JP2006026064A - 遊技機 - Google Patents

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好男 山崎
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隆 那須
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Abstract

【課題】 遊技の公平性を損なうことなく、入賞確率を不当に高くするような不正行為を確実に防止できる遊技機を提供する。
【解決手段】 クロックをカウントするフリーランニングカウンタ86を有し、そのカウント値を乱数として取得する乱数取得手段62を備え、その取得した乱数に基づいて入賞の抽選を行う遊技機において、乱数取得手段62は、周波数の異なるクロックを出力する複数の発振器81,82と、その一つをランダムに選択するクロック選択信号を生成するクロック選択信号生成手段61と、フリーランニングカウンタ86に入力するクロックを、フリーランニングカウンタ86から出力されるキャリー信号に同期して、そのキャリー信号が出力された時点でクロック選択信号により選択されているクロックに切り替える同期切り替え回路83とを有する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、遊技機、特に遊技開始時におけるフリーランニングカウンタのカウント値を乱数として取得し、その乱数に基づいて入賞の抽選を行うスロットマシンに関する。
スロットマシン等の遊技機は、メダル等の遊技媒体の投入後、スタートレバーまたはスタートボタンの操作により複数のリールを回転させ、ストップボタンの操作または所定時間の経過により各リールを停止させて、全てのリールが停止したときの有効ライン上における図柄の組み合わせにより所定枚数のメダル等を払い出すように構成されている。
このような遊技機は、近年、マイクロコンピュータを用いて、スタートレバー等が操作されたタイミングで予め入賞を抽選し、その抽選結果の図柄が可能な限り有効ライン上に停止するようにリールを停止させて、投入メダルの枚数に対する払出しメダルの枚数が所定範囲の確率となるように制御されている。
入賞の抽選は、一般に16ビットカウンタ等の乱数カウンタを用いて発振器から出力される数MHzのクロックを繰り返しカウントして、スタートレバー等が操作されたときのカウント値をラッチ回路等に記憶することにより、遊技者の任意とならないカウント値を乱数として取得することによって行われている。遊技機のマイクロコンピュータは、取得した乱数と予め設定した入賞テーブルの数値との比較に基づいて、例えば、取得した乱数が所定の数値範囲であるときにビッグボーナス等の比較的払出枚数の多い役の入賞とし、他の所定の数値範囲であるときにメダルの払出枚数が比較的少ない小役の入賞とし、更に別の数値範囲であるときにハズレとし、取得した乱数に応じて各入賞またはハズレを抽選するように制御される。
なお、乱数カウンタやラッチ回路は、マイクロコンピュータと別に設ける場合や、マイクロコンピュータ内のカウンタやメモリを利用する場合がある。
ところが、従来の遊技機にあっては、一つの発振器から出力されるクロックを乱数カウンタでカウントしているため、カウント値が一巡する周期が固定され、体感器等を用いて払出枚数の多い役への入賞確率を不当に高くする不正行為の対象となることが懸念される。
例えば、クロックと同期した一定の間隔でソレノイド等を動作させることにより、入賞の出易いスタートレバー等の操作タイミングを知らせる行為、またはスタートレバー等を操作することなく、入賞の出易いタイミングで自動的に電波を発信してスタートレバー等をONさせる行為等がある。
このような不正行為を防止するものとして、例えば、周波数の異なるクロックを出力する複数の発振器を設け、これらの発振器から出力されるクロックの何れかを選択して乱数カウンタに供給することにより、乱数カウンタによるカウント値が一巡する周期を変更するように構成された遊技機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−62174号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された遊技機は、カウント値が一巡する周期を変更することができるので体感器等を用いた不正行為に対して有効であるものの、乱数カウンタに供給されるクロックを、スタートレバーが操作された後、次のスタートレバーの操作までの間に切り替えるように構成されているので、乱数カウンタによるカウント値が一巡する途中、すなわち乱数カウンタがキャリー信号を出力してから次のキャリー信号を出力するまでのカウント途中に、クロックの周波数が切り替えられる場合がある。
