JP2010154543A - 光電変換装置 - Google Patents

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    • H04N25/627Detection or reduction of inverted contrast or eclipsing effects

Abstract

【課題】リセットレベルとクリップ電位との差をクリップ部における電圧降下量より小さくする。
【解決手段】光電変換部と、電荷電圧変換部と、光電変換部で発生した電荷を電荷電圧変換部へ転送する転送部と、電荷電圧変換部により変換された電圧に応じた信号を信号線に出力する出力部とが二次元状に配され、CDS処理のために、電荷電圧変換部がリセットされた状態で信号線に第1の信号を出力し、転送部により光電変換部の電荷が電荷電圧変換部へ転送された状態で信号線に第2の信号を出力する光電変換装置400は、信号線の電位をクリップするクリップ部420と、保持容量40と、シフト部30とを備え、少なくとも、電荷電圧変換部がリセットされた状態で信号線に伝達された電圧を保持し、シフト部は、電荷電圧変換部がリセットされた状態で信号線に伝達されるべきレベルに第2の電極の電位が近づく方向に、第2の電極の電位をシフトさせる。
【選択図】図5

Description

本発明は、光電変換装置関する。
近年、増幅機能を有する光電変換装置、特にCMOS型の光電変換装置が注目されている。このCMOS型の光電変換装置において、太陽光のように非常に強い光が照射されると、強い光が照射された画素の出力電圧のレベルが急激に減衰し、その画素の階調が黒階調へ沈むことがある。この現象をここでは高輝度黒沈み現象と言うことにする。
高輝度黒沈み現象は、相関二重サンプリング(CDS)処理を行なう際に発生する。これはノイズレベルの信号が強い光が照射された際に光電変換部から電荷が溢れだすことにより発生する。例えば、具体的にはノイズレベルの信号を画素の検出ノード(フローティングディフュージョン)から読み出す際に、光電変換部(フォトダイオード)で発生した多量の電荷の一部が、画素の検出ノードに漏れ出すことによって起こる現象である。多量の電荷が検出ノードに流入すると、ノイズレベルの電圧が(理想的な)リセットレベルの電圧より小さくなり光信号レベルの電圧に近くなる。この場合、ノイズレベルの電圧と光信号レベルの電圧との差分を演算するCDS処理により画像信号を求めると、その画像信号の輝度成分が、本来の輝度成分より小さく演算されてしまう。これが高輝度黒沈み現象のメカニズムである。また上述した電圧の大小関係は、信号電荷として電子を用い、信号線に信号を読み出す増幅MOSトランジスタとしてN型MOSトランジスタを用いた場合の例である。信号電荷としてホールを用いた場合や増幅用MOSトランジスタとしてP型MOSトランジスタを用いた場合には電圧の変化方向は逆になり、黒沈み現象によりノイズレベルの電圧は上昇する。
従来、このような高輝度黒沈み現象を考慮した光電変換装置として、特許文献1に記載の光電変換装置が知られている。図6に示すように、特許文献1に示す光電変換装置は、画素20と検出部2と第2の保持手段3とを備える。
検出部2は、検出手段と、第1の保持手段と、帰還手段と、帰還された電圧に応じて信号線SIGの電位をクリップするクリップ手段とを有する。検出手段は、信号線SIGの電位を検出する。第1の保持手段は、検出手段により検出された電位に基づく電圧を保持する。帰還手段は、第1の保持手段により保持された電圧をクリップ手段へ帰還させる。クリップ手段は、帰還された電圧に応じて、信号線SIGの電位をクリップする。
特開2005−57612号公報
しかし、特許文献1に示す光電変換装置では、検出手段により検出された信号線SIGの電位が、第1の保持手段により保持された後に、そのまま帰還手段によりクリップ手段へ帰還されている。これにより、信号線SIGの電位とクリップ手段の入力電位との電位差を任意に設定することができない。具体的には、クリップ手段がNMOSトランジスタで構成されているため、そのNMOSトランジスタによりクリップされる電位(クリップ電位)が、信号線SIGの電位より、NMOSトランジスタの閾値電圧分低下した電位以下に制約される。
ここで、高輝度黒沈み現象の発生を効果的に抑制するためには、上記のクリップ電位が、画素の検出ノードがリセットされた状態における信号線SIGにより伝達されるべきリセットレベルにできるだけ近いことが好ましい。しかし、特許文献1に示す光電変換装置では、クリップ電位が、リセットレベルからNMOSトランジスタの閾値電圧分低下した電位以下に制約される。これにより、高輝度黒沈み現象の発生を効果的に抑制することが困難になる。
本発明の目的は、リセットレベルとクリップ電位との差をクリップ部における電圧降下量より小さくすることにより、高輝度黒沈み現象の発生を効果的に抑制することにある。
