JP2010158834A - 流延装置及び溶液製膜方法 - Google Patents

流延装置及び溶液製膜方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010158834A
JP2010158834A JP2009002391A JP2009002391A JP2010158834A JP 2010158834 A JP2010158834 A JP 2010158834A JP 2009002391 A JP2009002391 A JP 2009002391A JP 2009002391 A JP2009002391 A JP 2009002391A JP 2010158834 A JP2010158834 A JP 2010158834A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wind shield
wind
casting
film
shield member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009002391A
Other languages
English (en)
Inventor
Akinori Ochiai
昭紀 落合
Nobuyoshi Suzuki
紳由 鈴木
Tatehisa Yamada
健央 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2009002391A priority Critical patent/JP2010158834A/ja
Publication of JP2010158834A publication Critical patent/JP2010158834A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Polarising Elements (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Abstract

【課題】厚みムラ故障の発生を抑える。
【解決手段】流延ドラムの周面は方向Xに回転する。減圧チャンバ33及び流延ダイ31は、周面近傍に方向Xから順次並べられる。流延ダイ31は、吐出口31aからドープを吐出する。吐出したドープは、吐出口31aから周面にかけてビード41を形成する。減圧チャンバ33は、後方板63、1対の側板64を有する。後方板63は、ビード41よりも方向X上流側にて、方向Yに設けられ、周面に近接するように配される。側板64は、流延ダイ31及び後方板63の間を塞ぐように設けられる。後方遮風ユニット77は後方板63から周面に向かって突出するように設けられる。後方遮風ユニット77は、方向Yに隔離して並べられるシール板82、及びシール板82の隙間84に流れる風を遮るように設けられる遮風シート83とからなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、流延装置及び溶液製膜方法に関する。
ポリマーフィルム(以下、フィルムと称する)は、優れた光透過性や柔軟性および軽量薄膜化が可能であるなどの特長から光学機能性フィルムとして多岐に利用されている。中でも、セルロースアシレートなどを用いたセルロースエステル系フィルムは、強靭性や低複屈折率であることから、写真感光用フィルムをはじめとして、近年市場が拡大している液晶表示装置の構成部材である偏光板の保護フィルムまたは光学補償フィルムなどに用いられている。
主なフィルムの製造方法としては、溶液製膜方法と溶融押出方法とがある。溶液製膜方法は、ポリマーと溶剤とを含んだポリマー溶液(以下、ドープと称する)を支持体上に流延し、流延膜を形成する。そして、支持体上の流延膜が自己支持性を有するものとなった後、これを支持体から剥がして湿潤フィルムとし、さらに、この湿潤フィルムを乾燥させてフィルムとする方法である。溶液製膜方法は、溶融したポリマーを押出機で押し出してフィルムとする溶融押出方法と比べて、光学等方性や厚み均一性に優れるとともに、含有異物の少ないフィルムを得ることができるため、光学機能性フィルムは、主に溶液製膜方法で製造されている。
溶液製膜方法の生産速度は、ドープから流延膜を形成する流延工程が律速であると考えられていることから、溶液製膜方法の生産速度の高速化のためには、流延工程の高速化が課題となる。そして、流延工程の高速化を実現するために、例えば、支持体の走行速度を高速化する方法がある。ところが、走行する支持体の表面近傍では、走行方向に流れる風(以下、同伴風と称する)が発生する。この同伴風が流延ダイから支持体にかけて形成されるビードにあたって、ビードが振動してしまうと、フィルムの厚みムラ故障が発生してしまう。このような同伴風に起因する厚みムラ故障は、支持体の走行速度の高速化に伴ってより顕著に発生する。そこで、支持体の走行速度の高速化と共に、ビードの背面側を減圧することより、同伴風がビードにあたることを防ぐことができるため、厚みムラ故障の発生を防ぐことができる。
