JP2010162473A - 精米機 - Google Patents

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Abstract

【課題】温度上昇を抑え、砕米や糠の付着を低減する精米器を提供する。
【解決手段】主軸16に装着されて回転し、外周面から径方向に突出し、かつ軸方向に直線的に延びた複数の突起を有する回米体17と、回米体17を包囲し、内周面と外周面を貫通する除糠孔が設けられた搗精筒38とからなる搗精室37を設け、搗精室37の一端に設けた送穀室13から玄米を送り込み、回米体17と搗精筒38の間を通って、他端の排出口51を付勢して封止する抵抗円板56を押し開けて精米された米を排出する精米機10において、主軸16を鉛直方向に対して所定鋭角だけ傾斜させて配置し、搗精筒38を円筒形とし、その内周面に、主軸16の回転方向に高さが増加する傾斜面を有する複数の抵抗板を設ける。米の温度上昇が抑えられ、砕米や糠の付着が少なくなるように精米することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、精米機に関するものである。
従来の精米機として、六角形などの多角形の搗精室の中心で複数の突起を備えた回米体を回転させるものが知られている(特許文献1参照)。図10に示すように、搗精室71を形成する搗精角筒72と回米体73との隙間は、回米体73の中心点と六角形の一辺の中点とを結ぶ境界線に近づくにつれて狭くなり、離れるにつれて広くなる。回米体73を回転させると、突起74が米をより狭い隙間に押し込んだ際に、搗精角筒72の内面が米の進行を阻止しようとする抵抗となり、米の層に速度差を生じさせる。これにより米と米とを擦り合わせ、互いの米の表皮を剥離させている。この従来の精米機の問題点は、米に強い圧力をかけて精米を行う点であった。
米をより白く精米するには、より強い圧力が必要となるが、圧力が高くなると、米が受けるダメージも大きくなる。精米中に米が割れ、砕米となる。また、精米後、見た目に割れていなくても、水に浸けると割れてしまうこともある(浸水割れ)。そして、圧力を高くして精米すると、米の温度が高くなる。つまり、高い圧力を掛けて米と米を擦り合わせると、摩擦力も高くなるが、摩擦により発生する熱も増し、米の温度が上昇する。一般に、精米により、米の温度が高くなるほど米が不味くなり、精米した米の温度は低い方が美味しいと言われている。このように、従来の精米では、米の白度を上げて精米するには、高い圧力が必要となり、そのために砕米が多く発生し、さらに米が不味くなるという問題点を含んでいる。
また、従来の精米では、米の表面に細かい糠が多く付着する。そのため、精米機とは別に研磨機を設置して、米の表面をもう一度磨き、米の表面に付着していた細かい糠を除去するということが行われている。
実公昭33−16256号公報
米の温度上昇が抑えられ、砕米や糠の付着が少なくなるように精米することができる精米機を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための手段として、本発明の精米機は、主軸に装着されて回転し、外周面から径方向に突出し、かつ軸方向に直線的に延びた複数の突起を有する回米体と、前記回米体を包囲し、内周面と外周面を貫通する除糠孔が設けられた搗精筒とからなる搗精室を設け、前記搗精室の一端に設けた送穀室から玄米を送り込み、前記回米体と前記搗精筒の間を通って、他端の排出口を付勢して封止する抵抗円板を押し開けて精米された米を排出する精米機において、前記主軸を鉛直方向に対して所定鋭角だけ傾斜させて配置し、前記搗精筒を円筒形とし、その内周面に、前記主軸の回転方向に高さが増加する傾斜面を有する複数の抵抗板を設けるようにしている。
