JP2010149243A - 記録装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 記録装置(1)は、送られる被記録媒体(P)の幅方向Xへ移動するカッターユニット30と、該カッターユニット30を案内するガイド部(25)と、前記カッターユニット30に設けられた第1丸刃(37)と、前記カッターユニット30に設けられ、該第1丸刃(37)と協働して被記録媒体(P)を剪断する第2丸刃(38)と、を備え、前記第1丸刃(37)および前記第2丸刃(38)の姿勢は、前記カッターユニット30が移動する前記幅方向Xに対して、被記録媒体(P)を剪断する際の前記カッターユニット30の進行方向前側が互いに接近する方向へ傾いていることを特徴とする。
【選択図】図16
Description
本願において、記録装置には、インクジェットプリンタ、ワイヤドットプリンタ、レーザープリンタ、ラインプリンタ、複写機、ファクシミリ等の種類が含まれるものとする。
図21(A)(B)に示すのは、本願出願人が検討している記録装置のカッターの一例を示す概略平面図である。
図21(A)に示す如く、用紙104の送り方向上流側(矢印Yと逆方向)に駆動丸刃100が、駆動丸刃100より送り方向下流側に従動丸刃101が設けられている。駆動丸刃100および従動丸刃101は、図示しないカッターホルダによって保持され、カッターホルダと共に幅方向Xへ移動するように設けられている。
従って、送り方向Yからみて駆動丸刃100が従動丸刃101と重なる範囲における進行方向前側の剪断点103のみにおいて、駆動丸刃100と従動丸刃101とを接触させることができる。その結果、用紙104を確実に剪断することができる。
ここで、カッター刃である駆動丸刃100は、用紙104の剪断面102と面接触している。
従って、図21(B)に示す如く、駆動丸刃100は、進行方向後側が送り方向上流側へ傾いて調芯することができるが、下流側へ傾いて調芯することはできない。即ち、用紙104の剪断面102に邪魔されるため、一方向にしか調芯することができない。これでは、調芯することができる範囲(以下、調芯範囲)が狭く不十分であり、用紙104を曲がって剪断する虞がある。
また、駆動丸刃100は用紙104の剪断面102と面接触しているため、駆動丸刃100と用紙104の剪断面102との間に生じる摩擦が、剪断する際の負荷となる。
このとき、該第1丸刃および第2丸刃の姿勢が進行方向に対して倣うように傾きが小さくなる側および傾きが大きくなる側の両方へ所謂、ガタの範囲内において傾いて調芯することができる。
仮に、丸刃が前記幅方向に対して傾いていない場合、被記録媒体を切断した際、前記丸刃は被記録媒体の切断面と面接触しているため、該丸刃の後端が外側の一方のみへ傾いて調芯する。係る場合と比較して、本態様の構成は調芯範囲を広くすることができる。
即ち、本態様の前記第1丸刃および前記第2丸刃は、前述したように被記録媒体の剪断面と面接触しない構成である。従って、前記第1丸刃および前記第2丸刃における進行方向後側が、互いに内側および外側の両方へ傾くことができる。即ち、前記第1丸刃および前記第2丸刃が調芯しながら進む際、被記録媒体の剪断面に邪魔される虞がない。その結果、調芯範囲を、前記邪魔される構成と比較して広くすることができ、より精度良く真っ直ぐに剪断することができる。
またさらに、前記第1丸刃および前記第2丸刃の姿勢は、進行方向前側が互いに接近する方向へ傾いている。従って、前記第1丸刃および前記第2丸刃が重なり合う範囲における進行方向前側の一点(以下、剪断点)において、前記第1丸刃の刃先と前記第2丸刃の刃先とを接触させることができる。その結果、剪断点において前記第1丸刃と前記第2丸刃との間の隙間を無にすることができ、精度のよい剪断加工を実行することができる。即ち、クリアランスが広すぎることにより上手く剪断することができないという虞がない。
本発明の第2の態様によれば、第1の態様と同様の作用効果に加え、前記第1丸刃および前記第2丸刃の一方は、前記カッターユニットの移動によって駆動する。従って、積極的に前記第1丸刃または前記第2丸刃の刃先を被記録媒体に対して食い付かせることができる。その結果、よりスムーズに剪断することができる。
本発明の第3の態様によれば、第2の態様と同様の作用効果に加え、前記動力伝達手段は、傘歯車を有する。従って、駆動する丸刃の軸を傾けた場合であってもしっかりと歯車の歯が噛合うことができる。その結果、駆動する前記第1丸刃または第2丸刃へ、確実に動力を伝達することができる。
