JP2010162217A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技機の抽選処理用のICが不正なICに交換されたことを検知する。
【解決手段】スタートスイッチに対する操作を受けて抽選を行い、当該抽選の結果に基づき当選判定を行う当選抽選手段を備える遊技機において、当該抽選に使用する乱数発生器が不正な電子回路に交換されたことを検知する不正回路検知部とを備える。前記不正回路検知部は、予め定められたタイミングで乱数値を取得し、取得した乱数値を第1乱数値とし、前記第1乱数値の取得タイミングから予め定められた第1時間の経過を待ち、再び乱数値を取得し、取得した乱数値を第2乱数値とし、前記第1乱数値と前記第2乱数値を比較することで不正な電子回路に交換されたかどうか判定する。
【選択図】 図6

Description

この発明は、スロットマシン等の遊技機に関し、特に、乱数発生器に対する不正行為を検知する技術に関する。
スロットマシン等の遊技機にはメダルの投入口が設けられており、遊技者は所定の枚数のメダルを投入してゲームを楽しむことができる。遊技に必要なメダルは、遊技ホール内に設けられたメダル貸機等で借りることができ、所望の遊技機のメダル投入口に投入することによりゲームを開始することができる。
従来の遊技機の動作は次のようなものであった。
先ず、スタートスイッチが操作されることにより、スタートスイッチがONとなる。これを受けて遊技機内部の当選判定手段により抽選処理が行われる。ここで所定の役に当選すると当選フラグがセットされる。回転リールの回転が開始する。ストップスイッチが操作されることにより、ストップスイッチがONとなる。そして、対応する回転リールの回転が停止する。全部の回転リールに対応するストップスイッチの操作が行われた後、当選フラグ成立中に当該当選フラグに対応する入賞図柄が有効入賞ライン上に揃ったか否か、すなわち、入賞が確定したか否かが判定される。入賞が確定したと判定された場合、入賞図柄に相当するメダルが払い出される。
抽選処理の評価が例えば外れの場合は所定の図柄が揃わないように設定され(いわゆる蹴飛ばし)、当たりの場合はストップスイッチが所定のタイミングで押下されることなどを条件に所定の図柄が揃うように設定される(いわゆる引き込み)。つまり、抽選処理において当選しているときのみ所定の条件の下で図柄が揃い入賞することにより、メダルが払い出されるが、当選しないときはストップスイッチをどのように操作してもメダルが払い出されることはない。これはメダルの払い出しを一定確率に保つためである。これを実現するため抽選処理において乱数発生器が用いられている。
特開2007−209413号公報 特開2007−236569号公報
抽選に用いるための乱数は、比較的高速のクロック(例えば8MHz)で動作するカウンタICを用いて生成されている。このように生成される乱数を、便宜上、ハード乱数と呼ぶことにし、そのための回路をハード乱数回路と呼ぶことにする。
最近の不正行為のなかに、カウンタICを不正行為者が用意したICと交換することで大当たりを得ようとした事例があった。具体的には、メイン基板に搭載されているカウンタICのハンダ付けを取り外して別に用意したICと交換する、あるいはカウンタICの端子を切断して代わりに不正行為用ICの端子を基板にハンダ付けする、といったことが行われているようである。
不正行為用ICは、おそらく、自動的にあるいは不正行為者からの指令を受けて、当たりの乱数値を出すものと思われる。不正行為者は、抽選に不正に当選することで利益を得ている。
このようなIC交換を伴う不正行為は従来になかったもので、今までの不正行為防止技術では対応が難しい。本発明は、そのような不正行為の検知を可能にすることで、不正行為による被害を防止し、もって不正行為を抑止することのできる遊技機を提供することを目的としている。
この発明は、スタートスイッチの操作に基づき抽選を行い、当該抽選の結果に基づき当選判定を行う当選抽選手段を備える遊技機において、
前記当選抽選手段は、クロック信号を発生するクロック発生器と、前記クロック信号に基づき抽選用の乱数を発生する乱数発生器と、前記乱数発生器が発生する乱数を前記スタートスイッチの信号に基づき抽出する乱数抽出器と、抽選に係る乱数値と当選の対応関係を予め格納する当選判定テーブルと、前記当選判定テーブルを参照して前記乱数抽出器により抽出された乱数値の当選の判定を行う判定部と、前記乱数発生器又は前記乱数抽出器の少なくとも一方が交換された(例えば、外部から持ち込まれたICなどの不正な電子回路に交換された)ことを検知する不正回路検知部と、前記スタートスイッチの信号及び前記不正回路検知部からの信号を受けてこれらの何れか一方を選択して出力するか又はこれらを合成して出力する信号切替合成部とを備え、
前記乱数抽出器は、前記信号切替合成部から信号を受けて、前記スタートスイッチの信号とともに前記不正回路検知部からの信号に基づき乱数を抽出するものであり、
前記不正回路検知部は、
前記乱数抽出器へ信号を送り、予め定められたタイミングで乱数値を取得し、取得した乱数値を第1乱数値とし、
前記第1乱数値の取得タイミングから予め定められた第1時間の経過を待ち、
