JP2010162942A - 電動式ステアリング装置 - Google Patents

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【課題】送りナットと緩衝部の当接面の平行度が悪くても、緩衝部に作用する応力を軽減して、緩衝部材の耐久性を向上させた電動式ステアリング装置を提供する。
【解決手段】各部品の製造誤差等によって、ナットホルダの上端面と補強部85の下端面852との平行度が悪いと、ナットホルダの上端面が補強部85の下端面852に片当たりし、補強部85の片当り部に、部分的に大きな応力が作用する。補強部85は金属材料製であるため、この応力が補強部85によって分散されて緩衝部83に作用する。また、金属材料製の補強部85と金属材料製のナットホルダとの間の摩擦係数が小さいため、補強部85を介して緩衝部83に作用するねじり応力が小さくなる。
【選択図】図4

Description

本発明は電動式ステアリング装置、特に、ステアリングホイールのチルト位置、または、テレスコピック位置を電動モータにより調整することができる電動式ステアリング装置であって、チルト移動またはテレスコピック移動の移動端での衝撃力を緩和する緩衝部材を有する電動式ステアリング装置に関する。
運転者の体格や運転姿勢に応じて、ステアリングホイールのチルト位置やテレスコピック位置を調整する必要があり、このチルト位置、または、テレスコピック位置の調整を、電動モータを使用して楽に行うようにした電動式ステアリング装置を採用することが多くなっている。
このような電動式ステアリング装置では、ステアリング装置をコンパクトで剛性を大きくするためには、チルト運動またはテレスコピック運動の、機械的に移動可能な範囲と制御的に移動可能な範囲をできるだけ同一にする必要がある。
しかしながら、機械的に移動可能な範囲と制御的に移動可能な範囲をできるだけ同一にすると、送りナットの移動端で電動モータの回転を速やかに停止させないと、送りナットが移動端の固定部に衝突し、送りナットが送りねじ軸のねじ部に大きなトルクで締め付けられてしまう。その結果、締め付けられた送りナットを緩めるのに大きなトルクが必要になり、確実に送りナットを緩めることが難しくなる。
特許文献1の電動式ステアリング装置では、送りナットの移動端で送りナットに当接する緩衝部材によって衝撃力を緩和し、送りナットが送りねじ軸のねじ部に大きなトルクで締め付けられることがないようにしている。
特許文献1の電動式ステアリング装置では、緩衝部材が、弾性材料で成形された緩衝部と、緩衝部の片面に接着された金属材料製の補強部の2層構造で構成され、送りねじ軸の外周に緩衝部材の内径孔を外嵌して装着している。
送りナットの移動端で送りナットが弾性材料の緩衝部に当接すると、緩衝部が弾性変形して衝撃力を緩和する。しかし、各部品の製造誤差等によって、送りナットと緩衝部の当接面の平行度が悪いと、緩衝部が部分的に大きく弾性変形し、緩衝部に部分的に大きな応力が作用することになるため、各部品を精度良く製造する必要があり、製造コストがアップする。また、弾性材料の緩衝部は送りねじ軸の回転に伴ってつれ回りし、金属材料製の送りナットと弾性材料の緩衝部が当接した時に、緩衝部の摩擦係数が大きいため、緩衝部がねじられながら押し潰されて弾性変形することになる。
特開2007−238075号公報
本発明は、送りナットと緩衝部の当接面の平行度が悪くても、緩衝部に作用する応力を軽減して、緩衝部材の耐久性を向上させた電動式ステアリング装置を提供することを課題とする。
上記課題は以下の手段によって解決される。すなわち、第1番目の発明は、車体後方側にステアリングホイールが装着されるステアリングシャフト、上記ステアリングシャフトを回転可能に軸支するとともに、チルト中心軸を支点とするチルト位置調整、または、上記ステアリングシャフトの中心軸線に沿ったテレスコピック位置調整が可能なコラム、上記コラムに設けられた電動アクチュエータ、上記コラムに回転可能に軸支され、上記電動アクチュエータによって回転されると共に、外周にねじ部が形成された送りねじ軸、上記送りねじ軸のねじ部に螺合して送りねじ軸の回転を直線運動に変換し、上記コラムのチルト運動、または、テレスコピック運動として伝達する送りナット、上記送りナットの直線運動の移動端で上記送りナットに当接して、移動端での送りナット停止時の衝撃力を緩和する緩衝部材を備え、上記緩衝部材が、弾性材料で成形された緩衝部と、金属材料で成型され、上記緩衝部を上記送りナットの直線運動の移動方向の両側から挟み込む一対の補強部との3層構造で構成されていることを特徴とする電動式ステアリング装置である。
