JP2010163792A - ラッチ受け及び建具 - Google Patents

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Abstract

【課題】誤動作やいたずらを招来することなく、子供に対しても非常時にのみ確実に扉を開放させること。
【解決手段】扉枠10に設けられ、扉20に設けたラッチ40が当接することによって扉枠10に対する扉20の面外方向への移動を規制するラッチ受け50において、扉枠10に保持される基材部51と、扉20が閉じられた場合にラッチ40に当接する当接部52とを備え、当接部52及び基材部51を個別に構成するとともに、これら当接部52及び基材部51の間を係合手段60によって互いに連結し、予め設定した値を超える外力が加えられた場合に係合手段60による連結状態を解除して当接部52を基材部51から分離させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、ラッチ受け及び建具に関するものである。
ヒンジによって開閉可能に支持された扉には、通常、その外縁面にラッチが設けられている。ラッチは、扉の外縁面から常時突出する方向に付勢されており、扉を閉じた場合に扉枠に設けたラッチ受けに当接し、扉を閉じた状態に維持する。扉に設けた握り玉やレバーを操作した場合には、ラッチが退行し、扉を面外方向へ向けて開放することが可能となる。
上記のような建具では、ラッチ錠に損傷を来した場合、握り玉やレバーを操作してもラッチを退行させることができず、扉を開放させることも困難となる。このため、この種の建具には、非常時開放機構を備えたものも提供されている。
例えば、特許文献1では、ラッチ受けにおいてラッチに当接する当接部を移動可能に配設するとともに、この当接部を付勢手段によって常時ラッチに対向する部位に位置させるようにしている。この建具によれば、扉を閉じた場合、ラッチがラッチ受けの当接部に当接するため、扉を閉じた状態に維持することが可能となる。一方、ラッチ錠に損傷を来した非常時には、付勢手段の付勢力に抗して当接部を操作すれば、当接部をラッチの対向域上から退避させることができるため、扉を開放させることが可能となる。
特開2007−315008号公報
ところで、上記のように当接部を移動させるように構成した建具では、その操作性を考慮した場合、当接部を操作するためのレバーを操作し易い位置に配置することが好ましいのはいうまでもない。特に、未就学児等の子供に対しても非常時に扉を確実に開放させるためには、レバーの配置位置がきわめて重要となる。
しかしながら、非常時にのみ必要となるレバーを操作し易い位置に配置した場合には、不必要時の誤動作が頻発する恐れがあるばかりでなく、子供によるいたずらを招来する恐れもあり、扉本来の機能を損ねることになる。
本発明は、上記実情に鑑みて、誤動作やいたずらを招来することなく、子供に対しても非常時にのみ確実に扉を開放させることのできるラッチ受け及び建具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るラッチ受けは、扉枠に設けられ、扉に設けたラッチが当接することによって前記扉枠に対する前記扉の面外方向への移動を規制するラッチ受けにおいて、前記扉枠に保持される基材部と、前記扉が閉じられた場合に前記ラッチに当接する当接部とを備え、前記当接部は、予め設定した値を超える外力が加えられた場合に前記基材部から分離する態様で当該基材部に連結したことを特徴とする。
また、本発明に係るラッチ受けは、上述したラッチ受けにおいて、前記当接部及び前記基材部を個別に構成するとともに、これら当接部及び基材部の間を係合手段によって互いに連結し、予め設定した値を超える外力が加えられた場合に前記係合手段による連結状態を解除することを特徴とする。
また、本発明に係るラッチ受けは、上述したラッチ受けにおいて、前記当接部及び前記基材部を一体に成形するとともに、これら当接部及び基材部の間に薄肉部を形成し、予め設定した値を超える外力が加えられた場合に前記薄肉部を破断させることを特徴とする。
また、本発明に係る建具は、扉にラッチを配設する一方、扉枠にラッチ受けを配設し、前記扉枠に対して前記扉を閉じた場合に前記ラッチを前記ラッチ受けに当接させることにより、前記扉枠に対する前記扉の面外方向への移動を規制するようにした建具において、前記ラッチ受けは、前記扉枠に保持される基材部と、前記扉が閉じられた場合に前記ラッチに当接する当接部とを備え、前記当接部は、予め設定した値を超える外力が加えられた場合に前記基材部から分離する態様で当該基材部に連結したことを特徴とする。
