JP2010160368A - 負帯電性トナー、画像形成装置及び現像方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】像担持体側にその長手方向に沿って開口部を有し、トナー担持体を回転自在に支持する現像枠体と、該現像枠体の開口部に該像担持体と近接するようにして支持されるトナー担持体と、該トナー担持体に担持されたトナーの量を規制する規制部材と、該現像枠体の開口部に取り付けられ、且つ該トナー担持体の長手方向にわたって当接したシート部材とを有する現像装置とを有する画像形成装置に用いられるトナーであって、
該トナーは結着樹脂、着色剤及びワックスを含有するトナー粒子と、個数平均粒子径が0.10μm以上0.70μm以下の微粉体Aを含有するトナーであり、該結着樹脂がポリエステルを主成分とし、
該シート部材に対する該微粉体Aの帯電量が−0.80mC/kg以上−0.10mC/kg以下であることを特徴とする。
【選択図】なし
Description
i)静電潜像を担持する像担持体と、
ii)該像担持体側にその長手方向に沿って開口部を有し、トナー担持体を回転自在に支持する現像枠体と、該現像枠体の開口部に該像担持体と近接するようにして支持されるトナー担持体と、該トナー担持体に担持されたトナーの量を規制する規制部材と、該現像枠体の開口部に取り付けられ、且つ該トナー担持体の長手方向にわたって当接したシート部材とを有する現像装置と、
を有する画像形成装置に用いられるトナーであって、
該トナーは結着樹脂、着色剤及びワックスを少なくとも含有するトナー粒子と、少なくとも個数平均粒子径が0.10μm以上0.70μm以下の微粉体Aを含有するトナーであり、
該結着樹脂が、ポリエステルを主成分とする結着樹脂であり、
該シート部材に対する該微粉体Aの帯電量が−0.80mC/kg以上−0.10mC/kg以下であることを特徴とする負帯電性トナーに関する。
i)静電潜像を担持する像担持体と、
ii)該像担持体側にその長手方向に沿って開口部を有し、トナー担持体を回転自在に支持する現像枠体と、該現像枠体の開口部に該像担持体と近接するようにして支持されるトナー担持体と、該トナー担持体に担持されたトナーの量を規制するための規制部材と、該現像枠体の開口部に取り付けられ、且つ該トナー担持体の長手方向にわたって当接したシート部材とを有する現像装置と、
を有する画像形成装置であって、
該トナーは結着樹脂、着色剤及びワックスを少なくとも含有するトナー粒子と、少なくとも個数平均粒子径が0.10μm以上0.70μm以下の微粉体Aを含有する負帯電性トナーであり、
該結着樹脂が、ポリエステルを主成分とする結着樹脂であり、
該シート部材に対する該微粉体Aの帯電量が−0.80mC/kg以上−0.10mC/kg以下であることを特徴とする画像形成装置に関する。
像担持体に担持される静電潜像を、現像装置の有するトナー担持体に担持され、トナー規制部材によって規制されたトナーによって現像する現像方法であって、
該現像装置は、像担持体側にその長手方向に沿って開口部を有し、トナー担持体を回転自在に支持する現像枠体と、該現像枠体の開口部に該像担持体と近接するようにして支持されるトナー担持体と、該トナー担持体に担持されたトナーの量を規制する規制部材と、該現像枠体の開口部に取り付けられ、且つ該トナー担持体の長手方向にわたって当接したシート部材とを有しており、
該トナーは結着樹脂、着色剤及びワックスを少なくとも含有するトナー粒子と、少なくとも個数平均粒子径が0.10μm以上0.70μm以下の微粉体Aを含有する負帯電性トナーであり、
該結着樹脂が、ポリエステルを主成分とする結着樹脂であり、
該シート部材に対する該微粉体Aの帯電量が−0.80mC/kg以上−0.10mC/kg以下であることを特徴とする現像方法に関する。
で表わされるテトラカルボン酸、及びこれらの無水物、又は低級アルキルエステルの如き多価カルボン酸類及びその誘導体が挙げられる。
M12+ y1M22+ y2…Mj2+ yjL13+ x1L23+ x2…Lk3+ xk(OH)2 ・(X/
n)An-・mH2 O (1)
