JP2010143757A - スタッカクレーン及び自動倉庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】荷物を搬送するためのサイクルタイムが短縮化されたスタッカクレーン及び当該スタッカクレーンを有する自動倉庫を提供する。
【解決手段】キャリア6を格納する複数の棚7の前面に沿って移動し、複数の棚7へのキャリア6の移載を行うスタッカクレーン2であって、水平方向及び上下方向と直交する方向へ進出することにより対面する棚とキャリア6の移載を行うクレーンアーム3と、クレーンアーム3の水平方向への移動を可能にする走行台車4と、クレーンアーム3の上下方向への昇降を可能にする昇降マスト5と、クレーンアーム3を移載相手の棚と対面する位置へ移動させる場合に、走行動作及び昇降動作のうち昇降動作を先に終了させ、当該昇降動作の終了後に走行動作とクレーンアーム3による進出動作とを同時に実行させるコントローラ8とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、スタッカクレーン及びスタッカクレーンを有する自動倉庫に関する。
従来、自動走行するスタッカクレーンと、荷物を格納する複数の棚とを有する自動倉庫が広く実用化されている。スタッカクレーンは、ステーションから入庫する荷物を引き取り、それを棚へ搬送し、また出庫する荷物を棚から取り出し、それをステーションへ搬送するという機能を有している。
図10は、従来の自動倉庫の模式的な正面図である。自動倉庫100は、スタッカクレーン及び格子状に配列された複数の棚を有する。スタッカクレーンの有するクレーンアーム101は、複数の棚のそれぞれに対し、クレーンアーム101の先端に配置されたテーブルを移載相手の棚へ出退させることにより、荷物であるキャリア102を移載する機能を有する。ここで移載とは、クレーンアーム101が棚へ荷下ろしまたは棚から荷積みを行うことである。
スタッカクレーンは、所定の棚に対しキャリアの移載動作を行う場合、クレーンアーム101を移載相手の棚に対面する位置へと移動させる。スタッカクレーンは、複数の棚の前面に平行で水平方向に移動する走行機構と、クレーンアーム101を当該前面に平行で上下方向に移動させる昇降機構と、クレーンアーム101を上記水平方向と上記昇降方向に垂直な方向に進退させる移載機構とを有している。スタッカクレーンの有するコントローラが上記機構を制御することにより、クレーンアーム101に移載相手の棚との移載動作を行わせることが可能となる。
例えば、図10に示されるように、スタッカクレーンが、棚Eに対面する位置から棚Fに対面する位置へ移動して棚Fに保管されているキャリア102を荷積みする指示を受けた場合のスタッカクレーンの動作を説明する。
まず、スタッカクレーンのコントローラは、上述した走行機構及び昇降機構により、スタッカクレーンの走行動作及びクレーンアーム101の昇降動作を同時に実行させる。これにより、クレーンアーム101は、棚Eと対面する位置から棚Fと対面する位置まで最短時間で到着することができる。つまり、クレーンアーム101は、図10に記載された矢印のような直線ルートを通過して移動する。
次に、スタッカクレーンのコントローラは、上述した移載機構により、クレーンアーム101を棚Fの方向へ進出させ、荷積み動作を完了させる。
以上のように、スタッカクレーンは、荷物を無人で、かつ効率的に搬送し、荷物の適切な保管及び取り出しを実現させている。
なお、特許文献1では、上述した移載動作の指示を受けた場合に対する高速化の対策として、スタッカクレーンの走行動作及びクレーンアーム101の昇降動作が完了する前に、クレーンアーム101のテーブルの先端が棚の内側に進入しない範囲で移載動作を開始することが記載されている。
特開2001−225908号公報
しかしながら、例えば、工程数が多く、各工程間の時間管理が必要な半導体製造工程において、ウェハなどの工程仕掛かり品をキャリアに収納して一時的に自動倉庫に保管する場合、当該キャリアの保管及び取り出しに対してサイクルタイムの短縮化が要求される。
このため、上記サイクルタイムの短縮化の対策として、スタッカクレーンの走行動作、昇降動作及び移載動作の高速化が挙げられるが、各動作を実現するための走行機構、昇降機構及び移載機構のハード的な改善には限界がある。
また、前述した特許文献1に記載された高速化の対策では、スタッカクレーンの走行動作及びクレーンアームの昇降動作と、移載動作とを一部並列動作させることにより高速化を図っている。しかし、本対策は、クレーンアーム101のテーブルの先端が棚の内側に進入しない範囲での、いわゆる走行動作及び昇降動作の終了直前での上記並列動作であり、上記サイクルタイムの短縮化に対する貢献度は小さい。
