JP2010144814A - 管継手、管と管継手の接続構造及び接続方法 - Google Patents

管継手、管と管継手の接続構造及び接続方法 Download PDF

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Abstract

【課題】Oリングと管の接触による不完全な接続を検出し、管継手内のOリングが脱落し難く、管内の流体に影響を及ぼさない管継手を提供する。
【解決手段】
管1の端部が挿入される管状の継手本体2と、管の膨出部1aに継手本体の軸方向外側から係合する係合部3aを有し、継手本体に螺合される取付ナット3と、Oリング4と、継手本体の内面に形成され、Oリングを収容する環状のOリング保持部2cと、継手本体の軸方向外側端部に位置し、取付ナットの締付けによって変形する支持部6とを備え、取付ナットを仮締めしたとき、支持部が膨出部とOリングとの間に介在してOリングと膨出部とを離間させ、仮締めしたときより更に取付ナットを締付ける本締めを行ったとき、支持部が膨出部に押圧されて変形し、継手本体に向かって前進した膨出部とOリングが当接してシールする管継手10である。
【選択図】図3

Description

本発明は、上水道配管や建築物等の冷温水配管に用いられる管継手、それを用いた接続構造及び接続方法に関する。
従来、上水道配管や温冷水配管などに、薄肉ステンレス鋼管と管継手による接続機構が用いられている。このような接続機構を用いた配管の施工においては、一般に、施工終了後に水圧や空圧等の加圧を行って管継手接続部からの漏れを調べ、不完全な接続や締め忘れ等の施工不具合を確認する確認試験が行われている。
上記確認試験によって施工不具合を容易に検出できる薄肉ステンレス鋼管と管継手の接続機構として、薄肉ステンレス鋼管の端部外周に膨出部(環状凸部)を形成し、継手本体には上記環状凸部の先方を挿入する挿入部を設けたものが開示されている(特許文献1)。そして、この挿入部の先方内側に、上記環状凸部の傾斜面に沿う角度に拡開傾斜した切欠部を設け、切欠部の傾斜面には、その底面が傾斜面と同角度のOリング収容溝を設ける。さらに、Oリング収容溝に、管の外径より内径が大きいOリングを収容して管外面との隙間を設けることで、管と管継手の接続が不完全であるときに、Oリングと管との隙間を通じて水又は空気が漏れることで、施工不具合を容易に検出できる構造としている。
また、継手本体の端部内側に形成された大径の切欠部に、Oリングを配置し、Oリングの外側をバックアップリング及びプッシュリングで支持する技術が開示されている(特許文献2)。この技術においては、Oリングをバックアップリング及びプッシュリングで切欠部内に支持し、Oリング内面と管外面との間に隙間を設けている。従って、上記と同様、管と管継手の接続が不完全であるときに、Oリングと管との隙間を通じて水又は空気が漏れることで、施工不具合を容易に検出できる。
さらに、継手ベース部とその両端から延びる一対の継手本体とを備えた管継手が開示されている(特許文献3)。この管継手において、継手本体の内周には、Oリングを取付けるための環状溝が形成されている。又、継手本体の内周最奥部には、継手ベース部の内径よりわずかに大きい外径を有するリング状の抵抗部材が配置され、抵抗部材の先端には突起部が形成されている。
従って、継手本体に金属管の端部を挿入した際、この端部が抵抗部材の先端に当接してそれ以上進むことができず、金属管に設けられた環状突出部がOリングに接触する位置まで進むことができない。このため、仮締め状態となり、上記と同様、管と管継手の接続が不完全であるときに、Oリングと管との隙間を通じて水又は空気が漏れることで、施工不具合を容易に検出できる。
一方、継手本体に取付けられたナットを工具等で締め、継手本体に金属管の端部を深く挿入すると、抵抗部材の突起部が変形し、金属管に設けられた環状突出部がOリングに接触する位置まで前進してシールがされる。
特許第3124246号公報(図1) 特開平9−152068号公報(図1) 特開2007−64438号公報(図1、図2)
しかしながら、特許文献1、2に記載された接続構造の場合、垂直方向に管を接続する縦配管の施工時に、管と管継手を仮締めすると、管や管継手が自重によりそれぞれ下方に移動し、管端部の環状凸部(環状突出部)とOリングとが接触することがある。そして、管や管継手の重さでOリングが圧縮され、管と管継手の接続が不完全であっても一時的にシールされた状態となり、上記した確認試験で施工不具合を検出できないことがある。
同様に、水平方向に管を接続する時にも、仮締めすると管端部の環状凸部(環状突出部)とOリングとが接触したり、施工時に管軸方向に生じた応力などによりOリングが圧縮され、管と管継手の接続が不完全であっても一時的にシールされ、施工不具合を検出できないことがある。