このように、乱数カウンタのカウント値が一巡するカウント途中においてクロックが切り替えられると、その切り替えの前後ではクロックの周期が異なるので、このカウント期間ではカウント動作の一様性を確保することができない。よって、クロックの切り替えが行われたカウント期間中にスタートレバーが操作されると、途中でカウント動作の周期が切り替わることから、入賞の確率が変化してしまい、遊技の公平性が損なわれる。
なお、このような課題は、スロットマシンに限らず、カウンタを用いて入賞を抽選する他の遊技機、例えばパチンコにおいても同様に生じるものである。
本発明は、このような問題に鑑みて、従来技術の課題を解決すべくなされたものであり、その目的は、遊技の公平性を損なうことなく、入賞確率を不当に高くするような不正行為を確実に防止できる遊技機を提供することにある。
上記目的を達成する請求項1に記載の発明は、
クロックをカウントするフリーランニングカウンタを有し、該カウント値を乱数として取得する乱数取得手段を備え、取得した乱数に基づいて入賞の抽選を行う遊技機において、乱数取得手段は、周波数の異なる複数のクロックを出力する発振手段と、複数のクロックの何れか一つをランダムに選択するクロック選択信号を生成するクロック選択信号生成手段と、フリーランニングカウンタに入力するクロックを、フリーランニングカウンタから出力されるキャリー信号に同期して、該キャリー信号が出力された時点でクロック選択信号により選択されているクロックに切り替える同期切り替え手段とを有することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、フリーランニングカウンタに入力されるクロックの周波数を、クロック選択信号に応じてランダムに切り替えることができるので、フリーランニングカウンタによるカウント動作の周期性を無くすことができる。したがって、体感器等を用いて入賞確率を不当に高くするような不正行為を確実に防止することができる。更に、周波数の異なるクロックの切り替えを、フリーランニングカウンタからのキャリー信号に同期して行うことから、カウント値が一巡するまでは同一周波数のクロックをカウントするので、カウント動作の一様性も確保することができる。したがって、入賞確率が変化しないので、遊技の公平性を保つことができる。
請求項2に記載の発明は、
クロック選択信号生成手段は、遊技動作を制御する演算装置をもって構成し、該演算装置によりソフト的にクロック選択信号を生成することを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、異なる周波数のクロックをランダムに選択するためのクロック選択信号を、遊技動作制御する演算装置によってソフト的に生成するので、ハードウエアの構成の簡略化が図れる。
請求項3に記載の発明は、
クロック選択信号生成手段は、複数の発振器に対応するビット数のラッチ手段を有し、該ラッチ手段により遊技開始に同期して複数の発振器の一つの出力をラッチしてクロック選択信号を生成することを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、複数の発振器の一つの出力を、遊技開始に同期してラッチ手段でラッチすることによりクロック選択信号を生成するので、クロック選択信号生成手段を簡単に構成することができる。
本発明にかかる遊技機によれば、乱数を取得するフリーランニングカウンタに入力されるクロックの周波数をクロック選択信号に応じてランダムに切り替えることによってカウント動作の周期性が固定されないので、体感器等を用いてクロックの周波数に同期させる不正行為を確実に防止することができる。
また、クロックの周波数の切り替えがフリーランニングカウンタから出力されるキャリー信号に同期して行われることによって、カウント値が一巡するまでは同一の周波数のクロックでカウントされるので、カウント動作の一様性を保ちつつ遊技の公平性を確保することができる。