第2番目の発明は、第1番目の発明の電動式ステアリング装置において、上記一対の補強部のうちの少なくとも一方が上記緩衝部に接着されていることを特徴とする電動式ステアリング装置である。
第3番目の発明は、第2番目の発明の電動式ステアリング装置において、上記緩衝部及び補強部は中空円盤形に成形され、上記送りねじ軸の外周に上記緩衝部及び補強部の内径孔が外嵌して装着されていることを特徴とする電動式ステアリング装置である。
第4番目の発明は、第3番目の発明の電動式ステアリング装置において、上記緩衝部と補強部は、一方に形成された複数の凹部に他方に形成された複数の凸部が嵌合して結合していることを特徴とする電動式ステアリング装置である。
本発明の第1番目から第3番目までの発明の電動式ステアリング装置では、送りナットの直線運動の移動端で送りナットに当接して、移動端での送りナット停止時の衝撃力を緩和する緩衝部材が、弾性材料で成形された緩衝部と、金属材料で成型され、緩衝部を送りナットの直線運動の移動方向の両側から挟み込む一対の補強部との3層構造で構成されている。
従って、送りナットの移動端で送りナットが緩衝部材に当接すると、金属材料製の補強部によって、当接時の応力が分散されて緩衝部に作用する。また、金属材料製の補強部の摩擦係数が小さいため、補強部を介して緩衝部に作用するねじり応力が小さくなる。そのため、部品の製作誤差等によって、送りナットと緩衝部材の当接面の平行度が悪くても、緩衝部に作用する応力が軽減され、緩衝部材の耐久性を向上させることができる。
本発明の第4番目の発明の電動式ステアリング装置では、緩衝部と補強部は、一方に形成された複数の凹部に他方に形成された複数の凸部が嵌合して強固に結合している。従って、緩衝部材の耐久性をさらに向上させることができる。
本発明の電動式ステアリング装置を車両に取り付けた状態を示す全体斜視図である。 本発明の実施例1のチルト・テレスコピック式の電動式ステアリング装置の要部を示す正面図である。 図2のA−A断面図であって、チルト駆動機構の要部を示す。 本発明の実施例1の緩衝部材単体を示す部品図であり、(1)は正面図、(2)は(1)の縦断面図である。 本発明の実施例2の緩衝部材単体を示す部品図であり、(1)は正面図、(2)は(1)の縦断面図である。
以下の実施例では、ステアリングホイールの上下方向位置と前後方向位置の両方の位置を調整する、チルト・テレスコピック式の電動ステアリング装置に本発明を適用した例について説明する。
図1は本発明の電動式ステアリング装置101を車両に取り付けた状態を示す全体斜視図である。電動式ステアリング装置101は、ステアリングシャフト102を回動自在に軸支している。ステアリングシャフト102には、その上端(車体後方側)にステアリングホイール103が装着され、ステアリングシャフト102の下端(車体前方側)には、ユニバーサルジョイント104を介して中間シャフト105が連結されている。
中間シャフト105には、その下端にユニバーサルジョイント106が連結され、ユニバーサルジョイント106には、ラックアンドピニオン機構等からなるステアリングギヤ107が連結されている。
運転者がステアリングホイール103を回転操作すると、ステアリングシャフト102、ユニバーサルジョイント104、中間シャフト105、ユニバーサルジョイント106を介して、その回転力がステアリングギヤ107に伝達され、ラックアンドピニオン機構を介して、タイロッド108を移動し、車輪の操舵角を変えることができる。
図2は本発明の実施例1のチルト・テレスコピック式の電動式ステアリング装置101の要部を示す正面図である。図3は図2のA−A断面図であって、チルト駆動機構の要部を示す。図4は本発明の実施例1の緩衝部材単体を示す部品図であり、(1)は正面図、(2)は(1)の縦断面図である。
図2から図3に示すように、本発明のチルト・テレスコピック式の電動式ステアリング装置101は、車体取付けブラケット2、ロアーコラム(アウターコラム)3、アッパーコラム(インナーコラム)4等から構成されている。
