JP5987337B2 - カッター、裁断装置、記録装置、及びカッターの製造方法 - Google Patents
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上記構成によれば、刃先の尖端に引き続く第1の刃先角度形成面が形成する第1の刃先角度及び第1の刃先角度形成面よりも基端側で第3の刃先角度形成面が形成する第3の刃先角度の各々が、相対的に刃欠けし難く且つ裁断時に相対的に媒体と接触し難くなる角度範囲の刃先角度とされる。そのため、かかる刃先角度としたことにより、刃先の先端部に必要な強度を確保しつつ、媒体粉の発生量を抑制することができる。
上記構成によれば、第2の刃先部分により、裁断された後の媒体の端部がカッターに対して接触する確率を極力低減でき、媒体粉の発生量を大幅に抑制することができる。
上記構成によれば、直刃では媒体の裁断時に刃部の全体で媒体に接触するために媒体の大きさに合わせたカッターが必要になるのに対し、回転刃では小型のカッターであっても大きさの異なる複数の媒体の裁断に対応できる。
上記構成によれば、上記カッターの発明と同様の効果が得られる。
上記構成によれば、上記カッターの発明と同様の効果が得られる。
また、本発明のカッターの製造方法において、前記成形工程では射出成形法を用いて前記成形物を成形する。
図1に示すように、本実施形態のプリンター11は、筐体状をなすフレーム12内に、装着部13、搬送部14、記録部15、裁断部(裁断装置)16、及び排出部17を備えている。なお、これらは、プリンター11において記録処理が施される媒体としてのシートSの搬送経路に沿って順次に配置されている。
図2に示すように、裁断部16は、走査方向X(図2の左右方向)に長く延びる矩形板状の架設フレーム40を備えており、この架設フレーム40が、フレーム12に両端を固定されることにより、裁断部16はプリンター11に対して固定されている。また、架設フレーム40には、記録部15で記録されたシートSを通過させる通紙領域PFが走査方向Xに亘って設けられている。なお、シートSは記録部15において記録が行われた記録面を、図2における上側に向けて通紙領域PFを通過する。
図5に示すように、円形刃50は、刃先の尖端54から引き続いて第1の刃先角度θ1を形成する第1の刃先角度形成面Fθ1と、それに引き続いて第2の刃先角度θ2を形成する第2の刃先角度形成面Fθ2と、それに引き続いて第3の刃先角度θ3を形成する第3の刃先角度形成面Fθ3と、を有する3段の刃先形状に形成されている。ちなみに、第1の刃先角度θ1は40度以上70度以下、第3の刃先角度θ3は25度以上35度以下であることが望ましく、また、逃げ角を形成するという意味からは、第2の刃先角度θ2は、第3の刃先角度θ3よりも小さいことが必要である。本実施形態では、一例として、第1の刃先角度θ1が60度、第2の刃先角度θ2が0度、第3の刃先角度θ3が30度となるように、円形刃50の各刃先角度形成面Fθ1,Fθ2,Fθ3は形成されている。
さて、図1に示すように、装着部13に装着されたロール体Rから巻き解かれたシートSは、搬送部14によって記録部15に搬送され、その記録部15で記録が行われた後に裁断部16に搬送される。
(1)刃先の尖端54に引き続く第1の刃先角度形成面Fθ1と、それよりも基端側の第3の刃先角度形成面Fθ3との間に、第3の刃先角度θ3よりも小さい第2の刃先角度θ2で形成される第2の刃先角度形成面Fθ2を設けたので、その第2の刃先角度形成面Fθ2においては、裁断された後のシートSの端部が円形刃50に接触し難くなる。したがって、シートSの裁断時に発生する紙粉の量を少なくすることができる。
(4)シートSへのせん弾力の付与方向における第2の刃先角度形成面Fθ2と対応する部分の寸法を小さくできるので、刃先の先端部における円形刃50の強度を確保できる。
(7)複雑な形状を精度良く成形することができる射出成形法を用いることで、円形刃50の研削工程における研削量を減少させたり、軸受け51や裏面にげ53など円形刃50の刃先部分を除く形状を二次加工を必要としない水準まで作り込んだりすることができる。
・本実施形態において、シートSを裁断する対となる刃体は、円形刃と円形刃であってもよく、直刃と直刃であってもよい。
・本実施形態において、円形刃50の材料はさらに微粒径又は大粒径のジルコニア粉末であってもよいし、その他のセラミックス材料であってもよいし、樹脂材料であっても金属材料であってもよい。
Claims (9)
- 媒体を裁断可能な片面に刃付けがされた片刃のカッターであって、
刃先の尖端から引き続いて第1の刃先角度を形成する第1の刃先角度形成面と、
該第1の刃先角度形成面に引き続いて第2の刃先角度を形成する第2の刃先角度形成面と、
該第2の刃先角度形成面に引き続いて第3の刃先角度を形成する第3の刃先角度形成面と、を有し、
前記第1の刃先角度は、前記第3の刃先角度よりも大きく、40度以上70度以下に形成され、
前記第3の刃先角度は、前記第2の刃先角度よりも大きいことを特徴とするカッター。 - 前記第3の刃先角度は、25度以上35度以下に形成されることを特徴とする請求項1に記載のカッター。
- 前記第2の刃先角度は、0度に形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のカッター。
- 前記第2の刃先角度形成面と対応する部分における厚さ方向の寸法は、前記媒体の裁断時に該媒体に対してせん断力を付与する方向における寸法よりも大きく形成されることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか一項に記載のカッター。
- 回転して前記媒体を裁断する円形刃であることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか一項に記載のカッター。
- 前記媒体を裁断するカッターとして請求項1〜請求項5の何れか一項に記載のカッターを備えたことを特徴とする裁断装置。
- 前記媒体に記録を行う記録部と、
請求項6に記載の裁断装置と、を備えたことを特徴とする記録装置。 - 端縁から引き続く平面状の第1の面と該第1の面における前記端縁の反対側に引き続いて該第1の面に対して鈍角に交差する斜面状の第2の面とを一面側に有する成形物を成形する成形工程と、
前記成形物の厚さ方向において前記一面側とは反対側となる面に、前記第1の面に沿う方向へ延びる第3の面を研削して形成する第1研削工程と、
前記第1の面と前記第2の面とが交差する角度よりも大きな角度で前記第3の面と交差する第4の面を、前記成形物の前記端縁側から研削して形成する第2研削工程と、を含むことを特徴とするカッターの製造方法。 - 前記成形工程では射出成形法を用いて前記成形物を成形することを特徴とする請求項8に記載のカッターの製造方法。
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