本発明の第1側面は、光電変換部と、電荷を電圧に変換する電荷電圧変換部と、前記光電変換部で発生した電荷を前記電荷電圧変換部へ転送する転送部と、前記電荷電圧変換部により変換された電圧に応じた信号を信号線に出力する出力部とが二次元状に配され、CDS処理のために、前記電荷電圧変換部がリセットされた状態で前記信号線に第1の信号を出力し、前記転送部により前記光電変換部の電荷が前記電荷電圧変換部へ転送された状態で前記信号線に第2の信号を出力する光電変換装置は、前記信号線の電位をクリップするクリップ部と、保持容量と、シフト部とを備え、前記クリップ部は、ゲート接地型増幅回路と、ソース接地型増幅回路とを含み、
前記ゲート接地型増幅回路は、ドレインが電流源負荷に接続され、ソースが前記信号線に接続され、設定された電圧がゲートに入力される第1のMOSトランジスタを含み、前記ソース接地型増幅回路は、ゲートが前記第1のMOSトランジスタのドレインに接続され、ドレインが前記第1のMOSトランジスタのソースと前記信号線とに接続され、ソースが電源に接続された第2のMOSトランジスタを含み、前記保持容量は、前記第1のMOSトランジスタのゲートに接続された第1の電極と、前記第1の電極に対向する第2の電極とを有し、少なくとも、前記電荷電圧変換部がリセットされた状態で前記信号線に伝達された電圧を保持し、前記シフト部は、前記電荷電圧変換部がリセットされた状態で前記信号線に伝達されるべきレベルに前記第2の電極の電位が近づく方向に、前記第2の電極の電位をシフトさせる。
本発明の実施形態に係る光電変換装置は、光電変換部と、電荷を電圧に変換する電荷電圧変換部と、前記光電変換部で発生した電荷を前記電荷電圧変換部へ転送する転送部と、前記電荷電圧変換部により変換された電圧に応じた信号を信号線に出力する出力部とが二次元状に配され、CDS処理のために、前記電荷電圧変換部がリセットされた状態で前記信号線に第1の信号を出力し、前記転送部により前記光電変換部の電荷が前記電荷電圧変換部へ転送された状態で前記信号線に第2の信号を出力する光電変換装置であって、前記信号線に接続された第1の主電極と、電源に接続された第2の主電極とを有し、前記信号線の電位をクリップするためのMOSトランジスタを含むクリップ部と、前記MOSトランジスタのゲートに接続された第1の電極と、前記第1の電極に対向する第2の電極とを有し、少なくとも、前記電荷電圧変換部がリセットされた状態で前記信号線に伝達された電圧を保持する保持容量と、前記電荷電圧変換部がリセットされた状態で前記信号線に伝達されるべきレベルに前記第2の電極の電位が近づく方向に、前記第2の電極の電位をシフトさせるシフト部とを備え。
本発明の実施形態において、前記MOSトランジスタは、前記第1の電極の電位から前記クリップ部における電圧降下量を引いたクリップ電位に、前記信号線の電位をクリップする。本発明の実施形態において、前記第1の信号を出力している間に、前記電荷電圧変換部の電位の変化によって前記第1の信号が変化した場合に、前記変化した後の前記第1の信号と前記MOSトランジスタのゲートの電位との差が、前記MOSトランジスタの閾値をこえることにより、前記MOSトランジスタが前記信号線の電位をクリップする。本発明の実施形態において、前記シフト部によるシフト量は、前記クリップ部における電圧降下量以上、かつ、前記電荷電圧変換部の電位の変化によって前記第1の信号が変化した後の信号と前記第1の信号との差分以下である。本発明の実施形態において、前記信号線の電圧を前記保持容量の前記第1の電極へ供給するスイッチをさらに備え、前記シフト部は、前記信号線の電圧が前記スイッチにより前記第1の電極へ供給された後に、前記保持容量の前記第2の電極の電位をシフトさせる。本発明の実施形態において、前記クリップ部における電圧降下量は、少なくとも前記MOSトランジスタの閾値電圧以上である。本発明の実施形態において、前記MOSトランジスタは、ドレインが電源に接続され、ソースが前記信号線に接続されたNMOSトランジスタである。本発明の実施形態において、前記クリップ部は、前記NMOSトランジスタのドレインと前記電源との間に設けられた定電流源と、前記NMOSトランジスタのドレインの電圧がゲートに入力され、前記NMOSトランジスタのソースの側にドレインが配され、前記電源の側にソースが配されたPMOSトランジスタと、
をさらに含む。本発明の実施形態において、前記PMOSトランジスタは、ゲートが前記NMOSトランジスタのドレインに接続され、ソースが前記電源に接続され、ドレインが前記NMOSトランジスタのソースに接続される。
