JP2010148783A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技盤が内枠に未保持状態での遊技を未然に防ぐ遊技機を提供する。
【解決手段】本発明の遊技機1は、内枠2は、遊技盤3の装着作業を可能とする遊技盤装着可能形態Aと装着された遊技盤3を保持する遊技盤保持形態Bとを選択可能である遊技盤保持部12を備え、前面枠4には、遊技盤装着可能A時の遊技盤保持部12に当接して該前面枠4が閉状態となることを阻害し、遊技盤保持形態B時の前記遊技盤保持部には当接せず該前面枠が閉状態となることを許容する阻害部17が形成されている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、内枠と前面枠と遊技盤を有する遊技機に関する。
従来、遊技盤支持枠の前面より遊技盤を取り付けるタイプの遊技機で、遊技盤を着脱可能に支持する遊技盤支持枠と、遊技盤を遊技盤支持枠に固定するための固定部材と、遊技盤の前面側から固定部材を覆う開閉可能な遮蔽部材とを備え、固定部材が遊技盤を遊技盤支持枠に固定する固定位置と、固定を解除する固定解除位置との間で移動可能とされ、固定解除位置にある場合に固定部材と当接して遮蔽部材が閉鎖状態となるのを阻止する遊技機が開示されている。
特開2008−79803公報
しかしながら、特許文献1の遊技機では、固定部材が固定解除位置にある場合は、遮蔽部材を閉鎖状態となるのを阻止するが、通常の遊技機では、前面枠と遊技盤との間に隙間が存在するため、遮蔽部材が閉鎖状態でなくても前面枠が閉状態となりえる。よって、遊技盤が固定されていなくても遊技が可能となるが、遊技盤が傾くなど安定せず、遊技に支障をきたすことがあった。遊技盤が固定状態ではないことによる不具合、例えば、内枠の盤面と遊技盤とにズレを生じ、発射する遊技球が遊技者が意図した発射位置に到達しないという支障を生じるという問題があった。
また、閉鎖状態にない遮蔽部材が前面枠の閉状態への移動の際に当たって、その衝撃により破損する可能性がある。このため、遊技盤組み付け時や遊技盤交換時など遮蔽部材を常に気にしながら作業することになり、作業効率を悪化させる原因となっていた。さらに、破損した場合、部品交換を行わなければならず、作業効率を一層悪化させるとともに、コストがかかってしまうという問題があった。
本発明の目的は、このような問題に鑑みてなされたものであり、固定部材による遊技盤の未固定状態のまま前面枠が閉状態となることを阻害し、遊技盤の内枠への未固定状態での遊技を防止することができる遊技機を提供するものである。
また、本発明の目的は、このような問題に鑑みてなされたものであり、固定部材による遊技盤の未固定状態では、遊技球の遊技盤の遊技領域への到達を阻害し、遊技盤の内枠への未固定状態での遊技を防止することができる遊技機を提供するものである。
上記目的を達成するものは、以下(1)から(6)を特徴とする遊技機である。
(1) 遊技盤を装着するための内枠と、該内枠の前面側に開閉可能に設けられた前面枠とを備える遊技機であって、
前記内枠は、遊技盤装着部と、前記遊技盤装着部への前記遊技盤の装着作業を可能とする遊技盤装着可能形態と装着された前記遊技盤を保持する遊技盤保持形態とを選択可能である遊技盤保持部を備え、
前記前面枠には、前記遊技盤装着可能形態時の遊技盤保持部に当接して該前面枠が閉状態となることを阻害し、かつ、前記遊技盤保持形態時の遊技盤保持部には当接せず該前面枠が閉状態となることを許容する阻害部が形成されていることを特徴とする。
(2)前記阻害部は、前記前面枠が閉状態において、前記遊技盤保持部の前記遊技盤保持形態から前記遊技盤装着可能形態への移行を阻害するものである。
(3)前記遊技盤保持部は、前記内枠に回動可能に取り付けられ、回動により前記遊技盤装着可能形態から前記遊技盤保持形態に移行するものであり、
前記阻害部は、前記前面枠が閉状態において、前記遊技盤保持形態となっている前記遊技盤保持部の回動軌跡内に位置し、前記遊技盤保持部の遊技盤装着可能形態への回動を規制するものである。
