JP2010144465A - パネル装置の施工方法 - Google Patents

パネル装置の施工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010144465A
JP2010144465A JP2008325059A JP2008325059A JP2010144465A JP 2010144465 A JP2010144465 A JP 2010144465A JP 2008325059 A JP2008325059 A JP 2008325059A JP 2008325059 A JP2008325059 A JP 2008325059A JP 2010144465 A JP2010144465 A JP 2010144465A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
horizontal
fixed
horizontally long
horizontal beam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008325059A
Other languages
English (en)
Inventor
Kensho Iwase
憲昭 岩瀬
Yuriko Okabe
由梨子 岡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bunka Shutter Co Ltd
Original Assignee
Bunka Shutter Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bunka Shutter Co Ltd filed Critical Bunka Shutter Co Ltd
Priority to JP2008325059A priority Critical patent/JP2010144465A/ja
Publication of JP2010144465A publication Critical patent/JP2010144465A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fencing (AREA)

Abstract

【課題】効率良く施工できるパネル装置の施工方法を提供する。
【解決手段】 左右方向長手状の第1横桟11、第2横桟12および第3横桟13を壁部2に固定する。この固定した第1横桟11、第2横桟12および第3横桟13にパネル15を引っ掛けて支持させる。この引っ掛けたパネル15を第1横桟11、第2横桟12および第3横桟13に固定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、効率良く施工できるパネル装置の施工方法に関するものである。
従来、例えば左右方向長手状の複数の横桟に上下方向長手状の複数の縦桟を溶接或いはボルト止め等により固定することにより格子状のパネル装置を得た後、この得られた格子状のパネル装置の横桟の両端部を左右一対の支柱に固定するパネル装置の施工方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−88800号公報(図1等)
しかしながら、上記従来のパネル装置の施工方法では、横桟および縦桟にて構成された重い格子状のパネル装置全体を持ち上げる必要があるため、パネル装置の施工に手間取るおそれがある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、効率良く施工できるパネル装置の施工方法を提供することを目的とする。
請求項1記載のパネル装置の施工方法は、左右方向長手状の横桟を被固定部に固定する工程と、前記被固定部に固定された前記横桟にパネルを支持させる工程と、前記横桟によって支持された前記パネルを前記横桟に固定する工程とを備えるものである。
請求項2記載のパネル装置の施工方法は、被固定部に固定される左右方向長手状の横桟と、少なくとも第1パネル構成体および第2パネル構成体を有し、前記横桟に固定される格子状のパネルとを備え、前記第1パネル構成体および前記第2パネル構成体は、左右方向長手状の横長部と、この横長部に固定され、互いに間隔をおいて平行に位置する上下方向長手状の複数の縦長部とを有するパネル装置の施工方法であって、前記横桟を前記被固定部に固定する工程と、前記被固定部に固定された前記横桟に前記第1パネル構成体の横長部を支持させる工程と、前記横桟によって支持された前記第1パネル構成体の横長部を前記横桟に固定する工程と、前記被固定部に固定された前記横桟に前記第2パネル構成体の横長部を支持させる工程と、前記横桟によって支持された前記第2パネル構成体の横長部を前記横桟に固定された前記第1パネル構成体の横長部に当てることによりこれら互いに隣り合う両横長部の継ぎ目を前記第1パネル構成体の縦長部の後方に位置させた状態で、前記第2パネル構成体の横長部を前記横桟に固定する工程とを備えるものである。
請求項3記載のパネル装置の施工方法は、被固定部に固定され、互いに間隔をおいて平行に位置する左右方向長手状の複数の横桟と、これら複数の横桟に固定されるパネルとを備えるパネル装置の施工方法であって、前記複数の横桟のうちの一の横桟を被固定部に固定する工程と、前記被固定部に固定された前記一の横桟に前記パネルを支持させる工程と、前記一の横桟によって支持された前記パネルを基準として、前記複数の横桟のうちの残りの横桟を前記被固定部に固定する工程とを備えるものである。
請求項4記載のパネル装置の施工方法は、請求項1ないし3のいずれか一記載のパネル装置の施工方法において、パネルは、引掛部を有し、前記引掛部を横桟に上方から引っ掛けることにより前記横桟に前記パネルを支持させるものである。
請求項5記載のパネル装置の施工方法は、請求項4記載のパネル装置の施工方法において、パネルの引掛部は、横桟の前面と接触する前板、前記横桟の上面と接触する上板および前記横桟の後面と接触する後板を有し、前記引掛部を前記横桟に載置して引っ掛けるものである。
請求項6記載のパネル装置の施工方法は、請求項1ないし3のいずれか一記載のパネル装置の施工方法において、パネルは、嵌合部を有し、前記嵌合部を横桟に側方から嵌合させることにより前記横桟に前記パネルを支持させるものである。
請求項1に係る発明によれば、従来とは異なりパネル装置全体を持ち上げる必要がないため、効率良く施工できる。