厚みムラ故障の発生は、ビードの振動のみならず、減圧チャンバ内の圧力の変動により誘発される場合もある。例えば、特許文献1では、支持体及び減圧チャンバの間隔を検出して、この間隔が設定値以下になったときには、支持体及び減圧チャンバの間隔が設定値以上となるように減圧チャンバを移動させることにより、この間隔の変動に起因する減圧チャンバ内の圧力の変動を抑えている。また、特許文献2では、ラビリンス溝を有する遮風部材を減圧チャンバに設けることにより、減圧チャンバ内の圧力変動を防いでいる。また、支持体に近接して設けられる遮風部材と支持体とが接触して、支持体が損傷してしまうことを防ぐために、合成樹脂製の遮風部材が用いられることが多い。
特開2001−79864号公報 特開2003−1655号公報
しかしながら、流延室内における雰囲気にはドープや流延膜などから蒸発した溶剤が含まれる。したがって、流延室内に設けられた減圧チャンバに溶剤が液化するおそれがある。減圧チャンバにて溶剤の液化が起こると、溶剤が減圧チャンバから支持体や流延膜に流下してしまい、この状態のまま溶液製膜を行うと、フィルムの面状故障等が発生してしまう。そこで、溶剤の液化を防ぐために、減圧チャンバの温度が溶剤の凝縮点以上となるように、減圧チャンバを保温する必要がある。
このように、溶液製膜方法を行うときには減圧チャンバを一定の温度に保温する必要があるため、減圧チャンバに設けられる遮風部材の温度が上昇する。そして、遮風部材の熱膨張により、遮風部材及び支持体の間隔が変動してしまい、結果として、厚みムラ故障が生じてしまう。更に、遮風部材の温度が上昇すると、遮風部材が支持体と接触してしまう。遮風部材が支持体と接触してしまう場合には、溶液製膜を一旦中止しなければならない。
また、溶液製膜方法は、流延膜に自己支持性を発現させる方法の種類によって、乾燥方式と冷却方式に大別される。乾燥方式とは、支持体に形成された流延膜から溶剤を蒸発させることにより、流延膜に自己支持性を発現させるものである。一方、冷却方式とは、支持体に形成された流延膜の冷却により、ドープのゲル化を促して、流延膜に自己支持性を発現させるものである。流延膜に自己支持性を発現させるために要する時間は、乾燥方式に比べて冷却方式の方が短時間ですむ。このように、流延膜の形成から剥ぎ取りまでに要する時間を短縮することが可能な冷却方式は、溶液製膜方法の生産速度の高速化に適している。
溶液製膜方法の乾燥方式では、支持体も一定の温度となるように保温されているため、減圧チャンバに設けられる遮風部材の温度が上昇しやすい。一方、冷却方式では、支持体に近接するように配される減圧チャンバの温度が、支持体の温度に比べて高いため、支持体及び減圧チャンバの隙間における温度が安定しにくい。このように、乾燥方式、冷却方式のいずれの方式を採用しても、遮風部材の温度の変動に起因して、遮風部材及び支持体の間隔が変動する結果、厚みムラ故障が生じやすい。
本発明は、上記課題を解決するものであり、温度変動により遮風部材の寸法が変動しても、遮風部材及び支持体の間隔、すなわち、減圧チャンバと支持体との間隔を略一定に維持することのできる流延装置及び溶液製膜方法を提供するものである。
本発明の流延装置は、走行する支持体に向けて、ダイに設けられる吐出口からドープを吐出し、前記吐出口から前記支持体にかけてビードを形成しながら、前記支持体の表面上に長尺状の流延膜を形成する膜形成部と、前記ビードよりも前記走行方向上流側にて、前記流延膜の幅方向に設けられ、前記表面に近接するように配される後方板、及びこの後方板及び前記ダイの隙間を塞ぐように設けられ、前記幅方向に並べられる1対の側板を有し、前記ダイ、前記1対の側板、及び前記後方板により囲まれる減圧ゾーンにある空気を吸引する減圧部と、前記減圧部に設けられ、前記後方板から前記表面に向かって突出し、前記後方板及び前記表面の隙間に向かって流れる風を遮るように形成される合成樹脂製の遮風ユニットとを備え、前記遮風ユニットは、前記幅方向に隔離して並べられる複数の主遮風部材と、前記複数の主遮風部材の隙間に向かって流れる風を遮るように設けられる副遮風部材とを有することを特徴とする。
前記副遮風部材がシート状や板状に形成されることが好ましい。また、前記副遮風部材が、前記主遮風部材よりも前記走行方向上流側に設けられる上流側遮風部、及び前記主遮風部材よりも前記走行方向下流側に設けられる下流側遮風部からなり、前記上流側遮風部の下端部及び前記下流側遮風部の下端部が、前記主遮風部材及び前記支持体の隙間で連結していることが好ましい。
互いに隣り合う第1の主遮風部材及び第2の主遮風部材の隙間に向かって流れる風を遮るように形成される前記副遮風部材が、前記走行方向に並べられる第1の遮風片及び第2の遮風片から構成され、前記第1の遮風片は、前記第1の主遮風部材に設けられ、前記第1の主遮風部材から前記第2の主遮風部材に向かって突出するように形成され、前記第2の遮風片は、前記第2の主遮風部材に設けられ、前記第2の主遮風部材から前記第1の主遮風部材に向かって突出して、前記第1の遮風片及び前記第2の主遮風部材の隙間に向かって流れる風を遮るように形成されることが好ましい。また、前記第1の遮風片、及び前記第2の遮風片が板状に形成されることが好ましい。
