JP2010158746A - 帯板の研磨装置 - Google Patents

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Hideya Sadamitsu
秀弥 定光
Koji Takahashi
孝治 高橋
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Abstract

【課題】材料歩留まりの向上と疵付きの防止を併せて実現する。
【解決手段】位置が変動する帯板Wの側面W1,W2に追従移動可能とした回転支持装置6A,6B,7A,7Bを、帯板Wの両側面W1,W2に沿ってそれぞれ長手方向の二箇所に配設し、長手方向へ交互に、回転支持装置7A,7Bに支持された研磨ホイール71は側面W1,W2の上側コーナ部から当該側面全体を研磨するようにこれに当接させられ、回転支持装置6A,6Bに支持された研磨ホイール61は側面W1,W2の下側コーナ部から当該側面全体を研磨するようにこれに当接させられて、互いに反対方向へ回転させられる。
【選択図】 図2

Description

本発明は帯板の研磨装置に関し、特に熱間圧延後の帯板の側面を研磨除去する帯板の研磨装置に関する。
熱間圧延で製造された帯板には往々にしてその両側面(コバ面)に荒れ(酸化層)を生じる。これを放置しておくと、続く冷間圧延時に圧下率の増加に伴ってコバ面がさらに荒れて微小クラックが発生し、この部分が圧延中に欠落して表面疵の原因となったり、あるいは板切れを生じたりする。そこで、酸化層を生じたコバ面を冷間圧延の前に砥石で研磨しておくことが考えられるが、帯板は圧延のために他の帯板と溶接接続されて長手方向の両端部で板幅やコバ面の形状が大きく変化しているため研削代を多く確保する必要があり、歩留まりが悪い上に、能率も極めて悪い。そこで、丸刃カッタ等によってコバ面を長手方向へ切り落とすことが行われている。
なお、特許文献1には、帯板長手方向端の、溶接接続部の両側に生じたビードを、研磨砥石によって研削除去する研磨装置が示されている。
特開平6−31607
しかし、カッタによるコバ面の切り落としでは、カッタ幅以上の耳落とし代が必要であるために未だ材料歩留まりが悪いという問題があるとともに、切り落としに伴って発生するスリットバリによる疵付きが懸念されていた。
そこで、本発明はこのような課題を解決するもので、材料歩留まりの向上と疵付きの防止を併せて実現した帯板の研磨装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1発明の帯板の研磨装置では、位置が変動する帯板(W)の側面(W1,W2)に追従移動可能とした回転支持装置(6A,6B,7A,7B)と、外周に研磨布が多数植設され、回転支持装置(6A〜7B)に支持されて所定の姿勢を保って回転駆動される研磨ホイール(61,71)とを備え、研磨ホイール(61,71)を帯板(W)の側面(W1,W2)に当接させて当該側面を研磨する。
本第1発明においては、帯板の側面の位置変動に追従して移動させられる研磨ホイールによって、帯板の側面に生じた酸化層のみが良好に研削除去される。この結果、従来のような耳落とし代等を確保する必要がないから材料の歩留まりが格段に向上するとともに、従来の切り落としの場合のようなスリットバリ等を生じないから帯板の疵付きの恐れもない。
本第2発明では、帯板(W)の両側面(W1,W2)に沿ってそれぞれ長手方向の複数箇所に回転支持装置(6A〜7B)を配設し、長手方向へ交互に、一方の回転支持装置(7A,7B)に支持された研磨ホイール(71)は側面(W1,W2)の上側コーナ部(W12)から当該側面全体を研磨するようにこれに当接させられ、他方の回転支持装置(6A,6B)に支持された研磨ホイール(61)は側面(W1,W2)の下側コーナ部(W11)から当該側面全体を研磨するようにこれに当接させられて、互いに反対方向へ回転させられている。
