JP2010149335A - 液滴吐出装置、液滴吐出方法および画像形成装置 - Google Patents

液滴吐出装置、液滴吐出方法および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】液滴吐出の高速化が可能で、液滴着弾の品質が高い液滴吐出装置を提供する。
【解決手段】駆動パルスを所定の間隔で2個以上連続して圧力発生手段81に印加し、その駆動パルス数に応じて吐出された液滴が被着媒体に到達する前に一つの液滴に合体して被着媒体に着弾する液滴吐出装置であって、同じパルス形状の駆動パルスを出力し、ノズル開口11から流体抵抗部32までの液体流路によって決まる固有振動数の周期をTcとしたとき、駆動パルスのパルス幅Tpは周期Tcよりも小さく設定され、駆動パルスのパルス間隔をTNnとしたとき、第1パルスと第2パルスとのパルス間隔TN1は1.2×Tc〜1.5×Tcの範囲に設定され、パルス間隔TN2以降のパルス間隔TN2、TN3、・・TNnは、TN1より小さいく、前記周期Tc以上に設定されていることを特徴とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、液滴吐出装置、液滴吐出方法および画像形成装置に係り、具体的には例えばインクジェットヘッドをキャリッジに搭載して往復移動しながら印刷するシリアル方式の印刷装置、インクジェットヘッドをライン上に設置した状態で印刷するラインヘッド方式の印刷装置などに用いて画像を形成するときのドロップオンデマンド型の液滴吐出装置、または液晶ディスプレーのカラーフィルターの製造に用いられる色材液や、有機ELディスプレー等の電極膜形成に用いられる電極材料液などの特殊な液体を噴射するドロップオンデマンド型の液滴吐出装置などに関するものである。
近年のドロップオンデマンド式インクジェットヘッドを用いた印刷装置は、写真画質に匹敵するほどの高精細な画像を高速で出力できる。これは、ノズル開口から吐出されるインク滴の微細化が進み、1ピコリットリ(10-12リットル)から30ピコリットルの範囲で小さなインク滴を記録媒体上に選択的に噴射して画像の出力を行っている。
このように小滴から大滴とインク滴を可変させる技術について、種々提案されている。例えば、比較的小滴のインク量を吐出できる第1の駆動パルスと、その第1の駆動パルスによって形成されたインク滴よりも大きなインク量を吐出できる第2の駆動パルスを持ち、更に、大きなインク滴を得るために、前記第1のパルスと第2のパルスを連続的に駆動して、インク滴が記録媒体に着弾するときに合体して、より大きなインク滴を形成する技術が提案されている(特許文献1参照;特開平11−20165号公報)。しかしながら、それぞれのインク滴を形成させるための駆動パルスは非常に複雑であり、インク滴を吐出するための周期が長くなり、印刷速度の高速化が課題となる。
このような問題を鑑みて、複数の駆動パルスを連続的に構成し、複数の駆動パルス間隔をノズル開口へ連通する圧力発生室及びインク供給路の形状で決まる固有周期近傍とすることで複数の液滴を形成し、高速化と画像品質の向上を図る技術が提案されている(特許文献2参照;特開2007−62326号公報)。しかしながら、この方法を用いても連続する駆動パルス数が多くなればインク滴が合体するまでのインク滴の飛翔距離が長くなる。
また、更に高速化するために、連続する複数の駆動パルスとして、前記固有周期の共振を利用した共振駆動パルスと、前記固有周期の共振を利用しない非共振駆動パルスを用い、共振パルスについてはパルス間隔をm×Tc(m≦2)をとり、非共振パルスについてはパルス間隔を(m+1/4)×Tc〜(m+3/4)×Tcをとることで、複数の駆動パルスによって吐出されたインク滴を飛翔中に合体させてことでインク滴量を可変させる技術が提案されている(特許文献3参照;特開2007−182061号公報)。
特開平11−20165号公報 特開2007−62326号公報 特開2007−182061号公報
前記特許文献2の場合、前述のように連続する駆動パルス数が多くなればインク滴が合体するまでのインク滴の飛翔距離が長くなる。インク滴の飛翔距離が長くなると、インク滴は、空気抵抗や外乱によって飛翔速度は低下し、かつ直進性が損なわれて、印刷品質を悪くするという課題がある。
また、特許文献3の場合は、共振駆動パルスと非共振駆動パルス使用することは、駆動パルスを生成する作業や安定吐出のためにより多くの最適化を図る必要がある。また、インクの粘度によってメニスカスの動きは大きく変動し、これによって印刷品質を悪くするという課題がある。
本発明はこれらの課題を鑑みてなされたものであり、その第1の目的は液滴吐出速度の高速化が可能で、しかも液滴着弾の品質が高い液滴吐出装置、液滴吐出方法を提供することにある。
第2の目的は、高精度のドット諧調記録が可能な画像形成装置を提供することにある。
前記第1の目的を達成するため、本発明の第1の手段は、
液体を吐出するために設けられたノズル開口と、そのノズル開口に連通して設けられた圧力発生室と、その圧力発生室の容積を膨張・収縮させる圧力発生手段と、前記圧力発生室に前記液体を供給する液体流路の途中に設けられた流体抵抗部を有する液滴吐出ヘッドと、
前記圧力発生室の容積を膨張・収縮させるための駆動パルスを前記圧力発生手段に印加する駆動制御部を備え、
その駆動制御部から駆動パルスを所定の間隔で2個以上連続して前記圧力発生手段に印加して、その駆動パルス数に応じて吐出された液滴が、被着媒体に到達する前にほぼ一つの液滴に合体して前記被着媒体に着弾する液滴吐出装置を対象とするものである。
そして前記駆動制御部は、
同じパルス形状の駆動パルスを出力し、
前記ノズル開口から流体抵抗部までの液体流路によって決まる固有振動数の周期をTcとしたときに、前記駆動パルスのパルス幅Tpは前記周期Tcよりも小さく設定され(Tp<Tc)、
