JP2015153386A - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、および情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】売上に影響を与えている要因に焦点をあてた商圏分析の情報を出力する。
【解決手段】情報処理装置は、店舗を識別する店舗識別情報に対応付けて、店舗における商品またはサービスの売上に関する売上情報を記憶する売上情報記憶部と、店舗識別情報に店舗の位置を示す店舗位置情報を対応付けて記憶する店舗情報記憶部と、施設を識別する施設識別情報に対応付けて当該施設の位置を示す施設位置情報を対応付けて記憶する施設情報記憶部と、施設位置情報および店舗位置情報を施設情報記憶部および店舗情報記憶部から検出し、検出した店舗位置情報に対応する店舗の売上情報を売上情報記憶部から読み出し、読み出した売上情報に基づいて店舗の売上状況を示す情報を求める解析部と、検出した施設位置情報および店舗位置情報から施設および店舗の位置関係を示す情報を出力し、売上状況を示す情報を対応する店舗に関連付けて出力する出力部と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、および情報処理プログラムに関する。
コンビニエンスストアなどで利用されるPOS(Point of Sale)端末装置から時系列に得られる多量の商品やサービスの売上に関する情報などを利用して、どの地域で、どのような商品やサービスの売れ行きがよいのかを分析し、出店戦略や販売戦略を立てるための商圏分析が行われている。近年、インターネットを通じて提供される地図アプリケーションの利用し易さの向上や、計算機の性能の向上には目を見張るものがあり、これらを多量の売上情報などの処理や分析に利用することでユーザにとってより分かりやすい商圏分析を可能にするシステムなどが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−307868号公報
全国を対象として商圏分析を行う場合、分析に必要となるデータ量や計算量が膨大になる。そのため、例えば、特許文献1に記載の技術では、地図データ上で対象地域を選択し、選択した対象地域の部分統計データベースを再構築することで計算量を抑える手法を採用している。しかしながら、こういった手法では、商圏分析に際して、対象地域ごとに、店舗における売上の状況を示しているだけのことが多く、売上に影響を与えている要因に焦点をあてるような商圏分析を行うことができないという問題がある。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、売上に影響を与えている要因に焦点をあてた商圏分析の情報を出力することができる情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、および情報処理プログラムを提供することにある。
(1)本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の第1の態様は、店舗を識別する店舗識別情報に対応付けて、前記店舗における商品またはサービスの売上に関する売上情報を記憶する売上情報記憶部と、前記店舗識別情報に前記店舗の位置を示す店舗位置情報を対応付けて記憶する店舗情報記憶部と、施設を識別する施設識別情報に対応付けて当該施設の位置を示す施設位置情報を対応付けて記憶する施設情報記憶部と、前記施設位置情報および前記店舗位置情報を前記施設情報記憶部および前記店舗情報記憶部から検出し、検出した前記店舗位置情報に対応する前記店舗の前記売上情報を前記売上情報記憶部から読み出し、読み出した前記売上情報に基づいて前記店舗の売上状況を示す情報を求める解析部と、検出した前記施設位置情報および前記店舗位置情報から前記施設および前記店舗の位置関係を示す情報を出力し、前記売上状況を示す情報を対応する前記店舗に関連付けて出力する出力部と、を備えることを特徴とする情報処理装置である。
(2)また、本発明の第2の態様は、店舗に設置される店舗装置と、端末装置と、情報処理装置とを備える情報処理システムであって、前記情報処理装置は、前記店舗装置が出力する、前記店舗を識別する店舗識別情報および前記店舗における商品またはサービスの売上に関する売上情報を対応付けて記憶する売上情報記憶部と、前記店舗識別情報に、前記店舗の位置を示す店舗位置情報を対応付けて記憶する店舗情報記憶部と、施設を識別する施設識別情報に対応付けて当該施設の位置を示す施設位置情報を対応付けて記憶する施設情報記憶部と、前記施設位置情報および前記店舗位置情報を前記施設情報記憶部および前記店舗情報記憶部から検出し、検出した前記店舗位置情報に対応する前記店舗の前記売上情報を前記売上情報記憶部から読み出し、読み出した前記売上情報に基づいて前記店舗の売上状況を示す情報を求める解析部と、検出した前記施設位置情報および前記店舗位置情報から前記施設および前記店舗の位置関係を示す情報を前記端末装置に出力し、前記売上状況を示す情報を対応する前記店舗に関連付けて前記端末装置に出力する出力部と、を備えることを特徴とする情報処理システムである。
(3)また、本発明の第3の態様は、情報処理装置によって行われる情報処理方法であって、情報処理装置が、店舗を識別する店舗識別情報に対応付けて前記店舗における商品またはサービスの売上に関する売上情報を売上情報記憶部に記憶させ、前記店舗識別情報に、前記店舗の位置を示す店舗位置情報を対応付けて店舗情報記憶部に記憶させ、施設を識別する施設識別情報に対応付けて当該施設の位置を示す施設位置情報を対応付けて施設情報記憶部に記憶させ、前記施設位置情報および前記店舗位置情報を前記施設情報記憶部および前記店舗情報記憶部から検出し、検出した前記店舗位置情報に対応する前記店舗の前記売上情報を前記売上情報記憶部から読み出し、読み出した前記売上情報に基づいて前記店舗の売上状況を示す情報を求め、検出した前記施設位置情報および前記店舗位置情報から前記施設および前記店舗の位置関係を示す情報を出力し、前記売上状況を示す情報を対応する前記店舗に関連付けて出力することを特徴とする情報処理方法である。
(4)また、本発明の第4の態様は、コンピュータに、店舗を識別する店舗識別情報に対応付けて前記店舗における商品またはサービスの売上に関する売上情報を売上情報記憶部に記憶させるステップと、前記店舗識別情報に、前記店舗の位置を示す店舗位置情報を対応付けて店舗情報記憶部に記憶させるステップと、施設を識別する施設識別情報に対応付けて当該施設の位置を示す施設位置情報を対応付けて施設情報記憶部に記憶させるステップと、前記施設位置情報および前記店舗位置情報を前記施設情報記憶部および前記店舗情報記憶部から検出するステップと、検出した前記店舗位置情報に対応する前記店舗の前記売上情報を前記売上情報記憶部から読み出すステップと、読み出した前記売上情報に基づいて前記店舗の売上状況を示す情報を求めるステップと、検出した前記施設位置情報および前記店舗位置情報から前記施設および前記店舗の位置関係を示す情報を出力するステップと、前記売上状況を示す情報を対応する前記店舗に関連付けて出力するステップと、を実行させるための情報処理プログラムである。
この発明によれば、売上に影響を与えている要因に焦点をあてた商圏分析の情報を出力することができる。
本発明の各実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す概略ブロック図である。 本発明の各実施形態に係る情報処理システムの処理の一例を示すシーケンス図である。 本発明の第1実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す概略ブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る売上情報記憶部のデータ構成の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る店舗情報記憶部のデータ構成の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る施設情報記憶部のデータ構成の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る売上集計部による処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係るサーバ装置による処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る選択画面情報の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る商圏情報地図データの一例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を概略ブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るサーバ装置による処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る選択画面情報の一例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る商圏情報地図データの一例を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す概略ブロック図である。 本発明の第3実施形態に係るサーバ装置による処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る選択画面情報の一例を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る商圏情報地図データの一例を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を概略ブロック図である。 本発明の第4実施形態に係る相関情報記憶部のデータ構成の一例を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る相関演算部の処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態に係る分布図の一例を説明する説明図である。 本発明の第4実施形態に係るサーバ装置による処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態に係る選択画面情報の一例を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る商圏情報地図データの一例を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る商圏情報リストの構成の一例を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る相関情報記憶部の他の一例を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る選択画面情報の他の一例を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る選択画面情報の他の一例を示す図である。 本発明に係る各実施形態のハードウェア構成を示す図である。
以下、本発明の各実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明による情報処理システム1の全体構成を示す概略ブロック図である。
情報処理システム1は、全国に存在しているコンビニエンスストア50、スーパーマーケット60、百貨店70などの店舗に設置されている複写機41−1、41−2、41−3やPOS端末装置42−1、42−2、42−3が出力する商材、すなわち商品やサービスの売上に関する情報に基づいて商圏分析を行う際に用いられるシステムである。商圏分析とは、例えば、ある地域においてどのような商品やサービスが売れるのかといったことを分析することであり、出店や販売促進を検討する際に行われる。本発明における実施形態では、店舗における商品やサービスの売れ行きと、当該店舗の周辺に存在するランドマークの存在に相関関係があることに着目して商圏分析を支援する情報処理システムを示す。ここで、ランドマークとは、一般的には、陸上の目印や、ある土地の象徴となるような建物や記念碑のことをいうが、本実施形態では、図1に示す大学100や病院200などの一般的な住宅地などでも目印としやすい施設であって、地図データにおいて種類によって抽出することができる共通の特徴のある施設のことを意味し、例えば、鉄道の駅、ホテルなどであってもよい。また、付近に目印となる施設が少ない住宅地などのことも考慮し、地図データ上において地図記号などで分類されていないが、個人的に一般家屋やマンションなどで経営されている塾など、共通の特徴があり分類が可能な建物なども含むものとする。