また、本発明に係る建具は、上述した建具において、前記当接部及び前記基材部を個別に構成するとともに、これら当接部及び基材部の間を係合手段によって互いに連結し、予め設定した値を超える外力が加えられた場合に前記係合手段による連結状態を解除することを特徴とする。
また、本発明に係る建具は、上述した建具において、前記当接部及び前記基材部を一体に成形するとともに、これら当接部及び基材部の間に薄肉部を形成し、予め設定した値を超える外力が加えられた場合に前記薄肉部を破断させることを特徴とする。
本発明によれば、予め設定した値を超える外力が加えられた場合にラッチ受けの基材部に対して当接部が分離することになる。従って、外部から操作するためのレバー等の操作部を設ける必要がなく、通常の使用時において誤動作やいたずらを招来する恐れがない。一方、ラッチ錠に損傷を来した非常時には、例えば扉に体当たりする等してラッチ受けに外力を加えれば、ラッチ受けによる扉の開放規制状態が解除されることになり、子供であっても扉を確実に開放することが可能となる。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係るラッチ受け及び建具の好適な実施の形態について詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1であるラッチ受けを適用した建具の斜視図である。ここで例示する建具は、浴室のドア等、建造物の室内において部屋を仕切る壁に設けられるドアであり、扉枠10及び扉20を備えている。扉枠10は、上枠部材11、下枠部材12及び左右一対の縦枠部材13,14を四周枠組みすることによって構成したものである。扉20は、扉枠10の開口を閉塞することのできる大きさを有した板状を成すものである。この扉20は、一方の側縁部と扉枠10の一方の縦枠部材13との間が上下一対のヒンジ30によって連結してあり、鉛直軸に沿ったヒンジ30の軸回りに回動することによって扉枠10の面外方向に開閉可能である。
この建具では、扉20において他方の側縁部にラッチ40が設けてある一方、扉枠10にラッチ受け50が設けてある。ラッチ40は、扉20の内部に配設したラッチ錠41の構成要素であり、図示せぬバネによって扉20の外縁面20aから常時突出する方向に付勢されている。図5に示すように、ラッチ40には、当接面40aと湾曲案内面40bとが設けてある。当接面40aは、扉20の外縁面20aに対して直角となる態様で延在するものである。これに対して湾曲案内面40bは、ラッチ40の先端に向かうに従って漸次当接面40aとの距離が小さくなるように弧状に延在したもので、扉20を閉じる際に扉枠10の縦枠部材14に当接する部位に形成してある。このラッチ40は、扉20の表裏両面に設けたレバー21を操作した場合、並びに湾曲案内面40bを押圧した場合、バネ(図示せず)の付勢力に抗して退行させることが可能である。
ラッチ受け50は、扉枠10においてラッチ40に対応する縦枠部材14の内縁面14aに配設したもので、図2〜図4に示すように、合成樹脂材によって個別に構成した基材部51と当接部52とを備えている。基材部51は、側片51aの両端部からそれぞれ互いに平行となるように上片51b及び下片51cが突設した略コの字状を成すものである。基材部51の上片51b及び下片51cには、それぞれ取付ネジ(図示せず)を挿通するためのネジ挿通孔51dが設けてある。当接部52は、基材部51の上片51bと下片51cとの先端面間を連結するように設けたもので、基材部51の上片51b、下片51c及び側片51aとの間に略矩形状のラッチ収容孔53を画成している。
これら基材部51及び当接部52の間には、係合手段60が設けてある。係合手段60は、通常状態においては基材部51及び当接部52を互いに連結する一方、基材部51及び当接部52を引き離す方向に向けて予め設定した値を超える外力が加えられた場合に両者の連結状態を解除するものである。本実施の形態1では、基材部51の上片51b及び下片51cにそれぞれ固定側係合面61を設け、かつ当接部52において基材部51の固定側係合面61に対応する部位に可動側係合面62を有した一対の弾性係合片63を設けることによって係合手段60を構成している。