請求項2に係る発明によれば、従来とは異なりパネル装置全体を持ち上げる必要がないため、効率良く施工でき、また、第2パネル構成体の横長部を第1パネル構成体の横長部に当てることによりこれら互いに隣り合う両横長部の継ぎ目を第1パネル構成体の縦長部の後方に位置させた状態で第2パネル構成体の横長部を横桟に固定するため、第2パネル構成体の第1パネル構成体に対する位置決めが容易であるばかりでなく、互いに隣り合う両横長部の継ぎ目が前方からは見えず、意匠性の向上を図ることができる。
請求項3に係る発明によれば、従来とは異なりパネル装置全体を持ち上げる必要がないため、効率良く施工でき、また、一の横桟によって支持されたパネルに合わせて残りの横桟を固定できるため、パネルと横桟との間に隙間ができる不具合を防止でき、施工精度の向上を図ることができる。
請求項4に係る発明によれば、パネルの引掛部を横桟に上方から引っ掛けることにより横桟にパネルを支持させるため、より一層効率良く施工できる。
請求項5に係る発明によれば、パネルの引掛部の横桟に対する引っ掛かり状態を維持でき、より一層効率良く施工できる。
請求項6に係る発明によれば、パネルの嵌合部を横桟に側方から嵌合させることにより横桟にパネルを支持させるため、より一層効率良く施工できる。
本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1ないし図3において、1はパネル装置で、このパネル装置1は、例えばバルコニまたはベランダ向けの目隠しスクリーン(ルーバースクリーン)である。そして、パネル装置1は、例えば建物のバルコニの被固定部である壁部2の屋外側の面に固定され、壁部2の略矩形状の開口部3を覆う。
パネル装置1は、壁部2の屋外側の面に長手方向両端部が横桟支持手段5を介して固定され、互いに間隔をおいて平行に位置する左右方向長手状の複数の横桟、すなわち例えば上から順番に第1横桟11、第2横桟12および第3横桟13と、これら第1横桟11、第2横桟12および第3横桟13に固定され、壁部2の開口部3を覆う格子状のパネル15とを備えている。
第1横桟11、第2横桟12および第3横桟13は、断面略矩形状の長手状部材にて構成されている。
横桟支持手段5は、各横桟11,12,13の長手方向端部の下面を支持する下面支持体(下部金具)16と、各横桟11,12,13の長手方向端部の上面を支持する上面支持体(上部金具)17とを有している(図4、図6等参照)。下面支持体16は、断面略L字状の部材にて構成されたもので、壁部2に固定された略矩形状で鉛直面状の固定板18と、この固定板18の上端から前方に向って突出し横桟11,12,13の長手方向端部の下面を支持する略矩形状で水平面状の支持板19とを有している。また、上面支持体17は、断面略L字状の部材にて構成されたもので、壁部2に固定された略矩形状で鉛直面状の固定板20と、この固定板20の下端から前方に向って突出し横桟11,12,13の長手方向端部の上面を支持する略矩形状で水平面状の支持板21とを有している。
パネル15は、左右方向に並んで位置する格子状の複数のパネル構成体(パネル分割体)、すなわち例えば屋外側(前側)からみて左から順番に第1パネル構成体31、第2パネル構成体32、第3パネル構成体33および第4パネル構成体34にて構成されている。
各パネル構成体31,32,33,34は、互いに間隔をおいて平行に位置する左右方向長手状の複数(例えば3本)の引掛部である横長部(引掛金具等)36と、これら複数の横長部36の前面(屋外側の面)に予め工場で溶接、ビスまたはリベット等により固定され互いに等しい間隔をおいて平行に位置する上下方向長手状の複数(例えば6本)の縦長部(縦格子部材等)37とを有している。
横長部36は、断面略L字状の長手状部材にて構成されたもので、横桟11,12,13の前面と接触してこの前面略全体を覆う鉛直面状の前板38と、この前板38の上端から後方に向って突出し横桟11,12,13の上面と接触してこの上面を覆う水平面状の上板39とを有し、その前板38の前面に複数の縦長部37が互いに等間隔をおいて左右方向に並んだ状態に固定されている。また、縦長部37は、断面略矩形状の長手状部材に構成されている。
また、第1パネル構成体31および第4パネル構成体34の横長部36の上板39には、略矩形状に切り欠かれた切欠部41が形成されている。そして、切欠部41には上面支持体17の支持板21が挿入され、上板39の切欠部に臨んだ端縁と支持板21の端縁とが接触しており、これら互いに接触した端縁は屋外側である前方から見えないように縦長部37の左右方向中間部である左右方向中央部の後方に位置している。
さらに、第2パネル構成体32、第3パネル構成体33および第4パネル構成体34の横長部36の左端側は左端の縦長部37より左方向に突出し、この突出した部分の左端縁と左隣りのパネル構成体31,32,33の横長部36の右端縁とが接触し、これら互いに接触した端縁、つまり互いに突き当たって隣り合う両横長部36の継ぎ目42は屋外側である前方から見えないようにパネル構成体31,32,33の右端の縦長部37の左右方向中間部である左右方向中央部の後方に位置している。
次に、上記パネル装置1の現場での施工方法を図面を参照して説明する。
まず、被固定部である壁部2の上部に下面支持体(下部金具)16の固定位置の墨出しを行い、この墨出しした位置に下面支持体16を仮置きして施工ねじ位置をけがき、このけがいた位置に下孔を形成し、シーリング処理を施す。
そして、図4に示すように、ねじ(タッピングねじ)51および座金52を用いて左の下面支持体16を壁部(躯体)2の上部の所定位置に固定する。つまり下面支持体16の固定板18の孔部18aおよび壁部2の下孔にねじ51をねじ込むことにより、下面支持体16を壁部2に固定する。
次いで、同様に右の下面支持体16を壁部2の上部の所定位置に固定した後、図5に示すように、互いに離間対向する左右一対の下面支持体16の支持板19上に第1横桟11の長手方向両端部を載置し、水平器53を用いてその第1横桟11が水平であるか否かを確認する。なお、第1横桟11が水平でない場合は、ねじ51を緩めるか或いは外して下面支持体16の固定位置を第1横桟11が水平になるように修正する。
次いで、図6に示すように、水平状の第1横桟11の上面上に上面支持体(上部金具)17を載置し、上面支持体17の支持板21の孔部21a、第1横桟11の貫通孔部11aおよび下面支持体16の支持板19の孔部19aにねじ(六角ボルト)55を上方から差し込み、上面支持体17を第1横桟11上に仮置きし、施工ねじ位置をけがく。この際、第1横桟11の向きは、屋外側からみて左側手前つまり外観左側手前にパネル位置決め用孔部11bがくるようにする。
