JP2010148242A - 電力変換装置、電力変換装置の充放電制御方法、電力変換装置制御プログラム、並びに電力変換装置制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

電力変換装置、電力変換装置の充放電制御方法、電力変換装置制御プログラム、並びに電力変換装置制御プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】個々の電池の出力制御を簡単な方法で行うとともに、各電池の容量を最大限に利用できるような充放電制御を行うことで各電池の劣化度合いや容量のばらつきに依存してシステム全体の寿命が短くなることのない電力変換装置を提供する。
【解決手段】電力変換装置10は、各蓄電池1の電圧値Vcを測定し、その全電圧値の平均値Vavを算出し、平均値Vavと各蓄電池1の電圧値Vcとをそれぞれ比較する。そして、蓄電池1の放電時、Vc>Vavを満たす蓄電池1は放電電力を増加させ、Vc<Vavを満たす蓄電池1は放電電力を減少させる。一方、蓄電池1の充電時、Vc>Vavを満たす蓄電池1は充電電力を減少させ、Vc<Vavを満たす蓄電池1は充電電力を増加させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の蓄電池を充放電することができる蓄電池用電力変換装置に関し、特に電池の個数が多い大型のシステムにおいて個々の電池の充放電制御を簡単な方法で行うとともに、各電池の容量を最大限に利用できるような充放電制御を行うことで各電池の劣化度合いや容量のばらつきに依存してシステム全体の寿命が短くなることのない電力変換装置、電力変換装置の充放電制御方法、電力変換装置制御プログラム、並びに電力変換装置制御プログラムを記録した記録媒体に関する。
近年、電力需要家へのエネルギー安定供給や地球環境保全の観点から、太陽電池、風力発電等の自然エネルギー発電により発生する直流または交流の電力をパワーコンディショナ等の電力変換装置により商用周波数の交流電力に変換し、この交流電力を商用電力系統やAC負荷に供給する分散電源システムの普及が進んでいる。このような自然エネルギー発電は日射変動や風量変動に伴い出力が変動するため、分散電源側から変電所側へ向かう方向の電力(逆潮流電力)も変動することになる。将来的に自然エネルギーの導入量が増加し、電力系統全体における自然エネルギー発電の割合が数割程度を占めるようになった場合、電力系統の周波数を一定範囲に維持するためには、既存の火力発電や水力発電と同様に負荷需要に合わせて自然エネルギー発電からの発電出力をコントロールする必要がある。なぜならば、電力系統内の負荷需要に対して発電の量が過剰になると電力系統の周波数は上昇方向に変化し、発電の量が不足すると電力系統の周波数は下降方向に変化するため、自然エネルギー発電の普及率が増加した場合に、従来のように電力系統が自然エネルギー発電の逆潮流電力を無制限に受け入れると系統周波数の安定性が損なわれるおそれがあるからである。
上述したように、自然エネルギーによる分散電源システムの出力を自在にコントロールするためには、自然エネルギー発電の余剰電力を蓄電し、発電が不足もしくは停止しているときに蓄電しておいた電力を放電して負荷に供給することができるような、蓄電手段を備えた分散電源システムが必要不可欠であると考えられる。このように自然エネルギー発電の電力を蓄電するためには、例えば既に普及している住宅用太陽光発電システムの場合、3kW程度の太陽光発電電力を数時間分蓄えることができる数kWhの容量の蓄電装置が必要になると考えられる。このような大容量の蓄電装置を一つの電池で構成することはできないため、一般的に、多数の単電池を直列や並列に接続した組電池により大容量の蓄電装置が構成される。このような大容量の蓄電装置においては、多数の単電池をその個別の電池容量に応じて放電末状態から満充電状態までの全領域で利用できることが重要である。なぜならば、組電池の中に寿命による容量低下が大きい単電池が存在する場合に、その単電池により組電池全体の利用率が低下する場合が生じるからである。
そこで、従来提案されている技術としては、特許文献1に開示されている技術が挙げられる。この技術によれば、多数の電池を備えた電源装置において、各電池から自己の実容量に応じた分担電力が出力され電動機に必要な電力が供給されるため、実容量の小さい電池によって複数の電池の寿命が律速されてしまうことなく長時間にわたり高負荷の作業を継続して行うことができるようになるとしている。
特開2004−147477号公報(2004年5月20日公開)
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、負荷に供給すべき電力と各電池の実容量とを演算により求めた上で、それらの値に基づいて各電池に割り振るべき電力を求めるため、各電池の実容量を正確に測定する必要がある。したがって、各電池の電圧および電流を短い周期で計測して、積算した結果の値を全電池から収集して記憶しておく必要がある。さらに、各電池が接続されたDC/DCコンバータに対し、各電池から出力されるべき割り振られた電力値を指令し、各DC/DCコンバータがその電力指令に従い電池からの出力電力を制御する必要がある。このような電源装置は、計測系が複雑であるため電池の個数が増加した場合にシステムが複雑となりコストが増加するおそれがあるという問題を生じる。また、単電池の個数が増加するにつれてコントローラで行う処理の量が増加するという点から、コントローラの能力によって接続できる電池の数に制限が生じるおそれがあるという問題を生じる。
本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、その目的は、個々の電池の出力制御を簡単な方法で行うとともに、各電池の容量を最大限に利用できるような充放電制御を行うことで各電池の劣化度合いや容量のばらつきに依存してシステム全体の寿命が短くなることのない電力変換装置、電力変換装置の充放電制御方法、電力変換装置制御プログラム、並びに電力変換装置制御プログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