本発明の第2側面に係る撮像システムは、上記に記載の光電変換装置と、前記光電変換装置の撮像面へ像を形成する光学系と、前記光電変換装置から出力された信号を処理して画像データを生成する信号処理部とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、リセットレベルとクリップ電位との差をクリップ部における電圧降下量より小さくすることにより、高輝度黒沈み現象の発生を効果的に抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係る光電変換装置100の回路図。 光電変換装置100の動作を示すタイミングチャート。 シフト部30の回路図。 第1実施形態に係る光電変換装置を適用した撮像システムの構成図。 本発明の第2実施形態に係る光電変換装置400の回路図。 従来技術を説明するための図。
本発明の第1実施形態に係る光電変換装置100について、図1を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る光電変換装置100の回路図である。
光電変換装置100は、画素10、スイッチ60、保持容量40、シフト部30、クリップ部20、及びCDS回路(差分回路)50を備える。CDS回路は光電変換装置の外部に備えて外部でCDS処理することもできる。
画素10は、光電変換装置100の撮像領域に二次元状に複数配置されている。垂直信号線L1には、同じ列の画素10が接続されている。
画素10は、光電変換部PD、転送部101、電荷電圧変換部FD、増幅トランジスタ(出力部)103、及びリセットトランジスタ102を含む。
光電変換部PDは、受けた光に応じた電荷を発生させる。光電変換部PDは、例えば、フォトダイオードである。光電変換部PDのアノードは、接地され、光電変換部PDのカソードは転送部101に接続されている。
転送部101は、光電変換部PDで発生した電荷を電荷電圧変換部FDへ転送する。転送部101は、例えば、転送トランジスタである。
電荷電圧変換部FDは、転送部101により転送された電荷を電圧に変換する。電荷電圧変換部FDは、例えば、フローティングディフュージョンである。
増幅トランジスタ103は、電荷電圧変換部FDに転送された電荷に基づく信号を増幅して出力する。増幅トランジスタ103のゲートは電荷電圧変換部FDと電気的に接続されている。増幅トランジスタ103は、垂直信号線L1を介して接続された定電流源112とともにソースフォロワ動作を行い、電荷電圧変換部FDの電圧に基づく信号を増幅して垂直信号線L1へ出力する。
リセットトランジスタ102は、所定の期間に、電荷電圧変換部FDをリセットする。リセットトランジスタ102は、そのドレインが電源VRESに接続され、そのソースが電荷電圧変換部FDに接続されている。リセットトランジスタ102は、アクティブな駆動パルスpRESがそのゲートに供給された際にオンすることにより、電源VRESに応じた電位に電荷電圧変換部FDをリセットする。
ここで、電源VRESは、読み出し画素の電荷電圧変換部FDをリセットする電位VRESHと、非読み出し画素の電荷電圧変換部FDをリセットする電位VRESLとの2つの電位のいずれかである。VRESH>VRESLとすることで、読み出し画素の増幅トランジスタ103のみが、定電流源112で規定された電流を流すようにオンする。
なお、以下では、「リセットレベル」とは、電荷電圧変換部FDがリセットトランジスタ102によりリセットされた状態における垂直信号線L1に出力されるべき電位を示すことにする。それに対し、後述する「ノイズレベル」とは、電荷電圧変換部FDがリセットトランジスタ102によりリセットされた状態における垂直信号線L1に実際に出力された電位を示すことにする。たとえば、ノイズレベルとは、光電変換部に強い光があたった場合に出力され得る。電荷電圧変換部FDをリセットした際の信号(第1の信号)を信号線に出力している間に、電荷電圧変換部FDの電位の変化によって第1の信号が変化した後の信号である。
スイッチ60は、電荷電圧変換部FDがリセットされた状態で垂直信号線L1の電圧を保持容量40へ入力し、転送部101により転送された電荷が電荷電圧変換部FDにより電圧に変換された状態で所定の電位VCLIPLを保持容量40へ転送する。このVCLIPLは定電流源112をカットオフしない範囲で低く設定する。スイッチ60は、スイッチトランジスタ108及びスイッチトランジスタ109を含む。ここでは、スイッチトランジスタ108をPMOS、スイッチトランジスタ109をNMOSとしている。
スイッチトランジスタ108は、電荷電圧変換部FDがリセットされた状態において、アクティブな駆動パルスpCLIPがそのゲートに供給されてオンする。スイッチトランジスタ108は、転送部101により転送された電荷が電荷電圧変換部FDにより電圧に変換された状態において、ノンアクティブな駆動パルスpCLIPがそのゲートに供給されてオフする。
スイッチトランジスタ109は、電荷電圧変換部FDがリセットされた状態において、ノンアクティブな駆動パルスpCLIPがそのゲートに供給されてオフする。スイッチトランジスタ108は、転送部101により転送された電荷が電荷電圧変換部FDにより電圧に変換された状態において、アクティブな駆動パルスpCLIPがそのゲートに供給されてオンする。