(但し、0<〔X=(x1+x2+…+xk)〕≦0.5、Y=(y1+y2+…+yj)=1−X,j及びkは2以上の整数、M12+,M22+,…及びMj2+はそれぞれ異なる2価の金属イオン、L13+,L23+,…及びLk3+はそれぞれ異なる3価の金属イオン、An-はn価のアニオン、m≧0)で示されるものを用いる、すなわち、2価の金属が2種以上かつ3価の金属が2種以上の固溶体であることが好ましい。詳細は不明であるが、2価の金属が1種かつ3価の金属が1種の場合、又は2価の金属が2種以上かつ3価の金属が1種の場合に比べ、帯電安定性に優れていることが明らかとなった。また、上記構造のハイドロタルサイト類に関しては、1価のアルカリ金属を含んでも構わない。また、アニオンが複数種存在しても構わない。
ハイドロタルサイト類化合物(1) Mg0.5Zn0.17Al0.33(OH)2(CO3)0.165・0.45H2 O
ハイドロタルサイト類化合物(2) Mg0.6Cd0.1Al0.3(OH)2(CH3COO)0.3・0.34H2O
ハイドロタルサイト類化合物(3) Mg0.5Pb0.2Al0.3(OH)2(CO3)0.15・0.52H2O
ハイドロタルサイト類化合物(4) Mg0.38Zn0.3Al0.32(OH)2(CO3)0.16・0.2H2O
ハイドロタルサイト類化合物(5) Mg0.6Zn0.2Al0.2(OH)2(CO3)0.1・0.6H2O
ハイドロタルサイト類化合物(6) Mg0.1Ca0.4Zn0.2Al0.3(OH)2.3・0.25H2O
ハイドロタルサイト類化合物(7) Mg0.52Zn0.16Al0.32(OH)2(CO3)0.16・0.5H2O
ハイドロタルサイト類化合物(8) Mg0.15Ca0.4Zn0.15Al0.3(OH)2.3・0.2H2O
ハイドロタルサイト類化合物(9) Mg0.7Al0.3(OH)2(CO3)0.15・0.57H2O
ハイドロタルサイト類化合物(10) Mg0.8Al0.2(OH)2(CO3)0.1・0.61H2O
ハイドロタルサイト類化合物(11) Mg0.75Al0.25(OH)2(CO3)0.125・0.5H2O
ハイドロタルサイト類化合物(12) Mg0.83Al0.17(OH)2(CO3)0.085・0.47H2O
ハイドロタルサイト類化合物(13) Mg0.65Al0.35(OH)2(CO3)0.175・0.37H2O
図5に示すような内側が横5cm、縦1cm、深さ1cmの容器21を用意する。容器21はガラス製であると好ましい。実際のカートリッジに用いられるシート部材と全く同じ組成のもので、横5cm×縦1cm、厚み40μmの帯電量測定用シート部材22を用意して、容器21の底に敷く。続いて帯電量測定用シート部材22の上に0.05gの微粉体A又は微粉体B(不図示)を均一に載せる。次に1cm×1cmの底面をもつ荷重4.9kPaのおもり23の底面に、帯電量測定用シート部材22と同じ組成、厚みで、1cm×1cmのシート部材24を貼付ける。常温常湿下(25℃/50%RH)において、帯電量測定用シート部材22上に載せられた微粉体A又は微粉体Bを、このおもり23のシート部材面24で20往復擦る。
微粉体A及びBの個数平均粒子径は、電子顕微鏡観察で撮影した画像の粒子に対して統計回折(グラフテック株式会社製デジタイザKD4620)を用いて、任意に350個測定し、その個数平均値から求めた。なお、径は水平方向フエレ径である。
本発明における、Etは、粉体流動性分析装置パウダーレオメータFT−4(Freeman Technology社製)(以下、FT−4と省略する)を用いることによって測定する。
上述のFT−4測定専用セルにトナーを35g加える。FT−4測定専用の圧縮ピストンを取り付け40Nで20秒間圧密を行う。さらにトナーを35g加え、同様に圧縮ピストンで40Nで20秒間圧密を行う。この動作を繰り返し、計4回行い、計140gの圧密されたトナーが専用セルに入っている状態にする。
上述のFT−4測定専用セルのスプリット部分でトナー粉体層をすり切り、トナー粉体層上部のトナーを取り除くことで、同じ体積のトナー粉体層を形成する。