連続するn個(n≧2の整数)の駆動パルスの第nパルス開始から第(n+1)パルスの開始までのパルス間隔をTNnとしたときに、n=1である第1パルスとn=2である第2パルスとのパルス間隔TN1は、1.2×Tc〜1.5×Tcの範囲に設定されて、前記第2パルスと次の第3パルスとのパルス間隔TN2以降のパルス間隔TN2、TN3、・・TNnは、前記TN1より小さいく、かつ前記液体流路の固有振動数の周期Tc以上に設定されている(TN1=1.2×Tc〜1.5×Tc>(TN2、TN3、・・、TNn≧Tc)ことを特徴とするものである。
本発明の第2の手段は前記第1の手段において、前記パルス間隔TN2以降のパルス間隔は順次小さくなっており、かつ最終のパルス間隔TNnは前記液体流路の固有振動数の周期Tc以上に設定されている(TN2>TN3>・・>TNn≧Tc)ことを特徴とするものである。
本発明の第3の手段は前記第1または第2の手段において、前記駆動パルスは、前記圧力発生室の容積を膨張するために電圧を立ち上げる膨張時間Tfと、立ち上げた電圧を一定に保持する保持時間Thと、圧力発生室の容積を収縮するために電圧を立ち下げる収縮時間Trとを有する台形の波形形状をしていることを特徴とするものである。
本発明の第4の手段は前記第3の手段において、前記膨張時間Tfと保持時間Thの合計時間Twが、前記圧力発生室の膨張によってメニスカスが引き込まれ、そのメニスカスの引き込み位置がほぼ1/2となる点から最初にメニスカス位置が最下点になるまでの時間の範囲内であることを特徴とするものである。
本発明の第5の手段は前記第1ないし第4の手段において、前記ノズル開口の表面の前記液体に対する接触角が65°以上であることを特徴とするものである。
本発明の第6の手段は前記第1ないし第5の手段において、前記駆動パルス数に応じて吐出された複数の液滴は、前記ノズル開口から前記被着媒体までの距離の1/2以上を超えた所から前記被着媒体までの範囲で一つの液滴となることを特徴とするものである。
本発明の第7の手段は前記第1ないし第5の手段において、前記駆動パルス数に応じて吐出された複数の液滴は、前記ノズル開口から前記被着媒体までの距離が0.5mm〜2mm範囲内で一つの液滴となることを特徴とするものである。
本発明の第8の手段は前記第1ないし第7の手段において、前記駆動パルス数に応じて吐出された複数の液滴の先頭の液滴が前記被着媒体に到達してから最後尾の液滴が前記被着媒体に着弾するまでの時間差をTsとし、先頭の液滴の速度V1の着弾によって形成される前記被着媒体上のドット径D1、最後尾の液滴の速度V2によって形成されるドット径D2とし、ラインヘッド型装置の前記被着媒体の速度、またはシリアル型のキャリッジ速度をVpとし、先頭の液滴の中心から最後尾の液滴の中心までの距離をLnとすると、先頭の液滴と最後尾の液滴との時間差Tsは、Ts=Ln/Vp={(1/2)×D1+D2+D3+・・+Dn+(1/2)×D(n+1)}以下とすることを特徴とするものである。
本発明の第9の手段は前記第1ないし第8の手段において、前記液滴吐出ヘッドにヒータが設置され、吐出される液体の粘度がほぼ一定になるように温度制御されていることを特徴とするものである。
前記第1の目的を達成するため、本発明の第10の手段は、
液体を吐出するために設けられたノズル開口と、そのノズル開口に連通して設けられた圧力発生室と、その圧力発生室の容積を膨張・収縮させる圧力発生手段と、前記圧力発生室に前記液体を供給する液体流路の途中に設けられた流体抵抗部を有する液滴吐出ヘッドを備え、
前記圧力発生手段に駆動パルスを所定の間隔で2個以上連続して印加して、その駆動パルス数に応じて吐出された液滴が、被着媒体に到達する前にほぼ一つの液滴に合体して前記被着媒体に着弾する液滴吐出方法を対象とするものである。
そして前記連続する駆動パルスは同じパルス形状を有し、
前記ノズル開口から流体抵抗部までの液体流路によって決まる固有振動数の周期をTcとしたときに、前記駆動パルスのパルス幅Tpは前記周期Tcよりも小さく設定され(Tp<Tc)、
連続するn個(n≧2の整数)の駆動パルスの第nパルス開始から第(n+1)パルスの開始までのパルス間隔をTNnとしたときに、n=1である第1パルスとn=2である第2パルスとのパルス間隔TN1は、1.2×Tc〜1.5×Tcの範囲に設定されて、前記第2パルスと次の第3パルスとのパルス間隔TN2以降のパルス間隔TN2、TN3、・・TNnは、前記TN1より小さいく、かつ前記液体流路の固有振動数の周期Tc以上に設定されている(TN1=1.2×Tc〜1.5×Tc>(TN2、TN3、・・、TNn≧Tc)ことを特徴とするものである。
本発明の第11の手段は前記第10の手段において、前記パルス間隔TN2以降のパルス間隔は順次小さくなっており、かつ最終のパルス間隔TNnは前記液体流路の固有振動数の周期Tc以上に設定されている(TN2>TN3>・・>TNn≧Tc)ことを特徴とするものである。
本発明の第12の手段は前記第10または第11の手段において、前記駆動パルスは、前記圧力発生室の容積を膨張するために電圧を立ち上げる膨張工程の時間Tfと、立ち上げた電圧を一定に保持する保持工程の時間Thと、圧力発生室の容積を収縮するために電圧を立ち下げる収縮工程の時間Trとを有する台形の波形形状をしていることを特徴とするものである。
本発明の第13の手段は前記第12の手段において、前記膨張工程の時間Tfと保持工程の時間Thの合計時間Twが、前記圧力発生室の膨張によってメニスカスが引き込まれ、そのメニスカスの引き込み位置がほぼ1/2となる点から最初にメニスカス位置が最下点になるまでの時間の範囲内であることを特徴とするものである。
本発明の第14の手段は前記第10ないし第13の手段において、前記ノズル開口の表面の前記液体に対する接触角が65°以上であることを特徴とするものである。