上記課題に鑑み、本発明は、荷物を搬送するためのサイクルタイムが短縮化されたスタッカクレーン及び当該スタッカクレーンを有する自動倉庫を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るスタッカクレーンは、荷物を格納する複数の棚の前面に沿って移動し、前記複数の棚への前記荷物の移載を行うスタッカクレーンであって、前記棚側へ進出することにより、前記棚との間で前記荷物の移載を行う移載手段と、前記移載手段を水平方向へ移動させる走行手段と、前記移載手段を上下方向へ移動させる昇降手段と、前記移載手段、前記昇降手段及び前記走行手段の動作を制御することにより、前記移載手段を移載相手の棚と対面する位置へ移動させる場合に、前記移載手段の水平動作及び前記移載手段の昇降動作のうち前記昇降動作を先に終了させ、当該昇降動作の終了後に前記水平動作と前記移載手段による進出動作とを同時に実行させる制御手段とを備えることを特徴とする。
上記構成及び動作により、スタッカクレーンの有する制御手段は、例えば、まず、移載手段に水平動作及び昇降動作をさせ移載手段を移載相手の棚の存在する棚行に最短時間で到達させる。その後、棚の構成物と衝突しない範囲で移載手段を棚方向に進出させながら、移載手段に対し当該棚行の内部を水平動作させることができる。よって、荷物を搬送するための1サイクルタイムに対して、水平動作と移載動作との並列動作時間の割合が大きくなり、結果的にサイクルタイムの短縮化を達成することが可能となる。また、水平動作、昇降動作及び移載動作を同時にせず、並列動作は、水平動作及び昇降動作、または、水平動作及び移載動作に限られるので、移載手段の位置決めが安定するとともに各動作の制御が容易となる。
また、本発明に係る自動倉庫は、前記スタッカクレーンと、背面側から前記前面の方向へ突出した棚受けで構成された前記複数の棚とを備え、前記制御手段は、前記スタッカクレーンの荷積み時に、前記移載手段に進出動作させた状態で複数の前記棚にわたって走行させることを特徴とする。
これにより、移載手段に進出動作をさせた状態でのスタッカクレーンの走行距離を長く確保することが可能となる。よって、移載手段が移載相手の棚と対面する位置に到着した時には、移載手段を伸びきった状態とすることが可能となる。
また、前記スタッカクレーンと、背面側から前記前面の方向へ突出した棚受けで構成された前記複数の棚とを備え、前記制御手段は、移載相手の棚の左右方向に隣接する棚に荷物がないことを検出する検出手段を備え、前記検出手段により検出された棚情報により前記移載手段に進出動作させた状態で前記移載手段を複数の前記棚にわたって走行させてもよい。
これにより、移載手段が荷物を載置している状態でも、荷物が保管されていない左右の棚の内部を進出状態で通過することが可能となる。よって、移載手段の出退動作とスタッカクレーンの走行動作との並行動作が可能となり、更なるサイクルタイムの短縮化を達成することが可能となる。
また、前記スタッカクレーンと、背面側から前記前面の方向へ突出した棚受けで構成された前記複数の棚とを備え、前記制御手段は、移載相手の棚の上下方向に隣接する棚に荷物がないことを検出する検出手段を備え、前記検出手段により検出された棚情報により前記移載手段に進出動作させた状態で前記移載手段を複数の前記棚にわたって昇降させてもよい。
これにより、移載手段が荷物を載置していない状態において、荷物が保管されていない上下の棚の内部を進出状態で通過することが可能となる。よって、移載手段の出退動作と昇降動作との並行動作が可能となり、更なるサイクルタイムの短縮化を達成することが可能となる。
また、前記制御手段は、棚に荷物がないことを検出する検出手段を備え、前記移載手段を次の荷積み相手の棚と対面する位置へ移動させる場合に、前記検出手段により検出された棚情報により、荷下ろし完了時から前記移載手段を進出した状態で荷物のない棚を通過して前記次の荷積み相手の棚に到達させるのに要する所要時間と、荷下ろし完了時から前記移載手段を収納した状態で前記水平動作と前記昇降動作とを実行させ前記次の荷積み相手に対して前記移載手段を進出させるまでの所要時間とを算出する算出手段と、前記算出手段にて算出された2つの所要時間を比較して最短の所要時間が得られる移動形態を決定する決定手段とを備え、前記制御手段は、前記決定手段により決定された前記移動形態により、前記移載手段を前記次の荷積み相手の棚と対面する位置へ移動させてもよい。
これにより、上述したような水平動作と移載動作との並列動作を含むルートによるサイクルタイムの短縮化だけでなく、移載手段を進出状態のままで棚の内部を通過して次の移載相手の棚と対面する位置まで移動するルートを検討することが可能となる。よって、上述した複数のルートからサイクルタイムを最短にするルートを選択して当該ルートにより移載手段を移動させることが可能となる。
