JP2010144709A - オイルフリースクロール圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ラップの破損を防止することができ、信頼性を向上させることができるオイルフリースクロール圧縮機を提供する。
【解決手段】旋回スクロール部材2及び固定スクロール部材3,4を備え、固定スクロール部材3の吸入口3d,3eから吐出口3fまでの圧縮経路14A,14B及び固定スクロール部材4の吸入口4d,4eから吐出口4fまでの圧縮経路15A,15Bを有し、圧縮経路14A,14B,15A,15B内に水を注入するオイルフリースクロール圧縮機において、圧縮経路14A,15Bの温度をそれぞれ検出する温度センサ25A,25Bと、圧縮経路14A,14B,15A,15Bにそれぞれ注入する水量の割合を調整可能な調整弁21A,21Bと、圧縮経路14A,15Bの検出温度における偏差が小さくなるように調整弁21A,21Bの開度を制御する制御装置24とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気を圧縮するスクロール圧縮機に係わり、特に、圧縮室内に油を注入しないで水を注入するオイルフリースクロール圧縮機に関する。
空気を圧縮する圧縮機の一例として、圧縮室内に油(潤滑油)を注入しないオイルフリー圧縮機が知られており、このオイルフリー圧縮機は、油を含まない清浄な圧縮空気が必要とされる食品業界や半導体製造分野等で不可欠なものとなっている。しかし、オイルフリー圧縮機は、圧縮室内に油を注入する給油式の圧縮機と比べて、圧縮効率が低く、メンテナンス周期が短いことから、性能及び信頼性の点で課題が生じる。そこで、このような課題を解決するため、例えば、圧縮室内に水を注入して冷却・シール効果を高めたオイルフリースクリュー圧縮機が実用化されている。
一方、低騒音・低振動などの利点を有するスクロール圧縮機においても、圧縮室内に水を注入するオイルフリースクロール圧縮機が提唱されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1では、略渦巻き状のラップを両面に設けた旋回スクロール部材と、この旋回スクロール部材の一方側のラップに対応する略渦巻き状のラップを片面に設けた一方側の固定スクロール部材と、旋回スクロール部材の他方側のラップに対応する略渦巻き状のラップを片面に設けた他方側の固定スクロール部材とを備えた両歯式スクロール圧縮機において、一方側の固定スクロール部材に形成された開孔を介して、旋回スクロール部材の一方側に形成される圧縮室内に水を注入し、また他方側の固定スクロール部材に形成された開孔を介して、旋回スクロール部材の他方側に形成される圧縮室内に水を注入する水注入システムを備えている。水注入システムは、水を貯留する液タンクと、この液タンクに接続されたポンプ装置と、このポンプ装置の吐出側から分岐されて一方側の固定スクロール部材の開孔に接続された配管と、この配管に設けられた弁装置と、ポンプ装置の吐出側から分岐されて他方側の固定スクロール部材の開孔に接続された配管と、この配管に設けられた弁装置とで構成されている。
特開平8−128395号公報(図10など参照)
しかしながら、上記従来技術には以下のような課題が存在する。上記特許文献1に記載のオイルフリースクロール圧縮機では、一方側及び他方側の圧縮室内に水を注入する水注入システムを開示しているものの、一方側の圧縮室内に注入する水量と他方側の圧縮室内に注入する水量とのバランス制御、すなわち、一方側の圧縮室の温度と他方側の圧縮室の温度とのバランス制御については明確に記載されていない。スクロール圧縮機は、スクリュー圧縮機に比べると、圧縮形態の違いなどの理由から、熱変形などに対する設計上の補償が大きくなっている。そのため、一方側の圧縮室と他方側の圧縮室との温度差が発生して、熱変形のバランスがくずれると、ラップの接触事故が発生する恐れがある。
また、上記特許文献1に記載のオイルフリースクロール圧縮機では、圧縮機の運転開始時及び運転終了時における水注入のタイミングについては明確に記載されていない。そのため、水注入のタイミングによっては、圧縮室内に水が過剰に存在することとなり、液圧縮が生じてラップが破損する恐れがある。