前記予め定められた第1時間が経過した後に前記乱数抽出器へ信号を送り、乱数値を取得し、取得した乱数値を第2乱数値とし、
前記第1乱数値と前記第2乱数値を比較し、この比較結果に基づき前記乱数発生器又は前記乱数抽出器の少なくとも一方が不正な電子回路に交換されたかどうか判定する、ものである。
前記不正回路検知部は、前記スタートスイッチの信号を監視し、下記(a)〜(c)のいずれかに該当するときに前記乱数値を取得するようにしてもよい。
(a)前記スタートスイッチが予め定められた第2時間よりも長くオン状態に維持されたこと
(b)予め定められた第3時間において、前記スタートスイッチが予め定められた回数よりも多くオンになったこと
(c)前記スタートスイッチの複数回の押下の方向が一致しないこと
前記乱数発生器は、前記クロック信号に基づき動作するカウンタであり、
前記乱数発生器は、前記第1乱数値と前記第2乱数値の差が、前記予め定められた第1時間において前記カウンタが前記クロック信号に基づきカウントすべき値と一致していないとき、前記乱数発生器又は前記乱数抽出器の少なくとも一方が不正な電子回路に交換されたと判定するようにしてもよい。
前記乱数発生器は、前記クロック信号に基づき動作するカウンタであり、
前記不正回路検知部が待機する前記予め定められた第1時間は、例えば、前記カウンタでカウント可能な数と前記クロック信号の周期の積に基づき定められる。
前記不正回路検知部は、判定を行うごとに、前記予め定められた第1時間を変化させるようにしてもよい。
前記不正回路検知部は、プログラムを予め記憶するROMと、前記プログラムに従って動作するCPUと、入出力処理を行うI/Oとを含み、
前記CPUは、前記クロック発生器のクロック信号に基づき動作するようにしてもよい。
前記スタートスイッチの信号は前記I/Oに入力され、
前記CPUは、前記I/Oを通じて前記スタートスイッチの信号を受け、前記I/Oを通じて前記乱数抽出器へ乱数を抽出するための信号を送るようにしてもよい。
この発明によれば、遊技機の当選抽選手段に、乱数発生器又は乱数抽出器の少なくとも一方が不正な電子回路に交換されたことを検知する不正回路検知部を設けたので、IC交換を伴う不正行為を検出することができる。
前扉を閉めた状態を示すスロットマシンの正面図である。 前扉を180度開いた状態を示すスロットマシンの正面図である。 発明の実施の形態に係るスロットマシンのブロック図である。 発明の実施の形態に係るスロットマシンの当選判定手段のブロック図である。 スロットマシンの遊技処理のフローチャートである。 発明の実施の形態に係る不正回路検知処理のフローチャートである。 発明の実施の形態に係る不正回路検知処理の説明図(タイミングチャート)である。 発明の実施の形態に係るスロットマシンの当選判定手段の具体的なブロック図である。 発明の実施の形態に係るスロットマシンの当選判定手段の他の具体的なブロック図である。 発明の実施の形態に係る信号切替/合成部の動作説明のためのタイミングチャートである。
この発明の実施の形態に係る遊技機(スロットマシン)について図面を参照して説明する。
図1は前扉を閉めた状態を示すスロットマシンの正面図、図2は前扉を180度開いた状態を示すスロットマシンの正面図を示す。
図1及び図2中、100はスロットマシンを示すもので、このスロットマシン100は、図1に示すように、スロットマシン本体120と、このスロットマシン本体120の前面片側にヒンジ等により開閉可能に取り付けられた前扉130とを備えている。前記前扉130の前面には、図1に示すように、ほぼ中央にゲーム表示部131を設け、ゲーム表示部131の右下隅部に、遊技者がメダルを投入するためのメダル投入口132を設け、メダル投入口132のさらに下側には、メダル投入口132から投入され、詰まってしまったメダルをスロットマシン100外に強制的に排出するためのリジェクトボタン133が設けられている。
また、前記ゲーム表示部131の左下方には、ゲームを開始するためのスタートスイッチ134(所定のスイッチ)を設けてあり、3つのリールのそれぞれに対応して3つのストップスイッチ140を設けてある。前扉の下端部中央には、メダルの払出し口135を設けてある。ゲーム表示部131の下方かつストップスイッチ140の上方にはベットスイッチ141を設けてある。ベットスイッチ141は、メダル投入口132に連続してメダル投入をして貯留させた貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるものである。
スロットマシン本体120の内部には、図2に示すように、その内底面に固定され、内部に複数のメダルを貯留して、貯留したメダルを前扉130の前面に設けた払出し口135に1枚ずつ払い出すためのホッパ装置121が設置されている。このホッパ装置121の上部には、上方に向けて開口し、内部に複数のメダルを貯留するホッパタンク122を備えている。スロットマシン本体120の内部には、前扉130を閉めたときにゲーム表示部131が来る位置に三個の回転リールからなるリールユニット203が設置されている。ホッパ装置121の上側のリールユニット203との間には電源部205が設けられている。
