JP2010133922A - レゾルバ付モータ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータの回転軸の軸心方向の長さを短くすることができると共に、レゾルバによる角度検出精度を向上させることのできるレゾルバ付モータ構造を提供すること。
【解決手段】モータステータ72と軸受76a、76bが固設されたケーシング71、79と、軸受76a、76bに回転自在に支持されたモータロータ73を備える回転軸74と、モータロータ73の回転角度を検出するためレゾルバのレゾルバステータ77がケーシング10に付設され、レゾルバロータ75がモータロータ73に付設されたレゾルバ付モータ構造において、レゾルバロータ75が、空芯コイルにより構成され、モータロータ73の端面に設けられていること、レゾルバステータ77が、空芯コイルにより構成されていること、を特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、モータステータと軸受が固設されたケーシングと、軸受に回転自在に支持されたモータロータを備える回転軸と、モータロータの回転角度を検出するためレゾルバのレゾルバステータがケーシングに付設され、レゾルバロータがモータロータに付設されたレゾルバ付モータ構造に関するものである。
従来、ハイブリッド自動車や電気自動車において、高出力のブラシレスモータが使用されている。ハイブリッド自動車のブラシレスモータを制御するためには、モータの出力軸の回転位置を正確に把握する必要がある。ステータの各コイルへの通電切り替えを制御するには、ロータの回転位置を正確に把握している必要があるからである。特に、自動車においては、コギングがドライバビリティを悪くするので、コギングを減少させることが要望されているため、通電切り替えを正確に行いたいという要望が強い。
ここで、自動車のモータ軸の位置検出には、耐高温性、耐ノイズ性、耐振動性、耐高湿性等の機能を満足するために、レゾルバが使用されている。レゾルバは、モータの内部に組み込まれて、モータのロータ軸に直列的に直接取り付けられている。
図24に、特許文献1に開示されたレゾルバ付モータ200の断面図を示す。ケーシング208の内周にモータステータ202が固設されている。モータステータ202の一端にバスバー201が取り付けられており、バスバー201の内周端面にレゾルバステータ203が固設されている。レゾルバステータ203は、巻回されたレゾルバステータコイル204を備えている。
また、ケーシング208には、一対の軸受209が固設され、一対の軸受209により、モータロータ206の回転軸205が回転自在に支持されている。回転軸205には、レゾルバステータ203に対向する位置に、レゾルバロータ207が固設されている。レゾルバステータ203とレゾルバロータ207とにより、レゾルバが構成されている。
特許文献2にも、特許文献1と同様の発明が記載されている。特許文献2の発明と、特許文献1の発明との相違点は、特許文献1では、レゾルバステータ203がバスバー201に付設されているのに対して、特許文献2では、レゾルバステータがケーシングに固定されていることである。
一方、特許文献3の発明では、高周波を変調した励磁信号を用いることにより、レゾルバステータのコイルのターン数を減少させ、コストダウンする発明が開示されている。この発明によれば、ターン数を減少できるため、巻線コイルを用いることなく、シート状のコイルを使用でき、レゾルバのコンパクト化が図れることが開示されている。
特開2007-124757号公報 特開平09-065617号公報 特開2000-292205号公報
しかしながら、従来のレゾルバ付モータ構造には、次のような問題があった。
(1)特許文献1及び特許文献2のレゾルバ付モータ構造では、レゾルバロータ207が、レゾルバステータコイル204が巻回されたレゾルバステータ203に対向するとき、ほぼ同じ幅を備えるため、回転軸205の軸心方向の長さが長くなってしまう。そのため、モータ全体が回転軸の軸心方向で大きくなる問題があった。
