JP4765491B2 - インクジェット式記録ヘッドの駆動方法及びインクジェット式記録ヘッド並びに画像記録装置 - Google Patents

インクジェット式記録ヘッドの駆動方法及びインクジェット式記録ヘッド並びに画像記録装置 Download PDF

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本発明は、プリンタ等の画像記録装置に用いられるインクジェット式記録ヘッド、液晶ディスプレーのカラーフィルタの製造に用いられる色材液や有機ELディスプレー等の電極膜形成に用いられる電極材液などの特殊な液体を噴射するインクジェット式記録ヘッドの駆動方法、及びインクジェット式記録ヘッド並びに画像記録装置に関する。
共通のインク供給部や圧力室などノズル開口穴へ至るインク流路を形成し、前記圧力室を膨張・収縮させる圧力発生手段により液滴を噴射するオンデマンドのインクジェット式ヘッドが種々開発されている。
また、近年のインクジェット式の記録装置は写真画質に匹敵するほどの高精細な画像を出力できる。これは、前記インク流路を微細化することでノズルから噴射されるインク滴が数ピコリットルと言う極めて小な液滴を記録媒体上に選択的に噴射して画像を出力している。
一方では、屋外の看板やポスターといった非常に大きな記録媒体に印刷行なう印刷装置もある。これらの印刷品質はそれほど高精細さを必要とせず比較的大きな液滴でおおきなドットを形成して印刷されている。大きな液滴を得るためには大きな前記インク流路を大きくして液滴を噴射するように構成されている。これらの小液滴と大液滴を1つの液滴で両立させるヘッドの開発は非常に困難であった。
このような小さな液滴とその数倍の大きさの液滴を1つのヘッドで実現させるために、圧力発生手段を駆動する電気パルスを工夫した種々のアイディアが提案されている。例えば、1つのドットを形成する複数のインク滴を途切れさせることなくノズル開口穴から連続的に噴射させ、飛翔中に1つの液体に合体させ、記録媒体上に着弾させるものが提案されている。つまり、複数の連続した電気パルスを圧力発生手段に付与し、先の電気パルスよりもその後続の電気パルスの傾斜や時間間隔を狭めることで、それらの電気パルス列内において先の電気パルスによって得られた液滴の速度よりも後続の液滴の方がより速くなるように噴射し、液滴群が飛翔中に合体して単一の液滴として記録媒体上にドットを形成するようにするものである(特許文献1参照)。
しかしながら、この方法を用いた場合、連続した電気パルスの形状は複雑になり、かつ変換器である圧力発生手段の駆動周期を順次変更する必要がり、クロック信号も複雑となる。また、複数の液滴を合体させて画素を形成するため、ノズルから噴射可能な小液滴をドットとして用いていないため、ヘッドが本来持っている印刷解像度を活かしきれない。
このような問題を鑑みて、単一パルスのパルス幅としてヘルムホルツ固有振動の周期を選び、そのパルス幅の1/5〜1/4あるいはそれ以下の時間を休止時間とし、単一パルスと休止時間とを交互に繰り返してマルチパルスを形成して、記録媒体上に着弾したときのドット径を可変させる方法が提案されている(特許文献2参照)。
しかしながら、連続した2つのパルスにより形成された液滴は飛翔中に合体するが、第3パルス以降によって形成された液滴は合体せずに記録媒体上で合体する。更には、特許文献2の図9からわかるように、後続の液滴は飛翔距離が長くなると先頭との間隔が広がるように駆動されている。これは記録速度が遅い場合は良いが、記録速度を高めるため記録ヘッドの走査速度を速める場合、あるいはヘッドを固定して記録媒体が高速で搬送する場合、後続の液滴の速度が遅いと先頭の液滴が記録媒体上に着弾後、遅れて記録媒体上に着弾するので丸いドット形状にならない。最悪の場合は、串団子状のドット形状や完全に分かれたドットになりかねない。つまり、印刷品質が悪化するため記録速度を向上させることができないという問題が生じる。
特公平7−108568号公報
特開2000−135800号公報
本発明はこのような問題を鑑みてなされたもので、本発明の目的とするところは、マルチパルス駆動によってインク滴の量を制御する駆動方法において、圧力発生手段に印加する電気パルスの全幅を極端に長くすることなく、かつ、ほぼ同じ電気パルス波形を印加することで、連続的に噴射された液滴が記録媒体上にほぼ到達する前にほぼ単一の液滴となって着弾し、安定して高い駆動周波数域でのドット諧調記録が可能な駆動方法を提供することにある。