又、特許文献1、2記載の管継手において、Oリングは、Oリング外径と、Oリング収容溝の内径と、Oリングの厚みとで一義的に決まる摩擦力に依存した抜け出し阻止力によって収容溝に保持されている。そのため、管が斜めに抜け出た場合など、比較的大きな力が作用すると、管端部の環状凸部とOリングとの接触によって生じる摩擦力などによりOリングが脱落することがある。更に、管継手の輸送時や保管時、又は縦配管による施工時に、Oリングが収容溝から脱落し、施工作業が煩雑となることがある。又、管継手には管を固定するための締付用ナットが取付けられているが、管を固定する際には、ナットを管継手から一旦取り外した後、ナットに管を通し、管の端部に膨出部(環状凸部)を形成した後に継手本体にナットを締め付けている。この場合、ナットを管継手から取り外したときに、Oリングが継手本体から抜け落ちることがある。
一方、特許文献3記載の接続構造の場合、管継手への管の深い挿入を抵抗部材が防止するため、仮締め時に管端部の環状凸部にOリングが接触することが防止される。このため、施工不具合を検出できない問題を低減できるものと考えられる。
しかしながら、特許文献3記載の接続構造の場合、抵抗部材が管内に介在するため、管内を通過する水や温水等の液体や気体に抵抗部材が直接接触する。そのため、抵抗部材の成分のこれら流体中への溶出や、劣化して脱落した抵抗部材の流体中への混入を招く可能性がある。特に、この接続構造を上水道配管に用いる場合、水質汚染等が懸念されるので、抵抗部材に適用される材質なども制限される。さらに、抵抗部材が管内に介在すると、管路抵抗の増大を招くおそれがある。
これらに加え、抵抗部材と継手本体の間には隙間腐食が発生しやすい隙間構造が形成されるので、これを基点とした応力腐食割れの発生が懸念される。又、継手本体と抵抗部材の加工精度を高くする必要が生じることから、寸法管理の煩雑さと加工費用増大を招く。
本発明は上記課題を解決し、管と管継手とを仮締めした際にOリングと管が接触することを防止して不完全な接続を確実に検出することができると共に、管継手内のOリングが確実に保持されて脱落し難く、更に、管内を通過する流体に影響を及ぼすことのない管継手、管と管継手の接続構造及び接続方法を提供することを目的とする。
すなわち、本発明の管継手は、環状の膨出部が端部に形成されている管に接続される管継手であって、前記管の端部が挿入される管状の継手本体と、前記膨出部に前記継手本体の軸方向外側から係合する係合部を有し、前記継手本体に螺合されて該係合部を介して前記管を前記継手本体に向かって付勢する取付ナットと、前記継手本体の内周面と前記管の外周面との間をシールするOリングと、前記継手本体の軸方向の端部の内周面に形成され、前記Oリングを収容する環状のOリング保持部と、前記継手本体の軸方向外側の端部に位置し、前記取付ナットの締付けによって変形する支持部とを備え、前記支持部が前記膨出部と接しないか、又は前記膨出部に接するよう前記取付ナットを仮締めしたとき、前記支持部が前記膨出部と前記Oリングとの間に介在して該Oリングと該膨出部とを離間させ、前記仮締めしたときより更に前記取付ナットを締付ける本締めを行ったとき、前記支持部が前記膨出部に押圧されて変形し、前記継手本体に向かって前進した前記膨出部と前記Oリングが当接してシールする。
このような構成とすると、取付ナットの締付けが弱い仮締めの場合、支持部が膨出部とOリングとの間に介在し、Oリングと膨出部とを離間させる。これにより、管と管継手とを仮締めした際にOリングと管が接触することを防止して不完全な接続を確実に検出することができる。
一方、取付ナットを所定トルク以上の回転力で更に締付ける本締めの場合、支持部が膨出部に押圧されて少なくとも一部が変形し、膨出部がOリングと当接してシールすることができる。これにより、確実にシールが行われる。又、支持部は管の外周側かつOリングよりも継手本体の軸方向外側に位置するので、管内を通過する流体に支持部が直接接触せず、流体の品質を劣化させたり、管路抵抗の増大を招くことがない。
さらに、Oリングは、Oリング保持部の内側壁と、支持部とによって挟持されているため、管継手の輸送時や保管時に、Oリングが浮き上がったり落下等しない。さらに、施工時に管継手の接続部が下向きとなる組み付け作業や、管を管継手から抜き差ししたときに発生する摩擦力でOリングが保持部から脱落することを防止し、Oリングを確実に保持することができる。
前記支持部が、前記継手本体の軸方向外側の端部に該継手本体と一体に形成され、かつ前記端部内周の周方向に連続し又は断続して突出する突部であってもよい。
このような構成とすると、支持部が継手本体と一体に形成されるので、部品点数が削減できるため生産性が向上する。
また、前記支持部が、前記継手本体の軸方向外側の端部に取り付けられる環状の支持部材であってもよい。