この構成によれば、搗精筒が円筒形で回米体との間隔が全周にわたって一定になっているので、搗精筒の内部で回米体に回転させられる米に対して、強い圧迫とその圧迫からの解放が繰り返し行われることはない。このような搗精筒の内部で、回米体の突起に押し出されて周方向に回転する米は、抵抗板の傾斜面によって搗精室の内側に進行方向を大きく変え、その米の周囲の米と互いに擦り合わされる。これにより、米の表面の糠部分が剥離される。このようにすれば、精米に必要な摩擦力を局所的かつ瞬間的に発生させることができるので、米温の上昇を抑えることができる。しかも、米の表面に細かい糠が付着しにくくなる。精米機の主軸を鉛直方向に対して所定鋭角だけ傾斜させて搗精室を傾斜させると、重力を利用して米を排出口側へ送ることができる。すなわち、搗精室の内部での米の送り方向の抵抗を少なくすることができる。これにより、単位時間当たりの精米量を増加させることができる。また、主軸を傾斜させることにより精米機の内部に米が残留しないので、混米することがなくなる。
前記主軸の所定鋭角が45°であることが好ましい。
前記抵抗板の傾斜面と、前記搗精筒の周方向の面とがなす角度が60°〜45°であることが好ましい。この構成によれば、回米体により回転させられた米が搗精筒の内周面の抵抗板と接触する傾斜面と搗精筒の周方向の面とがなす角度を60°以下にすることにより、衝突の衝撃を和らげることができる。また、前記角度を45°以上にすることにより、米が抵抗板を乗り越える時に、適度に衝撃が与えられて糠部分を除去できる。このようにすれば、精米を行いつつ、砕米を少なくすることができる。
前記除糠孔が前記搗精筒の周方向と平行の長孔、又は、前記主軸の回転方向に対して前記搗精筒の周方向と平行より前端が前記排出口側に位置する長孔であることが好ましい。この構成によれば、搗精筒の内部から排出口方向へ米を送る際に発生する抵抗を減少させるので、不要な細かい糠の発生を抑えることができ、細かい糠の米への付着を減少させることができる。
前記主軸の下端に、前記回米体の内径と同じか又はそれより小さな内径を有し、かつ端面が前記主軸の回転方向に対して前進する螺旋面を有する先端部材を備えることが好ましい。この構成によれば、精米機の主軸の先端部材の内径を回米体の内径よりと同じか又はそれより小さくすることにより、搗精室の内部及び排出口での米の送り方向の抵抗を減少させることができる。また、主軸の回転方向に対して前進する先端部材の螺旋面は、主軸が回転することにより、螺旋面に接触する米を螺旋面を構成する螺旋の接線方向前方側へと押し出すことができる。その結果、米を排出することができる。
前記主軸の下端に、前記回米体の内径と同じか又はそれより小さな内径を有し、かつ基端が端面の中心と同心に半円状の傾斜部材が互いに反対方向に傾斜する傾斜面を有するように2つ合わさった突起部が設けられた先端部材を備え、かつ、前記抵抗円板の中心と同心に前記突起部の基端の外周より大きな孔を備えることが好ましい。この構成によれば、突起部の互いに反対方向に傾斜する傾斜面を有する傾斜部材が回転して傾斜部材と抵抗円板の間にある米を径方向外側へ押し出すことにより、先端部材の突起部の基端の外周より大きな抵抗円板の孔から、米を排出することができる。
本発明によれば、精米に必要な摩擦力を局所的かつ瞬間的に発生させることができるので、米温の上昇を抑えることができる。
搗精筒の抵抗板の傾斜面と、搗精筒の周方向の面とがなす角度を60°以下にすることにより、衝突の衝撃を和らげることができる。また、前記角度を45°以上にすることにより、米が抵抗板を乗り越える時に、適度に衝撃が与えられて糠部分を除去できる。これらにより、精米を行いつつ、砕米を少なくすることができる
除糠孔を搗精筒の周方向と平行の長孔、又は、主軸の回転方向に対して搗精筒の周方向と平行より前端が排出口側に位置する長孔とすることにより、搗精筒の内部から排出口方向へ米を送る際に発生する抵抗を減少させることができる。その結果、不要な細かい糠の発生を抑えることができ、細かい糠の米への付着を減少させることができる。
精米機の主軸を鉛直方向に対して所定鋭角だけ傾斜させることにより、搗精室の内部での米の送り方向の抵抗を少なくすることができるので、単位時間当たりの精米量を増加させることができる。
また、主軸を傾斜させることにより精米機の内部に米が残留しないので、混米することがなくなる。
主軸の先端部材により、先端部材と抵抗円板の間の米を排出させることができる。