前記前扉130の裏面には、図2に示すように、メダル(コイン)セレクタMSが、前扉130の前面に設けられたメダル投入口132の裏側に取り付けられている。このメダルセレクタMSは、メダル投入口132から投入されたメダルの通過を検出しながら、当該メダルをホッパ装置121に向かって転動させ、外径が所定寸法と違う異径メダルや、鉄又は鉄合金で作製された不正メダルを選別して排除するとともに、1ゲームあたりに投入可能な所定枚数以上のメダルを選別して排除するための装置である。メダルセレクタMSは、投入されたメダルを検出するための図示しないセンサ(例えばフォトインタラプタ)を備えている。
また、メダルセレクタMSの下側には、図2に示すように、その下部側を覆って前扉130の払出し口135に連通する導出路136が設けられている。メダルセレクタMSにより振り分けられたメダルは、この導出路136を介して払出し口135から遊技者に返却される。
スロットマシンで遊技を楽しもうとする遊技者は、まずメダル貸機(図示しない)等から遊技媒体であるメダルを借り、メダル投入装置のメダル投入口132に直接メダルを入れることができる。スロットマシンの筐体の中央部及び上部には、遊技者側に向かって臨む四角窓状のゲーム表示部131が形成されている。ゲーム表示部131は、スロットマシンの内部に設けられた三個の回転リールの図柄を見ることができるように構成されている。遊技メダルの投入を条件に、スタートスイッチ134を押し下げることで、リールユニット203の駆動を開始させる。リールユニット203は、ストップスイッチ140によりその駆動が停止される。
図3はスロットマシン100の電気的な概略構造を示すブロック図である。この図において電源系統についての表示は省略されている。スロットマシン100は、その主要な処理装置としてメイン基板1とこれからコマンドを受けて動作するサブ基板2とを備える。なお、少なくともメイン基板1は、外部から接触不能となるようにケース内部に収容され、これら基板を取り外す際に痕跡が残るように封印処理が施されている。
メイン基板1は、遊技者の操作を受けて内部抽選を行ったり、リールの回転・停止やメダルの払い出しなどの処理を行うためのものである。メイン基板1は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPUと、前記プログラムを記憶する記憶手段であるROMおよび処理結果などを一時的に記憶するRAMを含む。メイン基板1は、当選抽選を行うための当選判定手段1aと、当選判定手段1aに含まれる乱数発生器2又は乱数抽出器3の少なくとも一方が不正な電子回路に交換されたことを検知する不正回路検知部1bとを含む(これらの詳細は後述)。
サブ基板2は、メイン基板1からコマンド信号を受けて内部抽選の結果を報知するとともに各種演出を行うためのものである。サブ基板2は、前記コマンド信号に応じた予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPUと、前記プログラムを記憶する記憶手段であるROMおよび処理結果などを一時的に記憶するRAMを含む。
サブ基板2はメイン基板1からコマンドをうけ、これに従って演出等の処理を行う。コマンドの流れはメイン基板1からサブ基板2への一方のみであり、逆にサブ基板2からメイン基板1へコマンド等が出されることはない。
メイン基板1には、スタートスイッチ134,ストップスイッチ140,リール駆動部70,リール位置検出回路71、ホッパ駆動部80、ホッパ81及びホッパ81から払い出されたメダルの枚数を数えるためのメダル検出部82が接続されている。サブ基板2には図示しない液晶表示装置を制御する液晶制御基板200、スピーカ201、LED基板202などの周辺基板(ローカル基板)が接続されている。以下、スタートスイッチ134,ストップスイッチ140を除く、これらの周辺基板/装置について説明する。
リール駆動部70は、3つの回転リールを回転駆動するステッピングモータ155を駆動する回路である。各ステッピングモータ155はリール駆動回路70によって1−2相励磁されており、所定数のパルスの駆動信号が供給されるとそれぞれ1回転する。
リール位置検出回路71は、回転リールの近傍に設けられてリールの回転位置を検出するためのフォトインタラプタ159から出力パルス信号を受け、3つの回転リールそれぞれの回転位置を検出し、その検出信号を出力するものである。メイン基板1のRAM内には、各回転リールについて一回転の範囲内における回転位置に対応した計数値(具体的には、ステッピングモータを駆動するパルスを計数したもの)が、ステッピングモータの駆動パルスの供給に伴って格納されており、CPUはリール位置検出回路71からの出力パルス(リセットパルス)を受け取ると、RAM内に形成されたこの計数値を“0”にクリアする。このクリア処理により、各シンボルの移動表示と各ステッピングモータの回転との間に生じるずれが、一回転毎に解消されている。
ホッパ駆動部80は、メダルを収納するとともに指示された入賞に応じた枚数のメダルを払い出すホッパ81のモータを駆動する回路である。