このような構成とすると、種々の構造や大きさの支持部材を継手本体に取り付けることができる。
前記Oリング保持部より前記継手本体の軸方向外側の端部の所定位置には、前記継手本体の径方向内側に突出する支持部材固定部が形成され、前記支持部材が前記支持部材固定部に係合して固定されていてもよい。
このような構成とすると、支持部材固定部が支持部材を固定すると共に位置決めすることができる。
前記支持部材は環状をなすと共に、前記支持部材の軸方向に幅狭で、かつ前記支持部材の周方向に複数個設けられた幅狭部と、前記支持部材の軸方向において、隣接する前記幅狭部の間に位置する幅厚部と、前記幅狭部と前記幅厚部との間に形成される空間部と、前記幅狭部の内周面に設けられる所定厚みの突出部とを備え、前記突出部の周方向における長さが前記幅狭部の周方向における長さより短く、前記取付ナットを本締めしたときに前記突出部が変形して前記空間部に収容されてもよい。
このような構成とすると、取付ナットを本締めしたとき、変形した突出部の少なくとも一部が空間部に収容され、その分だけ支持部材の内径が大きくなる。このため、支持部材が径方向外側へ逃げることで、Oリングが膨出部に当接する際に邪魔にならない。
前記Oリングの内径が継手本体の内径より大きくてもよい。
このような構成とすると、Oリングの内周面が継手本体の内周面より径方向外側に引っ込むため、管の脱着の際に管端部の膨出部等の外周面とOリングとの間の摩擦力の増大を抑制し、Oリングの脱落がさらに防止される。
本発明の管と管継手の接続構造は、前記の管継手と、環状膨出部が端部に形成されている管とを接続してなる。
本発明の管と管継手の接続方法は、環状膨出部が端部に形成されている管に管継手を接続する方法であって、前記管継手は、前記管の端部が挿入される管状の継手本体と、前記膨出部に前記継手本体の軸方向外側から係合する係合部を有し、前記継手本体に螺合されて該係合部を介して前記管を前記継手本体に向かって付勢する取付ナットと、前記継手本体の内周面と前記管の外周面との間をシールするOリングと、前記継手本体の軸方向の端部の内周面に形成され、前記Oリングを収容する環状のOリング保持部と、前記継手本体の軸方向外側の端部に位置し、前記取付ナットの締付けによって変形する支持部とを備え、前記支持部が前記膨出部に接しないか、又は前記膨出部に接するよう前記取付ナットを仮締めし、前記支持部を前記膨出部と前記Oリングとの間に介在させて該Oリングと該膨出部とを離間させる仮締め工程と、前記仮締めしたときより更に前記取付ナットを締付け、前記膨出部を介して前記支持部を押圧して変形させ、前記継手本体に向かって前進した前記膨出部と前記Oリングを当接させてシールする本締め工程とを有する。
本発明によれば、管と管継手とを仮締めした際にOリングと管が接触することを防止して不完全な接続を確実に検出することができると共に、管継手内のOリングが確実に保持されて脱落し難く、更に、管内を通過する流体に影響を及ぼすことのない管継手が得られる。
以下、本発明を詳細に説明するが、それにより本発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る管と管継手の接続構造を管軸方向に切断した断面図である。又、図1の中心線Oより左側は後述する仮締めした状態を示し、中心線Oより右側は後述する本締めした状態を示す。
図1において、管(薄肉ステンレス鋼管)1の端部には、断面が円弧の環状膨出部1aが形成されている。ここで、環状膨出部1aの軸方向中心よりも継手本体2の軸方向外側に位置する膨出部を外側膨出部1a1と称し、継手本体2の軸方向内側に位置する膨出部を内側膨出部1a2と称する。
管継手10は、管状の継手本体2と、継手本体2に螺合される取付ナット3と、継手本体2の軸方向外側の端部2bの内周面に形成される環状のOリング保持部2cと、Oリング保持部2cに収容されるOリング4と、Oリング保持部2cより継手本体2の軸方向外側に形成された支持部材固定部2dと、支持部材固定部2dに取付けられる環状の支持部材6とを備えている。支持部材6は、支持部材固定部2dより継手本体2の軸方向外側に位置している。なお、支持部材6が特許請求の範囲の「支持部」に相当する。
そして、管1の端部が継手本体2に挿入され、管1と管継手10とからなる接続構造100を構成している。
継手本体2の外面には雄ねじ部2aが形成され、雄ねじ部2aは、取付ナット3の内面に形成された雌ねじ部3aに螺合している。そして、取付ナット3を締め付けるに従って、取付ナット3が継手本体2側に前進するようになっている。又、取付ナット3は底部3cに管1の挿通孔を有し、底部3cの内面には、管1の一方の膨出部1a1に継手本体2の軸方向外側から係合する係合部3bが形成されている。係合部3bは、一方の膨出部1a1の曲面に沿うような曲面を有していてもよく、取付ナット3を締め付けると、取付ナット3の前進に伴い係合部3bを介して管1を継手本体2に向かって付勢するようになっている。