帯板の長手方向複数位置にある研磨ホイールで帯板の側面の、それぞれ下側コーナ部と上側コーナ部から側面全面を研磨しているから、側面の断面形状がラウンド形状であっても側面全面が良好に研磨される。また、帯板の長手方向複数位置で研磨ホイールが互いに反対方向に回転させられているから、帯板に対して研磨ホイールから印加される上下方向の荷重が相殺されて、帯板に過度な下向きないし上向きの荷重が印加することが避けられる。
なお、上記カッコ内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以上のように、本発明の帯板の研磨装置によれば、材料歩留まりが向上するとともに疵付きの防止も実現できる。
本発明の一実施形態を示す研磨装置の全体側面図である。 本発明の一実施形態を示す研磨装置の全体平面図である。 本発明の一実施形態を示す研磨装置の全体正面図である。 本発明の一実施形態を示す研磨装置要部概略斜視図である。
図1には研磨装置の側面図を示し、図2にはその平面図を、図3にはその正面図をそれぞれ示す。研磨装置は架台1を備えており、架台1は平面視矩形のベ−スフレーム11の四隅に支柱12を立設して、これら支柱12の上端を梁13で連結したものである。前後(図1の左右)の支柱12の前面ないし後面には上下方向へ油圧シリンダ21,22が設けられて、その先端(下端)には、水平に延びる上側ローラ31,41の両端が回転可能に支持されている。上側ローラ31,41の直下にはこれと共にガイドローラ3,4を構成する下側ローラ32,42が配設されており、油圧シリンダ21,22によって下降させられた上側ローラ31,41が下側ローラ32,42に圧接させられる。
帯板Wは研磨装置の前方(図1の左方)から至って、前側補助ローラ51上を経て前側ガイドローラ3の上下のローラ31,32間に挟持され、架台1内を水平に後方へ延びて後側ガイドローラ4の上下のローラ41,42間に挟持され、その後、後側補助ローラ52上を経て後方へ延びている。
前後の支柱12の間のベースフレーム11上には左右(図2の上下)位置に、前後に間隔をおいて回転支持装置6A,7A,6B,7Bが設けてある。前後の左右一対の回転支持装置6A,6B,7A,7Bは、帯板Wを挟んで互いに対向しており、駆動モータによってボールネジ機構を介してそれぞれ対向方向で接近ないし離間する方向へ移動させられるようになっている。この移動は、帯板Wの両側面(コバ面)W1,W2(図2)近傍までは高速送りで行われ、近傍に達した後は適正な負荷を維持するために駆動モータの負荷電流フィードバック制御で行われる。
各回転支持装置6A〜7Bには帯板Wのコバ面W1,W2に向けて所定の姿勢で回転させられる研磨ホイール61,71(図2)が設けてある。研磨ホイール61,71は円形ホイール体の外周にサンドペーパを主体とする研磨布を多数植設したものである。ここで、前側回転支持装置6A,6Bでは、研磨ホイール61はそのカバー板62が下方に位置して、帯板Wのコバ面W1,W2を下方から研磨できるように位置させられている。これに対して、後側回転支持装置7A,7Bでは研磨ホイール71はそのカバー板72が上方に位置して、帯板Wのコバ面W1,W2を上方から研磨できるように位置させられている。
架台1から前方へ暗箱8が突出させてある。暗箱8は下方へ開放する箱体で、帯板Wの上方に位置する暗箱8の底壁には左右位置に、それぞれCCDカメラ81が設置されている。暗箱8に対向する帯板Wの下方には、帯板Wの幅方向へ蛍光灯82(図1)が設置されている。上記CCDカメラ81は帯板Wの左右のコバ面W1,W2の位置を撮像しており(図4参照)、図略の制御装置は、帯板Wの送り速度を参照しつつCCDカメラ81で検出されたコバ面W1,W2の位置に研磨ホイール61,71を位置させるように各回転支持装置6A〜7Bを移動制御する。
このような構成の研磨装置で帯板Wを研磨する様子を図4に示す。図4において、長手方向の前後位置でガイドローラ3,4に挟持されて矢印方向へ送られる帯板Wは両側のコバ面W1,W2の位置がCCDカメラ81で検出されており、既述のように回転支持装置に支持されて回転する研磨ホイール61,71は、帯板Wのコバ面W1,W2の位置が板幅方向で変動してもこれに追従して移動させられて常に適正にコバ面W1,W2に当接させられてこれを研磨する。