本発明に係る電力変換装置は、上記課題を解決するために、充電および放電が可能な複数の蓄電手段による電力を変換して電力源に供給する電力変換装置であって、上記各蓄電手段の電圧値を測定し、当該測定した全電圧値の平均値を算出し、当該算出した平均値と上記各蓄電手段の電圧値とをそれぞれ比較し、その比較結果に基づき上記各蓄電手段の充電および放電を制御する充放電制御手段を備え、上記電力変換装置は、上記各蓄電手段の充電を行う充電運転モードおよび上記各蓄電手段から放電を行う放電運転モードを有し、上記充放電制御手段は、上記放電運転モードにおいて、上記蓄電手段のうち、上記蓄電手段の電圧値が上記平均値より大きい上記蓄電手段の放電電力を増加させる放電時出力増加制御と、上記蓄電手段の電圧値が上記平均値より小さい上記蓄電手段の放電電力を減少させる放電時出力減少制御と、上記充電運転モードにおいて、上記蓄電手段のうち、上記蓄電手段の電圧値が上記平均値より大きい上記蓄電手段の充電電力を減少させる充電時出力減少制御と、上記蓄電手段の電圧値が上記平均値より小さい上記蓄電手段の充電電力を増加させる充電時出力増加制御とのうち少なくとも一つを行うことを特徴としている。
また、本発明に係る電力変換装置の充放電制御方法は、上記課題を解決するために、充電および放電が可能な複数の蓄電手段による電力を変換して電力源に供給する電力変換装置の上記蓄電手段の充電および放電を制御する充放電制御方法であって、上記各蓄電手段の電圧値を測定する測定工程と、上記測定工程にて測定した全電圧値の平均値を算出する算出工程と、上記測定工程にて測定した上記各蓄電手段の電圧値と、上記算出工程にて算出した平均値とをそれぞれ比較する比較工程と、上記比較工程における比較結果に基づき上記各蓄電手段の充電および放電を制御する充放電制御工程とを有し、上記充放電制御工程では、上記各蓄電手段から放電を行う放電運転モードにおいて、上記蓄電手段のうち、上記蓄電手段の電圧値が上記平均値より大きい上記蓄電手段の放電電力を増加させる放電時出力増加制御工程と、上記蓄電手段の電圧値が上記平均値より小さい上記蓄電手段の放電電力を減少させる放電時出力減少制御工程と、上記各蓄電手段の充電を行う充電運転モードにおいて、上記蓄電手段のうち、上記蓄電手段の電圧値が上記平均値より大きい上記蓄電手段の充電電力を減少させる充電時出力減少制御工程と、上記蓄電手段の電圧値が上記平均値より小さい上記蓄電手段の充電電力を増加させる充電時出力増加制御工程とのうち少なくとも一つを行うことを特徴としている。
上記の構成および方法によれば、各蓄電手段の充放電特性のばらつきが存在している場合であっても各蓄電手段の電圧が一致するように制御される。したがって、一部の蓄電手段が放電下限電圧や充電上限電圧に早く到達することにより他の蓄電手段を放電下限電圧や充電上限電圧まで使い切ることができないという状態が生じず、結果として蓄電手段全てを全電圧範囲にわたって利用することができ、蓄電手段の劣化が進行した後においても蓄電手段の蓄電容量を最大限利用することができる。また、放電下限電圧や充電上限電圧に到達しにくくなるので、電池の劣化の進行を緩め長寿命化することができる。
さらに、現在の蓄電手段の電圧値のみに基づいて蓄電手段の充放電電力の増減が制御されるので、各蓄電手段の容量の差を計測する必要なく各蓄電手段のばらつきを補正することができる。したがって、制御を簡略化することができ、低コスト化を図ることができる。
以上により、個々の電池の出力制御を簡単な方法で行うとともに、各電池の容量を最大限に利用できるような充放電制御を行うことで各電池の劣化度合いや容量のばらつきに依存してシステム全体の寿命が短くなることのない電力変換装置および電力変換装置の充放電制御方法を提供することができるという効果を奏する。
本発明に係る電力変換装置は、上記充放電制御手段は、上記蓄電手段毎に設けられ、スイッチ素子を駆動する駆動パルスのパルス幅を調整することにより、上記各蓄電手段への充電電流および上記各蓄電手段からの放電電流を制御して上記各蓄電手段の充電および放電を行うスイッチングコンバータである第1の電力変換手段と、上記放電時出力増加制御および上記充電時出力増加制御において上記第1の電力変換手段に出力増加指令を与えるとともに、上記放電時出力減少制御および上記充電時出力減少制御において上記第1の電力変換手段に出力減少指令を与えて上記第1の電力変換手段を制御する制御手段とを備え、上記電力変換装置は、直流母線と、上記直流母線および上記電力源に接続され、上記電力源への、および上記電力源からの電力を変換する第2の電力変換手段とをさらに備え、上記第1の電力変換手段は、上記蓄電手段に接続される蓄電手段側端子と、上記直流母線に接続される直流母線側端子とを有し、上記直流母線側端子電圧が目標値と一致するように上記パルス幅を制御し、上記各第1の電力変換手段の上記直流母線側端子は互いに直列に接続されて上記直流母線に接続されていることが好ましい。
上記の構成によれば、第1の電力変換手段は、制御手段から指令を受けない場合でも直流母線側端子電圧が目標値となるように自身で出力を制御するので、自律的に安定なコンバータを提供することができる。また、コンバータが自律しているので、高い信頼性を有するシステムを提供することができる。
本発明に係る電力変換装置は、上記第1の電力変換手段は、上記放電運転モードにおいて、上記目標値より上記直流母線側端子電圧の実測値が大きい場合は上記スイッチ素子のパルス幅を減少させ、上記目標値より上記直流母線側端子電圧の実測値が小さい場合は上記スイッチ素子のパルス幅を増加させ、上記充電運転モードにおいて、上記目標値より上記直流母線側端子電圧の実測値が大きい場合は上記スイッチ素子のパルス幅を増加させ、上記目標値より上記直流母線側端子電圧の実測値が小さい場合は上記スイッチ素子のパルス幅を減少させることにより、上記直流母線側端子電圧が上記目標値となるように制御することが好ましい。
上記の構成によれば、直流母線側端子電圧の実測値と目標値との比較結果に基づいてスイッチ素子を駆動する駆動パルスのパルス幅の増減を行うことで、直流母線側端子電圧一定制御を行うため、簡易な制御により充電と放電とのどちらの運転においてもコンバータの入出力電圧が安定に制御された電力変換装置を提供することができる。
本発明に係る電力変換装置は、上記第1の電力変換手段は、上記制御手段から上記出力増加指令を受信したときには上記直流母線側端子電圧の上記目標値を初期値から増加させた値に更新し、上記制御手段から上記出力減少指令を受信したときには上記目標値を初期値から減少させた値に更新することが好ましい。
上記の構成によれば、制御手段からの指令に基づき直流母線側端子電圧の目標値を変更するだけで、各蓄電手段間の電圧ばらつきをなくす電圧バランス制御を行うことができるため、制御手段と第1の電力変換手段との間で複雑な通信を行うことなく、蓄電手段の蓄電容量を最大限利用することができる。
本発明に係る電力変換装置は、上記電力源は商用電力系統であり、上記第2の電力変換手段は系統連系インバータ回路であることが好ましい。
上記の構成によれば、上記電力変換装置が設置された電力需要家において、商用電力系統から電力を充電したり商用電力系統に対し電力を供給したりすることができるので、電力需要家が有する電力負荷の変動を上記電力変換装置により平準化したり、電力需要家が商用電力系統から受電する電力を計画的に運用することができる。
なお、上記電力変換装置における制御手段を、電力変換装置制御プログラムによりコンピュータ上で実行させることができる。さらに、上記電力変換装置制御プログラムをコンピュータ読取り可能な記録媒体に記録させることにより、任意のコンピュータ上で上記処理プログラムを実行させることができる。
本発明に係る電力変換装置は、充電および放電が可能な複数の蓄電手段による電力を変換して電力源に供給する電力変換装置であって、上記各蓄電手段の電圧値を測定し、当該測定した全電圧値の平均値を算出し、当該算出した平均値と上記各蓄電手段の電圧値とをそれぞれ比較し、その比較結果に基づき上記各蓄電手段の充電および放電を制御する充放電制御手段を備え、上記電力変換装置は、上記各蓄電手段の充電を行う充電運転モードおよび上記各蓄電手段から放電を行う放電運転モードを有し、上記充放電制御手段は、上記放電運転モードにおいて、上記蓄電手段のうち、上記蓄電手段の電圧値が上記平均値より大きい上記蓄電手段の放電電力を増加させる放電時出力増加制御と、上記蓄電手段の電圧値が上記平均値より小さい上記蓄電手段の放電電力を減少させる放電時出力減少制御と、上記充電運転モードにおいて、上記蓄電手段のうち、上記蓄電手段の電圧値が上記平均値より大きい上記蓄電手段の充電電力を減少させる充電時出力減少制御と、上記蓄電手段の電圧値が上記平均値より小さい上記蓄電手段の充電電力を増加させる充電時出力増加制御とのうち少なくとも一つを行うことを特徴としている。
また、本発明に係る電力変換装置の充放電制御方法は、充電および放電が可能な複数の蓄電手段による電力を変換して電力源に供給する電力変換装置の上記蓄電手段の充電および放電を制御する充放電制御方法であって、上記各蓄電手段の電圧値を測定する測定工程と、上記測定工程にて測定した全電圧値の平均値を算出する算出工程と、上記測定工程にて測定した上記各蓄電手段の電圧値と、上記算出工程にて算出した平均値とをそれぞれ比較する比較工程と、上記比較工程における比較結果に基づき上記各蓄電手段の充電および放電を制御する充放電制御工程とを有し、上記充放電制御工程では、上記各蓄電手段から放電を行う放電運転モードにおいて、上記蓄電手段のうち、上記蓄電手段の電圧値が上記平均値より大きい上記蓄電手段の放電電力を増加させる放電時出力増加制御工程と、上記蓄電手段の電圧値が上記平均値より小さい上記蓄電手段の放電電力を減少させる放電時出力減少制御工程と、上記各蓄電手段の充電を行う充電運転モードにおいて、上記蓄電手段のうち、上記蓄電手段の電圧値が上記平均値より大きい上記蓄電手段の充電電力を減少させる充電時出力減少制御工程と、上記蓄電手段の電圧値が上記平均値より小さい上記蓄電手段の充電電力を増加させる充電時出力増加制御工程とのうち少なくとも一つを行うことを特徴としている。
上記の構成および方法によれば、各蓄電手段の充放電特性のばらつきが存在している場合であっても各蓄電手段の電圧が一致するように制御される。したがって、一部の蓄電手段が放電下限電圧や充電上限電圧に早く到達することにより他の蓄電手段を放電下限電圧や充電上限電圧まで使い切ることができないという状態が生じず、結果として蓄電手段全てを全電圧範囲にわたって利用することができ、蓄電手段の劣化が進行した後においても蓄電手段の蓄電容量を最大限利用することができる。また、放電下限電圧や充電上限電圧に到達しにくくなるので、電池の劣化の進行を緩め長寿命化することができる。
さらに、現在の蓄電手段の電圧値のみに基づいて蓄電手段の充放電電力の増減が制御されるので、各蓄電手段の容量の差を計測する必要なく各蓄電手段のばらつきを補正することができる。したがって、制御を簡略化することができ、低コスト化を図ることができる。
以上により、個々の電池の出力制御を簡単な方法で行うとともに、各電池の容量を最大限に利用できるような充放電制御を行うことで各電池の劣化度合いや容量のばらつきに依存してシステム全体の寿命が短くなることのない電力変換装置および電力変換装置の充放電制御方法を提供することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態について、図1〜図5を用いて説明すると以下の通りである。
図1は、本実施形態に係る蓄電池用電力変換装置10の要部構成を示すブロック図である。まずは、図1を参照して、電力変換装置10の要部構成について説明する。
電力変換装置10は、図示のように、蓄電池(蓄電手段)1、第1のコンバータ(第1の電力変換手段)2、第2のコンバータ(第2の電力変換手段)4、および制御部(制御手段)7を備え、電力系統(電力源)5に接続されている。電力変換装置10の概要は、蓄電池1による電圧を第1のコンバータ2で直流電力に変換し、第2のコンバータ(インバータ)4で交流電力に変換して電力系統5に供給するものである。なお、本願特許請求の範囲における「充放電制御手段」は、第1のコンバータ2および制御部7に相当する。
蓄電池1は、充電した直流電力を放電により取り出すことができる二次電池であればよく、例えば鉛蓄電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン二次電池、あるいはリチウムイオンキャパシタなどが使用できる。また、蓄電池1は、所望の電力を得られれば、単電池を用いてもよいし、複数の単電池を直列または並列に接続した組電池を用いてもよい。本実施形態では、高いエネルギー密度を得られるという点を考慮して、約3〜4Vの電圧で動作するリチウムイオン二次電池を単電池で用いる。
第1のコンバータ2は、蓄電池1への充電電流および蓄電池1からの放電電流を制御して蓄電池1に直流電力を充放電できる双方向DC−DCコンバータであり、1つの蓄電池1に1つの第1のコンバータ2が接続されている。第1のコンバータ2は、蓄電池1から放電を行う放電運転時(放電運転モード)には蓄電池1の電圧をある一定の直流電圧に昇圧し、蓄電池1の充電を行う充電運転時(充電運転モード)には蓄電池1への電圧をある一定の直流電圧に降圧する。本実施形態では、蓄電池1の電圧を10Vに昇圧し、蓄電池1への電圧を3〜4Vに降圧するものとする。
また、第1のコンバータ2は、通信手段を備えており、通信線8を介して制御部7と通信を行う。図1では有線の通信を想定しているが、各第1のコンバータ2が制御部7と通信を行える方法であれば、無線通信を利用してもよい。本実施形態では、通信線8としてツイストペア線を用いたRS485通信を適用するものとする。また、第1のコンバータ2は、蓄電池1の電圧Vcを逐次測定する。
電力変換装置10は、蓄電池1を多数有するため、蓄電手段1と第1のコンバータ2とが接続されたものを構成単位とし(以下、サブシステムとよぶ)、複数のサブシステムを直列に複数台接続したものを組電池3とする。詳しくは、図1に記載のように第1のコンバータ2の出力を直列に接続し、合成された組電池3の出力は第2のコンバータ4に接続される。本実施形態では、組電池3の出力が380Vになるように38台の第1のコンバータ2を直列に接続するものとする。
組電池3は、直流母線6を介して第2のコンバータ4に接続されている。組電池3は一つでもよいが、図1に示すように必要に応じた複数台の組電池3を直流母線6にて並列に接続して第2のコンバータ4に入力することで総電池容量を増加させることができるので、組電池3の個数により全体の電池容量をフレキシブルに設定することができる。なお、以下では、便宜上、組電池3は1つとして説明を行う。
第2のコンバータ4は、双方向系統連系インバータであり、その出力は商用電力系統(一般家庭に配電されている単相AC200V)である電力系統5に接続されている。第2のコンバータ4は、放電運転時(放電運転モード)には組電池3から供給されるDC380Vの電圧をAC200Vの電圧に変換して電力系統5に供給し、充電運転時(充電運転モード)には電力系統5から供給されるAC200Vの電圧を整流および昇圧してDC380Vの電圧に変換して直流母線6側に供給する。また、第2のコンバータ4も制御部7と通信を行う。
制御部7は、第1のコンバータ2および第2のコンバータ4と通信を行って、それらの運転を制御する。第1のコンバータ2と制御部7との間の通信で送信される情報は、第1のコンバータ2が測定した蓄電池1の電圧Vc、放電/充電運転モードの運転指令、第1のコンバータ2の出力増加/減少指令などが含まれるが、後に詳述する。第2のコンバータ4と制御部7との間の通信で送信される情報には、放電/充電運転モードの運転指令(以下、「充電/放電指令」と記載する)などが含まれる。通信線の本数を減らすためにはシリアル通信を用いることが望ましいが、通信方式を単純化するためにパラレル通信を用いてもよい。その場合、例えば放電/充電運転モードの運転指令、第1のコンバータの出力増加/減少指令を各指令につき1本のディジタル信号線を用いて信号線のH/L(ハイ/ロー)の状態で送信することができる。
また、制御部7は、組電池3内の全第1のコンバータ2からの電圧Vcを合計して蓄電池1の個数で除算することで平均電圧Vavを求めるとともに、各蓄電池1の電圧Vcと平均電圧Vavとの大小関係を比較する。そして、この比較結果に基づき第1のコンバータの出力増加/減少指令を送信する。詳細は後述する。
電力変換装置10の動作の概要を説明すると、充電運転時には、第2のコンバータ4が、電力系統5から供給されるAC200Vの電圧を整流および昇圧してDC380Vの電圧に変換して直流母線6側に供給する。組電池3内において、直流母線6から供給されるDC380Vの電圧が第1のコンバータ2の個数で分圧されて各第1のコンバータ2に供給される。ここでは、直流母線6のDC380Vが38台の第1のコンバータ2に分圧された約10Vが、第1のコンバータ2の直流母線6側の端子から供給される。第1のコンバータ2は、分圧して供給された約10Vの電圧を蓄電池1の約3〜4Vの電圧に降圧して蓄電池1に対し充電を行う。放電運転時は、この逆の動作となる。
次に、図2を用いて、第1のコンバータ2および第2のコンバータ4の詳細を説明する。図2(a)は、第1のコンバータ2の具体的な構成を示す回路図であり、図2(b)は、第2のコンバータ4の具体的な構成を示す回路図である。
第1のコンバータ2は、図2(a)に示すような双方向チョッパ回路である。双方向チョッパ回路は、たとえば約20kHzの周波数でPWM(パルス幅変調)駆動される。端子(蓄電手段側端子)BLは蓄電池1の負極側に接続され、端子(蓄電手段側端子)BHは蓄電手段1の正極側に接続される。端子(直流母線側端子)DLは直流母線6の負側(直流負母線)に接続され、端子(直流母線側端子)DHは直流母線6の正側(直流正母線)に接続される。双方向チョッパ回路のスイッチ素子S1,S2には、MOSFETやIGBTが利用できるが、本実施形態ではIGBTを用いる。
放電運転時には、スイッチ素子S2は常時オフ状態に制御される。このため、スイッチ素子S2に内蔵されるボディダイオードのみが機能する。また、スイッチ素子S1は20kHzの高周波でスイッチング制御される。このため、第1のコンバータ2は昇圧チョッパとして動作する。スイッチ素子S1を駆動するPWM信号(駆動パルス)のデューティ比(ON時間とOFF時間との比率)を制御することで、端子DH,DL間に発生する電圧Vd(直流母線側端子電圧)を制御することができる。
