JP5366889B2 - 水注入式スクロール空気圧縮機 - Google Patents
水注入式スクロール空気圧縮機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5366889B2 JP5366889B2 JP2010140560A JP2010140560A JP5366889B2 JP 5366889 B2 JP5366889 B2 JP 5366889B2 JP 2010140560 A JP2010140560 A JP 2010140560A JP 2010140560 A JP2010140560 A JP 2010140560A JP 5366889 B2 JP5366889 B2 JP 5366889B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- air compressor
- water injection
- injection type
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Description
しかしながら、特許文献1では水の注入位置をスクロールラップの内側にしていることから、圧縮機本体を水注入式の専用構造にする必要がある。したがって、水注入式のスクロール圧縮機である本体部分と従来から普及しているオイルフリー式(以下、ドライ式という)のスクロール空気圧縮機である本体部分を共用化にすることは難しかった。
水注入式とドライ式とで本体部分を共用化するにあたっては、注水位置を本体外部とし、本体に吸入する空気に予め水を混入させておく方法がある。
図1はスクロール空気圧縮機の本体斜視図を中心に水循環系を模式的に示した図である。
図2はスクロール空気圧縮機本体の平面断面図である。
図3はスクロール空気圧縮機本体の側面断面図である。
図4は水を混入した空気を圧縮機本体内部に導いてから、内旋側の圧縮室に吸い込むときの様子を示す断面図である。
図5も同様に水を混入した空気を圧縮機本体内部に導いてから、外旋側の圧縮室に吸い込む様子を示す断面図である。
なお、旋回スクロールラップの旋回位置により図4と図5の状態が交互に繰り返される。
左右2つの旋回ラップ52は同一の旋回スクロール5に背中合わせに形成したものであり、両ラップ鏡板にはさまれた旋回スクロール5の中央部には冷却風を通す貫通穴6が設けられている。
このように巻き角に差があるスクロールラップを非対称ラップと称し、冷媒ガス用のスクロール圧縮機においては小型化等を目的に使用する例がある。
なお、図1で図2,図3と同一番号は同一物であるのでその説明は省略する。
図4,図5において、旋回ラップ52が固定ラップ51の作る渦巻き状の空間の中で旋回運動している。両ラップの終端は外周室54に開口し、内旋側の圧縮室61と外旋側の圧縮室62が交互に口を開く。水を混入した空気は吸入路の開口部59から、これら内施側の圧縮室61と外施側の圧縮室62に流れ込む。この流れは上方から下方への向きであるため、空気の流れから水滴が離脱しにくい。したがって、図1に示した水混入部32で空気の流れに注入された水のほとんど全てが圧縮室に吸い込まれるので、外周室54への水の滞留が防止される。
最初に使用者によって停止ボタンが押されると、弁39を閉めて注水を止める。圧縮機本体1は圧縮作用で内部にある水を排出するとともに、空気だけを圧縮するため吐出温度が上昇し、内部の乾燥を促進する。運転中の注水量が必要最低限であったことから、水の排出と乾燥に要する時間は3分以下と短い。乾燥が終了したことは時間経過あるいは吐出温度が200℃を超えたことで判断し、運転を停止する。スクロールのラップは注水しない高温条件をも考慮してあるため、熱変形による接触や材料劣化等の問題は生じない。
Claims (5)
- 渦巻き状のラップを有する旋回スクロール部材と、この旋回スクロール部材のラップに対応した渦巻き状のラップを有する固定スクロール部材と、この固定スクロール部材に対して前記旋回スクロール部材を旋回させる旋回軸を回転させるための駆動機構を内蔵し、前記旋回軸は略水平方向を向き、前記圧縮機本体の外形を成すケーシングを貫通する吸入流路と吐出流路とを備え、前記吸入経路の上流側に位置する空気流路に水を注入する注入口を備えた水注入式スクロール空気圧縮機において、
前記旋回側のラップの外端である巻き終わり部と前記固定側のラップの外端である巻き終わり部とは水平に対する角度を略一致させ、これら両ラップの終端は上方を向くとともに、
前記吸入流路の前記ケーシング内部への開口部は前記両ラップ終端の略上方に位置することを特徴とする水注入式スクロール空気圧縮機。 - 請求項1記載の水注入式スクロール空気圧縮機において、
前記吐出流路を構成する吐出管路の途中に温度センサを取り付けたことを特徴とする水注入式スクロール空気圧縮機。 - 請求項2記載の水注入式スクロール空気圧縮機において、
前記温度センサの出力線は制御装置の入力に接続されていることを特徴とする水注入式スクロール空気圧縮機。 - 請求項3記載の水注入式スクロール空気圧縮機において、
前記温度センサで吐出温度が90℃を越えたことを前記制御装置が検知すると、この制御装置は弁を開放して水を注入することを特徴とする水注入式スクロール空気圧縮機。 - 請求項4記載の水注入式スクロール空気圧縮機において、