車体後方側の車体取付けブラケット2は、その上板21が車体11に固定されている。ロアーコラム3の車体前方側端部にはブラケット31が一体的に形成され、このブラケット31にチルト中心軸32が取付けられている。このチルト中心軸32を支点として、中空円筒状のロアーコラム3の車体前方側端部が、車体11に、チルト位置調整(図2の紙面に平行な平面内で揺動)可能に軸支されている。
ロアーコラム3の内周には、アッパーコラム4がテレスコピック位置調整(ロアーコラム3の中心軸線に平行に摺動)可能に嵌合している。アッパーコラム4には、上部ステアリングシャフト102Aが回動可能に軸支され、上部ステアリングシャフト102Aの車体後方側(図2の右側)端部には、ステアリングホイール103(図1参照)が固定されている。
ロアーコラム3には、下部ステアリングシャフト102Bが回動可能に軸支され、下部ステアリングシャフト102Bは上部ステアリングシャフト102Aとスプライン嵌合している。従って、アッパーコラム4のテレスコピック位置に関わらず、上部ステアリングシャフト102Aの回転が下部ステアリングシャフト102Bに伝達される。
下部ステアリングシャフト102Bの車体前方側(図2の左側)は、ユニバーサルジョイント104(図1参照)を介してステアリングギヤ107(図1参照)に連結され、ステアリングホイール103を運転者が手で回すと、上部ステアリングシャフト102Aを介して下部ステアリングシャフト102Bが回動し、車輪の操舵角を変えることができる。
車体取付けブラケット2の上板21には、上板21から下方に平行に延びる左右の側板22、22が形成され、この左右の側板22、22の内側面に、ロアーコラム3がチルト摺動可能に挟持されている。
ロアーコラム3の下面外周には、テレスコ位置調整を行うテレスコ駆動機構5が取付けられている。ロアーコラム3の下面には、ロアーコラム3の中心軸線に平行に送りねじ軸53が取付られ、送りねじ軸53の車体後方端(図2の右端)が、アッパーコラム4の車体後方端に固定されたフランジ41の下端に連結されている。
図2に部分的に見えるテレスコ用モータ51の図示しない出力軸に取付けられたウォームの回転が、図示しないウォームホイールに伝達され、送りねじ軸53に螺合する図示しない送りナットを回転させる。この送りナットの回転で送りねじ軸53を往復移動(図2の左右方向の移動)して、アッパーコラム4をテレスコピック位置調整する。
また、車体取付けブラケット2の下方には、チルト位置調整を行うチルト駆動機構6が取付けられている。チルト駆動機構6用のチルト用モータ61の出力軸に取付けられたウォーム62(図3参照)が、金属で成形された送りねじ軸63の下方に取付けられたウォームホイール64に噛み合って、チルト用モータ61の回転を送りねじ軸63に伝達している。
送りねじ軸63は、チルト用モータ61の中心軸線に対して垂直(図2、図3の上下方向)に延び、その上端と下端が、軸受631、632によって車体取付けブラケット2に回転可能に軸支されている。送りねじ軸63の外周に形成された雄ねじには、送りナット65が螺合し、送りねじ軸63が回転すると、送りねじ軸63に沿って、図3の上下方向に送りナット65が直線運動を行う。送りナット65は、潤滑性能に優れた潤滑剤含有ポリマで成形されている。
また、車体取付けブラケット2には、ウォームホイール64の上部に、中空円筒状で金属材料製のストッパ筒67が固定されている。ストッパ筒67は、送りねじ軸63の外周に隙間を空けて外嵌している。
この送りナット65に金属材料で成形されたナットホルダ66が、図3の紙面に直交する方向に摺動可能に外嵌している。ナットホルダ66にはチルト駆動力伝達ピン661が一体的に形成され、このチルト駆動力伝達ピン661が、ロアーコラム3の中心軸線に向かって突出している。
ロアーコラム3に形成された長孔(図3の紙面に直交する方向に長孔33の長径側が配置されている)33に、チルト駆動力伝達ピン661の先端が回転可能に嵌入している。送りねじ軸63が回転すると、送りナット65が図3の上下方向に直線運動を行い、ナットホルダ66、チルト駆動力伝達ピン661、長孔33を介して、ロアーコラム3のチルト位置調整時の揺動運動に変換する。
送りねじ軸63の外周には、上端の軸受631とナットホルダ66の上端面66Aとの間に緩衝部材81が外嵌され、ストッパ筒67の上端面671とナットホルダ66の下端面66Bとの間にも緩衝部材82が外嵌されている。
緩衝部材81、82は同一形状をしており、図4に示すように、1個の緩衝部83と、図4(2)の上下両側から緩衝部83を挟み込む一対の補強部(ワッシャ)84、85の3層構造で構成されている。すなわち、補強部84、85は、送りナット65の直線運動の移動方向の両側から緩衝部83を挟み込んでいる。