本発明により、荷物を搬送するためのスタッカクレーン及び当該スタッカクレーンを有する自動倉庫において、移載手段の水平動作と出退動作との並行動作、更には、移載手段の昇降動作と出退動作との並行動作を実行することが可能となる。よって、スタッカクレーンが移載動作するときのサイクルタイムの短縮化を達成することが可能となる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態1における自動倉庫の構成の一例を示す斜視図である。図1の自動倉庫は、スタッカクレーン2と、スタッカクレーン2の通路に沿って設けられた複数の棚7と、走行レール9及び10とを備える。本実施の形態では、自動倉庫1は、例えば、半導体製造工程において使用されることを想定している。棚7に保管される荷物は、例えば、各工程間の時間管理が必要なウェハなどが収納されたキャリア6である。
スタッカクレーン2は、入庫するキャリア6を、図示していないステーションから引き取り棚7へ搬送し、また出庫するキャリア6を棚7から取り出し、それを上記ステーションへ搬送するという機能を有する。また、複数の棚7は、スタッカクレーン2の通路を挟んで両側に設けられてもよい。
ここで、スタッカクレーン2の構造を説明する。
スタッカクレーン2は、クレーンアーム3と、走行台車4と、昇降マスト5と、コントローラ8とを備える。
クレーンアーム3は、棚7に対して、キャリア6の移載動作をする機能を有する移載手段である。ここで移載動作とは、キャリア6を棚7へ荷下ろしする、または、棚7からキャリア6を荷積みする動作であって、クレーンアーム3がキャリア6の上方を掴むものでも、下方を掬い取るものであってもよい。クレーンアーム3が移載相手の棚7と対面する位置に配置されると、ワークテーブル31は、例えば、ワークテーブル31、第1アーム32及び第2アーム33を駆動させる移載駆動モータにより、移載相手の棚7の方向へ進出または当該棚7から退出するようになっている。
走行台車4は、走行車輪、走行駆動モータ及び走行駆動ベルトを備え、敷設された走行レール9上を水平方向に移動する機能を有する走行手段である。
なお、走行台車4は、さらに、走行レール10側にも配置されていてもよい。
昇降マスト5は、走行台車4の上に設置され、昇降駆動モータ、昇降駆動プーリ及び昇降駆動ベルトを備え、昇降マスト5に接続されたクレーンアーム3を昇降させる機能を有する昇降手段である。
なお、昇降マスト5は、クレーンアーム3を昇降させる昇降駆動モータを有するとしたが、クレーンアーム3の昇降部34に昇降駆動モータを有していてもよい。
コントローラ8は、上記移載駆動モータ、走行駆動モータ及び昇降駆動モータに電気信号を与えることにより、クレーンアーム3、走行台車4及び昇降マスト5の動作を制御する制御手段である。
コントローラ8は、クレーンアーム3を移載相手の棚7と対面する位置へ移動させる場合に、走行台車4による走行動作及び昇降マスト5による昇降動作のうち昇降動作を先に終了させ、当該昇降動作の終了後に走行動作とクレーンアーム3による進出動作とを同時に実行させる。
上記構成及び動作により、コントローラ8は、例えば、まず、クレーンアーム3に水平動作及び昇降動作を並列動作させ、クレーンアーム3を移載相手の棚7の存在する棚行に最短時間で到達させる。その後、上記棚行の構成物と衝突しない範囲でクレーンアーム3を棚方向に進出させながら、クレーンアーム3に対し当該棚行の内部を水平動作させることができる。よって、キャリア6を搬送するための1サイクルタイムに対して、水平動作と移載動作との並列動作時間の割合が大きくなり、結果的にサイクルタイムの短縮化を達成することが可能となる。また、水平動作、昇降動作及び移載動作を同時にせず、並列動作は、水平動作及び昇降動作、または、水平動作及び移載動作に限られるので、クレーンアーム3の有するワークテーブル31の位置決めが安定するとともに各動作の制御が容易となる。
上述したコントローラ8の制御による各動作及び当該動作により奏される効果については後述する。
次に、本発明の実施の形態1における棚7の構造について説明をする。
図2は、本発明の実施の形態1に係る自動倉庫の有する棚の構成の一例を示す斜視図である。同図に記載された棚7は、背面に配置された棚枠71と、棚枠71に固定され棚枠71から前面へ突出した棚受け72とを備える。
また、図3は、本発明の実施の形態1に係る自動倉庫の有する棚の側面図である。同図は、上下隣接する棚7にキャリア6が保管されている状態を示している。ここで、キャリア6が保管された状態での上下隣接する棚7の間の距離dは、クレーンアーム3の有するワークテーブル31が水平方向(図面に垂直な方向)に通過できる距離以上であることが好ましい。
これにより、上述した、昇降動作の終了後に水平動作とクレーンアーム3による進出動作とを同時に実行させる場合、通過しようとする棚7にキャリア6が保管されていても、ワークテーブル31が距離dを有するスペースを通過することが可能となる。
次に、コントローラ8の制御による各動作について説明する。