トナー粉体層表面に対して時計回り(ブレードの回転によりトナー粉体層を押し込まない方向)の回転方向に、ブレードの回転スピードが10mm/sec、トナー粉体層への垂直方向の進入速度を、なす角が、5degのスピードで、トナー粉体層の底面から10mmの位置まで進入させる。その後、トナー粉体層表面に対して時計回りの回転方向に、ブレードの回転スピードが10mm/sec、トナー粉体層への垂直方向の進入速度を、なす角が、2degのスピードで、トナー粉体層の底面から1mmの位置まで進入させる操作を行った後、トナー粉体層表面に対して時計回りの回転方向に、ブレードの回転スピードが10mm/sec、トナー粉体層からの垂直方向の抜き取り速度をなす角が、5degのスピードで、トナー粉体層の底面から100mmの位置まで抜き取りを行う。抜き取りが完了したら、ブレードを時計回り、反時計回りに交互に小さく回転させることでブレードに付着したトナーを払い落とす。
下記1)乃至5)の操作により求められる。基本操作はJIS K0070に属する。
酸価(mgKOH/g)={(S−B)×f×5.61}/W
トナーの重量平均粒径(D4)は、以下のようにして算出する。測定装置としては、100μmのアパーチャーチューブを備えた細孔電気抵抗法による精密粒度分布測定装置「コールター・カウンター Multisizer 3」(登録商標、ベックマン・コールター社製)を用いる。測定条件の設定及び測定データの解析は、付属の専用ソフト「ベックマン・コールター Multisizer 3 Version3.51」(ベックマン・コールター社製)を用いる。尚、測定は実効測定チャンネル数2万5千チャンネルで行なう。
MgとCaの塩化物と、AlとFeの塩化物と、アルカリ溶液と、で反応させることにより、塩素イオンを層間に保持したMg−Alハイドロタルサイト化合物スラリーを合成する。合成したMg−Alハイドロタルサイト化合物スラリーを蒸留水で、約210℃の温度および約25時間の条件下で水熱処理することにより個数平均粒子径が0.45μmに調整したMg−Alハイドロタルサイト化合物スラリーを得た。得られたMg−Alハイドロタルサイト化合物スラリーとケイ素系、燐系および硼素系の酸素酸イオンを含んだ溶液を混合することにより、合成時のアニオンとケイ素系、燐系および硼素系の酸素酸イオンがイオン交換し、層間のアニオンとして、硫酸イオン、炭酸イオン、塩素イオンおよび硝酸イオンの少なくとも一種のアニオンとを保持した、個数平均粒子径が0.45μmに調整したMg−Alハイドロタルサイトを得た。微粉体A1の個数平均粒子径を表1に示す。
微粉体A2の個数平均粒子径が0.55μmになるように、水熱処理条件の温度と時間を調整した以外は微粒子A1の製造例と同様の方法で行い、個数平均粒子径が0.55μmに調整したMg−Alハイドロタルサイトを得た。微粉体A2の個数平均粒子径を表1に示す。
微粉体A3の個数平均粒子径が0.70μmになるように、水熱処理条件の温度と時間を調整した以外は微粒子A1の製造例と同様の方法で行い、個数平均粒子径が0.70μmに調整したMg−Alハイドロタルサイトを得た。微粉体A3の個数平均粒子径を表1に示す。
微粉体A4の個数平均粒子径が0.20μmになるように、水熱処理条件の温度と時間を調整した以外は微粒子A1の製造例と同様の方法で行い、個数平均粒子径が0.20μmに調整したMg−Alハイドロタルサイトを得た。微粉体A4の個数平均粒子径を表1に示す。
微粉体A5の個数平均粒子径が0.10μmになるように、水熱処理条件の温度と時間を調整した以外は微粒子A1の製造例と同様の方法で行い、個数平均粒子径が0.10μmに調整したMg−Alハイドロタルサイトを得た。微粉体A5の個数平均粒子径を表1に示す。
乾式法で合成された酸化ケイ素微粉体を80℃に加熱した密閉型ヘンシェルミキサー中に入れ、該酸化ケイ素微粉体100質量部に対して、150質量部の処理量となる様にアルコールで希釈したジメチルシリコーンオイルを噴霧しながら高速で攪拌し、個数平均粒子径が0.10μmに調整した微粉体B1を得た。微粉体B1の個数平均粒子径を表1に示す。
微粒子B1の製造例と同様の方法で、微粉体B2の個数平均粒子径が0.40μmになるように調整し、微粉体B2を得た。微粉体B2の個数平均粒子径を表1に示す。
微粒子B1の製造例と同様の方法で、微粉体B3の個数平均粒子径が0.05μmになるように調整し、微粉体B3を得た。微粉体B3の個数平均粒子径を表1に示す。
・トリメリット酸 365g
・フマル酸 336g
・プロポキシ化ビスフェノールA 1060g