本発明の目的は、ラップの破損を防止することができ、信頼性を向上させることができるオイルフリースクロール圧縮機を提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、略渦巻き状のラップを有する旋回スクロール部材と、前記旋回スクロール部材のラップに対応した略渦巻き状のラップを有する固定スクロール部材と、前記固定スクロール部材に対して前記旋回スクロール部材を旋回運動させるための駆動力を発生するモータとを備え、吸入口から吐出口までの圧縮経路を複数有し、前記複数の圧縮経路内に水を注入するオイルフリースクロール圧縮機において、少なくとも2つの圧縮経路の温度を検出する温度検出手段と、前記複数の圧縮経路内にそれぞれ注入する水量を調節する水量調節手段とを備え、前記水量調節手段は、前記温度検出手段で検出された少なくとも2つの圧縮経路の温度における偏差が小さくなるように、前記複数の圧縮経路内にそれぞれ注入する水量の割合を調節する。
このように本発明においては、少なくとも2つの圧縮経路(詳細には、例えば両歯式スクロール圧縮機において旋回スクロール部材の両側にそれぞれ形成される2つの圧縮経路や、例えば旋回スクロール部材のラップの径方向内側及び径方向外側にそれぞれ形成される2つの圧縮経路)の温度を検出し、これら温度の偏差が小さくなるように、複数の圧縮経路にそれぞれ注入する水量の割合を調節する。そして、複数の圧縮経路における温度偏差が小さくなることにより、熱変形のバランスを維持することができ、ラップ接触事故の発生を防止することができる。したがって、ラップの破損を防止することができ、信頼性を向上させることができる。
(2)上記(1)において、好ましくは、前記温度検出手段は、少なくとも2つの圧縮経路の検出温度を電気信号として出力する温度センサで構成し、前記水量調節手段は、前記複数の圧縮経路内にそれぞれ注入する水量の割合を調整可能な調整弁と、前記温度センサからの入力信号に基づき少なくとも2つの圧縮経路の検出温度における偏差が小さくなるように前記調整弁の開度を演算して前記調整弁に対応する制御信号を出力する制御装置とを有する。
(3)上記(1)において、好ましくは、前記温度検出手段は、2つの圧縮経路の温度をそれぞれ感知する作動ガスが封入された2つの感温筒で構成し、前記水量調節手段は、前記2つの感温筒からそれぞれ導入された作動ガスの圧力差によって弁体が作動することにより、前記2つの圧縮経路の温度における偏差が小さくなるように、前記複数の圧縮経路内にそれぞれ注入する水量の割合を調整する自動調整弁を有する。
(4)上記(1)〜(3)のいずれか1つにおいて、好ましくは、圧縮機運転開始の指令に応じて前記モータの駆動を開始するモータ制御手段を備え、前記水量調節手段は、前記モータ制御手段によって前記モータの駆動が開始してから予め設定された所定時間の経過後、前記複数の圧縮経路内への注水を開始する。
圧縮機の運転開始初期は、通常、圧縮経路の温度が低くなっている。そのため、例えば圧縮機運転開始の指令に応じて、モータの駆動を開始するととともに、これと同時に圧縮経路内への注水を開始する場合は、圧縮経路内に水(液体)が過剰に滞留し、液圧縮が生じてラップを破損させる可能性がある。本発明においては、モータの駆動が開始してから所定時間の経過後、すなわち、圧縮経路の温度が十分に上昇してから、圧縮経路内への注水を開始する。これにより、圧縮経路内に水が過剰に滞留することなく、液圧縮によるラップの破損を防止することができる。したがって、信頼性を向上させることができる。
(5)上記(1)〜(4)のいずれか1つにおいて、好ましくは、前記水量調節手段は、圧縮機運転終了の指令に応じて前記複数の圧縮経路内への水の注入を停止しており、前記水量調節手段によって前記複数の圧縮経路内への注水が停止してから予め設定された所定時間の経過後、前記モータの駆動を停止するモータ制御手段を備える。
例えば圧縮機運転終了の指令に応じて、圧縮経路内への注水を停止するとともに、これと同時にモータの駆動を停止する場合は、圧縮経路内に水(液体)が過剰に残留し、その後、運転再開とともに液圧縮が生じてラップを破損させる可能性がある。本発明においては、複数の圧縮経路内への注水が停止してから所定時間の経過後、すなわち、圧縮経路内の水が十分に除去されてから、モータの駆動を停止する。これにより、圧縮経路内に水が過剰に残留することなく、液圧縮によるラップの破損を防止することができる。したがって、信頼性を向上させることができる。
(6)上記目的を達成するために、本発明は、略渦巻き状のラップを有する旋回スクロール部材と、前記旋回スクロール部材のラップに対応した略渦巻き状のラップを有する固定スクロール部材と、前記固定スクロール部材に対して前記旋回スクロール部材を旋回運動させるための駆動力を発生するモータとを備え、吸入口から吐出口までの圧縮経路を複数有し、前記複数の圧縮経路内に水を注入するオイルフリースクロール圧縮機において、圧縮機運転開始の指令に応じて前記モータの駆動を開始するモータ制御手段と、前記モータ制御手段によって前記モータの駆動が開始してから予め設定された所定時間の経過後、前記複数の圧縮経路内への水の注入を開始する水量調節手段とを備える。