メダル検出部82は、ホッパ81から払い出されるメダル数を計数するためのものである。メイン基板1のCPUは、このメダル検出部82から受けた実際に払い出しのあったメダル計数値が入賞に応じた所定の配当枚数データに達した時に、ホッパ駆動部80による駆動を停止させ、メダル払い出しを終了させる。ホッパ駆動回路80,メダル検出部82により、遊技の結果にて得られた入賞に基づいて所定枚数のメダルが遊技者に払い出される。
液晶制御基板200は、図示しない液晶表示部を駆動するための回路である。
スピーカ201は、音声や効果音等の音響を発生するためのものである。
LED基板202は、図示しない表示ランプやバックランプを駆動するための回路である。
液晶制御基板200により表示制御される液晶表示装置、スピーカ201や表示ランプ等を含むLED基板202は演出表示装置を構成する。この演出表示装置は、遊技者に当選等を報知したり、いわゆるアシストタイム(AT)において、一定ゲーム間に特定の小役を台自体が何らかのアクションを伴ってユーザに教えるためのものである。
なお、メイン基板1のROMには、このスロットマシン100で実行されるゲーム処理の手順がシーケンスプログラムとして記憶されている他、当選確率テーブル,シンボルテーブルおよび入賞シンボル組合せテーブル等がそれぞれ区分されて格納されている。当選確率テーブルは、抽出された乱数(詳細は後述)を各当選態様に区分けするように区分されており、一定範囲の数値の中から抽出される乱数を各当選態様に区画するデータを記憶している。
図4は当選判定手段1aのブロック図である。理解を容易にするために、図4において不正回路検知部1bも示している。当選判定手段の少なくとも一部の機能は、メイン基板1のROMに記憶されたプログラムを同上のCPUが実行することにより又はハードウエアにより実現される。不正回路検知部1bについても同様である。プログラムで実現する構成については後に説明を加える。ハードウエアで実現する場合、以下に説明する機能を実行可能なIC(例えば、ASIC、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、マイコンなど)を用いることになる。
当選判定手段1aは、図4に示すように、クロック発生器CLK、乱数発生器2、乱数抽出器3、判定部4及び当選判定テーブル5を含む。なお、上述のように、当選判定手段1aは不正回路検知部1bを含まないが、理解を容易にするために、図4において不正回路検知部1bも示している。当選判定手段1aの構成は図4に示したものに限定されない。
クロック発生器CLKは、例えば水晶振動子を備える発振器であり、所定周波数(例えば8MHz)の規則的なクロック信号を発生する。
乱数発生器2は、クロック発生器CLKが出力するクロック信号に基づき抽選用の乱数を発生する。乱数発生器2は、当選抽選用の乱数を所定の領域内で発生させるものである。例えば、0〜一定数の範囲において任意の数値を所定の確率で発生させる。具体的には、乱数発生器2は、一定時間間隔で+1を繰り返し、一定の値(例えばFFFF(16進))を超えると0に戻るカウンタである。
乱数抽出器3は、乱数発生器2が発生する乱数を所定の条件(例えば、スタートスイッチ134の操作信号)で抽出するものである。乱数発生器2は所定間隔で繰り返し乱数を発生させているが、そのうちの一部が乱数抽出器3により抽出される。具体的には、乱数抽出器3は、ラッチである。乱数抽出器3で抽出された値を乱数値と呼ぶことにする。
当選判定テーブル5は、乱数発生器2がとる乱数の全領域に対応して、各当選態様ごとに区分された領域を有するものである。例えば、0〜一定数の範囲を複数に区分し、ひとつの区分(領域)を外れとし、他の区分(領域)を当選1、当選2、・・・というように設定する。
判定部4は、乱数抽出器3で得た数値(抽出用乱数)を、当選判定テーブル5の抽選確率データと参照する。すなわち、当該抽出乱数データを、乱数発生器2がとる乱数の全領域中の各当選態様ごとに区分された当選判定領域データそれぞれと照合し、当該抽出乱数データが属する当選態様に対応する当選を決定するものである。例えば、抽出された乱数の数値が、当選判定テーブル5のどの区分(領域)に属するか調べ、その区分が例えば当選1の区分であれば「当選1」と判定される。同様に、抽出された乱数の数値が当選判定テーブル5の外れの区分(領域)に属すれば「外れ」と判定される。
抽選処理の評価が例えば外れの場合は所定の図柄が揃わないように設定され(いわゆる蹴飛ばし)、当たりの場合はストップスイッチが所定のタイミングで押下されることなどを条件に所定の図柄が揃うように設定される(いわゆる引き込み)。そして、所定の図柄が揃えば入賞図柄に相当するメダルが払い出される。各種の当選はこのような当選確率テーブルのデータ設定に応じた確率の下で発生し図柄の停止制御が行われるため、遊技者の技量に極端に左右されることなく、例えば1日の営業時間内でのトータル的なメダル支払い率がほぼ一定に維持されている。
信号切替/合成部7は、スタートスイッチ134からの信号又は不正回路検知部1bからの信号の一方を選択(切替)するか、又は両方の信号を合成してひとつの信号にして乱数抽出器3に供給する。乱数抽出器3は、信号切替/合成部7の出力により抽出動作(データのラッチ)を行う。信号の一方を選択するものは、例えばスイッチである。不正回路検知部1bが当該スイッチを制御することになる。2つの信号を合成するものは、例えば論理和回路(オアゲート)である。