(4)前記阻害部は、前記前面枠の背面側に設けられ、前記前面枠が閉状態において、前記内枠側に向けて突出する突出部である。
(5)前面側に遊技領域が形成された遊技盤を装着するための内枠と、該内枠の前面側に開閉可能に設けられた前面枠とを備える遊技機であって、
前記内枠は、遊技盤装着部と、前記遊技盤装着部への前記遊技盤の装着作業を可能とする遊技盤装着可能形態と装着された前記遊技盤を保持する遊技盤保持形態とを選択可能である遊技盤保持部と、前記遊技盤の遊技領域に遊技球を発射する球発射装置と、を備え、
前記遊技盤保持部は、前記遊技盤装着可能形態において、前記球発射装置から発射された遊技球の軌道上にその一部が位置して発射された遊技球が遊技領域へ到達することを阻害するとともに、前記遊技盤保持形態では遊技球の軌道上に実質的に位置せず発射された遊技球が遊技領域へ到達することを許容するものとなっていることを特徴とする。
(6)前記遊技盤保持部は、発射レールの上方かつファール球通路の上方付近の前記内枠に回動可能に取り付けられ、前記遊技盤装着可能形態では、前記球発射装置から発射された遊技球が衝突して該遊技球をファール球通路に誘導する位置となり、前記遊技盤保持形態では、前記球発射装置から発射された遊技球が衝突せずかつ前記遊技盤を保持する位置となるものである。
そして、前記(1)の遊技機によれば、前記遊技盤保持部が遊技盤装着可能形態時に、前面枠を閉じると、前面枠の阻害部が前記遊技盤保持部に当接して前面枠が閉状態となるのを阻止し、前記遊技盤保持部が遊技盤保持形態時に、前面枠を閉じると、前面枠の阻害部が前記遊技盤保持部には当接せず該前面枠の閉状態となることを許容するので、前記遊技盤保持部が前記遊技盤保持形態の位置か遊技盤装着可能形態の位置かが容易に判断でき、遊技盤の内枠への未保持状態での遊技を未然に防ぐことができる。
また、この発明の遊技機において、遊技盤保持部が遊技盤保持形態の位置にあり、前面枠が閉状態のとき、前記阻害部が遊技盤保持部の遊技盤保持形態の位置から遊技盤装着可能形態の位置への移行を規制するものであれば、遊技中に径時劣化や衝撃等により遊技盤保持部が遊技盤装着可能形態に移行することを防ぐことができ、確実に遊技盤を保持し続けることができる。さらに、外部から故意に遊技盤保持部を遊技盤装着可能形態に移行させて遊技盤と内枠との間に隙間を設け、ピアノ線やセル等を挿入し不正に遊技球を獲得するといった行為に対する防止も図れる。
また、この発明の遊技機において、前記阻害部が前記前面枠の前記内枠側の面に設けられた突出部であれば、簡単な構造で阻害部を構成できる。よって、部品点数を増やすことなくコストの削減が図れるとともに、設計、組み付け作業等の手間が省ける。
また、この発明の遊技機において、遊技盤保持部が遊技盤保持形態の位置にあり、前面枠が閉状態のとき、遊技盤保持部の遊技盤保持形態の位置から遊技盤装着可能形態の位置への回動軌跡内に前面枠に設けられた阻害部が位置するものであれば、遊技盤保持部の遊技盤保持形態の位置から遊技盤装着可能形態の位置への回動を規制し、遊技中に径時劣化や衝撃等により遊技盤保持部が遊技盤装着可能形態の位置に回動することを防ぐことができ、確実に遊技盤を保持し続けることができる。さらに、外部から故意に遊技盤保持部を遊技盤装着可能形態の位置に回動し、遊技盤と内枠との間に隙間を設け、ピアノ線やセル等を挿入し不正に遊技球獲得するといった行為に対する防止も図れる。
また、前記(5)の遊技機によれば、前記遊技盤保持部は、前記遊技盤装着可能形態において、前記球発射装置から発射された遊技球の軌道上にその一部が位置するようにしたので、遊技球の遊技盤の遊技領域への到達を阻害し、遊技盤の内枠への未保持状態での遊技を防止することができる。そして、発射された遊技球がすべてファール球となることにより、遊技盤の内枠への未保持状態であることを確認できるので、遊技者が意図したところへ遊技球を発射できないという不愉快な思いや、該遊技球がアウト球になってしまうという遊技者に不利になるような状況を未然に防ぐことができる。