(7)上記目的を達成するために、本発明は、略渦巻き状のラップを有する旋回スクロール部材と、前記旋回スクロール部材のラップに対応した略渦巻き状のラップを有する固定スクロール部材と、前記固定スクロール部材に対して前記旋回スクロール部材を旋回運動させるための駆動力を発生するモータとを備え、吸入口から吐出口までの圧縮経路を複数有し、前記複数の圧縮経路内に水を注入するオイルフリースクロール圧縮機において、圧縮機運転終了の指令に応じて前記複数の圧縮経路内への水の注入を停止する水量調節手段と、前記水量調節手段によって前記複数の圧縮経路内への水の注入が停止してから予め設定された所定時間の経過後、前記モータの駆動を停止するモータ制御手段とを備える。
本発明によれば、ラップの破損を防止することができ、信頼性を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態におけるオイルフリースクロール圧縮機の全体構成を表す概略図(なお、圧縮機本体は正面図として示す)である。図2は、圧縮機本体の詳細構造を温度センサの配置とともに表す圧縮機本体の水平断面図である。図3は、圧縮機本体を構成する固定スクロール部材の後面図(但し、便宜上、旋回スクロール部材のラップの位置関係も示す)である。
これら図1〜図3において、オイルフリースクロール圧縮機は、モータ(図示せず)によって駆動されて空気を圧縮する圧縮機本体1と、この圧縮機本体1の圧縮室内に水を注入するとともに、圧縮機本体1から吐出された圧縮空気中の水分を分離回収する水注入システム(詳細は後述)とを備えている。このように圧縮機本体1の圧縮室内に水を注入することにより、冷却・シール効果が高められるようになっている。
圧縮機本体1は、両歯式スクロール圧縮機であり、略渦巻き状のラップ2a,2bを鏡板部2cの両面(図2中下側及び上側の面)に設けた旋回スクロール部材2と、旋回スクロール部材2のラップ2aに対応した(詳細には、ラップ2aと接触することなく噛合うような)略渦巻き状のラップ3aを鏡板部3bの片面(図2中上側の面)に設けた固定スクロール部材3と、旋回スクロール部材2のラップ2bに対応した(詳細には、ラップ2bと接触することなく噛合うような)略渦巻き状のラップ4aを鏡板部4bの片面(図2中下側の面)に設けた固定スクロール部材4とを備えている。なお、固定スクロール部材3,4は、互いに組み合わされて旋回スクロール部材2を内包するハウジングを構成している。
また、圧縮機本体1は、固定スクロール部材3,4に対して旋回スクロール部材2を旋回運動させる主クランク軸5及び補助クランク軸6を備えている。主クランク軸5は、固定スクロール部材3,4に設けた軸受7A,8Aにより回動可能に支持され、補助クランク軸6は、固定スクロール部材3,4に設けた軸受7B,8Bにより回動可能に支持されている。主クランク軸5及び補助クランク軸6は固定スクロール部材3から突出した軸端部をそれぞれ有し、これら軸端部にプーリ9A,9Bが設けられている。そして、プーリ9A,9Bにタイミングベルト10が装架されて、主クランク軸5と補助クラン軸6とが同期回転するようになっている。また、主クランク軸5の軸端部にはVプーリ11が設けられており、このVプーリ11とモータの回転軸に設けたVプーリ(図示せず)との間にVベルト(図示せず)が装架されて、モータの回転動力が主クランク軸5に伝達されるようになっている。
主クランク軸5は、旋回スクロール部材2の径方向外周部の一方側(図2中右側)に接続されたクランク部5aを有し、補助クランク軸6は、旋回スクロール部材2の径方向外周部の他方側(図2中左側)に接続されたクランク部6aを有している。主クランク軸5のクランク部5a及び補助クランク軸6のクランク部6aは、軸線から同じ偏心量で偏心しており、旋回スクロール部材2は、これらクランク部5a,6aにおいて軸受12A,12Bを介して旋回運動可能に軸支されている。なお、旋回スクロール部材2の旋回運動に伴う不釣り合いを相殺するため、主クランク軸5にはバランスウエイト13Aが設けられ、補助クランク軸6にはバランスウエイト13Bが設けられている。