本発明の第4の態様によれば、第1から第3のいずれか一の態様と同様の作用効果に加え、前記第1丸刃は被記録媒体の表面側に設けられ、前記第2丸刃は裏面側であって、前記第1丸刃より被記録媒体の送り方向下流側に設けられている。即ち、表面側である前記第1丸刃が、送り方向上流側に配設されている。従って、記録された被記録媒体を剪断する際、前記第1丸刃は、剪断面より送り方向上流側の被記録媒体の表面と接触し、剪断面より下流側の表面とは接触しない。その結果、剪断される記録後の被記録媒体の表面を傷つける虞がない。
例えば、インクを吐出して記録が実行される場合、表面に記録されたインクが、剪断されることによって剥げる虞がない。
図1は本発明に係る「記録装置」或いは「液体噴射装置」の一例としてのインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)1の外観斜視図である。また、図2に示すのは、本発明に係るプリンタ本体部を示す概略側面図である。
ここで、液体噴射装置とは、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッドから記録紙等の被記録材へインクを噴射して被記録材への記録を実行するインクジェット式記録装置、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えて特定の用途に対応する液体を前述した記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから、被記録材に相当する被噴射材に噴射して、液体を被噴射材に付着させる装置を含む意味で用いる。
本体部2はベース9に立設された支柱8の上部に設けられており、記録の行われたロール紙Pを斜め下方に排出する排出口6を有している。排出口6の下方にはスタッカ10の開口部7が位置しており、記録の行われたロール紙Pが排出口6から開口部7へ向けて排出され、スタッカ10によって受け止められる。
記録ヘッド12の下流側には、用紙吸引部としてのエア吸引手段13(図2〜図4参照)が設けられており、このエア吸引手段13(図2〜図4参照)によって記録ヘッド12の下流側においてロール紙Pが浮き上がらないように規制状態に置かれ、ロール紙Pの浮き上がりによる記録品質の低下が防止されるようになっている。
図3および図4に示す如く、プリンタ1の記録実行部4には、プラテン11が設けられている。そして、プラテン11の給送方向下流側(矢印Y方向)には、エア吸引手段13と、ロール紙Pを切断する切断部20とが設けられている。
また、切断部20は、基体部21と、カッター用モータ22と、ガイドレール25と、カッターユニット30と、を有する。
ここで、ガイドレール25は、ロール紙Pの表面側である記録面側に設けられているので、プリンタ1を小型化することができる。言い換えると、仮にガイドレールをロール紙Pの裏面側であるプラテン側に設けた場合、プラテン側には既にエア吸引手段13が設けられているので、プリンタ1の小型化を妨げることになる。
ここで、ガイドレール25は、前述したようにロール紙Pの記録面側である上方に設けられているので、ロール紙Pを剪断した際に発生する紙粉がガイドレール25に付着する虞がない。従って、ガイドレール25において、摺動音が増大する虞がない。また、ガイドレール25の耐久性を向上させることができる。
例えば、ロール紙Pの巻き癖によってロール紙Pがプラテン11から浮き上がった場合であっても、該浮き上がりを制限することができる。そして、ロール紙Pがガイドレール25の下方を通過するように案内することができる。
図9に示すのは、本発明に係るカッターユニットのカッターへの動力伝達を示す背面斜視図である。
以下、カッターキャリッジ32について詳しく説明する。
また、第1カッター37は第2カッター38より給送方向上流側に設けられている。
ここで、「剪断方向」とは、1桁側から80桁側へ向かう方向をいう。
また、「剪断点」とは、第1カッター37および第2カッター38が重なり合う領域E(図10(A)参照)における剪断方向下流端の点をいう。
このうち、第1剪断前案内部39は、カッターキャリッジ32における上方に設けられている。一方、第2剪断前案内部40は、カッターキャリッジ32における第1剪断前案内部39より下方に設けられている。
またさらに、カッターキャリッジ32は、動力伝達軸41を有する。動力伝達軸41は、カッターキャリッジ32が幅方向Xへ移動した際、移動する力を第1カッター37へ伝達するために設けられている。続いて、第1カッター37への動力伝達について説明する。
ここで、スライダ部31は、無端ベルト23の下側ベルト23bに係止されている。