前記主遮風部材または前記副遮風部材の下端部に、前記幅方向に伸びるように形成されるラビリンス溝が設けられることが好ましい。
本発明の溶液製膜方法は、上記の流延装置により形成された前記流延膜を前記支持体から剥ぎ取って、乾燥することを特徴とする。
本発明によれば、減圧チャンバの後方板及び支持体の隙間に向かって流れる風を遮るように形成される遮風ユニットを、隔離して並べられる複数の合成樹脂製の主遮風部材と、主遮風部材の隙間に向かって流れる風を遮るように設けられる複数の合成樹脂製の副遮風部材とから構成するため、温度の変動に起因して各遮風部材の寸法が変動しても、減圧チャンバ及び支持体の間隔の変動を抑えることができる。したがって、本発明によれば、減圧チャンバ内の圧力変動が抑えられるため、厚みムラ故障の発生を抑えつつ、フィルムを製造することができる。
(溶液製膜設備)
図1に示すように、溶液製膜設備10には、ストックタンク11と流延室12とピンテンタ13とクリップテンタ14と乾燥室15と冷却室16と巻取室17とが順次設けられる。
ストックタンク11には、モータ11aで回転する攪拌翼11bとジャケット11cとが設けられ、その内部にはフィルム20の原料となるポリマーが溶剤に溶解するドープ21が貯留されている。ジャケット11cの内部に、所定の温度に調節された伝熱媒体を流すことによりドープ21の温度を所定の範囲で略一定に調節する。また、モータ11aにより攪拌翼11bを回転させる。これにより、ポリマーなどの凝集を抑制しながら、ドープ21を均質に保持している。ストックタンク11と流延室12との間には、ポンプ25と濾過装置26とが備えられている。ポンプ25は、ストックタンク11内に貯留するドープ21を、濾過装置26を介して、流延室12に設けられた流延ダイ31へ送る。濾過装置26では、ドープ21中の不純物が取り除かれる。
(流延室)
流延室12には、流延ダイ31と、支持体である流延ドラム32と、減圧チャンバ33と、剥取ローラ34と、温調装置35、36と、コンデンサ37とが備えられている。
(流延ドラム)
流延ドラム32は、図示しない駆動装置により軸32aを中心に回転する。流延ドラム32の回転により、周面32bは方向Xに所定の速度で走行する。温調装置36は、図示しない制御部の制御の下、所望の温度に調節された伝熱媒体を、流延ドラム32内に設けられる流路中を循環させる。この伝熱媒体の循環により、流延ドラム32の周面32bの温度を所望の範囲内で一定に保つことができる。
流延ドラム32の材質は、ステンレス製であることが好ましく、十分な耐腐食性と強度とを有するようにSUS316製であることがより好ましい。流延ドラム32の周面32bに施されるクロムメッキ処理はビッカース硬さHv700以上、膜厚2μm以上、いわゆる硬質クロムメッキであることが好ましい。
(流延ダイ)
図1及び図2に示すように、流延ダイ31は、ドープ21を吐出する吐出口31aを有する。流延ダイ31は、吐出口31aが周面32bと対向して近接するように配される。吐出口31aは、スリット状であり、方向Xに直交する方向Yに長く伸びるように形成される。流延ダイ31は、周面32bに向けて吐出口31aからドープ21を吐出する。吐出したドープ21は、吐出口31aから周面32bにかけてビード41を形成した後、方向Xに走行する周面32b上で方向Xに流れ延ばされ、長尺状の流延膜42を形成する。
図1に示すように、流延ドラム32との接触により、流延膜42は冷却され、この冷却によりドープ21のゲル化が進行する結果、流延膜42に自己支持性が発現する。自己支持性を有するものとなった流延膜42は、剥取ローラ34によって、流延ドラム32から剥ぎ取られ、湿潤フィルム43となる。
減圧チャンバ33は流延ダイ31に対し方向Xの上流側に配置される。減圧チャンバ33は、配管45を介して吸引装置46に接続されている。減圧チャンバ33を用いて、ビード41よりも方向Xの上流側の減圧ゾーンを減圧し、ビード41に向かって周面32bの近傍を流れる同伴風を吸引することにより、ビード41の振動の防止、及び周面32bとビード41との間の密着性の向上を図ることができる。減圧チャンバ33の詳細は後述する。
温調装置35は、流延室12における雰囲気の温度を所定の範囲内で略一定となるように調節する。コンデンサ37は、流延室12内に気化する溶剤を液化する。コンデンサ37により液化した溶剤は、図示しない回収装置によって回収される。コンデンサ37により、流延室12内における雰囲気の溶剤の凝縮点を調節することができる。
湿潤フィルム43は、図示しない渡り部を介して、ピンテンタ13に案内される。ピンテンタ13は、湿潤フィルム43の耳部を貫通して保持する多数のピンプレートを有し、このピンプレートが軌道上を走行する。ピンプレートにより走行する湿潤フィルム43に対し、乾燥風が送られ、湿潤フィルム43から溶剤が蒸発して、フィルム20となる。
クリップテンタ14は、フィルム20の耳部を把持する多数のクリップを有し、このクリップが延伸軌道上を走行する。クリップにより走行するフィルム20に対し、乾燥風が送られ、フィルム20から溶剤が蒸発する。こうして、クリップテンタ14では、方向Yへの延伸処理とともに、乾燥処理をフィルム20に施す。なお、クリップテンタ14は省略しても良い。