本発明の第1実施形態における精米機を示す図。 主軸の下方部分を示す図。 主軸の先端部分の分解斜視図。 周方向に長孔の除糠孔が周方向及び円筒方向に間隔をあけて規則的に複数個配設された搗精筒を示す図。 図2のV−V線断面図。 回米体に形成された噴風孔を示す図。 搗精筒内の回米体の回転による精米状態を示す図。 第2実施形態における止め金具及び抵抗円板を示す図。 第1実施形態と異なる向きに長孔が配設された搗精筒を示す図。 従来の精米機の精米状態を示す図。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
はじめに、本発明にかかる精米機10の第1実施形態について説明する。図1及び図2に本発明にかかる精米機10を示す。精米機10の内部には、軸が鉛直方向から45°傾斜して上端がハウジング11の側面に軸受12を介して回転可能に支持され、中間部が後述する送穀室13を貫通して送穀室13のフランジ部14に軸受15を介して回転可能に支持された主軸16が設けられている。主軸16は、中空のパイプでできている。図3に示すように、主軸16の下端の内側部分には、雌ねじが切られている。主軸16の雌ねじが切られている部分より上方の、後述する回米体17に挿入される部分には、複数の孔18が設けられている。
主軸16の上端には、主軸16の上端を包囲し、噴風空気入口20を備えた導風部21がハウジング11に固設されている。導風部21の噴風空気入口20には、精米機10外部の噴風ファン(図示せず)が接続されている。
主軸16には、主軸プーリー23が固着されている。精米機10内部には主軸16を駆動するモータ(駆動体)24が設けられている。モータ24の回転軸に取り付けられたモータプーリー25は、Vベルト26を介して主軸プーリー23に連結されている。
精米機10の上部には、玄米を投入する玄米ホッパ28が設けられている。玄米ホッパ28の上端には投入口29が設けられている。玄米ホッパ28の下端は、玄米供給路30を介して送穀室13に接続されている。玄米供給路30には、流路を開閉する穀粒供給シャッター31が設けられている。本実施形態では、玄米供給路30において、穀粒供給シャッター31の開度を調整することにより、玄米の投入と流量調整を同時に行っているが、穀粒供給シャッター31とは別体の流量調整装置を設けてもよい。
送穀室13は、主軸16に装着された送米スクリュー33を包囲するように配設されハウジング11に固定されている。送穀室13内には主軸16の軸方向と直角な中間壁が設けられ、該中間壁に、主軸16を遊挿する孔35が設けられている。送穀室13の主軸16の軸方向の上方側の開口部には、フランジ部14が設けられている。フランジ部14には、主軸16の中間部を支持する軸受15が設けられている。
送穀室13の主軸16の軸方向下方側の開口には、搗精室37が設けられている。搗精室37は、鉄又はステンレス製の打ち抜きパンチングメタルで形成された円筒形の搗精筒38と、搗精筒38の内部で主軸16に装着された回米体17を備えている。
図4に示すように、搗精筒38には、周方向に長孔の除糠孔39が、周方向及び円筒方向に間隔をあけて規則的に複数個配設されている。送穀室13と搗精室37の搗精筒38の間には隙間がないように、搗精筒38は送穀室13と内周面が互いに同じ断面形状で接続され、図示されていない枠に固定されている。
図5に示すように、搗精筒38の内周面には、円筒方向に直線的に延びる複数の抵抗板40が設けられている。搗精筒38の径にもよるが、抵抗板40の数は4〜8個が好ましい。本実施形態では、抵抗板40の数は6個である。抵抗板40は、搗精筒38の内周面と接する位置から回米体17の回転方向に高さが増加する傾斜面40aを有し、断面が台形の板である。抵抗板40の断面で斜辺となる一辺と、搗精筒38の内周面上の一辺とがなす角αは60°〜45°である。抵抗板40の断面で平行となっている一辺と一辺との間の距離である板厚は、米粒の略楕円形状の短軸方向の幅よりやや狭い程度が好ましい。