保持容量40は、電荷電圧変換部FDがリセットされた状態で垂直信号線L1により伝達された電圧を保持する。保持容量40は、第1の電極41及び第2の電極42を含む。第1の電極41は、スイッチ60に接続されている。第1の電極41には、電荷電圧変換部FDがリセットされた状態で垂直信号線L1により伝達された電圧が転送され、転送部101により転送された電荷が電荷電圧変換部FDにより電圧に変換された状態で所定の電位VCLIPLが転送される。第2の電極42は、第1の電極41に対向する電極である。第2の電極42は、シフト部30に接続されている。
シフト部30は、リセットレベルに第2の電極42の電位が近づく方向に、保持容量40における第2の電極42の電位をシフトさせる。ここで電位が近づく方向とは、電位が上昇した場合には上昇させ、下降した場合には下降させるような動作を指す。シフト部30は、垂直信号線L1の電圧がスイッチ108により第1の電極41へ転送された後に、リセットレベルに第2の電極42の電位が近づく方向に、保持容量40の第2の電極42の電位をシフトさせる。これにより、シフト部30は、リセットレベルに第1の電極41の電位が近づくように、保持容量40の第1の電極41の電位をシフトさせることができる。シフト部30によるシフト量は、クリップ部20における電圧降下量以上、かつ、ノイズレベルの電圧とリセットレベルの電圧との差分以下である。さらに詳細には、電荷電圧変換部がリセットされた状態で垂直信号線に出力される信号を第1の信号とすると、上限値は、電荷電圧変換部の電位の変化によって第1の信号が変化した後の信号と第1の信号との差分以下であるともいえる。
更には、後述するように、クリップ部においてはNMOSトランジスタ104のゲートに供給した電位よりも降下した電位でクリップされる。したがってこのシフト量はこの電圧降下量を低減させるように設定することもできる。より好ましくはこのクリップ部での電圧降下量と等しくするのがよい。
クリップ部20は、第1の電極41の電位からクリップ部20における電圧降下量を引いたクリップ電位に、垂直信号線L1の電位をクリップする。クリップ部20は、NMOSトランジスタ104を含む。NMOSトランジスタ104は、ゲートが保持容量40の第1の電極41に接続され、第2の主電極(ドレイン)が電源(の側)に接続され、第1の主電極(ソース)が垂直信号線L1(の側)に接続されている。NMOSトランジスタ104は、第1の電極41の電位がゲートに入力され、第1の電極41の電位から(少なくとも閾値電圧分を含む)電圧降下量を引いたクリップ電位に、垂直信号線L1の電位をクリップする。したがってシフト部30によって閾値電圧以上の値にレベルシフトさせるとよい。具体的な動作としては、電荷電圧変換部FDがリセットされた状態で垂直信号線L1に出力される信号(第1の信号)が出力されている間に、電荷電圧変換部FD電位の変化によって前記第1の信号が変化する場合がある。この変化後の第1の信号とMOSトランジスタ104のゲートの電位との差が、当該MOSトランジスタの閾値をこえることにより、MOSトランジスタ104が垂直信号線L1の電位をクリップする。
CDS回路50は、同一の光電変換部のノイズレベルの電圧と光信号レベルの電圧との差分を演算する相関二重サンプリング(CDS)処理を行うことにより、ノイズ成分が除去された画像信号を求める。より具体的には、電荷電圧変換部がリセットされた状態で信号線に第1の信号を出力し、転送部により光電変換部の電荷が電荷電圧変換部へ転送された状態で信号線に第2の信号を出力する処理を行なう。そしてこの二つの信号の差分処理を行なうのがCDS処理である。CDS回路50は、求めた画像信号を後段(例えば、図5に示す撮像信号処理回路95)へ出力する。
次に、シフト部30の構成を、図3を用いて説明する。図3は、シフト部30の回路図である。
シフト部30は、スイッチトランジスタ301、スイッチトランジスタ302、ソースフォロア(SF)トランジスタ303、定電流源305、及びスイッチトランジスタ304を含む。スイッチトランジスタ301、スイッチトランジスタ302、SFトランジスタ303、及びスイッチトランジスタ304は、いずれも、NMOSトランジスタである。
スイッチトランジスタ301は、駆動パルスpV1がhighである際に、電位V1をSFトランジスタ303のゲートに印加する。SFトランジスタ303は、定電流源305とともにソースフォロワ動作を行い、電位V1の電圧をノードN2へ供給する。このとき、スイッチトランジスタ302及びスイッチトランジスタ304は、いずれもオフしている。
