータを一意に識別するためのユニークな連番である「ID」、「需要家区分」、「集中区分」、「容器区分」、ならびに「需要家区分」、「集中区分」、および「容器区分」の組み合わせで調査項目の選択の可能性として定期調査があり得るかを示す「定期調査」、同様に配管調査があり得るかを示す「配管調査」、同様にバルク点検があり得るかを示す「バルク点検」、および、同様に導管漏洩検査があり得るかを示す「導管漏洩」を格納する。各調査に係るデータ項目は、例えば、需要家区分」、「集中区分」、および「容器区分」の組み合わせで調査項目の選択の可能性としてあり得る場合は「1」、あり得ない場合は「0」を格納する。
調査票データ記憶部325は、作成した調査票データ、およびモバイル端末105から受信した調査結果データを格納する。一実施形態では、「メーター社番」、調査を実施した保安員を識別する「保安員コード」、各調査項目、および各調査項目に対する調査結果データを格納する。
判定データ記憶部326は、調査票データに基づいて予め作成したデータであって、調査結果データの各項目が合格するか否かを判定する基準となる調査合否判定用データを格納する。調査合否判定用データは、調査項目に対して合否を判定するための判定データである。
調査合否データ記憶部327は、調査結果データの各項目が不合格となった場合、次にすべき保安作業の内容データが含まれる不合格時保安作業データを格納する。
次に、保安管理サーバー101によって実現される保安調査の動作について説明する。先ず、動作の概略を説明すると、保安管理サーバー101は、モバイル端末105から二次元コードデータを受信して、二次元コードデータに基づいて、調査項目を含む調査票データと、調査項目に対して合否を判定するための判定データとを抽出し、調査票データと判定データとをモバイル端末105に送信し、モバイル端末105は、調査票データと判定データとを受信し、判定データに基づいて、調査票データ中の調査項目に対してデータ入力された調査結果の合否を判定し、その判定結果を表示する、および、判定結果を保安管理サーバー101に送信する。 図8のフローチャート、および図4−7の表を参照して、一実施形態に係る調査票データ作成処理を詳細に説明する。
図8は、本発明の一実施形態に係る調査票データ作成処理を示す流れ図である。まず、ステップ801にて、モバイル端末105上の保安調査用アプリケーションを起動し、モバイル端末105の画面に二次元コード読取画面を表示する。これは二次元コードが読み取れる状態であればよく、別のアプリケーションによって代替できることを理解されたい。次に、保安員により、モバイル端末105を用いて、消費設備または供給設備に貼付された二次元コードが読み取られる(ステップ802)。
ここで、ステップ802にて読み込まれる二次元コードデータの一実施形態を図4に示す。図4における各データ項目が、カンマなど、デリミタで区切られ、二次元コードに埋め込まれている。なお、図4の二次元コードデータの「親子区分」の内容は、本実施例では、子である消費設備の場合「0」、親である供給設備の場合「1」である。そのため、図4は、消費設備に貼付された二次元コードデータであることを示している。また、「メーター社番」は、「メーカーコード」、「型式」、「号数」および「シリアル番号」を組み合わせた、ユニークなコードである。
図8に戻り、保安調査用アプリケーションが、ステップ802にて二次元コードデータを正常に読み取った後、保安管理サーバー101に送信する(ステップ803)。次に、保安管理サーバー101は、二次元コードデータを受信し(ステップ804)、受信した二次元コードデータから、設備情報の1つである「親子区分」と「メーター社番」を抽出する(ステップ805)。さらに、保安管理サーバー101は、抽出した「親子区分」に基づき、読み取られた二次元コードが消費設備のものか、供給設備のものか判定する(ステップ806)。この判定は、例えば、二次元コード中の供給設備コードの値から判断される。
ステップ806において、二次元コードが消費設備のものである場合、Noに進み、保安管理サーバー101は、二次元コードデータから抽出したメーター社番を検索キーとして、需要家データを取得する(ステップ807)。ここで、需要家データの一実施形態を図5に示す。図5の需要家データの「需要家区分」は、需要家設備(消費設備)が液石法に係るものである場合、すなわち一般供給形態の設備または集中ガス供給形態の消費設備である場合「0」、ガス事法に係るもの、すなわち簡易ガス供給形態の消費設備である場合「1」を格納する。また、「メーター社番」は、需要家設備(消費設備)のものである。さらに、「供給設備コード」は、需要家設備(消費設備)と対になる供給設備をユニークに示すコードである。需要家データに「供給設備コード」を持つ主な理由としては、需要家データからデータ取得を行う本ルートの場合、読み込まれる二次元コードに含まれる「メーター社番」は消費設備のものであり、この後のステップ808にて供給設備データを検索する際の検索キーとして用いるためである。