また、この発明の遊技機において、遊技盤保持部が、発射レールの上方かつファール球通路の上方付近の前記内枠に回動可能に取り付けられているものであれば、遊技盤保持形態では、遊技球の発射を確実に阻害することがなく、また、遊技盤装着形態では、素早く発射された遊技球をファール球とすることができ、遊技盤保持部の位置が確認できるとともに、遊技者に不愉快な思いをさせることがない。
以下に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1はこの発明の遊技機の正面側斜視図、図2は前面枠を開いた状態の斜視図、図3は、内枠に遊技盤を装着した状態の正面図、図4は、前面枠の阻害部が遊技盤保持部に当接して前面枠閉鎖を阻止した状態の断面図、図5は、前面枠の阻害部が遊技盤保持部に当接して前面枠閉鎖を阻止した状態の正面図、図6は、前面枠の阻害部が遊技盤保持部の側方に位置して前面枠を閉鎖した状態の断面図、図7は、前面枠の阻害部が遊技盤保持部の側方に位置して前面枠を閉鎖した状態の正面図である。
本発明の遊技機1は、遊技盤3を装着するための内枠2と、内枠2の前面側に開閉可能に設けられた前面枠4と、内枠2に装着される遊技盤3とを備える。内枠2は、遊技盤3の装着作業を可能とする遊技盤装着可能形態Aと装着された遊技盤3を保持する遊技盤保持形態Bとを選択可能である遊技盤保持部12を備える。さらに、前面枠4には、遊技盤装着可能形態A時の遊技盤保持部12に当接して該前面枠4が閉状態となることを阻害し、かつ、遊技盤保持形態B時の遊技盤保持部12には当接せず該前面枠4が閉状態となることを許容する阻害部17が形成されている遊技機である。
図1乃至図7において、1は遊技機、10は遊技機1の外形をなす外枠、2は遊技盤3を装着するための内枠、4は内枠2の前面側に開閉可能に設けられた前面枠、3は内枠2に装着される遊技盤である。内枠2は外枠10に支軸(図示せず)により開閉可能に支承され、かつ前記前面枠4は内枠2に対して支軸6により開閉可能に支承されている。内枠2には、遊技盤3が装着される遊技盤装着部7が形成されている。遊技盤3には、球誘導レール8、釘、図柄表示装置や入賞装置(図示せず)等が備えられている。9は前面枠4の中央の遊技盤3の遊技領域を覆うガラス或いは透明板、19は球受け皿であり、賞球や貸球を一時的に貯留し、球発射装置25に遊技球を誘導する上球受け皿19aと上球受け皿19aから溢れた遊技球を貯留する下球受け皿19bを備えている。11は遊技球を発射するためのハンドルである。
遊技盤3は、内枠2に取り付けるための挿通孔5を備える。挿通孔5は、遊技盤保持部12を挿通可能な大きさの長孔として、遊技盤保持部12を挿通孔5の向きに合わせ遊技盤装着可能形態Aの位置としたとき遊技盤3を内枠2に着脱可能とする。
挿通孔5は、遊技盤3の自由端側の複数箇所で、遊技盤保持部12が遊技盤装着可能形態Aの位置にあるとき挿通可能となるよう形成されている。すなわち、遊技盤装着可能形態Aの位置は遊技盤保持部12を遊技盤3の挿通孔5に着脱する位置である。遊技盤保持形態Bの位置は、遊技盤保持部12を挿通孔5に対して交差方向に係合する位置である。
実施形態では、遊技盤3の挿通孔5として、遊技盤3の自由端側の下部に挿通孔5aが設けられ、かつ遊技盤3の自由端側に側端部を開口した挿通孔5bが設けられている。挿通孔5aは、遊技盤保持部12の長さと幅より若干大きく形成してあり、遊技盤保持部12を挿通孔5の長手方向に合わせて着脱可能である。また、遊技盤3の側端部に開口した挿通孔5bは長孔の一端を開口したもので、遊技盤保持部12の長さと幅より若干大きく形成してある。
遊技盤保持部12は、内枠2に回動可能に取り付けられ、回動操作することにより、遊技盤装着可能形態Aから遊技盤保持形態Bに移行するものである。遊技盤保持部12は、遊技盤装着可能形態Aにおいて、挿通孔5を挿通可能でありかつ挿通後に回動操作することにより遊技盤保持形態Bとなり、遊技盤3を保持するものである。