ピンテンタ13及びクリップテンタ14の下流にはそれぞれ耳切装置51a、51bが設けられている。耳切装置51a、51bはフィルム20の耳部を切断する。図示しないブロアがこの切断された耳部に風をあてることにより、耳部はクラッシャ52a、52bに送られる。クラッシャ52a、52bは、耳部を破砕または粉砕して、チップとする。一方、耳部を除く部分はフィルム20として、下流へ搬送される。チップは、ドープ調製に再利用することができる。
乾燥室15には、多数のローラ53が設けられており、これらにフィルム20が巻き掛けられて搬送される。乾燥室15内の雰囲気の温度や湿度などは、図示しない空調機により調節されており、乾燥室15の通過によりフィルム20の乾燥処理が行われる。乾燥室15には吸着回収装置54が接続されており、フィルム20から蒸発した溶剤が吸着回収される。
乾燥室15の出口側には冷却室16が設けられており、この冷却室16でフィルム20が室温となるまで冷却される。冷却室16の下流には強制除電装置55が設けられており、フィルム20が除電される。さらに、強制除電装置55の下流側には、ナーリング付与ローラ56が設けられており、フィルム20の両側縁部にナーリングが付与される。巻取室17には、プレスローラ57を有する巻取機58が設置されており、フィルム20は、巻取機58に取り付けられた巻き芯58aに巻き取られる。
(減圧チャンバ)
図2及び図3に示すように、減圧チャンバ33は、ケーシング60と仕切り板とから構成される。ケーシング60や仕切り板には、ジャケット(図示しない)が取り付けられる。そして、温度が所定の範囲内に調節された伝熱媒体をこのジャケットに供給することにより、ケーシング60や仕切り板の温度を所定の範囲内に調節することができる。
ケーシング60は、後方板63と、1対の側板64と、天板65と、第1〜第2前方板66〜67とから構成される。後方板63は、流延ダイ31よりも方向Xの上流側にて、方向Yに設けられ、周面32bに対し起立するように配される。1対の側板64は、方向Yに並べられ、1対の側板64は、後方板63と流延ダイ31との隙間を塞ぐように、方向Xに設けられる。また、後方板63及び1対の側板64は、それぞれの下端部が周面32bと近接するように配される。天板65と、第1〜第2前方板66〜67とは、1対の側板64に掛け渡される。また、天板65には孔が設けられ、この孔には配管45が挿通される。ビード41よりも方向Xの上流側に位置する周面32b近傍には、流延ダイ31と、後方板63と、1対の側板64とにより囲まれる減圧ゾーン68が形成される。各板63〜67の形成材料としては、溶剤に溶解しにくく、ケーシング60の内部及び外部との圧力差に耐えうる強度を有することが好ましく、例えば、ステンレス鋼が用いられる。
(仕切り板)
仕切り板は、1対の耳サイドシール板71と、内サイドシール板72と、内幅シール板73とからなり、それぞれ減圧ゾーン68に設けられる。耳サイドシール板71及び内サイドシール板72は、方向Xに設けられており、減圧ゾーン68を方向Yに複数に区切っている。これら各サイドシール板71、72は、減圧チャンバ33の吸引による流入風の整流板として作用する。内幅シール板73は、方向Yに設けられ、内サイドシール板72と固着する。また、内幅シール板73は、ケーシング60に取り付けられる。各シール板71〜73は、MCナイロン(登録商標)、テフロン(登録商標)やジュラコン(登録商標)など有機溶剤に溶解しにくい材料から形成されることが好ましい。
1対の側板64には、1対の側方遮風ユニット76が設けられ、後方板63には、後方遮風ユニット77が設けられる。1対の側方遮風ユニット76は、1対の側板64から周面32bに向かって突出しつつも、周面32bと隔離するように配される。また、後方遮風ユニット77は、後方板63から周面32bに向かって突出しつつも、周面32bと隔離するように配される。
(後方遮風ユニット)
後方遮風ユニット77は、図4及び図5に示すように、ホルダ81と、主遮風部材である複数のラビリンスシール板82と、副遮風部材である複数の遮風シート83とを有する。ホルダ81は、方向Yに伸びるように形成され、図示しない取付具により、後方板63(図3参照)に取り付けられる。ラビリンスシール板82は、互いに隔離するようなピッチで方向Yに並べられ、図6に示すように、ボルト85a及びナット85bによってホルダ81に取り付けられる。
(ラビリンスシール板)
ラビリンスシール板82は、方向Xに重なり合う複数のシール板86から構成される。各シール板86は、方向Yに設けられ、周面32bに対し起立するように、そして、各シール板86の下端部86aが周面32bに近接するように配される。各シール板86の下端部86aの形状は、方向Yに直交する面において楔形となっている。こうして、各下端部86aにより、ラビリンスシール板82の下端部には、方向Yに伸びるラビリンス溝88が形成される。なお、ラビリンス溝88は省略してもよい。
方向Yにおけるラビリンスシール板82の寸法W1(図2参照)は、製膜時におけるラビリンスシール板82の温度の変動により、シール板86と周面32bとの間隔G1が変動しない程度であればよく、ラビリンスシール板82を形成する材料の膨張率に応じて決定すればよい。W1は、例えば100mm以上2100mm以下であることが好ましい。