本発明は、電気パルスの印加により作動する圧力発生手段を有し、該圧力発生手段で以って液体を収容する圧力室と連通するノズル開口穴より液滴を吐出させるものであって、前記電気パルスは少なくとも前記圧力室の容積を膨張させる膨張工程と、前記圧力室を収縮し液滴を吐出させる収縮工程とを有するオンデマンドインクジェット式記録ヘッドの駆動方法において、
少なくとも2以上の連続する電気パルスを用いて液滴を吐出する場合には、個々の電気パルスを夫々同じ波形形状にすると共に、
前記圧力室の膨張工程で引き込まれる前記ノズル開口穴のメニスカスが最下点に到達する時間をTmとしたとき、前記個々の電気パルスの膨張工程の開始時から収縮工程の開始直前までの時間TpをTmと等しくし、前記ノズル開口穴から前記圧力室までのインク流路で決まる固有周期をTcとしたとき、前記個々の電気パルスの全幅PWが、前記固有周期Tc×n(nは自然数)未満、かつ前記連続する電気パルスの繰返し周期は、前記全幅PWより大きく、前記固有周期Tc×(nは自然数)とすることを特徴とする。
そして、前記ノズル開口穴部のメニスカスが最下点に到達するまでの時間Tmと、前記電気パルスの全幅PW及び前記固有振動周期Tcの関係がTm<PW<Tcの時、前記連続する電気パルスの繰返し周期における前記固有周期Tc×(nは自然数)の変数nは1以上であって、Tm>Tcの時、前記連続する電気パルスの繰返し周期における前記固有周期Tc×n(nは自然数)の変数nは2以上であることを特徴とする。
また、前記電気パルスの膨張工程の開始時から収縮工程の開始直前までの時間Tpは、前記ノズル開口穴のメニスカスがほぼ最下点に到達する時間Tmの0.7〜1.2倍であることを特徴とする。
また、横軸を単一の電気パルスの駆動周波数をとり縦軸にそれによって噴射される滴が所定量のギャップ間を通過する時間から算出された速度としたときを周波数特性カーブとしたときに、前記マルチパルス駆動における連続する電気パルスの繰返し周期は、前記固有周期Tc×(nは自然数)であって、単一電気パルスの2kHz以下の駆動における滴の速度より大きい速度を有することを特徴とする。
また、前記電気パルスは、前記膨張行程の終了直後から前記収縮工程の間に保持工程を有することを特徴とする。
更に、本発明は、電気パルスの印加により作動する圧力発生手段を有し、該圧力発生手段で以って液体を収容する圧力室と連通するノズル開口穴より液滴を吐出させるものであって、前記電気パルスは少なくとも前記圧力室の容積を膨張させる膨張工程と、前記圧力室を収縮し液滴を吐出させる収縮工程とを有するオンデマンドインクジェット式記録ヘッドの駆動方法において、少なくとも2以上の連続する電気パルスを用いて液滴を吐出する場合には個々の電気パルスを夫々同じ波形形状にし、かつ前の電気パルスの電圧Vpと次の電気パルスの電圧V(p+1)の電圧比を(Vp/V(p+1))≦1(pは自然数)にすると共に、前記圧力室の膨張工程で引き込まれる前記ノズル開口穴のメニスカスが最下点に到達する時間をTmとしたとき、前記個々の電気パルスの膨張工程の開始時から収縮工程の開始直前までの時間TpをTmと等しくし、前記ノズル開口穴から前記圧力室までのインク流路で決まる固有周期をTcとしたときに、前記個々の電気パルスの全幅PWは、前記固有周期Tc×n(nは自然数)未満、かつ前記連続する電気パルスの繰返し周期は、前記全幅PWより大きく、前記固有周期Tc×(nは自然数)とすることを特徴とする。
そして、前記マルチパルス駆動によって噴射された複数の液滴は、記録媒体に到達する前に飛翔中に合体されることを特徴とする。さらに、前記駆動方法で液滴を吐出するインクジェット式記録ヘッド、及び前記インクジェット式記録ヘッドを搭載してなる画像記録装置を特徴とする。
圧力発生手段によりインクを収容する圧力室の容積を膨張・収縮させ液滴を吐出するオ