本発明の第15の手段は前記第10ないし第14の手段において、前記駆動パルス数に応じて吐出された複数の液滴は、前記ノズル開口から前記被着媒体までの距離の1/2以上を超えた所から前記被着媒体までの範囲で一つの液滴となることを特徴とするものである。
本発明の第16の手段は前記第10ないし第15の手段において、前記駆動パルス数に応じて吐出された複数の液滴は、前記ノズル開口から前記被着媒体までの距離が0.5mm〜2mm範囲内で一つの液滴となることを特徴とするものである。
本発明の第17の手段は前記第10ないし第15の手段において、前記駆動パルス数に応じて吐出された複数の液滴の先頭の液滴が前記被着媒体に到達してから最後尾の液滴が前記被着媒体に着弾するまでの時間差をTsとし、先頭の液滴の速度V1の着弾によって形成される前記被着媒体上のドット径D1、最後尾の液滴の速度V2によって形成されるドット径D2とし、ラインヘッド型装置の前記被着媒体の速度、またはシリアル型のキャリッジ速度をVpとし、先頭の液滴の中心から最後尾の液滴の中心までの距離をLnとすると、先頭の液滴と最後尾の液滴との時間差Tsは、Ts=Ln/Vp={(1/2)×D1+D2+D3+・・+Dn+(1/2)×D(n+1)}以下とすることを特徴とするものである。
本発明の第18の手段は前記第10ないし第17の手段において、前記液滴吐出ヘッドにヒータが設置され、吐出される液体の粘度がほぼ一定になるように温度制御されていることを特徴とするものである。
前記第2の目的を達成するため、本発明の第19の手段は画像形成装置において、前記液体がインクであって、前記着弾媒体が記録媒体であって、前記第1ないし第9の手段の液滴吐出装置を備えたことを特徴とするものである。
本発明の第20の手段は前記第19の手段において、例えばシアン、マゼンダ、イエロー、ブラックなどの色の異なるインクをそれぞれ装填した前記液滴吐出ヘッドが複数個設けられていることを特徴とするものである。
本発明は前述のような構成になっており、液滴吐出速度の高速化が可能で、しかも液滴着弾の品質が高い液滴吐出装置および液滴吐出方法を提供することができる。
また本発明は、高精度のドット諧調記録が可能な画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の代表的な例としてインクジェット記録装置について説明する。本発明では、マルチパルス駆動によってインク滴の量を制御するインクジェット記録装置において、圧力発生手段に印加する駆動パルスの全幅を極端に長くすることなく、かつ、ほぼ同じ駆動パルス波形を印加することで、連続的に噴射されたインク滴が記録媒体上にほぼ到達する前にほぼ単一のインク滴となって着弾させるという目的を、ノズル開口部のメニスカスの動きと記録ヘッドの固有周期との関係を利用することで、安定して高い駆動周波数域でのドット諧調記録ができるようにした。
図5は、本発明の実施例に係るインクジェット記録装置の斜視図である。本実施例は、卓上型の小型シリアルスキャン印刷方式の例であるが、ポスターなどの大判記録媒体用の印刷装置であるいわゆるワイドフォーマットプリンタ、記録ヘッドを複数並べて固定したライン印刷方式であっても本発明は適用される。また、本発明のインクジェット式記録ヘッドは、印刷装置以外、例えば産業用途等に使われるディスペンサー、インクジェット方式の3次元造形機等に使用する吐出ヘッドにも適用される。
同図において、1はインクジェット式の記録ヘッド、100は記録媒体、101はサブインクタンク、102はヘッド保全部、103はメインインクタンク、104は供給チューブ、105はキャップ、110、111はガイド軸である。
記録ヘッド1は、図示されていないタイミングベルトに連結され駆動モータの正逆転によりフレームから伸びたガイド軸110、111上を往復動しながら、記録媒体100上にインク滴を吐出して文字や図形等を印刷する。記録ヘッド1へのインクの供給は、メインインクタンク103から供給チューブ104を経由してサブインクタンク101へ送られる。さらに、供給チューブ104を介して、記録ヘッド1へ供給される。ヘッド保全部102は、印刷をしていない時に記録ヘッド1のノズルからのインク乾燥や異物の付着を防止するためにキャップ105、或いは図示していないが、ノズル面に付着したインクなどを除去するためのワイパーブレードなどが配設されている。前記キャップ105は、サブインクタンク101から記録ヘッド1内にインクを充填する時や記録ヘッド1内に停滞した気泡等を除去する目的で実施されるパージ動作をする時の吸引キャップとしても活用される。
図1は、本発明の実施例1に係る積層型のインクジェト式記録ヘッドの断面図である。このインクジェット式記録ヘッド1は、多数のノズル開口11を紙面に対して垂直な方向に少なくとも1列を有するノズルプレート10と、前記ノズル開口10へ連通する連通流路21を有するチャンバープレート20と、リストリクタ32と圧力発生室31を兼ねた開口穴33を有するリストリクタプレート30と、前記圧力発生室31及びリストリクタ32を封止する薄板のダイアフラムプレート40と、前記圧力発生室31部のみを大きく変位させるために前記ダイアフラムプレート40を振動板41として保持する領域と共通のインク溜まり部52に開口穴を有するサポートプレート50と、各ノズル開口11までの流路への異物の進入を防止するために設けたフィルター61を有するフィルタープレート60から流路基板5が構成されている。
さらにこの流路基板5と、その流路基板5を保持及び外部からのインクを導入し貯留する共通インク室71を有する高剛性プレート70と、その高剛性プレート70に開けられた開口溝72から複数に分割された圧電振動子81を有する圧電アクチュエータ80が前記振動板41に固定されている。
前記ノズルプレート10は、インク滴の飛翔直進性を得るために高精度に穴加工され、ニッケルのエレクトフォーミング法やステンレスの薄板を精密プレス法によって穴を加工する方法で成形される。チャンバープレート20は、リストリクタプレート30に開けられた穴より長手方向が短い連通流路21が成形されている。前記連通流路21の端部側に前記ノズル開口穴11が位置している。リストリクタプレート30は、圧力発生室31及びリストリクタ32の流路となる細長い開口穴が開けられている。