次いで、図7に示すように、上面支持体17を第1横桟11上から一旦離し、けがいた位置に下孔を形成してシーリング処理を施した後、図8に示すように、ねじ(タッピングねじ)56および座金57を用いて左の上面支持体17を壁部2の上部の所定位置に固定する。つまり上面支持体17の固定板20の孔部20aおよび壁部2の下孔にねじ56をねじ込むことにより、上面支持体17を壁部2に固定する。
また同様に右の上面支持体17を壁部2の上部の所定位置に固定し、この状態を図9に示す。
次いで、図10に示すように、ねじ55、座金61およびナット(六角袋ナット)62を用いて第1横桟11を下面支持体16および上面支持体17に固定する。つまり第1横桟11の長手方向両端部を横桟支持手段(下面支持体16および上面支持体17)5を介して壁部2に固定する。
次いで、壁部2の上部に固定した下面支持体16を基準として、壁部2の上下方向中間部である略中央部に下面支持体16の固定位置をけがく。この際、下げ振りを用いて、上の下面支持体16との垂直位置が揃っているかを確認する。
そして、第1横桟11と同様の手順で、第2横桟12および第3横桟13を横桟支持手段(下面支持体16および上面支持体17)5を介して壁部2に固定し、この状態を図11に示す。なお、第3横桟13を固定する際は、壁部2の上下方向略中央部に固定した下面支持体16を基準とする。
次に、壁部2に固定された3本の横桟11,12,13に対して、パネル15を構成する4枚のパネル構成体31,32,33,34を左側から右側に向って順次取り付けていく。なお、各パネル構成体31,32,33,34は、予め工場で、横長部36に縦長部37を溶接、ビスまたはリベット等により固定して格子状のユニットにしておく。なお、各パネル構成体31,32,33,34の重量は例えば22〜23kg程度である。
そして、まず、図12および図13に示すように、第1パネル構成体31の引掛部である横長部36を横桟11,12,13に上方から引っ掛けることにより、横桟11,12,13に第1パネル構成体31の横長部36を支持させて仮置きする。つまり、第1パネル構成体31の横長部36の上板39を横桟11,12,13の左端側の上面上に載置することにより、横長部36を横桟11,12,13に引っ掛ける。この際、第1パネル構成体31の横長部36の孔部36aとパネル位置決め用孔部11b,12b,13bとを互いに一致させることにより、第1パネル構成体31を横桟11,12,13に対して位置決めする。この状態で、横長部36の切欠部41には上面支持体17の支持板21が挿入され、上板39の切欠部に臨んだ端縁と支持板21の端縁とが接触し、これら互いに接触した端縁は前方から見えないように縦長部37の左右方向中間部である左右方向中央部の後方に位置している。
次いで、第1パネル構成体31の横長部36の孔部36aと対応する位置に、横桟11,12,13の中子まで到達するよう下孔(1つのパネル構成体につき6箇所)を横桟11,12,13に形成する。なお、パネル位置決め用孔部11b,12b,13bも中子まで到達していないので、下孔を形成する必要がある。
次いで、図14に示すように、固定手段であるねじ(タッピングねじ)63を用いて、横桟11,12,13によって支持された第1パネル構成体31の横長部36を横桟11,12,13に固定する。つまり、横長部36の孔部36aおよび横桟11,12,13の下孔にねじ63をねじ込むことにより、横長部36を横桟11,12,13に固定する。
続いて、図15に示すように、第1パネル構成体31と同様、第2パネル構成体32の引掛部である横長部36を横桟11,12,13に上方から引っ掛けることにより、横桟11,12,13に第2パネル構成体32の横長部36を支持させる。この横桟11,12,13の上面上に載置された横長部36は、横桟11,12,13の上面に対して左右方向にスライド可能である。
そして、第2パネル構成体32の横長部36を横桟11,12,13の上面に対して第1パネル構成体31側に移動すなわち例えば左方向にスライドさせ、第2パネル構成体32の横長部36を横桟11,12,13に固定された第1パネル構成体31の横長部36に当てることにより、第2パネル構成体32を横桟11,12,13に対して位置決めする。
この位置決めされた状態で、第2パネル構成体32の横長部36の左端縁と第1パネル構成体31の横長部36の右端縁とが接触し、これら互いに接触した端縁、つまり左右に互いに隣り合う両横長部36の継ぎ目42は前方から見えないように縦長部37の左右方向中間部である左右方向中央部の後方に位置し、また左右に互いに隣り合う縦長部37間の間隙は一定となる。
次いで、図16に示すように、第2パネル構成体32の横長部36の孔部36aと対応する位置に横桟11,12,13の中子まで到達するよう下孔を横桟11,12,13に形成してから、ねじ63を用いて第2パネル構成体32の横長部36を横桟11,12,13に固定し、同様の手順で第3パネル構成体33および第4パネル構成体34を横桟11,12,13に順次固定する。こうしてパネル装置1の壁部2に対する取付施工作業が完了する。
そして、このようなパネル装置1の施工方法によれば、従来とは異なりパネル装置全体を持ち上げる必要がないため、従来に比べて効率良く施工でき、しかも、パネル構成体32,33,34の横長部36を左隣りのパネル構成体31,32,33の横長部36に当てることによりこれら互いに隣り合う両横長部36の継ぎ目42を縦長部37の後方に位置させた状態でパネル構成体32,33,34の横長部36を横桟11,12,13に固定するため、パネル構成体32,33,34の位置決めが容易であるばかりでなく、互いに隣り合う両横長部36の継ぎ目42が屋外側である前方からは見えず、4つのパネル構成体31,32,33,34にて構成されるパネル15の一体感が増し、意匠性の向上を図ることができる。
本発明の他の実施の形態を図面を参照して説明する。
図17ないし図19において、101はパネル装置で、このパネル装置101は、例えば土間(テラス)向けの目隠しスクリーン(ルーバースクリーン)である。そして、パネル装置101は、例えば建物の一階の庭等に立設され互いに離間対向する左右一対の被固定部である柱部102の内面である対向面に固定され、両柱部102間の略矩形状の開口部103を覆う。
パネル装置101は、柱部102の対向面に長手方向両端部が横桟支持手段である支持体(間柱基礎鋳物)105を介して固定され、互いに間隔をおいて平行に位置する左右方向長手状の複数の横桟、すなわち例えば上から順番に第1横桟111、第2横桟112および第3横桟113と、これら第1横桟111、第2横桟112および第3横桟113に固定され、開口部103を覆う格子状のパネル115とを備えている。