前記水は水分離器に貯留されていることを特徴とする水注入式スクロール空気圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010140560A JP5366889B2 (ja) | 2010-06-21 | 2010-06-21 | 水注入式スクロール空気圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010140560A JP5366889B2 (ja) | 2010-06-21 | 2010-06-21 | 水注入式スクロール空気圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012002209A JP2012002209A (ja) | 2012-01-05 |
JP5366889B2 true JP5366889B2 (ja) | 2013-12-11 |
Family
ID=45534449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010140560A Active JP5366889B2 (ja) | 2010-06-21 | 2010-06-21 | 水注入式スクロール空気圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5366889B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10975807B2 (en) | 2017-05-04 | 2021-04-13 | Clark Equipment Company | Source of water for water injection system |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2874514B2 (ja) * | 1993-05-19 | 1999-03-24 | ダイキン工業株式会社 | 横形スクロール圧縮機 |
JP2000291579A (ja) * | 1998-10-16 | 2000-10-17 | Toyota Autom Loom Works Ltd | 水冷式ガス供給装置 |
-
2010
- 2010-06-21 JP JP2010140560A patent/JP5366889B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012002209A (ja) | 2012-01-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5236619B2 (ja) | 注水式スクロール空気圧縮機 | |
US6273691B1 (en) | Scroll gas compressor having asymmetric bypass holes | |
KR880000550B1 (ko) | 스크로울 유체기계 | |
US5469716A (en) | Scroll compressor with liquid injection | |
EP2224136A2 (en) | Air-cooled scroll compressor | |
US9145892B2 (en) | Water injected scroll air compressor | |
KR101361346B1 (ko) | 스크롤 압축기 | |
JP5366889B2 (ja) | 水注入式スクロール空気圧縮機 | |
WO2014192114A1 (ja) | スクリュー圧縮機及び冷凍サイクル装置 | |
JP5515289B2 (ja) | 冷凍装置 | |
JP2018009565A (ja) | 多段圧縮機 | |
JP5540399B2 (ja) | 水注入式スクロール空気圧縮機 | |
JP5542518B2 (ja) | 空気圧縮機 | |
JP2010144709A (ja) | オイルフリースクロール圧縮機 | |
WO2020166431A1 (ja) | 圧縮機 | |
JP5798937B2 (ja) | スクロール圧縮機 | |
JP2018009537A (ja) | スクロール圧縮機および冷凍サイクル装置 | |
JP7407365B2 (ja) | スクロール圧縮機 | |
JP2012149615A (ja) | 容積形圧縮機 | |
WO2018003431A1 (ja) | 多段圧縮機 | |
JPH1089269A (ja) | スクロール流体機械 | |
JP7329772B2 (ja) | インジェクション機構付き圧縮機 | |
JP2011163256A (ja) | スクロール圧縮機 | |
WO2021025033A1 (ja) | スクロール圧縮機 | |
JPH04262085A (ja) | スクロール型圧縮機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121026 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130828 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130903 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130910 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5366889 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |