JP2010137981A - エレベータのかご上作業床 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の目的は、作業効率を向上させることが可能なエレベータのかご上作業床を提供するにある。
【解決手段】本発明のエレベータのかご上作業床は、乗かご1とつり合いおもり6とがすれ違う際に、図1に示す通り、塞ぎ板3のローラ部4がカム部5に当接することにより、回動支持部3aを支点として塞ぎ板3をつり合いおもり6から離れる方向へ回動させる。従って、乗かご1とつり合いおもり6とがすれ違う際に、塞ぎ板3とつり合いおもり6とは干渉することなく、円滑に乗かご1を昇降させることができ、作業者の作業効率を向上させることができる。
【選択図】図1
【解決手段】本発明のエレベータのかご上作業床は、乗かご1とつり合いおもり6とがすれ違う際に、図1に示す通り、塞ぎ板3のローラ部4がカム部5に当接することにより、回動支持部3aを支点として塞ぎ板3をつり合いおもり6から離れる方向へ回動させる。従って、乗かご1とつり合いおもり6とがすれ違う際に、塞ぎ板3とつり合いおもり6とは干渉することなく、円滑に乗かご1を昇降させることができ、作業者の作業効率を向上させることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、エレベータのかご上点検作業時における、人や部品等の落下防止を目的とした安全増しに関するものである。
一般的に、エレベータ乗かごの上部には作業床が設けられており、この作業床上に作業者が乗り、種々の保守点検作業を行っている。
この保守点検作業中に、作業者が誤って、工具などをかご上作業床から落下させることがあるため、落下を防止する対策が必要であった。
従来における、この種の対策の一例としては、補助作業床をエレベータ作業床の支点を中心として昇降路の壁方向へ回勤させ、この補助作業床により作業者は作業をするようにして、乗かごと昇降路との間の落下スペースを減らすものが提案されていた(特許文献1参照)。
特開平06−032555号公報
しかしながら、上述した従来のエレベータ作業床では、エレベータ昇降時に補助作業床を取り出した状態ではつり合いおもりに干渉してしまうため、乗かごがつり合いおもりとすれ違う度に補助作業床を収納しなくてはならず、作業効率が非常に悪いという不都合が有った。
本発明は上記不都合に鑑みてなされたもので、その目的は、作業効率を向上させることが可能なエレベータのかご上作業床を提供するにある。
上記目的を達成するために本発明は、ロープを介して連結されたつり合いおもりと釣瓶式に昇降路内を昇降する乗かごの上部に設けられたエレベータのかご上作業床において、 前記乗かご上部から対向するつり合いおもり側昇降路壁に向けて延設されるとともにその昇降路側先端部に設けられたローラ部と、このローラ部に負荷が掛かることにより負荷が掛かった方向へ回動させる回動支持部とを有する塞ぎ板と、前記つり合いおもりの乗かごとの対向側に設けられ前記ローラ部が当接して前記つり合いおもりと離れる方向へ前記ローラ部へ負荷を掛けるカム部とを設けて構成したことを特徴とする。
本発明は上述のようにエレベータのかご上作業床を構成したので、乗かごとつり合いおもりとがすれ違う際に、塞ぎ板のローラ部がカム部に当接することにより、回動支持部を支点として塞ぎ板をつり合いおもりから離れる方向へ回動させる。
従って、乗かごとつり合いおもりとがすれ違う際に、塞ぎ板とつり合いおもりとは干渉することなく、円滑に乗かごを昇降させることができ、作業者の作業効率を向上させることができる。
以上、説明したように、請求項1の発明のエレベータかご上作業床は、先端にローラを有するつり合いおもり側の塞ぎ板がカムを備えたつり合いおもりとすれ違う際に、カム機構によりローラがガイドされることによって、エレベータ昇降時にも干渉せずに使用可能である。
また、請求項2の発明の取り出すつり合いおもり側塞ぎ板は、かご上に折り畳んで収納してあり、それをつり合いおもり側に伸ばして使用するので、上記請求項1の発明と同様の効果に加えて、作業床の出し入れを容易にすることができるという効果を奏するのである。
さらに、請求項3の発明の取り出すつり合いおもり側塞ぎ板は、かご上に収納してあり、それをスライドして使用するので、上記請求項1の発明と同様の効果に加えて、作業床の出し入れを容易にすることができるという効果を奏するのである。
以下、本発明のエレベータのかご上作業床の一実施例を図に基づいて説明する。
囲1は本発明のエレベータかご上作業床の一実施例を示す正面図、図2は図1のかご上作業床の平面図、図3,図4は本発明のエレベータかご上作業床のつり合いおもり側塞ぎ板の収納方法の説明図である。
なお、図1〜図4に示される同等のものには同一符号を付してある。
図1及び図2に示すように、乗かご1とつり合いおもり6とはロープ8を介して連結されており、両者は釣瓶式に昇降路9内を昇降している。また、つり合いおもり6は、ガイドレール7にガイドされて昇降路9内を昇降している。
そして本発明であるエレベータのかご上作業床は、前記乗かご1の上部に設けられた作業床本体2と、この作業床本体2から対向するつり合いおもり側昇降路壁10に向けて延設されるとともに、その昇降路9側先端部に設けられたローラ部4と、このローラ部4に負荷が掛かることにより負荷が掛かった方向へ回動させる回動支持部(ヒンジ)3aとを有する塞ぎ板3と、前記つり合いおもり6の乗かご1との対向側に設けられ前記ローラ部4が当接し前記つり合いおもり6と離れる方向へ前記ローラ部4へ負荷を掛けるカム部5とを有して構成されている。
本発明は上述のようにエレベータのかご上作業床を構成したので、乗かご1とつり合いおもり6とがすれ違う際に、図1に示す通り、塞ぎ板3のローラ部4がカム部5に当接することにより、回動支持部3aを支点として塞ぎ板3をつり合いおもり6から離れる方向へ回動させる。
従って、乗かご1とつり合いおもり6とがすれ違う際に、塞ぎ板3とつり合いおもり6とは干渉することなく、円滑に乗かご1を昇降させることができ、作業者の作業効率を向上させることができる。