(2)また、8〜10kHzの周波数領域で励磁しているので、モータからの外乱電磁ノイズ(モータの回転数18000rpm、NS極4対、6次モータの場合には、7.2kHzの周波数のノイズ)の影響を受けやすく、さらに鉄心コア(バックコア)を有するため、モータステータ202で発生する磁界が、レゾルバステータコイル204に大きなノイズを与える。そのため、レゾルバ角度検出精度が低下する問題があった。
特許文献1及び2の発明では、ノイズの影響を減らすために、モータステータから離れた位置にレゾルバを設置しなければならず、軸心方向の長さが長くなる問題があった。
(3)また、特許文献3のレゾルバ付モータ構造では、ターン数を減らすことにより、コストダウンは実現できるが、バックコアを有しているため、モータステータで発生する磁界が、バックコア内を通過しやすくなり、レゾルバステータのシート状コイルにノイズを与えるため、レゾルバ角度検出精度が低下する問題があった。
(4)また、レゾルバが高磁束密度を有する外乱磁界を受けたときに、鉄心コアが磁気飽和してしまうと、レゾルバが全く機能できなくなる問題があった。
そこで、本発明は上記した問題点を解決するためになされたものであり、モータの回転軸の軸心方向の長さを短くすることができると共に、レゾルバによる角度検出精度を向上させることのできるレゾルバ付モータ構造を提供することを目的とする。
上記問題点を解決するためになされた本発明に係るレゾルバ付モータ構造は、次の構成を有している。
(1)モータステータと軸受が固設されたケーシングと、該軸受に回転自在に支持されたモータロータを備える回転軸と、前記モータロータの回転角度を検出するためレゾルバのレゾルバステータが前記ケーシングに付設され、レゾルバロータが前記モータロータに付設されたレゾルバ付モータ構造において、前記レゾルバロータが、空芯コイルにより構成され、前記モータロータの端面に設けられていること、前記レゾルバステータが、空芯コイルにより構成されていること、を有することを特徴とする。
(2)(1)に記載するレゾルバ付モータ構造において、前記レゾルバロータと前記モータロータの端面との間に、非磁性体平板を有することを特徴とする。
(3)(1)または(2)に記載するレゾルバ付モータ構造において、前記空芯コイルが、導電性インクにより形成されていることを特徴とする。
(4)(3)に記載するレゾルバ付モータ構造において、前記空芯コイルが、各々にスルーホールが形成されたSINコイル層と、第1絶縁層と、ジャンパ線層と、第2絶縁層と、COSコイル層とが積層された構造を有すること、前記各層の上側にある層の前記導電性インクが、前記スルーホールを通って下側にある層の前記導電性インクと接続していること、を特徴とする。
(5)(1)乃至(4)に記載するレゾルバ付モータ構造のいずれか1つにおいて、前記レゾルバステータの励磁信号として、300kHz以上500kHz以下の信号、または1.8MHz以上2.7MHz以下の信号を使用すること、を特徴とする。
次に、上記構成を有する本発明の回転検出器付モータ構造の作用及び効果について説明する。
(1)モータステータと軸受が固設されたケーシングと、該軸受に回転自在に支持されたモータロータを備える回転軸と、前記モータロータの回転角度を検出するためレゾルバのレゾルバステータが前記ケーシングに付設され、レゾルバロータが前記モータロータに付設されたレゾルバ付モータ構造において、前記レゾルバロータが、空芯コイルにより構成され、前記モータロータの端面に設けられていること、前記レゾルバステータが、空芯コイルにより構成されていること、を有することを特徴とするので、バックコアをなくすことにより、モータステータが発生する磁界がバックコアを介してレゾルバステータに影響を与えることがなく、例えレゾルバステータに影響を受けたとしても、モータノイズは最大でも、7.2kHz程度であり、レゾルバ信号は500kHzなので、ハイパスフィルタを用いてノイズを容易に除去でき、レゾルバ角度検出精度を低下することがない。ここで、バックコアをなくすことができるのは、500kHzの高周波で励磁するため、結合度が上がりバックコアがなくても、信号を十分伝達できるからである。
また、レゾルバが高磁束密度を有する外乱磁界を受けたときでも、鉄心コアがないので、鉄心が磁気飽和してしまうことがなく、レゾルバは常に正常に機能できる。