一方、充電運転時には、スイッチ素子S1は常時オフ状態に制御される。このため、スイッチ素子S1に内蔵されるボディダイオードのみが機能する。また、スイッチ素子S2は20kHzの高周波でスイッチング制御される。このため、第1のコンバータ2は降圧チョッパとして動作する。スイッチ素子S2を駆動するPWM信号のデューティ比を制御することで、端子BH,BL間に発生する電圧を制御することができる。
第2のコンバータ4は、図2(b)に示すようなフルブリッジ型の双方向インバータ回路である。第2のコンバータ4の入力側は直流負母線側端子TL、および直流正母線側端子THに接続され、電力系統側端子G1,G2は電力系統5に接続される。第2のコンバータ4のスイッチ素子S3〜S6には、MOSFETやIGBTが利用できるが、本実施形態ではIGBTを用いる。
放電運転時には、端子TL,THを介して供給される直流電力は、スイッチ素子S3〜S6を約20kHzの高周波でPWM駆動してフィルタ回路FL1にて波形平滑することで商用周波数(50Hzまたは60Hz)の正弦波ACに変換され、得られた正弦波電流が電力系統5に出力される。
一方、充電運転時には、端子G1の電位が端子G2の電位より高い正の半周期については、スイッチ素子S3,S5,S6が常時オフ状態に制御され、スイッチ素子S4が約20kHzの周波数でPWM駆動される。これにより、フィルタ回路FL1とスイッチ素子S3,S4,S6により昇圧チョッパ回路が構成され、端子G1,G2より供給される半周期の正弦波状電圧が380Vの直流電圧に昇圧変換される。次に、端子G2の電位が端子G1の電位より高い負の半周期については、スイッチ素子S3,S4,S5が常時オフ状態に制御され、スイッチ素子S6が約20kHzの周波数でPWM駆動される。これにより、フィルタ回路FL1とスイッチ素子S4,S5,S6により昇圧チョッパ回路が構成され、端子G1、G2より供給される半周期の正弦波状電圧が380Vの直流電圧に昇圧変換される。以上の動作により、充電運転時には、電力系統5の交流電力が整流および昇圧されて、端子TL,TH側から直流母線6に対し直流電力として供給されることになる。また、第2のコンバータ4の充電運転時には、端子G1,G2より入力される電流が正弦波となるようにスイッチ素子S4,S6を駆動するPWM信号のパルス幅を制御すると、第2のコンバータ4から電力系統5側に流出する高調波電流が抑制されるため、より好ましい。
次に、第1のコンバータ2が蓄電池1に対して行う放電動作について、詳細に説明する。
制御部7が第1のコンバータ2に対して放電指令を送信した場合に、第1のコンバータ2は放電運転モードになる。同時に、制御部7は第2のコンバータ4に対しても放電指令を送信し、第2のコンバータ4も放電運転モードになる。
第2のコンバータ4は、端子TH,TL間の電圧Vtが目標値380Vと一致するように、スイッチ素子S3〜S6を駆動するPWM信号のパルス幅を制御する。具体的には、第2のコンバータ4が制御部7から放電指令を受け取って放電運転モードで運転している場合、スイッチ素子S3〜S6の上記パルス幅を増加した結果、電圧Vtが目標値380Vより高い場合には上記パルス幅をさらに増加させ、目標値380Vより低い場合には上記パルス幅を減少させる。また、上記パルス幅を減少した結果、電圧Vtが目標値380Vより高い場合には上記パルス幅をさらに減少させ、目標値380Vより低い場合には上記パルス幅を増加させる。
一方、第1のコンバータ2は、放電運転モードにおいて、端子DH,DL間の電圧Vdが目標値Vdtと一致するように、スイッチ素子S1を駆動するPWM信号のパルス幅を制御する。ここでは、目標値Vdtは10Vとする。具体的には、第1のコンバータ2が制御部7から放電指令を受け取って放電運転モードで運転している場合、スイッチ素子S1の上記パルス幅を増加するが上記パルス幅を増加した結果、電圧Vdが目標値10Vより低い場合には上記パルス幅をさらに増加させ、目標値10Vより高い場合には上記パルス幅を減少させる。また、上記パルス幅を減少した結果、電圧Vdが目標値10Vより高い場合には上記パルス幅をさらに減少させ、目標値10Vより低い場合には上記パルス幅を増加させる。
次に、以上のような制御による電力変換装置10全体としての放電動作の詳細について説明する。制御部7が、第2のコンバータ4に対して1.5kWの電力の放電指令を与えた場合、第2のコンバータ4は、端子G1,G2から出力される電力を自身で測定し、電圧Vtを380Vに一致するように制御しながら、自身の出力電力が目標値1.5kWになるようにスイッチ素子S3〜S6の上記パルス幅を徐々に増加していく。
第1のコンバータ2は、放電運転モードに入った当初は端子DH,DLから出力される電力はほぼゼロなので、電圧Vdの総合電圧である電圧Vtは目標値380Vより下降する。上述した制御により、第1のコンバータ2は、電圧Vdが目標値10Vより低くなっているのでスイッチ素子S1の上記パルス幅を増加させる。このように各第1のコンバータ2が出力電力を増加させることで、電圧Vtは上昇して目標値380Vに到達する。そして、第2のコンバータ4が、目標値1.5kWに向かってさらにスイッチ素子S3〜S6の上記パルス幅を増加すると第2のコンバータ4の出力電力が増加するが、各第1のコンバータ2の端子DH,DLからの出力電力はすぐには変化しないので、電圧Vtは目標値380Vより下降する。これらの制御動作を繰り返すことにより、最終的に、第2のコンバータ4の出力電力は1.5kWに到達し、電圧Vtは目標値380V近傍で安定化し、第1のコンバータ2の電圧Vdは目標値10V近傍で安定化する。結果として、各第1のコンバータ2は、1.5kWの放電電力を38台で供給するため、1台につき約40Wの放電出力となる。
次に、第1のコンバータ2が蓄電池1に対して行う充電動作について、詳細に説明する。制御部7が、第1のコンバータ2および第2のコンバータ4に充電指令を送ると、各コンバータは充電運転モードになる。
第2のコンバータ4は、端子TH,TL間の電圧Vtが目標値380Vと一致するように、スイッチ素子S4,S6を駆動するPWM信号のパルス幅を制御する。具体的には、第2のコンバータ4が制御部7から充電指令を受け取った場合、スイッチ素子S4,S6の上記パルス幅を増加するがその結果、電圧Vtが目標値380Vより低い場合には上記パルス幅をさらに増加させ、目標値380Vより高い場合には上記パルス幅を減少させる。また、スイッチ素子S4,S6の上記パルス幅を減少した結果、電圧Vtが目標値380Vより高い場合には上記パルス幅をさらに減少させ、目標値380Vより低い場合には上記パルス幅を増加させる。