また図2に示す通り、乗かご1の幅方向にも固定塞ぎ板11を設けておけば、さらに作業者の落下への懸念を低減でき、作業効率を向上させることが可能である。
次に本発明であるエレベータのかご上作業床の塞ぎ板の収納方法について、図3、図4を用いて説明する。
通常時、つまり、かご上点検作業を行っていない場合は、図3,図4の破線によって示すように作業床本体2につり合いおもり側3を収納し、この状態でエレベータは昇降している。
一方、かご上点検作業を行う場合には、図3,図4の実線で示すように、作業床本体2からつり合いおもり側塞ぎ板3を取り出して作業を行うようになっている。
ここで図3に示す、つり合いおもり側塞ぎ板3は、かご1上に折り畳んで収納してあり、それをつり合いおもり6側に回動させることにより、伸ばして使用するので、収納位置と使用位置とを変えることが可能である。
さらに、図4に示すつり合いおもり側塞ぎ板3は、かご1上に収納してあり、それをスライドして引き出すことで使用するので、容易に収納位置と使用位置とを変えることが可能である。
このように構成した実施例では、従来の作業床のように一作業ごとに収納する必要がないので、エレベータ昇降時にも使用可能である。
1 乗かご
2 作業床本体
3 つり合いおもり側塞ぎ板
3a 回動支持部
4 ローラ部
5 カム部
6 つり合いおもり
7 ガイドレール
8 ワイヤロープ
9 昇降路
10 つり合いおもり側昇降路壁
11 固定塞ぎ板
2 作業床本体
3 つり合いおもり側塞ぎ板
3a 回動支持部
4 ローラ部
5 カム部
6 つり合いおもり
7 ガイドレール
8 ワイヤロープ
9 昇降路
10 つり合いおもり側昇降路壁
11 固定塞ぎ板
Claims (3)
- ロープを介して連結されたつり合いおもりと釣瓶式に昇降路内を昇降する乗かごの上部に設けられたエレベータのかご上作業床において、
前記乗かご上部から対向するつり合いおもり側昇降路壁に向けて延設されるとともにその昇降路側先端部に設けられたローラ部と、このローラ部に負荷が掛かることにより負荷が掛かった方向へ回動させる回動支持部とを有する塞ぎ板と、前記つり合いおもりの乗かごとの対向側に設けられ前記ローラ部が当接し前記つり合いおもりと離れる方向へ前記ローラ部へ負荷を掛けるカム部とを設けて構成したことを特徴とするエレベータのかご上作業床。 - 取り出すつり合いおもり側塞ぎ板は、かご上に折り畳んで収納してあり、それをつり合いおもり側に伸ばして使用することを特徴とする請求項1記載のエレベータのかご上作業床。
- 取り出すつり合いおもり側塞ぎ板は、かご上に収納してあり、それをスライドして使用することを特徴とする請求項1記載のエレベータのかご上作業床。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008318577A JP2010137981A (ja) | 2008-12-15 | 2008-12-15 | エレベータのかご上作業床 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008318577A JP2010137981A (ja) | 2008-12-15 | 2008-12-15 | エレベータのかご上作業床 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010137981A true JP2010137981A (ja) | 2010-06-24 |
Family
ID=42348459
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008318577A Pending JP2010137981A (ja) | 2008-12-15 | 2008-12-15 | エレベータのかご上作業床 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010137981A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014114093A (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-26 | Ohbayashi Corp | 作業足場設置方法 |
JP2014114097A (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-26 | Ohbayashi Corp | 付着物処理設備 |
JP2014114098A (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-26 | Ohbayashi Corp | 付着物処理設備 |
JP2014114096A (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-26 | Ohbayashi Corp | 付着物処理設備 |
EP3279126A1 (en) * | 2016-08-01 | 2018-02-07 | Orona, S. Coop. | Elevator apparatus and operating method of said elevator apparatus |
WO2019092781A1 (ja) * | 2017-11-07 | 2019-05-16 | 三菱電機株式会社 | エレベータ装置 |
-
2008
- 2008-12-15 JP JP2008318577A patent/JP2010137981A/ja active Pending
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JP2014114097A (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-26 | Ohbayashi Corp | 付着物処理設備 |
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