図2は、情報処理システム1の概略的な処理を示す図である。
店舗に設置されている複写機41−1、41−2、41−3、およびPOS端末装置42−1、42−2、42−3は、商品やサービスの売買が行われると、利用者や店舗の従業員の操作を受けて、売上金額や販売個数などの情報を通信回線を通じてサーバ装置10に送信する(ステップS1)。サーバ装置10は、売上金額や販売個数などの情報を受信すると、受信した情報を店舗ごとにデータベースに記録する(ステップS2)。このステップS1、S2の処理は、売上の発生に応じて繰り返し行われる処理であり、売上の発生ごとに行われてもよいし、バッチ処理のように1日、1週間、または1ヶ月ごとなど一定期間ごとに行われるものであってもよい。
端末装置30は、商圏分析を行うユーザの操作を受けて、例えば、ブラウザのアプリケーションプログラムを起動し、当該ユーザにより選択される商圏分析を行う分析対象地域を示す情報をサーバ装置10に送信する(ステップS3)。ここで、分析対象地域とは、例えば、都道府県を単位とする地域である。サーバ装置10は、予めランドマーク、すなわち施設ごとの緯度と経度により示される位置情報、および店舗ごとの緯度と経度により示される位置情報をデータベースに記憶しており、また、予め地図データを記憶する。サーバ装置10は、分析対象地域を示す情報を端末装置30から受信すると、データベースから分析対象地域に含まれる施設と店舗の位置情報を検出する。また、サーバ装置10は、データベースに記録している店舗ごとの商品またはサービスの売上金額や販売個数などの情報に基づいて、検出した店舗ごとの売上状況を解析し、解析により求めた売上状況を示す情報を各店舗に関連付ける。サーバ装置10は、分析対象地域の地図データと、検出した施設と店舗の位置情報、および各店舗の売上状況に基づいて、商圏分析の情報を含んだ地図データ(以下、商圏情報地図データという)を生成する。
サーバ装置10は、例えば、図1の端末装置30の画面に示すような商圏情報地図データを生成し、生成した商圏情報地図データを端末装置30に送信する(ステップS4)。図1の例では、分析対象地域として、関東地方、すなわち茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県が選択されている例を示す。また、施設を示すアイコンとして、大学100−1、100−2、病院200−1、200−2のアイコンが地図データに重畳して表示されている。また、店舗を示すアイコンとして、コンビニエンスストア50−1、50−2、50−3、50−4、スーパーマーケット60−1、60−2、60−3、百貨店70−1、70−2のアイコンが地図データに重畳して表示されている。各店舗のアイコンの内部の斜線、縦線、横線、波線、格子線の模様は、例えば、店舗ごとの売上状況を示す情報を示している。売上状況を示す情報が、売上の良さや悪さを示す場合、各店舗のアイコンの模様として、例えば、斜線が、全国平均の売上額の2倍以上、縦線が、全国平均の売上額の3/2倍以上、横線が、全国平均の売上額以下、波線が、全国平均の売上額の2/3以下、格子線が、全国平均の売上額の1/2以下となるように割り当てを行う。
また、端末装置30において、ユーザの選択操作により施設の種類や商品またはサービスの種類を選択したことを示す操作情報をサーバ装置10に送信する(ステップS5)。サーバ装置10は、当該操作情報を受信すると、施設を検出する際に、操作情報において選択されている種類の施設の位置情報を検出し、操作情報において選択されている商品またはサービスについての売上状況を示す情報を求めて商圏情報地図データを生成する。サーバ装置10は、生成した商圏情報地図データを端末装置30に送信する(ステップS6)。
このように地図データに、商品またはサービスの売上に影響を与えると想定される施設と、店舗の位置を地図データ上に表示し、さらに、店舗における売上状況を示す情報をあわせて表示することで、売上に影響を与えている要因として想定される施設に焦点をあてた商圏分析の情報の出力が可能となる。それにより、商圏情報地図データを参照する分析者が、どの地域のどの施設の付近でどの商品やサービスが売れているかを容易に把握することが可能となる。
なお、上記の図1および図2の説明において、コンビニエンスストア50、スーパーマーケット60、百貨店70において、それぞれ複写機41−1、41−2、41−3、POS端末装置42−1、42−2、42−3が1台ずつ設置されている例を示しているが、設置されている台数は1台に限られず複数台存在していてもよい。また、コンビニエンスストア50、スーパーマーケット60、百貨店70、大学100、病院200も、複数存在していてもよく、また、その個数は、図1に示されている個数に限られものではない。また、端末装置30の画面に表示されているコンビニエンスストア50、スーパーマーケット60、百貨店70、大学100、病院200などのアイコンの形状やマークは、一例であり、図1で示した形状やマークに限られるものではない。また、売上状況を示す情報に基づいて定められる模様も、模様に限られず色彩など区別できるものであればどのようなものであってもよい。
(第1実施形態)
次に、図3から図10を参照し、本発明の第1実施形態について説明する。図3は、本発明の第1実施形態による情報処理システム1aの構成を示す概略ブロック図である。情報処理システム1aは、サーバ装置10a、端末装置30、店舗装置40、及びこれらを相互に接続するネットワークNを備える。ネットワークNは、例えば、インターネット、または、専用線通信網などである。店舗装置40が設置される店舗80は、例えば、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、百貨店などである。店舗装置40は、例えば、上述したPOS端末装置や複写機などであり、ここでは、複写機の機能を備える装置として、利用者の操作を受けて、コピー、写真のプリント、PDF(Portable Document Format)化、すなわち電子ファイル化の処理を行う。また、店舗80には、一意に識別可能な店舗識別情報(以下、店舗ID(Identifier)という)が予め付与されており、当該店舗IDが、店舗80に設置される店舗装置40に予め設定される。
なお、同一の店舗80に、店舗装置40が、複数存在する場合、同じ店舗IDが設定されることになる。店舗装置40は、「コピー」、「写真プリント」、「PDF印刷」の処理を行うと、各処理に応じた売上に関する情報を示した売上情報と、店舗IDとを関連付けてネットワークNを通じてサーバ装置10aに送信する。ここで、「PDF印刷」とは、インターネットやUSB(Universal Sirial Bus)目盛りで持ち込まれたPDFファイルを印刷するサービスを示す。また、売上情報とは、日時の情報と、「コピー」、「写真プリント」、「PDF印刷」のいずれの処理を行ったかを示す処理種別と、処理を行った枚数、すなわち売上枚数の情報を含む情報である。店舗装置40による送信は、店舗装置40が、「コピー」、「写真プリント」、「PDF印刷」の処理を行うごとに行われてもよいし、店舗装置40の内部で売上情報を記憶しておき、バッチ処理のように1日、1週間、または1ヶ月ごとなど一定期間ごとに行われてもよい。
端末装置30は、通信部31、ブラウザ部32、表示部33、操作部34を備える。通信部31は、ネットワークNに接続され、サーバ装置10aとの間で情報の送受信を行う。ブラウザ部32は、例えば、インターネットのホームページを参照する際に用いられるブラウザのアプリケーションプログラムをCPU(Central Processing Unit)が実行することによって構成される機能部である。また、ブラウザ部32は、サーバ装置10aからの画像情報などを、通信部31を通じて受信して表示部33に表示させる。また、ブラウザ部32は、操作部34が出力する操作情報を、通信部31を通じてサーバ装置10aに送信する。操作部34は、例えば、マウスやキーボードの操作機器と当該操作機器を用いてユーザが行う操作を検出するプログラムを含み、ユーザによる操作を検出した場合、当該操作の内容を示す操作情報を出力する。
サーバ装置10aは、通信部11、売上集計部12、売上情報記憶部13、店舗情報記憶部14、施設情報記憶部15、地図情報記憶部16、解析部17、出力部18、計時部29を備える。通信部11は、ネットワークNに接続され、店舗装置40からの情報を受信し、また、端末装置30との間で情報の送受信を行う。計時部29は、内部に時計を有しており、要求された際の年月日と時刻の情報を出力する。売上集計部12は、通信部11を通じて店舗装置40から店舗IDと売上情報を受信すると、当該店舗IDに対応し、受信した売上情報に含まれる日時の情報および処理種別に対応する売上情報記憶部13のテーブルに記憶されている売上枚数の情報を読み出す。また、売上集計部12は、読み出した売上枚数の情報と、受信した売上情報に含まれる売上枚数の情報とを合計して集計を行い、集計した売上枚数の情報を、店舗IDと日時の情報と処理種別に対応する売上情報記憶部13の項目に書き込んで更新する。
売上情報記憶部13は、例えば、図4に示す店舗ID、店舗装置台数、コピー売上枚数、写真売上枚数、PDF売上枚数の項目を有するデータ構成のテーブルを月単位で記憶する。店舗IDと店舗装置台数の項目には、店舗IDと、当該店舗IDが示す店舗80に設置されている店舗装置40の台数が予め書き込まれる。コピー売上枚数、写真売上枚数、PDF売上枚数の項目には、店舗装置40から受信する処理種別に対応付けられている枚数の値と、既に当該処理種別に対応する項目に記憶されている枚数の値とを合計した合計枚数値が書き込まれる。
なお、上述したように同一の店舗80に複数の店舗装置40が設置される場合、同一の店舗IDが設定されることから、同一の店舗80の店舗装置40から送信される情報は、同一の店舗80の店舗IDのレコードとしてまとめて記憶されることになる。また、毎月の初日には、売上集計部12からの指示により売上情報記憶部13に新たな月に対応するテーブルが生成され、生成される際、コピー売上枚数、写真売上枚数、PDF売上枚数の項目の値は、0に初期化される。
店舗情報記憶部14は、例えば、図5に示す店舗ID、業態分類、緯度、経度の項目を有するデータ構成のテーブルを記憶する。店舗IDの項目には、店舗80に予め付与されている店舗IDが書き込まれ、業態分類の項目には、例えば、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、百貨店などの当該店舗80の業態を示す情報が予め書き込まれる。緯度と経度の項目には、当該店舗80の位置を示す位置情報となる緯度と経度の値が予め書き込まれる。
施設情報記憶部15は、例えば、図6に示す施設ID、施設種類、緯度、経度の項目を有するデータ構成のテーブルを記憶する。施設IDの項目には、施設ごとに予め付与される施設識別情報(以下、施設ID(Identifier)という)が予め書き込まれ、施設種類の項目には、当該施設の種類を示す情報、例えば、大学や病院などを示す情報が予め書き込まれる。緯度と経度の項目には、当該施設の位置を示す位置情報となる緯度と経度の値が予め書き込まれる。店舗情報記憶部14、施設情報記憶部15に記憶される情報は、例えば、サーバ装置10aの管理者により書き込まれる。
地図情報記憶部16は、緯度と経度によって位置を特定できる地図データを予め記憶する。また、地図情報記憶部16は、都道府県ごとに、緯度と経度によって示される当該都道府県の領域の範囲を示す情報を記憶する。