第1のコンバータ2は、充電運転モードにおいて、端子DH,DL間の電圧Vdが目標値10Vと一致するように、スイッチ素子S2を駆動するPWM信号のパルス幅を制御する。具体的には、第1のコンバータ2が制御部7から充電指令を受け取った場合、スイッチ素子S2の上記パルス幅を増加するが上記パルス幅を増加した結果、電圧Vdが目標値10Vより低い場合には上記パルス幅を減少させ、目標値10Vより高い場合には上記パルス幅をさらに増加させる。また、スイッチ素子S2の上記パルス幅を減少した結果、電圧Vdが目標値10Vより高い場合には上記パルス幅を増加させ、目標値10Vより低い場合には上記パルス幅をさらに減少させる。
次に、以上のような制御による電力変換装置10全体としての充電動作の詳細について説明する。
制御部7が第2のコンバータ4に対して1.5kWの電力の充電指令を与えた場合、第2のコンバータ4は、端子G1,G2から入力する電力を自身で測定し、電圧Vtを380Vに一致するように制御しながら、自身の入力電力が目標値1.5kWになるようにスイッチ素子S4,S6の上記パルス幅を徐々に増加していく。
第1のコンバータ2は、充電運転モードに入った当初は端子DH,DLから入力される電力はほぼゼロなので、電圧Vdの総合電圧である電圧Vtは目標値380Vより上昇する。上述した制御により、第1のコンバータ2は、電圧Vdが目標値10Vより高くなっているのでスイッチ素子S2の上記パルス幅を増加させる。このように各第1のコンバータ2が出力を増加させることで、電圧Vtは下降して目標値380Vに到達する。そして、第2のコンバータ4が目標値1.5kWに向かって、さらにスイッチ素子S4,S6の上記パルス幅を増加すると第2のコンバータ4の入力電力が増加するが、各第1のコンバータ2の端子DH,DLからの入力電力はすぐには変化しないので、電圧Vtは目標値380Vより上昇する。これらの制御動作を繰り返すことにより、最終的に、第2のコンバータ4の入力電力は1.5kWに到達し、電圧Vtは目標値380V近傍で安定化し、第1のコンバータ2の電圧Vdは目標値10V近傍で安定化する。結果として、各第1のコンバータ2は、1.5kWの充電電力を38台で供給するため、1台につき約40Wの充電出力となる。
なお、以上のように、第1のコンバータ2が、電圧Vdの実測値と目標値Vdtとの比較結果に基づいて、スイッチ素子S1,S2を駆動するPWM信号のパルス幅の増減を行うことで電圧Vdが目標値Vdtとなるように制御を行うため、簡易な制御により充電と放電とのどちらの運転においてもコンバータの入出力電圧が安定に制御される。また、制御部7から指令を受けない場合でも自身で上記制御を行う、安定的で、かつ自律的なコンバータであるので、高い信頼性を有するシステムを提供することができる。
次に、図4および図5を用いて、制御部7による第1のコンバータ2の制御について詳細に説明する。図4は、放電運転時における制御部7の第1のコンバータ2の制御の流れを示すフローチャートであり、図5は、充電運転時における制御部7の第1のコンバータ2の制御の流れを示すフローチャートである。なお、図4および図5のフローチャートにおける「START」は、電力変換装置10がその動作を行える状態に相当する。
図3は、代表的な蓄電池1の電流容量−電圧特性図である。上述したように、本実施の形態では、蓄電池1はリチウムイオン二次電池の単電池であり、最も電圧が高い状態が満充電状態で約4.0V、最も電圧が低い状態が放電末状態で約3.0Vである。各蓄電池1には、製造時の容量ばらつきや、長期運用時の劣化進行のばらつきが存在するため、組電池3の中には、図3の(A)から(C)に示すように電流容量特性が異なる蓄電池1が混在すると考えられる。仮に、図3の(A)から(C)までのばらつきをもつ組電池3に対して、全ての第1のコンバータ2が満充電状態の全蓄電池1から同一の電力を放電させた場合、(C)の蓄電池1が最も速く放電末状態に到達する。その時点では、(A)や(B)の蓄電池1は放電末状態に到らないため、結果として、(A)や(B)の特性の蓄電池1については満充電状態から放電末状態までの全範囲にわたって電池を利用することができない。
このような蓄電池1間の特性ばらつきを補償するために、制御部7は第1のコンバータ2に対し以下のような制御を行う。上述したとおり、第1のコンバータ2は、蓄電池1の電圧Vcを逐次測定し、その測定結果を通信線8を介して制御部7へ送信している。なお、この蓄電池1の電圧Vcの測定は、第1のコンバータ2ではなく制御部7が行う構成であってもよい。図4および図5のフローチャート(S1)では、この構成の場合を反映したものとしている。
話は戻って、制御部7は組電池3内の全第1のコンバータ2から送信された電圧Vcを合計して蓄電池1の個数で除算することで平均電圧Vavを求め(図4のフローチャートにおける“S2”)、各蓄電池1の電圧Vcと平均電圧Vavとの大小関係をそれぞれ比較する。そして、この比較の結果、制御部7は、放電運転時には、Vc>Vavを満たす蓄電池1が接続された第1のコンバータ2に対して通信線8を介して出力増加指令を送り(図4のフローチャートにおける“S3においてYES”を経て“S4”)、Vc<Vavを満たす蓄電池1が接続された第1のコンバータ2に対しては通信線8を介して出力減少指令を送る(図4のフローチャートにおける“S3においてNO”および“S5においてYES”を経て“S6”)。
一方、充電運転時には、制御部7は、Vc>Vavを満たす蓄電池1が接続された第1のコンバータ2に対して通信線8を介して出力減少指令を送り(図5のフローチャートにおける“S3においてYES”を経て“S4A”)、Vc<Vavを満たす蓄電池1が接続された第1のコンバータ2に対しては通信線8を介して出力増加指令を送る(図5のフローチャートにおける“S3においてNO”および“S5においてYES”を経て“S6A”)。
