JP2010141834A - 操作入力装置及び吐水装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】外装部と、前記外装部により検出方向を保護され、人体の接近を非接触で検出する非接触検出手段と、前記外装部への人体の接触を検出する接触検出手段と、前記非接触検出手段からの検出信号に応じて人体による操作入力を判定する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記接触検出手段により前記外装部への人体の接触を検出している場合には、前記非接触検出手段からの検出信号を無効にする、または前記非接触検出手段の検出動作を実行させないことを特徴とする操作入力装置が提供される。
【選択図】図3
Description
この操作入力装置によれば、接触検出手段が外装部への人体の接触を検出している状態では、非接触検出手段が人体の接近を検出した場合であっても、非接触検出手段からの出力信号を無効にする。そのため、例えば、目の不自由な使用者が、操作入力装置の位置を手探りで確認している場合に、意図せずに非接触検出手段に手を接近させたときでも、操作入力され動作することはない。そのため、使用者が意図していないときに操作入力され動作することを防止できる。
この操作入力装置によれば、接触検出手段が外装部への人体の接触を検出している状態では、非接触検出手段の動作を実行させない。そのため、例えば、目の不自由な使用者が、操作入力装置の位置を手探りで確認している場合に、意図せずに非接触検出手段に手を接近させたときでも、操作入力され動作することはない。そのため、使用者が意図していないときに操作入力され動作することを防止できる。
この操作入力装置によれば、使用者は、非接触検出手段と押しボタンとを好みに応じて使い分けることができる。そして、押しボタンが押された場合には、優先的に操作入力され動作するとともに、例えば、目の不自由な使用者が、操作入力装置の位置を手探りで確認している場合には、意図せずに非接触検出手段に手を接近させたときでも、操作入力され動作することはない。そのため、使用者が意図していないときに操作入力され動作することを防止できる。
この操作入力装置によれば、使用者が外装部に手などを接触させたままの状態であっても、所定時間経過すると操作入力され動作するため、使用者が、非接触検出手段によって操作入力をするつもりが、誤って外装部に手などが接触してしまった場合でも、所定時間経過すれば操作入力を受け付ける。そのため、使用者はより安心して操作入力装置を使用することができる。
この操作入力装置によれば、接触検出手段は、外装部への人体の接触をより確実に検出することができる。そのため、使用者が意図していないときに操作入力され動作することを防止できる。
この操作入力装置によれば、使用者が押しボタンに触れているときであっても、接触検出手段は押しボタンへの人体の接触をより確実に検出できる。そのため、使用者が手探りで押しボタンの位置を確認しているときや、押しボタンを押そうとしているときなど、使用者が非接触検出手段による操作を意図していないときに操作入力され動作することを防止できる。
この操作入力装置によれば、静電容量の変化により押しボタンの押下を検出することができる。そして、非導電性の突起部が弾性を有する材料から形成されていれば、その突起部は、移動電極と、送信電極および受信電極と、が当接したときの衝撃を和らげることができる。これにより、接点式のスイッチを用いた場合に懸念される接点不良などを防止することができる。
この操作入力装置によれば、赤外線投光式センサを使用しているため、水が非接触検出手段の近傍に付着しても、その水の影響をあまり受けずに人体の接近を検出することができる。
この操作入力装置によれば、静電容量センサが静電容量を検出する回路と、赤外線投光式センサが反射光を検出する回路と、を共用させているため、操作入力装置を小型化することができる。
この吐水装置によれば、接触検出手段が外装部への人体の接触を検出している状態では、非接触検出手段が人体の接近を検出した場合であっても、非接触検出手段からの出力信号を無効にしたり、非接触検出手段の検出動作を実行させない。そのため、例えば、目の不自由な使用者が、操作入力装置の位置を手探りで確認している場合に、意図せずに非接触検出手段に手を接近させたときでも、電磁弁が開放され吐水することはない。そのため、使用者が意図していないときに吐水することを防止できる。
図1は、本発明の実施の形態にかかる操作入力装置を備えたトイレ装置を例示する斜視模式図である。
図1に表したトイレ装置は、洋式腰掛便器(以下、単に「便器」という)100と、その上部に設けられた便座210および便蓋220と、便器100の洗浄を操作する操作入力装置300と、を備える。なお、便器100の洗浄機構としては、いわゆる「ロータンク式」でもよく、あるいはロータンクを用いない「水道直圧式」であってもよい。
また、図3は、本実施形態にかかる操作入力装置の内部を表す断面模式図である。なお、図3は、図2に表したA−A断面図に相当する。
なお、目の不自由な使用者は、操作入力装置300の外形の特徴や表面プレート321の点字表示などにより、非接触検出手段310の存在を認識し、外装部320から手を離して手をかざすことで、便器洗浄を行うことができる。
図4は、本実施形態にかかる操作入力装置の動作を例示するフローチャートである。
図4に表したフローチャートの動作において、使用者が外装部320に手410などを接触させたままの状態では、便器100の洗浄はいつまで経っても行われない。この場合には、使用者は、操作入力装置300の非接触検出手段310に手410をかざしているにもかかわらず便器洗浄がいつまで経っても行われないため、自分が行ってる操作方法が間違っているのではないか、或いは、操作入力装置300が故障しているのではないか、と不安に感じる場合がある。
図6は、本実施形態の静電容量検出の動作を表すフローチャートである。
また、図7は、本実施形態の光電検出の動作を表すフローチャートである。
また、図8は、本実施形態の回路基板の回路構成を例示する構成図である。
また、図9は、接触検出手段に関する回路が構成された場合の動作波形を表すタイミングチャートである。
また、図10は、非接触検出手段に関する回路が構成された場合の動作波形を表すタイミングチャートである。