信号切替/合成部7の動作について、図10を参照して説明を加える。同図(a)は、信号切替/合成部7が切替部(例えばスイッチ)として機能する場合のタイミングチャートを示し、同図(b)は同じく合成部(例えばオアゲート)として機能する場合のタイミングチャートを示す。同図(c)は、信号切替/合成部7をオアゲートで構成した場合の接続図を示す。
信号切替/合成部7は、スタートスイッチ134から符号P1、P2、P3の信号を受け、不正回路検知部1bから符号Q1、Q2の信号を受けるとする。同図(a)に示すように、不正回路検知部1bは、信号Q1、Q2を出力するのに先立って、切替のための信号(図4において示していない)を信号切替/合成部7送り、時刻t3からt4の間だけ不正回路検知部1bの信号Q1、Q2を乱数抽出器3へ送り出すように信号切替/合成部7を制御する。時刻t3からt4の間に受けたスタートスイッチ134からの信号P2は無視される(同図(a)の点線は、信号P2が信号切替/合成部7の出力に現れないことを意味する)。なお、これは説明のための例示であって、実際は時刻t3からt4の期間は非常に短く、スタートスイッチ134からの信号が無視されることは生じない。
時刻t3は、例えば、後述の図6のS20の直後又はS21の直前のタイミングであり、時刻t4は、同じくS27の直後又はそれ以降のタイミングである。
同図(b)の例では、信号切替/合成部7で受けた信号P1〜P3と信号Q1、Q2の全てが信号切替/合成部7の出力に現れ、これら全てがラッチ信号となる。この例では、信号P1〜P3と信号Q1、Q2のいずれかが重なると2つの信号が1つになってしまうという問題があるが、上述のように、信号Q1、Q2の発生間隔は短く、後述のように発生頻度も低いので、実際に信号が重なることはほとんどない。
同図(a)(b)いずれの場合も、本発明の実施の形態に適用できる。信号切替/合成部7は、要するに、スタートスイッチ134の信号と不正回路検知部1bの出力信号の両方で乱数を抽出(ラッチ)できるようにするためのものであり、そのために2つの信号の切替又は合成を行うものである。
不正回路検知部1bは、乱数抽出器3の出力、すなわち抽出された乱数値を入力とし、乱数抽出のためのタイミング信号と判定結果(エラー信号)を出力としている。不正回路検知部1bの動作については、後に説明する。
図5は、スロットマシンの処理フローチャートである。この図を参照して遊技機の全体処理について簡単に説明を加える。
S1:メダルが投入されると遊技が可能な状態になる。
S2:この状態でスタートスイッチ134が押されると遊技が開始される。すなわち、3つの回転リールが回転するとともに、S3の処理が行われる。
S3:スタートスイッチ134の信号に基づき乱数抽出器3で乱数を取得する。
S4:乱数抽出器3で抽出された数値(乱数値)に基づき抽選処理が行われる。これは公知の処理であるので詳しく説明しない。
S6:ストップスイッチ140が押し下げられたかどうか判断する。押し下げられたとき(YES)はS7の処理を行う。
S7:ストップスイッチ140の押し下げにより、対応する回転リールの停止位置決定処理を行う。この処理は引き込み又は蹴飛ばしの停止制御を含むが、これらは公知の処理であるので詳しく説明しない。
S8:回転リールが停止したかどうか判定する。停止したとき(YES)はS9の処理を行う。
S9:全回転リール40a〜40cが停止したかどうか判定する。停止したとき(YES)はS10の処理を行う。
S10:入賞判定処理を行う。これは公知の処理であるので詳しく説明しない。
S11:払い出し処理を行う。これは公知の処理であるので詳しく説明しない。
図6は、発明の実施の形態に係る不正回路検知処理の処理フローチャートである。図7は、図6の処理を説明するためのフローチャートである。図7において、クロック信号はクロック発生器CLKの出力信号であり、カウンタ値は乱数発生器(カウンタ)2の値(出力データ)である。ラッチ信号は乱数抽出器3に対して乱数値の取得を命令する信号であり、ラッチデータは乱数抽出器3で取得した乱数値である。Tφはクロック信号の周期であり、一定である(例えば125ns)。カウンタ値の変化の間隔(+1に要する時間)もTφである。t1は乱数値A(第1乱数値)のラッチタイミングであり、t2は乱数値B(第2乱数値)のそれである。T1は、t1からt2までの時間(第1時間)であり、これは予め定められている。
図6の処理は、不正行為検知のための処理であって通常の遊技処理とは異なる別個の処理であるから、必要に応じて、図5の通常の遊技処理とは独立かつ無関係に実行される。言い換えれば、図5の遊技処理の特定の処理に引き続いて(例えばS3の直後に)必ず行わなければならないというものではない(図6の処理を遊技処理と関連づけて実行することを排除するものではない)。例えば、遊技機の電源投入後において少なくとも1回実行される、あるいは、図5のS3:乱数の取得の処理の前後に毎回又は適宜実行される。実行のタイミングについては、後でも触れる。
S20:割り込みを禁止する。