第1のコンバータ2は、制御部7より通信線8を介して出力減少指令を受け取った場合、電圧(直流母線側端子電圧)Vdの目標値VdtをΔVdt(ΔVdt>0とする)だけ減少させる。ここでは、当初の目標値Vdtが10Vであったとすると、出力減少指令を受け取った場合、目標値Vdtを9.9Vに減少するものとする。また、第1のコンバータ2は、制御部7より通信線8を介して出力増加指令を受け取った場合、電圧Vdの目標値VdtをΔVdt(ΔVdt>0とする)だけ増加させる。ここでは、当初のVdtが10Vであったとすると、出力増加指令を受け取った場合、目標値Vdtを10.1Vに増加するものとする。
以上の制御を行うことにより達成される蓄電池1の電圧均等化について、図3を用いて説明する。38個の蓄電池1のうち一個が図3における(A)の特性であって動作点がA1(A1の電圧Va1=3.21Vとする)であるとし、別の一個の蓄電池1が(C)の特性であって動作点がC1(C1の電圧Vc1=3.19Vとする)であるとし、残り36個の蓄電手段1が(B)の特性であって動作点がB1(B1の電圧Vb1=3.20V)であるとする。この場合、38個の蓄電池1の動作点電圧の平均電圧Vavは電圧Vb1と等しくなる。このときの平均電圧VavをVav1とする。
現在放電運転時であると仮定すると、制御部7は、(A)の特性の蓄電池1が上述のVc>Vavの条件を満たしているため、該蓄電池1が接続された第1のコンバータ2に対し、出力増加指令を送る。また、制御部7は、(C)の特性の蓄電池1が上述のVc<Vavの条件を満たしているため、該蓄電池1が接続された第1のコンバータ2に対し、出力減少指令を送る。
当初、全第1のコンバータ2が、電圧Vdの目標値Vdtが10.0Vであったとすると、(A)の特性の蓄電池1が接続された第1のコンバータ2は、出力増加指令に基づいて目標値Vdtを10.1Vに変更する。また、(C)の特性の蓄電池1が接続された第1のコンバータ2は出力減少指令に基づいて目標値Vdtを9.9Vに変更する。(B)の特性の蓄電池1が接続された第1のコンバータ2は、Vc=Vavなので目標値Vdtの変更は行われない。組電池3における第1のコンバータ2は、端子DH,DLが全て直列に接続されているため、全第1のコンバータ2は同一の電流値を端子DH,DLから出力している。したがって、各第1のコンバータ2が蓄電池1から放電させる電力は、目標値Vdtに比例するため、(A)の特性の蓄電池1から放電される電力は、目標値Vdtが10.0Vから10.1Vに変更されたことにより1%増加し、(C)の特性の蓄電池1から放電される電力は、目標値Vdtが10.0Vから9.9Vに変更されたことにより1%減少することになる。結局、平均電圧Vavより電圧の高い蓄電池1は放電電力が他の蓄電池1より増加し、平均電圧Vavより電圧の低い蓄電池1は放電電力が他の蓄電池1より減少するので、上記の制御を行いながら放電運転を継続すると、やがて図3のVav2の動作点に到達し各蓄電池1の電圧が均等化されることになる。充電の場合も同様であるため、説明を省略する。
以上のように、電力変換装置10では、各蓄電池1の充放電特性のばらつきが存在している場合であっても各蓄電池1の電圧が一致するように制御される。したがって、一部の蓄電池1が放電下限電圧や充電上限電圧に早く到達することにより他の蓄電池1を放電下限電圧や充電上限電圧まで使い切ることができないという状態が生じず、結果として蓄電池1全てを全電圧範囲にわたって利用することができ、蓄電池1の劣化が進行した後においても蓄電池1の蓄電容量を最大限利用することができる。また、放電下限電圧や充電上限電圧に到達しにくくなるので、蓄電池1の劣化の進行を緩め長寿命化することができる。
さらに、現在の蓄電池1の電圧値のみに基づいて蓄電池1の充放電電力の増減が制御されるので、各蓄電池1の容量の差を計測する必要なく各蓄電池1のばらつきを補正する電圧バランス制御を行うことができる。具体的には、制御部7からの指令に基づき、第1のコンバータ2の電圧Vdの目標値Vdtを変更するだけで、上記電圧バランス制御を行うことができる。したがって、制御部7と第1のコンバータ2との間で複雑な通信を行う必要がなく、制御を簡略化することができるため、低コスト化を図ることができる。以上により、個々の電池の出力制御を簡単な方法で行うとともに、各電池の容量を最大限に利用できるような充放電制御を行うことで各電池の劣化度合いや容量のばらつきに依存してシステム全体の寿命が短くなることのない電力変換装置を提供することができる。
なお、上述のとおり、蓄電池1の電圧Vcの測定は、第1のコンバータ2にて行われてその測定結果が通信線8を介して制御部7に送信される構成であってもよく、あるいは制御部7において直接測定される構成であってもよい。また、上述した制御部7で行われる処理は、第1のコンバータ2や第2のコンバータ4自身を制御する制御回路の内部に機能として備えられているものであってもよく、あるいは実在の回路ではなく仮想的なものであってもよい。
制御部7が仮想的なものである場合は、制御部7は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである制御部9の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、制御部9に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、制御部7を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、各電池に接続されたコンバータが共通の電池電圧目標値に漸近するように出力を個別に制御するため、全ての電池について放電末から充電末までの全電圧範囲で使用可能となり、各電池の劣化度合いや電池容量のばらつきに依存して最も容量の少ない電池の寿命に律速されることなく、全ての電池容量を最大限に利用できるため、特に太陽電池、風力発電等の自然エネルギー発電により発生する直流または交流の電力を商用周波数の交流電力に変換する蓄電池用電力変換装置に好適に利用できる。