具体的には、遊技盤保持部12は、内枠2に形成された支軸13に回動可能に軸支されている。遊技盤保持部12は、遊技盤3の挿通孔5を挿通後に回動操作することにより遊技盤3と係合し、遊技盤3を遊技盤装着部7に保持する。また、遊技盤保持部12の遊技盤保持形態Bの位置は、遊技盤保持部12が遊技盤3の挿通孔5に対して交差方向の位置で遊技盤3を保持し(図6及び図7参照)、また、遊技盤保持部12の遊技盤装着可能形態Aの位置は、遊技盤保持部12が遊技盤3の挿通孔5に対して同じ方向の位置で遊技盤3を着脱可能とする(図4及び図5参照)。
なお、遊技盤3としては、上記のような挿通孔5を有するものに限定されるものではなく、遊技盤3の周縁部に形成された切欠部であってもよい。また、遊技盤3は、上記のような挿通孔、切欠部を持たず、遊技盤保持部12は、遊技盤3の周縁部と係合するものであってもよい。
さらに遊技盤保持部12の遊技盤3と対向する面には、遊技盤3に係合可能な凸状部12aが形成され、ほぼ中央には、ビス挿入口12bが設けられている。内枠2には、裏面側に凹状の装着孔15が設けられ、装着孔15に支軸13が固定された装着部材16が固着されており、支軸13には遊技盤保持部12が内枠2と遊技盤保持部12の間に遊技盤3のほぼ厚み分の間隔をおいて回動可能に取り付けられる。遊技盤保持部12はビス挿入口12bからビスを支軸13に螺合して抜け止めされている。また、図示しないが遊技盤保持部12は、支軸13との間で遊技盤装着可能形態Aの位置と遊技盤保持形態Bの位置とで保持できるようになっている。
阻害部17は、遊技盤装着可能形態A時の遊技盤保持部12に当接し、前面枠4が閉状態となるのことを阻害する。つまり、遊技盤保持部12が遊技盤装着可能形態Aでは、前面枠4を完全に閉めることができないものとなっている。これにより、遊技盤3が内枠2(遊技盤装着部7)に保持されていないことが容易に確認できる。なお、阻害部17は、遊技盤保持形態B時の遊技盤保持部12には当接しないものとなっており、遊技盤保持形態B時(言い換えれば、遊技盤3が内枠2(遊技盤装着部7)に保持されている状態)では、前面枠4が閉状態となることを許容する。
さらに、この実施例の阻害部17は、前面枠4が閉状態において、遊技盤保持部12の遊技盤保持形態Bの位置から遊技盤装着可能形態Aの位置への操作を規制するものとなっている。遊技盤保持形態Bとなっている遊技盤保持部12の側部に位置し、遊技盤保持部12の遊技盤装着可能形態への回動を規制するものである。言い換えれば、遊技盤保持部12の回動軌跡内に阻害部17が位置しており、遊技盤保持部12の遊技盤保持形態Aから遊技盤装着可能形態Bへの回動を規制している。
阻害部17は、前面枠4が閉状態で前面枠4の内枠側の面すなわち背面側に内枠2の方向に突出して設けられた突出部により形成されている。阻害部17としては、板状部、棒状部、膨出部などの形態が好ましい。阻害部17が遊技盤保持部12に当接すると前面枠4が閉状態となることが阻害され、内枠2に閉じないで離間した状態を保持する。阻害部17は、前面枠4の他の面より突出して設けられる。阻害部17の長さは、阻害部17の先端が遊技盤装着可能形態Aの位置に存在する遊技盤保持部12に当接するとき、前面枠4が閉状態となるのを阻止できる長さとし、かつ遊技盤保持部12が遊技盤保持形態Bの位置にある時は、内枠2の遊技盤3の近くまで臨ませる長さとして遊技盤保持部12の回動を規制する。阻害部17は、前面枠4を内枠2に閉鎖したとき、遊技盤3の表面に丁度当接する長さとすることもできる。
阻害部17を前面枠4の背面側に設ける位置は、図示の位置に限るものではなく、前面枠4の背面側の適所に遊技盤保持部12の位置に対応して設けることもできる。阻害部17は、前面枠4の背面側に設けられた部品と一体に成型されているが、これに限るものではなく、別体として前面枠の背面側に組み付けることもできる。
この発明は上記構造としたので、遊技盤保持部12の遊技盤装着可能形態A時では、前面枠4が閉状態となることを阻害し、遊技盤保持部12の遊技盤保持形態B時では、前面枠4が閉状態となることを許容するので、遊技盤保持部12が遊技盤保持形態Bの位置か遊技盤装着可能形態Aの位置かが容易に判断できる。