解析部17は、通信部11を通じて端末装置30から商圏情報地図データを表示する操作情報を受信すると、受信した操作情報に含まれる分析対象地域、すなわち都道府県を示す情報に基づいて、緯度と経度によって示される分析対象地域の範囲の情報を地図情報記憶部16から読み出す。また、解析部17は、分析対象地域の範囲を示す緯度と経度の情報と、施設情報記憶部15の緯度と経度の項目に記憶されている情報に基づいて、分析対象地域の範囲に存在する施設の施設種類、緯度、経度の情報を施設情報記憶部15から読み出す。また、解析部17は、分析対象地域の範囲を示す緯度と経度の情報と、店舗情報記憶部14の緯度と経度の項目に記憶されている情報に基づいて、分析対象地域の範囲に存在する店舗80の店舗ID、緯度、経度の情報を店舗情報記憶部14から読み出す。また、解析部17は、読み出した店舗IDに対応する、売上情報記憶部13に記憶されているコピー売上枚数、写真売上枚数、PDF売上枚数の値に基づいて、当該店舗80における売上状況を示す情報を求める。ここで、売上状況を示す情報とは、例えば、ある月の月末における「コピー」、「写真プリント」、「PDF印刷」の売上合計額の値と、全国の店舗80における1ヶ月あたりの1店舗当りの平均売上金額との比較に基づいて定められる売上状況の良さを示す情報である。
出力部18は、通信部11を通じて端末装置30から商圏分析の開始の指示情報を受信すると、予め内部に記憶している最初に端末装置30に表示させる選択画面情報を端末装置30に送信する。また、出力部18は、受信した操作情報に含まれる分析対象地域を含む範囲の地図データを地図情報記憶部16から読み出す。また、出力部18は、読み出した地図データ、解析部17が読み出した施設種類の情報、緯度、経度の情報、および店舗80の店舗ID、緯度、経度の情報、並びに解析部17が求めた店舗IDごとの売上状況を示す情報に基づいて、上述した商圏情報地図データを生成する。また、出力部18は、通信部11を通じて生成した商圏情報地図データを端末装置30に送信する。
図7は、売上集計部12による処理を示すフローチャートである。売上集計部12は、通信部11を通じて店舗装置40が送信する店舗IDと売上情報とが対応付けられた情報を受信する(ステップSa1)。上述した通り、店舗装置40による送信は、売上があるごとに行われていてもよいし、1日、1週間、または1ヶ月ごとなど定期的に行われていてもよい。売上集計部12は、受信した売上情報に含まれる日時の情報に基づいて、売上情報記憶部13から対応する年月のテーブルを検出し、受信した店舗IDと、受信した売上情報に含まれる処理種別とに対応する売上項目の枚数の値を検出したテーブルから読み出す(ステップSa2)。例えば、受信した売上情報に含まれる日時の情報が、2014年5月を示していた場合、売上集計部12は、2014年5月のテーブルを検出する。また、売上集計部12は、売上情報に含まれる処理種別が「コピー」である場合、検出したテーブルのコピー売上枚数の項目に記憶されている枚数の値を読み出す。売上集計部12は、読み出した枚数と、受信した売上情報に含まれる枚数とを合計して集計を行う(ステップSa3)。売上集計部12は、合計した枚数を、売上情報記憶部13の対応するテーブルの対応する売上枚数の項目、ここでは、2014年5月のテーブルのコピー売上枚数の項目に書き込んで更新する(ステップSa4)。
次に、図8から図10を参照しつつ第1実施形態による商圏情報地図データの表示処理について説明する。商圏の分析を行うユーザが、端末装置30の操作部34を操作して、ブラウザ部32によりサーバ装置10aに接続して商圏分析の開始の指示情報をサーバ装置10aに送信する。サーバ装置10aの出力部18は、通信部11を通じて商圏分析の開始の指示情報を受信すると、応答として、予め内部に記憶している選択画面情報を端末装置30に送信する(ステップSb1)。端末装置30は、選択画面情報を受信すると、図9に示す選択画面33−1と検索開始を示すボタン33−10を表示部33に表示する。図9に示すように、選択画面33−1は、分析対象地域である都道府県の名称と、どの都道府県を選択するかを示すボタンを含む。ユーザは、操作部34を操作して、選択画面33−1で、分析対象地域とする都道府県を選択する。図9では、「京都府」を示すボタン33−20が黒色になって選択されている状態を示している。都道府県の選択を完了したユーザが、操作部34を操作して検索開始を示すボタン33−10を選択すると、端末装置30のブラウザ部32は、通信部31を通じて選択された都道府県を示す選択情報を含む商圏情報地図データを表示する操作情報をサーバ装置10aに送信する。サーバ装置10aの解析部17は、通信部11を通じて当該選択情報を含む操作情報を受信する(ステップSb2)。
解析部17は、操作情報を受信すると、当該操作情報の選択情報に示される都道府県を示す情報を読み出し、読み出した都道府県を示す情報に基づいて、緯度と経度によって示される当該都道府県の領域の範囲を示す情報を地図情報記憶部16から読み出す(ステップSb3)。解析部17は、読み出した都道府県の領域の範囲を示す緯度と経度の情報と、施設情報記憶部15の緯度と経度の情報とに基づいて、都道府県の領域の範囲に存在する施設を検出する。解析部17は、検出した施設の施設種類、緯度、経度の情報を施設情報記憶部15から読み出す(ステップSb4)。解析部17は、読み出した都道府県の領域の範囲を示す緯度と経度の情報と、店舗情報記憶部14の緯度と経度の情報とに基づいて、都道府県の領域の範囲に存在する店舗80を検出する。解析部17は、検出した店舗80の店舗ID、緯度、経度の情報を店舗情報記憶部14から読み出す(ステップSb5)。
解析部17は、検出した店舗IDに基づいて、売上情報記憶部13のコピー売上枚数、写真売上枚数、PDF売上枚数の項目の枚数の値を読み出し、処理を行う時点で集計が終了している直近の月の売上状況を示す情報を求める。処理を行う時点の情報は、解析部17が、計時部29に要求して取得する。例えば、計時部29から取得した処理を行う時点の情報が、2014年5月15日を示している場合、4月までの売上枚数の情報は全て記録されているため、集計が終了している直近の月である2014年4月についての売上状況を示す情報を求める。解析部17は、売上情報記憶部13の2014年4月のテーブルの検出した店舗IDに対応するコピー売上枚数、写真売上枚数、PDF売上枚数の項目を読み出す。解析部17は、読み出した各売上枚数に対して、予め内部に記憶している「コピー」、「写真プリント」、「PDF印刷」のそれぞれの単価を乗じて、それぞれの売上金額を算出する。解析部17は、算出したそれぞれの売上金額の合計値を算出し、算出した合計値と、予め内部に記憶している全国の店舗80における1店舗当りの1ヶ月あたりの平均売上金額との比較を行い、比較結果に基づいて売上状況を示す情報、すなわち売上状況の良さを示す情報を求める。例えば、合計値が、全国平均の売上額の2倍以上であれば売上クラス1、全国平均の売上額の3/2倍以上であれば売上クラス2、全国平均の売上額以下であれば売上クラス3、全国平均の売上額の2/3以下であれば売上クラス4、全国平均の売上額の1/2以下であれば売上クラス5のようにクラスで表した売上状況を示す情報を求める(ステップSb6)。
解析部17が、売上状況を示す情報を求めると、出力部18は、受信した操作情報の選択情報によって示される分析対象地域、すなわち都道府県を含む範囲の地図データを地図情報記憶部16から読み出す。出力部18は、読み出した地図データ、解析部17が読み出した施設種類の情報、緯度、経度の情報、店舗80の店舗ID、緯度、経度の情報、および解析部17が求めた店舗IDごとの売上状況を示す情報とから商圏情報地図データを生成する(ステップSb7)。出力部18は、通信部11を通じて生成した商圏情報地図データを端末装置30に送信する(ステップSb8)。端末装置30のブラウザ部32は、通信部31を通じてサーバ装置10aから商圏情報地図データを受信すると、表示部33に図10に示す画像情報を出力する。
図10に示すように商圏情報地図データは、道路の線図によって描かれる地図データ上に施設や店舗のアイコンが表示されている。図10の表示部33に表示されている地図データは、選択した都道府県の領域の範囲を含む地図データを拡大縮小バー90によって設定される縮尺に応じて拡大縮小された状態で表示されている。拡大縮小バー90は、端末装置30を操作するユーザが操作部34を操作することにより変更可能となっている。符号91に示される画像イメージは、店舗のアイコンの模様として示される売上状況を示す情報の凡例であり、売上が高い、すなわち売上が良い方から順に、売上クラス1が斜線、売上クラス2が縦線、売上クラス3が横線、売上クラス4が波線、売上クラス5が格子線の模様となっている。吹き出し形状の店舗アイコン92−1〜92−10は、店舗80を示すアイコンであり、解析部17が店舗情報記憶部14から検出した緯度と経度の位置に表示されており、その内部の模様は、上記の売上状況を示す情報にしたがう模様となっている。施設を示すアイコンは、大学100−1、100−2、病院200−1、200−2、ホテル300−1、鉄道駅400−1、400−2である。内部のマークはそれぞれの施設を表すマークである。施設のアイコンは、解析部17が施設情報記憶部15から検出した緯度と経度の位置に表示される。
吹き出し形状の売上分析画像93は、店舗80における売上状況の時系列変化を示す情報を示す画像情報である。この売上分析画像93は、最初に商圏情報地図データが表示部33に表示される際には、表示されていない。売上分析画像93は、端末装置30のユーザの操作にしたがって表示される。例えば、ユーザが操作部34を操作し、マウスのカーソルを、店舗アイコン92−10に合わせてクリックすると、操作部34は、当該クリックによって選択された店舗アイコン92−10の店舗IDを検出する。ブラウザ部32は、操作部34が検出した店舗IDを含む売上分析画像の生成要求をサーバ装置10aに送信する。サーバ装置10aの解析部17は、売上分析画像の生成要求に含まれる店舗IDを読み出し、読み出した店舗IDに基づいて、例えば、店舗アイコン92−10の模様によって示されている、解析部17が処理を行う時点で集計が終了している直近の月を含む直近4ヶ月のコピー売上枚数、写真売上枚数、PDF売上枚数の情報を売上情報記憶部13から読み出して出力部18に出力する。ここでは、処理を行う時点で集計が終了している直近の月が4月であったため、4月を含む1〜4月の売上枚数の情報を読み出す。出力部18は、解析部17が読み出した売上枚数の情報にしたがって、図10の売上分析画像93に示す吹き出し形状にグラフが含まれる画像情報を生成して端末装置30に送信する。端末装置30のブラウザ部32は、売上分析画像93を受信すると、表示部33に表示されている店舗アイコン92−10の位置の付近に売上分析画像93を表示する。
上記の第1実施形態の構成により、ユーザの操作を受けた端末装置30によって分析対象地域が選択されると、サーバ装置10aが、選択された分析対象地域の範囲に存在する施設と店舗80の位置情報とを検出し、当該店舗80における売上状況を示す情報を求める。サーバ装置10aは、検出された情報と、分析対象地域の範囲を含む地図データとに基づいて地図データ上に施設のアイコン、すなわち大学100−1、100−2、病院200−1、200−2、ホテル300−1、鉄道駅400−1、400−2と店舗アイコン92−1〜92−10を重畳して表示する商圏情報地図データを生成する。サーバ装置10aは、さらに店舗アイコン92−1〜92−10に売上状況を示す情報に応じた模様を表示する。これにより、第1実施形態による情報処理システム1aによって、売上に影響を与えている要因に焦点をあてた商圏分析の情報を出力することが可能となる。
すなわち、当該情報処理システム1aを用いることで、分析者は、店舗80の売上に影響を与えている要因としての施設と店舗80の位置関係を地図データ上に表示されている情報から見出すことができ、分析対象地域の選択を変更することで、どの地域でどの施設の付近のどの店舗80の売上が良いかといったことを容易に把握することが可能となる。
また、店舗アイコン92−1〜92−10を選択することで、売上状況の時系列変化を示す情報を商品またはサービス別に売上分析画像93に表示することもできるため、分析者は、どの商品またはサービスが店舗80の売上状況に影響を与えているのかといったこと、売上の良さや悪さが一時的であったのか否かなどといったことを把握することが可能となる。