・エポキシ化ビスフェノールA 966g
上記モノマーをエステル化触媒であるジブチル錫オキシドと共に四つ口フラスコに仕込み、減圧装置、水分離装置、窒素ガス導入装置、温度測定装置及び撹拌装置を装着し、窒素雰囲気下にて230℃に昇温して反応を行った。反応終了後、反応生成物を容器から取り出し、冷却、粉砕し、酸価25mgKOH/gの結着樹脂1を得た。
・テレフタル酸 400g
・トリメリット酸 400g
・ドデセニルコハク酸 500g
・プロポキシ化ビスフェノールA 700g
・エトキシ化ビスフェノールA 300g
上記ポリエステルモノマーをエステル化触媒であるジブチル錫オキシド30gと共に四つ口フラスコに仕込み、減圧装置、水分離装置、窒素ガス導入装置、温度測定装置及び撹拌装置を装着して窒素雰囲気下にて130℃の温度で撹拌しつつ、ビニル系重合モノマー(スチレン472g、2−エチルヘキシルアクリレート103g、ジビニルベンゼン0.1g)と、重合開始剤としてジ−t−ブチルパーオキサイド25gを混合したものを滴下ロートから4時間かけて滴下した。130℃にて3時間保持し、230℃に昇温して反応を行った。反応終了後、反応生成物を容器から取り出し、冷却、粉砕し、酸価18mgKOH/gの結着樹脂2を得た。
還流管、撹拌機、窒素導入管、温度計、滴下装置及び減圧装置を備えた反応容器にキシレン1060gを仕込んだ後、スチレン1394g、アクリル酸ブチル436g、マレイン酸モノブチル550g、及び重合開始剤としてジ−t−ブチルパーオキサイド158gを仕込み、窒素雰囲気下にて還流温度まで昇温して12時間保持し、反応を行った。反応終了後、キシレンを減圧留去し、酸価17mgKOH/gの結着樹脂3を得た。
・メタノール 300質量部
・トルエン 100質量部
・スチレン 470質量部
・2−エチルヘキシルアクリレート 78質量部
・2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸 42質量部
・ラウロイルパーオキサイド 6質量部
上記原料をフラスコに仕込み、撹拌装置,温度測定装置,窒素導入装置を装着して、窒素雰囲気下70℃で溶液重合させ、10時間保持して重合反応を終了させた。得られた重合物を減圧乾燥・粗粉砕した。
・結着樹脂1: 100質量部
・マグネタイト: 95質量部
・フィッシャートロプシュワックス: 5質量部
・荷電制御樹脂A: 2質量部
・荷電制御剤(例示 サリチル酸Al化合物(1)): 1質量部
・荷電制御剤(例示 アゾ系鉄化合物(1)A”+はNa+): 1質量部
上記混合物をヘンシェルミキサーで前混合した後、110℃に加熱された2軸エクストルーダで溶融混練し、冷却した混練物をハンマーミルで粗粉砕してトナー粗粉砕物を得た。得られた粗粉砕物を、機械式粉砕機ターボミルを用いて、表2の条件表に基づき、入口と出口のエアー温度を調整して機械式粉砕させて微粉砕し、得られた微粉砕物をコアンダ効果を利用した多分割分級装置(日鉄鉱業社製エルボジェット分級機)で微粉及び粗粉を同時に分級除去した。そこで得られた原料トナー粒子のコールターカウンター法で測定される重量平均粒径(D4)は6.4μm、4.0μm未満のトナー粒子の個数平均分布の累積値は27.3%であった。
・結着樹脂1: 100質量部
・マグネタイト: 95質量部
・フィッシャートロプシュワックス: 5質量部
・荷電制御樹脂A: 2質量部
上記混合物を、表2の条件に基づきトナー粒子1の製造例と同様の方法で行い、負帯電性トナー粒子2を得た。
・結着樹脂1: 100質量部
・マグネタイト: 95質量部
・フィッシャートロプシュワックス: 5質量部
・荷電制御剤(例示 アゾ系鉄化合物(1)A”+はNa+): 1質量部
上記混合物を、表2の条件に基づきトナー粒子1の製造例と同様の方法で行い、負帯電性トナー粒子3を得た。
トナー粒子3と同様の混合物を、表2の条件に基づきトナー粒子1の製造例と同様の方法で行い、負帯電性トナー粒子4を得た。トナー粒子4の、FT−4で測定されるEt値を表3に示す。
トナー粒子3と同様の混合物を、表2の条件に基づきトナー粒子1の製造例と同様の方法で行い、負帯電性トナー粒子5を得た。
トナー粒子3と同様の混合物を、表2の条件に基づきトナー粒子1の製造例と同様の方法で行い、負帯電性トナー粒子6を得た。
