JP2010146759A - 2次電池およびその組電池および2次電池を搭載する車両および電池搭載機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】電極体への荷重が十分に掛かるようにして,電池性能を向上させた2次電池およびその組電池,その2次電池を搭載する車両または電池搭載機器を提供すること。
【解決手段】本発明の2次電池は,平巻きの電極捲回体1と,それを収納する偏平形のハードケース3と,それらの間に挟み込まれたフィルム部材2とを有している。フィルム部材2には,厚み部5が形成されている。厚み部5は,電極捲回体1の表面のうちの平面部と曲面部との境界部分に位置する。これにより,2次電池を拘束したときの荷重が,電極捲回体1のほぼ全体に広く掛かる。かくして,発電性能が十分に発揮される。本発明の2次電池は,組電池として,車両に搭載する電池として,電池搭載機器に搭載する電池としても使用できる。
【選択図】図6

Description

本発明は,2次電池およびその組電池に関する。さらに詳細には,扁平型の2次電池であって,電極体への拘束荷重が適切に掛かるようにして電池性能を向上させた2次電池,およびその組電池,その2次電池を搭載する車両または電池搭載機器に関するものである。
従来から,例えばリチウムイオン電池のような,充電可能な2次電池が使用されている。その用途には例えば,車両の車載機器への電力供給,電池搭載機器における電力源等がある。2次電池は一般的に,正負の電極シートおよびセパレータシートを重ね合わせて捲回し,電解液を含浸させた電極捲回体を発電要素として使用する。そして2次電池は通常,上記の電極捲回体をケースに封入した構造となっている。電極捲回体の巻き方には,平巻きや円柱巻き等があり,巻き方に応じてケースの形状も異なっている。平巻きの場合のケースは,偏平型である。
2次電池は,電力供給先が必要とする電力の内容に合わせるため,複数個を組み合わせた組電池として使用される場合がある。偏平型の2次電池を組電池とする場合には,複数個の2次電池を厚み方向に配置して,全体を適切な拘束部材で拘束して一体化する。この拘束状態では,個々の2次電池が厚さ方向に押圧された状態にある。この押圧の荷重が電極捲回体にきちんと掛かっていることが,2次電池の発電性能上も重要であることが知られている。このような2次電池の先行例としては例えば,特許文献1に開示されているものが挙げられる。
特開2004−227788号公報
しかしながら,前記した従来の2次電池には,次のような問題点があった。すなわち,実際には電極捲回体に荷重がうまく掛からないのである。このため,電池性能が十分には発揮されていない場合があった。これにより,電池を搭載する車両や電池搭載機器の性能も十分には発揮されない場合があった。このようなことになる原因としては,拘束荷重によるケースの変形が挙げられる。
厚さ方向に荷重が掛かっている状態での2次電池の断面図を図14に示す。図14に示されるように,2次電池のケース50の両面の平面部分を,押圧部材51,51で押圧している。これにより,ケース50が図14中上下方向にわずかながらつぶれるように変形し,電極捲回体52に荷重を掛けている。ここで,ケース50のつぶれ具合は均等ではない。すなわち,幅方向(図14中左右方向)の中央ではある程度つぶれているが,両端付近ではほとんどつぶれていない形状となっているのである。両端付近では,ケース50の蓋部分や底部分の存在のために剛性が中央より高いからである。
このため,図15に拡大して示すように,ケース50(またはスペーサ53)と電極捲回体52との間にわずかながら隙間がある領域54ができてしまうのである。この領域54は,図14中の左右方向の両端付近の上下両面に存在する。電極捲回体52のうち領域54内の部分には当然,荷重が掛からない。このためその分,電極捲回体52への荷重が不十分なのである。なお,図15では,ケース50の変形の程度を実際よりかなり大げさに描いている。