メイン基板1のCPUは、さまざまな処理を行っているが、そのなかで割り込みにより実行される処理がある。割り込み処理が行われると、その直前に実行されていた処理の終了が、当該割り込み処理に要した分だけ遅延する。図6の不正回路検知処理では、処理に要する時間、特に、S22とS26が実行される間隔が予め定められた時間であることが重要であるので、割り込み処理が発生すると正しい判定を行うことができない(正しいICを不正なICと判定することや、不正なICを正しいICと判定することが有り得る)。そこで、図6では、その処理の最初で割り込みを禁止することで、正しい判定が行えるようにしている。
信号切替/合成部7がスイッチである場合、ここで不正回路検知部1bの出力を選択するようにし(図10の時刻t3)、信号切替/合成部7は、当該出力をラッチ信号として乱数抽出器3へ送る。
S21:ラッチ信号をオンにする。
ラッチ信号とは、乱数抽出器3に送る信号で、乱数抽出器3に対して乱数値の取得を命令する信号である。ラッチ信号は、信号切替/合成部7を通って乱数抽出器3に入力される。ラッチ信号をオンにすることで、図7の時刻t1(図10の信号Q1)で乱数値Aが取得される。
S22:乱数抽出器3で乱数値を取得する。取得した値(乱数値A)を記憶する。
図7に示すように、時刻t1において乱数値Aを取得する。
S23:ラッチ信号をオフにする。
これで乱数値A(第1乱数値)の取得が終了する。
S24:ウエイト
図7の予め定められた時間(第1時間)T1の間だけ待機し、その後にS25以下の処理を実行する。
S25:ラッチ信号をオンにする。
ラッチ信号を再びオンにすることで、図7の時刻t2(図10の信号Q2)で乱数値Bが取得される。
S26:乱数抽出器3で乱数値を取得する。取得した値(乱数値B)を、乱数値Aとの比較のために保持する。
図7に示すように、時刻t2において乱数値Bを取得する。
S27:ラッチ信号をオフにする。
S25〜S27で乱数値B(第2乱数値)の取得が終了する。
信号切替/合成部7がスイッチである場合、ここでスタートスイッチ134からの信号を選択するようにする(図10の時刻t3)。すなわち、通常の状態に戻す。
S28:乱数値を比較する。
典型的には、2つの乱数値の差、つまり(乱数値B−乱数値A)を求める。なお、乱数発生器2はカウンタであり、例えば、FFFFの次が0000に戻ることを考慮する必要がある。桁あふれを考慮して乱数値の差を補正する(例えば(FFFF+1)を加算する)か、あるいはS29において剰余計算を行うようにする。
S29:比較の結果が正常かどうか判定する。正常であれば(YES)、図6の処理を終了して、図5の遊技処理に戻る。
S30:異常であれば(NO)、不正行為と判定する。
S31:エラー報知を行い、図5の遊技処理を中止する。
上記例では、(乱数値B−乱数値A)が、クロック信号の周期Tφと第1時間T1から求められる値X=(第1時間T1)/(クロック信号の周期Tφ)に一致するかどうか調べ、一致していれば(S29でYES)正常、一致しなければ(S29でNO)、異常すなわち不正回路検知と判定する。値Xは、予め定められた第1時間T1において乱数発生器2に用いているカウンタがクロック信号に基づきカウントすべき値である。ここで「一致」とは、数値が完全に一致することだけでなく、(乱数値B−乱数値A)が、値Xを中心として多少の誤差を見込んだ一定の範囲(例えば+10%〜−10%の範囲)の中に収まることを意味する。
また、乱数発生器2に用いているカウンタの特性上、桁あふれが発生するから、値Xのカウンタのビット数の2のべき乗(例えばFFFF+1)を法とする剰余を求め、これを(乱数値B−乱数値A)と比較する。
クロック信号は規則的であるから、一定間隔をあけて読み出した乱数値同士は、規則性をもっている。その差を予想される値Xと比較判断することで、乱数発生器2が正常に動作しているかどうかを判断できる。
もし、乱数発生器2あるいは乱数抽出器3が不正ICに交換された場合、当該不正ICは遊技者にとって有利な当たりの乱数値のみを出力するようになる。乱数発生器(カウンタ)2のみが交換された場合、カウント動作が停止し当たりの乱数値を出し続けることになる。乱数抽出器(ラッチ)3のみが交換された場合、カウンタの出力を抽出することなく、予め用意されていた当たりの乱数値を代わりに出力することになる。いずれにしても、当たりの乱数値を継続して出力することが一定時間以上続く。これは本来の規則性が失われたこと、言い換えれば規則的に変化していないことを意味する。不正ICに交換されると、例えば(乱数値B−乱数値A)はゼロになり、S29の判定結果はNOとなる。これに対し、正常なカウンタ出力は常に規則的に変化しているから、S29の判定結果はYESとなる。
不正ICの場合は、(乱数値B−乱数値A)がゼロになると予想されることから、カウンタのカウント可能範囲内において、値Xはなるべく大きな値であることが望ましい。例えば、第1時間T1は、カウンタでカウント可能な数とクロック信号の周期の積に対応させるとよい。例えば、カウンタがFFFFまでカウントできる場合、これとクロック信号の周期Tφの積の半分を第1時間T1とすればよい(T1=0.5×(FFFF+1)×Tφ)。この場合、値X=0.5×(FFFF+1)となる。第1時間T1にカウンタの繰り返し周期を加算してもよい(T1=k×(FFFF+1)×Tφ、k=1.5、2.5、3.5、・・・)。仮に、第1時間T1をカウンタの繰り返し周期とすると、正常な場合であっても、乱数値AとBが同じ値となり、誤って不正行為と判定するおそれがある。このようなことを無くすために、(乱数値B−乱数値A)の期待値(平均値)が最大になるように、第1時間T1=k×(FFFF+1)×Tφ、(k=0.5、1.5、2.5、・・・)とすればよい。
