JP2010158031A - 通信中継方法、通信中継プログラムおよび通信中継装置 - Google Patents
通信中継方法、通信中継プログラムおよび通信中継装置 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】WLANとPHSの双方を搭載する携帯型のデュアル端末がPHS圏内にある状態で、電話がかかってくると、S−Pゲートウェイ104から着信端末102への呼を通話料の発生前に切断するとともに、着信端末102からIP網またはPSTN経由でS−Pゲートウェイ104へコールバックする。そして着信端末102の代わりに、SIPサーバ100でコールバック先となる発信端末101を特定し、これにより着信端末102からの電話が発信端末101に接続される。なおこの「コールバック方式」のほか、「繋ぎ直し方式」「繋ぎ直し+かけ直し方式」「かけ直し方式」の4方式を提案する。
【選択図】図1
Description
・WLANの圏内にあるときは、WLANでIP網に接続(基本的には無料)
・WLANの圏外にあるときは、PHSでPSTNに接続(基本的には有料)
というように、通信環境などに応じて使用する通信装置や接続するネットワークを切り換えることで、通信コストを抑制することができる。
・S−P(SIP→PSTN)ゲートウェイ2004〜着信端末2002間の通話料
が発呼者に発生してしまう。
・発信端末2001〜P−Sゲートウェイ2003間の通話料
・S−Pゲートウェイ2004〜着信端末2002間の通話料
の両者が発呼者に発生してしまう(二重課金)。この場合は結果的に、図中実線矢印の経路でIP電話をかけるより、破線矢印の経路で普通に電話をかけたほうが安価だったことになり、上記システムを利用するメリットが減殺されてしまう。なお、この問題は発信端末2001や着信端末2002がデュアル端末でなくとも、双方ともにPSTNを利用する機器である場合に発生する。
(1)ユビキタスIP電話システムをIP網経由で利用した場合、当該システムが着呼者をPSTN経由で呼び出したことが原因で、IP網経由で呼び出せば無料だったはずの通話に料金がかかってしまう
(2)ユビキタスIP電話システムをPSTN経由で利用した場合、当該システムが着呼者をPSTN経由で呼び出したことが原因で、当該システムを介さず直接PSTN経由で呼び出すのに比べて余分に料金がかかってしまう
などである。
・実施例1:コールバック方式・・・・・・問題点(1)を解決
・実施例2:繋ぎ直し方式・・・・・・・・問題点(1)を解決
・実施例3:繋ぎ直し+かけ直し方式・・・問題点(2)を解決
・実施例4:かけ直し方式・・・・・・・・問題点(2)を解決
の4方式を提案する。以下、順次説明する。
図1および図2は、本発明の実施例1にかかる通信中継装置により実現される、「コールバック方式」の概略を示す説明図である。発信端末101はSIP(Session Initiation Protocol)によるVoIP通話の可能な機器なら何であってもよいが、ここではたとえばVoIPアダプタを介してIP網に接続された電話機(IP電話)であるものとする。発呼者がこの発信端末101から、あらかじめ着呼者ごとに付与されている代表番号、たとえば「050−XXXX−XXXX」へ電話をかけると、当該番号を意味するSIP URI(Uniform Resource Identifier)、たとえば「sip:+81−050−XXXX−XXXX@・・・」を宛先とするINVITEリクエストが、IP網を経てSIPサーバ100へ送信される(図中(1))。なお、以下では上記URIを「バーチャルURI」と呼ぶ。
・選択中URIを宛先とするINVITEリクエスト
・選択中URIを宛先とするCANCELリクエスト
・アナウンスサービス105のSIP URIを宛先とするINVITEリクエスト
の3つを生成し(ステップS504)、これらがプロキシ402により順次転送される(ステップS505)。なお、選択中URIを宛先とするCANCELリクエストは、当該URIを宛先とするINVITEリクエストを受けて、S−Pゲートウェイ104が着信端末102を呼び出した後に転送されるものとする。
図7および図8は、本発明の実施例2にかかる通信中継装置により実現される、「繋ぎ直し方式」の概略を示す説明図である。バーチャルURIあてのINVITEリクエストを発信端末701から受信(図中(1))すると、SIPサーバ700は転送先テーブルから、当該バーチャルURIに対応づけられた選択中URIを検索し、当該リクエストの宛先を当該選択中URIに付け替えて転送する。そして、この選択中URIがデュアル端末のPHS番号を意味するSIP URIだった場合、上記リクエストはS−Pゲートウェイ704に転送(図中(2))されてPSTNの呼に変換の上、PSTN経由で着信端末702に転送(図中(3))される。そして、ここまでは実施例1のコールバック方式と同様である。
・発信端末URIを宛先とするINVITEリクエスト
・選択中URIを宛先とするCANCELリクエスト
の2つを生成し(ステップS1010)、これらがプロキシ902により順次転送される(ステップS1011)。
図12および図13は、本発明の実施例3にかかる通信中継装置により実現される、「繋ぎ直し+かけ直し方式」の概略を示す説明図である。上述した実施例2はIP端末(たとえばIP電話)から電話をかける場合であるが、実施例3は非IP端末、具体的には従来の電話機や、WLAN圏外にあるときのデュアル端末などから電話をかける場合である。そして図21に示したように、発信端末2001がPSTN経由で発呼し、着信端末2002もPSTN経由で着呼すると、発信端末2001〜P−Sゲートウェイ2003間の通話料と、S−Pゲートウェイ2004〜着信端末2002間の通話料とが二重に発生してしまう。