(第2実施形態)
次に、図11から図14を参照し、本発明の第2実施形態について説明する。本発明の第2実施形態では、商品またはサービスの種類を選択して商圏情報地図データの表示を行う。図11は、本発明の第2実施形態による情報処理システム1bの構成を示す概略ブロック図である。情報処理システム1bにおいて、第1実施形態の情報処理システム1aと同一の構成については同一の符号を付し、以下、異なる構成について説明する。サーバ装置10bは、解析部17bを備える。解析部17bは、通信部11を通じて端末装置30から商圏情報地図データを表示する操作情報を受信すると、受信した操作情報に含まれる分析対象地域、すなわち都道府県を示す情報に基づいて、緯度と経度によって示される分析対象地域の範囲の情報を地図情報記憶部16から読み出す。また、解析部17bは、分析対象地域の範囲を示す緯度と経度の情報と、施設情報記憶部15の緯度と経度の項目に記憶されている情報に基づいて、分析対象地域の範囲に存在する施設の施設種類、緯度、経度の情報を施設情報記憶部15から読み出す。また、解析部17bは、分析対象地域の範囲を示す緯度と経度の情報と、店舗情報記憶部14の緯度と経度の項目に記憶されている情報に基づいて、分析対象地域の範囲に存在する店舗80の店舗ID、緯度、経度の情報を店舗情報記憶部14から読み出す。また、解析部17bは、端末装置30から送信される操作情報の選択情報に商品またはサービスの種類を示す情報が含まれている場合、選択情報の商品またはサービスの種類を示す情報を読み出す。また、解析部17bは、店舗80における売上状況を示す情報を求める場合、選択されている商品またはサービスの種類についての売上状況を示す情報を求める。
次に、図12から図14を参照しつつ第2実施形態による商圏情報地図データの表示処理について説明する。商圏の分析を行うユーザが、端末装置30の操作部34を操作して、ブラウザ部32によりサーバ装置10bに接続して商圏分析の開始の指示情報をサーバ装置10bに送信する。サーバ装置10bの出力部18は、通信部11を通じて商圏分析の開始の指示情報を受信すると、応答として、予め内部に記憶している選択画面情報を端末装置30に送信する(ステップSc1)。第2実施形態による選択画面情報は、第1実施形態の選択画面情報に、商品またはサービスの種類を選択させる画面が加えられており、端末装置30は、選択画面情報を受信すると、図13に示す選択画面情報を表示部33に表示する。第2実施形態では、図13に示すように、都道府県を選択させるための選択画面33−1と、検索開始を示すボタン33−10に加えて、商品またはサービスの種類を選択させる選択画面33−2が表示される。ユーザは、操作部34を操作して、選択画面33−2において、分析を行いたい商品またはサービスの種類を選択する。図13では、「PDF印刷」の売上を分析対象とするため、「PDF印刷」を示すボタン33−21が黒色になって選択されている状態を示している。また、ユーザは、操作部34を操作して、選択画面33−1で、分析対象地域とする都道府県を選択する。図13では、「京都府」を示すボタン33−20が黒色になって選択されている状態を示している。
商品またはサービスの種類の選択と、都道府県の選択を完了したユーザが、操作部34を操作して検索開始を示すボタン33−10を選択すると、端末装置30のブラウザ部32は、選択された商品またはサービスの種類を示す情報と、選択された都道府県を示す情報とを含んだ選択情報を生成する。端末装置30のブラウザ部32は、生成した選択情報を含む商圏情報地図データを表示する操作情報をサーバ装置10bに送信する。サーバ装置10bの解析部17bは、通信部11を通じて当該操作情報を受信する(ステップSc2)。解析部17bは、操作情報を受信すると、当該操作情報に含まれる選択情報から選択された都道府県を示す情報を読み出し、読み出した都道府県を示す情報に基づいて、緯度と経度によって示される当該都道府県の領域の範囲を示す情報を地図情報記憶部16から読み出す(ステップSc3)。解析部17bは、読み出した都道府県の領域の範囲を示す緯度と経度の情報と、施設情報記憶部15の緯度と経度の情報とに基づいて、都道府県の領域の範囲に存在する施設を検出し、検出した施設の施設種類、緯度、経度の情報を施設情報記憶部15から読み出す(ステップSc4)。解析部17bは、読み出した都道府県の領域の範囲を示す緯度と経度の情報と、店舗情報記憶部14の緯度と経度の情報とに基づいて、都道府県の領域の範囲に存在する店舗80を検出し、検出した店舗80の店舗ID、緯度、経度の情報を店舗情報記憶部14から読み出す(ステップSc5)。
解析部17bは、検出した店舗IDと、選択情報の商品またはサービスの種類を示す情報に基づいて、売上情報記憶部13の当該種類に対応する売上枚数の項目の枚数の値を読み出し、処理を行う時点で集計が終了している直近の月の当該種類に対応する売上状況を示す情報を求める。処理を行う時点の情報は、解析部17bが、計時部29に要求して取得する。例えば、計時部29から取得した処理を行う時点の情報が、2014年5月15日を示している場合、4月までの売上枚数の情報は全て記録されているため、集計が終了している直近の月である2014年4月の「PDF印刷」の売上状況を示す情報を求める。解析部17bは、売上情報記憶部13の2014年4月のテーブルの検出した店舗IDに対応するPDF売上枚数の項目を読み出す。解析部17bは、読み出したPDF売上枚数の項目の枚数と予め内部に記憶している「PDF印刷」のサービスの単価を乗じて、売上金額を算出する。解析部17bは、算出した売上金額と、予め内部に記憶している全国の店舗80における「PDF印刷」のサービスについての1店舗当りの1ヶ月あたりの平均売上金額との比較を行い、比較結果に基づいて売上状況を示す情報、すなわち売上状況の良さを示す情報を求める。例えば、算出した売上金額が、全国平均の売上額の2倍以上であれば売上クラス1、全国平均の売上額の3/2倍以上であれば売上クラス2、全国平均の売上額以下であれば売上クラス3、全国平均の売上額の2/3以下であれば売上クラス4、全国平均の売上額の1/2以下であれば売上クラス5のようにクラスで表した売上状況を示す情報を求める(ステップSc6)。
解析部17bが、売上状況を示す情報を求めると、出力部18は、受信した操作情報に含まれる分析対象地域を含む範囲の地図データを地図情報記憶部16から読み出す。出力部18は、読み出した地図データ、解析部17bが読み出した施設種類の情報、緯度、経度の情報、店舗80の店舗ID、緯度、経度の情報、および解析部17bが求めた店舗IDごとのPDF印刷の売上状況を示す情報に基づいて、商圏情報地図データを生成する(ステップSc7)。出力部18は、通信部11を通じて生成した商圏情報地図データを端末装置30に送信する(ステップSc8)。端末装置30のブラウザ部32は、通信部31を通じてサーバ装置10bから商圏情報地図データを受信すると、表示部33に図14に示す画像情報を出力する。
図14に示す商圏情報地図データにおいて、図10の第1実施形態による商圏情報地図データと、同一の構成については同一の符号を付し、以下、異なる構成について説明する。図14の符号91bに示される画像イメージは、店舗のアイコンの模様として示される売上状況を示す情報の凡例であり、第2実施形態では、選択された商品またはサービスの種類についての売上状況を示す情報となる。図14では、選択された「PDF印刷」の売上状況を示す情報を示しており、売上が高い、すなわち売上が良い方から順に、売上クラス1が斜線、売上クラス2が縦線、売上クラス3が横線、売上クラス4が波線、売上クラス5が格子線の模様となっている。また、店舗アイコン92b−1〜92b−10についても、吹き出し形状の内部の模様は、「PDF印刷」の売上状況を示す情報を示す模様となる。
吹き出し形状の売上分析画像93bは、店舗80において選択されている商品またはサービスの種類についての売上状況の時系列変化を示す情報を表示する画像情報である。この売上分析画像93bは、最初に商圏情報地図データが表示部33に表示される際には、表示されていない。売上分析画像93bは、端末装置30のユーザの操作にしたがって表示される。例えば、ユーザが操作部34を操作し、マウスのカーソルを、店舗アイコン92b−10に合わせてクリックすると、操作部34は、当該クリックによって選択された店舗アイコン92b−10の店舗IDを検出する。ブラウザ部32は、操作部34が検出した店舗IDを含む売上分析画像の生成要求をサーバ装置10bに送信する。サーバ装置10bの解析部17bは、売上分析画像の生成要求に含まれる店舗IDを読み出し、読み出した店舗IDと、選択されている商品またはサービスの種類に基づいて、例えば、店舗アイコン92b−10の模様によって示されている、解析部17bが処理を行う時点で集計が終了している直近の月を含む直近4ヶ月のPDF売上枚数の情報を売上情報記憶部13から読み出して出力部18に出力する。
ここでは、処理を行う時点で集計が終了している直近の月が4月であったため、4月を含む1〜4月のPDF売上枚数の情報を読み出す。出力部18は、解析部17bが読み出した売上枚数の情報にしたがって、図14の売上分析画像93bに示す吹き出し形状にグラフが含まれる画像情報を生成して端末装置30に送信する。端末装置30のブラウザ部32は、売上分析画像93bを受信すると、表示部33に表示されている店舗アイコン92b−10の位置の付近に売上分析画像93bを表示する。
上記の第2実施形態の構成により、ユーザの操作を受けて端末装置30によって商品またはサービスの種類が選択され、分析対象地域が選択されると、サーバ装置10bが、選択された分析対象地域の範囲に存在する施設および店舗80の位置情報を検出し、当該店舗80における選択された商品またはサービスの種類の売上状況を示す情報が求める。サーバ装置10bは、検出した位置情報と、分析対象地域の範囲を含む地図データとに基づいて地図データ上に施設のアイコン、すなわち大学100−1、100−2、病院200−1、200−2、ホテル300−1、鉄道駅400−1、400−2と店舗アイコン92b−1〜92b−10を重畳して表示する商圏情報地図データを生成する。また、サーバ装置10bは、店舗アイコン92b−1〜92b−10に、選択された商品またはサービスの種類の売上状況を示す情報に応じた模様を表示する。
これにより、第2実施形態による情報処理システム1bによって、売上に影響を与えている要因に焦点をあてた商圏分析の情報を出力することが可能となる。すなわち、当該情報処理システム1bを用いることで、分析者は、商品またはサービスの種類を限定して店舗80の売上に影響を与えている要因としての施設と店舗80の位置関係を地図データ上に表示されている情報から見出すことができる。また、分析者は、分析対象地域の選択を変更することで、選択した商品またはサービスの種類について、どの地域でどの施設の付近のどの店舗80の売上が良いかといったことを容易に把握することが可能となる。
また、店舗アイコン92b−1〜92b−10を選択することで、選択した商品またはサービスの種類の売上状況の時系列変化を示す情報を売上分析画像93bに表示することもできるため、分析者は、どの商品またはサービスが店舗80の売上状況に影響を与えているのかといったこと、売上の良さや悪さが一時的であったのか否かなどといったことを把握することが可能となる。
(第3実施形態)
次に、図15から図18を参照し、本発明の第3実施形態について説明する。本発明の第3実施形態では、商品またはサービスの種類を選択すること加えて、表示させる施設の種類を選択して商圏情報地図データの表示を行う。図15は、本発明の第3実施形態による情報処理システム1cの構成を示す概略ブロック図である。情報処理システム1cにおいて、第1、第2実施形態の情報処理システム1a、1bと同一の構成については同一の符号を付し、以下、異なる構成について説明する。サーバ装置10cは、解析部17cを備える。解析部17cは、第2実施形態の解析部17bの構成に加えて、端末装置30から送信される選択情報に施設の種類を示す情報が含まれている場合、選択情報の施設の種類を示す情報を読み出す。また、解析部17cは、分析対象地域の範囲を示す緯度と経度の情報と、施設情報記憶部15の緯度と経度の項目に記憶されている情報に基づいて、分析対象地域の範囲に存在する選択されている種類の施設の施設種類、緯度、経度の情報を施設情報記憶部15から読み出す。