本発明の実施形態に係る電力変換装置の要部構成を示すブロック図である。 (a)は、第1のコンバータの具体的な構成を示す回路図であり、(b)は、第2のコンバータの具体的な構成を示す回路図である。 代表的な蓄電池の電流容量−電圧特性図である。 放電運転時における制御部の第1のコンバータの制御の流れを示すフローチャートである。 充電運転時における制御部の第1のコンバータの制御の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 蓄電池(蓄電手段)
2 第1のコンバータ(第1の変換手段)
4 第2のコンバータ(第2の変換手段)
5 電力系統(電力源)
6 直流母線
7 制御部(制御手段)
10 電力変換装置

Claims (8)

  1. 充電および放電が可能な複数の蓄電手段による電力を変換して電力源に供給する電力変換装置であって、
    上記各蓄電手段の電圧値を測定し、当該測定した全電圧値の平均値を算出し、当該算出した平均値と上記各蓄電手段の電圧値とをそれぞれ比較し、その比較結果に基づき上記各蓄電手段の充電および放電を制御する充放電制御手段を備え、
    上記電力変換装置は、上記各蓄電手段の充電を行う充電運転モードおよび上記各蓄電手段から放電を行う放電運転モードを有し、
    上記充放電制御手段は、
    上記放電運転モードにおいて、上記蓄電手段のうち、上記蓄電手段の電圧値が上記平均値より大きい上記蓄電手段の放電電力を増加させる放電時出力増加制御と、上記蓄電手段の電圧値が上記平均値より小さい上記蓄電手段の放電電力を減少させる放電時出力減少制御と、
    上記充電運転モードにおいて、上記蓄電手段のうち、上記蓄電手段の電圧値が上記平均値より大きい上記蓄電手段の充電電力を減少させる充電時出力減少制御と、上記蓄電手段の電圧値が上記平均値より小さい上記蓄電手段の充電電力を増加させる充電時出力増加制御とのうち少なくとも一つを行うことを特徴とする電力変換装置。
  2. 上記充放電制御手段は、
    上記蓄電手段毎に設けられ、スイッチ素子を駆動する駆動パルスのパルス幅を調整することにより、上記各蓄電手段への充電電流および上記各蓄電手段からの放電電流を制御して上記各蓄電手段の充電および放電を行うスイッチングコンバータである第1の電力変換手段と、
    上記放電時出力増加制御および上記充電時出力増加制御において上記第1の電力変換手段に出力増加指令を与えるとともに、上記放電時出力減少制御および上記充電時出力減少制御において上記第1の電力変換手段に出力減少指令を与えて上記第1の電力変換手段を制御する制御手段とを備え、
    上記電力変換装置は、
    直流母線と、
    上記直流母線および上記電力源に接続され、上記電力源への、および上記電力源からの電力を変換する第2の電力変換手段とをさらに備え、
    上記第1の電力変換手段は、上記蓄電手段に接続される蓄電手段側端子と、上記直流母線に接続される直流母線側端子とを有し、上記直流母線側端子電圧が目標値と一致するように上記パルス幅を制御し、
    上記各第1の電力変換手段の上記直流母線側端子は互いに直列に接続されて上記直流母線に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 上記第1の電力変換手段は、
    上記放電運転モードにおいて、上記目標値より上記直流母線側端子電圧の実測値が大きい場合は上記スイッチ素子のパルス幅を減少させ、上記目標値より上記直流母線側端子電圧の実測値が小さい場合は上記スイッチ素子のパルス幅を増加させ、
    上記充電運転モードにおいて、上記目標値より上記直流母線側端子電圧の実測値が大きい場合は上記スイッチ素子のパルス幅を増加させ、上記目標値より上記直流母線側端子電圧の実測値が小さい場合は上記スイッチ素子のパルス幅を減少させることにより、上記直流母線側端子電圧が上記目標値となるように制御することを特徴とする請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 上記第1の電力変換手段は、上記制御手段から上記出力増加指令を受信したときには上記直流母線側端子電圧の上記目標値を初期値から増加させた値に更新し、上記制御手段から上記出力減少指令を受信したときには上記目標値を初期値から減少させた値に更新することを特徴とする請求項2または3に記載の電力変換装置。
  5. 上記電力源は商用電力系統であり、
    上記第2の電力変換手段は系統連系インバータ回路であることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  6. 充電および放電が可能な複数の蓄電手段による電力を変換して電力源に供給する電力変換装置の上記蓄電手段の充電および放電を制御する充放電制御方法であって、
    上記各蓄電手段の電圧値を測定する測定工程と、
    上記測定工程にて測定した全電圧値の平均値を算出する算出工程と、
    上記測定工程にて測定した上記各蓄電手段の電圧値と、上記算出工程にて算出した平均値とをそれぞれ比較する比較工程と、
    上記比較工程における比較結果に基づき上記各蓄電手段の充電および放電を制御する充放電制御工程とを有し、
    上記充放電制御工程では、
    上記各蓄電手段から放電を行う放電運転モードにおいて、上記蓄電手段のうち、上記蓄電手段の電圧値が上記平均値より大きい上記蓄電手段の放電電力を増加させる放電時出力増加制御工程と、上記蓄電手段の電圧値が上記平均値より小さい上記蓄電手段の放電電力を減少させる放電時出力減少制御工程と、
    上記各蓄電手段の充電を行う充電運転モードにおいて、上記蓄電手段のうち、上記蓄電手段の電圧値が上記平均値より大きい上記蓄電手段の充電電力を減少させる充電時出力減少制御工程と、上記蓄電手段の電圧値が上記平均値より小さい上記蓄電手段の充電電力を増加させる充電時出力増加制御工程とのうち少なくとも一つを行うことを特徴とする電力変換装置の充放電制御方法。
  7. 請求項2〜5のいずれか一項に記載の電力変換装置の制御手段としてコンピュータを動作させる電力変換装置制御プログラム。
  8. 請求項7に記載の電力変換装置制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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