ンデマンドインクジェット式記録ヘッドの駆動方法において、少なくとも2以上の連続する電気パルスは、少なくともインクを圧力室内に取り込む膨張工程と、圧力室を収縮し液滴を吐出させる収縮工程と、を有し、個々の電気パルスの収縮工程開始直前までのパルス幅を圧力室の膨張行程で引き込まれるノズル開口部のメニスカスが最下点に到達する時間を取り、前記個々の電気パルスの全幅がノズル開口部からインク流入口のインク流路で決まる固有周期、いわゆるヘルムホルツ周期と言われる周期Tc未満あって、連続する電気パルスの繰返し周期は、前記個々の電気パルスの全幅PWより大きく前記固有周期Tc×n(nは自然数)の範囲でマルチパルスを形成するようにしたので、必要最小限の工程を要する電気パルスを繰り返して駆動しているのみで複雑な波形の制御が不要である。また、連続した電気パルスの駆動周期も常に一定であり、クロック信号も複雑にする必要がない。つまりは、駆動回路の簡素化が可能となる。
また、駆動周期はヘルムホルツ周期にて連続的に駆動されているので、必要に応じて選択的に電気パルスを選ぶことで、少なくとも前記ヘルムホルツ周期以下の駆動周波数で選択的に液滴量を可変させることが可能となる。
更に、ヘルムホルツ周期を選ぶことで後続の液滴が先の液滴より速度が速くなるため、必ず先頭の液滴に追いつき単一の液滴となって飛翔できる。また、同時に電気パルスの駆動電圧を直前の電気パルスの駆動電圧より僅かに大きくなるようにすることでより速く単一の液滴が形成され、記録媒体までの距離が短くなっても複数の液滴の状態で着弾することを防止できる。これにより、記録速度の向上を図るために記録ヘッドの走査速度を高めても単一パルスとほぼ同じ液滴形状で着弾させることが可能となり、印刷品質を維持しながら記録速度向上が図れる。
従って、本発明によれば記録ヘッドの持つ最小の液滴噴射とその数倍の液滴噴射をひとつのヘッドで実現させることができると同時に記録速度の向上も図れる。
マルチパルス駆動によってインク滴の量を制御する駆動方法において、圧力発生手段に印加する電気パルスの全幅を極端に長くすることなく、かつ、ほぼ同じ電気パルス波形を印加することで、連続的に噴射された液滴が記録媒体上にほぼ到達する前にほぼ単一の液滴となって着弾させるという目的をノズル開口部のメニスカスの動きと記録ヘッドの固有周期との関係を利用することで、安定して高い駆動周波数域でのドット諧調記録ができるようにした。
図1に本発明に用いる積層型のインクジェト式記録ヘッド一実施例となる断面図を示す。本発明のインクジェット式記録ヘッド1は、複数のノズル開口穴11を少なくとも1列を有するノズルプレート10と、ノズル開口穴11へ連通する連通流路21を有するチャンバープレート20と、リストリクタ32と圧力発生室31を兼ねた開口穴を有するリストリクタプレート30と、圧力発生室31及びリストリクタ32を封止する薄板よりなるダイアフラムプレート40と、圧力発生室31に相当する部分を大きく変位させるためにダイアフラムプレート40を振動板41として保持する領域と、共通のインク溜まり52の部分に開口穴を有するサポートプレート50と、各ノズル開口穴11までの流路への異物の進入を防止するフィルター61を有するフィルタープレート60よりなる流路基板5と、流路基板5を保持し、かつ外部からのインクを導入し、貯留する共通インク室71を有する高剛性プレート70より形成される。そして、高剛性プレート70に開けられた開口溝72には、支持部材82に保持され、複数に分割された圧電振動子81を有する圧電アクチュエータ80が挿入されており、圧電振動子81の先端は振動板40に当接・固着されている。
ここで、ノズルプレート10は、インク滴の飛翔直進性を得るために高精度に穴加工され、ニッケルのエレクトフォーミング法やステンレスの薄板を精密プレス法によって穴を加工する方法で成形される。チャンバープレート20は、リストリクタプレート30に開けられた穴より長手方向が短い連通流路21が成形されている。連通流路21の端部側にノズル開口穴11が位置している。リストリクタプレート30は、圧力発生室31及びリストリクタ32の流路となる細長い開口穴が開けられている。図1においては、ノズル開口穴11が1列に並べられた例であるが、1つの記録ヘッド内に複数列を配置しても、ノズル開口穴11を内側として、圧力発生室31などの流路穴が互いに対向するように配置されていても良い。これらチャンバープレート20とリストリクタプレート30は、ステンレスの薄板をエッチング法や精密プレス法によって加工成形される。或いは、シリコンウェハーを異方性エチング法やドライエッチング法で形成しても良い。