継手本体2の軸方向中央部には、継手本体2の他の部分より径方向外側及び径方向内側に張り出すフランジ部2eが形成され、フランジ部2eに向かって継手本体2の両端部にそれぞれ管1が挿入されている。
Oリング保持部2cは、継手本体2の軸方向外側と内面側とが開口する段部をなしてOリング4を収容し、Oリング4は継手本体2の内周面と管1の外周面との間をシールする。なお、Oリング4の内径は、管1の外径より大きく、Oリング4が変形せずシールを行わないときには、Oリング4内周面と管1外周面との間に隙間が生じるようになっている。
支持部材6は、Oリング保持部2cの端面側(継手本体の軸方向外側の端部)の開口を閉塞するように支持部材固定部2dに取付けられ、Oリング4を軸方向外側から支持することができる。つまり、Oリング4は、Oリング保持部2cの内側壁(段部のうち、軸方向に垂直な壁)と、支持部材6とによって挟持されている。このため、Oリング4がOリング保持部2cにしっかりと保持され、管継手の輸送時や保管時に、Oリング4が浮き上がったり落下等しないよう確実に保持する。さらに、施工時に管継手が下向きとなる組み付け作業や、管を管継手から抜き差ししたときに発生する摩擦力でOリング4が脱落することを防止し、Oリング4を確実に保持することができる。
又、この実施形態では、Oリング4の内径が継手本体2の内径より大きく、Oリング4の内面が継手本体2の内面より径方向外側に引っ込んでいる。このため、管端部の環状凸部等にOリングが接触し難く、Oリング4の脱落がさらに防止される。
又、詳しくは後述するが、図1の左側に示すように、取付ナット3の締付けが弱い(仮締めの)場合、支持部材6は管の膨出部1aと接しないか、又は継手本体2の軸方向内側の膨出部1a2に接する。このため、支持部材6が膨出部1aとOリング4との間に介在し、Oリング4と膨出部1aとを離間させる。これにより、管と管継手とを仮締めした際にOリングと管が接触することを防止して不完全な接続を確実に検出することができる。
一方、図1の右側に示すように、取付ナット3を所定トルク以上の回転力で更に締付けた(本締めの)場合、支持部材6が膨出部1aに軸方向内側から乗り上げるように当接して、支持部材6の少なくとも一部が変形し、Oリング4に膨出部1aが当接してシールする。これにより、確実にシールが行われる。又、支持部材6は管1の外周側かつOリングよりも継手本体2の軸方向外側に位置するので、管内を通過する流体に支持部材6が直接接触せず、流体の品質を劣化させたり、管路抵抗の増大を招くことがない。
取付ナット3の先端側(底部3cと反対側)には、継手本体2に外嵌される環状の第1着色部材8aが配置され、継手本体2のフランジ部2e側壁には、第1着色部材8aに重なりつつ外嵌される環状の第2着色部材8bが配置されている。第1着色部材8aと第2着色部材8bとは遊嵌しており、軸方向に互いに重なるよう移動可能である。
そして、図1の左側に示すように、取付ナット3の締付けが弱い(仮締めの)場合、第1着色部材8aと第2着色部材8bとが部分的に重なり、第1着色部材8aの一部が表出する。一方、図1の右側に示すように、取付ナット3を更に締付けた(本締めの)場合、取付ナット3の前進に伴って第1着色部材8aが第2着色部材8bの下に完全に重なり、第1着色部材8aが表出しなくなる。
このようにすると、第1着色部材8aが表出するように取付ナット3を締め付ければ仮締め状態であり、第1着色部材8aが表出しなくなるように取付ナット3を締め付ければ本締め状態(施工完了)であることを容易に視認することができ、作業性の向上や作業ミスの低減が図られる。なお、第1着色部材8aを第2着色部材8bの上から重なるように配置してもよく、この場合は、第2着色部材8bが表出している間が仮締め状態であり、第2着色部材8bが表出しなくなると本締め状態となる。
管継手10に管1を接合するには、まず、取付ナット3を継手本体2から一旦取り外した後、取付ナット3に管1を挿通し、管1の端部に膨出部1aを形成した後に継手本体2に取付ナット3を締め付ければよい。締め付けの際、上記した仮締めをした後、取付ナット3を所定トルク以上の回転力で更に締付けて本締めを行う。
図2は、支持部材6の構造の一例を示す上面(平面)図である。支持部材6は環状をなすと共に、支持部材6の軸方向(図2の紙面に垂直な方向)に幅狭で、かつ支持部材6の周方向に複数個設けられた幅狭部6bと、支持部材6の周方向において、隣接する幅狭部6bの間に位置する幅厚部6aと、幅狭部6bと(軸方向からみて)隣接し幅厚部6aの間に形成される空間部6d(図3)と、幅狭部6bの内周面に設けられると共に上記空間部に延びる所定厚みの突出部6cとを備えている。