また、この実施例では、遊技盤保持部12が遊技盤保持形態Bの位置にあり、前面枠4が閉状態のとき、阻害部17が遊技盤保持部12の遊技盤保持形態Bの位置から遊技盤装着可能形態の位置への移行を規制する。
本実施例では、遊技盤保持部12に凸状部12aを一体に成形したが、これに限られるものではなく、凸状部12aを別部材とし、遊技盤保持部12とリンクする形態でもよい。このときでも、阻害部17は遊技盤保持部12に当接するように設定しておけば同様な効果を得ることができる。
次に、本発明の他の態様の遊技機について説明する。
この対応の遊技機1は、遊技盤3を装着するための内枠2と、内枠2の前面側に開閉可能に設けられた前面枠4と、内枠2に装着され、前面側に遊技領域が形成された遊技盤3とを備える。内枠2は、遊技盤装着部7と、遊技盤装着部7への遊技盤3の装着作業を可能とする遊技盤装着可能形態Cと装着された遊技盤3を保持する遊技盤保持形態Dとを選択可能である遊技盤保持部20と、遊技盤3の遊技領域に遊技球を発射する球発射装置25とを備えている。そして、遊技盤保持部20は、遊技盤装着可能形態Cにおいて、球発射装置25から発射された遊技球の軌道上にその一部が位置して発射された遊技球が遊技領域へ到達することを阻害するとともに、遊技盤保持形態Dでは遊技球の軌道上に実質的に位置せず発射された遊技球が遊技領域へ到達することを許容するものとなっている。遊技盤保持部20は、遊技盤装着可能形態Cにおいて、遊技球の軌道上にその一部が位置するため、遊技盤装着可能形態C時における遊技球の遊技盤3の遊技領域への到達を阻害する。
なお、図示する実施例では、上記の遊技盤保持部20を備えるとともに、遊技盤保持部12に当接可能な阻害部17の両者を備えるものとなっている。
図面を用いて、本態様の遊技機について説明する。
図1はこの発明の遊技機の正面側斜視図、図2は前面枠を開いた状態の斜視図、図3は、内枠に遊技盤を装着した状態の正面図、図8は、遊技盤保持部が遊技盤保持形態の位置の状態の内枠の要部正面図、図9は、遊技盤保持部が遊技盤装着可能形態の位置にある状態の内枠の要部正面図、図10は、図9の一点鎖線の箇所を拡大して示す正面図、図11は、図10のX−X断面図である。
図1ないし図3、図8ないし図11において、25は内枠に備えられる遊技球を発射する球発射装置、26は遊技球発射レール、28はファール球通路、29は遊技盤3の下部に設ける切り欠き段部、30は切り欠き段部29の下方の空間部である。
本発明の遊技機1は、内枠2は、遊技盤装着部7と、遊技盤装着部7への遊技盤3の装着作業を可能とする遊技盤装着可能形態Cと装着された遊技盤3を保持する遊技盤保持形態Dとを選択可能である遊技盤保持部20と、遊技盤3の遊技領域に遊技球を発射する球発射装置25とを備えている。
遊技盤保持部20は、内枠2に回動可能に取り付けられ、回動操作することにより、遊技盤装着可能形態Cら遊技盤保持形態Dに移行するものである。遊技盤保持部20は、遊技盤装着可能形態Cにおいて、球発射装置25から発射された遊技球の軌道上にその一部が位置して発射された遊技球が遊技領域へ到達することを阻害するとともに、遊技盤保持形態Dでは遊技球の軌道上に実質的に位置せず発射された遊技球が遊技領域へ到達することを許容するものとなっている。
また、この実施例では、遊技盤保持部20は、発射レールの上方かつファール球通路の上方付近の内枠に回動可能に取り付けられている。
遊技盤保持部20は、その一部である一端部20aに遊技盤3に係合する保持部20bと軌道を通過する遊技球が衝突する衝突部20dを兼ねるものである。遊技盤保持部20は、遊技盤3の下方でファール球通路28の上方付近の内枠2に回動可能に支軸21で軸支され、一端部20aが球発射装置25から発射された遊技球が衝突部20dに衝突しファール球通路28に誘導する遊技盤装着可能形態Cの位置と、一端部20aが球発射装置25から発射された遊技球が衝突部20dに衝突しないで遊技盤3に係合する遊技盤保持形態Dの位置とに切り替え可能としたものである。