回米体17には、互いがほぼ一直線上となるように、外周面から外側へ延びる2つの突起42が設けられている。図5及び図6に示すように、回米体17の突起42の、回米体17の回転方向(図中の矢印方向)に対して後ろ側の側面に隣接する回米体17の外周面には、突起42のほぼ全長に対応する範囲にわたって長孔からなる噴風孔43が設けられている。噴風孔43には、米が回米体17の内部に侵入していくことを防止するための網(落下防止部材)44が設けられている。網44のかわりにパンチングメタルが設けられていてもよい。
図1乃至図3に示すように、送米スクリュー33と回米体17は主軸16に挿入され、送米スクリュー33の上端が主軸16の止め部46に当接し、先端の内側に雌ねじ部分を有する主軸16と、外側に雄ねじ部分を有する止め金具(先端部材)48が螺合することにより送米スクリュー33と回米体17が挟着固定されている。止め金具48の端面には、主軸16の回転方向に前進する螺旋面で、回転により軸の中心から放射状に押し出すための螺旋状曲線部49を有している。
搗精室37の主軸16の軸方向の下方側には、搗精室37と連通し、主軸16に装着された止め金具48の先端よりさらに突出し、主軸16の軸方向の下方に開口を有する円筒部で形成された排出口51が設けられている。搗精室37の搗精筒38と排出口51の間には隙間がないように、搗精筒38と排出口51は内周面が互いに同じ断面形状で接続され、図示されていない枠に固定されている。
ハウジング11には、エアーシリンダ53が設けられている。エアーシリンダ53の先端は、ハウジング11から延びる支持部材54に支点が支えられた押さえ部材55の一端と当接している。押さえ部材55の他端には、抵抗円板56が連結されており、抵抗円板56は、エアーシリンダ53によって付勢された押さえ部材55により押圧され、排出口51を封止している。エアーシリンダ53、支持部材54、押さえ部材55及び抵抗円板56は、排出口51に対して付勢して封止する封止機構を構成している。
取出ホッパ58は、押さえ部材55の一部を挿入し、押さえ部材55に連結された抵抗円板56が取出ホッパ58の内部で排出口51を封止又は開放できるように設けられている。取出ホッパ58の下端には、精米された白米を取り出す取出口59が設けられている。
搗精室37には、搗精筒38の外周を囲む円筒状の糠排出路61が設けられている。糠排出路61は、搗精室37の搗精筒38の内部と除糠孔39を通じて連通している。
糠排出路61には糠ホッパ62が接続されている。糠ホッパ62の下部は、精米機10の外部の集糠装置(図示せず)と接続されている。
次に、本発明にかかる精米機10の米の流れについて説明する。玄米は、玄米ホッパ28の投入口29に投入して貯留される。そして、モータ24によって主軸16を回転させ、玄米供給路30のシャッター31を開けると、玄米が精米機10の送穀室13へ送り込まれ、送穀室13の送米スクリュー33を介して搗精室37の搗精筒38の内部へ送り込まれる。
精米機10に最初に投入された玄米は、搗精筒38の内部が空であるため、傾斜した搗精筒38と回米体17の間を重力にしたがって通過し、精米されずに排出口51まで到達してしまう。そして、続いて投入された玄米も送米スクリュー33により搗精筒38の内部に送り込まれ、排出口51側へ次々投入されると、玄米が積み重ねられて搗精筒38の内部を満杯にする。その後も投入が継続されて送穀室13の送米スクリュー33による玄米の送り込みが送米スクリュー33直下の玄米の押し込みを伴う位置まで到達すると、送米スクリュー33が玄米に圧力を加えて搗精筒38に押し込む力が発生する。その力と、エアーシリンダ53が抵抗円板56を排出口51に押し当てる力とのバランスにより、搗精筒38内の玄米に対して、送り方向(主軸16の軸方向の上端側から下端側に向かう方向)での圧力を加えることができる。
送米スクリュー33が玄米を搗精筒38に押し込む力は、穀粒供給シャッター31の開度を一定にしておけば、常に時間当たり一定量の玄米が投入されるので一定である。エアーシリンダ53が抵抗円板56を排出口51に押し当てる力は、エアーシリンダ53の空気圧を調節することにより変更できる。したがって、エアーシリンダ53の空気圧を調節することにより、送り方向の圧力を所望の圧力に調節できる。本実施形態では、穀粒供給シャッター31の開度を調節することで、搗精筒38の送り方向での内部の圧力をできる限り低圧にする方がよい。