なお、不正回路検知部1bは、判定を行うごとに、第1時間T1を変化させるようにすれば、不正ICが図6の判定を欺くことは困難になり、さらに精度良い判定が可能になる。例えば、(0.5×(FFFF+1)×Tφ)を基準として、その±10%、20%、30%、40%、50%程度変化させることが考えられる。
不正回路検知部1bは、判定を行うごとに、第1時間T1をランダムに変化させてもよい。あるいは、続けて行う判定において、T=(0.5×(FFFF+1)×Tφ)を基準として、2Tと3T、3Tと5T、5Tと7Tなどのような互いに素の数値(倍数)の組み合わせとしてもよい。このようにすれば、不正ICの出力が周期をもつとしても、これを正常な乱数発生器2のものと区別することができる。
不正ICは当たりの乱数値を出力するものであるが、常に当たり乱数値を出力すると当選が連続することになり、ホール店員に怪しまれる。また、一般の遊技者が操作しても連続して当選することになり、当該遊技者が怪しむこともある。したがって、不正ICは、不正行為者のみが知っている特定の操作であって遊技者は通常行わない操作を行ったことを受けて、これを契機に一定時間のみ当たりの乱数値を出力することが予想される。不正ICにはそれほど高度な処理能力を持たせることができない、また無線あるいは有線の通信手段を設けることは困難であると思われるから、利用し易い信号に基づき比較的単純な処理により当たりの乱数値の出力の契機かどうかを判断していると考えられる。その可能性が高いのは、スタートスイッチ134の信号である。この信号は、乱数発生用のICに必ず入力されるから、不正ICも容易に利用することができると思われる。
そこで、不正回路検知部1bは、スタートスイッチ134の信号を監視し、例えば、下記(a)〜(c)を前記契機と判断してそれらのいずれかに該当するときに、図6の処理を実行することが望ましい。このようにすることで、不正ICを確実に検知することができる。
(a)スタートスイッチが予め定められた第2時間よりも長くオン状態に維持されたこと
スタートスイッチ134が、異常に長押しされた場合である。通常は、コンマ何秒程度のごく短時間しかオンしないので、不正行為者は長押しを不正開始の契機とすると考えられる。予め定められた第2時間として例えば10秒を設定する。
(b)予め定められた第3時間において、スタートスイッチが予め定められた回数よりも多くオンになったこと
スタートスイッチ134が、短時間に異常に多数回繰り返し押下された場合である。通常は、1遊技当たり1回でありそのようなことはありえない。予め定められた第3時間として例えば10秒を設定し、予め定められた回数として例えば50回を設定する。
(c)スタートスイッチの複数回の押下の方向が一致しないこと
スタートスイッチ134が、繰り返し違った方向に押下された場合である。例えば、5秒間に5回押下されたとき(これ自体も通常はありえない)、それらが違った方向である場合(5回の押下方向が同じでなく異なる方向を含む場合)である。他の遊技機において、いわゆる隠しコマンドとして方向キーを用いるものがあるので、その類推である。なお、スロットマシンのスタートスイッチは上下左右どの方向へも動かすことができるが、通常はどの方向へ動いたかを検知しない。この(c)のケースは、スタートスイッチの動いた方向を検知できる遊技機に適用される。例えば、スタートスイッチを上下左右に動かせる場合、その上下左右の動きを検出するようにそれぞれ設けられた4つのセンサを備える遊技機について適用できる。当該4つのセンサの出力に基づき、スタートスイッチが繰り返し違った方向に押下されたかどうかを判定することができる。
図8及び図9は、当選判定手段1aを、メイン基板1のROMに記憶されたプログラムを同上のCPUが実行することにより実現した構成を示す。これらの図は、実際のハードウエア構成に近いブロック図である。
図8及び図9のカウンタ、ラッチ、CPU、ROMは、それぞれ、図6の乱数発生器2、乱数抽出器3、判定部4と不正回路検知部1b、当選判定テーブル5に相当する。実際の回路では、乱数発生器2と乱数抽出器3は一体のICで構成されている。当該ICに符号Pを付している。
図8(a)は正常な回路を示し、図8(b)は不正な回路を示す。図8(b)では、IC(P)の代わりに、不正な電子回路Xが取り付けられている。CPUは、上述の判定処理を実行することで、不正な電子回路Xを検知できる。
図8及び図9では、カウンタのクロックとCPUのクロックが共通である。こうすることで、乱数値Aと乱数値Bの差が一定となるので、精度良く判定を行うことができる。
図9では、ラッチ3へスタートスイッチの信号がI/Oを経由して送られている。言い換えれば、スタートスイッチの信号はI/Oに入力され、CPUは、I/Oを通じてスタートスイッチの信号を受けたとき、I/Oを通じてラッチ3へ乱数を抽出するための信号を送っている。このような構造を採ることにより、ソフトウエア(プログラム)の変更のみで不正行為を検知可能であり、ハードウエアの改修を伴わないので、低コストで実施できるというメリットが生じる。言い換えれば、図6の信号切替/合成部7をハードウエアでなく、プログラムで実現できるのである。