需要家データを取得した後、保安管理サーバー101は、さらに需要家データから取得した供給設備コードを検索キーとして、供給設備データを取得する(ステップ808)。ここで供給設備データの一実施形態を図6に示す。図6の供給設備データの「集中区分」は、集中ガス供給形態の設備である場合「1」、それ以外の場合「0」を格納する。また、「容器区分」はガス容器がボンベの場合「0」、バルクの場合「1」を格納する。その後、ステップ809に進む。
ステップ806において、二次元コードが供給設備のものである場合、Yesに進み、保安管理サーバー101は、二次元コードデータから抽出したメーター社番を検索キーとして、供給設備データを取得する(ステップ808)。ステップ806におけるNoルート(消費設備の場合)と同じステップ808として説明しているが、検索キーが異なることに注意されたい。その後、ステップ809に進む。
次に、保安管理サーバー101は、取得した需要家データおよび供給設備データに基づき、より詳細には、需要家データから取得した「需要家区分」、ならびに供給設備データから取得した「集中区分」および「容器区分」を検索キーとして、調査パターンデータを検索し、該当レコードを取得する(ステップ809)。ここで調査パターンデータの一実施形態を図7に示す。調査パターンデータは、「需要家区分」、「集中区分」、および「容器区分」の組み合わせで、「定期調査」以下の各調査の選択可能性データが格納されている。調査パターンデータの内容について説明する。例えば、供給形態が集中ガス(つまり液石法が適用される)、ガス容器がボンベの場合(需要家区分が「0」、集中区分が「1」、かつ容器区分が「0」、すなわちIDが「5」の場合)を例とすると、「定期調査」以下の各調査の選択可能性データにおいて「1」(「需要家区分」、「集中区分」、および「容器区分」の組み合わせで調査項目の選択の可能性としてあり得る)である調査は、「定期調査」、「配管調査」、および「部品交換」である。そのため、この場合、3つの調査が選択され得る調査として考えられ、後述する調査メニュー画面に表示される調査となる。
なお、図7の調査パターンデータにおいて、需要家区分に「99」というデータがあるが、これは需要家区分を取得しない場合、すなわち供給設備である場合(ステップ806におけるYesルートである場合)を意味している。
次に、保安管理サーバー101は、取得した調査パターンデータに基づき、調査項目を選択し、当該選択された調査項目のデータで構成される調査票データを作成する(ステップ810)。ここで、選択され得る調査が複数ある場合(例えば、「定期調査」、「配管調査」、および「部品交換」)は、実施する調査の絞込みが必要であるため、調査票データは選択用の調査メニュー画面データを含む。
次に、保安管理サーバー101は、作成した調査票データと、調査合否判定用データとを、モバイル端末105に送信する(ステップ811)。調査合否判定用データとは、調査結果に基づいて合否判定を行うためのデータであり、保安管理サーバー101の判定データ記憶部326に予め格納されているデータである。調査合否判定用データは、例えば、漏洩の調査において、ガス漏れが発生しているか否かを判定するための、ガス圧力の閾値データである。モバイル端末105は、調査票データと調査合否判定用データとを記憶装置202に格納する。
モバイル端末105は、保安管理サーバー101から、調査票データを受信し(ステップ812)、調査メニュー画面を表示する(ステップ813)。当該調査メニュー画面より、保安員は実施する調査のリンクやボタンなどを選択すると、各々の調査票画面に遷移する。調査票画面は、各調査項目に加え、調査結果の入力欄や選択肢など、保安員が調査結果を入力することができるユーザインターフェースを含む。なお、ステップ809で取得した調査パターンデータにおいて、選択され得る調査が1つであった場合は、調査メニュー画面を表示せずに、直接、当該1つの調査に係る調査票画面を表示することもできる。
また、別の実施形態では、保安管理サーバー101が、読み込まれた二次元コードから、当該二次元コードに係る消費設備または供給設備の保安作業スケジュールデータ(図示せず)を参照し、二次元コードを読み込んだ日付(すなわち保安作業の実施日であり、例えばサーバーのシステム日付)を作業予定日とするスケジュールデータから実施する調査を特定できる場合は、特定された調査に係る調査メニュー画面または調査票画面を表示することもできる。