次に、図16から図18を参照しつつ第3実施形態による商圏情報地図データの表示処理について説明する。商圏の分析を行うユーザが、端末装置30の操作部34を操作して、ブラウザ部32によりサーバ装置10cに接続して商圏分析の開始の指示情報をサーバ装置10cに送信する。サーバ装置10cの出力部18は、通信部11を通じて商圏分析の開始の指示情報を受信すると、応答として、予め内部に記憶している選択画面情報を端末装置30に送信する(ステップSd1)。第3実施形態による選択画面情報は、第2実施形態の選択画面情報に、さらに、施設の種類を選択させる画面が加えられており、端末装置30は、選択画面情報を受信すると、図17に示す選択画面情報を表示部33に表示する。第3実施形態では、図17に示すように、都道府県を選択させるための選択画面33−1と、検索開始を示すボタン33−10と、商品またはサービスの種類を選択させる選択画面33−2と、施設の種類を選択させる選択画面33−3とが表示される。
ユーザは、操作部34を操作して、まず、選択画面33−2において、分析を行いたい商品またはサービスの種類を選択する。図17では、「PDF印刷」の売上を分析対象とするため、「PDF印刷」を示すボタン33−21が黒色になって選択されている状態を示している。また、ユーザは、操作部34を操作して、選択画面33−3において、表示させたい施設の種類を選択する。図17では、病院を表示させたいため、病院を示すボタン33−22が黒色になって選択されている状態を示している。また、ユーザは、操作部34を操作して、選択画面33−1で、分析対象地域とする都道府県を選択する。図17では、「京都府」を示すボタン33−20が黒色になって選択されている状態を示している。
商品またはサービスの種類の選択と、施設の種類の選択と、都道府県の選択を完了したユーザが、操作部34を操作して検索開始を示すボタン33−10を選択すると、端末装置30のブラウザ部32は、通信部31を通じて選択された商品またはサービスの種類を示す情報と、施設の種類を示す情報と、都道府県を示す情報とを含む選択情報を生成する。端末装置30のブラウザ部32は、生成した選択情報を含む商圏情報地図データを表示する操作情報をサーバ装置10cに送信する。サーバ装置10cの解析部17cは、通信部11を通じて当該操作情報を受信する(ステップSd2)。解析部17cは、操作情報を受信すると、当該操作情報の選択情報から都道府県を示す情報を読み出し、読み出した都道府県を示す情報に基づいて、緯度と経度によって示される当該都道府県の領域の範囲を示す情報を地図情報記憶部16から読み出す(ステップSd3)。
解析部17cは、選択情報から施設の種類を示す情報を読み出す。解析部17cは、当該施設の種類を示す情報と、読み出した都道府県の領域の範囲を示す緯度と経度の情報と、施設情報記憶部15の緯度と経度の情報とに基づいて、施設情報記憶部15から、当該都道府県の領域の範囲に存在し、選択された施設の種類に対応する施設の施設種類、緯度、経度の情報を読み出す(ステップSd4)。解析部17cは、読み出した都道府県の領域の範囲を示す緯度と経度の情報と、店舗情報記憶部14の緯度と経度の情報とに基づいて、都道府県の領域の範囲に存在する店舗80を検出し、検出した店舗80の店舗ID、緯度、経度の情報を店舗情報記憶部14から読み出す(ステップSd5)。
解析部17cは、検出した店舗IDと、選択情報の商品またはサービスを示す情報とに基づいて、売上情報記憶部13から、対応する売上枚数の項目の枚数の値を読み出す。ここでは、「PDF印刷」が選択されているため、解析部17cは、売上情報記憶部13のPDF売上枚数の項目の枚数の値を読み出す。以降、解析部17cは、第2実施形態のステップSc6と同一の処理により「PDF印刷」についての売上状況を示す情報を求める(ステップSd6)。解析部17cが、売上状況を示す情報を求めると、出力部18は、選択情報により示される分析対象地域、すなわち都道府県を含む範囲の地図データを地図情報記憶部16から読み出す。出力部18は、読み出した地図データ、解析部17cが読み出した施設種類の情報、緯度、経度の情報、店舗80の店舗ID、緯度、経度の情報、および解析部17cが求めた店舗IDごとの「PDF印刷」の売上状況を示す情報とから上述した商圏情報地図データを生成する(ステップSd7)。出力部18は、通信部11を通じて生成した商圏情報地図データを端末装置30に送信する(ステップSd8)。端末装置30のブラウザ部32は、通信部31を通じてサーバ装置10cから商圏情報地図データを受信すると、表示部33に図18に示す画像情報を出力する。
図18に示す商圏情報地図データでは、図14に示す第2実施形態の商圏情報地図データと異なり、施設を示すアイコンについて、選択された施設である、病院アイコン200−1、200−2のみが表示されることになる。
上記の第3実施形態の構成により、ユーザの操作を受けて端末装置30によって商品またはサービスの種類と、施設の種類と、分析対象地域とが選択されると、サーバ装置10cが、選択された分析対象地域の範囲に存在する、選択された種類の施設の位置情報と、店舗80の位置情報を検出する。サーバ装置10cは、当該店舗80における、選択された商品またはサービスの種類の売上状況を示す情報を求める。サーバ装置10cは、検出した位置情報と、分析対象地域の範囲を含む地図データとに基づいて地図データ上に選択された種類の施設のアイコン、例えば、病院200−1、200−2と、店舗アイコン92b−1〜92b−10を重畳して表示する商圏情報地図データを生成する。また、サーバ装置10cは、店舗アイコン92b−1〜92b−10に、選択された商品またはサービスの種類の売上状況を示す情報に応じた模様を表示する。
これにより、第3実施形態による情報処理システム1cによって、売上に影響を与えている要因、すなわち施設に焦点をあてた商圏分析の情報を出力することが可能となる。すなわち、当該情報処理システム1cを用いることで、分析者は、施設の種類と、商品またはサービスの種類とを限定して店舗80の売上に影響を与えている要因としての施設と店舗80の位置関係を地図データ上に表示されている情報から見出すことができる。また、分析者は、分析対象地域の選択を変更することで、選択した施設の種類と、商品またはサービスの種類とについて、どの地域でどの施設の付近のどの店舗80の売上が良いかといったことを容易に把握することが可能となる。
また、店舗アイコン92b−1〜92b−10を選択することで、選択した商品またはサービスの種類の売上状況の時系列変化を示す情報を売上分析画像93bに表示することもできるため、分析者は、どの商品またはサービスが店舗80の売上状況に影響を与えているのかといったこと、売上の良さや悪さが一時的であったのか否かなどといったことを把握することが可能となる。
(第4実施形態)
次に、図19から図27を参照し、本発明の第4実施形態について説明する。本発明の第4実施形態では、施設の種類と、商品またはサービスのそれぞれの売上の相関の度合いに基づいて、個々の種類の商品またはサービスの売上と関連のある施設を検出し、検出した施設を含んだ商圏情報地図データを生成して表示する。図19は、本発明の第4実施形態による情報処理システム1dの構成を示す概略ブロック図である。情報処理システム1dにおいて、第1〜第3実施形態の情報処理システム1a〜1cと同一の構成については同一の符号を付し、以下、異なる構成について説明する。
サーバ装置10dは、解析部17d、相関演算部19、相関情報記憶部20を備える。相関演算部19は、売上情報記憶部13に記憶されている店舗80ごとに、当該店舗80と施設情報記憶部15に記憶されている各施設との間の位置関係、例えば、店舗80と施設との間の直線距離を算出する。また、相関演算部19は、検出した店舗80と施設の間の距離と、商品またはサービスの売上枚数とに基づいて、施設の種類と、商品またはサービスの売上の相関の度合いを示す相関情報を求め、相関情報のクラス分けを行う。また、相関演算部19は、クラス分けした結果を施設の種類に対応付けて相関情報記憶部20に書き込む。
相関情報記憶部20は、図20に示す、ルールID、施設種類、各商品またはサービスの売上状況の項目を有するデータ構成のテーブルを記憶する。ルールIDの項目には、レコードが生成されるごとに番号が書き込まれる。施設種類の項目には、相関情報を求めた対象となる施設の種類の名称が書き込まれる。各商品またはサービスの売上状況、すなわちコピー売上状況、PDF売上状況、写真売上状況には、クラス分けによって定められた相関クラスに応じたマークが書き込まれる。例えば、対象となっている施設の種類が大学である場合に、ある1つの種類の商品またはサービスの売上枚数との相関を示す場合、相関演算部19によって、以下のような1から5の相関クラスへのクラス分けと、それぞれに対応する○、△、×、▲、●のマークの付与が行われる。
○:相関クラス1:全店舗数の50%以上の店舗が、大学の種類の施設から1km以内の距離に存在し、かつ1m以内のいずれの店舗においても売上枚数が全国平均以上、
△:相関クラス2:全店舗数の30%以上の店舗が、大学の種類の施設から1km以内の距離に存在し、かつ1km以内のいずれの店舗においても売上枚数が全国平均以上、
×:相関クラス3:全店舗数の10%以上の店舗が、大学の種類の施設から1km以内の距離に存在、
▲:相関クラス4:全店舗数の5%以上の店舗が、大学から1km以内の距離に存在、
●:相関クラス5:大学の種類の施設から1km以内の距離に店舗が存在しない。
なお、上記のような1から5の相関クラスへのクラス分けと、それぞれに対応する○、△、×、▲、●のマークの付与は一例であり、例えば、後述する「売上ランク」を用いて、以下のような1から5の相関クラスへのクラス分けと、それぞれに対応する○、△、×、▲、●のマークの付与等であってもよい。なお、売上ランクとは、店舗ごとの売り上げと全国の店舗の売り上げの平均との差分が、標準偏差に対してどの程度ずれているかを表す値である。
○:相関クラス1:売上ランクが3以上、
△:相関クラス2:売上ランクが2以上、3未満の範囲内、
×:相関クラス3:売上ランクが1以上、2未満の範囲内、
▲:相関クラス4:売上ランクが−1以上、1未満の範囲内、
●:相関クラス5:売上ランクが−1未満。
解析部17dは、端末装置30から送信される操作情報の選択情報に商品またはサービスの種類を示す情報が含まれている場合、選択情報の商品またはサービスの種類を示す情報を読み出す。また、解析部17dは、読み出した商品またはサービスの種類と相関度合いが高い施設の種類を相関情報記憶部20から検出する。また、解析部17dは、分析対象地域の範囲に存在する施設を施設情報記憶部15から検出する際に、検出した相関度合いが高い施設の種類の施設を検出する。また、解析部17bは、検出した施設の近傍に存在する店舗80を店舗情報記憶部14から検出する。ここで、近傍とは、商圏分析の背景によって任意に定められる距離であり、例えば、徒歩圏内を分析したい場合などには、1〜2km程度の距離となり、自転車による移動も含めて分析する場合などには、5km程度の距離となる。以下の説明では、一例として、近傍として1km以内として説明する。また、解析部17bは、選択されている商品またはサービスについての売上状況を示す情報を求める。
次に、図21と図22を参照しつつ第4実施形態による相関情報の生成処理について説明する。相関演算部19は、売上情報記憶部13から、最初の店舗80の店舗IDを選択する(ステップSe1)。相関演算部19は、選択した店舗IDの最初の商品またはサービスの種類を選択する。ここでは、最初に「コピー」を選択するものとする(ステップSe2)。相関演算部19は、施設情報記憶部15から、選択していない施設IDを選択する(ステップSe3)。相関演算部19は、選択した商品またはサービスの売上枚数と、選択した店舗および選択した施設の間の距離に基づいて、商品またはサービスの売上枚数と施設の種類との相関情報を求める。
すなわち、相関演算部19は、店舗IDに基づいて、売上情報記憶部13から、例えば、集計が完了している12ヶ月分の選択されている「コピー」に対応するコピー売上枚数の値を読み出し、読み出したコピー売上枚数を合計する。相関演算部19は、選択した店舗IDに基づいて、店舗情報記憶部14から当該店舗IDに対応する緯度と経度の情報を読み出し、選択した施設IDに基づいて、施設情報記憶部15から当該施設IDに対応する緯度と経度の情報を読み出す。相関演算部19は、2点の緯度と経度の情報から当該店舗80と各施設との直線距離を算出する。