固定スクロール部材3は、上記ラップ3aと、上記鏡板部3bと、鏡板部3bにおけるラップ3aの径方向外周側に設けた略円形状のダストラップ3cと、このダストラップ3cの径方向内側(言い換えれば、ラップ3aの径方向外側)と外部とを連通する2つの吸入口3d,3eと、ラップ3aの径方向中央部と外部とを連通する吐出口3fとを有している。そして、旋回スクロール部材2と固定スクロール部材3との間には、旋回スクロール部材2の旋回運動に伴い、主に吸入口3dから空気を吸入して圧縮し吐出口3fから吐出する圧縮経路14A(詳細には、旋回スクロール部材2のラップ2aの径方向内側に形成されて、旋回スクロー部材2eの旋回に伴い、容積を減少しつつ吐出口3fに向かって移動する複数の圧縮室)が形成されるとともに、主に吸入口3eから空気を吸入して圧縮し吐出口3fから吐出する圧縮経路14B(詳細には、旋回スクロール部材2のラップ2aの径方向外側に形成されて、旋回スクロー部材2eの旋回に伴い、容積を減少しつつ吐出口3fに向かって移動する複数の圧縮室)が形成される。
同様に、固定スクロール部材4は、上記ラップ4aと、上記鏡板部4bと、鏡板部4bにおけるラップ4aの径方向外周側に設けた略円形状のダストラップ4cと、このダストラップ4cの径方向内側(言い換えれば、ラップ4aの径方向外側)と外部とを連通する2つの吸入口4d,4eと、ラップ4aの径方向中央部と外部とを連通する吐出口4fとを有している。そして、旋回スクロール部材2と固定スクロール部材4との間には、旋回スクロール部材2の旋回運動に伴い、主に吸入口4dから空気を吸入して圧縮し吐出口4fから吐出する圧縮経路15A(詳細には、旋回スクロール部材2のラップ2aの径方向内側に形成されて、旋回スクロー部材2eの旋回に伴い、容積を減少しつつ吐出口4fに向かって移動する複数の圧縮室)が形成されるとともに、主に吸入口4eから空気を吸入して圧縮し吐出口4fから吐出する圧縮経路15B(詳細には、旋回スクロール部材2のラップ2aの径方向外側に形成されて、旋回スクロー部材2eの旋回に伴い、容積を減少しつつ吐出口4fに向かって移動する複数の圧縮室)が形成される。
本実施形態の水注入システムは、圧縮機本体1の吐出口3f,4fから吐出された圧縮空気中の水分を分離回収する水分離器16と、この分離器16で回収した水を冷却する冷却器17と、この冷却器17で冷却した水中の有害成分を取り除く清浄装置18と、この清浄装置18から供給された水を上記圧縮流路14A,14B,15A,15Bにそれぞれ注入する注水系統19とを備えている。
注水系統19は、清浄装置18から供給された水を分流する分流器20と、この分流器20の一方側出口に調整弁21Aを介し接続されて分流する分流器22Aと、この分流器22Aの一方側出口から吸入口3dに注水するように接続した注水管(言い換えれば、主に圧縮流路14Aに注水する注水管)23Aと、分流器22Aの他方側出口から吸入口3eに注水するように接続した注水管(言い換えれば、主に圧縮流路14Bに注水する注水管)23Bと、分流器20の他方側出口に調整弁21Bを介し接続されて分流する分流器22Bと、この分流器22Bの一方側出口から吸入口4dに注水するように接続した注水管(言い換えれば、主に圧縮流路15Aに注水する注水管)23Cと、分流器22Bの他方側出口から吸入口4eに注水するように接続した注水管(言い換えれば、主に圧縮流路15Bに注水する注水管)23Dとで構成されている。そして、調整弁21A,21Bの開度が制御装置24によって制御されることにより、圧縮流路14A,14Bに注入する水量と圧縮流路15A,15Bに注入する水量との割合が調整されるようになっている。
固定スクロール部材3の吐出口近傍3fには温度センサ25Aが設けられており、この温度センサ25Aは、例えば吐出経路14Aの温度を(詳細には、吐出口3fに連通する直前の圧縮室内の空気温度を)鏡板部3bを介して検出し、その検出温度を検出信号(電気信号)として出力する。また、固定スクロール部材4の吐出口4f近傍には温度センサ25Bが設けられており、この温度センサ25Bは、例えば吐出経路15Bの温度を(詳細には、吐出口に4f連通する直前の圧縮室内の空気温度を)鏡板部4bを介して検出し、その検出温度を検出信号(電気信号)として出力するようになっている。
制御装置24は、第1の制御機能として、温度センサ25A,25Bからの検出信号を入力し、これらに基づいて圧縮経路14Aの温度と圧縮経路15Bの温度との偏差が小さくなるように調整弁21A,21Bの開度を演算し、対応する制御信号を調整弁21A,21Bに出力するようになっている。また、制御装置24は、第2の制御機能として、例えば運転スイッチ(図示せず)からのON・OFF信号(圧縮機の運転開始・運転終了の指令信号)に応じて、調整弁21A,21B及びモータを制御するようになっている。このような制御装置24の制御手順を図4により説明する。図4は、制御装置24の制御処理内容を表すフローチャートである。