以下、本発明にかかる遊技機の好適な実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の説明では、遊技機としてスロットマシンを例にとって説明する。
(第1実施の形態)
図1は、本発明の第1実施の形態に係るスロットマシン1の前面扉3を閉じた状態を示す斜視図であり、図2はスロットマシン1の前面扉3を開いた状態を示す斜視図である。
図1に示すように、本実施の形態にかかるスロットマシン1は、本体2と前面扉3とからなる正面視略矩形状の筐体4を有している。
本体2は、スロットマシン1の骨格をなす部材であり、図2に示すように、前面側が開放された箱形状を有している。本体2の内部には、各種の図柄等が表示され、ステッピングモータ15により回転駆動される複数個の回転ドラム11、スロットマシン1を制御する回路基板を収納した基板収納ボックス12、電源スイッチ13aおよびリセットスイッチ13b等を備える電源ボックス13、遊技媒体としてのメダルを貯留する補助タンク14aおよび補助タンク14a内のメダルを払出通路7からメダル払出口41に払い出す支払装置14bを備えたホッパー14等が収納されている。
前面扉3は、図2に示すように、左側辺部の上下2カ所がヒンジ5によって本体2に連結されて取り付けられており、本体2の前面開放部分を容易に閉塞および開放できるように構成されている。
前面扉3は、図1に示すように、上方から下方に向かって順番に表示部3A、操作部3B、貯留部3Cの3つの部分を備えている。表示部3Aは、前面扉3の上方に沿って設けられ遊技の進行に伴って点灯・点滅する上部ランプ28と、上部ランプ28の下方位置で左右両側のそれぞれに配置されて種々の効果音等を発生させる一対のスピーカ21と、これら一対のスピーカ21の間に配設されて画像・映像等の種々の情報を表示する液晶ディスプレイ22(以下、LCDと略す)を有している。また、表示部3Aのほぼ中央高さ位置には、筐体4内で回転する複数個の回転ドラム11をそれぞれ視認するための視認窓23が設けられており、視認窓23の左側にはメダルの賭け数(ベット数)に応じて点灯するベットランプ24が配設されている。そして、表示部3Aの下部には、左側から右側に向かって順番にクレジット枚数表示部25、ゲーム数表示部26、払出枚数表示部27が設けられている。
操作部3Bは、表示部3Aの下端で折曲されて前面側(手前側)に向かって延在する平面部分31と、その平面部分31の手前側の端部で折曲されて下方に向かって垂下する縦壁部分32とを有しており、平面部分31には、左側位置に1枚用と2枚用のそれぞれのベットボタン33、34が設けられ、その右側近傍位置には、3枚用のいわゆるマックスベットボタン35が設けられている。そして、平面部分31の右側位置には、メダル投入口36が配設されている。
縦壁部分32の上部の略中央部分には、左側から右側に向かって順番に、回転ドラム11の回転開始を指示するスタートレバー37と、回転する回転ドラム11の回転停止を指示するストップボタン38が設けられている。スタートレバー37は、縦壁部分32から手前側に向かって突設されており、下方に押し下げるか、または上方に押し上げることによって操作される。このようなスタートレバー37の操作によって、遊技の開始となるように構成されている。ストップボタン38は、各回転ドラム11に対応する位置にそれぞれ配設されており、押し動作によって操作される。また、操作部3Bの下部には、スロットマシン1の機種名や遊技に関わるキャラクタ等が表示された表示プレート39等が設けられている。
貯留部3Cは、操作部3Bの下方位置で左右方向に亘って延在するように配置形成されており、メダル払出口41から払い出されたメダルを受けて貯留するメダル受け皿42や灰皿43等が設けられている。
次に、基板収納ボックス12に収納される回路基板について説明する。基板収納ボックス12には、図3に概略ブロック図を示すように、メイン制御基板60等が収納されている。
メイン制御基板60は、主としてスロットマシン1の遊技動作を制御するもので、このメイン制御基板60には、演算装置である1チップマイコンとしてのMPU61、MPU61に接続された本発明の特徴的構成の乱数取得手段62、MPU61に接続されると共にセンサ類やスイッチ類等の各種の入出力手段に接続された入出力ポート63等が搭載されている。
MPU61には、MPU61により実行される入賞抽選プログラム等の各種の制御プログラムや入賞テーブル等の固定データを記憶したROM64や、そのROM64内に記憶された制御プログラムの実行にあたって各種のデータ等を一時的に記憶するためのメモリであるRAM65等の各種回路等が内蔵されている。
乱数取得手段62は、本発明の特徴的構成をなすものであり、後述の図4に示すように、16ビットのフリーランニングカウンタ86等を有しており、スタートレバー37の操作による遊技開始時におけるフリーランニングカウンタ86のカウント値を乱数として取得してMPU61に供給するように構成されている。
入出力ポート63には、リセットスイッチ13b、スタートレバー37、1枚〜3枚ベットランプ24、クレジット枚数表示部25、ゲーム数表示部26、払出枚数表示部27、サブ制御基板66、ステッピングモータ15等が接続されている。
サブ制御基板66は、メイン制御基板60から送信されるコマンドを受信して所定の制御処理を行うものであり、本実施の形態においては、スピーカ21からの効果音および上部ランプ28の点灯・点滅等の出力制御、表示用制御基板67を制御してLCD22上に演出表示等を行わせるように構成されている。このサブ制御基板66には、上部ランプ28、スピーカ21、表示用制御基板67等が接続されており、表示用制御基板67との間ではデータ等を双方向に送受信可能に構成されている。
電源基板70は、上述した電源ボックス13(図2参照)内に設けられており、メイン制御基板60の他に、スロットマシン1のステッピングモータ15等の各電子機器に駆動電源を供給する電源部71と、電源断の発生を監視する停電監視回路72等の各種回路を備えている。スロットマシン1の電源オフ後には、電源基板70の電源部71からRAM65にバックアップ電圧が供給される。
次に、本発明の特徴的構成をなす乱数取得手段62について図4を参照しつつ詳細に説明する。図4は、乱数取得手段62の概略構成を示すブロック図である。
乱数取得手段62は、図示のように、MPU61と、2つの発振器81,82と、同期切り替え手段である同期切り替え回路83と、16ビット乱数カウンタ部84と、デコード回路85により構成されている。
2つの発振器81、82は、周波数の異なるクロックを出力し、発振手段として構成される。例えば、一方の発振器81は、8MHzのクロックを出力し、他方の発振器82は、7.15909MHzのクロックを出力し、これらのクロックを同期切り替え回路83に供給している。なお、本実施の形態において、一方の発振器81はMPU61の動作クロックを生成する発振器を共用している。
演算装置であるMPU61は、クロック選択信号生成手段としても機能し、そのIOポートからプログラムによりリフレッシュカウンタ等の1ビットのランダムな値をクロック選択信号として出力し、そのクロック選択信号を同期切り替え回路83に供給している。なお、MPU61は、パワーONによりリセットされるように構成されている。
同期切り替え回路83は、MPU61から出力されるクロック選択信号と、後述する16ビット乱数カウンタ部84から出力されるキャリー信号とに基づいて、発振器81または82からのクロックを選択し、その選択したクロックを16ビット乱数カウンタ部84に入力している。なお、パワーON時は、予め設定した何れか一方のクロック周波数、例えば発振器81からのクロック周波数を選択するように構成されている。
16ビット乱数カウンタ部84は、16ビットのフリーランニングカウンタ86と、16ビットのラッチ回路87とを有している。フリーランニングカウンタ86は、パワーONによりリセットされて、同期切り替え回路83からのクロックを0からFFFFHまで順次繰り返しカウントし、そのカウント値をラッチ回路87に供給するように構成されている。フリーランニングカウンタ86のカウント値がFFFFHになる毎に、キャリー信号が出力され、これを同期切り替え回路83に供給している。また、ラッチ回路87は、例えば74HC590で構成され、スタートレバー37の操作、すなわち遊技開始によってフリーランニングカウンタ86のカウント値をラッチし、そのラッチしたカウント値をデコード回路85からのリード信号(RD)によりデータバスを介してMPU61に乱数として出力するように構成されている。
デコード回路85は、MPU61からのアドレスと制御信号とをデコードして、16ビット乱数カウンタ部84のラッチ回路87にラッチされた乱数を読み取るリード信号を生成している。
次に、上記構成を有する乱数取得手段62の動作について説明する。
パワーONになると、MPU61およびフリーランニングカウンタ86がリセットされて、まず発振器81からのクロックが同期切り替え回路83で選択されてフリーランニングカウンタ86に入力され、そのクロックに基づきフリーランニングカウンタ86のカウント動作が開始される。
そして、フリーランニングカウンタ86のカウント値がFFFFHとなって、キャリー信号が同期切り替え回路83に出力されたときに、そのキャリー信号に同期して、同期切り替え回路83は、そのときのクロック選択信号の状態に応じて選択されたクロックをフリーランニングカウンタ86に入力する。例えば、キャリー信号出力時のクロック選択信号が「0」のときには発振器81のクロックが選択され、キャリー信号出力時のクロック選択信号が「1」のときには発振器82のクロックが選択される。この同期切り替え回路83によるクロックの選択動作は、フリーランニングカウンタ86からキャリー信号が出力される毎に行われる。
同期切り替え回路83によるクロックの切り替えをキャリー信号の出力に同期させないと、例えば、所定のカウント値(例えば、65535番目の値)のカウント動作がその他のカウント値のカウント動作と異なってしまい、このカウント値に上述のビッグボーナス等の入賞役が含まれ、かかるカウント値がラッチされたときにはカウント動作の一様性を確保することができない。換言すると、クロックの切り替えをキャリー信号の出力に同期させないと、カウント動作の一様性を確保することができない。
そして、スタートレバー37が操作されて遊技が開始されると、その遊技開始時点でのフリーランニングカウンタ86のカウント値がラッチ回路87にラッチされ、そのラッチされたカウント値が、デコード回路85からのリード信号に同期してMPU61に乱数として出力される。なお、この時点で、入出力ポート63を介してステッピングモータ15に回転ドラム11の回転開始に係る信号が出力されて、回転ドラム11が回転開始する。
MPU61においては、取得した乱数に基づいて入賞抽選プログラムを実行することによって入賞の抽選が行われる。そして、MPU61は、その抽選結果に基づいて回転ドラム11の所定の図柄が有効ライン上に停止するように、入出力ポート63を介してステッピングモータ15に回転ドラム11の回転停止に係る信号を出力して回転ドラム11を停止させる。これにより、有効ライン上に所定の組み合わせで図柄が停止した場合、入賞となって、所定の枚数のメダルが払い出される。また、有効ライン上に所定の組み合わせの図柄が停止しない場合、ハズレとなりメダルの払い出しは行われない。
上記構成を有するスロットマシン1によれば、乱数を発生させるフリーランニングカウンタ86への入力クロックとして、発振器81、82から出力される周波数の異なる2種類のクロックを用意して、MPU61から出力されるクロック選択信号に応じてこれらの2種類のクロックをランダムに切り替えるので、フリーランニングカウンタ86によるカウント動作の周期性をなくすことができる。
また、周波数の異なるクロックの切り替えを、フリーランニングカウンタ86のカウント値が一巡したときに出力されるキャリー信号に同期して行うので、カウント値が一巡するまでは同一の周波数のクロックをカウントすることから、カウント動作の一様性を確保することができる。
したがって、従来課題となっていた入賞の出やすいタイミングのクロックと同期させる動作タイミングを知らせることができる体感器等を用いて入賞確率を不当に高くするような不正行為を確実に防止できる。更に、カウント動作の周期が変化しても入賞確率は変化しないので、遊技の公平性を確保することができる。しかも、クロック選択信号は、遊技動作を制御するメイン制御基板60の主要な構成である演算装置としてのMPU61によってソフト的に生成されるので、ハードウエアの簡略化も図ることができる。
(第2実施の形態)
図5は、本発明の第2実施の形態に係る乱数取得手段62の概略構成を示すブロック図である。なお、図5において第1実施の形態と同様の構成要素には図4と同様の符号を付することでその詳細な説明を省略し、異なる部分を主に説明する。