図7に示すように、搗精筒38内の回米体17を回転させると、回米体17の突起42により、突起42の回転方向前進側にある玄米が回転方向に押し出される。回米体17が回転方向に前進するにつれて、回米体17の突起42、突起42の回転方向前進側の突起42から最も近い搗精筒38の内周面の抵抗板40、回米体17及び搗精筒38に包囲されて形成された空間は次第に狭くなっていく。そうなると、その空間の玄米のうち、回米体17の前進方向に対して抵抗板40の傾斜面40aの手前で搗精筒38の内周面に接している玄米は、抵抗板40により回転方向前進側への行く手を阻まれ、抵抗板40の傾斜面40aに沿って進行方向を変える。進行方向を変えた玄米が、その玄米の周囲の一部の既に互いに密着していた玄米を局所的にさらに圧迫し、その圧迫によりその一部の玄米も進行方向を変え、その一部の玄米の進行速度を互いに異ならせて摩擦させることにより玄米の表皮が削られ精米が行われる。搗精筒38の内部では、玄米は、搗精筒38の周方向及び軸方向で複数の抵抗板40の傾斜面40aを通過して玄米と精米された白米の位置が互いに入れ替わり、やがては搗精筒38の内部の玄米が精米された白米となって排出口51へ送り込まれる。
排出口51の内部の止め金具48は回米体17の内径より小さな内径を有するので、搗精筒38の内部の空間と比較して排出口51の内部の空間は広くなっている。そのため、米が搗精筒38の出口から排出口51の入口へ前進する際の抵抗は少ない。
排出口51は、エアーシリンダ53により押さえ部材55を介して抵抗円板56が押し当てられ封止されている。排出口51へ送られた米が抵抗円板56を押すと、押さえ部材55を介してエアーシリンダ53が押し戻され、排出口51と抵抗円板56の間に隙間を生じさせる。その隙間のうち、取出ホッパ58への出口は、排出口51の円筒部端面の外周部分であり、排出口51の外周に近い部分から順に米が排出される。
一方、米の主な流れは、搗精筒38と回米体17の間から排出口51の円筒部内周面付近を進み、排出口51の外部へ出ていくものであるため、排出口51の円筒部中央付近の米は、米の送り方向の流れにほとんど影響されずなかなか排出されない。
しかしながら、排出口51の円筒部中央付近の米を、止め金具48の螺旋状曲線部49により、主軸16の回転に伴って軸の中心から放射状に、円筒部内周面付近に押し出すことにより、米の送り方向の流れにのせて排出口51の外へ排出させることができる。
噴風ファン(図示せず)で発生した風は、導風部21を経て、中空のパイプである主軸16の中を通り、主軸16の下端側に開けられた複数の孔18から噴風される。その風は、回米体17の噴風孔43を通り抜け、搗精筒38の内部から搗精筒38の除糠孔39を通って外部へ抜ける。その風により、搗精筒38の内部で剥離された糠は、搗精筒38の除糠孔39から搗精室37外部の糠排出路61に排出され、糠ホッパ62で集められて、糠ホッパ62下部から、精米機10の外部の集糠装置(図示せず)に空気搬送される。搗精筒38の中央部から外側に向かって噴風することにより、糠を搗精筒38から外部に吹き飛ばすとともに、米温の上昇を抑えることができる。
次に、本発明にかかる精米機10の第2実施形態について説明する。本実施形態において、第1実施形態と同じ構成要素には同じ符号を付して説明を省略する。図8に、本実施形態における止め金具(先端部材)64及び抵抗円板65を示す。止め金具64の外径は主軸16の外径と同じである。止め金具64の先端部中央には、端面の中心と同心に基端67が半円状の傾斜部材68が互いに反対方向に傾斜する傾斜面69を有するように2つ合わさった突起部70が設けられている。エアーシリンダ53の先端が当接した押さえ部材72の先端は、中央部分には孔74が設けられた抵抗円板65と孔74のない部分で取り付けできる形状で連結されている。孔74の半径は、突起部70の基端67の外周円の半径より少しだけ大きい。
主軸16を回転させると、突起部70の傾斜部材68の傾斜面69により、突起部70と抵抗円板65の間の米が抵抗円板65の孔74から外部へ排出される。このようにすれば、止め金具64と抵抗円板65の間に存在する米、特に、精米する際に最初に投入され、搗精室37で精米されずに止め金具64と抵抗円板65の間に到達した玄米を容易に排出することができる。