圧力発生室31及びリストリクタ32を封止するダイアフラムプレート40は、他のプレートに比べ、さらに薄板からなるステンレス製の板やエレクトフォーミング法によるニッケル材で成形されている薄膜プレートである。あるいは、薄板のプラスチックフィルムや該プラスチックフィルムと薄板の金属板を積層した後に、振動板となる領域部の金属板をエッチングして除去しても良い。また、サポートプレート50もステンレスの薄板をエッチング法や精密プレス法によって加工形成することができる。
高剛性プレート70は、ステンレスの棒材等を切削加工で容易に形成することができる。圧電アクチュエータ80は、導電材料と圧電材料が交互に積層されたバルク状態の圧電素子を支持部材82の一端側に固着し、バルク状の圧電素子を個々の圧力発生室31に対応するように複数の圧電振動子81に分割され、圧電振動子81の端面が振動板41に当接固着される。本例に挙げた圧電素子は、積層方向にもっとも変位するd33タイプのものであるが、積層した鉛直方向に変位するd31タイプのものであっても良く、あるいは、薄板の圧電体を利用した方式であっても良い。または、前記圧電アクチュエータ81の変わりに変位変換手段として静電方式であっても良い。
次に、このように構成されたインクジェット式記録ヘッド1からインク滴が吐出する動作過程について、図2を用いて説明する。図2は、もっとも単純な薄板積層構造で構成さてインクジェット式記録ヘッドの1例である。また、図3はノズル開口穴11より液滴を吐出するために用いられる電気パルスの一例を示す図である。インク流路内にインク6が充填された状態で圧電振動子81に所定の電位差Vを持って電気パルス7が印加されると(図3のTfに相当)、圧電振動子81は収縮し、ダイアフラムプレート40の振動板41が変形する。これによって圧力室発生室31の容積が膨張し、共通のインク室71より夫々のリストリクタ32を経由してインク6が圧力室発生室31に供給される(図2(b)矢印B)。同時にノズル開口穴11のインクメニスカスも圧力発生室31側へ引き戻される(図2(b)矢印A)。このような過程を、以下、膨張行程と呼び、その時間をTfとする。そのまま電圧をホールドするとメニスカスの引き込みが終了し、再度、メニスカスはノズル開口穴部11の出口側へ戻ろうとする。このような過程を保持工程と呼び、その時間をTpとする。そして、メニスカスがノズル開口穴部11の出口側に戻ろうとするほぼその時点で、今度は圧電振動子81が伸長する方向に収縮時よりも短時間で電圧を開放する。この工程を収縮工程と呼び、その時間をTrとする。そうすると、膨張工程によって圧力発生室内31に充填されたインク6が圧縮され、圧力発生室31内は高い気圧状態となり、インク6の圧力が上昇する(図2(c)の状態)。この圧力によってノズル開口穴11よりインク滴8となって飛翔する(図2(d)の状態)。
図4は、本発明となるインクジェット式記録ヘッド1にインク滴が吐出しない程度の弱い電気パルス9を印加した時の、ノズル開口穴部11のインク表面であるメニスカスの動きをレーザードップラー装置によって観測したものである。観測に用いた記録ヘッド1は、ノズル開口穴11が38μmでノズルピッチが0.338mmであるものを用いた。電気パルス9は、圧力発生室31を膨張させる信号9aを印加し、その状態を保持し続け、メニスカスがほぼ元に位置に復元したら膨張を開放する信号を与えて観測する。メニスカス動きは、圧力発生室31の膨張により大きく引き込まれる。電圧信号9aを印加直後からメニスカスが引き込まれて再び戻り始める直前までの時間Tm、いわゆるメニスカスの引き込み最下点までの時間Tmは約9μsである。その後、膨張が保持されたままにしておくと、メニスカスはノズル開口穴11側へ振動をしながら戻り始める。その周期Tcはおよそ14〜15μsである。この振動は、この記録ヘッドの固有周期を示していることが既にわかっている。
次に、本発明となるインク滴の量をコントロールするためのマルチパルス駆動方法について詳述する。図6は、図4のメニスカスを観測した記録ヘッド1に電気パルスを2回連続して印加したときの例を示す。夫々の電気パルス100aと100bの膨張行程となる時間T1(Tf)は約3μs、保持工程となる時間T2(Tp)が6μs、収縮工程となる時間T3(Tr)が約3μsで構成され、膨張行程と保持工程の合計時間Twは、メニスカスの引き込み時間Tmをであるおよそ9μsとし、1つの電気パルスの合計時間PWは、12μsとしている。そして、連続した電気パルスの周期は記録ヘッド1の固有周期Tcである14.5μs、つまりは、約68kHzの駆動周期とした。