図4は、本発明の実施の形態1に係る自動倉庫の模式的な正面図である。同図には、5行×5列の棚7、クレーンアーム3及び棚7に保管されているキャリア6が図示されている。この場合、例えば、一つの棚7の幅及び高さをともに0.5mとする。また、位置Aにあるクレーンアーム3が、位置Bまたは位置Cに移動してそれぞれに対面する棚7に保管されているキャリア6を荷積みするためのルートも図示されている。
まず、クレーンアーム3が位置Aから位置Bへ移動する場合の動作について、従来のスタッカクレーンの動作と本発明の実施の形態1に係るスタッカクレーン2の動作とを比較して説明する。
なお、スタッカクレーンの走行動作及びクレーンアームの昇降動作については、移動開始時及び移動終了時に加速度が発生する。しかし、スタッカクレーンの水平移動時間及びクレーンアームの昇降移動時間の算出については、上記加速度については考慮せず、終始等速運動をしているものとみなす。また、スタッカクレーンの最大走行速度を2.0m/secとし、クレーンアームの最大上昇速度を3.0m/secとする。また、クレーンアームが移載相手の棚7と対面する位置に到達し、当該棚7の方向へ進出動作を開始してからキャリア6を荷積みし、退出完了するまでの時間は、2.0secであると仮定する。
従来の自動倉庫では、クレーンアームが位置Aから位置Bへ移動するルートは、図4に記載されたルートRB0である。ここで、ルートRB0におけるスタッカクレーンの動作を、タイミングチャートを用いて説明する。
図5(a)は、従来の自動倉庫におけるスタッカクレーンがルートRB0を移動する場合の動作を表すタイミングチャートである。同図において、縦軸は、上から順に、スタッカクレーンの水平動作、クレーンアームの昇降動作及びクレーンアームの進出動作をそれぞれ速度表示したものである。また、横軸は経過時間を表す。
まず、時刻t0において、従来のスタッカクレーンは位置Aから位置Bに向かって移動を開始する。つまり、従来のスタッカクレーンは、位置Aから水平方向に2.0m及び上下方向に1.5m離れた位置Bへ向かって直線移動する。ここで、従来のクレーンアームが最短時間で位置Bへ到達するには、スタッカクレーンの走行速度を最大速度2.0m/secとし、上昇速度は1.5m/secとすればよい。つまり、従来のクレーンアームが位置Aから位置Bへ移動する時間は、1.0secとなる。
次に、時刻t2において、従来のスタッカクレーンの有するクレーンアームは、走行動作及び上昇動作を停止し、対面する棚7に保管されているキャリア6を荷積みするため、移載動作を開始する。ここで、前述したように、移載動作に要する時間は2.0secである。
次に、時刻t4において、従来のスタッカクレーンの有するクレーンアームは、移載動作を終了する。
以上より、従来のクレーンアームがルートRB0を移動する場合のサイクルタイムは、合計3.0secとなる。
これに対し、本発明の実施の形態1に係る自動倉庫1では、クレーンアーム3が位置Aから位置Bへ移動するルートは、例えば、図4に記載されたルートRBである。
図5(b)は、本発明の実施の形態1に係る自動倉庫におけるスタッカクレーンがルートRBを移動する場合の動作を表すタイミングチャートである。同図において、縦軸は、上から順に、スタッカクレーン2の水平動作、クレーンアーム3の昇降動作及びクレーンアーム3の進出動作をそれぞれ速度表示したものである。また、横軸は経過時間を表す。
まず、時刻t0において、本発明の実施の形態1に係る自動倉庫の有するコントローラ8は、クレーンアーム3を位置Aから位置B’に向かって最短時間で移動させる。つまり、スタッカクレーン2は、位置Aから水平方向に1.0m及び上下方向に1.5m離れた位置B’へ向かって直線移動する。ここで、コントローラ8は、例えば、スタッカクレーン2の走行速度を2.0m/secとし、クレーンアーム3の上昇速度を3.0m/secとすると、クレーンアーム3が位置Aから位置B’へ移動する時間は、0.5secとなる。
次に、時刻t1において、コントローラ8は、クレーンアーム3に対し、対面する棚7の方向に進出動作を開始させる。ここで、コントローラ8は、クレーンアーム3のワークテーブル31が、図3で説明した上下隣接する棚間のスペースに進出するよう位置B’が調整されている。なお、前述したように、クレーンアーム3が進出動作を開始してから、棚に保管されているキャリア6を荷積みし、退出完了するまでの時間は2.0secである。
時刻t1〜時刻t2の期間では、スタッカクレーン2が水平動作を継続している。よって、クレーンアーム3は、棚7の方向へ進出動作をしながら位置B’から位置Bを水平移動している。この期間の水平移動距離は1.0mでスタッカクレーン2の走行速度は2.0m/secであるので、時刻t1〜時刻t2の期間は0.5secである。