また、方向Yにおける隣り合うラビリンスシール板82の隙間84の長さCL1(図2参照)は、製膜時におけるラビリンスシール板82の温度変動に起因して、隣り合うラビリンスシール板82が接触しない程度のものであればよく、ラビリンスシール板82を形成する材料の膨張率に応じて決定すればよい。CL1は0.1mm以上1.0mm以下であることが好ましい。
(遮風シート)
図4及び図5に示すように、遮風シート83は、ラビリンスシール板82よりも方向Xの上流側に設けられる。遮風シート83の方向Yの両端部には、1対の重ね代83aが形成される。1対の重ね代83aが隣り合う1対のラビリンスシール板82と重なる。また、遮風シート83の上端部83bはホルダ81に固着され、遮風シート83はホルダ81から垂れ下がるように設けられる。遮風シート83の厚さは、0.5mm以上1mm以下であることが好ましい。
また、重ね代83aの方向Yの寸法は、同伴風が遮風シート83にあたったときに、遮風シート83及び周面32bの隙間の変動に起因して減圧ゾーン68における圧力が変動しない程度であればよく、周面32bの走行速度、隙間84の方向Yの寸法や遮風シート83の機械的特性に応じて決定すればよい。
ホルダ81は、後方板63と同様の材料から形成され、例えば、ステンレス鋼から形成されることが好ましい。遮風シート83及びシール板86は、各シール板71〜73と同様に、合成樹脂から形成されることが好ましく、特にMCナイロン(登録商標)、テフロン(登録商標)や、ジュラコン(登録商標)など有機溶剤に溶解しにくいものから形成されることが好ましい。
図6に示すように、シール板86と周面32bとの間隔G1は、0.1mm以上5.0mm以下であることが好ましい。また、後方板63と周面32bとの間隔G2は、5.0mm以上30.0mm以下であることが好ましい。なお、遮風シート83及び周面32bの間隔は、間隔G1と略等しいことが好ましい。
なお、側方遮風ユニット76を後方遮風ユニット77と同様の構造としてもよい。すなわち、ラビリンスシール板82と同様の構造を有する複数のラビリンスシール板を、方向Xに離間して並べ、遮風シート83と同様の構造を有する遮風シールを、複数の遮風ユニットの隙間を方向Yから塞ぐように、設けてもよい。
次に、本発明の作用について説明する。図1及び図2に示すように、温調装置35により、流延室12内の温度は1℃以上40℃以下の範囲に調節される。コンデンサ37により、流延室12内における雰囲気の溶剤の凝縮点を−30℃以上40℃以下の範囲に調節される。間隔G1(図6参照)が所定の値となる位置に、減圧チャンバ33を固定する。流延ダイ31、ケーシング60及び仕切り板の温度は、30℃以上35℃以下の範囲に調節されている。温調装置36により、流延ドラム32の周面32bは−10℃以上10℃以下の範囲に調節される。流延ドラム32が回転し、周面32bは方向Xへ所定の速度(50m/分以上200m/分以下)で走行する。流延ダイ31は、温度が25℃以上35℃以下の範囲に調節されているドープ21を、吐出口31aから周面32bに向けてドープ21を吐出する。吐出したドープ21は、吐出口31aから周面32bにかけてビード41を形成し、周面32bでは流延膜42を形成する。冷却された周面32bとの接触により、流延膜42をなすドープはゲル化し、流延膜42は自己支持性を有する。図示しない制御部の制御部の下、吸引装置46は、配管45を介して、減圧ゾーン68にある空気を吸引する。これにより、減圧ゾーン68の圧力が、方向Xの下流側の圧力に対して低くなる。ビード41の方向Xの上流側及びビード41の方向Xの下流側における圧力差は、10Pa以上2000Pa以下であることが好ましい。
図6に示すように、製膜時において、異なる温度域に保持された後方板63及び周面32bが、互いに近接するように配されるため、後方板63及び周面32bの隙間に設けられた後方遮風ユニット77の温度は変動しやすい。そして、合成樹脂性のラビリンスシール板82は、ステンレス鋼製のホルダ81に比べ、寸法が変動しやすい。したがって、1つの合成樹脂製のラビリンスシール板を後方板63に設けると、製膜時における温度変動に起因して、ラビリンスシール板82が歪む結果、間隔G1が方向Yにおいて変動する。そして、方向Yにおける間隔G1の変動により、減圧ゾーン68における圧力が変動するため、この状態のまま溶液製膜を行うと、フィルム20において厚みムラ故障が発生してしまう。
本発明では、方向Yに隔離して並べられる複数のラビリンスシール板82、及び複数のラビリンスシール板82の隙間84に向かう同伴風を防ぐように設けられる遮風シート83からなる後方遮風ユニット77を、後方板63から周面32bに向かって突出するように減圧チャンバ33に設けるため、温度変動に起因して合成樹脂製のラビリンスシール板82が歪んだ場合であっても、方向Yにおける間隔G1の変動量を抑えることができる。したがって、本発明によれば、厚みムラ故障の発生を抑えつつ、フィルムを効率よく製造することができる。