緩衝部83は、硬質ゴム、ウレタン、合成樹脂等の弾性材料を肉厚の中空円盤形に成形して形成されている。補強部84、85は、鉄(例えば軟鉄)や鋼鉄(例えばSK材、SUJII、高炭素鋼など)などの金属材料製で、薄肉中空円盤形に成形されている。
補強部84を緩衝部83の上端面831に接着し、補強部85を緩衝部83の下端面832に接着して、緩衝部83と補強部84、85を一体的に構成している。補強部84、85のうちの一方だけを、緩衝部83に接着してもよい。補強部84の上端面842、補強部85の下端面852に、低摩擦材をコーティングすれば、ナットホルダ66と当接した時のねじり応力が軽減されるためより好ましい。
この緩衝部83の内径孔833と、補強部84、85の内径孔841、851を、送りねじ軸63の外周に外嵌することで、緩衝部材81、82を送りねじ軸63の外周に装着している。緩衝部83の内径孔833を傾斜孔とし、傾斜孔のエッジ部を送りねじ軸63の外周に接触させることにより、緩衝部材81、82を送りねじ軸63の外周に保持するようにしてもよい。テレスコ駆動機構5の送りねじ軸53の外周にも、緩衝部材81、82と同一構造の緩衝部材が外嵌されているが、詳細な説明は省略する。
ステアリングホイール103のチルト位置を車体上方側に調整する必要が生じた場合、図示しないスイッチを操作すると、電動モータ61が回転駆動される。すると、電動モータ61の回転が、ウォームギヤ62からウォームホイール64に減速して伝達され、ウォームホイール64と一体の送りねじ軸63が回転することにより、送りナット65が送りねじ軸63のねじ部に沿って軸方向に上昇する。
すると、送りナット65に外嵌しているナットホルダ66も上昇し、チルト駆動力伝達ピン661がロアーコラム3の長孔33に嵌入しているため、ロアーコラム3が上方にチルト移動する。ロアーコラム3がチルト上昇端に達すると、ナットホルダ66の上端面66Aが緩衝部材81の補強部85の下端面852に当接する。
チルト駆動機構6を構成する各部品の製造誤差等によって、ナットホルダ66の上端面66Aと補強部85の下端面852との平行度が悪いと、ナットホルダ66の上端面66Aが補強部85の下端面852に片当たりし、補強部85の片当り部に、部分的に大きな応力が作用する。
補強部85は金属材料製であるため、この応力が補強部85によって分散されて緩衝部83に作用する。また、送りねじ軸63の回転に伴って緩衝部材81がつれ回りして、ナットホルダ66の上端面66Aが緩衝部材81の補強部85の下端面852に当接した時に、補強部85がねじられる。しかし、金属材料製の補強部85と金属材料製のナットホルダ66との間の摩擦係数が小さいため、補強部85を介して緩衝部83に作用するねじり応力が小さくなる。
従って、部品の製造誤差等によって、ナットホルダ66と補強部85の当接面の平行度が悪くても、緩衝部83に作用する応力が軽減され、緩衝部材81の耐久性を向上させることができる。ロアーコラム3がチルト下降端に達した時も、ナットホルダ66の下端面66Bが緩衝部材82の補強部84の上端面842に当接し、緩衝部材82の緩衝部83を弾性変形させながら、ナットホルダ66が衝撃無く停止する。
図5は本発明の実施例2の緩衝部材単体を示す部品図であり、(1)は正面図、(2)は(1)の縦断面図である。以下の説明では、上記実施例と異なる構造部分と作用についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、上記実施例と同一部品には同一番号を付して説明する。
図5に示すように、実施例2の緩衝部材86は、実施例1の緩衝部材81、82と同様に、1個の緩衝部83と、緩衝部83を挟み込む一対の補強部84、85の3層構造で構成されている。緩衝部83、補強部84、85の材質は、実施例1と同一である。補強部84、85を、緩衝部83の上端面831と下端面832に各々接着して、一体的に構成している。
また、緩衝部83の上端面831と下端面832には、円柱状の凸部834、835が各々複数(同一円周上に等間隔に8個)突出して形成されている。補強部84、85には、凹部(円筒状の貫通孔)843、853が各々複数(凸部834、835と同一円周上に等間隔に8個)形成され、凹部843、853に凸部834、835が嵌合している。