上記の領域54が生じるために,電極捲回体52への荷重分布は,図16のグラフに示されるものとなる。図16のグラフにおける横軸は,図14中の左右方向における位置を示している。また,図16中に「55」で示す範囲は,電極捲回体52に荷重を掛ける必要がある範囲であり,図14中の押圧部材51が存在する範囲とほぼ一致する。図16の荷重分布では,荷重を必要とする範囲55の両端に,荷重不足の範囲56,56が存在している。範囲56,56は当然,上記の領域54に対応する。このように範囲56ができてしまうため,荷重を必要とする範囲55の全体として受ける荷重が不足するのである。
余談であるが,図16のグラフ中では,範囲55の内部においても位置により荷重にむらが見られる。このむらは,押圧部材51の構造に基づく。すなわち,図14では簡単に描いているが,実際の押圧部材51は,通気による冷却性のため櫛歯構造になっている。そのために図16に見られるような荷重のむらが生じるのである。この程度のむらは,電池性能上問題となるものではない。
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,電極体への荷重が十分に掛かるようにして,電池性能を向上させた2次電池およびその組電池,その2次電池を搭載する車両または電池搭載機器を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた本発明の2次電池は,電極体と,それを収納する偏平形ケースとを有するものであってさらに,偏平形ケースの内面と電極体との間に位置し,電極体の表面の一部を圧迫する圧迫部材を有している。圧迫部材は,電極体とも偏平形ケースとも別の第3の部材であっても良いし,偏平形ケースの内面と一体のものであっても良い。この圧迫部材の存在により,電極体における広い範囲に荷重が掛かり,電池性能が十分に発揮されることになる。
本発明の2次電池においてはさらに,偏平形ケースの内面と電極体との間に挟み込まれたフィルム部材を有し,フィルム部材の一部に,他の部分より厚い厚み部が形成されていることが望ましい。この場合には,厚み部が圧迫部材としての役割を果たすことになる。
さらに,電極体の表面に,平面部と曲面部とがあり,圧迫部材または厚み部は,電極体の表面のうちの平面部と曲面部との境界部分に配置されていることが望ましい。電極体の曲面部の中でも電極体の平面部に隣接する部分では,偏平形ケースの内面と電極体の曲面部との間の距離が小さい。このため,圧迫部材または厚み部の存在による電極体への押圧が確実に掛かるからである。これにより,電極体の平面部のみならず曲面部の少なくとも一部にも,押圧荷重が確実に掛かることになる。
本発明ではさらに,電極体が,平巻きに捲回された電極捲回体であることが望ましい。平巻きの電極捲回体を用いる電池では特に,圧迫部材により荷重を広い範囲に掛けることの意義が大きい。
本発明はまた,複数個の前述の2次電池と,2次電池を外部から押圧する押圧部材とを有し,複数個の2次電池が組み合わせられており,押圧部材が,複数個の2次電池の組み合わせを,電極体の厚さ方向に押圧している2次電池の組電池にも及ぶ。
本発明はまた,2次電池を搭載する車両であって,その2次電池が,電極体と,電極体を収納する偏平形ケースとを有し,さらに,偏平形ケースの内面と電極体との間に位置し,電極体の表面の一部を圧迫する圧迫部材を有するものにも及ぶ。
本発明はまた,2次電池を搭載する電池搭載機器であって,その2次電池が,電極体と,電極体を収納する偏平形ケースとを有し,さらに,偏平形ケースの内面と電極体との間に位置し,電極体の表面の一部を圧迫する圧迫部材を有するものにも及ぶ。
本発明によれば,電極体への荷重が十分に掛かるので,電池性能が向上した2次電池およびその組電池が提供されている。
以下,本発明を具体化した最良の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態に係る2次電池は基本的には,図1に示すように電極捲回体1を,金属製または硬質樹脂製のハードケース3に封入したリチウムイオン2次電池である。