なお、図2の破線は、後述するフランジ6eを除く、支持部材6の幅厚部6a及び幅狭部6bの外面を示す。
図3は、図2のIII−III線に沿う断面図である。支持部材6の上面は平坦になっていて、幅狭部6bと幅厚部6aとが面一につながっている。一方、支持部材6の下面において、支持部材6の軸方向に沿って幅狭部6bが幅厚部6aより幅狭になっていて、幅狭部6bが軸方向に凹むことにより、隣接する幅厚部6a間に段部をなして空間部6dが形成されている。そして、取付ナット3を本締めしたとき、変形した突出部6cの少なくとも一部が空間部6dに収容され、その分だけ支持部材6の内径が大きくなる。このため、膨出部1a2に支持部材6が乗り上げるように当接し、径方向外側へ逃げることで、Oリング4が膨出部1a2に当接する際に邪魔にならないようになっている。
又、支持部材6の上面(空間部6dが形成されていない側の面)は、支持部材6の径方向外側に拡径するフランジ6eを有している。そして、フランジ6eの外径は継手本体2の端部2bの内径よりわずかに小さく、フランジ6eを含む支持部材6が継手本体2の内面にぴったりと嵌るようになっている。さらに、継手本体2の内面からリング状の支持部材固定部2dが突出し、支持部材固定部2dの突出高さは、フランジ6eと幅厚部6aとの段差に等しい。つまり、支持部材固定部2dの突出部がフランジ6eに係合し、支持部材6を継手本体2の内面で位置決めしている。
又、この実施形態では、突出部6cは幅狭部6bから空間部6dに延びているが、突出部6cが幅狭部6bのみに形成されていてもよい。但し、突出部6cが空間部6dに延びていると、本締めによって突出部6cを変形させて空間部6dに収容し易くなる。
図4は、図1の部分拡大図であり、仮締め時のOリング保持部2c近傍の構造を示す。図4において、Oリング保持部2cは、継手本体2の軸方向に垂直な内側壁2c1と、継手本体2の内面に平行で内側壁2c1に接続される内面壁2c2からなる段部をなして構成され、継手本体2の軸方向外側と内面側とが開口している。内側壁2c1と内面壁2c2との接続面は、Oリング4の断面に沿って滑らかに繋がっている。又、内面壁2c2の内径はOリング4の外径とほぼ等しく、Oリング4が内側壁2c1と内面壁2c2とにぴったり係合するようになっている。
一方、内面壁2c2と隣接し、Oリング4と接する部分より継手本体2の軸方向外側の所定位置には、継手本体2の径方向内側に突出するリング状の支持部材固定部2dが形成されている。そして、図3に示したフランジ部6eの内側(継手本体2の軸方向内側の面)が支持部材固定部2dの外側面に保持され、支持部材6を位置決めする。また、支持部材6の幅厚部6a及び幅狭部6bの外径は、支持部材固定部2dの突出部内側の内径とほぼ同一であり、幅厚部6a及び幅狭部6bが支持部材固定部2dの突出部に嵌合して支持部材6を固定している。さらに、フランジ部6eの外径は、継手本体2の端部2bのうち支持部材固定部2dより外側部分の内径とほぼ同一であり、フランジ部6eが端部2bに嵌合するようになっている。従って、端部2bの内面のうち、フランジ部6eに当接する部分も、特許請求の範囲の「支持部材固定部」を構成する。
支持部材6が支持部材固定部2dに係合されると、支持部材6から軸方向内側に延びる幅厚部6aの端縁部分がOリング4に当接し、内側壁2c1との間でOリング4を挟持してもよい。又、支持部材6内面の突出部6cが管の内側膨出部1a2に接し、Oリング4が内側膨出部1a2に接することを防止している。
図4において、Oリング4は変形しておらず、Oリング4の内径が管1の外径より大きいために、Oリング4内周面と管1外面との間に隙間Gが生じている。又、上記したように、支持部材6が内側膨出部1a2とOリング4との間に介在し、Oリング4と膨出部1aとの間にも隙間Gが生じている。
これにより、Oリング4と膨出部1aとを離間させ、仮締めした際にOリングと管が接触することを防止して不完全な接続を確実に検出することができる。又、検出された不完全接続箇所は、取付ナット3を増締めすることで容易にシール機能を確保できる。
図5は、図1の部分拡大図であり、本締め時のOリング保持部2c近傍の構造を示す。図5において、支持部材6は、継手本体2の軸方向内側から内側膨出部1a2に乗り上げるように当接し、支持部材6の突出部6cが変形(塑性変形や一部弾性変形)して一部が空間部6dに収容され、その分だけ支持部材6の内径が大きくなる。このため、支持部材6の突出部6cが径方向外側へ逃げるように内側膨出部1a2に当接するので、Oリング4が内側膨出部1a2に当接する物理的障害とならない。
そして、支持部材6の突出部6cが径方向外側へ逃げた分、Oリング4が内側膨出部1a2に乗り上げるように当接し、Oリング保持部2cと内側膨出部1a2との間でOリング4がつぶされてシールを行う。