固定側係合面61は、図3及び図4に示すように、基材部51の背面に凹所を形成することによって構成したものである。具体的には、基材部51の上片51b及び下片51cにおいてそれぞれ先端面から個々の延在方向に沿って背面に開口するように断面矩形状の溝51eを形成し、それぞれの溝51eの奥側端部を互いに対向する向きに屈曲することによって固定側係合面61を設けるようにしている。
弾性係合片63は、当接部52において基材部51の上片51b及び下片51cに対応する部位から互いに平行となるように突設したもので、個々の先端部に可動側係合面62及び摺動案内面63aを有している。可動側係合面62は、弾性係合片63の先端部から当接部52に対向し、かつ互いに近接する方向に向けて延在したものである。この可動側係合面62は、弾性係合片63をそれぞれ基材部51の溝51eに配置し、かつ上片51b及び下片51cの先端面にそれぞれ当接部52を当接させた場合に固定側係合面61に当接するようにその位置が設定してある。摺動案内面63aは、弾性係合片63の先端から当接部52に向かうに従って漸次互いの間隔が小さくなるように傾斜延在し、それぞれの延在端部が対応する可動側係合面62に会合するものである。
このラッチ受け50は、弾性係合片63の可動側係合面62をそれぞれ基材部51の固定側係合面61に当接させ、基材部51と当接部52との間にラッチ収容孔53を画成した状態で、図1に示すように、扉枠10の縦枠部材14において扉20のラッチ40に対応する部位に配設する。この場合、ラッチ受け50は、図1に示すように、基材部51の背面を縦枠部材14に対向させる。さらに、図5に示すように、扉20を閉じる際にラッチ40の湾曲案内面40bが当接部52に当接し、その後、ラッチ40の当接面40aがラッチ収容孔53において当接部52に当接するようにラッチ受け50の向きを設定し、ネジ挿通孔51dを介して縦枠部材13,14に取付ネジ(図示せず)を締結することによりラッチ受け50を縦枠部材14に固定する。
上記のように構成した建具においては、扉20を閉じると、図5の上方に示すように、ラッチ40の当接面40aがラッチ受け50のラッチ収容孔53において当接部52に当接することになり、扉枠10に対して扉20を閉じた状態に維持することが可能となる。この状態からレバー21を操作し、ラッチ錠41の図示せぬバネの付勢力に抗してラッチ40を退行させれば、当接面40aと当接部52との当接状態が解除されるため、扉枠10に対して扉20を開放させることができる。
一方、ラッチ錠41に損傷を来たし、レバー21を操作してもラッチ40を退行させることができない非常時の場合には、扉20を開放方向に向けて強く押す、あるいは開放方向に向けて強く引けば良い。すなわち、扉20を開放方向に向けて強く押す、あるいは開放方向に向けて強く引くと、ラッチ40の当接面40aを介してラッチ受け50の基材部51と当接部52とに引き離す方向に向けて外力が作用することになる。基材部51の固定側係合面61と弾性係合片63の可動側係合面62との当接状態を維持できなくなる程度に外力が大きくなると、例えば60kgfを超える外力が作用すると、図4及び図5の下方に示すように、基材部51に対して当接部52が分離される。従って、例えば扉20に体当たりすれば、何らの操作を要することなくラッチ受け50による扉20の開放規制状態を解除することができ、たとえ未就学児等の子供であっても、ラッチ40が突出したままの扉20を確実に開放することが可能となる。しかも、単に扉20を介して外力を加えればよいため、当接部52を操作するための部材が不要であり、通常の使用時において誤動作やいたずらを招来する恐れもない。
扉20が開放した後においては、当接部52の弾性係合片63をそれぞれ基材部51の溝51eに挿入し、可動側係合面62を基材部51の固定側係合面61に当接させれば、扉20を閉じた際に当接部52をラッチ40の当接面40aに当接させることができ、再び扉20を閉じた状態に維持することも可能である。