この図4において、まずステップ100において、運転スイッチがOFF状態からON状態に切り換えられたか否かを判定する。例えば運転スイッチがON状態に切り換えられない場合は、ステップ100の判定が満たされず、この判定が繰り返し行われる。一方、例えば運転スイッチがON状態に切り換えられた場合は、ステップ100の判定が満たされ、ステップ110に移る。ステップ110では、モータの駆動を開始する。そして、ステップ120に進み、モータの駆動が開始してから予め設定された所定時間(数十秒程度)が経過したか否かを判定する。所定時間が経過しない間は、ステップ120の判定が満たされず、その判定が繰り返し行われる。その後、所定時間が経過すると、ステップ120の判定が満たされ、ステップ130に移る。ステップ130では、調整弁21A,21Bを閉じ状態から開き状態(予め設定された初期開度)に切り換える。
そして、ステップ140に進み、温度センサ25A,25Bからの検出信号に基づいて圧縮経路14Aの温度と圧縮経路15Bの温度との偏差を演算し、この偏差が小さくなるように調整弁21A,21Bの開度の補正量を演算し、その後、ステップ150に進み、対応する制御信号を調整弁21A,21Bに出力して、調整弁21A,21Bの開度を調整する。具体的に説明すると、例えば圧縮経路14Aの温度が圧縮経路15Bの温度より高い場合、その偏差に応じて調整弁21Aの開度を大きくしたり、調整弁21Bの開度を小さくしたりする。その結果、圧縮経路14A,14Bに注入する水量が増加したり、圧縮経路15A,15Bに注入する水量が減少したりする。また、例えば圧縮経路15Bの温度が圧縮経路14Aの温度より高い場合、その偏差に応じて調整弁21Bの開度を大きくしたり、調整弁21Aの開度を小さくしたりする。その結果、圧縮経路15A,15Bに注入する水量が増加したり、圧縮経路14A,14Bに注入する水量が減少したりする。
その後、ステップ160に進み、運転スイッチがON状態からOFF状態に切り換えられたか否かを判定する。例えば運転スイッチがOFF状態に切り換えられない場合は、ステップ160の判定が満たされず、上述したステップ140及び150の手順が繰り返し行われる。一方、例えば運転スイッチがOFF状態に切り換えられた場合は、ステップ160の判定が満たされ、ステップ170に移る。ステップ170では、調整弁21A,21Bを開き状態から閉じ状態に切り換える。そして、ステップ180に進み、調整弁21A,21Bを閉じ状態に切り換えてから(言い換えれば、圧縮経路14A,14B,15A,15Bへの注水を停止してから)予め設定された所定時間(数十秒程度)が経過したか否かを判定する。所定時間が経過しない間は、ステップ180の判定が満たされず、その判定が繰り返し行われる。その後、所定時間が経過すると、ステップ180の判定が満たされ、ステップ190に移る。ステップ190では、モータの駆動を停止する。その後、上述したステップ100に戻って、同様の手順が繰り返し行われる。
以上のように構成された本実施形態においては、圧縮経路14A,15Bの温度を検出し、これら検出温度の偏差が小さくなるように、圧縮経路14A,14Bに注入する水量と圧縮経路15A,15Bに注入する水量との割合を調整する。このようにして圧縮経路14A,14B,15A,15Bにおける温度偏差が小さくなることにより、熱変形のバランスを維持することができ、ラップ接触事故の発生を防止することができる。したがって、ラップの破損を防止することができ、信頼性を向上させることができる。また、旋回スクロール部材2と固定スクロール部材3,4との間隙寸法をより小さくすることが可能となり、圧縮性能を向上させることができる。
また、本実施形態においては、圧縮機運転開始の際、モータの駆動が開始してから所定時間の経過後、すなわち、圧縮経路14A,14B,15A,15Bの温度が十分に上昇してから、圧縮経路14A,14B,15A,15B内への注水を開始する。また、圧縮機運転終了の際、圧縮経路14A,14B,15A,15B内への注水が停止してから所定時間の経過後、すなわち、圧縮経路14A,14B,15A,15B内の水が十分に除去されてから、モータの駆動を停止する。これにより、圧縮経路内に水が過剰に滞留することなく、液圧縮によるラップの破損を防止することができる。したがって、信頼性を向上させることができる。
なお、上記第1の実施形態においては、制御装置24は、上述した図4のステップ130〜150で示すように、圧縮経路14Aの温度と圧縮経路15Bの温度との偏差を演算し、この偏差が小さくなるように調整弁21A,21Bの開度の補正量を演算し、対応する制御信号を調整弁21A,21Bに出力する場合を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、例えば図5のステップ200及び150で示すように、制御装置24は、予め設定された目標温度を記憶しており、圧縮経路14Aの検出温度と目標温度との偏差を演算し、この偏差が小さくなるように調整弁21Aの開度を制御し、また圧縮経路15Bの検出温度と目標温度との偏差を演算し、この偏差が小さくなるように調整弁21Bの開度を制御してもよい。このような場合も、圧縮経路14A,15Bにおける温度偏差が小さくなり、上記同様の効果を得ることができる。