方向Yにおける間隔G1の変動は、後方遮風ユニット77の方向Yの寸法が長くなる、すなわち、製造するフィルム20の幅が広くなるに従って大きくなりやすい。本発明によれば、流延膜42の幅が広くなったときにでも、方向Yにおける間隔G1の変動を抑えることが可能となる。本発明において、流延膜42の幅が600mm以上であることが好ましく、1400mm以上2500mm以下であることがより好ましい。また、本発明は、2500mmより大きい場合にも効果がある。
上記実施形態では、遮風シート83を方向Yに複数並べたが、本発明はこれに限られず、複数の遮風シート83を一体に形成してもよい。
また、上記実施形態では、遮風シート83をホルダ81と固着させて、ホルダ81から垂れ下がるように遮風シート83を設けたが、本発明はこれに限られず、重ね代83aにおいてのみ、遮風シート83とラビリンスシール板82を固着させてもよい。更に、遮風シート83の上端部83b及び重ね代83aを、ホルダ81及びラビリンスシール板82にそれぞれ固着させてもよい。重ね代83aをラビリンスシール板82に固着する場合には、1対の重ね代83aの両方、または一方のみを固着させてもよい。
上記実施形態では、遮風シート83をラビリンスシール板82よりも方向X上流側に設けたが、本発明はこれに限られず、遮風シート83を隙間84に設けてもよいし、これらの組み合わせでもよい。更に、ラビリンスシール板82よりも方向X上流側、及び方向X下流側の両方に設けられる1対の遮風シートを、ラビリンスシール板82と周面32bとの間で連結させてもよい。そして、図7に示すように、この1対の遮風シートが一体に成形されてなる遮風シート100を用いて、後方遮風ユニット101を設けてもよい。
上記実施形態では、副遮風部材として遮風シートを用いたが、本発明における副遮風部材はシート状のものに限られず、図8に示すように、ラビリンスシール板82と同様の構造を有するラビリンスシール板110を副遮風部材として用いて、後方遮風ユニット111を設けてもよい。ラビリンスシール板110をホルダ81に固定するために、金属またはステンレス鋼からなる固定具112を用いることが好ましい。なお、ラビリンスシール板110におけるラビリンス溝は省略してもよい。
上記実施形態では、主遮風部材と副遮風部材とを方向Yにおいて密着して配置したが、本発明はこれに限られず、方向Yにおいて隔離して配置してもよい。また、これら主遮風部材と副遮風部材とを一体に形成してもよい。
上記実施形態では、一の副遮風部材を用いて隙間84を方向X上流側から塞いだが、本発明はこれに限られず、副遮風部材を構成する1対の遮風片を用いて、隙間84を方向X上流側から塞いでもよい。図9に示すように、後方遮風ユニット120は、1対の遮風片として、シール板121a、121bを有する。シール板121a、121bは、隣り合う1対のラビリンスシール板82a及びラビリンスシール板82bの間の隙間84xに配され、方向Xに順次並べられる。ラビリンスシール板82a及びラビリンスシール板82bは、ラビリンスシール板82と同様の構造を有し、シール板121a、121bは、シール板86(図6参照)と同様の構造を有する。シール板121aは、ラビリンスシール板82aに設けられ、ラビリンスシール板82aからラビリンスシール板82bに向かって突出するように形成される。一方、シール板121bは、ラビリンスシール板82bに設けられ、ラビリンスシール板82bからラビリンスシール板82aに向かって突出するように形成される。ここで、方向Yにおいて、隙間84xの長さをCL2とし、シール板121aの突出量をWaとし、シール板121bの突出量をWbとするときに、(Wa+Wb)の値がCL2の値よりも大きくなるようになることが好ましい。このようにして、シール板121aは隙間84xの一部を塞ぐように設けられ、シール板121bは、シール板121及びラビリンスシール板82bの隙間を塞ぐように設けられるため、シール板121a、121bにより、隙間84xに向かって流れる風を遮ることができる。なお、図9では、シール板121a、121bを2対設けたが、本発明はこれに限られず、1対、または3対以上のシール板121a、121bを設けてもよい。
なお、方向Xにおいて、1対のシール板121a、121bを密着させて設けてもよいし、隔離して設けてもよい。また、シール板121aやシール板121bを隙間84xに設けたが、これに限られず、ラビリンスシール板82aの方向X上流側やラビリンスシール板82aの方向X下流側に設けてもよい。更に、シール板121a及びシール板121bは、ラビリンスシール板82a、82bを構成するシール板と一体に形成されてもよい。加えて、シール板121aやシール板121bの下端部に、ラビリンス溝88と同様のラビリンス溝を設けてもよい。
上記実施形態では、1対の遮風片として、シール板121a、121bを用いたが、本発明はこれに限られず、ブロック状に形成された1対の遮風片を用いてもよい。