次に、時刻t2において、コントローラ8は、スタッカクレーン2の走行動作を停止させる。このとき、クレーンアーム3が位置Bに到達する。クレーンアーム3が位置Aから位置Bへ移動する時間、つまり時刻t0〜時刻t2の期間は、1.0secとなる。
時刻t2〜時刻t3の期間では、クレーンアーム3が位置Bに停止した状態で、移載動作を継続している。
次に、時刻t3において、コントローラ8は、クレーンアーム3の移載動作を停止させる。
以上より、クレーンアーム3がルートRBを移動する場合のサイクルタイムは、合計2.5secとなる。
以上の結果より、位置Aから位置Bへの移動を伴う移載動作において、本発明の実施の形態1に係る自動倉庫が、従来の自動倉庫よりもサイクルタイムを短縮化できることが解る。
次に、クレーンアーム3が位置Aから位置Cへ移動する場合の動作について説明する。
従来の自動倉庫では、クレーンアームが位置Aから位置Cへ移動するルートは図4に記載されたRC0である。ここで、ルートRC0におけるスタッカクレーンの動作を、タイミングチャートを用いて説明する。
図6(a)は、従来の自動倉庫におけるスタッカクレーンがルートRC0を移動する場合の動作を表すタイミングチャートである。同図において、縦軸は、上から順に、スタッカクレーンの水平動作、クレーンアームの昇降動作及びクレーンアームの進出動作をそれぞれ速度表示したものである。また、横軸は経過時間を表す。
まず、時刻t10において、従来のスタッカクレーンは位置Aから位置Cに向かって移動する。つまり、従来のスタッカクレーンは、位置Aから水平方向に1.5m及び上下方向に2.0m離れた位置Cに向かって直線移動する。ここで、従来のクレーンアームが最短時間で位置Cへ到達するには、スタッカクレーンの走行速度を最大速度2.0m/secとし、上昇速度は2.67m/secとすればよい。つまり、従来のクレーンアームが位置Aから位置Cへ移動する時間は、0.75secとなる。
次に、時刻t12において、従来のスタッカクレーンの有するクレーンアームは、走行動作及び上昇動作を停止し、対面する棚7に保管されているキャリア6を荷積みするため、移載動作を開始する。ここで、移載動作に要する時間は2.0secである。
次に、時刻t15において、従来のスタッカクレーンの有するクレーンアームは、移載動作を終了する。
以上より、従来のクレーンアームがルートRC0を移動する場合のサイクルタイムは、合計2.75secとなる。
これに対し、本発明の実施の形態1に係る自動倉庫1では、クレーンアーム3が位置Aから位置Cへ移動するルートは、例えば、図4に記載されたルートRCである。
図6(b)は、本発明の実施の形態1に係る自動倉庫におけるスタッカクレーンがルートRCを移動する場合の動作を表すタイミングチャートである。同図において、縦軸は、上から順に、スタッカクレーン2の水平動作、クレーンアーム3の昇降動作及びクレーンアーム3の進出動作をそれぞれ速度表示したものである。また、横軸は経過時間を表す。
まず、時刻t10において、本発明の実施の形態1に係る自動倉庫1の有するコントローラ8は、クレーンアーム3を位置Aから位置C’に向かって最短時間で移動させる。つまり、クレーンアーム3は、位置Aから水平方向に1.0m及び上下方向に2.0m離れた位置C’に向かって直線移動する。ここで、コントローラ8は、例えば、スタッカクレーン2の走行速度を1.5m/secとし、クレーンアーム3の上昇速度を3.0m/sec及びとすると、クレーンアーム3が位置Aから位置C’へ移動する時間は、0.67secとなる。
次に、時刻t11において、コントローラ8は、クレーンアーム3に対し、昇降動作を停止させ、対面する棚7の方向に進出動作を開始させる。ここで、コントローラ8は、クレーンアーム3のワークテーブル31が、図3で説明した上下隣接する棚間のスペースに進出するよう位置C’が調整されている。なお、前述したように、クレーンアーム3が進出動作を開始してから、棚に保管されているキャリア6を荷積みし、退出完了までの時間は2.0secである。
時刻t11〜時刻t13の期間では、スタッカクレーン2が水平動作を継続している。よって、クレーンアーム3は、棚7の方向へ進出動作をしながら位置C’から位置Cを水平移動している。この期間の水平移動距離は0.5mでスタッカクレーン2の走行速度は1.5m/secであるので、時刻t11〜時刻t13の期間は0.33secである。
次に、時刻t13において、コントローラ8は、スタッカクレーン2の走行動作を停止させる。このとき、クレーンアーム3が位置Cに到達する。クレーンアーム3が位置Aから位置Cへ移動する時間、つまり時刻t10〜時刻t13の期間は、1.0secとなる。
時刻t13〜時刻t14の期間では、クレーンアーム3が位置Cに停止した状態で、移載動作を継続している。
次に、時刻t14において、コントローラ8は、クレーンアーム3の移載動作を停止させる。
以上より、クレーンアーム3がルートRCを移動する場合のサイクルタイムは、合計2.67secとなる。