従って、カッター用モータ22が駆動して、図9に示すように、下側ベルト23bが80桁側へ引っ張られたとき、スライダ部31およびカッターキャリッジ32は、80桁側へ移動する。
その結果、剪断箇所近傍において、ロール紙Pの記録面に傷が生じる虞がない。即ち、ロール紙Pに記録面側の第1カッター37を駆動させることによって、ロール紙Pの記録面にダメージを与える虞がない。
また、図11(A)(B)に示すのは、第1カッターおよび第2カッターがロール紙を剪断する様子を示す概略図である。このうち、図11(A)は上方であるロール紙の表面側からみた平面図である。一方、図11(B)は幅方向80桁側からみた側面図である。
ここで、第1傾斜面37aは、第1カッター37の姿勢に対して傾斜している。
同様に、第2カッター38の刃先には第2傾斜面38aが設けられている。また、第2傾斜面38aは、第2カッター38の姿勢に対して傾斜している。
一方、第2カッター38の姿勢は、幅方向Xに対して図中における時計方向へ角度θ2だけ傾いている。具体的には、第2カッター38における進行方向先端側である80桁側(図10(A)における左側)が、同1桁側より給送方向Yにおいて第1カッター37に接近するように角度θ2だけ傾いている。
尚、本実施形態において、せらし角θ1およびθ2は、約3度である。
一方、剪断された下流側ロール紙P2は、第2カッター38の第2傾斜面38aによって、上向きの力を受ける。従って、剪断された下流側ロール紙P2は、上方へ変位しようとする。
そこで、前述したように、カッターキャリッジ32の第1傾斜部35および第2傾斜部36は、1桁側が徐々に上方へ変位するように幅方向Xに対して傾斜している。該傾斜の程度は、剪断された下流側ロール紙P2が第2カッター38の第2傾斜面38aによって上方へ変位することを妨げる虞がない程度に緩やかであり、かつ、剪断された下流側ロール紙P2の裏面が常に第2傾斜部36と接触する程度である。
従って、剪断された下流側ロール紙P2の記録面を、第1傾斜部35から常に離間した状態にすることができる。その結果、剪断された下流側ロール紙P2の記録面にダメージを与える虞がない。
尚、第2カッター38の刃先についても同様である。その説明は省略する。
そして、刃先にのこぎり形状ののこぎり状部61を設けることにより、のこぎり状部61の微小な凸部61a、61a…を、積極的にロール紙Pに食い込ませることができる。
特に、比較的硬めの布生地である所謂、クロスメディアを剪断する際に有効である。
続いて、のこぎり状部61を形成する仕方について説明する。
ここで、「バリ取り」とは、材料を切ったり、削ったりした際に材料の角にできた出っ張りを取り除くことをいう。
具体的には、第1カッター37を周方向へ回転させた状態で、棒状の第2砥石72を第1カッター37の刃先に当てる。このとき、放射方向H1の研磨目60および刃先ののこぎり状部61を残した状態で仕上げるようにバリ取りを行う。具体的には、比較的弱い力で第2砥石72を第1カッター37の刃先に当てると共に、第2砥石72の姿勢を図のように変えながらバリ取りを行う。
尚、第2カッター38の刃先についても同様である。その説明は省略する。
尚、第1砥石71によって、第1カッター37の刃先を放射方向H1に研磨したが、放射方向H1に限られない。周方向と交差する方向であれば、刃先にのこぎり状部61を形成することができる。
またさらに、本実施形態において、前記カッターユニット30は、前記丸刃として、ロール紙Pの一面側に設けられた第1丸刃としての第1カッター37と、前記丸刃として、前記一面と反対側の他の面側に設けられた第2丸刃としての第2カッター38と、を有し、第1カッター37と第2カッター38とが協働してロール紙Pを剪断する構成であることを特徴とする。
またさらに、本実施形態において、第1カッター37は、カッターユニット30の移動によって駆動することを特徴とする。
ここで、「調芯」とは、カッターが進行方向に対して真っ直ぐ切り進むために、進行方向の左右に姿勢を極僅かに変化させて調整することをいう。
このとき、前述したように第1カッター37は、下流側ロール紙P2の後端剪断面K2と面接触しないように構成されている。従って、第1カッター37は、下流側ロール紙P2の後端剪断面K2に邪魔されずに調芯しながらロール紙Pを剪断することができる。
同様に、第2カッター38は、上流側ロール紙P1の先端剪断面K1と面接触しないように構成されている。従って、第2カッター38は、上流側ロール紙P1の先端剪断面K1に邪魔されずに調芯しながらロール紙Pを剪断することができる。
仮に、第1カッターの基本姿勢が下流側ロール紙の後端剪断面と面接触する構成の場合、それ以上、進行方向後側が給送方向下流側へ傾くことができない。上流側のみへ傾くことができる。即ち、一方向のみへ傾いて調芯することができる。本実施形態は、係る場合と比較して調芯範囲を広くすることができる。