支持部材6は、上記した仮締め状態において、管や管継手の自重が垂直方向から加わった程度の荷重で、突出部6cの変形が少ない(支持部材6の内径が殆ど変化しない)ように設計される。又、支持部材6は、継手本体2の軸方向外側の端部に圧入、接着等により嵌挿され、支持部材固定部2dによって位置決め及び固定される。
支持部材6は、仮締めの際に、管の膨出部とOリングとの間に介在する一方、本締めによって支持部材6の突出部6cの内径が広がるように変形するものであればよい。支持部材6の突出部6cの内径が広がると、管が継手本体に向かって前進することができ、管の膨出部に内側からOリングが当接することができるからである。
例えば、上記第1の実施形態では、支持部材6の突出部6cが変形して空間部6dに収容されることで支持部材6の突出部6cの内径が大きくなるが、これに代えて、例えばスプリングピン(C字状に隙間を設けて材料を丸めたもの)状としてもよい。
管に用いられる薄肉ステンレス鋼管としては、例えばJIS G 3448で規定されたステンレス鋼管などが例示される。支持部材6としては、例えばABS樹脂,ポリスチレン,PEEK,ポリカーボネイドなどの樹脂材;熱可塑性ポリマー,硬質ゴムなどの弾性部材;SUS304,SUS301等の金属薄板材;を好ましく用いることができ、これらの材料を射出成形やプレス成形等して形成することができる。
図6は、本発明の第2の実施形態の管継手における、支持部材61の構造を示す図である。なお、図6は、継手本体2の軸方向外側の端部21bから見たとき、端部21bに固定された状態の支持部材61を示す。
第1の実施形態において、支持部材6のフランジ6eは全周に形成されているが、第2の実施形態では支持部材61のフランジ61eは、外周のうち突出部6cに対向する位置に断続して複数形成され、フランジ61eの周方向の長さは、突出部6cの長さより長い。フランジ61eは、外周の任意の位置に複数形成することができる。なお、支持部材61において、フランジ61e以外の構成部分は支持部材6の構成(6a〜6d)と同一であるので説明を省略する。又、フランジ61eの外径は、継手本体2の端部21bの外径より小さい。
一方、継手本体2は、端部21bの形状が異なること以外は、第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。また、端部21bのうちフランジ61eに対応する位置が、フランジ61eとほぼ同一の形状に凹み、支持部材固定部21dを構成している。尚、外周の任意位置に複数のフランジ61eを形成した支持部材61を、第1の実施形態の端部2bに適用してもよい。
そして、支持部材61を端部21bに対向させ、支持部材固定部21dにフランジ61eを嵌合することにより、支持部材61を継手本体2に固定することができる。なお、継手本体2には第1の実施形態と同様の支持部材固定部2dも形成され、幅厚部6a及び幅狭部6bが支持部材固定部2dの突出部に嵌合して支持部材61を固定している。
なお、第2の実施形態における、仮締め時及び本締め時のOリング保持部2c近傍の構造は、上記した図4、図5と同一であるので説明を省略する。
図7は、本発明の第3の実施形態の管継手における、支持部材62の構造を示す図である。なお、図7は、継手本体2の軸方向外側の端部22bから見たとき、端部22bに固定された状態の支持部材62を示す。支持部材62は、支持部材61におけるフランジ61eの外径を端部22bの外径と同一となるように延ばし、フランジ62eとしたこと以外は支持部材6の構成(6a〜6d)と同一であるので説明を省略する。
一方、継手本体2は、端部22bの形状が異なること以外は、第2の実施形態と同様であるので説明を省略する。また、端部22bのうちフランジ62eに対応する位置が、フランジ62eとほぼ同一の形状に凹み、支持部材固定部22dを構成している。
そして、支持部材62を端部22bに対向させ、支持部材固定部22dにフランジ62eを嵌合することにより、支持部材62を継手本体2に固定することができる。なお、継手本体2には第1の実施形態と同様の支持部材固定部2dも形成され、幅厚部6a及び幅狭部6bが支持部材固定部2dの突出部に嵌合して支持部材62を固定している。
なお、第3の実施形態における、仮締め時及び本締め時のOリング保持部2c近傍の構造は、フランジ62eが端部22bの外径と同一となる以外は上記した図4、図5と同一であるので説明を省略する。
なお、上記した第1の実施形態〜第3の実施形態において、支持部材固定部2dを継手本体2の端部内周面に断続して複数形成してもよく、支持部材固定部2dを端部内周面の全周にリング状にしてもよい。