また、上記第1の実施形態においては、圧縮経路14A,15Bの温度をそれぞれ検出する温度センサ25A,25Bを設け、注水系統19は圧縮経路14A,14Bに注入する水量と圧縮経路15A,15Bに注入する水量との割合を調整可能とするような構成を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば、温度センサの数やその検出対象となる圧縮経路、また水注入系統の構成を変更することは可能である。
例えば図6及び図7で示す変形例では、圧縮流路14A,14B,15A,15Bの温度をそれぞれ検出する温度センサ26A,26B,26C,26Dを設けている。また、注水系統19Aは、清浄装置17から供給された水を分流する分流器27と、この分流器27の第1出口から吸入口3dに注水するように接続した注水管(言い換えれば、主に圧縮流路14Aに注水する注水管)28Aと、分流器27の第2出口から吸入口3eに注水するように接続した注水管(言い換えれば、主に圧縮流路14Bに注水する注水管)28Bと、分流器27の第3出口から吸入口4dに注水するように接続した注水管(言い換えれば、主に圧縮流路15Aに注水する注水管)28Cと、分流器27の第4出口から吸入口4eに注水するように接続した注水管(言い換えれば、主に圧縮流路15Bに注水する注水管)28Dと、これら注水管28A〜28Dにそれぞれ設けられた調整弁29A〜29Dとで構成されており、圧縮経路14A,14B,15A,15Bにそれぞれ注入する水量の割合を調整可能としている。そして、制御装置24Aは、温度センサ26A〜26Dからの検出信号を入力し、これらに基づいて圧縮経路14A,14B,15A,15Bの温度における偏差が小さくなるように調整弁29A〜29Dの開度を演算し、対応する制御信号を調整弁29A〜29Dに出力する。このような変形例においても、上記同様の効果を得ることができる。
本発明の第2の実施形態を、図8及び図9により説明する。本実施形態は、注水系統に自動調整弁を設けた実施形態である。なお、上記第1の実施形態と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図8は、本実施形態におけるスクロール圧縮機の全体構成を表す概略図である。図9は、自動調整弁の詳細構造を表す図である。
本実施形態の注水系統19Bは、清浄装置18から開閉弁30を介して供給された水を分流する自動調整弁31と、この自動調整弁31の一方側出口(後述する流出口33b)に接続されて分流する分流器22Aと、この分流器22Aの一方側出口から吸入口3dに注水するように接続した注水管23Aと、分流器22Aの他方側出口から吸入口3eに注水するように接続した注水管23Bと、自動調整弁31の他方側出口(後述する流出口33c)に接続されて分流する分流器22Bと、この分流器22Bの一方側出口から吸入口4dに注水するように接続した注水管23Cと、分流器22Bの他方側出口から吸入口4eに注水するように接続した注水管23Dとで構成されている。
固定スクロール部材3の吐出口近傍3fには、低沸点の作動ガス(フロン等)が封入された感温筒32Aが設けられており、この感温筒32A内の作動ガスは、例えば吐出経路14Aの温度(詳細には、吐出口に3f連通する直前の圧縮室の温度)に応じて温度変化し、圧力が変動するようになっている。また、固定スクロール部材4の吐出口4f近傍には、低沸点の作動ガス(フロン等)が封入された感温筒32Bが設けられており、この感温筒32B内の作動ガスは、例えば吐出経路15Bの温度(詳細には、吐出口に4f連通する直前の圧縮室の温度)に応じて温度変化し、圧力が変動するようになっている。
自動調整弁31は、流入口33a及び流出口33b,33cが形成された本筒(ハウジング)33と、この本筒33内でスライド可能な可動バー(弁体)34と、キャピラリチューブ35Aを介し感温筒32Aからの作動ガスを導入する受圧部36Aと、キャピラリチューブ35Bを介し感温筒32Bからの作動ガスを導入する受圧部36Bとを有している。受圧部36Aは、感温筒32Aから導入した作動ガスの圧力によって変位するダイアフラム37Aを有し、受圧部36Bは、感温筒32Bから導入した作動ガスの圧力によって変位するダイアフラム37Bを有しており、これらダイアフラム37A,37Bが可動バー34の両端に接続されている。これにより、可動バー34は、感温筒32A,32Bの作動ガスの圧力差(言い換えれば、圧縮経路14A,15Bの温度差)に応じて流出口33b側(図9中左側)又は流出口33c側(図9中右側)にスライドし、流出口33b,33cの開度を調整するようになっている。