本実施例はノズル開口11が紙面に対して垂直方向に1列に並べられた例であるが、1つの記録ヘッド内に複数列を配置しても、またノズル開口11を内側として、前記圧力発生室31などの流路穴が互いに対向するように配置されていても良い。これら連通流路プレート20とチャンバープレート30は、ステンレスの薄板をエッチング法や精密プレス法によって加工成形される。或いは、シリコンウェハーを異方性エチング法やドライエッチング法で形成しても良い。
前記圧力発生室31及びリストリクタ32を封止するダイアフラムプレート40は、他のプレートに比べ、さらに薄板からなるステンレス製の板やエレクトフォーミング法によるニッケル材で成形されている薄膜プレートである。或いは、薄板のプラスチックフィルムや該プラスチックフィルムと薄板の金属板を積層した後に振動板となる領域部の金属板をエッチングして除去しても良い。また、サポートプレート50もステンレスの薄板をエッチング法や精密プレス法によって加工形成することができる。高剛性プレート70は、ステンレスの棒材等を切削加工で容易に形成することができる。
圧電アクチュエータ80は、導電材料と圧電材料が交互に積層されたバルク状態の圧電振動子81(圧電素子)を支持部材82の一端側に固着し、前記バルク状の圧電振動子81を前記個々の圧力発生室31に対応するように複数の圧電振動子81に分割され、該圧電振動子81の端面が前記振動板41に当接固着される。本例に挙げた圧電振動子81は、積層方向にもっとも変位するd33タイプのものであるが、積層した鉛直方向に変位するd31タイプのものであっても良く、或いは、薄板の圧電体を利用した方式であっても良い。または、前記圧電アクチュエータ81の変わりに変位変換手段として静電方式であっても良い。前記圧電振動子81には、後述するような駆動パルスを出力する駆動制御部83が接続されている。
次にインクジェット式記録ヘッド1からインク滴が吐出する動作過程について、図2ならびに図3を用いて説明する。図2(a)〜(d)は最も単純な薄板積層構造で構成されたインクジェット式記録ヘッドの例を示す図、図3はノズル開口より液滴を吐出するために用いられる駆動パルスの一例を示す図である。
図2(a)に示すように前述のインク流路内にインク6が充填された状態で、圧電振動子81に前記駆動制御部83から所定の電位差Vを持って駆動パルス7が図示しない駆動制御部から印加されると、圧電振動子81は収縮しダイアフラムプレート40の振動板41が変形する。これによって圧力発生室31の容積が膨張し、共通のインク室71より其々のリストリクタ32を経由してインク6が圧力発生室発生室31に供給される。同時にノズル開口11部のインクメニスカスも圧力発生室31側へ引き戻される(図2(b)参照)。このような過程を以下、膨張工程と呼び、その時間をTfとする(図3参照)。
そのまま電圧をホールドするとメニスカスの引き込みが終了し(以下、保持工程と呼び、その時間をTpとする。図3参照)、再度、ノズル開口部11の出口側へ戻ろうとする。ほぼその時点で今度は、圧電振動子81が伸長する方向に前記膨張工程よりも短時間で電圧を開放する(以下、収縮工程と呼び、その時間をTrとする。図3参照)。そうすると前記膨張工程によって圧力発生室内31に充填されたインク6が圧縮されて圧力発生室31内は高い気圧状態となり、インク6の圧力が上昇する(図2(c)参照)。この圧力によってノズル開口11よりインク滴8となって飛翔する(図2(d)参照)。
図4は、インクジェット式記録ヘッド1にインク滴が吐出しない程度の弱い駆動パルス9を印加した時のノズル開口部11のインク表面であるメニスカスの動きをレーザードップラー装置によって観測したものである。
前記駆動パルス9は、圧力発生室31を膨張させる信号9aが印加され、その状態を保持し続け、メニスカスがほぼ元に位置に復元したら膨張を開放する信号を与えて観測する。メニスカス動きは、圧力発生室31の膨張により大きく引き込まれる。その後、膨張が保持されたままにしておくとメニスカスは、ノズル開口11側へ振動をしながら戻り始める。その振動周期である固有周期Tcが、リストリクタ32からノズル開口11までのインク流路によって決まる固有振動数の周期Tcであることは周知の事実である。ここで、ノズル開口11の開口径を28μm、ノズル開口穴11のピッチを1/150dpi(dot per inch)として、リストリクタ32、圧力発生室31を決定した結果、およそ140kHz=7.5マイクロ秒の固有振動の周期Tcが得られた。
次に、インク滴の量をコントロールするためのマルチパルス駆動方法について詳述する。図6は、前記図4のメニスカスを観測した記録ヘッド1に駆動パルスを5回連続して印加したときの駆動パルス波形例を示す。
其々の駆動パルス7aと7bは、圧力発生室31の体積を膨張させる膨張工程となる時間Tfが2マイクロ秒、その膨張状態を保持する保持工程時間Thが2.5マイクロ秒、インク滴をノズル開口から吐出するために前記圧力発生室31の体積を収縮させる収縮工程時間Trが2マイクロ秒となっており、膨張工程と保持工程と収縮工程の合計時間Tp(図3参照)は、6.5マイクロ秒とした。駆動パルスの形状は台形であるが、保持工程Thが無い三角形の駆動パルスであっても良い。
ここで、膨張工程の時間Tfと保持工程の時間Thの合計時間Twは、膨張工程によってメニスカスが引き込まれ、メニスカスの引き込み位置がほぼ1/2となる点から最初にメニスカス位置が最下点になる点までの時間の範囲内であることが良い。これは、メニスカスが圧力発生室31側に引き込まれるときのエネルギーを利用することで吐出効率を高めることができるからである。