図8は、本発明の第4の実施形態の管継手における、支持部材63の構造を示す図である。なお、図8は、継手本体2の軸方向外側の端部23b側から見たとき、端部23bに固定された状態の支持部材63を示す。
支持部材63は、第1の実施形態の支持部材6におけるフランジ6eの外径を端部23bの外径と同一となるように延ばし、フランジ63eとしている。又、詳しくは後述するが、支持部材63の幅厚部63a及び幅狭部63bの径方向の厚みは、第1の実施形態の幅厚部6a及び幅狭部6bより厚く、幅厚部63a及び幅狭部63bの外径が端部23bの内径とほぼ同一になっている。但し、フランジ63e、並びに幅厚部63a及び幅狭部63b以外は、支持部材6の構成(6c,6d)と同一である。又、図8の破線は、フランジ63eを除く、支持部材63の幅厚部63a及び幅狭部63bの外面を示す。
一方、継手本体2は、第1の実施形態における支持部材固定部2dを設けないこと以外は、第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。
支持部材63の幅厚部63a及び幅狭部63bの外径が、継手本体2の端部23bの内径とほぼ同一であるため、幅厚部63a及び幅狭部63bを端部23bに嵌合することにより、支持部材63を継手本体2に固定することができる。又、フランジ部63eが端部23bの端面に当接し、支持部材63がそれ以上端部23b内に挿入されるのを防止して位置決めを行う。
従って、端部23bの内面のうち、幅厚部63a及び幅狭部63bに当接する部分が、特許請求の範囲の「支持部材固定部」を構成する。このように、第4の実施形態においては、端部23bの内面に突起(第1の実施形態における支持部材固定部2d)を設けなくても、支持部材63を固定することができる。
第4の実施形態における、仮締め時及び本締め時のOリング保持部2c近傍の構造を、それぞれ図9、図10に示す。図9、図10は、それぞれ図4、図5に対応したものであり、図4、図5と同一の構成部分については同符号を付して説明を省略する。
図9において、幅厚部63a及び幅狭部63bの外面が端部22bの内面に嵌合していることがわかる。
又、図10において、支持部材63は、継手本体2の軸方向内側から内側膨出部1a2に乗り上げるように当接し、支持部材63の突出部63cが変形(塑性変形や一部弾性変形)して一部が空間部6d(図示せず)に収容される。そして、突出部63cが径方向外側へ逃げた分、Oリング4が内側膨出部1a2に乗り上げるように当接し、Oリング保持部2cと内側膨出部1a2との間でOリング4がつぶされてシールを行う。
次に、本発明の第5の実施形態に係る管継手について、図11、図12を参照して説明する。図11、図12は、それぞれ図4、図5に対応したものであり、図4、図5と同一の構成部分については同符号を付して説明を省略する。
図11において、継手本体2の軸方向外側の端部24bの最端位置から径方向内側に向かって支持部64が延びている。支持部64は端部24b内周面に一部を除いてリング状に形成されている。又、支持部64の先端64sが管の内側膨出部1a2に接し、Oリング4が内側膨出部1a2に接することを防止するよう、支持部64の先端64sの位置が設定されている。
このように、支持部64は継手本体2と一体に形成されているが、継手本体2は通常は金属から形成されるため、支持部64が変形できるよう厚みを適度に薄くしている。
なお、支持部64を継手本体2と一体に形成する方法としては、例えば、ロストワックスにより継手本体2の形成時に支持部64を成形する方法が挙げられる。又、支持部64を継手本体2の端部内周面に断続して複数形成してもよい。
そして、図12に示すように、本締めを行うと、支持部64が継手本体2の軸方向内側から内側膨出部1a2に乗り上げるように当接し、支持部64及び/又は管の内側膨出部1a2が変形(塑性変形や一部弾性変形)する。そして、支持部64及び/又は管の内側膨出部1a2が変形した分、Oリング4が内側膨出部1a2に乗り上げるように当接し、Oリング保持部2cと内側膨出部1a2との間でOリング4がつぶされてシールを行う。
本発明は上記した実施形態に限定されず、本発明の思想と範囲に含まれる様々な変形及び均等物に及ぶことはいうまでもない。
本発明の第1の実施形態に係る接続構造を示した断面図である。 支持部材の一例を示す上面図である。 図2のIII−III線に沿う断面図である。 仮締め時のOリング保持部近傍の構造を示す部分断面拡大図である。 本締め時のOリング保持部近傍の構造を示す部分断面拡大図である。 本発明の第2の実施形態の管継手における、支持部材の構造を示す図である。 本発明の第3の実施形態の管継手における、支持部材の構造を示す図である。 本発明の第4の実施形態の管継手における、支持部材の構造を示す図である。 第4の実施形態における、仮締め時のOリング保持部近傍の構造を示す部分断面拡大図である。 第4の実施形態における、本締め時のOリング保持部近傍の構造を示す部分断面拡大図である。 本発明の第5の実施形態の管継手における、仮締め時のOリング保持部近傍の構造を示す部分断面拡大図である。 本発明の第5の実施形態の管継手における、本締め時のOリング保持部近傍の構造を示す部分断面拡大図である。