次に、スイッチトランジスタ302は、駆動パルスpV2がhighである際に、電位V2をSFトランジスタ303のゲートに印加する。SFトランジスタ303は、定電流源305とともにソースフォロワ動作を行い、電位V2(>V1)の電圧をノードN2へ供給する。このとき、スイッチトランジスタ301及びスイッチトランジスタ304は、いずれもオフしている。
そして、スイッチトランジスタ304は、駆動パルスpCLIPLがhighである際にオンすることによりGND電位の電圧をノードN2へ供給する。このとき、スイッチトランジスタ301、スイッチトランジスタ302及びスイッチトランジスタ303は、いずれもオフしている。
次に、光電変換装置100の動作について、図2を用いて説明する。図2は、光電変換装置100の動作を示すタイミングチャートである。図2において、「FD」〜「N2」は、各ノードの電位を示す。「pRES」〜「pV2」は、各駆動パルスを示す。
まず、通常の動作を説明する。
期間T1において、リセットトランジスタ102に駆動パルスpRESを印加し、読み出し画素における電荷電圧変換部FDをリセット電位VRESHにリセットする。スイッチトランジスタ108に駆動パルスpCLIPを印加しオンさせる。
ここで、電荷電圧変換部FDがリセットされた状態で垂直信号線L1により伝達されるべきリセットレベルの電圧は、
VL1res=VRESH−Vth0(リセットトランジスタ102の閾値電圧)−Vth1(増幅トランジスタ103の閾値電圧)−Δov1(増幅トランジスタ103のオーバードライブ電圧)・・・数式1
となる。Δov1は、増幅トランジスタ103の特性と定電流源112の電流値とで決まる電圧である。
電荷電圧変換部FDがリセットされた状態で垂直信号線L1により伝達されたノイズレベルの電圧が保持容量40に充電されて、ノードN1の電位は垂直信号線L1により伝達されたノイズレベルに等しくなる。ノイズレベルがリセットレベルに等しければ、ノードN1の電位はリセットレベルに等しくなる。
また、期間T1において、ノードN2の電位は、V1という任意の電位に固定されている。ノードN1は、NMOSトランジスタ104のゲートに接続されており、保持容量40により保持された電圧がNMOSトランジスタ104のゲートにフィードバックされるようになっている。
期間T2において、ノードN2の電位をV1から任意の電位V2に上昇させる。ノードN2の電位の上昇量は、
ΔVN2=V2−V1・・・数式2
である。ノードN2の電位が上昇したことに応じて、ノードN1の電位も上昇する。ノードN1の電位の上昇量は、
ΔVN1=K×ΔVN2・・・数式3
である。数式3においてKは比例定数である。これにより、ノードN1の電位VN1は
VN1=VRESH−Vth0−Vth1−Δov1+VN1・・・数式4
となる。
期間T2において、CDS回路50は、アクティブな駆動信号pTNを受けて、垂直信号線L1を介して伝達されたノイズレベルの電圧を保持することにより、画素のノイズレベルをサンプリングする。
期間T3において、画素の光信号レベルをサンプリングしなければならないため、スイッチトランジスタ109をpCLIPLというパルスを印加してオンさせ、ノードN1の電位をVCLIPLという電位に書き換える。このVCLIPLは定電流源112をカットオフしない範囲で低く設定する。このとき垂直信号線電位はVCLIPL−Vth2−Δov2よりも低い電位とはならないようにクリップされる。ノードN2の電位は、信号レベルのサンプリング終了後、次の画素出力読み出しのためにGND電位にリセットされる。
次に、太陽光のような強い光が画素10に照射された場合における期間T2の動作を説明する。
太陽光のような強い光が画素10に照射された場合、光電変換部PDからあふれ出した電荷により電荷電圧変換部FDの電位が低下するので、垂直信号線L1により伝達されたノイズレベルもリセットレベルから低下する。
ここで、仮に、シフト部30が保持容量40の第2の電極42の電位をシフトしない場合を考える。この場合、NMOSトランジスタ104は、スイッチ60により取り込まれた垂直信号線L1の電位がそのままゲートに入力され、垂直信号線L1の電位を、次の数式5に示すクリップ電位Vclipにクリップする。このクリップ電位Vclipは、
Vclip=VRESH−Vth0−Vth1−Δov1−Vth2(NMOSトランジスタ104の閾値電圧)−Δov2(NMOSトランジスタ104のオーバードライブ電圧)・・・数式5
となる。つまり、クリップ電位Vclipはリセットレベルから
VL1res−VclipH=Vth2+Δov2・・・数式6
だけ低下したレベルになる。数式6に示されるように、リセットレベルとクリップ電位との差がクリップ部における電圧降下量(Vth2)以上の大きさになっている。すなわち、リセットレベルとクリップ電位との差をクリップ部における電圧降下量より小さくすることが困難である。