連続した駆動パルスの間隔を図6に示すようにTN1、TN2、・・、TN5とした。このように連続して駆動パルスを印加してマルチ駆動を行うことにより吐出されるインク滴の量を可変させる場合、その駆動周波数を高めるために駆動パルス間隔は短い方が良い。従って、駆動パルスの合計時間Tpは、前記ノズル開口11から前記リストリアクタ32(流体抵抗部)までの液体流路によって決まる固有振動数の周期Tcより小さくしている(Tp<Tc)。
図7(a)〜(c)は、ノズル開口11からリストリアクタ32(流体抵抗部)までの液体流路によって決まる固有振動数の周期Tc(=7.5マイクロ秒)に対して、駆動パルスの合計時間(パルス幅)Tpを若干短くした(=6.5マイクロ秒)条件で、連続的に駆動したときの駆動パルス間隔TNを7.5マイクロ秒〔図7(a)〕、8.5マイクロ秒〔図7(b)〕、9.0マイクロ秒〔図7(c)〕と全て同じ間隔で連続的に5つの駆動パルスを印加したときの駆動パルス数とインク滴の吐出速度との関係を示す。ここで吐出速度とは、吐出しようとするインク滴の先端がノズル開口11から飛び出そうとするときから記録媒体に到達するまでのインク滴の平均速度を表す。
また図8(a)〜(c)は図7(a)〜(c)に対応したインク滴の飛翔状態を示すもので、インク滴が飛び出してから1mm到達の時間の1/4時点と、インク滴の先頭がノズル開口11からほぼ1mmに到達した時点の状態を示す。
図7(a)〜(c)に示されるように、連続した駆動パルスが多くなるに従いインク滴の吐出速度は徐々に速くなっている。また、TNが長いほど、その変化量が小さくなることが判る。しかしながら、図8(a)〜(c)に示されるようにTNが長くなりすぎると後続のインク滴が、前のインク滴に追いつくことができなくなる。これは、ノズル開口11のインク表面であるメニスカスは、最初の駆動パルスによって吐出される第1のインク滴によって振動する。そして、インク滴が吐出した後もメニスカスは振動を続けている。次に印加された駆動パルスによって吐出される第2のインク滴の吐出速度は、第1の駆動パルスに前記メニスカスの位置がどの位置にいるかによって、つまりはメニスカスの速度とその向きによって、大きく左右されるからである。
連続した駆動パルスから選択的に抽出して画像を形成する場合、インク滴の吐出速度の変化は小さい方がインク滴の着弾位置、つまりは画質向上の点から望ましい。つまり、インク滴を記録媒体上に着弾する時には、少なくともドットが分離しない程度に飛翔することが良い。より好ましくは、どの駆動パルス数が選択されてもインク滴の吐出速度が変化しないことが望ましい。
図9(a)は連続2個の駆動パルスを印加し、駆動パルス間隔(パルスピッチ)を7.8マイクロ秒、8.2マイクロ秒、8.5マイクロ秒、9マイクロ秒、9.5マイクロ秒、9.7マイクロ秒、10マイクロ秒と変化させたときの飛翔状態を示し、図9(a1)はそのときに吐出されたインク滴が1mmの距離を飛翔する時の速度との関係を示す。
連続して吐出されたインク滴は、パルス間隔が短いとノズル開口11から吐出されるとほぼ同時に1滴となって飛翔する。駆動パルス間隔を広げていくと2滴が衝突するまでの距離が長くなる。インク滴の衝突が、1mm近傍に近づくと速度がほぼ一定となってくる。この結果から、印刷ギャップ(ノズルプレート10の表面から記録媒体までの間隔)がほぼ1mmの時点でインク滴が1つになる程度で、かつインク滴の速度を8m/s近傍として、駆動パルス間隔TN1が9マイクロ秒の条件のものを選択した。これは前記固有周期Tc=7.5マイクロ秒の1.2倍である(1.2×Tc)。
次に図9(b)は連続3個の駆動パスルを印加し、駆動パルス間隔(パルスピッチ)を8マイクロ秒、8.5マイクロ秒、8.7マイクロ秒、8.9マイクロ秒、9マイクロ秒と変化させたときの飛翔状態を示し、図9(b1)は第2の駆動パルスと第3の駆動パルスとの間隔とインク滴の速度の関係を示す。ここで、第1の駆動パルスと第2の駆動パルスの間隔TN1は、9マイクロ秒を選択している。同様に、インク滴の速度が8m/sとなる近傍の駆動パルス間隔TN2を8.7マイクロ秒に選択する。図示してはいないが、同様の考え方で駆動パルスを連続4個、連続5個の場合の駆動パルスの間隔を決定する。
図10(a)に駆動パルスを連続5個印加したときのインク滴の飛翔状態を示し、図10(b)に駆動パルス数とインク滴の速度の関係を示し、図10(c)に駆動パルス数とインク滴吐出量の関係を示す。それぞれの駆動パルスの間隔は、TN1=9.0マイクロ秒、TN2=8.9マイクロ秒、TN3=8.7マイクロ秒、TN4=7.8マイクロ秒とした。
このように第1駆動パルスと第2駆動パルスの間隔を液滴が分離した状態とならない程度まで間隔を伸ばす。その時の駆動パルス間隔をTN1とすると、TN1=1.2〜1.3×Tcとし、第2駆動パルス目以降の駆動パルス間隔を徐々に狭めて最適化していくことで、インク滴の吐出速度が大きく変化しないことが確認された。ここでは、複数のインク滴が、印刷ギャップ1mmの約1/2の時点で、インク滴がほぼ合体するように駆動パルス間隔TNを選択した。
図11にTN1=11.0マイクロ秒(≒1.5×Tc)とし、以降の駆動パルス間隔を順次小さくしながら連続5つの駆動パルスを印加したときの飛翔状態を示す。このように、ほぼTN1=1.5×Tcとしても印刷ギャップ1mm近傍で1つのインク滴として合体することがわかった。
以上の結果を総合すると、第1駆動パルスと第2駆動パルスの駆動パルス間隔をTN1とし、それ以降の駆動パルス間隔をTN2,TN3,・・,TNn(nは自然数)とすると、TN1(=1.2×Tc〜1.5×Tc)>TN2>TN3>・・>TNn≧Tcにすると良いことが分かった。