これまで本発明を実施形態にしたがって説明してきたが、本発明は実施形態のものに限定されず、種々の変形が可能である。例えば、図9に示すように、搗精筒38は、回米体17の回転方向に対して前端が排出口51側に位置する長孔が間隔をあけて規則的に複数個配設されたものであってもよい。
本願発明者による搗精筒38の長孔の向きに関する実験結果を示す。実験した精米機10は、モータ24の容量が7.5HP(5.5kw)で、モータ24の負荷が22Aで、同様の白度になるように流量及び抵抗円板56の圧力を調節して精米した。サンプルは平成19年滋賀県産コシヒカリであった。
回米体17が回転すると米が戻される方向に長孔が開けられている場合、精米能力は428kg/時、米温上昇は23.0℃、白度は40.3であり、米表面の状態は、微細な白糠の付着が若干多い結果となった。
回米体17の円周方向と平行に長孔が開けられている場合、精米能力は751kg/時、米温上昇は16.3℃、白度は40.5であり、米表面の状態は、微細な白糠の付着は少なく美しい結果となった。
回米体17が回転すると米が送り出される方向に長孔が開けられている場合、精米能力は767kg/時、米温上昇は15.9℃、白度は40.5であり、米表面の状態は、微細な白糠の付着が少なく美しい結果となった。
以上の結果から、回米体17の円周方向と平行又は米が送り出される方向に長孔が開けられていることが好ましいことが分かった。
搗精筒38の抵抗板40の、傾斜面40aの角度αと、胚芽を抱いている部分が欠ける米(先欠け米)の発生割合との関係について、本願発明者が行った実験結果を示す。サンプルは平成19年滋賀県産コシヒカリであった。
抵抗板40の傾斜面40aの角度αが90°の場合では、先欠け割合は13.7%、白度は41.3、米表面の状態は微細な白糠の付着は少なく美しいという結果となった。
抵抗板40の傾斜面40aの角度αが60°の場合では、先欠け割合は5.8%、白度は41.0、米表面の状態は微細な白糠の付着は少なく美しいという結果となった。
抵抗板40の傾斜面40aの角度αが45°の場合では、先欠け割合は5.3%、白度は42.0、米表面の状態は微細な白糠の付着は少なく美しいという結果となった。
抵抗板40の傾斜面40aの角度αが30°の場合では、先欠け割合は4.3%、白度は41.5、米表面の状態は微細な白糠の付着が多く粉にまみれているという結果となった。
市販品による顕著な違いは特になく、市販品A(平成19年滋賀県産コシヒカリ)では先欠け割合が5.5%に対して市販品B(平成19年福島県産コシヒカリ)では5.3%であり、米表面の状態は、両者とも微細な白糠の付着が多いという結果となった。
以上の結果を総合して、抵抗板40の傾斜面40aの角度は先欠け割合が少なく、白糠の付着が少ない60°〜45°が好ましいことが分かった。
本発明にかかる精米機10には、以下の効果がある。
この構成によれば、搗精室37の回米体17を搗精筒38で包囲することにより、搗精筒38と回米体17の間隔を同一にすることができる。これにより、米が過剰に圧迫されることを回避できる。この過剰に圧迫されることのない搗精筒37の内部で、回米体17の突起42に押し出されて周方向に回転する米は、精米に必要な速度差による摩擦力を瞬間的に発生させる抵抗板40の傾斜面40aによってのみ進行方向を大きく変え、その米の周囲の米が互いに擦り合わされる。これにより、糠部分が剥離される。剥離された糠部分は、搗精筒38の内周面から外周面に貫通する除糠孔39から排出される。このようにすれば、精米に必要な摩擦力を局所的かつ瞬間的に発生させることができるので、米温の上昇を抑えることができる。しかも、米の表面に細かい糠が付着しにくくなる。また、精米機10の主軸16を鉛直方向に対して所定鋭角だけ傾斜させて搗精室37を傾斜させることにより、重力を利用して米を排出口51側へ送ることができる。すなわち、搗精室37の内部での米の送り方向の抵抗を減少させることができる。これにより、単位時間当たりの精米量を増加させることができる。さらに、精米機10の内部に米が残留しないので、混米することがなくなる。