それに対して、本実施形態では、シフト部30が保持容量40の第2の電極42の電位をΔVN2(数式2参照)だけシフトする。この場合、NMOSトランジスタ104は、垂直信号線L1の電位からΔVN1(数式3参照)だけシフトした電位がゲートに入力され、垂直信号線L1の電位を、次の数式7に示すクリップ電位VclipHにクリップする。このクリップ電位VclipHは、
VclipH=VRESH−Vth0−Vth1−Δov1+ΔVN1−Vth2(NMOSトランジスタ104の閾値電圧)−Δov2(NMOSトランジスタ104のオーバードライブ電圧)・・・数式7
となる。つまり、クリップ電位VclipHはリセットレベルから
VL1res−VclipH=(Vth2+Δov2)−ΔVN1・・・数式8
だけ低下したレベルになる。数式8に示されるように、
0≦(Vth2+Δov2)−ΔVN1<Vth2・・・数式9
すなわち
Δov2<ΔVN1≦Vth2+Δov2・・・数式10
を満たすΔVN1だけシフトした電位がNMOSトランジスタ104のゲートに入力されれば、リセットレベルとクリップ電位との差をクリップ部における電圧降下量より小さくすることができる。
すなわち、数式3,10により、シフト部30が
Δov2/K<ΔVN2≦(Vth2+Δov2)/K・・・数式11
を満たすΔVN2だけ保持容量40の第2の電極42の電位をシフトさせれば、リセットレベルとクリップ電位との差をクリップ部における電圧降下量より小さくすることができる。
以上のように、リセットレベルとクリップ電位との差をクリップ部における電圧降下量より小さくすることにより、高輝度黒沈み現象の発生を効果的に抑制すること
また、本実施形態によれば、垂直信号線L1の電位を(シフトして)NMOSトランジスタ104のゲートにフィードバックしているため、画素の特性ばらつき(閾値電圧のばらつき)の影響を受けない。
次に、本発明の光電変換装置を適用した撮像システムの一例を図4に示す。
撮像システム90は、図4に示すように、主として、光学系、撮像装置86及び信号処理部を備える。光学系は、主として、シャッター91、撮影レンズ92及び絞り93を備える。撮像装置86は、光電変換装置100を含む。信号処理部は、主として、撮像信号処理回路95、A/D変換器96、画像信号処理部97、メモリ部87、外部I/F部89、タイミング発生部98、全体制御・演算部99、記録媒体88及び記録媒体制御I/F部94を備える。なお、信号処理部は、記録媒体88を備えなくても良い。
シャッター91は、光路上において撮影レンズ92の手前に設けられ、露出を制御する。
撮影レンズ92は、入射した光を屈折させて、撮像装置86の光電変換装置100の撮像面に被写体の像を形成する。
絞り93は、光路上において撮影レンズ92と光電変換装置100との間に設けられ、撮影レンズ92を通過後に光電変換装置100へ導かれる光の量を調節する。
撮像装置86の光電変換装置100は、光電変換装置*の撮像面に形成された被写体の像を画像信号に変換する。撮像装置86は、その画像信号を光電変換装置100から読み出して出力する。
撮像信号処理回路95は、撮像装置86に接続されており、撮像装置86から出力された画像信号を処理する。
A/D変換器96は、撮像信号処理回路95に接続されており、撮像信号処理回路95から出力された処理後の画像信号(アナログ信号)をデジタル信号へ変換する。
画像信号処理部97は、A/D変換器96に接続されており、A/D変換器96から出力された画像信号(デジタル信号)に各種の補正等の演算処理を行い、画像データを生成する。この画像データは、メモリ部87、外部I/F部89、全体制御・演算部99及び記録媒体制御I/F部94などへ供給される。
メモリ部87は、画像信号処理部97に接続されており、画像信号処理部97から出力された画像データを記憶する。
外部I/F部89は、画像信号処理部97に接続されている。これにより、画像信号処理部97から出力された画像データを、外部I/F部89を介して外部の機器(パソコン等)へ転送する。
タイミング発生部98は、撮像装置86、撮像信号処理回路95、A/D変換器96及び画像信号処理部97に接続されている。これにより、撮像装置86、撮像信号処理回路95、A/D変換器96及び画像信号処理部97へタイミング信号を供給する。そして、撮像装置86、撮像信号処理回路95、A/D変換器96及び画像信号処理部97がタイミング信号に同期して動作する。
全体制御・演算部99は、タイミング発生部98、画像信号処理部97及び記録媒体制御I/F部94に接続されており、タイミング発生部98、画像信号処理部97及び記録媒体制御I/F部94を全体的に制御する。
記録媒体88は、記録媒体制御I/F部94に取り外し可能に接続されている。これにより、画像信号処理部97から出力された画像データを、記録媒体制御I/F部94を介して記録媒体88へ記録する。
以上の構成により、光電変換装置100において良好な画像信号が得られれば、良好な画像(画像データ)を得ることができる。