図12は、本発明によるインクジェット記録ヘッドに用いられるヘッドのインク流路をモデル化し、解析ソフトのFlow 3Dを用いてインク滴が吐出する様子を1マイクロ秒毎に表した図である。本解析に用いた駆動パルスは、膨張時間Tf=2マイクロ秒、保持時間Th=2.5マイクロ秒、収縮時間Tr=2マイクロ秒を印加したものである。駆動パルスの膨張時間Tfが印加されるとメニスカスは、ノズル開口11の内部へと引き込まれる。所定時間の保持工程Thを経たのちにインクは、Trの収縮工程によってノズル開口へと飛び出してくる。この過程で、ノズル開口11内のインクは、ノズルプレート10の大気開放面である表面へと溢れるように飛び出す。次の駆動パルスまでの間隔が長いとノズル内の負圧によって、はみ出したインクは何れ引き込まれる。しかし、複数の駆動パルスが、短い間隔で印加されると、溢れ出したインクはノズル開口11内部への引き込まれる前に次のインクが溢れ出すことになる。インクがノズル開口11近傍に多量に付着すると、インク滴の飛翔の直進性を損なうことがある。
次の表1は、ノズルプレート10の表面とインクとの接触角と吐出異常を示す表である。この表中のハッチング部が吐出不良を発生した接触角である。
Figure 2010149335
この表から明らかなように、ノズルプレート10の表面とインクとの接触角が65°以上あれば吐出不良が発生しないことが分かり、さらにインク吐出の信頼性を確実にするためには、前記接触角が70°以上であることが望ましいことが分かった。なお、接触角の上限は特に特定されるものではないが、85°程度が適当である。
このように前記接触角を65°以上に規制することにより、インクの溢れ出しを防止することができ、インク滴の直進性が保たれ、印刷品質の向上が図れる。ここで、ノズルプレート10の表面にコートされる撥水処理膜としては例えばフッ素系樹脂、シリコーン系樹脂などが用いられるが、インクとの接触角を確保できる材料であれば特に限定されることはない。
複数の駆動パルスによって吐出されたインク滴が、飛翔中に合体することが望ましいことは言うまでもない。しかし、屋外用の看板印刷に用いられるようなインクジェット方式のワイドフォーマット印刷装置などは、ノズルプレート10の表面と記録媒体100までの印刷ギャップは、オフィス用途やコンシューマ向けのインクジェット記録装置などの印刷ギャップ約1mmと比べても大きく、1.5mm〜2mm程度ある。さらには、大滴、例えば30ピコリットリ(pl)以上のインク滴を必要とする場合、印加される駆動パルス数は多くなる。これにより、印刷ギャップの1mm間では複数の液滴が合体しない可能がある。駆動パルス数を従って、1.5mm、場合によっては2mm程度まで飛翔したところで合体するように、駆動パルスの間隔を調整しても良い。
図13は、連続して駆動されるインク滴の記録媒体上に着弾するときのイメージを示したものである。複数のインク滴の先頭のインク滴が記録媒体に到達してから最後尾のインク滴が記録媒体に着弾するまでの時間差をTsとし、先頭のインク滴の速度V1の着弾によって形成される記録媒体上のドット径D1、最後尾のインク滴の速度V2によって形成されるドット径D2とし、インクジェット記録ヘッド1がライン状に固定されたラインヘッド型装置においてインク滴が着弾する記録媒体の速度、またはインクジェット記録ヘッド1が搭載されたキャリッジが往復動作をしながら印刷を行うシリアル型のキャリッジ速度をVpとし、先頭の液滴の中心から最後尾の液滴の中心までの距離をLnとすると、先頭の液滴と最後尾の液滴との時間差Tsは、Ts=Ln/Vp詳しくはTs={(1/2)×D1+D2+D3+・・+Dn+(1/2)×D(n+1)以下になるように、それぞれの駆動パルス間隔を1.2×Tc〜1.5×Tcの範囲で設定すればよい。これによって、記録媒体に着弾したインク滴は少なくとも分離することはなくドットが形成される。ドットが分離すると印刷された色濃度が異なったり、文字や画像の稜線部が不明瞭となり、印刷品質の低下となる。
そうすることにより記録媒体上へのインク滴の着弾した痕は、図13のようになる。記録媒体に着弾したインクは、一般的には直ぐに乾燥することはないので後続のインク滴が衝突してくるとインクの表面張力によって集合しようとする力が働く。その結果、実際の着弾形状は、やや細長いドットとなる程度に、一つのドットとして形成される。
図14は、本発明の実施例2に係るインクジェット式記録ヘッド1の断面図である。本実施例で図1に示す実施例1と相違する点は、高剛性プレート70の開口溝72と対向する側面にインクを加温するためのヒータ200が設置されている点である。
ヒータ200は、図示していない電源及び制御装置によって、記録ヘッド1を大気温度よりも高い、例えば40℃〜80℃のある一定の温度に保持されるように制御されている。ヒータ200により記録ヘッド1及びヘッド内のインクは、ほぼ一定の温度に維持することができる。これによりインクジェット記録装置の周囲環境温度が変化してもインクをほぼ一定の温度に保持することで、インクの粘度もほぼ一定に維持できる。インクは温度によって粘度が変化し、その変化によってもインク滴の飛翔状態が変化することがある。本実施例のように記録ヘッド1にヒータ200を取り付けることにより、常に安定したインク滴の飛翔が保たれ、周囲の環境変化によっても印刷品質が損なわれることがないインクジェット記録装置を提供することができる。
本実施例の記録ヘッド1においても、ノズルプレート10の表面に撥水処理が施されて実施例1と同じ効果が得られる。
前記実施例1,2で述べた記録ヘッド1を4台備え、各記録ヘッド1に別々にシアン、マゼンダ、イエロー、ブラックのインクを装填してインクを吐出させ、記録媒体上で各色を重ね合わせてカラー画像を形成することができる。
前記実施例ではインクジェト記録装置の場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば液晶ディスプレーのカラーフィルターの製造に用いられる色材液や、有機ELディスプレー等の電極膜形成に用いられる電極材料液などの特殊な液体を吐出する液滴吐出装置にも適用可能である。