尚、上述した実施の形態1では、可動側係合面62を有した弾性係合片63と、固定側係合面61とによって係合手段60を構成しているが、当接部52及び基材部51の間を互いに連結し、予め設定した値を超える外力が加えられた場合に連結状態が解除されるものであれば、必ずしもこれらの構成に限らない。また、可動側係合面62を有した弾性係合片63と、固定側係合面61とによって係合手段60を構成する場合に上述した実施の形態では、当接部52に弾性係合片63を設ける一方、基材部51に固定側係合面61を形成しているが、当接部52に固定側係合面を設け、基材部51に弾性係合片を設けるようにしても良いし、当接部52及び基材部51にそれぞれ弾性係合片及び固定側係合面の双方を設けるようにしても構わない。
また、上述した実施の形態1では、外力が60kgfを超えた場合に基材部と当接部とを分離させているが、必ずしもこの値である必要はなく、例えば、50〜70kgfの外力に設定しても良い。尚、この外力の値は、例えばラッチ受けの材料となる合成樹脂の種類、固定側係合面及び可動側係合面の当接面積、外力の方向に対する固定側係合面及び可動側係合面の交差角度、固定側係合面及び可動側係合面の摩擦係数、弾性係合片の横断面積等々の条件を適宜選択・変更することにより、所望の値に調整することが可能である。
(実施の形態2)
図6〜図8は、本発明の実施の形態2であるラッチ受け70を示した斜視図である。ここで例示するラッチ受け70は、実施の形態1のラッチ受け50と同様に、浴室のドア等、建造物の室内において部屋を仕切る壁に設けられるドアの扉枠10を適用対象とするものである。尚、扉枠10が上枠部材11、下枠部材12及び左右一対の縦枠部材13,14を四周枠組みすることによって構成したものである点、扉枠10の一方の縦枠部材13に上下一対のヒンジ30を介して扉20の一方の側縁部が回動可能に連結してある点、扉20の他方の側縁部に常時突出するように付勢されたラッチ40が設けてある点、ラッチ40が当接面40aと湾曲案内面40bを有している点は、いずれも実施の形態1と同様であり、同一の符号を付してそれぞれの詳細説明を省略する。また、実施の形態1と同様の構成に関しても同一の符号を付してそれぞれの詳細説明を省略する。
ラッチ受け70は、扉枠10においてラッチ40に対応する縦枠部材14の内縁面14aに配設したもので、合成樹脂材によって一体に成形した基材部71と当接部72とを有している。基材部71は、側片71aの両端部からそれぞれ互いに平行となるように上片71b及び下片71cが突設した略コの字状を成すものである。基材部71の上片71b及び下片71cには、それぞれ取付ネジ(図示せず)を挿通するためのネジ挿通孔71dが設けてある。当接部72は、基材部71の上片71b、下片71c及び側片71aとの間に略矩形状のラッチ収容孔73を画成するもので、基材部71の上片71b及び下片71cに対してそれぞれ薄肉部74を介して連結してある。薄肉部74は、基材部71と当接部72との間に位置する部位の背面に一条の溝74aを形成することによって構成したものである。この薄肉部74は、通常状態においては基材部71及び当接部72を互いに連結する一方、基材部71及び当接部72を引き離す方向に向けて予め設定した値を超える外力が加えられた場合に破断して両者の連結状態を解除するものである。外力の値としては、例えば実施の形態1と同様に、60kgfに設定してある。
このラッチ受け70は、扉枠10の縦枠部材14において扉20のラッチ40に対応する部位に配設する。この場合、ラッチ受け70は、基材部71の背面を縦枠部材14に対向させる。さらに、扉20を閉じる際にラッチ40の湾曲案内面40bが当接部72に当接し、その後、ラッチ40の当接面40aがラッチ収容孔73において当接部72に当接するようにラッチ受け70の向きを設定し、ネジ挿通孔71dを介して縦枠部材14に取付ネジ(図示せず)を締結することによりラッチ受け70を縦枠部材14に固定する。
上記のように構成した建具においては、扉20を閉じると、ラッチ40の当接面40aがラッチ受け70のラッチ収容孔73において当接部72に当接することになり、扉枠10に対して扉20を閉じた状態に維持することが可能となる。この状態からレバー21を操作し、ラッチ錠41の図示せぬバネの付勢力に抗してラッチ40を退行させれば、当接面40aと当接部72との当接状態が解除されるため、扉枠10に対して扉20を開放させることができる。