電極捲回体1は,正負の電極シートおよびセパレータシートを重ね合わせて平巻き状に捲回したものである。電極捲回体1は,厚み調整のためのフィルム部材2が巻き付けられた上でハードケース3に挿入される。ハードケース3は,2次電池の外形をなす偏平形状のケースである。フィルム部材2は,ハードケース3の内面と電極捲回体1との間に挟み込まれることとなる。フィルム部材2は,ハードケース3が金属製である場合には,電極捲回体1とハードケース3との間の絶縁の役割も果たす。また,電極捲回体1には,電解液が含浸される。ハードケース3に電極捲回体1およびフィルム部材2を挿入した後で,端子の取り付けやハードケース3の開口部4の封止が行われる。
フィルム部材2には,4箇所の厚み部5が設けられている。厚み部5は,フィルム部材2における厚み部5以外の箇所(厚さ100μm程度)よりも厚く形成されている筋状の箇所である。厚み部5の断面形状を図2に示す。図2に見るように厚み部5は,フィルム部材2の一方の面が畝状に盛り上げられた断面形状の箇所である。より詳細には,厚み部5における盛り上がり側の面には,斜面6と垂直面7とが形成されている。
厚み部5の盛り上がりの高さHは,厚み部5以外の箇所の厚さTの0.5〜1.5倍の範囲内が適切である。これが小さすぎると厚み部5としての効果が小さい。逆に大きすぎると,厚み部5で電極捲回体1に過度に大きな荷重が掛かってしまい,平面部分への荷重がむしろ小さくなってしまう。また,厚み部5の幅Wは,5mm程度がよい。
フィルム部材2における厚み部5の盛り上がり面(図2中の上側の面)は,2次電池に組み付けられた際,電極捲回体1ではなくハードケース3の内面に対面する面である。ただしこれは逆向きでも良い。また,厚み部5の断面形状は,図2に示したものに限らず,図3あるいは図4に示す形状であっても良い。さらには,表裏両面に盛り上がった形状であっても良い。
フィルム部材2の厚み部5は,2次電池に組み込まれる際には,図5に示すように,電極捲回体1の外形のうちの平面部11と曲面部12との境界部分に位置する。図5では,厚み部5が,平面部11のうち,平面部11と曲面部12との境界に隣接する箇所に位置している。しかしこれに限らず,厚み部5が,曲面部12のうち,平面部11と曲面部12との境界に隣接する箇所に位置してもよい。あるいは,厚み部5が,平面部11と曲面部12との境界を跨いでいてもよい。
上記のフィルム部材2を用いた2次電池における,拘束部材による拘束荷重が掛かったときの状況を図6に示す。図6は,従来技術の説明における図15に相当する図である。そこで図6と図15とを対比して見ると,次のような違いがある。すなわち,厚み部5を持たない図15では前述のように,電極捲回体52に荷重が掛からない隙間領域54が生じている。
しかし厚み部5を持つ図6では,図15の領域54に相当する箇所8においても,電極捲回体1にきちんと荷重が掛かる。ハードケース3が押圧により変形している状況でも,電極捲回体1とフィルム部材2とが密着しており,かつ,フィルム部材2(特にその厚み部5)とハードケース3の内面とが密着しているからである。つまり,厚み部5の存在により,電極捲回体1のうち,従来の2次電池であれば隙間領域54となっていた箇所が良好に圧迫されているのである。
図7に,本形態の2次電池における電極捲回体1への荷重分布のグラフを示す。図16に示した従来の2次電池における荷重分布と比較して,荷重を必要とする範囲55の両端の,荷重不足の範囲56,56がほとんどなくなっていることが理解できる。つまり,荷重を必要とする範囲55のほぼ全体に,必要な荷重が掛かっているのである。むろんこれは,厚み部5の存在自体による効果である。このため,本形態の2次電池では,電極捲回体1の本来の発電性能が十分に発揮される。隙間領域の存在による荷重不足という事態がないからである。
なお,図6に示した荷重状態での厚み部5は,荷重により少しつぶれている。すなわち,図6中の厚み部5の高さH’は,図2に示した本来の高さHよりやや小さくなっている。同様のことが,厚み部5として図3あるいは図4の断面形状のものを用いた場合にも言える。これらの場合における荷重状態の断面図を図8,図9に示す。図8,図9における厚み部5の高さも,図3,図4と比較してやや小さくなっている。
本形態の2次電池は,図10に示すようなものであっても良い。図10の2次電池は,図1のものに対し,ハードケース3に挿入される電極捲回体1の向きを変更したものである。これに伴い,フィルム部材9における厚み部10の位置も変更されている。ただし,厚み部10が,2次電池に組み込まれる際に,電極捲回体1の外形のうちの平面部11と曲面部12との境界部分に位置することには変わりない。