本発明の実施例1に係る積層型のインクジェト式記録ヘッドの断面図である。 その記録ヘッドのインク滴の吐出原理を説明するための図である。 その記録ヘッドに単一のインク滴のために印加する駆動パルス例を示す波形図である。 その記録ヘッドのノズル開口部におけるインクメニスカスを観測した状態とその駆動電圧を示す図である。 本発明の実施例に係るインクジェット記録装置の斜視図である。 その記録ヘッドに印加する連続した駆動パルス例を示す波形図である。 その記録ヘッドに駆動パルスを各一定周期で印加したときの駆動パルス数とインク滴の速度の関係を示す図である。 図7に示される駆動条件でのインク滴の飛翔状態を示す図である。 その記録ヘッドにおいて5連続の駆動パルスで駆動した時のインク滴の飛翔状態と駆動パルス数とインク滴の吐出速度との関係を示す図である。 その記録ヘッドにおいて別の駆動条件で5連続の駆動パルスで駆動したときのインク滴の飛翔状態、駆動パルス数とインク滴の速度の関係ならびに駆動パルス数とインク滴量の関係を示す図である。 その記録ヘッドに印加する駆動パルス間隔を順次小さくしながら連続5つの駆動パルスを印加したときのインク滴の飛翔状態を示す図である。 本発明によるインクジェット記録ヘッドに用いられるヘッドのインク流路をモデル化し、解析ソフトのFlow 3Dを用いてインク滴が吐出する様子を1マイクロ秒毎に表した図である。 その記録ヘッドに連続して駆動されるインク滴の記録媒体上に着弾するときのイメージを示した図である。 本発明の実施例2に係る積層型のインクジェト式記録ヘッドの断面図である。
符号の説明
1:記録ヘッド
5:流路基板
6:インク
7,7a,7b:駆動パルス
8:インク滴
9:駆動パルス
9a:時間Tfに相当する駆動パルス
10:ノズルプレート
11:ノズル開口
20:チャンバープレート
21:連通流路
30:リストリクタプレート
31:圧力発生室
32:リストリクタ
33:開口
40:ダイアフラムプレート
41:振動板
50:サポートプレート
52:共通のインク溜まり部
60:フィルタープレート
61:フィルター
70:高剛性プレート
71:共通インク室
72:開口溝
80:圧電アクチュエータ
81:圧電振動子
82:支持部材
83:駆動制御部
100:記録媒体
101:サブインクタンク
102:ヘッド保全部
103:メインインクタンク
104:供給チューブ
105:キャップ
110、111:ガイド軸
200:ヒータ。

Claims (20)

  1. 液体を吐出するために設けられたノズル開口と、そのノズル開口に連通して設けられた圧力発生室と、その圧力発生室の容積を膨張・収縮させる圧力発生手段と、前記圧力発生室に前記液体を供給する液体流路の途中に設けられた流体抵抗部を有する液滴吐出ヘッドと、
    前記圧力発生室の容積を膨張・収縮させるための駆動パルスを前記圧力発生手段に印加する駆動制御部を備え、
    その駆動制御部から駆動パルスを所定の間隔で2個以上連続して前記圧力発生手段に印加して、その駆動パルス数に応じて吐出された液滴が、被着媒体に到達する前にほぼ一つの液滴に合体して前記被着媒体に着弾する液滴吐出装置において、
    前記駆動制御部は、
    同じパルス形状の駆動パルスを出力し、
    前記ノズル開口から流体抵抗部までの液体流路によって決まる固有振動数の周期をTcとしたときに、前記駆動パルスのパルス幅Tpは前記周期Tcよりも小さく設定され(Tp<Tc)、
    連続するn個(n≧2の整数)の駆動パルスの第nパルス開始から第(n+1)パルスの開始までのパルス間隔をTNnとしたときに、n=1である第1パルスとn=2である第2パルスとのパルス間隔TN1は、1.2×Tc〜1.5×Tcの範囲に設定されて、前記第2パルスと次の第3パルスとのパルス間隔TN2以降のパルス間隔TN2、TN3、・・TNnは、前記TN1より小さいく、かつ前記液体流路の固有振動数の周期Tc以上に設定されている(TN1=1.2×Tc〜1.5×Tc>(TN2、TN3、・・、TNn≧Tc)ことを特徴とする液滴吐出装置。
  2. 請求項1に記載の液滴吐出装置において、前記パルス間隔TN2以降のパルス間隔は順次小さくなっており、かつ最終のパルス間隔TNnは前記液体流路の固有振動数の周期Tc以上に設定されている(TN2>TN3>・・>TNn≧Tc)ことを特徴とする液滴吐出装置。
  3. 請求項1または2に記載の液滴吐出装置において、前記駆動パルスは、前記圧力発生室の容積を膨張するために電圧を立ち上げる膨張時間Tfと、立ち上げた電圧を一定に保持する保持時間Thと、圧力発生室の容積を収縮するために電圧を立ち下げる収縮時間Trとを有する台形の波形形状をしていることを特徴とする液滴吐出装置。
  4. 請求項3に記載の液滴吐出装置において、前記膨張時間Tfと保持時間Thの合計時間Twが、前記圧力発生室の膨張によってメニスカスが引き込まれ、そのメニスカスの引き込み位置がほぼ1/2となる点から最初にメニスカス位置が最下点になるまでの時間の範囲内であることを特徴とする液滴吐出装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の液滴吐出装置において、前記ノズル開口の表面の前記液体に対する接触角が65°以上であることを特徴とする液滴吐出装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の液滴吐出装置において、前記駆動パルス数に応じて吐出された複数の液滴は、前記ノズル開口から前記被着媒体までの距離の1/2以上を超えた所から前記被着媒体までの範囲で一つの液滴となることを特徴とする液滴吐出装置。