図9は、本発明の一実施形態に係る調査票データ送信処理を示す流れ図である。まず、ステップ901にて、保安員がモバイル端末105上に表示された調査票画面を介して入力した調査結果データを、保安調査用アプリケーションが受信する。
図10、図11、図12に本発明の一実施形態に係る調査票データおよび調査結果データのモバイル端末の表示画面の一例を示す。特に断りが無い限り本画面は、ガス事法に基づいて行われる保安調査についての画面である。
図10(a)、(b)に本発明の一実施形態に係る調査票データおよび調査結果データのモバイル端末の表示画面の一例を示し、調査票データのメニュー画面を示す。図10(a)に保安管理サーバー101の調査票データ記憶部325から送信された調査票データのモバイル端末の表示画面の一例を示す。本画面は、ガス事法に基づいて行われる保安調査の項目である。モバイル端末の使用者は、この画面から各保安調査の項目へ遷移できる。各保安調査の項目とは「漏洩」、「ガス栓」、「器具調査」などの保安調査をいう。また保安員は、本画面で指針を入力することができる。図10(b)に調査票データに入力した後の調査結果データを表すモバイル端末の表示画面の一例を示す。モバイル端末の使用者は、メニューボタンを押すことにより「戻る」、「調査完了」のボタンを選択し押すことができる。「調査完了」のボタンを押すと、各調査結果データが、保安管理サーバーへ送信される。
図11(a)、(b)に本発明の一実施形態に係る調査票データおよび調査結果データのモバイル端末の表示画面の一例を示し、漏洩調査における調査票データの画面を示す。図11(a)に調査票データのモバイル端末の表示画面の一例を示す。保安員は、漏洩における保安調査で所定の検査方法を用いて、検査時の圧力(Kpa)や検査における保持時間(分)等を調査する。そして保安員は、調査結果を調査票データに入力する。図11(b)に調査票データに入力した後の調査結果データを表すモバイル端末の表示画面の一例を示す。モバイル端末の使用者は、メニューボタンを押すことにより「戻る」、「調査完了」、「メニューへ」のボタンを選択し押すことができる。「調査完了」のボタンを押すと、図10に示す調査票データのメニュー画面へ遷移する。
図12(a)、(b)に本発明の一実施形態に係る調査票データおよび調査結果データのモバイル端末の表示画面の一例を示し、器具調査における調査票データの画面を示す。図12(a)に調査票データのモバイル端末の表示画面の一例を示す。保安員は、器具調査における保安調査で、調査対象となる器具のメーカー、器種、製造年月日、器具名などを確認し調査票データに入力する。そして保安員は、調査結果を調査票データに入力する。図12(b)に調査票データに入力した後の調査結果データを表すモバイル端末の表示画面の一例を示す。モバイル端末の使用者は、メニューボタンを押すことにより「戻る」、「変更」、「取外」、「前回引継」のボタンを選択し押すことができる。「前回引継」のボタンを押すと、器具調査画面(図示せず)へ遷移し、そこで「調査完了」ボタンを押すと、図10に示す調査票データのメニュー画面へ遷移する。
図9に示すステップ901に続いて、モバイル端末の保安調査用アプリケーションは、調査結果データの入力データチェックを行う(ステップ902)。ここで、入力データチェックとは、例えば、必須入力チェックや、データ間の矛盾(整合性)チェック、データの有効型チェックなどである。必須入力チェックは、調査票データの中で必須入力とされている項目に漏れなく記入されているか否かをチェックすることである。データ間の矛盾(整合性)チェックは、例えば、調査票データに入力した器具のメーカーの名称と、保安管理サーバーに登録されている器具のメーカーの名称とが一致するか否かをチェックすることである。データの有効型チェックは、例えば、ガスの圧力の数値入力において、数字でない英文字等を入力したか否かをチェックすることである。このように、入力データチェックは書式的なチェックのみ行う。実体的なチェックは、後述するステップ908で行われる。
ステップ902の入力データチェックにて書式的なエラーを検出した場合、Yesルートに進み、保安調査用アプリケーションは、その旨をエラーメッセージとしてモバイル端末105の画面に表示し、保安員に対し是正を促す(ステップ905)。この場合、ステップ901に戻り、入力データチェックにてエラーが検出されなくなるまで、ステップ901−903、および905を繰り返す。
ステップ902の入力データチェックにてエラーを検出しない場合は、Noルートに進み、モバイル端末105は、保安調査用アプリケーションに従って、パターンデータに基づいて、記憶装置207の調査合否判定用データを抽出する(ステップ904)。