また、内枠2には、遊技盤保持部20を発射された遊技球が衝突して該遊技球をファール球通路28に誘導する位置(遊技盤装着可能形態C)と、発射された遊技球が衝突しないで遊技盤3に係合する位置(遊技盤保持形態D)において保持可能とした凸状部18を設けるのが好ましい。
図1ないし図3、図8ないし図11において、遊技盤3は、底面の中央付近に切り欠き段部29が形成されて、内枠2には切り欠き段部29の下方に空間部30が設けられる。切り欠き段部29は、遊技盤保持部20を配置するために、遊技盤3の底面に横方向の直線部と円弧部が形成されている。空間部30の下方で、球発射装置25から発射された遊技球の軌道の下方で発射レール26の中途部に縦方向にファール球通路28が形成されている。また、ファール球通路28に誘導された遊技球は、下球受け皿19bに誘導されるようになっている(図1参照)。
遊技盤保持部20は、一端部20aが切り欠き段部29の下方の空間部30で軌道を塞ぐ軌道遮蔽部となり、かつ遊技盤3の切り欠き段部29に係合する係合部となるものである。遊技盤保持部20の一端部20aは空間部30で軌道を塞ぐことができる長さであり、かつ遊技盤3の切り欠き段部29に係合できる長さとする。遊技盤保持部20の一端部20aは、遊技盤側に長凸状の保持部20bを形成して遊技盤3に係合保持しやすくしてある。遊技盤保持部20は遊技盤3の下部の切り欠き段部29の下方で、発射レール26の遊技球の軌道と、ファール球通路28の上方に設けられる空間部30に支軸21で回動自由に軸支されている(図3、図11参照。)。
遊技盤保持部20の遊技盤装着可能形態Cの位置は、遊技盤保持部20が遊技盤3の切り欠き段部29の下方の空間部30に沿って平行となり、遊技盤保持部20の一端部20aが球発射装置25から発射された遊技球の軌道上に位置して、発射された遊技球が遊技盤保持部20の衝突部20dに衝突し、遊技球をファール球通路28へ誘導可能とする。
遊技盤保持部20の遊技盤保持形態Dの位置は、遊技盤保持部20の一端部20aが斜め上方に回動されて、切り欠き段部29に対して交差状として係合される位置であり、遊技盤3の下部を保持する。
図11に示すように、実施形態では、遊技盤保持部20は、内枠2に設けた筒状の支軸21に回動自由に軸支され、遊技盤保持部20に段付きビス挿入口20cが設けられ、ビス挿入口20cの段とビス22の頭部間にコイルばね23が装着され、遊技盤保持部20がコイルばね23の付勢力で内枠2側に常時押圧されている。また、遊技盤保持部20には、内枠側に凸部20eが形成されている。内枠2には支軸21を中心とする遊技盤保持部20の凸部20eの回動軌跡内に凸部20bを遊技盤保持形態Dの位置と遊技盤装着可能形態Cの位置に留めるために上部と中央と下部に所定の間隔をおいて凸状部18a、18b、18cが放射状に形成されている。各形態に切り替えは、遊技盤保持部20をコイルばね23の付勢力に抗して前方側に引っ張り、所定の位置(各凸状部の間)に回動させ、付勢力を利用し内枠2側に戻すことで可能となる。また、コイルばね23の付勢力によって遊技盤保持形態Dの位置では凸部20eが凸状部18aと18bとの間に留められ、遊技盤装着可能形態Cの位置では凸部20eが凸状部18bと18cとの間に留められるので、発射された遊技球が衝突しても容易に形態が変化することがない。
以上の実施形態を示したが、この発明はこの形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の形態を実施しうるものである。