本実施の形態に係る乱数取得手段62は、ラッチ手段である1ビットラッチ回路91によりクロック選択信号生成手段を構成したものである。すなわち、上述した第1実施の形態では、MPU61にクロック選択信号生成手段の機能も持たせてソフト的にクロック選択信号を生成したが、本実施の形態においては、1ビットラッチ回路91によってクロック選択信号をハード的に生成するように構成している。
これによりスタートレバー37の操作に同期して、一方の発振器81の出力が1ビットラッチ回路91にラッチされ、そのラッチした1ビットの信号をクロック選択信号として同期切り替え回路83に出力するように構成されている。
したがって、本実施の形態においても、第1実施の形態と同様に、フリーランニングカウンタ86のカウント動作の周期性を無くすことができると共にカウント動作の一様性を確保することができるので、遊技の公平性を損なうことなく、体感器等を用いた不正行為を確実に防止できる。また、1ビットラッチ回路91によってクロック選択信号生成手段をハード的に構成することによって、MPU61の負担も軽減できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、第1実施の形態においては、MPU61のIOポートからクロック選択信号を出力する他に、データバスやアドレスバス等の信号をクロック選択信号として用いることもできる。また、第2実施の形態においては、発振器81や82の出力に限らず、他のランダムな信号をラッチしてクロック選択信号を生成することもできる。
更に、上記実施の形態では、一方の発振器81として、MPU61の動作クロックを生成する発振器を共用したが、専用の発振器を設けることも可能である。また、周波数の異なるクロックを出力する発振器は2つに限らず、3つ以上とすることもできる。この場合には、発振器の数に応じて、クロック選択信号のビット数を設定する。また、乱数を取得するためのフリーランニングカウンタは、MPU61と別に設ける場合に限らず、MPU61の内蔵カウンタを用いることもできる。この場合、例えばMPU61の動作クロックを、上記実施の形態で説明したようにして切り替えれば良い。
本発明の第1実施の形態であるスロットマシンの前面扉を閉じた状態を示す斜視図である。 同じく、スロットマシンの前面扉を開いた状態を示す斜視図である。 同じく、スロットマシンの電気的構成を示すブロック図である。 第1実施の形態における乱数取得手段の概略構成を示すブロック図である。 同じく、第2実施の形態における乱数取得手段の概略構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 スロットマシン
2 本体
3 前面扉
11 回転ドラム
37 スタートレバー
61 MPU
62 乱数取得手段
63 入出力ポート
64 ROM
65 RAM
81、82 発振器(発振手段)
83 同期切り替え回路
84 16ビット乱数カウンタ部
85 デコード回路
86 フリーランニングカウンタ
87 ラッチ回路
91 1ビットラッチ回路

Claims (3)

  1. クロックをカウントするフリーランニングカウンタを有し、該カウント値を乱数として取得する乱数取得手段を備え、前記取得した乱数に基づいて入賞の抽選を行う遊技機において、
    前記乱数取得手段は、
    周波数の異なる複数のクロックを出力する発振手段と、
    前記複数のクロックの何れか一つをランダムに選択するクロック選択信号を生成するクロック選択信号生成手段と、
    前記フリーランニングカウンタに入力するクロックを、前記フリーランニングカウンタから出力されるキャリー信号に同期して、該キャリー信号が出力された時点で前記クロック選択信号により選択されているクロックに切り替える同期切り替え手段と、
    を有することを特徴とする遊技機。
  2. 前記クロック選択信号生成手段は、遊技動作を制御する演算装置をもって構成し、該演算装置によりソフト的に前記クロック選択信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記クロック選択信号生成手段は、複数の発振器に対応するビット数のラッチ手段を有し、該ラッチ手段により遊技開始に同期して前記複数の発振器の一つの出力をラッチして前記クロック選択信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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