以上のように、本発明の実施の形態によれば、ハード乱数回路のカウンタICの動作の規則性に鑑み、一定間隔をあけて読み出した複数の乱数値に基づきハード乱数回路の異常を検知することができる。カウンタICが正常に動作しているかどうかを判断することができる。これにより、乱数発生器又は乱数抽出器の不正を発見することができる。
また、ソフトウエア(プログラム)のみの変更で対応が可能なので、本発明の実施の形態は、ハードウエアに変更を加えることなく、容易に遊技機に適用することができる。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
1a 当選判定手段
1b 不正回路検知部
2 乱数発生器
3 乱数抽出器
4 判定部
5 当選判定テーブル
7 信号切替/合成部
CLK クロック発生器

Claims (7)

  1. スタートスイッチの操作に基づき抽選を行い、当該抽選の結果に基づき当選判定を行う当選抽選手段を備える遊技機において、
    前記当選抽選手段は、クロック信号を発生するクロック発生器と、前記クロック信号に基づき抽選用の乱数を発生する乱数発生器と、前記乱数発生器が発生する乱数を前記スタートスイッチの信号に基づき抽出する乱数抽出器と、抽選に係る乱数値と当選の対応関係を予め格納する当選判定テーブルと、前記当選判定テーブルを参照して前記乱数抽出器により抽出された乱数値の当選の判定を行う判定部と、前記乱数発生器又は前記乱数抽出器の少なくとも一方が交換されたことを検知する不正回路検知部と、前記スタートスイッチの信号及び前記不正回路検知部からの信号を受けてこれらの何れか一方を選択して出力するか又はこれらを合成して出力する信号切替合成部とを備え、
    前記乱数抽出器は、前記信号切替合成部から信号を受けて、前記スタートスイッチの信号とともに前記不正回路検知部からの信号に基づき乱数を抽出するものであり、
    前記不正回路検知部は、
    前記乱数抽出器へ信号を送り、予め定められたタイミングで乱数値を取得し、取得した乱数値を第1乱数値とし、
    前記第1乱数値の取得タイミングから予め定められた第1時間の経過を待ち、
    前記予め定められた第1時間が経過した後に前記乱数抽出器へ信号を送り、乱数値を取得し、取得した乱数値を第2乱数値とし、
    前記第1乱数値と前記第2乱数値を比較し、この比較結果に基づき前記乱数発生器又は前記乱数抽出器の少なくとも一方が不正な電子回路に交換されたかどうか判定する、ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記不正回路検知部は、前記スタートスイッチの信号を監視し、下記(a)〜(c)のいずれかに該当するときに前記乱数値を取得することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
    (a)前記スタートスイッチが予め定められた第2時間よりも長くオン状態に維持されたこと
    (b)予め定められた第3時間において、前記スタートスイッチが予め定められた回数よりも多くオンになったこと
    (c)前記スタートスイッチの複数回の押下の方向が一致しないこと
  3. 前記乱数発生器は、前記クロック信号に基づき動作するカウンタであり、
    前記乱数発生器は、前記第1乱数値と前記第2乱数値の差が、前記予め定められた第1時間において前記カウンタが前記クロック信号に基づきカウントすべき値と一致していないとき、前記乱数発生器又は前記乱数抽出器の少なくとも一方が不正な電子回路に交換されたと判定することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
  4. 前記乱数発生器は、前記クロック信号に基づき動作するカウンタであり、
    前記不正回路検知部が待機する前記予め定められた第1時間は、前記カウンタでカウント可能な数と前記クロック信号の周期の積に基づき定められることを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれかに記載の遊技機。
  5. 前記不正回路検知部は、判定を行うごとに、前記予め定められた第1時間を変化させることを特徴とする請求項4記載の遊技機。
  6. 前記不正回路検知部は、プログラムを予め記憶するROMと、前記プログラムに従って動作するCPUと、入出力処理を行うI/Oとを含み、
    前記CPUは、前記クロック発生器のクロック信号に基づき動作することを特徴とする請求項1乃至請求項5いずれかに記載の遊技機。
  7. 前記スタートスイッチの信号は前記I/Oに入力され、
    前記CPUは、前記I/Oを通じて前記スタートスイッチの信号を受け、前記I/Oを通じて前記乱数抽出器へ乱数を抽出するための信号を送ることを特徴とする請求項6記載の遊技機。
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