符号の説明
1 管
1a 膨出部
1a1 外側膨出部
1a 内側膨出部
2 継手本体
2b、21b、22b、23b、24b 継手本体の端部
2c Oリング保持部
2d、21d、22d、23b 支持部材固定部
2e フランジ部
3 取付ナット
3b 係合部
4 Oリング
6、61、62、63 支持部材
64 支持部
6a、63a 幅厚部
6b,63b 幅狭部
6c 突出部
6d 空間部
8a 第1着色部材
8b 第2着色部材
10 管継手
100 接続構造

Claims (8)

  1. 環状の膨出部が端部に形成されている管に接続される管継手であって、
    前記管の端部が挿入される管状の継手本体と、
    前記膨出部に前記継手本体の軸方向外側から係合する係合部を有し、前記継手本体に螺合されて該係合部を介して前記管を前記継手本体に向かって付勢する取付ナットと、
    前記継手本体の内周面と前記管の外周面との間をシールするOリングと、
    前記継手本体の軸方向の端部の内周面に形成され、前記Oリングを収容する環状のOリング保持部と、
    前記継手本体の軸方向外側の端部に位置し、前記取付ナットの締付けによって変形する支持部とを備え、
    前記支持部が前記膨出部と接しないか、又は前記膨出部に接するよう前記取付ナットを仮締めしたとき、前記支持部が前記膨出部と前記Oリングとの間に介在して該Oリングと該膨出部とを離間させ、
    前記仮締めしたときより更に前記取付ナットを締付ける本締めを行ったとき、前記支持部が前記膨出部に押圧されて変形し、前記継手本体に向かって前進した前記膨出部と前記Oリングが当接してシールすることを特徴とする管継手。
  2. 前記支持部が、前記継手本体の軸方向外側の端部に該継手本体と一体に形成され、かつ前記端部内周の周方向に連続し又は断続して突出する突部である請求項1記載の管継手。
  3. 前記支持部が、前記継手本体の軸方向外側の端部に取り付けられる環状の支持部材である請求項1記載の管継手。
  4. 前記Oリング保持部より前記継手本体の軸方向外側の端部の所定位置には、前記継手本体の径方向内側に突出する支持部材固定部が形成され、前記支持部材が前記支持部材固定部に係合して固定される請求項3記載の管継手。
  5. 前記支持部材は環状をなすと共に、前記支持部材の軸方向に幅狭で、かつ前記支持部材の周方向に複数個設けられた幅狭部と、前記支持部材の軸方向において、隣接する前記幅狭部の間に位置する幅厚部と、前記幅狭部と前記幅厚部との間に形成される空間部と、前記幅狭部の内周面に設けられる所定厚みの突出部とを備え、
    前記突出部の周方向における長さが前記幅狭部の周方向における長さより短く、前記取付ナットを本締めしたときに前記突出部が変形して前記空間部に収容される請求項3又は4に記載の管継手。
  6. 前記Oリングの内径が前記継手本体の内径より大きい請求項1乃至5のいずれかに記載の管継手。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の管継手と、環状膨出部が端部に形成されている管とを接続してなる管と管継手の接続構造。
  8. 環状膨出部が端部に形成されている管に管継手を接続する方法であって、
    前記管継手は、前記管の端部が挿入される管状の継手本体と、
    前記膨出部に前記継手本体の軸方向外側から係合する係合部を有し、前記継手本体に螺合されて該係合部を介して前記管を前記継手本体に向かって付勢する取付ナットと、
    前記継手本体の内周面と前記管の外周面との間をシールするOリングと、
    前記継手本体の軸方向の端部の内周面に形成され、前記Oリングを収容する環状のOリング保持部と、
    前記継手本体の軸方向外側の端部に位置し、前記取付ナットの締付けによって変形する支持部とを備え、
    前記支持部が前記膨出部に接しないか、又は前記膨出部に接するよう前記取付ナットを仮締めし、前記支持部を前記膨出部と前記Oリングとの間に介在させて該Oリングと該膨出部とを離間させる仮締め工程と、
    前記仮締めしたときより更に前記取付ナットを締付け、前記膨出部を介して前記支持部を押圧して変形させ、前記継手本体に向かって前進した前記膨出部と前記Oリングを当接させてシールする本締め工程とを有することを特徴とする管と管継手の接続方法。
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