以上の結果より、位置Aから位置Cへの移動を伴う移載動作においても、本発明の実施の形態1に係る自動倉庫1が、従来の自動倉庫よりもサイクルタイムを短縮化できることが解る。
なお、上述した実施の形態では、クレーンアーム3が位置Aから位置B’へ移動する場合及びクレーンアーム3が位置Aから位置C’へ移動する場合に、クレーンアーム3を最大速度である3.0m/secとしたが、これに限られない。つまり、クレーンアーム3が伸びきった時にクレーンアーム3が目的地に到着するよう、上昇動作を終了させ水平動作と進出動作を同時に実行させればよい。
ここで、クレーンアーム3が位置Cにおいてキャリア6を荷積みした後、当該キャリア6を、図4に図示されていないステーションまたは他の棚へ荷下ろしする場合の動作について説明する。スタッカクレーン2は、クレーンアーム3が位置Cにおいて荷積みした棚の左右に隣接する棚にキャリア6が保管されていないことを検出するセンサを備えていることが好ましい。上記センサにより、荷積みした棚の左右に隣接する棚のうち次の移動経路の方向に位置する棚にキャリアが保管されていないことが検出された場合には、コントローラ8は、キャリア6が載置されたワークテーブル31を進出させたまま、荷積みした棚からキャリアのないことが検出された棚へとクレーンアームを移動させることが可能となる。
これにより、ワークテーブル31がキャリア6を載置している状態でも、荷物が保管されていない左右の棚の内部を進出状態で通過することが可能となる。よって、クレーンアーム3の出退動作とスタッカクレーン2の走行動作との並行動作が可能となり、更なるサイクルタイムの短縮化を達成することが可能となる。
また、クレーンアーム3が位置Bにおいてキャリア6を荷下ろしした後、クレーンアーム3が図4に図示されていないステーションまたは他の棚にて荷積みする場合の動作について説明する。スタッカクレーン2は、クレーンアーム3が位置Bにおいて荷下ろしした棚の上下に隣接する棚にキャリア6が保管されていないことを検出するセンサを備えていることが好ましい。上記センサにより、荷下ろしした棚の上下に隣接する棚のうち次の移動経路の方向に位置する棚にキャリアが保管されていないことが検出された場合には、コントローラ8は、ワークテーブル31を進出させたまま、荷下ろしした棚からキャリアのないことが検出された棚へとクレーンアームを移動させることが可能となる。例えば、クレーンアーム3がワークテーブル31によりキャリア6の底面を掬い取るような場合には、荷下ろしした棚の下に隣接する棚にキャリアが保管されていないことが検出された場合には、コントローラ8は、ワークテーブル31を進出させたまま、荷下ろしした棚からキャリアのないことが検出された棚へとクレーンアームを下降させることが可能となる。また、例えば、クレーンアーム3がキャリア6の上方を掴むような場合には、荷下ろしした棚の上に隣接する棚にキャリアが保管されていないことが検出された場合には、コントローラ8は、ワークテーブル31を進出させたまま、荷下ろしした棚からキャリアのないことが検出された棚へとクレーンアームを上昇させることが可能となる。
これにより、ワークテーブル31がキャリア6を載置していない状態において、荷物が保管されていない上下の棚の内部を進出状態で通過することが可能となる。よって、クレーンアーム3の出退動作と昇降動作との並行動作が可能となり、更なるサイクルタイムの短縮化を達成することが可能となる。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2に係る自動倉庫の有するスタッカクレーンの機能構成図である。同図に記載されたスタッカクレーン20は、クレーンアーム3と、走行台車4と、昇降マスト5と、コントローラ80とを備える。本発明の実施の形態2に係るスタッカクレーン20は、実施の形態1に係るスタッカクレーン2と比較して、コントローラ80の構成及び機能が異なる。以下、実施の形態1と同じ点は説明を省略し、異なる点のみ詳細に説明する。
コントローラ80は、検出部81と、算出部82と、決定部83とを備える。
検出部81は、自動倉庫の各棚にキャリア6が存在するか否かを検出する検出手段である。検出部81は、例えば、クレーンアームに設置され、各棚のキャリアの有無を検出するセンサであってもよいし、また、各棚に設置され、キャリアの有無を検出するセンサであってもよい。
算出部82は、次の移載動作をクレーンアーム3に実行させるにあたり、検出部81から取得した各棚のキャリアの有無についての情報により、想定される移動ルートの所要時間を算出する算出手段である。
決定部83は、算出部82にて算出された各移動ルートの所要時間を比較して、最短の所要時間が得られる移動形態を決定する決定手段である。
以下、コントローラ80の機能について、具体例を挙げて説明する。
図8は、本発明の実施の形態2に係る自動倉庫の模式的な正面図である。同図には、5行×5列の棚7、クレーンアーム3及び棚7に保管されているキャリア6が図示されている。この場合、例えば、一つの棚7の幅及び高さをともに0.5mとする。また、位置Aにて荷下ろしを完了したクレーンアーム3が、位置Cに移動し当該位置に対面する棚に保管されているキャリア6を荷積みするためのルートも図示されている。
なお、図8に挙げられた移動ルートは、位置Aにて荷下ろしを完了し進出状態であるクレーンアーム3が、位置Cに対面する棚に保管されているキャリアを荷積みして退出完了するまでの動作を想定して挙げられたものである。
なお、スタッカクレーンの水平動作及びクレーンアームの昇降動作については、移動開始時及び移動終了時に加速度が発生する。しかし、スタッカクレーンの水平移動時間及びクレーンアームの昇降移動時間の算出については、上記加速度については考慮せず、終始等速運動をしているものとみなす。また、スタッカクレーンの最大走行速度を2.0m/secとし、クレーンアームの最大上昇速度を3.0m/secとする。また、クレーンアームが移載相手の棚7と対面する位置に到達し、当該棚7の方向へ進出動作を開始してからキャリア6を荷積みし、退出完了するまでの時間は、2.0secであると仮定する。
図9は、本発明の実施の形態2に係るスタッカクレーンの有するコントローラの動作フローチャートである。
まず、クレーンアーム3に、位置Cに対面する棚に保管されているキャリアを荷積みさせる指示を受けたコントローラ8は、検出部81によりキャリアの保管されていない棚を検出する(S10)。
次に、算出部82は、ステップS10にて検出された棚情報を検出部81から取得し、当該棚情報によりクレーンアーム3を進出させたまま位置Aから位置Cまで移動できるルートの所要時間を算出する(S11)。クレーンアームを進出させたまま移動させるルートとしては、ルートRCSが最短ルートである。ここで、ルートRCSによる所要時間tRCSを実際に算出する。ルートRCSは、クレーンアーム3を進出させたままで、クレーンアーム3が水平方向に1.5m及び上昇方向に2.0mを、並行動作せずに移動する。ここで、走行速度及び上昇速度を、それぞれ、最大速度である2.0m/sec及び3.0m/secであるとする。そうすると、クレーンアーム3が位置Aから位置Cまで移動する時間は、1.42secとなる。その後、クレーンアーム3は荷積み動作及び退出動作を実行する。ここで、前述したように、クレーンアーム3が進出動作を開始してからキャリア6を荷積みし、退出完了するまでの時間を、2.0secであると仮定している。よって、クレーンアームが進出した状態から退出完了するまでの時間を1.0secであると仮定すると、ルートRCSによる所要時間tRCSは、2.42secとなる。
また、算出部82は、クレーンアーム3を位置Aにて退出させてから位置Cへ移動するルートの所要時間を算出する(S11)。クレーンアームを一度退出させてから移動させるルートとしては、実施の形態1で説明したルートRCが最短ルートである。ここで、ルートRCによる所要時間tRCを実際に算出する。まず、位置Aにおいてクレーンアーム3の進出状態を退出状態にするための時間として、1.0secを要する。その後、クレーンアーム3は、実施の形態1で説明したルートRCの所要時間である2.67secを要して位置Cでの荷積み動作を完了する。従って、ルートRCによる所要時間tRCは、3.67secとなる。
次に、決定部83は、算出部82にて算出された各々の所要時間を比較する。そして、最短の所要時間が得られる移動形態がルートRCSであることを決定する(S12)。
最後に、コントローラ80は、クレーンアーム3、走行台車4及び昇降マスト5に対し、ルートRCSによる移動及び移載動作を実行させる(S13)。
本実施の形態により、実施の形態1で説明したような水平動作と移載動作との並列動作を含むルートによるサイクルタイムの短縮化だけでなく、クレーンアームを進出状態のままで棚の内部を通過して次の移載相手の棚と対面する位置まで移動するルートを検討することが可能となる。よって、上述した複数のルートからサイクルタイムを最短にするルートを選択して当該ルートによりクレーンアームを移動させることが可能となる。
以上、本発明に係る自動倉庫について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。実施の形態1及び2における任意の構成要素を組み合わせて実現される別の実施の形態や、実施の形態1及び2に対して本発明の主旨を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例や、本発明に係るスタッカクレーン又は自動倉庫を内蔵した各種装置も本発明に含まれる。
なお、本発明は、特許文献1に記載された従来技術のような昇降動作と進出動作との並行動作を行う制御とを組み合わせることよっても実現される。