また、高周波数を用いているので、レゾルバステータの巻き数を数回巻きに減らせることができるため、100kHz以下のノイズの影響を受けにくい。
また、薄膜状のレゾルバステータとレゾルバロータとを、回転軸の軸心方向に対向して配置しているため、レゾルバが回転軸の軸心方向で占有する長さを短くすることができる。
(2)レゾルバロータとモータロータの端面との間に、非磁性体平板を有することを特徴とするので、モータステータで発生した磁束が、非磁性体平板の表面で渦電流を発生し、熱に変換されるため、レゾルバステータに届く磁束を減少させることができ、レゾルバステータがモータステータから受けるノイズを低減することができ、レゾルバ角度検出精度を低下することがない。さらに、シールド部材が、銅板、または銅メッキであるので、磁力線に対して十分なシールドを行うことができる。
(3)また、空芯コイルが、導電性インクにより形成されていることを特徴とするので、精度良く形成することができ、また、正確な幅の薄膜パターンを形成することができるため、レゾルバの精度を向上させることができる。
さらに、薄膜パターンが、銀粒子を分散剤中に分散させたインク液を、インクジェットプリンタで塗布した後に、焼成することにより、レゾルバロータ部材に固着されているので、薄膜パターンを確実にレゾルバロータ部材に固定することができる。空芯コイルは、薄膜に限定するものではなく、銅箔をエッチングして形成するようなにしても良い。
(4)また、空芯コイルが、各々にスルーホールが形成されたSINコイル層と、第1絶縁層と、ジャンパ線層と、第2絶縁層と、COSコイル層とが積層された構造を有すること、前記各層の上側にある層の導電性インクが、スルーホールを通って下側にある層の前記導電性インクと接続していること、を特徴とするので、各層を形成しインクジェットで空芯コイルを形成していくだけで、レゾルバステータを効率よく製造できるため、製造コストをダウンすることができる。
(5)また、レゾルバステータの励磁信号として、300kHz以上500kHz以下の信号、または1.8MHz以上2.7MHz以下の信号を使用すること、を特徴とするので、自動車において、AMラジオ(531kHz〜1602kHz)及び短波ラジオ(2MHz〜26MHz)に対して、ラジオノイズを与えることが少ない。すなわち、AMラジオは、500kHz以上の領域で使用されているので、500kHz以下の励磁信号ならば、ラジオにノイズを与えることが少ない。500kHzでは、本発明のレゾルバにおいて、S/N比は十分な大きさを有している。300kHzでは、S/N比は、500kHzのS/N比の1/2程度に減少するが、実用の範囲である。
また、300kHz以上の励磁信号を使用しているので、ハイパスフィルタにより、10kHz程度のモータノイズを容易にカットすることができるため、レゾルバの角度検出精度を高くすることができる。
第1実施形態に係り、レゾルバを内蔵するモータの構造を示す断面図である。 同じく、レゾルバステータ77の平面図である。 同じく、図2のA部拡大図である。 同じく、図2のB部拡大図である。 同じく、ベース板102に下地コート103形成した図である。 同じく、SIN信号励磁コイル91の構成を示す図である。 同じく、絶縁コート110を示す図である。 同じく、ジャンパ線128、129を示す図である。 同じく、絶縁コート120を示す図である。 同じく、COS信号励磁コイル92の構成を示す図である。 同じく、端子部接着剤を塗布する図である。 同じく、保護膜131を示す図である。 同じく、各層の構成を示す断面模式図である。 同じく、レゾルバの制御構成を示す図である。 同じく、レゾルバロータ93の構成を示す図である。 同じく、実車における外乱磁束量を示す図である。 同じく、外乱磁束の検出角度への影響を示すデータ図である。 同じく、外乱磁束がレゾルバに及ぼす影響を示すデータ図である。 第2実施例に係り、レゾルバを内蔵するモータの構造を示す断面図である。 同じく、レゾルバロータ部材19の平面図である。 同じく、レゾルバステータ第1パターン51を示す図である。 同じく、レゾルバステータ第2パターン52を示す図である。 同じく、レゾルバの制御構成を示す図である。 従来の、レゾルバを内蔵するモータの構造を示す断面図である。