図1は、この発明の遊技機の正面側斜視図である。 図2は、前面枠を開いた状態の斜視図である。 図3は、内枠に遊技盤を装着した状態の正面図である。 図4は、前面枠の阻害部が遊技盤保持部に当接して前面枠閉鎖を阻止した状態(遊技盤装着可能形態A)の断面図である。 図5は、前面枠の阻害部が遊技盤保持部に当接して前面枠閉鎖を阻止した状態(遊技盤装着可能形態A)の正面図である。 図6は、前面枠の阻害部が遊技盤保持部の側方に位置して前面枠を閉鎖した状態(遊技盤保持形態B)の断面図である。 図7は、前面枠の阻害部が遊技盤保持部の側方に位置して前面枠を閉鎖した状態(遊技盤保持形態B)の正面図である。 図8は、遊技盤保持部が遊技盤保持形態Dの位置の状態の内枠の要部正面図である。 図9は、遊技盤保持部が遊技盤装着可能形態Cの位置にある状態の内枠の要部正面図である。 図10は、図9の一点鎖線の箇所を拡大して示す正面図である。 図11は、図10のX−X線断面図である。
符号の説明
1 遊技機
2 内枠
3 遊技盤
4 前面枠
5 挿通孔
7 遊技盤装着部
10 外枠
12 遊技盤保持部
13 支軸
17 阻害部
20 遊技盤保持部
25 球発射装置
26 遊技球発射レール
28 ファール球通路
29 切り欠き段部
30 空間部

Claims (6)

  1. 遊技盤を装着するための内枠と、該内枠の前面側に開閉可能に設けられた前面枠とを備える遊技機であって、
    前記内枠は、遊技盤装着部と、前記遊技盤装着部への前記遊技盤の装着作業を可能とする遊技盤装着可能形態と装着された前記遊技盤を保持する遊技盤保持形態とを選択可能である遊技盤保持部を備え、
    前記前面枠には、前記遊技盤装着可能形態時の遊技盤保持部に当接して該前面枠が閉状態となることを阻害し、かつ、前記遊技盤保持形態時の遊技盤保持部には当接せず該前面枠が閉状態となることを許容する阻害部が形成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記阻害部は、前記前面枠が閉状態において、前記遊技盤保持部の前記遊技盤保持形態から前記遊技盤装着可能形態への移行を阻害するものである請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記遊技盤保持部は、前記内枠に回動可能に取り付けられ、回動により前記遊技盤装着可能形態から前記遊技盤保持形態に移行するものであり、
    前記阻害部は、前記前面枠が閉状態において、前記遊技盤保持形態となっている前記遊技盤保持部の回動軌跡内に位置し、前記遊技盤保持部の遊技盤装着可能形態への回動を規制するものである請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 前記阻害部は、前記前面枠の背面側に設けられ、前記前面枠が閉状態において、前記内枠側に向けて突出する突出部である請求項1ないし3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 前面側に遊技領域が形成された遊技盤を装着するための内枠と、該内枠の前面側に開閉可能に設けられた前面枠とを備える遊技機であって、
    前記内枠は、遊技盤装着部と、前記遊技盤装着部への前記遊技盤の装着作業を可能とする遊技盤装着可能形態と装着された前記遊技盤を保持する遊技盤保持形態とを選択可能である遊技盤保持部と、前記遊技盤の遊技領域に遊技球を発射する球発射装置とを備え、
    前記遊技盤保持部は、前記遊技盤装着可能形態において、前記球発射装置から発射された遊技球の軌道上にその一部が位置して発射された遊技球が遊技領域へ到達することを阻害するとともに、前記遊技盤保持形態では遊技球の軌道上に実質的に位置せず発射された遊技球が遊技領域へ到達することを許容するものとなっていることを特徴とする遊技機。
  6. 前記遊技盤保持部は、発射レールの上方かつファール球通路の上方付近の前記内枠に回動可能に取り付けられ、前記遊技盤装着可能形態では、前記球発射装置から発射された遊技球が衝突して該遊技球をファール球通路に誘導する位置となり、前記遊技盤保持形態では、前記球発射装置から発射された遊技球が衝突せずかつ前記遊技盤を保持する位置となるものである請求項5に記載の遊技機。
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