相関演算部19は、内部に、図22に示すような、2軸で示される分布図を記憶している。分布図の数は、商品またはサービスの種類の数×施設の種類の数の数だけ存在する。商品またはサービスが、「コピー」、「写真プリント」、「PDF印刷」の3つであり、施設の種類の数が、「大学」、「病院」、「ホテル」、「鉄道駅」の4つの場合、12個の分布図が存在することになる。図22の例は、商品またはサービスが「コピー」であり、施設の種類が「大学」の場合の分布図である。分布図の横軸は、店舗80と「大学」間の距離(km)であり、縦軸は、「コピー」の売上枚数である。また、縦の破線は、店舗と「大学」の距離が1kmを示す軸であり、横の破線は、「コピー」の全国の店舗80の1年間の平均売上枚数を示す軸であり、これらの破線の軸の値は、上記の相関クラスにおける境界を判定する際に参照される値である、施設から1km以内の距離と、全国の店舗80の平均の売上枚数とに一致する値であり、これらの値の変更に応じて変更される値である。
ここで、相関演算部19が、選択した施設の種類が「大学」であった場合、相関演算部19は、選択した店舗IDの「コピー」の売上枚数を売上情報記憶部13から読み出し、「コピー」と「大学」の相関を示す分布図において、読み出した売上枚数と、算出した距離の交差する点にドットをプロットし、分布図を生成する(ステップSe4)。相関演算部19は、施設情報記憶部15から全ての施設を選択したか否かを判定し、選択していない場合、ステップSe3に進み、選択している場合、ステップSe6に進む(ステップSe5)。
相関演算部19は、売上情報記憶部13から選択している店舗IDについて、全ての商品またはサービスを選択したか否かを判定し、選択していない場合、ステップSe2に進み、残りの「写真プリント」と「PDF印刷」について順にステップSe2からの処理を繰り返す。一方、相関演算部19は、全ての商品またはサービスを選択している場合、ステップSe7に進む(ステップSe6)。相関演算部19は、売上情報記憶部13から全ての店舗を選択したか否かを判定し、選択していない場合、ステップSe1に進み、選択している場合、ステップSe8に進む(ステップSe7)。ステップSe7までの処理が完了すると、全ての店舗80、全ての施設、全ての商品またはサービスの種類の組み合わせについてのドットが全ての分布図上にプロットされることになる。相関演算部19は、図22に示すような分布図中の店舗80の数に基づいて、上述した相関クラスのクラス分けを行い、マークの選択を行う(ステップSe8)。相関演算部19は、相関情報記憶部20の対応する欄に相関結果、すなわち選択したマークを書き込む(ステップSe9)。これにより、図20に示すような情報が記憶されている相関情報記憶部20が生成される。
次に、図23から図26を参照しつつ第4実施形態による商圏情報地図データの表示処理について説明する。商圏の分析を行うユーザが、端末装置30の操作部34を操作して、ブラウザ部32によりサーバ装置10dに接続して商圏分析の開始の指示情報をサーバ装置10dに送信する。サーバ装置10dの出力部18は、通信部11を通じて商圏分析の開始の指示情報を受信すると、応答として、予め内部に記憶している選択画面情報を端末装置30に送信する(ステップSf1)。第4実施形態による選択画面情報は、図24に示すように、都道府県を選択させる選択画面33−1と、商品またはサービスを選択させる選択画面33−2と、検索開始を示すボタン33−10とを含む。ユーザは、操作部34を操作して、選択画面33−2において、分析を行いたい商品またはサービスを選択する。図24では、「写真プリント」の売上を分析対象とするため、「写真プリント」を示すボタン33−23が黒色になって選択されている状態を示している。また、ユーザは、操作部34を操作して、選択画面33−1で、分析対象地域とする都道府県を選択する。図24では、「京都府」を示すボタン33−20が黒色になって選択されている状態を示している。
商品またはサービスの選択と、都道府県の選択を完了したユーザが、操作部34を操作して検索開始を示すボタン33−10を選択すると、端末装置30のブラウザ部32は、選択された商品またはサービスを示す情報と、選択された都道府県を示す情報とを含んだ選択情報を生成する。端末装置30のブラウザ部32は、生成した選択情報を含む商圏情報地図データを表示する操作情報をサーバ装置10dに送信する。サーバ装置10dの解析部17dは、通信部11を通じて当該操作情報を受信する(ステップSf2)。解析部17dは、操作情報を受信すると、当該操作情報に含まれる選択情報から選択された都道府県を示す情報を読み出し、読み出した都道府県を示す情報に基づいて、緯度と経度によって示される当該都道府県の領域の範囲を示す情報を地図情報記憶部16から読み出す(ステップSf3)。解析部17dは、選択した商品またはサービスと相関度合いが高い施設の種類を相関情報記憶部20から検出する。
ここでは、商品またはサービスとして「写真プリント」が選択されているため、図20に示す相関情報記憶部20を参照し、「○」のマーク、すなわち相関クラス1が付与されている「大学」の施設種類を検出する(ステップSf4)。解析部17dは、読み出した都道府県の領域の範囲を示す緯度と経度の情報と、施設情報記憶部15の緯度と経度の情報と、検出した施設種類の情報とに基づいて、都道府県の領域の範囲に存在する検出した種類の施設を検出する。解析部17dは、検出した施設の施設種類、緯度、経度の情報を施設情報記憶部15から読み出す(ステップSf5)。解析部17bは、施設情報記憶部15から読み出した緯度と経度の情報に基づいて、検出した施設の近傍、例えば、上述した1km以内に存在する店舗80の店舗IDを、店舗情報記憶部14の緯度と経度の情報から検出する(ステップSf6)。
解析部17dは、検出した店舗IDと、選択情報に含まれる選択されている商品またはサービスを示す情報に基づいて、売上情報記憶部13から、対応する売上枚数の項目の枚数の値を読み出す。ここでは、「写真プリント」が選択されているため、解析部17dは、売上情報記憶部13の写真売上枚数の項目の枚数の値を読み出す。以降、解析部17dは、第2実施形態のステップSc6と同様の処理により「写真プリント」についての売上状況を示す情報を求める(ステップSf7)。解析部17dが、売上状況を示す情報を求めると、出力部18は、受信した操作情報に含まれる分析対象地域を含む範囲の地図データを地図情報記憶部16から読み出す。出力部18は、読み出した地図データ、解析部17dが読み出した施設種類の情報、緯度、経度の情報、店舗80の店舗ID、緯度、経度の情報、および解析部17dが求めた店舗IDごとの「写真プリント」の売上状況を示す情報に基づいて、商圏情報地図データと、商圏情報リストを生成する(ステップSf8)。
出力部18は、通信部11を通じて生成した商圏情報地図データと商圏情報リストを端末装置30に送信する(ステップSf9)。端末装置30のブラウザ部32は、通信部31を通じてサーバ装置10dから商圏情報地図データと商圏情報リストを受信すると、表示部33に、最初に、商圏情報地図データに対応する図25に示す画像情報を出力する。
図25に示す商圏情報地図データにおいて、図10の第1〜第3実施形態による商圏情報地図データと、同一の構成については同一の符号を付し、以下、異なる構成について説明する。「写真プリント」の売上と相関の高い施設の種類が「大学」であるため、大学100−1、100−2の2つの大学の施設を示すアイコンが表示されている。大学100−1を中心とする3つの同心円94−1〜94−3が描かれており、最も半径の大きい同心円94−3が、上記の近傍の設定に合わせて大学100−1を中心とする半径1kmの円となっている。したがって、同心円94−3の領域内に存在する店舗80は、大学100−1から1km以内に存在し、ここでは、店舗アイコン92c−1、92c−3、92c−10の3つが存在する。
残りの店舗アイコン92c−4〜92c−8の5つは、大学100−2を中心とした1kmに存在する店舗80として検出されたものである。この3つの同心円94−1〜94−3は、ユーザが操作部34を操作して次候補ボタン95−1を選択することにより、次の大学のアイコンに切り替わり、図25の例では、例えば、大学100−1を中心とする同心円が消え、大学100−2を中心とする3つの同心円が表示されることになる。一方、前候補ボタン95−2が選択されると、一つ前に選択されていた施設のアイコンに切り替わることになる。
符号91cに示される画像イメージは、店舗のアイコンの模様として示される売上状況を示す情報の凡例であり、第4実施形態では、選択された商品またはサービスについての売上状況を示す情報となる。図25では、選択された種類である「写真プリント」の売上状況を示す情報を示しており、売上が高い、すなわち売上が良い方から順に、売上クラス1が斜線、売上クラス2が縦線、売上クラス3が横線、売上クラス4が波線、売上クラス5が格子線の模様となっている。また、店舗アイコン92c−1、92c−3〜92c−8、92c−10についても、吹き出し形状の内部の模様は、「写真プリント」の売上状況を示す情報を示す模様となる。
端末装置30のブラウザ部32は、ユーザの操作部34による表示切替の操作により、表示部33に、次に、商圏情報リストに対応する図26に示す画像情報を出力する。商圏情報リストは、「売上ランク」、「店舗名」、「コピー(枚)」、「写真(枚)」、「PDF(枚)」、「最寄大学」、「距離」の項目を有するデータ構成となっている。ここで、ステップSf8において行われる解析部17dによる商圏情報リストの生成の手順の詳細を説明する。まず、解析部17dが、ステップSf5において検出した施設IDと、ステップSf6において検出した当該施設の近傍の店舗80の店舗IDに基づいて、「店舗名」と「最寄大学」に、店舗ID、施設IDのそれぞれに対応する名称を書き込む。店舗80と施設の名称は、解析部17dが、予め内部の記憶領域に、店舗ID、施設IDに対応付けて記憶しており、解析部17dが、記憶している名称の情報を読み出してそれぞれの項目に書き込む。
解析部17dは、店舗IDと施設IDに対応する緯度と経度の情報を、店舗情報記憶部14と施設情報記憶部15から読み出して2点間の直線距離を算出し、「距離」の項目に書き込む。次に、解析部17dは、店舗IDに対応するコピー売上枚数、写真売上枚数、PDF売上枚数を売上情報記憶部13から読み出し、それぞれの情報を「コピー(枚)」、「写真(枚)」、「PDF(枚)」に書き込む。「売上ランク」の項目には、「コピー」、「写真」、「PDF」の項目の数値に基づいて、以下の数式により解析部17dによって算出された標準偏差が解析部17dによって書き込まれる。このようにして解析部17dが、生成した商圏情報リストが、端末装置30のブラウザ部32に送信され、端末装置30の表示部33に表示される。
Figure 2015153386
Figure 2015153386
Figure 2015153386
ここで、nは店舗数を示し、x_iは、i番目の店舗の売り上げを示す。なお、「_」の後のアルファベットは、「_」の前のアルファベットの下付き添え字を示すものとする。上記の数式は、分析する目的によって適宜変更されるものである。また、図26の商圏情報リストの最初の「表示切替」のチェックボックスは、幾つかを抽出して表示させたい場合に用いられ、例えば、チェックボックスにチェックを入れることで、チェックを入れた項目のみを抽出して表示される。
上記の第4実施形態の構成により、サーバ装置10dの相関演算部19が、施設の種類と、商品またはサービスの種類の相関の度合いを示す相関情報を求め、求めた相関情報を施設の種類に対応付けて相関情報記憶部20に書き込む構成とした。サーバ装置10dは、この相関情報記憶部20を用いて、ユーザの操作を受けて端末装置30が選択した商品またはサービスと相関の高い施設の種類を選択し、選択した種類の施設を、分析対象地域内で検出する。また、サーバ装置10dは、検出した施設の近傍に存在する店舗80を検出し、検出した施設と店舗80のアイコンを地図データに重畳して表示する。