第1横桟111、第2横桟112および第3横桟113は、断面略矩形状の長手状部材にて構成されている。
支持体105は、柱部102の対向面に固定された略矩形状で鉛直面状の固定板106と、この固定板106から突出し横桟111,112,113の長手方向端部が嵌入されこの嵌入された横桟111,112,113の長手方向端部を嵌合支持する略4角筒状の支持筒107とを有している(図20、図21等参照)。
パネル115は、左右方向に並んで位置する格子状の複数のパネル構成体(パネル分割体)、すなわち例えば屋外側(前側)からみて左から順番に第1パネル構成体131、第2パネル構成体132、第3パネル構成体133および第4パネル構成体134にて構成されている。
各パネル構成体131,132,133,134は、互いに間隔をおいて平行に位置する左右方向長手状の複数(例えば3本)の引掛部である横長部(引掛金具等)136と、これら複数の横長部136の前面(屋外側の面)に予め工場で溶接、ビスまたはリベット等により固定され互いに等しい間隔をおいて平行に位置する上下方向長手状の複数の縦長部(縦格子部材等)137とを有している。
横長部136は、断面略L字状の長手状部材にて構成されたもので、横桟111,112,113の前面と接触してこの前面略全体を覆う鉛直面状の前板138と、この前板138の上端から後方に向って突出し横桟111,112,113の上面と接触してこの上面を覆う水平面状の上板139とを有し、その前板138の前面に複数の縦長部137が互いに等間隔をおいて左右方向に並んだ状態に固定されている。
また、縦長部137は、断面略矩形状の長手状部材に構成されている。なお、第1パネル構成体131および第4パネル構成体134の縦長部137の本数が例えば6本で、第2パネル構成体132および第3パネル構成体133の縦長部137の本数が例えば5本である。
ここで、第1パネル構成体131では、横長部136の左端縁は前方から見えないように左端の縦長部137の左右方向中間部である左右方向中央部の後方に位置し、横長部136の右端縁は前方から見えないように右端の縦長部137の左右方向中間部である左右方向中央部の後方に位置している。
第2パネル構成体132、第3パネル構成体133および第4パネル構成体134では、横長部136の左端側が左端の縦長部137より左方向に突出し、この突出した部分の左端縁と左隣りのパネル構成体131,132,133の横長部136の右端縁とが接触し、これら互いに接触した端縁、つまり互いに突き当たって隣り合う両横長部136の継ぎ目142は屋外側である前方から見えないようにパネル構成体131,132,133の右端の縦長部137の左右方向中央部の後方に位置している。また、横長部136の右端縁は、前方から見えないように右端の縦長部137の左右方向中間部である左右方向中央部の後方に位置している。
次に、上記パネル装置101の現場での施工方法を図面を参照して説明する。
まず、被固定部である柱部102に支持体(間柱基礎鋳物)105の固定位置の墨出しを行う。すなわち例えばオーバーハング下端位置を基準として、上下方向中央の支持体105の固定位置をけがき、その後、その中央の支持体105の固定位置を基準として、上下の支持体105の固定位置をけがく(左右合わせて計6箇所)。次いで、支持体105を墨出しした位置に仮置きし、施工ねじ位置をけがき、このけがいた位置に下孔を形成し、シーリング処理を施す。
その後、まず、中央横桟である第2横桟112の柱部102への固定作業を行う。
図20に示すように、予め、支持体105の支持筒107の側面に形成されている孔部107aを拡げる追加工を現場にて行なう。例えば直径4.5mmの孔部107aを直径6mmまで拡げる。なお、支持体105の固定板106の4つの角部には固定用の孔部106aが形成されている。
次いで、図21および図22に示すように、第2横桟112の長手方向両端部に左右の支持体105を差し込み、屋外側からみて左側である外観左側では第2横桟112の長手方向端部に形成されている貫通孔(図示せず)にねじ(トラス小ねじ)141、座金140、第1ナット(六角ナット)143および第2ナット(六角袋ナット)144を用いて支持体105を第2横桟112に対して仮組みする。つまり第2横桟112の左端部に左側の支持体105を固定する一方、右側の支持体105は第2横桟112の右端部に差し込まれたままである。なお、第2横桟112の向きは、外観左側上部にパネル位置決め用孔部112aがくるようにする。
その後、左側の支持体105をねじ(タッピングねじ)145および座金146を用いて左側の柱部102の所定位置に固定する。つまり支持体105の固定板106の孔部106aおよび柱部102の下孔にねじ145をねじ込むことにより、左側の支持体105を左側の壁部2に固定する。
次いで、図23に示すように、右側の支持体105をけがいた位置に合わせ、水平器147を用いて第2横桟112が水平であるか否かを確認する。なお、第2横桟112が水平でない場合は、ねじ145を緩めるか或いは外して支持体105の固定位置を第2横桟112が水平になるように修正する。
その後、図24に示すように、左側の支持体105と同様に、右側の支持体105をねじ(タッピングねじ)145および座金146を用いて右側の柱部102の所定位置に固定する。
こうして左右両側の支持体105を柱部102にそれぞれ固定し終わったら、第2横桟112の位置を固定する。つまり、図25に示すように、右側の支持体105の支持筒107の孔部107aから第2横桟112に向って上下方向の貫通孔(図示せず)を形成した後、図26に示すように、ねじ(トラス小ねじ)141、座金140、第1ナット(六角ナット)143および第2ナット(六角袋ナット)144を用いて第2横桟112の右端部に右側の支持体105を固定する。
こうして第2横桟112の柱部102への固定作業が完了し、続いて第2横桟112と同様にして、図27に示すように上下2本の横桟つまり第1横桟111および第3横桟113を支持体105を介して柱部102に固定する。この際、下げ振りを用いて3本の横桟111,112,113のパネル位置決め用孔部111a,112a,113aの位置が上下方向に揃っているかを確認する。
次に、柱部102に固定された3本の横桟111,112,113に対して、パネル115を構成する4枚のパネル構成体131,132,133,134を左側から右側に向って順次取り付けていく。なお、各パネル構成体131,132,133,134は、予め工場で、横長部136に縦長部137を溶接等により固定して格子状のユニットにしておく。なお、各パネル構成体131,132,133,134の重量は例えば22〜23kg程度である。