本発明は、例えば、半導体デバイス等の製造ラインにおけるスタッカクレーン及び自動倉庫として利用することができる。
本発明の実施の形態1における自動倉庫の構成の一例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る自動倉庫の有する棚の構成の一例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る自動倉庫の有する棚の側面図である。 本発明の実施の形態1に係る自動倉庫の模式的な正面図である。 (a)は、従来の自動倉庫におけるスタッカクレーンがルートRB0を移動する場合の動作を表すタイミングチャートである。(b)は、本発明の実施の形態1に係る自動倉庫におけるスタッカクレーンがルートRBを移動する場合の動作を表すタイミングチャートである。 (a)は、従来の自動倉庫におけるスタッカクレーンがルートRC0を移動する場合の動作を表すタイミングチャートである。(b)は、本発明の実施の形態1に係る自動倉庫におけるスタッカクレーンがルートRCを移動する場合の動作を表すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態2に係る自動倉庫の有するスタッカクレーンの機能構成図である。 本発明の実施の形態2に係る自動倉庫の模式的な正面図である。 本発明の実施の形態2に係るスタッカクレーンの有するコントローラの動作フローチャートである。 従来の自動倉庫の模式的な正面図である。
符号の説明
1、100 自動倉庫
2、20 スタッカクレーン
3、101 クレーンアーム
4 走行台車
5 昇降マスト
6、102 キャリア
7 棚
8、80 コントローラ
9、10 走行レール
31 ワークテーブル
32 第1アーム
33 第2アーム
34 昇降部
71 棚枠
72 棚受け
81 検出部
82 算出部
83 決定部

Claims (5)

  1. 荷物を格納する複数の棚の前面に沿って移動し、前記複数の棚への前記荷物の移載を行うスタッカクレーンであって、
    前記棚側へ進出することにより、前記棚との間で前記荷物の移載を行う移載手段と、
    前記移載手段を水平方向へ移動させる走行手段と、
    前記移載手段を上下方向へ移動させる昇降手段と、
    前記移載手段、前記昇降手段及び前記走行手段の動作を制御することにより、前記移載手段を移載相手の棚と対面する位置へ移動させる場合に、前記移載手段の水平動作及び前記移載手段の昇降動作のうち前記昇降動作を先に終了させ、当該昇降動作の終了後に前記水平動作と前記移載手段による進出動作とを同時に実行させる制御手段とを備える
    スタッカクレーン。
  2. 請求項1記載のスタッカクレーンと、
    背面側から前記前面の方向へ突出した棚受けで構成された前記複数の棚とを備え、
    前記制御手段は、前記スタッカクレーンの荷積み時に、前記移載手段に進出動作させた状態で複数の前記棚にわたって走行させる
    自動倉庫。
  3. 請求項1記載のスタッカクレーンと、
    背面側から前記前面の方向へ突出した棚受けで構成された前記複数の棚とを備え、
    前記制御手段は、移載相手の棚の左右方向に隣接する棚に荷物がないことを検出する検出手段を備え、前記検出手段により検出された棚情報により前記移載手段に進出動作させた状態で前記移載手段を複数の前記棚にわたって走行させる
    自動倉庫。
  4. 請求項1記載のスタッカクレーンと、
    背面側から前記前面の方向へ突出した棚受けで構成された前記複数の棚とを備え、
    前記制御手段は、移載相手の棚の上下方向に隣接する棚に荷物がないことを検出する検出手段を備え、前記検出手段により検出された棚情報により前記移載手段に進出動作させた状態で前記移載手段を複数の前記棚にわたって昇降させる
    自動倉庫。
  5. 前記制御手段は、棚に荷物がないことを検出する検出手段を備え、前記移載手段を次の荷積み相手の棚と対面する位置へ移動させる場合に、前記検出手段により検出された棚情報により、荷下ろし完了時から前記移載手段を進出した状態で荷物のない棚を通過して前記次の荷積み相手の棚に到達させるのに要する所要時間と、荷下ろし完了時から前記移載手段を収納した状態で前記水平動作と前記昇降動作とを実行させ前記次の荷積み相手に対して前記移載手段を進出させるまでの所要時間とを算出する算出手段と、
    前記算出手段にて算出された2つの所要時間を比較して最短の所要時間が得られる移動形態を決定する決定手段とを備え、
    前記制御手段は、前記決定手段により決定された前記移動形態により、前記移載手段を前記次の荷積み相手の棚と対面する位置へ移動させる
    請求項2記載の自動倉庫。
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