同様に、第2カッター38の進行方向後側は、図16(A)に示す基本姿勢の状態から給送方向下流側および上流側の両方へ傾くことができる。即ち、両方へ傾いて調芯することができる。従って、本実施形態は、第2カッターの基本姿勢が上流側ロール紙の先端剪断面と面接触する構成の場合と比較して、調芯範囲を広くすることができる。
尚、本実施形態では、第1カッター37をθ1、第2カッター38をθ2傾けている。
尚、本実施形態では、第1カッター37が駆動する構成である。
またさらに、本実施形態において、カッターユニット30が移動する動力を第1カッター37および第2カッター38の一方へ伝達する動力伝達手段70を備え、動力伝達手段70は、傘歯車である第1傘歯車49bおよび第2傘歯車45を有することを特徴とする。
尚、本実施形態では、第1カッター37へ動力を伝達する構成である。
図17(A)(B)に示すのは、他の実施形態1に係るカッターを示す図である。このうち、図17(A)は第1カッターおよび第2カッターを給送方向下流側からみた図である。一方、図17(B)は第1カッターおよび第2カッターを幅方向80桁側から1桁側へ向かってみた断面図である。
図17(A)(B)に示す如く、他の実施形態1に係る第1カッター80の内側面82のおける刃先側には、内側面82に対して退避した退避部81が設けられている。所謂、肉抜き部である。
尚、その他の部材については、前述した実施形態と同様であるので、同じ符号を用いると共にその説明は省略する。
そして、退避部81を設けたことにより、第1カッター80の内側面82が、下流側ロール紙P2の後端剪断面K2と接触する虞がない。従って、前述した実施形態と同様に、第1カッター80と剪断された下流側ロール紙P2との摩擦による負荷を低減することができる。即ち、第1カッター80にせらし角を設けなくても、退避部81を設けることにより、摩擦による負荷を低減することができる。
またさらに、第2カッター38にせらし角を設けているので、前述した実施形態と同様に、第2カッター38と剪断された上流側ロール紙P1との摩擦による負荷を低減することができる。
続いて、第1カッター80にせらし角を設けずに退避部81を設けたことによる作用効果について説明する。
また、図19(A)(B)に示すのは、カッターとロール紙の剪断面との間の隙間を他の実施形態1と前述した形態と対比して示す正面図である。このうち、図19(A)は第1カッターに退避部を設けた他の実施形態1である。一方、図19(B)は第1カッターにせらし角を設けた前述した実施形態である。
ここで、第1カッター80および第2カッター38がロール紙Pを剪断する際、剪断点Qにおいて紙粉が発生する。そして、第1カッター80および第2カッター38が進行方向へ進むと、発生した紙粉が、第1カッター80および第2カッター38とロール紙Pの剪断面Kとの間の隙間D1、D2、D3において広がる。
尚、調芯範囲については、退避部81を設けたことにより、剪断点Qと接触点Sとの2点で下流側ロール紙P2の後端剪断面K2と点接触する構成とすることができる。係る場合、ロール紙Pは剛性が比較的高くないので、接触点Sにおいて、下流側ロール紙P2の後端剪断面K2が給送方向下流側へ逃げるように撓むことが可能である。これにより、第1カッター80の進行方向後側が給送方向下流側へ傾くことが可能である。その結果、第1カッターが下流側ロール紙の後端剪断面と面接触する構成と比較して、調芯範囲を広くすることが可能である。
ここで、剪断面Kより給送方向下流側のロール紙P2は、既に記録が実行されておりインクがロール紙P2の表面に定着している。即ち、インクは既に乾燥した状態である。従って、剪断面Kより給送方向下流側のロール紙P2の表面に紙粉が飛散しても殆ど問題はない。
即ち、積極的に剪断面Kより送り方向下流側へ紙粉を移動させることにより、給送方向上流側へ紙粉が移動する虞を低減することができる。その結果、第2カッター38にせらし角θ2を設ける状態は、第2カッターにせらし角を設けない構成と比較して、給送方向上流側における白抜けを低減することができる。
またさらに、他の実施形態1において、第1カッター80の中心と第2カッター38の中心とを結ぶ線方向において、退避部81は、第1カッター80が第2カッター38と重なる領域Eにロール紙Pの厚みを加味した領域に設けられていることを特徴とする。
またさらに、他の実施形態1において、第2カッター38の姿勢は、カッターユニット30が移動する幅方向Xに対して、ロール紙Pを剪断する際のカッターユニット30の進行方向前側が第1カッター80に接近する方向へ傾いていることを特徴とする。