そして、まず、図28および図29に示すように、第1パネル構成体131の引掛部である横長部136を横桟111,112,113に上方から引っ掛けることにより、横桟111,112,113に第1パネル構成体131の横長部136を支持させて仮置きする。つまり、第1パネル構成体131の横長部136の上板139を横桟111,112,113の左端側の上面上に載置することにより、横長部136を横桟111,112,113に引っ掛ける。この際、第1パネル構成体131の横長部136の孔部136aとパネル位置決め用孔部111a,112a,113aとを互いに一致させることにより、第1パネル構成体131を横桟111,112,113に対して位置決めする。
次いで、図30に示すように、第1パネル構成体131の横長部136の孔部136aと対応する位置に、横桟111,112,113の中子まで到達するよう下孔(1つのパネル構成体につき6箇所)を横桟111,112,113に形成する。なお、パネル位置決め用孔部111a,112a,113aも中子まで到達していないので、下孔を形成する必要がある。
次いで、図31に示すように、固定手段であるねじ(タッピングねじ)148を用いて、横桟111,112,113によって支持された第1パネル構成体131の横長部136を横桟111,112,113に固定する。つまり、横長部136の孔部136aおよび横桟111,112,113の下孔にねじ148をねじ込むことにより、横長部136を横桟111,112,113に固定する。
続いて、図32に示すように、第1パネル構成体131と同様、第2パネル構成体132の引掛部である横長部136を横桟111,112,113に上方から引っ掛けることにより、横桟111,112,113に第2パネル構成体132の横長部136を支持させる。この横桟111,112,113の上面上に載置された横長部136は、横桟111,112,113の上面に対して左右方向にスライド可能である。
そして、第2パネル構成体132の横長部136を横桟111,112,113の上面に対して第1パネル構成体131側に移動すなわち例えば左方向にスライドさせ、第2パネル構成体132の横長部136を横桟111,112,113に固定された第1パネル構成体131の横長部136に当てることにより、第2パネル構成体132を横桟111,112,113に対して位置決めする。
この位置決めされた状態で、第2パネル構成体132の横長部136の左端縁と第1パネル構成体131の横長部136の右端縁とが接触し、これら互いに接触した端縁、つまり左右に互いに隣り合う両横長部136の継ぎ目142は前方から見えないように縦長部137の左右方向中間部である左右方向中央部の後方に位置し、また左右に互いに隣り合う縦長部137間の間隙は一定となる(図19参照)。
次いで、第2パネル構成体132の横長部136の孔部136aと対応する位置に横桟111,112,113の中子まで到達するよう下孔を横桟111,112,113に形成してから、ねじ148を用いて第2パネル構成体132の横長部136を横桟111,112,113に固定し、同様の手順で第3パネル構成体133および第4パネル構成体134を横桟111,112,113に順次固定する。こうしてパネル装置101の柱部102に対する取付施工作業が完了する。
そして、このようなパネル装置101の施工方法によれば、従来とは異なりパネル装置全体を持ち上げる必要がないため、従来に比べて効率良く施工でき、しかも、パネル構成体132,133,134の横長部136を左隣りのパネル構成体131,132,133の横長部136に当てることによりこれら互いに隣り合う両横長部136の継ぎ目142を縦長部137の後方に位置させた状態でパネル構成体132,133,134の横長部136を横桟111,112,113に固定するため、パネル構成体132,133,134の位置決めが容易であるばかりでなく、互いに隣り合う両横長部136の継ぎ目142が屋外側である前方からは見えず、4つのパネル構成体131,132,133,134にて構成されるパネル115の一体感が増し、意匠性の向上を図ることができる。
なお、上記実施の形態では、複数の横桟のすべてを被固定部(壁部2、柱部102)に固定した後、これら固定された複数の横桟に対してパネルを固定する方法について説明したが、例えば複数の横桟のうちの一の横桟を被固定部に固定し、この固定された一の横桟にパネルを引っ掛けて支持させ、この支持されたパネルを基準として、複数の横桟のうちの残りの横桟を被固定部に固定する方法でもよい。
すなわち例えば図33に示すように複数の横桟11,12,13のうちの一の横桟である第1横桟11を壁部2に固定してから、この固定された第1横桟11にパネル15の第1パネル構成体31の横長部36を上方から引っ掛けることによりその第1横桟11に第1パネル構成体31を支持させ、次いでこの支持された第1パネル構成体31の一の横長部36を第1横桟11に固定する。その後、図34に示すように第1パネル構成体31の残りの横長部36の上板39に残りの横桟12,13の上面を接触させて位置決めし、この位置決めされた横桟12,13を壁部2に固定し、次いでこれら壁部2に固定された横桟12,13に第1パネル構成体31の残りの横長部36を固定する。次いで、壁部2に固定された3本の横桟11,12,13に対して残りの3枚のパネル構成体32,33,34を左側から順に固定する。
なお、例えば最初に壁部2に固定した第1横桟11に第1パネル構成体31を支持させて仮置きし、この仮置きされた第1パネル構成体31を基準として残りの横桟12,13を壁部2に固定した後、これら3本の横桟11,12,13に対して第1パネル構成体31を固定するようにしてもよい。また例えば最初に壁部2に固定した第1横桟11に対して4枚のパネル構成体31,32,33,34を固定した後、これらパネル構成体31,32,33,34を基準として残りの第2横桟12および第3横桟13を固定するようにしてもよい。