また、この構成によれば、回米体17により回転させられた米が搗精筒38の内周面の抵抗板40と接触する傾斜面40aと搗精筒38の周方向の面とがなす角度を60°以下にすることにより、衝突の衝撃を和らげることができる。また、前記角度を45°以上にすることにより、米が抵抗板40を乗り越える時に、適度に衝撃が与えられて糠部分を除去できる。これらにより、砕米が少なくなるように精米することができる。
さらに、この構成によれば、除糠孔39が搗精筒38の周方向と平行の長孔、又は、主軸16の回転方向に対して搗精筒38の周方向と平行より前端が排出口51側に位置する長孔であるので、搗精筒38の内部から排出口51方向へ米を送る際に発生する抵抗を減少させることができる。これにより、除糠孔39で削られる米の細かい大きさの糠を減少させることができ、ひいては、精米された米への糠の付着量を減少させることができる。
主軸16の先端部材48,64により、先端部材48,64と抵抗円板56,65の間の米を排出させることができる。
10 精米機
11 ハウジング
12 軸受
13 送穀室
14 フランジ部
15 軸受
16 主軸
17 回米体
18,74 孔
20 噴風空気入口
21 導風部
23 主軸プーリー
24 モータ(駆動体)
25 モータプーリー
26 Vベルト
28 玄米ホッパ
29 投入口
30 玄米供給路
31 穀粒供給シャッター
33 送米スクリュー
35 孔
37 搗精室
38 搗精筒
39 除糠孔
40 抵抗板
42 突起
43 噴風孔
44 網(落下防止部材)
46 止め部
48,64 止め金具(先端部材)
49 螺旋状曲線部
51 排出口
53 エアーシリンダ
54 支持部材
55,72 押さえ部材
56,65 抵抗円板
58 取出ホッパ
59 取出口
61 糠排出路
62 糠ホッパ
67 基端
68 傾斜部材
69 傾斜面
70 突起部

Claims (6)

  1. 主軸に装着されて回転し、外周面から径方向に突出し、かつ軸方向に直線的に延びた複数の突起を有する回米体と、前記回米体を包囲し、内周面と外周面を貫通する除糠孔が設けられた搗精筒とからなる搗精室を設け、前記搗精室の一端に設けた送穀室から玄米を送り込み、前記回米体と前記搗精筒の間を通って、他端の排出口を付勢して封止する抵抗円板を押し開けて精米された米を排出する精米機において、
    前記主軸を鉛直方向に対して所定鋭角だけ傾斜させて配置し、
    前記搗精筒を円筒形とし、その内周面に、前記主軸の回転方向に高さが増加する傾斜面を有する複数の抵抗板を設けたことを特徴とする精米機。
  2. 前記主軸の所定鋭角が45°であることを特徴とする請求項1に記載の精米機。
  3. 前記抵抗板の傾斜面と、前記搗精筒の周方向の面とがなす角度が60°〜45°であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の精米機。
  4. 前記除糠孔が前記搗精筒の周方向と平行の長孔、又は、前記主軸の回転方向に対して前記搗精筒の周方向と平行より前端が前記排出口側に位置する長孔であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の精米機。
  5. 前記主軸の下端に、前記回米体の内径と同じか又はそれより小さな内径を有し、かつ端面が前記主軸の回転方向に対して前進する螺旋面を有する先端部材を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の精米機。
  6. 前記主軸の下端に、前記回米体の内径と同じか又はそれより小さな内径を有し、かつ基端が端面の中心と同心に半円状の傾斜部材が互いに反対方向に傾斜する傾斜面を有するように2つ合わさった突起部が設けられた先端部材を備え、かつ、前記抵抗円板の中心と同心に前記突起部の基端の外周より大きな孔を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の精米機。
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