一方、ラッチ錠41に損傷を来たし、レバー21を操作してもラッチ40を退行させることができない非常時の場合には、扉20を開放方向に向けて強く押す、あるいは開放方向に向けて強く引けば良い。すなわち、扉20を開放方向に向けて強く押す、あるいは開放方向に向けて強く引くと、ラッチ40の当接面40aを介してラッチ受け70の基材部71と当接部72とに引き離す方向に向けて外力が作用することになる。この外力が上述の値を超えて薄肉部74が破断すると、図8に示すように、基材部71に対して当接部72が分離される。従って、例えば扉20に体当たりすれば、何らの操作を要することなくラッチ受け70による扉20の開放規制状態を解除することができ、たとえ未就学児等の子供であっても扉20を確実に開放することが可能となる。しかも、単に扉20を介して外力を加えればよいため、当接部72を操作するための部材が不要であり、通常の使用時において誤動作やいたずらを招来する恐れもない。
尚、上述した実施の形態2では、基材部71の上片71b及び下片71cにおいてそれぞれの先端面を連結するように当接部72を構成し、同一の直線上となる部位に薄肉部74を形成するようにしているが、予め設定した値を超える外力が加えられた場合に破断すれば、必ずしもこの構成に限らない。
また、上述した実施の形態2においても外力が60kgfを超えた場合に基材部と当接部とを破断して分離させているが、必ずしもこの値である必要はなく、例えば、50〜70kgfの外力に設定しても良い。尚、この外力の値は、例えばラッチ受けの材料となる合成樹脂の種類、薄肉部の板厚等々の条件を適宜変更することにより、所望の値に調整することが可能である。
本発明の実施の形態1であるラッチ受けを適用した建具を示すもので、扉枠に対して扉を閉じた状態及び扉枠に対して扉を開放した状態の斜視図である。 図1に示した建具に適用するラッチ受け50の外観斜視図である。 図2に示したラッチ受けの背面図である。 図2に示したラッチ受けの分解斜視図である。 図1に示した建具において扉が閉じた状態とラッチ受けの当接部が基材部から分離した状態を示す平面図である。 本発明の実施の形態2であるラッチ受けの外観斜視図である。 図6に示したラッチ受けを裏側から見た斜視図である。 図6に示したラッチ受けの当接部が基材部から分離した状態を示す斜視図である。
10 扉枠
20 扉
40 ラッチ
50 ラッチ受け
51 基材部
52 当接部
60 係合手段
61 固定側係合面
62 可動側係合面
63 弾性係合片
63a 摺動案内面
70 ラッチ受け
71 基材部
72 当接部
74 薄肉部

Claims (6)

  1. 扉枠に設けられ、扉に設けたラッチが当接することによって前記扉枠に対する前記扉の面外方向への移動を規制するラッチ受けにおいて、
    前記扉枠に保持される基材部と、前記扉が閉じられた場合に前記ラッチに当接する当接部とを備え、前記当接部は、予め設定した値を超える外力が加えられた場合に前記基材部から分離する態様で当該基材部に連結したことを特徴とするラッチ受け。
  2. 前記当接部及び前記基材部を個別に構成するとともに、これら当接部及び基材部の間を係合手段によって互いに連結し、予め設定した値を超える外力が加えられた場合に前記係合手段による連結状態を解除することを特徴とする請求項1に記載のラッチ受け。
  3. 前記当接部及び前記基材部を一体に成形するとともに、これら当接部及び基材部の間に薄肉部を形成し、予め設定した値を超える外力が加えられた場合に前記薄肉部を破断させることを特徴とする請求項1に記載のラッチ受け。
  4. 扉にラッチを配設する一方、扉枠にラッチ受けを配設し、前記扉枠に対して前記扉を閉じた場合に前記ラッチを前記ラッチ受けに当接させることにより、前記扉枠に対する前記扉の面外方向への移動を規制するようにした建具において、
    前記ラッチ受けは、前記扉枠に保持される基材部と、前記扉が閉じられた場合に前記ラッチに当接する当接部とを備え、前記当接部は、予め設定した値を超える外力が加えられた場合に前記基材部から分離する態様で当該基材部に連結したことを特徴とする建具。
  5. 前記当接部及び前記基材部を個別に構成するとともに、これら当接部及び基材部の間を係合手段によって互いに連結し、予め設定した値を超える外力が加えられた場合に前記係合手段による連結状態を解除することを特徴とする請求項4に記載の建具。
  6. 前記当接部及び前記基材部を一体に成形するとともに、これら当接部及び基材部の間に薄肉部を形成し、予め設定した値を超える外力が加えられた場合に前記薄肉部を破断させることを特徴とする請求項4に記載の建具。
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