さらに、ドープを流延する際に、2種類以上のドープを同時に共流延させて積層させる同時積層共流延、または、複数のドープを逐次に共流延して積層させる逐次積層共流延を行うことができる。なお、両共流延を組み合わせてもよい。同時積層共流延を行う場合には、フィードブロックを取り付けた流延ダイを用いてもよいし、マルチマニホールド型の流延ダイを用いてもよい。ただし、共流延により多層からなるフィルムは、空気面側の層の厚さと支持体側の層の厚さとの少なくともいずれか一方が、フィルム全体の厚みの0.5〜30%であることが好ましい。また、同時積層共流延を行う場合には、ダイスリットから支持体にドープを流延する際に、高粘度ドープが低粘度ドープにより包み込まれることが好ましく、ダイスリットから支持体にかけて形成される流延ビードのうち、外界と接するドープが内部のドープよりもアルコールの組成比が大きいことが好ましい。
上記実施形態では、冷却方式の溶液製膜方法において本発明を適用したが、本発明はこれに限られず、乾燥方式の溶液製膜方法において適用することもできる。乾燥方式の溶液製膜方法を行う場合には、支持体の温度を5℃以上50℃以下にすることが好ましい。また、支持体として、流延ドラム32の替わりに、回転ローラに掛け渡されて移動する流延バンドを用いてもよい。
溶液製膜設備の概要を示す説明図である。 流延ドラムの周面側からみたときの、流延ダイ及び減圧チャンバの概要を示す平面図である。 流延ドラム及び減圧チャンバの概要を示す斜視図である。 第1の後方遮風ユニットの概要を示す斜視図である。 第1の後方遮風ユニットの概要を示す分解斜視図である。 第1の後方遮風ユニットの概要を示すVI−VI線断面図である。 第2の後方遮風ユニットの概要を示す斜視図である。 第3の後方遮風ユニットの概要を示す斜視図である。 第4の後方遮風ユニットの概要を示す斜視図である。
10 溶液製膜設備
12 流延室
20 フィルム
21 ドープ
31 流延ダイ
32 流延ドラム
32a 軸
32b 周面
33 減圧チャンバ
41 ビード
42 流延膜
46 吸引装置
60 ケーシング
63 後方板
64 側板
68 減圧ゾーン
76 側方遮風ユニット
77、101、111、120 後方遮風ユニット
82、82a、82b、110 ラビリンスシール板
83、100 遮風シート
84、84x 隙間
86、121a、121b シール板
88 ラビリンス溝

Claims (8)

  1. 走行する支持体に向けて、ダイに設けられる吐出口からドープを吐出し、前記吐出口から前記支持体にかけてビードを形成しながら、前記支持体の表面上に長尺状の流延膜を形成する膜形成部と、
    前記ビードよりも前記走行方向上流側にて、前記流延膜の幅方向に設けられ、前記表面に近接するように配される後方板、及びこの後方板及び前記ダイの隙間を塞ぐように設けられ、前記幅方向に並べられる1対の側板を有し、前記ダイ、前記1対の側板、及び前記後方板により囲まれる減圧ゾーンにある空気を吸引する減圧部と、
    前記減圧部に設けられ、前記後方板から前記表面に向かって突出し、前記後方板及び前記表面の隙間に向かって流れる風を遮るように形成される合成樹脂製の遮風ユニットとを備え、
    前記遮風ユニットは、
    前記幅方向に隔離して並べられる複数の主遮風部材と、
    前記複数の主遮風部材の隙間に向かって流れる風を遮るように設けられる副遮風部材とを有することを特徴とする流延装置。
  2. 前記副遮風部材がシート状に形成されることを特徴とする請求項1項記載の流延装置。
  3. 前記副遮風部材が、前記主遮風部材よりも前記走行方向上流側に設けられる上流側遮風部、及び前記主遮風部材よりも前記走行方向下流側に設けられる下流側遮風部からなり、
    前記上流側遮風部の下端部及び前記下流側遮風部の下端部が、前記主遮風部材及び前記支持体の隙間で連結していることを特徴とする請求項2記載の流延装置。
  4. 前記副遮風部材が板状に形成されることを特徴とする請求項1項記載の流延装置。
  5. 互いに隣り合う第1の主遮風部材及び第2の主遮風部材の隙間に向かって流れる風を遮るように形成される前記副遮風部材が、前記走行方向に並べられる第1の遮風片及び第2の遮風片から構成され、
    前記第1の遮風片は、前記第1の主遮風部材に設けられ、前記第1の主遮風部材から前記第2の主遮風部材に向かって突出するように形成され、
    前記第2の遮風片は、前記第2の主遮風部材に設けられ、前記第2の主遮風部材から前記第1の主遮風部材に向かって突出して、前記第1の遮風片及び前記第2の主遮風部材の隙間に向かって流れる風を遮るように形成されることを特徴とする請求項1記載の流延装置。
  6. 前記第1の遮風片、及び前記第2の遮風片が板状に形成されることを特徴とする請求項5記載の流延装置。
  7. 前記主遮風部材または前記副遮風部材の下端部に、前記幅方向に伸びるように形成されるラビリンス溝が設けられることを特徴とする請求項1または6のうちいずれか1項記載の流延装置。
  8. 請求項1ないし7のうちいずれか1項記載の流延装置により形成された前記流延膜を前記支持体から剥ぎ取って、乾燥することを特徴とする溶液製膜方法。