モバイル端末105は、調査合否判定用データと調査結果データとを比較して項目ごとに合否判定を行う(ステップ906)。例えば、モバイル端末105は、調査合否判定用データであるガス圧力の閾値データを用いて判定を行い、閾値を下回ったときには必要となる圧力が不足していると判定され、不合格となる。図13に本発明の一実施形態に係る調査合否判定用データの一例を示す。図11に示す漏洩に係る調査結果データと調査合否判定用データとを各々比較することによって、1つでも基準に満たさなければ、不合格と判定することができる。
モバイル端末105が行う合否判定の結果、不合格の場合、モバイル端末105は、その結果を保安管理サーバーに送信する。この送信を受けて、保安管理サーバー101は、不合格となった各項目に基づいて調査合否データ記憶部327から不合格時保安作業データを抽出する(ステップ908)。不合格時保安作業データとは、例えば、保安管理サーバー101により圧力が不足していると判定され、不合格となった場合に、ガスボンベの交換またはメーターの交換等を指示する命令データが該当する。
モバイル端末105が行う合否判定の結果、合格の場合、モバイル端末105は、合格となった各項目に基づいて、担当した保安管理サーバー101に合格メッセージを送信する(ステップ909)。
保安管理サーバー101は、担当した保安員のモバイル端末105に不合格メッセージおよび不合格時保安作業データを送信する(ステップ910)。不合格時保安作業データは、再調査判定の場合は例えば法令に基づいた期間内に再調査を行う連絡、不合格の場合は担当者が現地に赴き是正を行う連絡的なデータとなる。具体的な作業内容は、「不合格理由」の記述内容に基づく。
図14に本発明の一実施形態に係る調査結果の合格・不合格を表すモバイル端末の表示画面の一例を示し、液石法における保安調査の結果を示す。保安調査の結果は、合格メッセージ、不合格メッセージ、不合格時保安作業データを含む。上段に供給設備の保安調査の結果、中段に消費設備の保安調査の結果、下段に不合格理由・不合格時保安作業内容が示されている。消費設備の場合、保安調査の結果として「要再調査」とすることもできる。「要再調査」のメッセージに基づいて保安員は、調査日から各法律に定められた所定期間内に再調査を行うこともできる。
図15に本発明の一実施形態に係る調査結果の合格・不合格を表すモバイル端末の表示画面の一例を示し、ガス事法における消費設備の保安調査の結果を示す。モバイル端末の表示画面には、保安調査の結果と不合格理由・不合格時保安作業内容が示されている。
このように保安管理サーバー101は、法律ごとに異なる保安調査の結果を担当の保安員のモバイル端末105へ送信できる(ステップ913)。結果、担当の保安員に通知することができる。

Claims (3)

  1. ガスの設備に対する保安作業の支援を行うためのシステムであって、前記システムは、サーバーとモバイル端末とを備え、
    前記サーバーは、
    前記モバイル端末から送信されたコードデータを受信し、
    受信したコードデータに基づき選択された調査項目を含む調データと、前記調査項目に対して合否を判定するための判定データとを前記モバイル端末に送信し、
    前記モバイル端末は
    受信した判定データに基づいて、受信した調査データ中の調査項目に対して入力された調査結果の合否を判定し、
    前記調査結果の合否判定の結果を前記サーバーに送信し、
    前記サーバーは、受信した合否判定の結果が不合格であった場合、前記不合格と判定された調査項目に基づいて前記サーバーの記憶装置から抽出された不合格時保安作業データをモバイル端末に送信する
    ことを特徴とするシステム。
  2. ガスの設備に対する保安作業の支援を行うためのシステムによる方法であって、前記システムは、サーバーとモバイル端末とを備え、
    前記サーバーが、前記モバイル端末から送信されたコードデータを受信するステップと、
    前記サーバーが、受信したコードデータに基づき選択された調査項目を含む調データと、前記調査項目に対して合否を判定するための判定データとを前記モバイル端末に送信するステップと、
    前記モバイル端末が、受信した判定データに基づいて、受信した調査データ中の調査項目に対して入力された調査結果の合否を判定するステップと
    前記モバイル端末が、前記調査結果の合否判定の結果を前記サーバーに送信するステップと、
    前記サーバーが、受信した合否判定の結果が不合格であった場合、前記不合格と判定された調査項目に基づいて前記サーバーの記憶装置から抽出された不合格時保安作業データをモバイル端末に送信するステップと
    を含むことを特徴とする方法。
  3. 請求項2に記載の方法をコンピューターに実行させるためのプログラム。
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