また例えば図示しないが、複数の横桟111,112,113のうちの一の横桟である第2横桟112を柱部102に固定してから、この固定された第2横桟112にパネル115の第1パネル構成体131の横長部136を上方から引っ掛けることによりその第2横桟112に第1パネル構成体131を支持させ、次いでこの支持された第1パネル構成体131の一の横長部136を第2横桟112に固定する。その後、第1パネル構成体131の残りの横長部136の上板139に残りの横桟111,113の上面を接触させて位置決めし、この位置決めされた横桟111,113を柱部102に固定し、次いでこれら柱部102に固定された横桟111,113に第1パネル構成体131の残りの横長部136を固定する。次いで、柱部102に固定された3本の横桟111,112,113に対して残りの3枚のパネル構成体132,133,134を左側から順に固定する。
なお、例えば最初に柱部102に固定した第2横桟112に第1パネル構成体131を支持させて仮置きし、この仮置きされた第1パネル構成体131を基準として残りの横桟111,113を柱部102に固定した後、これら3本の横桟111,112,113に対して第1パネル構成体131を固定するようにしてもよい。また例えば最初に固定した第2横桟112に対して4枚のパネル構成体131,132,133,134を固定した後、これらパネル構成体131,132,133,134を基準として残りの第1横桟111および第3横桟113を固定するようにしてもよい。
そして、このような施工方法によれば、パネル装置全体を持ち上げる必要がないため効率良く施工できるばかりでなく、一の横桟に固定したパネルに合わせて残りの横桟を固定できるため、パネル15,115の横長部36,136の上板39,139と横桟11,12,13,111,112,113の上面との間に隙間ができる不具合を防止でき、施工精度の向上を図ることができる。
また、上記実施の形態では、パネル15,115の横格子部材である横長部36,136が断面略L字状の長手状部材(アングル材等)からなる場合について説明したが、その横長部36,136を横桟に引っ掛け或いは嵌合により支持させた際つまり仮置きした際に、パネル15,115から手を離してもパネル15,115が倒れないようにするために、横長部36,136の断面形状を略J字状、略C字状、略Z字状等にしてもよい。
例えば図35に示す例では、横桟に上方から引っ掛ける引掛部である横長部36は、横桟11,12,13の前面と接触する前板38と、前板38の上端から後方に向って突出し横桟11,12,13の上面と接触する上板39と、上板39の後端から下方に向って突出し横桟横桟11,12,13の後面と接触する後板71とを有している。なお、3本の横長部36のうちの少なくとも1本の横長部36が図35に示す形状であればよく、またこの図35に示す形状を横長部136に適用することも可能である。
また図36に示す例では、横桟に側方からスライドさせて嵌合させる嵌合部である横長部36は、横桟11,12,13の前面と接触する前板65と、前板65の上端から後方に向って突出し横桟11,12,13の上面と接触する上板66と、上板66の後端から下方に向って突出し横桟横桟11,12,13の上面側凹状部72と嵌合する下向き突出板73と、前板38の下端から後方に向って突出し横桟11,12,13の下面と接触する下板74と、下板74の後端から上方に向って突出し横桟11,12,13の下面側凹状部75と嵌合する上向き突出板76とを有している。横桟11,12,13の上面の上下方向中央部には内方に向って突出する湾曲面77が形成されている。
さらに図37に示す例では、横桟に側方からスライドさせて嵌合させる嵌合部である横長部36は、横桟11,12,13の上面前端と下面前端との間に嵌合する前板78と、前板78から後方に向って突出する第1突出板79および第2突出板80と、各突出板79,80の後端に設けられ横桟11,12,13の嵌合受部81,82と嵌合する断面略C字状のC字状部83,84とを有している。
さらに図38に示す例では、横桟に側方からスライドさせて嵌合させる嵌合部である横長部36は、横桟11,12,13の上側前面と嵌合する上方に向って凹状の上向き凹状部85と、横桟11,12,13の下側前面と嵌合する下方に向って向って凹状の下向き凹状部86と、これら凹状部85,86同士を連結する板状の連結部87とを有している。横桟11,12,13には、断面略C字状のC字状部88,89が形成されている。
また図39に示す例では、横桟に側方からスライドさせて嵌合させる嵌合部である横長部36は、前板90と、前板90の下端側に設けられ横桟11,12,13の嵌合受部91と嵌合する断面略C字状のC字状部92と、前板90の上端から後方に向って突出する上板93と、上板93の後端側に設けられ横桟11,12,13の嵌合受部94と嵌合する断面略C字状のC字状部95とを有している。この横長部36の断面形状は横桟11,12,13の断面形状と同一である。
さらに図40に示す例では、横桟に側方からスライドさせて嵌合させる嵌合部である横長部36は、前板161と、前板161の下端近傍から後方に向って突出し横桟11,12,13の嵌合受部162と嵌合する突出板163と、前板161の上端から後方に向って突出する上板164と、上板164の後端近傍から下方に向って突出し横桟11,12,13の嵌合受部165と嵌合する突出板166とを有している。
また図41に示す例では、横桟に側方からスライドさせて嵌合させる嵌合部である横長部36は、前板167と、前板161の下端に設けられ横桟11,12,13の嵌合受部168と嵌合する凹状部169と、凹状部169から後方に向って突出する下板170と、前板167の上端から後方に向って突出する上板171と、上板171の後端近傍から下方に向って突出し横桟11,12,13の嵌合受部172と嵌合する突出板173とを有している。横桟および横長部36には断面略C字状のC字状部174,175が形成されている。この横長部36の断面形状は横桟11,12,13の断面形状と同一である。
なお、例えば各パネル構成体が有する3本の横長部36のうちの少なくとも1本の横長部36およびそれを支持する横桟が図35ないし図41に示す形状であればよく、また図35ないし図41に示す形状を横長部136およびそれを支持する横桟に適用することも可能である。また、例えば横桟の長手方向端部に蓋を取り付け、その蓋で横桟の側面開口を閉じるようにしてもよい。
そして、図35ないし図41に示す形状の横長部および横桟を用いた場合には、横長部36,136を横桟に引っ掛け或いは嵌合により支持させて仮置きした後、両手を離してもパネル15,115が前方に倒れることがなく、施工性の向上を図ることができ、またパネル15,115の左右位置の調整を容易にできる。
また、上記実施の形態では、支持体105が略4角筒状の筒状部材にて一体に構成された支持筒107を有する場合について説明したが、例えば図42に示すように、支持筒107を複数分割、例えば2分割することにより、支持体105と横桟とを別々に取り付けるようにしてもよい。