本発明の第2実施形態に係る光電変換装置400を、図5を用いて説明する。図5は、本発明の第2実施形態に係る光電変換装置400の回路図である。以下では、第1実施形態と異なる部分を中心に説明し、同様の部分については説明を省略する。
光電変換装置400は、クリップ部420を備える。クリップ部420は、ゲート接地型増幅回路405及びソース接地型増幅回路の一部を構成するクリップ用トランジスタ406を含む。
例えば、ゲート接地型増幅回路405及びクリップ用トランジスタ406は、図5に示すような構成をとることができる。
ゲート接地型増幅回路405は、定電流源411及びNMOSトランジスタ404を含む。クリップ用トランジスタ406は、ソースが接地されたPMOSトランジスタ410である。垂直出力線L1の定電流源112とともにソース接地増幅回路を構成している。
定電流源411は、ゲートが固定電位(例えばGND)に接続され、ソースが電源に接続され、ドレインがNMOSトランジスタ404と後述のソース接地増幅回路410とに接続されたPMOSトランジスタである。定電流源411は、NMOSトランジスタ404に定電流を供給する電流源負荷として機能する。
NMOSトランジスタ404は、ゲートが保持容量40の第1の電極に接続され、ソースが垂直信号線L1とクリップ用MOSトランジスタ406のドレインとに接続されている。NMOSトランジスタ404は、ドレインが定電流源411とクリップ用トランジスタ406のゲートとに接続されている。NMOSトランジスタ404は、ゲートに供給された電圧(クリップ電位)からの垂直信号線L1(ソース)の電位の低下量を増幅して、増幅した電圧をドレインから出力する。
クリップ用MOSトランジスタ406は、ゲートにゲート接地型増幅回路411からの出力が供給され、且つNMOSトランジスタ404のドレインに接続されている。クリップ用MOSトランジスタ406は、ソースが電源に接続され、ドレインがNMOSトランジスタ404のソース及び垂直信号線L1に接続されたPMOSトランジスタである。ソース接地型増幅回路410は、NMOSトランジスタ404のドレインの出力電圧を受ける。クリップ用MOSトランジスタ406は、クリップ電位VclipHからの垂直信号線L1の電位の低下量が小さい場合に比べて、その低下量が大きい場合に、大きな電圧をNMOSトランジスタ404のソースに帰還する。
NMOSトランジスタ404は、クリップ電位VclipHからの垂直信号線L1の電位の低下量が小さい場合に比べて、その低下量が大きい場合に、大きな電圧がクリップ用MOSトランジスタ406によりソースに帰還される。
このような構成により、次に示すようなクリップ動作を行うことができる。
垂直信号線L1の電位が低下してNMOSトランジスタ404がオンすると、ノードN3の電位が低下し、クリップ用MOSトランジスタ406がオンする。つまり、クリップ用MOSトランジスタ406のゲートには、垂直信号線L1の電位の変化に対して正の利得がかかった電位が供給される。そのため、クリップ用MOSトランジスタ406のドレイン電流が、垂直信号線L1の電位の低下に伴って急激に増加する。クリップ用MOSトランジスタ406は、クリップ電位VclipHからの垂直信号線L1の電位の低下量が小さい場合に比べて、その低下量が大きい場合に大きな電圧をNMOSトランジスタ404のソースに帰還する。電流源負荷411とソース接地型増幅回路410に流れる電流の総和が、垂直信号線L1の定電流源112を流れる電流値と等しくなった所で垂直信号線L1の電位が落ち着く。
ここで、NMOSトランジスタ404の電流源負荷となるPMOSトランジスタ411に流れる電流値を定電流源112に流れる電流よりも小さく設定し、ゲート接地増幅回路405のゲインを上げることがクリップ動作の効率上好ましい。
また、同様の理由から、クリップ用MOSトランジスタ406を含むソース接地型増幅回路のトランスコンダクタンスを、定電流源411とNMOSトランジスタ404よりも大きくすることが好ましい。
例えば、ゲート接地型増幅回路405の電流値を、垂直信号線L1の定電流源112の1/Mとする。垂直信号線L1の定電流源112の電流値をI1とする。ここで、Mは1<Mとする。
垂直信号線L1の電位が低下して、NMOSトランジスタ404のソースの電位が低下し、NMOSトランジスタ404がオンすることによりドレイン電流を流し出す。このとき、NMOSトランジスタ404は垂直信号線L1の定電流源112の1/Mしか電流を流すことができないため、NMOSトランジスタ404において、Vgsの増大に伴い、ドレイン(ノードN3)の電位が急激に低下する。この急激なノードN3の電位の低下により、ソース接地型増幅回路(PMOSトランジスタ)410がオンし、ソース接地型増幅回路410のドレイン電流が急激に増加する。
最終的にNMOSトランジスタ404の流す電流値がI1×1/M、クリップ用MOSトランジスタ406を含むソース接地型増幅回路の流す電流がI1×(M−1)/Mとなったところでクリップ部(クリップ回路)420は安定状態となる。
ここで、クリップ用MOSトランジスタ406のトランスコンダクタンスが、定電流源411とNMOSトランジスタ404よりも十分に大きいとする。また、垂直信号線L1の電位をクリップする際に、定電流源410とNMOSトランジスタ404とが飽和領域で動作するとする。
垂直信号線L1の電位のクリップ電位は、前述のように、VRESH−Vth0−Vth1−Δov1+ΔVN2−Vth4(NMOSトランジスタ404の閾値電圧)−Δov4(NMOSトランジスタ404のオーバードライブ電圧)である。従って、リセットレベルから(−ΔVN2+Vth4+Δov4)だけ低下した電位になる。
上述したように、本実施形態におけるNMOSトランジスタ404が流す電流値は、垂直信号線L1の定電流源112が流す電流値の1/Mとしているため、オーバードライブ電圧Δov4を小さくすることができる。従って、垂直信号線L1のノイズレベルが低下したときに、クリップされる垂直信号線L1の電位を高くすることが出来、垂直信号線L1のダイナミックレンジを確保する事が出来る。
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、発明の主旨を越えない範囲で適宜変形、組み合わせ等が可能である。
例えば、実施形態においては、信号電荷として電子、増幅トランジスタとしてN型MOSトランジスタを用いたが、信号電荷としてホール、増幅トランジスタとしてP型MOSトランジスタを用いることも可能である。この場合には黒沈みによってノイズレベルの電圧が上昇することになるため、一定値以上に上昇しないようにクリップ動作を行なう。この場合にはクリップするトランジスタとしてP型MOSトランジスタを用いることができる。レベルシフト量もこのP型MOSトランジスタに合わせて適宜調整すればよい。
また画素の構成も増幅トランジスタのゲート電位(電荷電圧変換部FDの電位)を切り替える例であるが、増幅MOSトランジスタのソース側もしくはドレイン側に増幅MOSトランジスタに流れる電流を制御する選択MOSトランジスタを設ける構成にしてもよい。
90 撮像システム
100,400 光電変換装置

Claims (3)

  1. 光電変換部と、電荷を電圧に変換する電荷電圧変換部と、前記光電変換部で発生した電荷を前記電荷電圧変換部へ転送する転送部と、前記電荷電圧変換部により変換された電圧に応じた信号を信号線に出力する出力部とが二次元状に配され、CDS処理のために、前記電荷電圧変換部がリセットされた状態で前記信号線に第1の信号を出力し、前記転送部により前記光電変換部の電荷が前記電荷電圧変換部へ転送された状態で前記信号線に第2の信号を出力する光電変換装置であって、
    前記信号線の電位をクリップするクリップ部と、
    保持容量と、
    シフト部とを備え、
    前記クリップ部は、ゲート接地型増幅回路と、ソース接地型増幅回路とを含み、
    前記ゲート接地型増幅回路は、
    ドレインが電流源負荷に接続され、ソースが前記信号線に接続され、設定された電圧がゲートに入力される第1のMOSトランジスタを含み、
    前記ソース接地型増幅回路は、
    ゲートが前記第1のMOSトランジスタのドレインに接続され、ドレインが前記第1のMOSトランジスタのソースと前記信号線とに接続され、ソースが電源に接続された第2のMOSトランジスタを含み、
    前記保持容量は、前記第1のMOSトランジスタのゲートに接続された第1の電極と、前記第1の電極に対向する第2の電極とを有し、少なくとも、前記電荷電圧変換部がリセットされた状態で前記信号線に伝達された電圧を保持
    前記シフト部は、前記電荷電圧変換部がリセットされた状態で前記信号線に伝達されるべきレベルに前記第2の電極の電位が近づく方向に、前記第2の電極の電位をシフトさせる、
    ことを特徴とする光電変換装置。
  2. 前記シフト部によるシフト量は、前記クリップ部における電圧降下量以上、かつ、前記電荷電圧変換部の電位の変化によって前記第1の信号が変化した後の信号と前記第1の信号との差分以下である
    ことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  3. 前記信号線の電圧を前記保持容量の前記第1の電極へ供給するスイッチをさらに備え、
    前記シフト部は、前記信号線の電圧が前記スイッチにより前記第1の電極へ供給された後に、前記保持容量の前記第2の電極の電位をシフトさせる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光電変換装置。
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