トナー粒子3と同様の混合物を、表2の条件に基づきトナー粒子1の製造例と同様の方法で行い、負帯電性トナー粒子7を得た。
トナー粒子3と同様の混合物を、表2の条件に基づきトナー粒子1の製造例と同様の方法で行い、負帯電性トナー粒子8を得た。
トナー粒子3と同様の混合物を、表2の条件に基づきトナー粒子1の製造例と同様の方法で行い、負帯電性トナー粒子9を得た。
トナー粒子3と同様の混合物を、表2の条件に基づきトナー粒子1の製造例と同様の方法で行い、負帯電性トナー粒子10を得た。
トナー粒子3と同様の混合物を、表2の条件に基づきトナー粒子1の製造例と同様の方法で行い、負帯電性トナー粒子11を得た。
・結着樹脂2: 100質量部
・マグネタイト: 95質量部
・フィッシャートロプシュワックス: 5質量部
・荷電制御剤(例示 アゾ系鉄化合物(1)A”+はNa+): 1質量部
上記混合物を、表2の条件に基づきトナー粒子1の製造例と同様の方法で行い、負帯電性トナー粒子12を得た。
・結着樹脂3: 100質量部
・マグネタイト: 95質量部
・フィッシャートロプシュワックス: 5質量部
・荷電制御剤(例示 アゾ系鉄化合物(1)A”+はNa+): 1質量部
上記混合物を、表2の条件に基づきトナー粒子1の製造例と同様の方法で行い、負帯電性トナー粒子13を得た。
次に、上記のように調製されたトナー1乃至19、及びシート部材1乃至5を用いて、表6に示すような組合せで評価を行った。
印字率2%となる横線パターンを1枚/1ジョブとして、ジョブとジョブの間にマシンがいったん停止してから次のジョブが始まるように設定したモードで、計12000枚の画出し試験を実施し、初期及び12000枚後のカブリを測定した。
未使用紙反射率−画像白部の反射率=かぶり(%)
A:0以上0.5未満
B:0.5以上1.5未満
C:1.5以上2.0未満
D:2.0以上
印字率2%となる横線パターンを1枚/1ジョブとして、ジョブとジョブの間にマシンがいったん停止してから次のジョブが始まるように設定したモードで、計12000枚の画出し試験を実施し、12000枚での画像濃度を測定した。評価はトナー帯電性への影響がより厳しい高温高湿下(32.5℃,85%RH)を含め、低温低湿下(15.0℃,10%RH)、常温常湿下(25.0℃,60%RH)で行った。
A:1.4以上
B:1.20以上1.40未満
C:1.00以上1.20未満
D:1.00未満
低温低湿環境下(15.0℃,10%RH)で、印字率2%となる横線パターンを100枚の画出し試験を実施した後、トナー担持体上のトナーコート状態を目視し、ブロッチの発生状態を以下の評価基準に基づいて評価した。
A:トナー担持体上にブロッチが全く見られない。
B:トナー担持体上にわずかに見られるが、画像上にはその影響は現れない。
C:トナー担持体上に見られ、画像上にもその影響がかすかに現れる。
D:トナー担持体上にブロッチが見られ、画像上に著しくその影響が現れる。
印字率2%となる横線パターンを1枚/1ジョブとして、ジョブとジョブの間にマシンがいったん停止してから次のジョブが始まるように設定したモードで、計3000枚の画出し試験を実施した後、印字率25%のハーフトーンパターンを出力し、画像上の現像スジの発生の程度を目視で評価した。評価は微粉体が帯電しやすいと想定される低温低湿下(15.0℃,10%RH)を含め、高温高湿下(32.5℃,85%RH)、常温常湿下(25.0℃,60%RH)で行った。
A:発生なし。
B:弱いスジが2乃至3本発生する。
C:弱いスジが10本程度発生する。
D:著しいスジが20本以上発生する。
1a:レーザダイオード
1b:ポリゴンミラー
1c:レンズ
1d:反射ミラー
2:記録媒体
3a:給紙カセット
3b:ピックアップローラ
3c:搬送ローラ対
3d:搬送ローラ対
3e:レジストローラ対
3f:搬送ガイド
3g:排出ローラ対
3h:排出ローラ対
3i:排出ローラ対
3k:フラッパ
3m:排出ローラ対
4:転写ローラ
5:定着装置
5a:ヒータ
5b:定着ローラ
5c:駆動ローラ
6:排出トレイ
7:像担持体
8:帯電ローラ
9:現像装置
9a:トナー担持体
9c:規制部材
9d:現像容器
9e:シート部材
10:クリーニング器
10a:クリーニングブレード
11:トナー枠体