この図42に示す支持筒107は、固定板106に一体に設けられた前後一対の対向板181と、固定板106に一体に設けられ両対向板181の下端同士を連結する下板182と、横桟111,112,113の長手方向端部上面にねじ141等にて固定され両対向板181の上端間の開口185を閉じる上部パーツである上板183とにて構成されている。両対向板181と下板182とにて、下部パーツ186が構成されている。
この場合、まず図42(a)に示すように、開口185を上方に向けて開口させた状態で、左右の支持体105の固定板106をねじ145等を用いて柱部102に固定する。
次いで、図42(b)に示すように、横桟111,112,113の長手方向両端部を開口185から下部パーツ186内に挿入して下板182上に載置する。
その後、図42(c)に示すように、ねじ141、座金140、第1ナット143および第2ナット144を用いて上板183を横桟111,112,113の長手方向端部上面に固定し、その上板183にて両対向板181の上端間の開口185を閉じ、左右の支持体105に横桟111,112,113の長手方向両端部を固定する。つまり支持体105を介して横桟111,112,113を柱部102に固定する。この際、ねじ141は、下板182および上板183に形成された孔部107aと、横桟111,112,113の長手方向端部に形成された貫通孔とに挿入し、そのねじ141の下板182から下方に突出した部分に第1ナット143および第2ナット144を螺合する。
そして、この場合には、支持体105を柱部102に固定し、この固定された支持体105に横桟111,112,113を固定するため、支持体105の仮組みが不要で、施工性の向上を図ることができる。
なお、パネル15,115は、格子状のものには限定されず、板状のものでもよい。
また、パネル15,115は、4つのパネル構成体(パネル分割体)にて構成されたものには限定されず、少なくとも第1パネル構成体および第2パネル構成体を有する構成であればよく、また例えば単一のパネル構成体にて構成されたものでもよい。
さらに、横桟を被固定部に固定する手段やパネルを横桟に固定する手段等は、ねじ固定以外に、リベット固定や溶接等でもよい。
また、パネル装置1,101はバルコニや土間向け等の目隠しスクリーンを建物に付設したものには限定されず、例えばフェンスとして使用するもの等でもよく、また例えば建物の壁部2の屋内側の面に固定して開口部3を覆う構成等でもよく、さらに各パネル構成体31,131等が横長部とこの横長部の後面(屋内側の面)に固定された縦長部とを有する構成等でもよい。
本発明の一実施の形態の施工方法により施工されたパネル装置の正面図である。 同上パネル装置の分解斜視図である。 同上パネル装置の平面図である。 同上パネル装置の施工方法を説明するための図である。 図4に続く施工説明図である。 図5に続く施工説明図である。 図6に続く施工説明図である。 図7に続く施工説明図である。 図8に続く施工説明図である。 図9に続く施工説明図である。 図10に続く施工説明図である。 図11に続く施工説明図である。 図12に続く施工説明図である。 図13に続く施工説明図である。 図14に続く施工説明図である。 図15に続く施工説明図である。 本発明の他の実施の形態の施工方法により施工されたパネル装置の正面図である。 同上パネル装置の分解斜視図である。 同上パネル装置の平面図である。 同上パネル装置の支持体の斜視図である。 横桟の端部を支持体の支持筒内に挿入した状態を示す斜視図である。 同上パネル装置の施工方法を説明するための図である。 図22に続く施工説明図である。 図23に続く施工説明図である。 図24に続く施工説明図である。 図25に続く施工説明図である。 図26に続く施工説明図である。 図27に続く施工説明図である。 図28に続く施工説明図である。 図29に続く施工説明図である。 図30に続く施工説明図である。 図31に続く施工説明図である。 本発明のさらに他の実施の形態の施工方法を説明するための図である。 図33に続く施工説明図である。 パネルの横長部および横桟の例を示す図である。 パネルの横長部および横桟の他の例を示す図である。 パネルの横長部および横桟のさらに他の例を示す図である。 パネルの横長部および横桟のさらに他の例を示す図である。 パネルの横長部および横桟のさらに他の例を示す図である。 パネルの横長部および横桟のさらに他の例を示す図である。 パネルの横長部および横桟のさらに他の例を示す図である。 (a)〜(c)は横桟を支持する支持体の例を示す図である。
符号の説明
1,101 パネル装置
2,102 被固定部(壁部、柱部)
11,111 横桟である第1横桟
12,112 横桟である第2横桟
13,113 横桟である第3横桟
15,115 パネル
31,131 第1パネル構成体
32,132 第2パネル構成体
36,136 横長部(引掛部、嵌合部)
37,137 縦長部

Claims (6)

  1. 左右方向長手状の横桟を被固定部に固定する工程と、
    前記被固定部に固定された前記横桟にパネルを支持させる工程と、
    前記横桟によって支持された前記パネルを前記横桟に固定する工程と
    を備えることを特徴とするパネル装置の施工方法。
  2. 被固定部に固定される左右方向長手状の横桟と、
    少なくとも第1パネル構成体および第2パネル構成体を有し、前記横桟に固定される格子状のパネルとを備え、
    前記第1パネル構成体および前記第2パネル構成体は、
    左右方向長手状の横長部と、
    この横長部に固定され、互いに間隔をおいて平行に位置する上下方向長手状の複数の縦長部とを有するパネル装置の施工方法であって、
    前記横桟を前記被固定部に固定する工程と、
    前記被固定部に固定された前記横桟に前記第1パネル構成体の横長部を支持させる工程と、
    前記横桟によって支持された前記第1パネル構成体の横長部を前記横桟に固定する工程と、
    前記被固定部に固定された前記横桟に前記第2パネル構成体の横長部を支持させる工程と、
    前記横桟によって支持された前記第2パネル構成体の横長部を前記横桟に固定された前記第1パネル構成体の横長部に当てることによりこれら互いに隣り合う両横長部の継ぎ目を前記第1パネル構成体の縦長部の後方に位置させた状態で、前記第2パネル構成体の横長部を前記横桟に固定する工程と
    を備えることを特徴とするパネル装置の施工方法。