具体的に説明すると、例えば受圧部36Aの作動ガスの圧力が受圧部36Bの作動ガスの圧力より高い場合(言い換えれば、圧縮経路14Aの温度が圧縮経路15Bの温度より高い場合)、その圧力差に応じて可動バーが出口33c側にスライドして、出口33bの開度を大きくし、出口33cの開度を小さくする。これにより、圧縮経路14A,14Bに注入する水量が増加し、圧縮経路15A,15Bに注入する水量が減少する。また、例えば受圧部36Bの作動ガスの圧力が受圧部36Aの作動ガスの圧力より高い場合(言い換えれば、圧縮経路15Bの温度が圧縮経路14Aの温度より高い場合)、その圧力差に応じて可動バーが出口33b側にスライドして、出口33cの開度を大きくし、出口33bの開度を小さくする。これにより、圧縮経路15A,15Bに注入する水量が増加し、圧縮経路14A,14Bに注入する水量が減少する。したがって、圧縮経路14Aの温度と圧縮経路15Bの温度が同一となるように注入水量が自動調節される。その結果、圧縮経路14A,14B,15A,15Bにおける温度偏差が小さくなり、熱変形のバランスを維持することができ、ラップ接触事故の発生を防止することができる。
制御装置38は、例えば運転スイッチからのON・OFF信号(圧縮機の運転開始・運転終了の指令信号)に応じて、開閉弁30及びモータを制御するようになっている。具体的には、例えば運転スイッチがON状態に切り換えられた場合は、モータの駆動を開始し、その後、予め設定された所定時間(数十秒程度)が経過すると、開閉弁30を全閉状態から全開状態に切り換える。また、例えば運転スイッチがOFF状態に切り換えられた場合は、開閉弁33を全開状態から全閉状態に切り換え、その後、予め設定された所定時間(数十秒程度)が経過すると、モータの駆動を停止する。その結果、圧縮経路内に水が過剰に滞留することなく、液圧縮によるラップの破損を防止することができる。
以上のように構成された本実施形態においても、上記第1の実施形態と同様、ラップの破損を防止することができ、信頼性を向上させることができる。また、旋回スクロール部材2と固定スクロール部材3,4との間隙寸法をより小さくすることが可能となり、圧縮性能を向上させることができる。また、本実施形態においては、自動調整弁31を備えた構成とすることにより、上記第1の実施形態に比べて、コスト低減を図ることができる。
なお、以上においては、本発明の適用対象として両歯式スクロール圧縮機を例にとって説明したが、これに限られず、例えば、片歯式スクロール圧縮機に適用してもよい。すなわち、旋回スクロール部材のラップの径方向内側及び径方向外側にそれぞれ形成される2つの圧縮経路の温度を検出し、これら温度の偏差が小さくなるように、2の圧縮経路にそれぞれ注入する水量の割合を調節してもよい。この場合も、上記同様の効果を得ることができる。
本発明の第1の実施形態におけるオイルフリースクロール圧縮機の全体構成を表す概略図である。 本発明の第1の実施形態における圧縮機本体の詳細構造を温度センサの配置とともに表す圧縮機本体の水平断面図である。 本発明の第1の実施形態における圧縮機本体を構成する固定スクロール部材の後面図である。 本発明の第1の実施形態における制御装置の制御処理内容を表すフローチャートである。 本発明の一変形例における制御装置の制御処理内容を表すフローチャートである。 本発明の他の変形例におけるオイルフリースクロール圧縮機の全体構成を表す概略図である。 本発明の他の変形例における温度センサの配置を表す圧縮機本体の横断面図である。 本発明の第2の実施形態におけるスクロール圧縮機の全体構成を表す概略図である。 本発明の第2の実施形態における自動調整弁の詳細構造を表す概略図である。
符号の説明
2 旋回スクロール部材
2a,2b ラップ
3 固定スクロール部材
3a ラップ
3d,3e 吸入口
3f 吐出口
4 固定スクロール部材
4a ラップ
4d,4e 吸入口
4f 吐出口
14A,14B 圧縮経路
15A,15B 圧縮経路
21A,21B 調整弁(水量調節手段)
24 制御装置(水量調節手段、モータ制御手段)
24A 制御装置(水量調節手段、モータ制御手段)
25A,25B 温度センサ(温度検出手段)
26A〜26D 温度センサ(温度検出手段)
29A〜29D 調整弁(水量調節手段)
30 開閉弁(水量調節手段)
31 自動調整弁(水量調節手段)