JP2009002391A 2009-01-08 2009-01-08 流延装置及び溶液製膜方法 Pending JP2010158834A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009002391A JP2010158834A (ja) 2009-01-08 2009-01-08 流延装置及び溶液製膜方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009002391A JP2010158834A (ja) 2009-01-08 2009-01-08 流延装置及び溶液製膜方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010158834A true JP2010158834A (ja) 2010-07-22

Family

ID=42576375

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009002391A Pending JP2010158834A (ja) 2009-01-08 2009-01-08 流延装置及び溶液製膜方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010158834A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012152979A (ja) * 2011-01-25 2012-08-16 Fujifilm Corp 減圧チャンバ、流延膜の形成方法及び溶液製膜方法
KR20150035378A (ko) 2013-09-27 2015-04-06 후지필름 가부시키가이샤 유연 장치, 용액 제막 설비 및 방법
JP2015168062A (ja) * 2014-03-04 2015-09-28 富士フイルム株式会社 ラビリンスシール、流延装置、溶液製膜設備及び方法
JP2017144692A (ja) * 2016-02-19 2017-08-24 富士フイルム株式会社 流延装置及び溶液製膜方法
JP2017144693A (ja) * 2016-02-19 2017-08-24 富士フイルム株式会社 流延装置及び溶液製膜方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012152979A (ja) * 2011-01-25 2012-08-16 Fujifilm Corp 減圧チャンバ、流延膜の形成方法及び溶液製膜方法
KR20150035378A (ko) 2013-09-27 2015-04-06 후지필름 가부시키가이샤 유연 장치, 용액 제막 설비 및 방법
JP2015168062A (ja) * 2014-03-04 2015-09-28 富士フイルム株式会社 ラビリンスシール、流延装置、溶液製膜設備及び方法
JP2017144692A (ja) * 2016-02-19 2017-08-24 富士フイルム株式会社 流延装置及び溶液製膜方法
JP2017144693A (ja) * 2016-02-19 2017-08-24 富士フイルム株式会社 流延装置及び溶液製膜方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4607779B2 (ja) ポリマーフイルムの製造方法
JP2009179031A (ja) 流延装置、溶液製膜設備及び溶液製膜方法
JP2010158834A (ja) 流延装置及び溶液製膜方法
JP2005047141A (ja) 溶液製膜方法及び装置
JP5107119B2 (ja) 溶液製膜方法及び設備
JP5022270B2 (ja) 流延装置、溶液製膜方法及び溶液製膜設備
JP5145165B2 (ja) 流延装置、溶液製膜設備及び流延方法
JP2009078444A (ja) 溶液製膜方法及び洗浄装置
JP2008221760A (ja) 溶液製膜方法及び溶液製膜設備
JP2006297906A (ja) 流延装置、溶液製膜設備および溶液製膜方法
JP2009096183A (ja) フイルムの延伸方法及び溶液製膜方法
JP5416909B2 (ja) 溶液製膜設備及び溶液製膜方法
JP5022258B2 (ja) 流延装置、溶液製膜設備及び溶液製膜方法
JP2009214312A (ja) 流延装置、溶液製膜設備及び溶液製膜方法
JP2009214311A (ja) 流延装置、溶液製膜設備及び溶液製膜方法
KR20090102708A (ko) 지지 롤러, 웹 반송 방법, 용액 캐스팅 방법 및 용액 캐스팅 장치
JP4960186B2 (ja) 流延方法及び装置
JP2009078441A (ja) 溶液製膜設備及び溶液製膜方法
JP2009029024A (ja) 溶液製膜方法及び設備
JP2009066943A (ja) 流延ダイ、溶液製膜設備及び溶液製膜方法
JP2010082983A (ja) 溶液製膜方法及び設備
JP2009119809A (ja) 流延方法、溶液製膜方法、流延装置、及び溶液製膜設備
JP2008246705A (ja) 溶液製膜方法及び溶液製膜設備
JP2009051195A (ja) 溶液製膜方法及び設備
JP2007283762A (ja) ポリマーフィルムの製造方法