また、サーバ装置10dは、店舗アイコン92c−1、92c−3、92c−10に、選択された商品またはサービスの種類の売上状況を示す情報に応じた模様を表示する。これにより、第4実施形態による情報処理システム1dによって、売上に影響を与えている要因に焦点をあてた商圏分析の情報を出力することが可能となる。すなわち、分析者が選択した種類の商品またはサービスの売上と相関度合いが高い施設のみを地図データ上に表示させることができ、また、当該施設の近傍に存在する店舗80のみを地図データ上に表示させることが可能となる。したがって、分析者は、施設と店舗80における商品またはサービスの売上の関係を容易に把握することが可能となる。
図27は、第4実施形態における相関情報記憶部20の他の実施形態を示す図である。例えば、相関情報記憶部20のテーブルについて、業態分類ごと、例えば、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、百貨店ごとにテーブルを生成する。具体的には、図21の処理において、ステップSe1の店舗80を選択する際に、店舗情報記憶部14の店舗80の業態分類の項目を参照し、図22の分布図を、商品またはサービスの種類と、施設の種類と、店舗80の業態ごとに生成する。したがって、店舗80の業態が、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、百貨店の3つが存在する場合、商品またはサービスの種類が3つ、施設の種類が4つの場合、合計で36の分布図が存在することになる。
この分布図を用いることで、図27のように業態分類ごとのテーブルを生成することができ、商圏情報地図データにおいて、店舗80の業態ごとに表示させることができるようになる。例えば、図24の選択画面情報の代わりに図28のような、店舗80の業態を選択させる選択画面33−4を設け、図28に示すようにコンビニエンスストアを選択するボタン33−24が選択された場合、ステップSf6の処理において店舗80を検出する際に、コンビニエンスストアを業態とする店舗80のみを検出することができる。それにより、図25に示す商圏情報地図データにおいて、コンビニエンスストアの店舗アイコンのみを表示させるといったことをすることが可能となる。これにより、施設の種類と、商品またはサービスの種類と、店舗80の業態とに限定した表示を行うことが可能となる。
図29は、第4実施形態における選択画面情報の他の実施形態を示す図である。解析部17dは、図23のステップSf5の処理において、商品またはサービスの売上と相関度が高い施設の種類を選択するようにしているが、相関性が低い施設の種類や、任意に選択する相関クラスの施設の種類を選択するようにしてもよい。その場合、例えば、図28に示すような相関クラスを選択する選択画面33−5を含む選択画面情報をステップSf2において端末装置30の表示部33に表示させて選択させることになる。選択画面33−5において、「とても良い」が相関クラス1に対応し、「良い」が相関クラス2に対応し、「まあ良い」が相関クラス3に対応し、「並」が相関クラス4に対応し、「思わしくない」が相関クラス5に対応する。この画面で選択された相関クラスが、ステップSf4の処理において参照され、選択された相関クラスに対応する施設の種類が選択されることになる。
図29では、「並」を示すボタン33−24が黒色になって選択されている状態を示している。
なお、上記の第1から第4実施形態において、売上状況を示す情報は、ある月の月末における「コピー」、「写真プリント」、「PDF印刷」の売上合計額の値と、全国の店舗80における1ヶ月あたりの1店舗当りの平均売上金額との比較に基づいて定められる売上状況の良さを示す情報としているが、本発明の構成は、当該実施の形態に限られない。売上状況を示す情報として、売上金額に基づいて求められるものではなく、単価を乗算せず売上枚数自体に基づいて求められるものであってもよい。また、第1実施形態では、「コピー」、「写真プリント」、「PDF印刷」の売上金額の合計と、全国の店舗80の平均売上金額とを比較するようにしているが、本発明は、当該構成に限られず、「コピー」、「写真プリント」、「PDF印刷」の重要さを考慮した加重平均値などにより比較するようにしてもよい。
また、売上状況を示す情報は、売上の良さを示す情報に限られず、売上の悪さを示す情報であってもよく、また、商品またはサービスの種類が選択される場合には、総売上に対する選択された項目の売上の比率を示す売上比率などであってもよい。また、売上状況を示す情報は、集計が完了している直近の月の売上枚数の値を用いて求めているが、指定した月の枚数値や、複数の月の合計枚数値を用いてもよい。また、売上状況を示す情報を求める際に、売上情報記憶部13に記憶されている店舗装置台数の項目に記憶されている台数値を考慮して、例えば、1台当りの売上状況を示す情報を求めるようにしてもよい。また、売上分析画像93、93bでは、売上状況の時系列変化として、売上枚数の変化を表示しているが、売上状況を示す情報、すなわち売上クラスの変化を示すようにしてもよく、また、逆に、売上状況を示す情報として、複数月の売上額や売上枚数の時系列変化を変化パターンによって分類し、分類した変化パターンに売上ランクを割り当てて求めるようにしてもよい。
また、上記の第1から第4の実施形態では、店舗装置40から、各商品またはサービスの売上枚数の情報が送信されるとしているが、店舗装置40側で単価情報が設定されており、店舗装置40側で算出した売上金額の情報が店舗装置40から送信されてもよい。
また、上記の第1から第4実施形態における、売上クラスの境界値、および第4実施形態における相関クラスの境界値は、一例であり、分析の目的に応じて任意に変更される値である。
また、上記の第1から第4実施形態において、施設として、大学、病院、ホテル、鉄道駅を示しているが、これらは一例に過ぎず、上述したように、個人的に一般家屋やマンションなどで経営されている塾など、共通の特徴がある施設の種類であってもよく、ユーザによって、任意に追加変更されるような構成であってもよい。
また、上記の第1から第4の実施形態では、店舗装置40は、「コピー」、「写真プリント」、「PDF印刷」のサービスを提供するとしているが、これらのサービスに限られず、コピーは、単価の異なるモノクロコピーとカラーコピーであってもよいし、写真プリントは、単価の異なる複数の写真を1枚に印刷、L版サイズに印刷、大きなサイズに印刷するなど様々な写真プリントの形態があってもよい。また、これら以外に、行政サービスの一環である住民票の出力や、ブロマイドの購入、チケット購入などの商品の販売を行う装置であってもよい。
また、上記の第1から第4実施形態において、分析対象地域は、都道府県の単位に限られず、市町村の単位であってもよく、また、複数の都道府県が選択されるようにしてもよい。
また、上記の第1から第4実施形態において、サーバ装置10aから10dが、地図情報記憶部16を内部に備える構成としているが、インターネットにより接続可能な外部のサーバ装置で運用されている地図アプリケーションなどを用いて地図データを取得するようにしてもよい。
また、上記の第1から第4実施形態において、地図情報記憶部16は、都道府県ごとに、緯度と経度によって示される当該都道府県の領域の範囲を示す情報を記憶するとしているが、外部のサーバ装置で運用されている地図アプリケーションなどを用いる場合、都道府県の領域の範囲を示す情報についても外部のサーバ装置から取得するようにしてもよい。また、都道府県や市町村など予め既知の境界ではなく、ユーザが任意に分析対象領域を設定する場合、分析対象地域の範囲を示す緯度と経度の情報は、ユーザによって予め設定されてもよいし、アプリケーションプログラムなどを用いて抽出して設定されるようにしてもよい。
また、上記の第1から第4実施形態において、売上状況を示す情報を求める際に参照する全国の店舗80における1店舗当りの1ヶ月あたりの平均売上金額は、算出を行う月の前月までの1年間の売上金額の月平均でもよいし、算出を行う月が属する年の前年1年間の売上金額の月平均などであってもよく、また、期間も1年ではなく6ヶ月など任意に定められる期間であってもよい。
また、上記の第1から第4実施形態において、端末装置30を備えるものとしたが、本発明において、端末装置30は、必須の構成ではなく、端末装置30のブラウザ部32、表示部33、操作部34が、サーバ装置10a〜10dに備えられ、上述した端末装置30の処理がサーバ装置10a〜10dの処理として行われるようにしてもよい。
また、上記の第1から第4実施形態において、サーバ装置10a〜10dは、通信部11、売上集計部12、売上情報記憶部13、店舗情報記憶部14、施設情報記憶部15、地図情報記憶部16を備えるものとし、解析部17、17b、17c、17d、出力部18をダウンロード可能なアプリケーションプログラムとして構成するようにしてもよい。その場合、端末装置30は、当該アプリケーションプログラムをダウンロードして実行することにより、上述した解析部17〜17d、出力部18の処理が端末装置30において行われることになる。また、上述したように、地図データが、外部のサーバ装置から取得できる場合、サーバ装置10a〜10dからではなく、外部のサーバ装置に接続して、地図データを取得するようにしてもよい。
また、上記の第1、第2、第3実施形態において、吹き出し形状の売上分析画像93、93bに表示されるグラフは、4ヶ月分に限られず、任意の月数でもよく、また、日ごとの情報が表示されるようになっていてもよい。
また、上記の第1、第2、第3実施形態において、商圏情報地図データのような地図表示ではなく、第4実施形態の商圏情報リストのような表示を行うようにしてもよい。また、商圏情報リストと商圏情報地図データとの関連が見やすいように、商圏情報リストの店舗ごとに番号を付与し、商圏情報地図データの店舗アイコン内、あるいは店舗アイコンの付近に対応する番号を表示するようにしてもよい。
また、第4実施形態における商圏情報リストは、直線距離で、店舗80と施設の位置関係を示すようにしているが、それぞれの緯度と経度の座標を表示することによって位置関係を示すようにしてもよい。
また、上記の第2、第3、第4の実施形態において、第2、第3実施形態については、選択する商品またはサービスは、「PDF印刷」以外の「コピー」または「写真プリント」であってもよく、第4実施形態では、「写真プリント」以外の「コピー」または「PDF印刷」であってもよい。また、選択する商品またはサービスは、2つ以上の商品またはサービスが選択できてもよく、第2、第3実施形態の場合、吹き出し形状の売上分析画像93bには、選択した複数の商品またはサービスについてのグラフがそれぞれ表示され、また、店舗アイコン92b−1〜92b−10の売上状況を示す情報は、選択された複数の商品またはサービスについての情報が求められることになる。
また、上記の第2、第3の実施形態の構成を兼ね備える情報処理システムを構成してもよい。
また、上記の第4実施形態において、相関演算部19は、相関情報を求める際に、商品またはサービスの売上枚数を参照しているが、売上枚数ではなく、売上金額を参照して相関情報を求めるようにしてもよい。
また、上記の第4実施形態において、相関演算部19は、図22に示すような分布図に存在する割合から相関度合いを示す相関情報を求める手法を用いているが、本発明は、当該手法に限られず、相関を求める手法であれば、相関ルール抽出、クラスタリングなど他の手法であってもよい。
また、第4実施形態において、相関演算部19が、相関情報を算出する際に、集計が完了している12ヶ月分の売上枚数の情報を用いるとしたが、12ヶ月に限られず、任意の期間であってもよく、また、複数月が選択される場合、複数月の合計枚数値ではなく、月平均の枚数値であってもよい。
また、第4実施形態において、複数の商品またはサービスが選択された場合、ステップSf4の処理において選択した複数の商品またはサービスの全てと相関度合の高い施設の種類を検出するようにしてもよいし、複数の商品またはサービスのいずれか1つと相関度合の高い施設の種類を検出するようにしてもよい。
また、第4実施形態において、第2、第3実施形態における吹き出し形状の売上分析画像93bを第4実施形態の商圏情報地図データにおいても表示するように構成していてもよい。