  7. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の液滴吐出装置において、前記駆動パルス数に応じて吐出された複数の液滴は、前記ノズル開口から前記被着媒体までの距離が0.5mm〜2mm範囲内で一つの液滴となることを特徴とする液滴吐出装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の液滴吐出装置において、前記駆動パルス数に応じて吐出された複数の液滴の先頭の液滴が前記被着媒体に到達してから最後尾の液滴が前記被着媒体に着弾するまでの時間差をTsとし、先頭の液滴の速度V1の着弾によって形成される前記被着媒体上のドット径D1、最後尾の液滴の速度V2によって形成されるドット径D2とし、ラインヘッド型装置の前記被着媒体の速度、またはシリアル型のキャリッジ速度をVpとし、先頭の液滴の中心から最後尾の液滴の中心までの距離をLnとすると、先頭の液滴と最後尾の液滴との時間差Tsは、Ts=Ln/Vp={(1/2)×D1+D2+D3+・・+Dn+(1/2)×D(n+1)}以下とすることを特徴とする液滴吐出装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の液滴吐出装置において、前記液滴吐出ヘッドにヒータが設置され、吐出される液体の粘度がほぼ一定になるように温度制御されていることを特徴とする液滴吐出装置。
  10. 液体を吐出するために設けられたノズル開口と、そのノズル開口に連通して設けられた圧力発生室と、その圧力発生室の容積を膨張・収縮させる圧力発生手段と、前記圧力発生室に前記液体を供給する液体流路の途中に設けられた流体抵抗部を有する液滴吐出ヘッドを備え、
    前記圧力発生手段に駆動パルスを所定の間隔で2個以上連続して印加して、その駆動パルス数に応じて吐出された液滴が、被着媒体に到達する前にほぼ一つの液滴に合体して前記被着媒体に着弾する液滴吐出方法において、
    前記連続する駆動パルスは同じパルス形状を有し、
    前記ノズル開口から流体抵抗部までの液体流路によって決まる固有振動数の周期をTcとしたときに、前記駆動パルスのパルス幅Tpは前記周期Tcよりも小さく設定され(Tp<Tc)、
    連続するn個(n≧2の整数)の駆動パルスの第nパルス開始から第(n+1)パルスの開始までのパルス間隔をTNnとしたときに、n=1である第1パルスとn=2である第2パルスとのパルス間隔TN1は、1.2×Tc〜1.5×Tcの範囲に設定されて、前記第2パルスと次の第3パルスとのパルス間隔TN2以降のパルス間隔TN2、TN3、・・TNnは、前記TN1より小さいく、かつ前記液体流路の固有振動数の周期Tc以上に設定されている(TN1=1.2×Tc〜1.5×Tc>(TN2、TN3、・・、TNn≧Tc)ことを特徴とする液滴吐出方法。
  11. 請求項10に記載の液滴吐出方法において、前記パルス間隔TN2以降のパルス間隔は順次小さくなっており、かつ最終のパルス間隔TNnは前記液体流路の固有振動数の周期Tc以上に設定されている(TN2>TN3>・・>TNn≧Tc)ことを特徴とする液滴吐出方法。
  12. 請求項10または11に記載の液滴吐出方法において、前記駆動パルスは、前記圧力発生室の容積を膨張するために電圧を立ち上げる膨張工程の時間Tfと、立ち上げた電圧を一定に保持する保持工程の時間Thと、圧力発生室の容積を収縮するために電圧を立ち下げる収縮工程の時間Trとを有する台形の波形形状をしていることを特徴とする液滴吐出方法。
  13. 請求項12に記載の液滴吐出方法において、前記膨張工程の時間Tfと保持工程の時間Thの合計時間Twが、前記圧力発生室の膨張によってメニスカスが引き込まれ、そのメニスカスの引き込み位置がほぼ1/2となる点から最初にメニスカス位置が最下点になるまでの時間の範囲内であることを特徴とする液滴吐出方法。
  14. 請求項10ないし13のいずれか1項に記載の液滴吐出方法において、前記ノズル開口の表面の前記液体に対する接触角が65°以上であることを特徴とする液滴吐出方法。
  15. 請求項10ないし14のいずれか1項に記載の液滴吐出方法において、前記駆動パルス数に応じて吐出された複数の液滴は、前記ノズル開口から前記被着媒体までの距離の1/2以上を超えた所から前記被着媒体までの範囲で一つの液滴となることを特徴とする液滴吐出方法。
  16. 請求項10ないし15のいずれか1項に記載の液滴吐出方法において、前記駆動パルス数に応じて吐出された複数の液滴は、前記ノズル開口から前記被着媒体までの距離が0.5mm〜2mm範囲内で一つの液滴となることを特徴とする液滴吐出方法。
  17. 請求項10ないし15のいずれか1項に記載の液滴吐出方法において、前記駆動パルス数に応じて吐出された複数の液滴の先頭の液滴が前記被着媒体に到達してから最後尾の液滴が前記被着媒体に着弾するまでの時間差をTsとし、先頭の液滴の速度V1の着弾によって形成される前記被着媒体上のドット径D1、最後尾の液滴の速度V2によって形成されるドット径D2とし、ラインヘッド型装置の前記被着媒体の速度、またはシリアル型のキャリッジ速度をVpとし、先頭の液滴の中心から最後尾の液滴の中心までの距離をLnとすると、先頭の液滴と最後尾の液滴との時間差Tsは、Ts=Ln/Vp={(1/2)×D1+D2+D3+・・+Dn+(1/2)×D(n+1)}以下とすることを特徴とする液滴吐出方法。
  18. 請求項10ないし17のいずれか1項に記載の液滴吐出方法において、前記液滴吐出ヘッドにヒータが設置され、吐出される液体の粘度がほぼ一定になるように温度制御されていることを特徴とする液滴吐出方法。
  19. 前記液体がインクであって、前記着弾媒体が記録媒体であって、請求項1ないし9のいずれか1項に記載の液滴吐出装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  20. 請求項19に記載の画像形成装置において、色の異なるインクをそれぞれ装填した前記液滴吐出ヘッドが複数個設けられていることを特徴とする画像形成装置。
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