図20に示すのは、他の実施形態2に係るカッターの刃先を示す拡大平面図である。
図20に示す如く、他の実施形態2に係る第1カッター90の刃先の研磨目91は、第1カッター90の回転支点を基準とした放射方向H1に対して傾いて形成されている。同様に、第2カッター93の刃先の研磨目94は、第2カッター93の回転支点を基準とした放射方向H2に対して傾いて形成されている。具体的には、第1丸刃および第2丸刃が重なる範囲における剪断する際の進行方向先端であるロール紙Pを剪断する剪断点Qにおいて、第1カッター90の研磨目91と、第2カッター93の研磨目94とが対向するように構成されている。
尚、その他の部材については、前述した実施形態と同様であるので、同じ符号を用いると共にその説明は省略する。
その結果、ロール紙Pを剪断する際、のこぎり状部61の凸部92、95をより一層確実にロール紙Pに食い付かせることができる。特に、ロール紙Pの剛性が高い場合や、比較的硬いシート状の布である所謂、クロスメディアの場合に有効である。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
5 排紙受け部、6 (ロール紙の)排出口、7 開口部、8 支柱、9 ベース、
10 (ロール紙の)スタッカ、11 プラテン、12 記録ヘッド、
13 エア吸引手段、14 吸引孔、15 吸引管、16 吸引ファン、20 切断部、
21 基体部、22 カッター用モータ、23 無端ベルト、23a 上側ベルト、
23b 下側ベルト、24 従動プーリ、25 ガイドレール、
30 カッターユニット、31 スライダ部、32 カッターキャリッジ、
33 第1案内面部、34 第2案内面部、35 第1傾斜部、36 第2傾斜部、
37 第1カッター、37a 第1傾斜面、38 第2カッター、38a 第2傾斜面、
39 第1剪断前案内部、40 第2剪断前案内部、41 動力伝達軸、
42 第1ギア、43 第2ギア、44 第3ギア、45 第2傘歯車、
46 第1スライダプーリ、47 第2スライダプーリ、48 第4ギア、
49 複合ギア、49a 第5ギア、49b 第1傘歯車、
50 上流側補助ローラホルダ、51 上流側補助ローラ、
52 下流側補助ローラホルダ、53 下流側補助ローラ、60 研磨目、
61 のこぎり状部、61a 凸部、70 動力伝達手段、71 第1砥石、
72 第2砥石、80 (他の実施形態1の)第1カッター、81 退避部、
82 内側面、90 (他の実施形態2の)第1カッター、
91 (第1カッターの)研磨目、92 (第1カッターの)凸部、
93 第2カッター、94 (第2カッターの)研磨目、95 (第2カッターの)凸部、
100 駆動丸刃、101 従動丸刃、102 剪断面、103 剪断点、
104 用紙、A1、A2 紙粉が飛散する領域、D1〜D3 隙間、E 重なる領域、
H1 放射方向、H2 放射方向、K 剪断面、K1 上流側ロール紙の先端剪断面、
K2 下流側ロール紙の後端剪断面、P ロール紙、P1 剪断された上流側ロール紙、
P2 剪断された下流側ロール紙、Q 剪断点、R ロール、S 接触点、X 幅方向、
Y 給送方向
Claims (4)
- 送られる被記録媒体の幅方向へ移動するカッターユニットと、
該カッターユニットを案内するガイド部と、
前記カッターユニットに設けられた第1丸刃と、
前記カッターユニットに設けられ、該第1丸刃と協働して被記録媒体を剪断する第2丸刃と、を備え、
前記第1丸刃および前記第2丸刃の姿勢は、前記カッターユニットが移動する前記幅方向に対して、被記録媒体を剪断する際の前記カッターユニットの進行方向前側が互いに接近する方向へ傾いている記録装置。 - 請求項1に記載の記録装置において、前記第1丸刃および前記第2丸刃の一方は、前記カッターユニットの移動によって駆動する記録装置。
- 請求項2に記載の記録装置において、前記カッターユニットが移動する動力を前記第1丸刃および前記第2丸刃の一方へ伝達する動力伝達手段を備え、
該動力伝達手段は、傘歯車を有する記録装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の記録装置において、前記カッターユニットより被記録媒体の送り方向上流側において、被記録媒体に対して記録を実行する記録部を備え、
前記第1丸刃は被記録媒体の表面側に設けられ、
前記第2丸刃は裏面側であって、前記第1丸刃より被記録媒体の送り方向下流側に設けられている記録装置。
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