11a:トナー送り部材
13:クリーニング枠体
14:画像形成装置本体
16:現像枠体
21:容器
22:帯電量測定用シート部材(横5cm×縦1cm、厚み40μm)
23:おもり
24:帯電量測定用シート部材(横1cm×縦1cm、厚み40μm)
Claims (7)
- i)静電潜像を担持する像担持体と、
ii)該像担持体側にその長手方向に沿って開口部を有し、トナー担持体を回転自在に支持する現像枠体と、該現像枠体の開口部に該像担持体と近接するようにして支持されるトナー担持体と、該トナー担持体に担持されたトナーの量を規制する規制部材と、該現像枠体の開口部に取り付けられ、且つ該トナー担持体の長手方向にわたって当接したシート部材とを有する現像装置と、
を有する画像形成装置に用いられるトナーであって、
該トナーは結着樹脂、着色剤及びワックスを少なくとも含有するトナー粒子と、少なくとも個数平均粒子径が0.10μm以上0.70μm以下の微粉体Aを含有するトナーであり、該結着樹脂が、ポリエステルを主成分とする結着樹脂であり、
該シート部材に対する該微粉体Aの帯電量が−0.80mC/kg以上−0.10mC/kg以下であることを特徴とする負帯電性トナー。 - 回転式ブレードを備えた粉体流動性分析装置において、該トナーを40Nで圧密した後に、プロペラ型ブレードの最外縁部の周速を10mm/secで回転させながら容器内のトナー粉体層中に垂直に進入させ、該粉体層の底面から100mmの位置から測定を開始し、底面から10mmの位置まで進入させた時に得られる、回転トルクと垂直荷重の総和Etが、1500mJ以上2300mJ以下であることを特徴とする請求項1に記載の負帯電性トナー。
- 該トナーが、スルホン酸基、スルホン酸塩基又はスルホン酸エステル基を有する重合体または共重合体を含有することを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の負帯電性トナー。
- i)静電潜像を担持する像担持体と、
ii)該像担持体側にその長手方向に沿って開口部を有し、トナー担持体を回転自在に支持する現像枠体と、該現像枠体の開口部に該像担持体と近接するようにして支持されるトナー担持体と、該トナー担持体に担持されたトナーの量を規制するための規制部材と、該現像枠体の開口部に取り付けられ、且つ該トナー担持体の長手方向にわたって当接したシート部材とを有する現像装置と、
を有する画像形成装置であって、
該トナーは結着樹脂、着色剤及びワックスを少なくとも含有するトナー粒子と、少なくとも個数平均粒子径が0.10μm以上0.70μm以下の微粉体Aを含有する負帯電性トナーであり、
該結着樹脂が、ポリエステルを主成分とする結着樹脂であり、
該シート部材に対する該微粉体Aの帯電量が−0.80mC/kg以上−0.10mC/kg以下であることを特徴とする画像形成装置。 - 該シート部材がポリフェニレンスルフィドを50質量%以上で含有することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 像担持体に担持される静電潜像を、現像装置の有するトナー担持体に担持され、規制部材によって規制されたトナーによって現像する現像方法であって、
該現像装置は、像担持体側にその長手方向に沿って開口部を有し、トナー担持体を回転自在に支持する現像枠体と、該現像枠体の開口部に該像担持体と近接するようにして支持されるトナー担持体と、該トナー担持体に担持されたトナーの量を規制する規制部材と、該現像枠体の開口部に取り付けられ、且つ該トナー担持体の長手方向にわたって当接したシート部材とを有しており、
該トナーは結着樹脂、着色剤及びワックスを少なくとも含有するトナー粒子と、少なくとも個数平均粒子径が0.10μm以上0.70μm以下の微粉体Aを含有する負帯電性トナーであり、
該結着樹脂が、ポリエステルを主成分とする結着樹脂であり、
該シート部材に対する該微粉体Aの帯電量が−0.80mC/kg以上−0.10mC/kg以下であることを特徴とする現像方法。 - 該シート部材がポリフェニレンスルフィドを50質量%以上で含有することを特徴とする請求項6に記載の現像方法。
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