本形態の2次電池は,図11に示すような組電池として使用することができる。図11の組電池は,複数個の本形態の2次電池13を,押圧部材51,51で挟み付け,ボルト111とナット112で締め付けたものである。この締め付けにより,各2次電池13に拘束荷重が掛かっている。押圧部材51,51は実際には櫛歯状である。各2次電池13は通常,直列に接続される。この組電池の各2次電池13においても,フィルム部材の厚み部により,上記のように電極捲回体への荷重が良好に掛かる。これにより,組電池全体としての本来の発電性能が十分に発揮される。
なお,図11では押圧部材51,51が両端にのみ配置されているが,各2次電池13の間にも押圧部材51を配置したものであっても良い。また,図11に示す組電池においては,そのすべての2次電池のフィルム部材に厚み部が設けられていることが最良である。しかしそれに限らず,一部の2次電池においてのみフィルム部材に厚み部が設けられているものであっても,その分の効果は得られる。
本形態の2次電池またはその組電池は,図12に示すような車両200における電力源として使用することができる。車両200は,エンジン240,フロントモータ220およびリアモータ230を併用して駆動源とするハイブリッド自動車である。この車両200は,車体290,エンジン240,フロントモータ220,リアモータ230,ケーブル250,インバータ260,電池パック100を有している。電池パック100には,図11に示したような組電池が内蔵されている。その組電池は本形態の2次電池により構成されている。このような車両200においても,各2次電池におけるフィルム部材の厚み部の存在により,電池パック100の本来の発電性能が十分に発揮される。
なお,車両としては,その駆動動力源の全部あるいは一部に電池による電気エネルギーを使用する車両であればよい。車輪の数は問わない。例えば,電気自動車,ハイブリッド自動車,プラグインハイブリッド自動車,ハイブリッド鉄道車両,フォークリフト,電動車椅子,電動アシスト自転車,電動スクータ等が挙げられる。また,車載の電気機器の電源としてのみ電池による電気エネルギーを使用する車両であってもよい。組電池としない単体の2次電池を用いるものであっても良い。
また,本形態の2次電池またはその組電池は,図13に示すような電池搭載機器における電力源として使用することができる。図13に示すのは,電池パック100を搭載するハンマードリル300である。ハンマードリル300は,本体320と電池パック100とを有する電池搭載機器である。ハンマードリル300において電池パック100は,本体320の底部321に着脱可能に搭載されている。このようなハンマードリル300においても,各2次電池におけるフィルム部材の厚み部の存在により,電池パック100の本来の発電性能が十分に発揮される。
なお,電池搭載機器としては,電池を搭載しこれをエネルギー源の少なくとも1つとして利用する機器であればよい。例えば,パーソナルコンピュータ,携帯電話,電池駆動の電動工具,無停電電源装置,電池駆動の各種家電製品,オフィス機器,産業機器などが挙げられる。また,組電池としない単体の2次電池を用いるものであっても良い。
以上詳細に説明したように本形態の2次電池またはその組電池によれば,フィルム部材2に厚み部5を設けている。そしてその厚み部5が,電極捲回体1の外形のうちの平面部11と曲面部12との境界部分に位置するようにしている。これにより,電極捲回体への荷重が良好に掛かり,本来の発電性能が十分に発揮される2次電池が実現されている。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,厚み部を有するフィルム部材に替えて,厚み部のみの単独部材と厚み部のない平坦なフィルム部材とを用いても良い。その場合,ハードケースの少なくとも内面が絶縁性のものならフィルム部材は不可欠ではない。また,リチウムイオン2次電池以外の2次電池にも適用できる。