  3. 被固定部に固定され、互いに間隔をおいて平行に位置する左右方向長手状の複数の横桟と、
    これら複数の横桟に固定されるパネルとを備えるパネル装置の施工方法であって、
    前記複数の横桟のうちの一の横桟を被固定部に固定する工程と、
    前記被固定部に固定された前記一の横桟に前記パネルを支持させる工程と、
    前記一の横桟によって支持された前記パネルを基準として、前記複数の横桟のうちの残りの横桟を前記被固定部に固定する工程と
    を備えることを特徴とするパネル装置の施工方法。
  4. パネルは、引掛部を有し、
    前記引掛部を横桟に上方から引っ掛けることにより前記横桟に前記パネルを支持させる
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載のパネル装置の施工方法。
  5. パネルの引掛部は、横桟の前面と接触する前板、前記横桟の上面と接触する上板および前記横桟の後面と接触する後板を有し、
    前記引掛部を前記横桟に載置して引っ掛ける
    ことを特徴とする請求項4記載のパネル装置の施工方法。
  6. パネルは、嵌合部を有し、
    前記嵌合部を横桟に側方から嵌合させることにより前記横桟に前記パネルを支持させる
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載のパネル装置の施工方法。
JP2008325059A 2008-12-22 2008-12-22 パネル装置の施工方法 Pending JP2010144465A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008325059A JP2010144465A (ja) 2008-12-22 2008-12-22 パネル装置の施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008325059A JP2010144465A (ja) 2008-12-22 2008-12-22 パネル装置の施工方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010144465A true JP2010144465A (ja) 2010-07-01

Family

ID=42565168

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008325059A Pending JP2010144465A (ja) 2008-12-22 2008-12-22 パネル装置の施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010144465A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53133928A (en) * 1976-11-20 1978-11-22 Muraoka Masahiro Panel for fence
JPS5727045U (ja) * 1980-07-17 1982-02-12
JPH01177328U (ja) * 1988-06-06 1989-12-19
JP2010018963A (ja) * 2008-07-08 2010-01-28 Panasonic Electric Works Co Ltd 間仕切り用格子構造およびその組み立て施工方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53133928A (en) * 1976-11-20 1978-11-22 Muraoka Masahiro Panel for fence
JPS5727045U (ja) * 1980-07-17 1982-02-12
JPH01177328U (ja) * 1988-06-06 1989-12-19
JP2010018963A (ja) * 2008-07-08 2010-01-28 Panasonic Electric Works Co Ltd 間仕切り用格子構造およびその組み立て施工方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6129810B2 (ja) 外壁パネルの地組架台および施工方法
JP2016056639A (ja) 壁つなぎ取付構造
JP2007239388A (ja) ドーム構築用金具とドーム構築方法
JP5301229B2 (ja) バルコニーユニット
JP6667940B2 (ja) 外壁の外壁パネル・柱割付け構造および割付け施工方法
JP6970610B2 (ja) 建物の施工方法
JP3189564U (ja) コンクリート構造物用転落防止柵
JP3206789U (ja) 仮設建物
JP2010144465A (ja) パネル装置の施工方法
JP5103108B2 (ja) バルコニー構造及びバルコニーユニット
JP2007303105A (ja) 耐震補強構造体
JP6755102B2 (ja) 外壁パネルの地組架台および外壁面材の施工方法
JP2011214322A (ja) 建物
JP2008127927A (ja) 建物及びその建築方法
JP6641229B2 (ja) 面格子構造及びインナーバルコニー
JP5129297B2 (ja) 建築物設置具
JP2006152705A (ja) ベランダ手摺
JP2005315010A (ja) 筋交いユニット
JP4038086B2 (ja) ブレースユニットの取付け構造
JP5084253B2 (ja) 免震住宅の施工方法
JP7282569B2 (ja) 建物の施工方法
JP4607978B2 (ja) 木造建築物における筋交の補強構造
JP2010159540A (ja) 壁パネル取付金具と壁パネル取付構造およびその施工方法
JP6535238B2 (ja) 建物の柱構造
JP6196172B2 (ja) プレ加工鋼製柱とそれを用いた建築物の骨組

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20111114

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20121108

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121114

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130313