このときのインク滴の飛翔状態を観測した結果を図7に示す。図7の(a)〜(d)は、インク滴がノズルから飛び出す直前から徐々に時間をずらして観測した図である。図に示されるように最初の電気パルス100aによって噴射されたインク滴108aに対して、2発目に印加された電気パルス100bによって噴射されたインク滴108bが先のインク滴8aに追いつき、空中で合体する様子がわかる。これは、先の電気パルス100aによって発生した圧力発生室31内の内部圧力の振動(固有周期による振動)が、第二の電気パルス100bによって共振し、圧力発生室31内の圧力が更に高まり、第二のインク滴108bのインク滴速度が速くなるからである。
上述した現象を検証するため、圧力発生室内31の圧力変動をシミュレーションで分析した結果を図8に示す。図8(a)が、インク流路をモデル化し、WolframResearch社の計算ソフトMathematica(登録商標)を使用して、線形計算にて算出したノズル開口穴11の入り口近傍の圧力変化を示す。図8(b)は、アイネス社のFLOW−3D(登録商標)を用いて圧力発生室31の圧力変化の解析を行なった結果である。圧力振動波形の形状は、僅かなモデルの差により多少異なるが、どちらの場合も電気パルス100aによって発生した圧力発生室31の内部圧力が電気パルス100bによって更に高くなっている様子がわかった。これにより、後続のインク滴8bの液滴速度が速くなることが理解できる。
図5は、電気パルス9の信号9aの時間Tfを変えたときのメニスカスの動きを見た図である。これからわかるように信号9aの時間が変わるとメニスカスの引き込み最下点までの時間Tmも変化することがわかる。当然、その後の戻り過程での振動周期Tcは同じである。つまり、時間Tfに応じて膨張行程時間Tfと保持工程時間Tpの合計であるTwも変えることで安定した駆動が実現できることは理解できる。また、実験結果によればTpは、(0.7〜1.2)×Tmで後続のインク滴が直前のインク滴に追いつくことが確認できた。
次に、本発明を利用し、もっと多くの電気パルスを連続的に印加したときのインク吐出の観測結果を図9に示す。図9は、電気パルスを連続5パルスで駆動した時の観測結果で、全て固有周期である約68kHzで連続駆動した結果である。なお、(a)〜(g)の観測結果は時系列になっている。ここに示すように、噴射されたインク滴は印加されたパルスの数によって時間差があるが、全て後続のインク滴が前のインク滴に必ず追いついていく様子がわかる。本例の場合、ノズル開口穴11からおよそ2.5mm離れた地点で、ほぼ一体となることがわかった((7)の状態)。従って、これ以下の連続したマルチパルス駆動においても必ず後続のインク滴は、直前のインク滴に追いつくことは容易に判断できる。また、最終的な液滴の形状は、電気パルスを1つ印加した時の液滴形状にほぼ同じ形状となる。従って、記録媒体上に着地した時のドット液状はほぼ丸い形状を示す。つまり、電気パルスを固有周期の約68kHzで連続的に電気パルスを印加し、必要に応じて選択的に電気パルスを1つ、あるいは3つ、5つなどを必要に応じて選択することでドットサイズを制御でき、階調表現が可能となる。従って、高い駆動周波数、つまりは印刷速度が速く、かつ多値諧調表現によりグラデーションなどのグラフィック印刷での印刷品質を向上させることができる。
図10は、連続する電気パルスの駆動周期を記録ヘッド1の持つ固有周期Tcのおよそ2倍とした場合のインク吐出の観測結果を示す。(a)〜(h)の観測結果は時系列になっている。電気パルスの形状は、100aや100bと同じ形状であって、駆動周期を26μs、およそ35kHzで連続した5つの電気パルスを印加した。図10からもわかるように、インク滴の飛翔距離が長くなれば、後続のインク滴が追いついていく様子がわかる。しかし本例の場合、5発目のインク滴は、直前のインク滴に近づいていくものの10mmの距離を飛翔させても追いつくことができなかった。これは、圧力発生室31内の圧力が徐々に平衡化していくことと、飛翔距離が長くなり運動エネルギーが失われ追いつくことができなかったためである。