前側回転支持装置6A,6Bに設けられた研磨ホイール61は、コバ面W1,W2の下側コーナ部W11(図4に一方のみ示す)からコバ面W1,W2を研磨するようにこれに当接させられて、いずれもコバ面W1,W2に対して下方から上方へ研磨布が通過するように回転させられる(図4中の矢印)。一方、後側回転支持装置7A,7Bに設けられた研磨ホイール71は、コバ面W1,W2の上側コーナ部W12(図4に一方のみ示す)からコバ面W1,W2を研磨するようにこれに当接させられて、いずれもコバ面W1に対して上方から下方へ研磨布が通過するように回転させられる(図4中の矢印)。したがって、帯板Wを挟んでコバ面W1,W2に当接する研磨ホイール61,71は互いに反対方向へ回転させられるとともに、帯板Wの長手方向の前後に位置してコバ面W1ないしコバ面W2に当接する研磨ホイール61,71も互いに反対方向へ回転させられている。
このようにして、帯板Wの板幅方向でのコバ面W1,W2の位置変動に追従して移動させられる研磨ホイール61,71によって、帯板Wのコバ面W1,W2に生じた酸化層のみが良好に研削除去され、この結果、従来のような耳落とし代等を確保する必要がないから材料の歩留まりが格段に向上する。また、従来の切り落としの場合のようなスリットバリ等を生じないから帯板の疵付きの恐れもない。また、本実施形態では、帯板Wの長手方向前後に位置する研磨ホイール61,71で帯板Wのコバ面W1,W2の、それぞれ下側コーナ部W11と上側コーナ部W12からコバ面全面を研磨しているから、コバ面W1,W2の断面形状がラウンド形状であってもコバ面全面が良好に研磨される。また、帯板Wの長手方向前後位置で研磨ホイール61,71が互いに反対方向に回転させられているから、帯板Wに対して研磨ホイール61,62から印加される上下方向の荷重が相殺されて、帯板Wに過度な下向きないし上向きの荷重が印加することが避けられる。なお、上記実施形態において、研磨ホイールを帯板の両側面それぞれに3個以上設けても良い。また、帯板の各側面をそれぞれ一個の研磨ホイールで、別工程で研磨するようにしても良い。さらに、本発明の研磨装置を酸洗ライン工程中に設置すれば、耳落し工程が不要になる。
6A,6B,7A,7B…回転支持装置、61,71…研磨ホイール、W…帯板、W1,W2…コバ面(側面)、W11…下側コーナ部、W12…上側コーナ部。

Claims (2)

  1. 位置が変動する帯板の側面に追従移動可能とした回転支持装置と、外周に研磨布が多数植設され、前記回転支持装置に支持されて所定の姿勢を保って回転駆動される研磨ホイールとを備え、前記研磨ホイールを前記帯板の側面に当接させて当該側面を研磨することを特徴とする帯板の研磨装置。
  2. 前記帯板の両側面に沿ってそれぞれ長手方向の複数箇所に前記回転支持装置を配設し、長手方向へ交互に、一方の前記回転支持装置に支持された研磨ホイールは前記側面の上側コーナ部から当該側面全体を研磨するようにこれに当接させられ、他方の前記回転支持装置に支持された研磨ホイールは前記側面の下側コーナ部から当該側面全体を研磨するようにこれに当接させられて、互いに反対方向へ回転させられている請求項1に記載の帯板の研磨装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102672569A (zh) * 2011-03-07 2012-09-19 吴江市中信科技有限公司 一种抛光机
JP2014108500A (ja) * 2012-12-04 2014-06-12 Nippon Steel & Sumitomo Metal 鋼材の加工装置および鋼材の加工方法

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