従って、緩衝部83と補強部84、85の結合剛性が向上し、緩衝部材86の耐久性がさらに向上する。他の例として、緩衝部83の上端面831と下端面832に凹部を形成し、補強部84、85に形成した凸部を緩衝部83の凹部に嵌合してもよい。
上記実施例では、緩衝部材81、82、86は、1個の緩衝部83と、緩衝部83を挟み込む一対の補強部84、85の3層構造で構成されている。他の方法として、1個の緩衝部83と、緩衝部83に接着された1個の補強部の2層構造で緩衝部材を構成して、3層構造と同様の効果を発揮させることができる。
すなわち、金属材料製のナットホルダ66の上端面66Aと下端面66Bの各々に、2層構造の緩衝部材の緩衝部83を接着し、ナットホルダ66と一緒に緩衝部材が移動するように構成する。このように構成すれば、緩衝部83が金属材料製の補強部と金属材料製のナットホルダ66で挟まれた3層構造になるため、上記実施例1、実施例2と同様の効果を奏する。
上記実施例では、テレスコピック位置とチルト位置の両方を調整可能な電動式ステアリング装置に適用した実施例を示したが、テレスコピック位置調整またはチルト位置調整のどちらか一方のみを行う電動式ステアリング装置に適用してもよい。
101 電動式ステアリング装置
102 ステアリングシャフト
102A 上部ステアリングシャフト
102B 下部ステアリングシャフト
103 ステアリングホイール
104 ユニバーサルジョイント
105 中間シャフト
106 ユニバーサルジョイント
107 ステアリングギヤ
108 タイロッド
11 車体
2 車体取付けブラケット
21 上板
22 側板
3 ロアーコラム
31 ブラケット
32 チルト中心軸
33 長孔
4 アッパーコラム
41 フランジ
5 テレスコ駆動機構
51 テレスコ用モータ
53 送りねじ軸
6 チルト駆動機構
61 チルト用モータ
62 ウォーム
63 送りねじ軸
631、632 軸受
64 ウォームホイール
65 送りナット
66 ナットホルダ
66A 上端面
66B 下端面
661 チルト駆動力伝達ピン
67 ストッパ筒
671 上端面
81、82、86 緩衝部材
83 緩衝部
831 上端面
832 下端面
833 内径孔
834、835 凸部
84 補強部
841 内径孔
842 上端面
843 凹部
85 補強部
851 内径孔
852 下端面
853 凹部

Claims (4)

  1. 車体後方側にステアリングホイールが装着されるステアリングシャフト、
    上記ステアリングシャフトを回転可能に軸支するとともに、チルト中心軸を支点とするチルト位置調整、または、上記ステアリングシャフトの中心軸線に沿ったテレスコピック位置調整が可能なコラム、
    上記コラムに設けられた電動アクチュエータ、
    上記コラムに回転可能に軸支され、上記電動アクチュエータによって回転されると共に、外周にねじ部が形成された送りねじ軸、
    上記送りねじ軸のねじ部に螺合して送りねじ軸の回転を直線運動に変換し、上記コラムのチルト運動、または、テレスコピック運動として伝達する送りナット、
    上記送りナットの直線運動の移動端で上記送りナットに当接して、移動端での送りナット停止時の衝撃力を緩和する緩衝部材を備え、
    上記緩衝部材が、
    弾性材料で成形された緩衝部と、
    金属材料で成型され、上記緩衝部を上記送りナットの直線運動の移動方向の両側から挟み込む一対の補強部との3層構造で構成されていること
    を特徴とする電動式ステアリング装置。
  2. 請求項1に記載された電動式ステアリング装置において、
    上記一対の補強部のうちの少なくとも一方が上記緩衝部に接着されていること
    を特徴とする電動式ステアリング装置。
  3. 請求項2に記載された電動式ステアリング装置において、
    上記緩衝部及び補強部は中空円盤形に成形され、
    上記送りねじ軸の外周に上記緩衝部及び補強部の内径孔が外嵌して装着されていること
    を特徴とする電動式ステアリング装置。
  4. 請求項3に記載された電動式ステアリング装置において、
    上記緩衝部と補強部は、
    一方に形成された複数の凹部に他方に形成された複数の凸部が嵌合して結合していること
    を特徴とする電動式ステアリング装置。
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