また、第4実施形態において、商圏情報地図データ上に表示する同心円94−1〜94−3のうち同心円94−3の半径を、近傍として設定した1kmとしているが、この半径の値は、ユーザの操作によって任意に変更可能であり、他の同心円94−1、94−2の半径も任意に変更可能である。
図30は、本発明の第1〜第4実施形態のサーバ装置10、10a、10b、10c、10dと端末装置30のハードウェア構成の一例を示すハードウェア構成図である。装置500は、サーバ装置10、10a、10b、10c、10d、および端末装置30のそれぞれに対応する装置である。装置500は、CPU501と、ドライブ部502と、記憶媒体503と、入力部504と、出力部505と、ROM(Read Only Memory)506と、RAM(Random Acccess Memory)507と、補助記憶部508と、通信部509と、を備える。
CPU501と、ドライブ部502と、入力部504と、出力部505と、ROM506と、RAM507と、補助記憶部508と、通信部509とは、バスB(母線)を介して相互に接続される。CPU501は、補助記憶部508が記憶するプログラム、ROM506およびRAM507が記憶する各種データを読み出して実行し、装置500を制御する。また、CPU501は、ドライブ部502を介して記憶媒体503が記憶する各種データを読み出して実行し、装置500を制御する。記憶媒体502は、光磁気ディスク、フレキシブルディスク、フラッシュメモリなどの可搬記憶媒体であり、各種データを記憶する。
ドライブ部502は、光ディスクドライブ、フレキシブルディスクドライブなどの記憶媒体502の読み出し装置である。入力部504は、マウス、キーボード、タッチパネルなどの入力装置である。出力部505は、表示部、スピーカなどの出力装置である。ROM506、RAM507は、各種データを一時的に記憶する。補助記憶部508は、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリなどであり、上述した装置500の各機能部を動作させるためのプログラム、各種データを記憶する。通信部509は、通信インターフェースを有し、有線または無線により通信網に接続される。
上述した実施形態におけるサーバ装置10、10a、10b、10c、10d、および端末装置30をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1a・・・情報処理システム、10a・・・サーバ装置、11・・・通信部、12・・・売上集計部、13・・・売上情報記憶部、14・・・店舗情報記憶部、15・・・施設情報記憶部、16・・・地図情報記憶部、17・・・解析部、18・・・出力部、29・・・計時部、30・・・端末装置、31・・・通信部、32・・・ブラウザ部、33・・・表示部、34・・・操作部、40・・・店舗装置、80・・・ネットワーク、90・・・店舗

Claims (11)

  1. 店舗を識別する店舗識別情報に対応付けて、前記店舗における商品またはサービスの売上に関する売上情報を記憶する売上情報記憶部と、
    前記店舗識別情報に前記店舗の位置を示す店舗位置情報を対応付けて記憶する店舗情報記憶部と、
    施設を識別する施設識別情報に対応付けて当該施設の位置を示す施設位置情報を対応付けて記憶する施設情報記憶部と、
    前記施設位置情報および前記店舗位置情報を前記施設情報記憶部および前記店舗情報記憶部から検出し、検出した前記店舗位置情報に対応する前記店舗の前記売上情報を前記売上情報記憶部から読み出し、読み出した前記売上情報に基づいて前記店舗の売上状況を示す情報を求める解析部と、
    検出した前記施設位置情報および前記店舗位置情報から前記施設および前記店舗の位置関係を示す情報を出力し、前記売上状況を示す情報を対応する前記店舗に関連付けて出力する出力部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記商品または前記サービスの種類が選択された場合、
    前記解析部は、
    検出した前記店舗における前記売上情報を読み出す際、選択された種類の前記商品または前記サービスの前記売上情報を前記売上情報記憶部から読み出し、読み出した前記売上情報に基づいて、選択された種類の前記商品または前記サービスに対応する前記店舗の前記売上状況を示す情報を求めること
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記施設情報記憶部は、
    前記施設の種類を示す施設種類情報を前記施設識別情報に対応付けて記憶しており、
    前記施設の種類が選択された場合、
    前記解析部は、
    前記施設を検出する際、選択された前記施設の種類に一致する前記施設種類情報に対応付けられている前記施設位置情報を前記施設情報記憶部から検出すること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記施設情報記憶部は、
    前記施設の種類を示す施設種類情報を前記施設識別情報ごとに記憶しており、
    前記施設種類情報と、前記商品または前記サービスの種類に対応付けて当該施設種類情報が示す種類の施設と、当該商品または当該サービスの売上との相関の度合いを示す相関情報を記憶する相関情報記憶部を備え、
    前記商品または前記サービスの種類が選択された場合、
    前記解析部は、
    選択された種類の前記商品または前記サービスに対応する前記相関情報に基づいて、前記相関情報記憶部から前記施設種類情報を選択し、分析対象地域に存在する前記施設を検出する際、選択した前記施設種類情報に対応する種類の前記施設を前記施設情報記憶部から検出し、前記店舗情報記憶部から前記分析対象地域に存在する前記店舗を検出する際に、検出した前記施設の近傍に存在する前記店舗を検出し、検出した前記店舗の店舗識別情報に基づいて、選択された種類の前記商品または前記サービスの前記売上情報を前記売上情報記憶部から読み出し、読み出した前記売上情報に基づいて、選択された種類の前記商品または前記サービスについての前記店舗の前記売上状況を示す情報を求めること
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記店舗情報記憶部に記憶されている前記店舗識別情報と前記店舗位置情報と、前記施設情報記憶部に記憶されている前記施設種類情報と前記施設位置情報とに基づいて、当該店舗と当該施設の距離を算出し、前記施設種類情報ごとに、当該施設種類情報に対応する前記施設と前記店舗の距離と、当該店舗における前記商品または前記サービスの前記売上との相関の度合いに基づいて、前記相関情報を生成し、前記施設種類情報と、前記商品または前記サービスの種類とに対応付けて、生成した前記相関情報を前記相関情報記憶部に書き込む相関演算部をさらに備えること
    を特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記相関情報記憶部は、
    前記店舗の業態を示す業態分類情報ごとに、前記施設種類情報と、前記商品または前記サービスの種類とに対応付けて、前記相関情報を記憶しており、
    前記商品または前記サービスの種類と、前記業態分類情報とが選択された場合、
    前記解析部は、
    前記相関情報記憶部から前記施設種類情報を選択する際に、選択された前記業態分類情報および選択された種類の前記商品または前記サービスに対応する前記相関情報に基づいて、前記相関情報記憶部から前記施設種類情報を選択し、前記店舗情報記憶部から前記分析対象地域に存在する前記店舗を検出する際に、選択された前記業態分類情報に対応する業態の前記店舗であって、検出した前記施設の近傍に存在する前記店舗を検出すること
    を特徴とする請求項4または請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記解析部は、
    前記売上状況を示す情報として、前記商品または前記サービスにおける売上数または売上額に基づいて求められる売上の良さを示す情報、もしくは、売上の悪さを示す情報、または、前記売上数、前記売上額、前記売上の良さを示す情報、もしくは、前記売上の悪さを示す情報の時系列変化を示す情報を求めること
    を特徴とする請求項4から請求項6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記出力部は、
    前記施設位置情報および前記店舗位置情報を前記分析対象地域の地図情報に関連付け、前記店舗の前記地図情報の位置に関連付けて当該店舗の前記売上状況を示す情報を出力すること
    を特徴とする請求項4から請求項7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 店舗に設置される店舗装置と、端末装置と、情報処理装置とを備える情報処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記店舗装置が出力する、前記店舗を識別する店舗識別情報および前記店舗における商品またはサービスの売上に関する売上情報を対応付けて記憶する売上情報記憶部と、
    前記店舗識別情報に、前記店舗の位置を示す店舗位置情報を対応付けて記憶する店舗情報記憶部と、
    施設を識別する施設識別情報に対応付けて当該施設の位置を示す施設位置情報を対応付けて記憶する施設情報記憶部と、
    前記施設位置情報および前記店舗位置情報を前記施設情報記憶部および前記店舗情報記憶部から検出し、検出した前記店舗位置情報に対応する前記店舗の前記売上情報を前記売上情報記憶部から読み出し、読み出した前記売上情報に基づいて前記店舗の売上状況を示す情報を求める解析部と、
    検出した前記施設位置情報および前記店舗位置情報から前記施設および前記店舗の位置関係を示す情報を前記端末装置に出力し、前記売上状況を示す情報を対応する前記店舗に関連付けて前記端末装置に出力する出力部と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  10. 情報処理装置によって行われる情報処理方法であって、
    情報処理装置が、
    店舗を識別する店舗識別情報に対応付けて前記店舗における商品またはサービスの売上に関する売上情報を売上情報記憶部に記憶させ、
    前記店舗識別情報に、前記店舗の位置を示す店舗位置情報を対応付けて店舗情報記憶部に記憶させ、
    施設を識別する施設識別情報に対応付けて当該施設の位置を示す施設位置情報を対応付けて施設情報記憶部に記憶させ、
    前記施設位置情報および前記店舗位置情報を前記施設情報記憶部および前記店舗情報記憶部から検出し、
    検出した前記店舗位置情報に対応する前記店舗の前記売上情報を前記売上情報記憶部から読み出し、
    読み出した前記売上情報に基づいて前記店舗の売上状況を示す情報を求め、
    検出した前記施設位置情報および前記店舗位置情報から前記施設および前記店舗の位置関係を示す情報を出力し、
    前記売上状況を示す情報を対応する前記店舗に関連付けて出力すること
    を特徴とする情報処理方法。
  11. コンピュータに、
    店舗を識別する店舗識別情報に対応付けて前記店舗における商品またはサービスの売上に関する売上情報を売上情報記憶部に記憶させるステップと、
    前記店舗識別情報に、前記店舗の位置を示す店舗位置情報を対応付けて店舗情報記憶部に記憶させるステップと、
    施設を識別する施設識別情報に対応付けて当該施設の位置を示す施設位置情報を対応付けて施設情報記憶部に記憶させるステップと、
    前記施設位置情報および前記店舗位置情報を前記施設情報記憶部および前記店舗情報記憶部から検出するステップと、
    検出した前記店舗位置情報に対応する前記店舗の前記売上情報を前記売上情報記憶部から読み出すステップと、
    読み出した前記売上情報に基づいて前記店舗の売上状況を示す情報を求めるステップと、
    検出した前記施設位置情報および前記店舗位置情報から前記施設および前記店舗の位置関係を示す情報を出力するステップと、
    前記売上状況を示す情報を対応する前記店舗に関連付けて出力するステップと、
    を実行させるための情報処理プログラム。
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