続いて、積分手段347からの積分値は、制御手段349へ出力され、その制御手段349によりA/D(アナログ/ディジタル)変換される(ステップS313)。そして、静電容量検出の動作は終了する(ステップS315)。
また、図8に表したような回路構成により、静電容量を検出する回路と、赤外線の反射光を検出する回路と、が共用されるため、操作入力装置を小型化することができる。
図11は、本発明の第2の実施の形態にかかる操作入力装置を表す平面模式図である。 また、図12は、本実施形態にかかる操作入力装置の内部を表す断面模式図である。なお、図12は、図11に表したB−B断面図に相当する。
図13は、本実施形態にかかる操作入力装置の動作を例示するフローチャートである。
また、図14は、図11に表したB−B断面図に相当する。
図15は、本変形例にかかる操作入力装置の動作を例示するフローチャートである。
図16は、本実施形態にかかる操作入力装置の設置形態の変形例を表す平面模式図である。
図1〜図16に関しては、操作入力装置がトイレ室の壁面10に設けられた場合を例に挙げて説明したが、操作入力装置の設置形態はこれだけに限定されるわけではない。操作入力装置は、図17に表したように、トイレ室の壁面10に設けられていなくともよい。
すなわち、図2および図3に表した操作入力装置300では、非接触検出手段310および結合コンデンサ351は、表面プレート321の略中央部に設けられているが、これだけに限定されず、表面プレート321の上部あるいは下部に設けられていてもよい。
また、操作入力装置の動作の変形例として、制御手段349は、外装部320に手410などが接触していると判断し、非接触検出手段310に手410などが接近していると判断した後に、その状態で使用者が外装部320から手410を離した場合でも、操作の意志が明確でないと判断して、操作入力信号を出力しないようにしてもよい。また、制御手段349は、外装部320に手410などが接触していると判断し、非接触検出手段310に手410などが接近していると判断した後に、使用者が外装部320から手410を離した場合には、所定時間後に操作入力信号を出力するようにしてもよい。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
Claims (10)
- 人体の接近を非接触で検出する非接触検出手段と、
前記非接触検出手段の検出方向に設けられた外装部と、
前記外装部への人体の接触を検出する接触検出手段と、
前記非接触検出手段及び前記接触検出手段からの検出信号に基づいて人体による操作入力の有無を判定する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記接触検出手段からの検出信号に基づいて前記外装部への人体の接触があると判定すると、前記非接触検出手段からの検出信号に基づいて人体の接近があると判定しても操作入力が無いと判定することを特徴とする操作入力装置。 - 人体の接近を非接触で検出する非接触検出手段と、
前記非接触検出手段の検出方向に設けられた外装部と、
前記外装部への人体の接触を検出する接触検出手段と、
前記非接触検出手段及び前記接触検出手段からの検出信号に基づいて人体による操作入力の有無を判定する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記接触検出手段からの検出信号に基づいて前記外装部への人体の接触があると判定すると、前記非接触検出手段の検出動作を実行させないことを特徴とする操作入力装置。 - 前記外装部に設けられた押しボタンをさらに備え、
前記制御手段は、前記押しボタンが押された場合には、前記接触検出手段からの検出信号にかかわらず、操作入力が有ったものと判定することを特徴とする請求項1または2に記載の操作入力装置。 - 前記制御手段は、前記接触検出手段からの検出信号に基づいて前記外装部への人体の接触があると判定し、前記非接触検出手段からの検出信号に基づいて人体の接近を検出している時間が所定時間を経過したと判定すると、操作入力が有ったものと判定することを特徴とする請求項1記載の操作入力装置。
- 前記外装部は、導電性を有し、
前記接触検出手段は、静電容量センサであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の操作入力装置。 - 前記外装部及び前記押しボタンは、共に導電性を有し、且つ互いに電気的に結合され、
前記接触検出手段は、静電容量センサであることを特徴とする請求項3記載の操作入力装置。 - 前記接触検出手段は、送信電極と、受信電極と、を有し、前記送信電極と前記受信電極との間の静電容量を検出する静電容量センサであり、
前記押しボタンは、導電性の導電部と、前記送信電極および前記受信電極に向かって突出した非導電性の突起部と、前記突起部の先端に設けられた移動電極と、を有し、
前記送信電極及び前記受信電極は、前記外装部および前記導電部とそれぞれ静電結合され、前記押しボタンの押下に伴って移動する前記移動電極に近接するように設置され、
前記接触検出手段は、前記静電容量が減少することにより前記外装部及び前記導電部の少なくともいずれかへの人体の接触を検出し、前記静電容量が増加することにより前記押しボタンの押下を検出することを特徴とする請求項6記載の操作入力装置。 - 前記非接触検出手段は、赤外線を投光し、前記投光した赤外線の反射光を受光し、前記反射光により人体の接近を検出する赤外線投光式センサであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の操作入力装置。
- 前記静電容量センサが前記静電容量を検出する回路と、前記赤外線投光式センサが前記反射光を検出する回路と、は、共用されていることを特徴とする請求項8記載の操作入力装置。
- 請求項1〜9のいずれか1つに記載の操作入力装置と、
給水流路を開閉する電磁弁と、
前記給水流路を介して供給された水を吐水する吐水部と、
を備え、
前記制御手段は、前記非接触検出手段および前記接触検出手段の少なくともいずれかからの検出信号に応じて、前記電磁弁の動作を制御することを特徴とする吐水装置。
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