また,本実施の形態では,電極体として,電極シート等を平巻き状に捲回した電極捲回体1を示したが,電極体はこれに限らない。楕円形あるいは長円形断面の電極体でもよいし,捲回型でなく積層型の電極体でもよい。これらの場合には,拘束による荷重の電極体上での分布をあらかじめ調べ,必要な箇所に必要なサイズの圧迫部材を配置すればよい。
実施の形態に係る2次電池の構成を示す分解斜視図である。 フィルム部材における厚み部の形状を示す拡大断面図である。 厚み部の形状の別の例を示す拡大断面図である。 厚み部の形状のさらに別の例を示す拡大断面図である。 2次電池における電極捲回体の外形と厚み部の位置との関係を示す断面図である。 実施の形態に係る2次電池における,荷重が掛かった状況での厚み部付近の状態を示す拡大断面図である。 実施の形態に係る2次電池における電極捲回体への荷重分布を示すグラフである。 厚み部の形状の別の例(図3)における荷重が掛かった状況を示す部分拡大断面図である。 厚み部の形状のさらに別の例(図4)における荷重が掛かった状況を示す部分拡大断面図である。 実施の形態に係る2次電池の別の構成例を示す分解斜視図である。 実施の形態に係る2次電池を組電池にした構成例を示す図である。 実施の形態に係る2次電池の組電池を搭載する自動車を示す透視斜視図である。 実施の形態に係る2次電池またはその組電池を搭載するハンマードリルを示す透視斜視図である。 2次電池に荷重が掛かる状況を示す断面図である。 ケースの変形により電極捲回体に荷重が掛からない領域ができることを説明する拡大断面図である。 従来の2次電池における電極捲回体への荷重分布を示すグラフである。
符号の説明
1 電極捲回体
2 フィルム部材
3 ハードケース
5 厚み部(圧迫部材)
9 フィルム部材
10 厚み部(圧迫部材)
11 平面部
12 曲面部
13 2次電池
51 押圧部材
200 車両
300 ハンマードリル

Claims (7)

  1. 電極体と,前記電極体を収納する偏平形ケースとを有する2次電池において,
    前記偏平形ケースの内面と前記電極体との間に位置し,前記電極体の表面の一部を圧迫する圧迫部材を有することを特徴とする2次電池。
  2. 請求項1に記載の2次電池において,
    前記偏平形ケースの内面と前記電極体との間に挟み込まれたフィルム部材を有し,
    前記フィルム部材の一部に,他の部分より厚い厚み部が形成されており,
    前記厚み部が前記圧迫部材であることを特徴とする2次電池。
  3. 請求項1または請求項2に記載の2次電池において,
    前記電極体の表面に,平面部と曲面部とがあり,
    前記圧迫部材は,前記電極体の表面のうちの平面部と曲面部との境界部分に配置されていることを特徴とする2次電池。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載の2次電池において,前記電極体は,
    平巻きに捲回された電極捲回体であることを特徴とする2次電池。
  5. 電極体と,前記電極体を収納する偏平形ケースとを有する2次電池と,前記2次電池を外部から押圧する押圧部材とを有し,複数個の前記2次電池が組み合わせられており,前記押圧部材が,前記複数個の2次電池の組み合わせを,前記電極体の厚さ方向に押圧している2次電池の組電池において,
    少なくとも1つの前記2次電池が,前記偏平形ケースの内面と前記電極体との間に位置し,前記電極体の表面の一部を圧迫する圧迫部材を有することを特徴とする2次電池の組電池。
  6. 2次電池を搭載する車両において,前記2次電池は,
    電極体と,前記電極体を収納する偏平形ケースとを有し,さらに,
    前記偏平形ケースの内面と前記電極体との間に位置し,前記電極体の表面の一部を圧迫する圧迫部材を有することを特徴とする車両。
  7. 2次電池を搭載する電池搭載機器において,前記2次電池は,
    電極体と,前記電極体を収納する偏平形ケースとを有し,さらに,
    前記偏平形ケースの内面と前記電極体との間に位置し,前記電極体の表面の一部を圧迫する圧迫部材を有することを特徴とする電池搭載機器。
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