32A,32B 感温筒(温度検出手段)
38 制御装置(水量調節手段、モータ制御手段)

Claims (7)

  1. 略渦巻き状のラップを有する旋回スクロール部材と、前記旋回スクロール部材のラップに対応した略渦巻き状のラップを有する固定スクロール部材と、前記固定スクロール部材に対して前記旋回スクロール部材を旋回運動させるための駆動力を発生するモータとを備え、吸入口から吐出口までの圧縮経路を複数有し、前記複数の圧縮経路内に水を注入するオイルフリースクロール圧縮機において、
    少なくとも2つの圧縮経路の温度を検出する温度検出手段と、
    前記複数の圧縮経路内にそれぞれ注入する水量を調節する水量調節手段とを備え、
    前記水量調節手段は、前記温度検出手段で検出された少なくとも2つの圧縮経路の温度における偏差が小さくなるように、前記複数の圧縮経路内にそれぞれ注入する水量の割合を調節することを特徴とするオイルフリースクロール圧縮機。
  2. 請求項1記載のオイルフリースクロール圧縮機において、前記温度検出手段は、少なくとも2つの圧縮経路の検出温度を電気信号として出力する温度センサで構成し、前記水量調節手段は、前記複数の圧縮経路内にそれぞれ注入する水量の割合を調整可能な調整弁と、前記温度センサからの入力信号に基づき少なくとも2つの圧縮経路の検出温度における偏差が小さくなるように前記調整弁の開度を演算して前記調整弁に対応する制御信号を出力する制御装置とを有することを特徴とするオイルフリースクロール圧縮機。
  3. 請求項1記載のオイルフリースクロール圧縮機において、前記温度検出手段は、2つの圧縮経路の温度をそれぞれ感知する作動ガスが封入された2つの感温筒で構成し、前記水量調節手段は、前記2つの感温筒からそれぞれ導入された作動ガスの圧力差によって弁体が作動することにより、前記2つの圧縮経路の温度における偏差が小さくなるように、前記複数の圧縮経路内にそれぞれ注入する水量の割合を調整する自動調整弁を有することを特徴とするオイルフリースクロール圧縮機。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項記載のオイルフリースクロール圧縮機において、圧縮機運転開始の指令に応じて前記モータの駆動を開始するモータ制御手段を備え、前記水量調節手段は、前記モータ制御手段によって前記モータの駆動が開始してから予め設定された所定時間の経過後、前記複数の圧縮経路内への注水を開始することを特徴とするオイルフリースクロール圧縮機。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項記載のオイルフリースクロール圧縮機において、前記水量調節手段は、圧縮機運転終了の指令に応じて前記複数の圧縮経路内への水の注入を停止しており、前記水量調節手段によって前記複数の圧縮経路内への注水が停止してから予め設定された所定時間の経過後、前記モータの駆動を停止するモータ制御手段を備えたことを特徴とするオイルフリースクロール圧縮機。
  6. 略渦巻き状のラップを有する旋回スクロール部材と、前記旋回スクロール部材のラップに対応した略渦巻き状のラップを有する固定スクロール部材と、前記固定スクロール部材に対して前記旋回スクロール部材を旋回運動させるための駆動力を発生するモータとを備え、吸入口から吐出口までの圧縮経路を複数有し、前記複数の圧縮経路内に水を注入するオイルフリースクロール圧縮機において、
    圧縮機運転開始の指令に応じて前記モータの駆動を開始するモータ制御手段と、
    前記モータ制御手段によって前記モータの駆動が開始してから予め設定された所定時間の経過後、前記複数の圧縮経路内への水の注入を開始する水量調節手段とを備えたことを特徴とするオイルフリースクロール圧縮機。
  7. 略渦巻き状のラップを有する旋回スクロール部材と、前記旋回スクロール部材のラップに対応した略渦巻き状のラップを有する固定スクロール部材と、前記固定スクロール部材に対して前記旋回スクロール部材を旋回運動させるための駆動力を発生するモータとを備え、吸入口から吐出口までの圧縮経路を複数有し、前記複数の圧縮経路内に水を注入するオイルフリースクロール圧縮機において、
    圧縮機運転終了の指令に応じて前記複数の圧縮経路内への水の注入を停止する水量調節手段と、
    前記水量調節手段によって前記複数の圧縮経路内への水の注入が停止してから予め設定された所定時間の経過後、前記モータの駆動を停止するモータ制御手段とを備えたことを特徴とするオイルフリースクロール圧縮機。
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