本発明の第1実施例について、図面を参照しつつ説明する。
図1に、第1実施例のモータの構造を簡易に示した断面図を示す。
モータ10は、ケース本体79と、ケースカバー71と、モータステータ72と、モータロータ73と、モータ軸74と、モータ軸受76a、76bと、を備えているブラシレスモータである。
ケース本体79及びケースカバー71はアルミニウム合金などを鋳造して作られており、ケース本体79にはモータ軸受76bが嵌合され、ケースカバー71にはモータ軸受76aが嵌合され、モータ軸74を回転可能に軸支している。
ケース本体79にはその内周にモータステータ72が固定されている。モータステータ72は、コイルが備えられており通電することで、磁力を発生する。
一方、モータ軸74には永久磁石を備えたモータロータ73が固定されている。モータステータ72とモータロータ73は所定距離離れて保持され、モータステータ72に通電することでモータロータ73が回転し、駆動力を発生してモータ軸74に動力を伝える。
モータロータ73の端面には、非磁性体かつ導電性であるシールド板78を介して、レゾルバロータ75が固設されている。非磁性体平板であるシールド板78は、本実施例では、銅板を使用しているが、しんちゅう、アルミニウムで構成しても良い。
ケースカバー71にはレゾルバステータ77が固定されており、ケース本体79とケー
スカバー71を組み付けた状態で、レゾルバロータ75とレゾルバステータ77が所定距離だけ離れて配置される。所定距離は近くした方がレゾルバ80の検出精度を向上させることができるが、寸法公差や温度による寸法変化等も考慮された上で決定される。
図14に、レゾルバの位置検出制御を示すブロック図を示す。
レゾルバ80は、2Xより構成される回路88及びセンサ部89よりなる。回路88は、SIN信号発生器81、搬送波発生器82、COS信号発生器83、第1変調器84、第2変調器85、検波器86、及び位相差検出器87よりなる。センサ部89は、SIN信号励磁コイル91、COS信号励磁コイル92、検出コイル93、ロータ側ロータリートランス94、及びステータ側ロータリートランス95よりなる。
7.2kHzのSIN信号波を発生させるSIN信号発生器81は、図14に示すように第1変調器84に接続している。7.2kHzのCOS信号波を発生させるCOS信号発生器83は、第2変調器85に接続されている。
また、500kHzの搬送波を発生させる搬送波発生器82が第1変調器84、第2変調器85に接続されている。また、SIN信号発生器81及びCOS信号発生器83は位相差検出器87に接続されている。検波器86は位相差検出器87に接続されている。
第1変調器84は、SIN信号励磁コイル91に接続され、第2変調器85は、COS信号励磁コイル92に接続されている。
検出コイル93は、ロータ側ロータリートランス94に接続され、ステータ側ロータリートランス95は検波器86に接続されている。
次に、SIN信号励磁コイル91、COS信号励磁コイル92の構造について、詳細に説明する。
図2に、レゾルバステータ77の構造を平面図で示す。図13に、レゾルバステータ77の構造を模式的な断面図で示す。図13に示すように、レゾルバステータ77は、表面に下地コート103が形成されたベース板102の上に、SIN信号励磁コイル91、絶縁コート110、ジャンパ線128、129、絶縁コート120、COS信号励磁コイル92、絶縁オーバーコート131が順次積層されて構成されている。以下、各層について説明する。
ベース板102は、PPS樹脂製のドーナツ状の平板である。ベース板102の外周には、接続端子を備える凸部102aが形成されている。
図5に、ベース板102の上面に、下地コート103が形成された状態を示す。下地コート103は、凸部102aの上面には形成されていない。下地コート103は、ベース板102の表面を滑らかにするためのものである。