図17は、本発明の実施例4にかかる通信中継装置により実現される、「かけ直し方式」の概略を示す説明図である。図示するように実施例4では、二重課金の原因となるINVITEリクエスト、具体的にはP−Sゲートウェイ1703からSIPサーバ1700を経てS−Pゲートウェイ1704に転送されることになるINVITEリクエスト(図中(2))を、SIPサーバ1700で破棄してしまい、その先へ転送しないようにする。その結果、発呼から所定時間が経過してもP−Sゲートウェイ1703から応答信号が返ってこないので、発信端末1701は着呼者の他の電話番号、たとえばデュアル端末のPHS番号を選択して電話をかけ直し(図中(3))、着信端末1702から応答信号が返ってきた(図中(4))後は通常のPHS通話となる。
101,701,1201,1701 発信端末
102,702,1202,1702 着信端末
103,703,1203,1703 P−Sゲートウェイ
104,704,1204,1704 S−Pゲートウェイ
105 アナウンスサービス
300 バス
301 CPU
302 ROM
303 RAM
304 HDD
305 HD
306 FDD
307 FD
308 ネットワークI/F
400,900,1800 転送先テーブル
401,901 転送元テーブル
402,902,1801 プロキシ
403,903,1802 転送先特定部
403a INVITE種別特定部
403b,903a 転送先種別特定部
404,904,1803 リクエスト生成部
405,905 転送先テーブル更新部
906 レジストラ
906a REGISTER種別特定部
1802a 転送可否判定部
Claims (6)
- 第1の音声通話装置と複数のネットワークに接続可能な第2の音声通話装置との間の通信を中継する通信中継方法であって、
前記第1の音声通話装置からの第1の接続要求を前記ネットワークのうち第1のネットワークを通じて前記第2の音声通話装置に転送する第1の転送工程と、
前記第1の転送工程で前記第1の接続要求を転送された前記第2の音声通話装置から前記ネットワークのうち第2のネットワークを通じて第2の接続要求を受信する受信工程と、
前記受信工程で前記第2の接続要求を受信した場合に、前記第1の接続要求を前記第2のネットワークを通じて前記第2の音声通話装置に転送する第2の転送工程と、
を含むことを特徴とする通信中継方法。 - 第1の音声通話装置と第2の音声通話装置との間の通話を中継する通信中継方法であって、
前記第1の音声通話装置からの接続要求を第1のネットワークを通じて受信する受信工程と、
前記受信工程で受信された前記接続要求が転送されることになる第2のネットワークを特定する特定工程と、
前記第1のネットワークと前記特定工程で特定された第2のネットワークとが同一でない場合に前記接続要求を前記第2のネットワークを通じて前記第2の音声通話装置に転送する転送工程と、
を含むことを特徴とする通信中継方法。 - 第1の音声通話装置と複数のネットワークに接続可能な第2の音声通話装置との間の通信をコンピュータに中継させる通信中継プログラムであって、
前記第1の音声通話装置からの第1の接続要求を前記ネットワークのうち第1のネットワークを通じて前記第2の音声通話装置に転送する第1の転送工程と、
前記第1の転送工程で前記第1の接続要求を転送された前記第2の音声通話装置から前記ネットワークのうち第2のネットワークを通じて第2の接続要求を受信する受信工程と、
前記受信工程で前記第2の接続要求を受信した場合に、前記第1の接続要求を前記第2のネットワークを通じて前記第2の音声通話装置に転送する第2の転送工程と、
を前記コンピュータに実行させることを特徴とする通信中継プログラム。 - 第1の音声通話装置と第2の音声通話装置との間の通話をコンピュータに中継させる通信中継プログラムであって、
前記第1の音声通話装置からの接続要求を第1のネットワークを通じて受信する受信工程と、
前記受信工程で受信された前記接続要求が転送されることになる第2のネットワークを特定する特定工程と、
前記第1のネットワークと前記特定工程で特定された第2のネットワークとが同一でない場合に前記接続要求を前記第2のネットワークを通じて前記第2の音声通話装置に転送する転送工程と、
を前記コンピュータに実行させることを特徴とする通信中継プログラム。 - 第1の音声通話装置と複数のネットワークに接続可能な第2の音声通話装置との間の通信を中継する通信中継装置であって、
前記第1の音声通話装置からの第1の接続要求を前記ネットワークのうち第1のネットワークを通じて前記第2の音声通話装置に転送する第1の転送手段と、
前記第1の転送手段で前記第1の接続要求を転送された前記第2の音声通話装置から前記ネットワークのうち第2のネットワークを通じて第2の接続要求を受信する受信手段と、
前記受信手段で前記第2の接続要求を受信した場合に、前記第1の接続要求を前記第2のネットワークを通じて前記第2の音声通話装置に転送する第2の転送手段と、
を備えることを特徴とする通信中継装置。 - 第1の音声通話装置と第2の音声通話装置との間の通話を中継する通信中継装置であって、
前記第1の音声通話装置からの接続要求を第1のネットワークを通じて受信する受信手段と、
前記受信手段で受信された前記接続要求が転送されることになる第2のネットワークを特定する特定手段と、
前記第1のネットワークと前記特定手段で特定された第2のネットワークとが同一でない場合に前記接続要求を前記第2のネットワークを通じて前記第2の音声通話装置に転送する転送手段と、
を備えることを特徴とする通信中継装置。
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