次に、記録ヘッド1の固有周期Tcが短い(高周波数)場合について述べる。固有周期Tcが短い記録ヘッドでもメニスカスの引き込み最下点までの時間Tmが、固有周期Tcよりも長くなる場合がある。例えば、ノズル開口穴11の直径が25μmで、ノズルピッチが0.25mmの記録ヘッドを用いた場合、記録ヘッドの固有周期Tcが、8μs(125kHz)の振動周期で、メニスカスの引き込み時間Tmが約9μsであった。このようなときは、電気パルスの膨張行程と保持時間の合計をほぼメニスカスの引き込み時間Tmとし、連続した電気パルスの周期を固有周期Tcの2倍以上(但し、整数倍)とすれば良い。
図11は前述した記録ヘッド1の固有周期Tcが短い(高周波数)場合における圧力発生室31内の圧力変化をシミュレーションした図である。圧力発生室31の圧力変化は、図8で示した結果と同様に2発目の圧力が高くなっていることがわかる。これは、後続のインク滴が、直前のインク滴に追いつくことを示している。図示はしていないが、図9に示すような観測方法でインク滴が直前のインク滴に追いつく様子を確認することもできた。この場合は、連続した5つの電気パルスを印加しても固有周期Tcが長い記録ヘッドのように後続の液滴が追いつく時間は短かった。これは、本記録ヘッドの固有周期が短いので圧力発生室31内の容積は小さくなり、これにより内部圧力の上昇が固有周期の長い記録ヘッドに対して大きくなるため、連続した電気パルスの後半での圧力低下が小さくなることによる。このように、記録ヘッド1の固有周期Tcの2倍の時間で連続駆動することでも、図9に示すような記録ヘッドと同じ効果を得ることができる。
図12は、横軸に電気パルスの駆動周波数、縦軸にインク滴が飛翔距離1mmに到達するまでの時間から算出したインク滴の平均速度をプロットしたインク滴の周波数特性カーブを示す。インク滴の速度は、駆動周波数に応じて変化している様子がわかる。速度変化カーブのピークとピーク間から算出される時間は、記録ヘッド1の持つ固有周期Tcとほぼ同じ時間をあらわしている。この速度カーブにおける(1)、(2)、(3)、(4)及び(5)に示したポイントで2連続のマルチパルス駆動を実施した。図13の(1)から(5)は、図12の(1)から(5)に対応した駆動周期におけるインク滴の噴射開始直後から所定量飛翔した時の状態を示す。これからわかるように、図12で示したインク滴の周波数特性を見ると2kHzでのインク滴速度は約8m/s、それに対して(3)から(5)での速度は8m/sより速く、(1)及び(2)が8m/s以下となっている。観測結果、図12中の(3)から(5)までは確実に直前のインク滴に追いつく様子がわかる。(2)の場合は、追いついてはいないものの、インク滴間の距離が詰まっていることから、いずれ追いつくものと思われる。そして、(1)の場合は、確実に追いつかないことがわかった。
図14は、図12の(5)の周波数で連続5パルスを印加した状態を、FLOW−3Dを用いてインク滴の吐出状態を解析した結果を示す。連続するパルスの数を増やしても後続のインク滴が追いつく様子が検証された。つまり、マルチパルス駆動において、液滴を空中で合体、あるいはほぼ記録媒体上に到達する直前で合体させるためには、マルチパルス駆動の駆動周期をほぼ固有周期Tc近傍をとり、かつ単一の電気パルスでの周波数特性カーブの低周波数域でのインク滴速度より早い領域でのTcの整数倍近傍の時間をとり連続駆動することで、後続の電気パルスによるインク滴が直前のインク滴に追いつくことがわかった。但し、この効果は固有周期Tcの整数倍の周期が長いほどマルチパルスによる周期が長くなり直前のインク滴に追いつく効果は薄れるので、2から3倍程度までが良い。
以上から、マルチパルス駆動において、インク滴の量をコントロールし、ドットサイズの可変コントロールをする場合、連続する電気パルスの駆動周期は、記録ヘッド1の持つ固有周期Tc近傍をとり、かつ単一電気パルスにおけるインク滴速度より大きい領域でマルチ駆動することで、高い周波数で駆動可能となり印刷速度を低下せることなくマルチパルス駆動ができるインクジェット式記録ヘッドを提供することができる。
上述したように、マルチパルス駆動でのパルス数が多くなると、また、駆動周期が長くなると合体するまでの時間と距離が伸びることがわかっている。図15は、インク滴が吐出しない程度に駆動電圧を下げ、電気パルスを連続的に5パルスを印加した時のノズル開口穴11内のインクのメニスカスを観測した図である。図からわかるように連続した電気パルスの4発目以降のメニスカス出張り量がそれほど上昇していないことがわかる。つまり、連続する電気パルスの数が多くなると圧力発生室31内の圧力が平衡状態となってくるためである。
そこで、図16に示すように、連続した電気パルスの駆動電圧を後続になるに従って徐々に大きくしていくことで、より速く直前のインク滴に追いつかせることが可能となる。また、例えば、最初の電気パルスの電圧をV1としたとき、2番目をV2=V1×1.1、3番目をV3=V×1.2、四番目をV4=V1×1.3、というように連続して大きくする必要はなく、直前の電気パルスの駆動電圧に対して、V(p+1)≧V(p)、電圧比で言えば(Vp/V(p+1))≦1(pは自然数)であれば良い。例えば、図15のような例をとれば、4発目の電気パルスの駆動電圧を直前の電気パルスの駆動電圧より高くすることで、より速く直前に噴射されたインク滴に追いつく。また、マルチパルス駆動の周期を、図12で示した周波数特性カーブで示された固有周期Tcの整数倍近傍で単一電気パルスの低周波数域での速度より早い領域の範囲で、徐々に前記マルチパルスの駆動周期を短くしても、後続のインク滴が直前のインク滴に追いつくことは理解できる。このように、後続のインク滴の速度を大きくすることで、空中でのインク滴の合体を早めることが可能となり、記録媒体までの距離を長く取らずとも良い。その結果、飛翔中の風なので外乱によるインク滴の直進性を悪くする要因が少なくなり、インク滴の着地位置精度が高まり、印刷品質を向上させることができる。
なお、以上説明した発明においては、電気パルスの形状を図17に示すように、圧力発生室31を膨張させる工程と、保持工程と、圧力発生室31を収縮させる(または、復元させる)工程とで構成し、このうち収縮工程に、定常時の位置よりもさらに収縮させるようにした後に、再び元に位置に復元させる復元工程を追加しても同じ効果を得ることができる。
本発明のインクジェット式記録ヘッドによれば、ひとつのノズルから、小液滴から大液滴を高い駆動周波数でコントロールすることができ、高速印刷が可能で、かつ高精細な印刷品質を得ることができ、オフィスユースの印刷装置から産業用の印刷分野への用途拡大が可能となる。
本発明で用いる記録ヘッドを示した断面図である。 本発明においてインク滴の吐出時の動作過程を示すモデル図である。 単一のインク滴のための電気パルスの一例である。 ノズル開口穴のインクメニスカスの変位を観測した結果を示すグラフである。 電気パルスの時間Tfを変えた時のメニスカスを観測したグラフである。 本発明において用いられる連続した電気パルスの一例である。 図6の電気パルスで駆動した時の記録ヘッドから噴射されたインク滴の様子を観察した図である。 記録ヘッドの圧力発生室内の圧力変動をシミュレーション計算した結果を示すグラフである。 記録ヘッドにて5連続の電気パルスで駆動した時のインク滴の噴射様子を観察した図である。 記録ヘッドにて5連続の電気パルスでかつ駆動周波数を固有周期のおよそ2倍で駆動した時のインク滴の噴射様子を観察した図である 他の実施例となる連続パルス駆動時の圧力発生室内の圧力変動を計算したグラフである。 記録ヘッドの周波数特性をあらわす図である。 図12に示す各ポイントでのインク滴の噴射の様子を観察した図である。 5連続マルチ駆動のインク滴の噴射の様子を計算に照らし合わせた図である。 5連続マルチ駆動をノズル開口穴内のメニスカスの様子を観察したグラフである。 連続した電気パルスの他の実施例となる例を示す図である。 マルチ駆動における単一の電気パルスの他の実施を示す図である。
符号の説明
1 記録ヘッド
5 流路基板
7 電気パルス
8 インク滴
9 電気パルス
10 ノズルプレート
11 ノズル開口穴
20 チャンバープレート
21 連通流路
30 リストリクタプレート
31 圧力発生室
32 リストリクタ
40 ダイアフラムプレート
41 振動板
50 サポートプレート
52 共通のインク溜まり
60 フィルタープレート
61 フィルター
70 高剛性プレート
71 共通インク室
72 開口溝
80 圧電アクチュエータ
81 圧電振動子

Claims (9)

  1. 電気パルスの印加により作動する圧力発生手段を有し、該圧力発生手段で以って液体を収容する圧力室と連通するノズル開口穴より液滴を吐出させるものであって、前記電気パルスは少なくとも前記圧力室の容積を膨張させる膨張工程と、前記圧力室を収縮し液滴を吐出させる収縮工程とを有するオンデマンドインクジェット式記録ヘッドの駆動方法において、
    少なくとも2以上の連続する電気パルスを用いて液滴を吐出する場合には、個々の電気パルスを夫々同じ波形形状にすると共に、
    前記圧力室の膨張工程で引き込まれる前記ノズル開口穴のメニスカスが最下点に到達する時間をTmとしたとき、前記個々の電気パルスの膨張工程の開始時から収縮工程の開始直前までの時間TpをTmと等しくし、
    前記ノズル開口穴から前記圧力室までのインク流路で決まる固有周期をTcとしたとき、前記個々の電気パルスの全幅PWが、前記固有周期Tc×n(nは自然数)未満、かつ
    前記連続する電気パルスの繰返し周期は、前記全幅PWより大きく、前記固有周期Tc×(nは自然数)とすることを特徴とするインクジェト式記録ヘッドの駆動方法。
  2. 記時間Tmと、前記全幅PW及び前記固有周期Tcの関係が
    Tm<PW<Tcの時、前記連続する電気パルスの繰返し周期における前記固有周期Tc×(nは自然数)の変数nは1以上であって、
    Tm>Tcの時、前記連続する電気パルスの繰返し周期における前記固有周期Tc×n(nは自然数)の変数nは2以上であることを特徴とする請求項1記載のインクジェット式記録ヘッドの駆動方法。
  3. 記時間Tpは、前記時間Tmの0.7〜1.2倍であることを特徴とする請求項1記載のインクジェット式記録ヘッドの駆動方法。
  4. 少なくとも2以上の前記連続する電気パルスの繰返し周期は、前記固有周期Tc×(nは自然数)であって、単一電気パルスの2kHz以下の駆動における滴の速度より大きい速度を有することを特徴とする請求項1または2記載のインクジェット式記録ヘッドの駆動方法。
  5. 前記個々の電気パルスは、前記膨張行程の終了直後から前記収縮工程の間に保持工程を有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のインクジェット式記録ヘッドの駆動方法。
  6. 電気パルスの印加により作動する圧力発生手段を有し、該圧力発生手段で以って液体を収容する圧力室と連通するノズル開口穴より液滴を吐出させるものであって、前記電気パルスは少なくとも前記圧力室の容積を膨張させる膨張工程と、前記圧力室を収縮し液滴を吐出させる収縮工程とを有するオンデマンドインクジェット式記録ヘッドの駆動方法において、
    少なくとも2以上の連続する電気パルスを用いて液滴を吐出する場合には個々の電気パルスを夫々同じ波形形状にし、かつ
    前の電気パルスの電圧Vpと次の電気パルスの電圧V(p+1)の電圧比を(Vp/V(p+1))≦1(pは自然数)にすると共に、
    前記圧力室の膨張工程で引き込まれる前記ノズル開口穴のメニスカスが最下点に到達する時間をTmとしたとき、前記個々の電気パルスの膨張工程の開始時から収縮工程の開始直前までの時間TpをTmと等しくし、
    前記ノズル開口穴から前記圧力室までのインク流路で決まる固有周期をTcとしたときに、前記個々の電気パルスの全幅PWは、前記固有周期Tc×n(nは自然数)未満、かつ
    前記連続する電気パルスの繰返し周期は、前記全幅PWより大きく、前記固有周期Tc×(nは自然数)とすることを特徴とするインクジェト式記録ヘッドの駆動方法。
  7. 少なくとも2以上の前記連続する電気パルスを用いて複数の液滴が吐出される場合には、記録媒体に到達する前に、前記複数の液滴が飛翔中に合体されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載のインクジェット式記録ヘッドの駆動方法。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載のインクジェット式記録ヘッドの駆動方法で液滴を吐出することを特徴とするインクジェット式記録ヘッド。
  9. 請求項8に記載のインクジェット式記録ヘッドを搭載してなることを特徴とする画像記録装置。
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