図6に、下地コート103の上面に、SIN信号励磁コイル91をインクジェットプリンタで塗布したものを示す。SIN信号励磁コイル91は、4組のSIN信号励磁コイル91A、91B、91C、91Dが、電気角で90度ずれた位置に配置されている。各コイルのターン数は、7ターンである。4組のSIN信号励磁コイル91A、91B、91C、91Dは、内周側に内周端部104A、104B、104C、104Dを有し、外周側に外周端部105A、105B、105C、105Dを有している。各コイルは、内周端部104から、外周に向かってわずかに隙間を持ちながら、順次周回して、7ターンを形成し、外周端部105に至っている。
また、SIN信号励磁コイル91Aの一端は、外部端子109に接続している。また、SIN信号励磁コイル91Bの一端は、外部端子108に接続している。
また、SIN信号励磁コイル91の内周側には、ステータ側ロータリィトランス95の一部を構成するトランス95Aが、インクジェットプリンタにより塗布されている。トランス95Aの一端は、外部端子106に接続している。トランス95Aの他端は、トランス端部107に接続している。
図7に、SIN信号励磁コイル91の上にコーティングされる絶縁コート110の平面図を示す。絶縁コート110には、内周端部104A、104B、104C、104Dに対応する位置に、スルーホール111A、111B、111C、111Dが形成されている。また、外周端部105A、105B、105C、105Dに対応する位置に、スルーホール112A、112B、112C、112Dが形成されている。
また、絶縁コート110には、トランス端部107に対応する位置に、スルーホール113が形成されている。また、絶縁コート110には、外部端子106に対応する位置に、切欠部110aが形成されている。スルーホールを利用しての配線方法については、後で説明する。
図8に、絶縁コート110の上面に、ジャンパ線128、129をインクジェットプリンタで塗布したものを示す。ジャンパ線128は、SIN信号励磁コイル91のためのジャンパ線であり、ジャンパ線129は、COS信号励磁コイル92のためのジャンパ線である。ジャンパ線128、129については、図10のCOS信号励磁コイル92について説明した後で詳細に説明する。
また、図8に示すように、ジャンパ線128、129の内周側には、ステータ側ロータリィトランス95の一部を構成するトランス95Bが、インクジェットプリンタにより塗布されている。トランス95Bの一端は、外部端子127に接続している。トランス95Bの他端は、トランス端部126に接続している。
図9に、ジャンパ線128、129の上にコーティングされる絶縁コート120の平面図を示す。また、図10に、絶縁コート120の上面に、COS信号励磁コイル92をインクジェットプリンタで塗布したものを示す。COS信号励磁コイル92は、4組のCOS信号励磁コイル92A、92B、92C、92Dが、電気角で90度ずれた位置に配置されている。各コイルのターン数は、6ターンである。COS信号励磁コイル92A、92B、92C、92Dは、SIN信号励磁コイル91A、91B、91C、91Dに対して、45度位相をずらして形成されている。
4組のCOS信号励磁コイル92A、92B、92C、92Dは、内周側に内周端部115A、115B、115C、115Dを有し、外周側に外周端部116A、116B、116C、116Dを有している。各コイルは、内周端部115から、外周に向かってわずかに隙間を持ちながら、順次周回して、6ターンを形成し、外周端部116に至っている。
また、COS信号励磁コイル92Aの一端は、外部端子117に接続している。また、SIN信号励磁コイル92Dの一端は、外部端子117に接続している。
図9に示すように、絶縁コート120には、COS信号励磁コイル92A、92B、92C、92Dの内周端部115A、115B、115C、115Dに対応する位置に、スルーホール121A、121B、121C、121Dが形成されている。また、外周端部116A、116B、116C、116Dに対応する位置に、スルーホール122A、122B、122C、122Dが形成されている。
また、絶縁コート120には、外部端子106、126に対応する位置に、切欠部120aが形成されている。
次に、ジャンパ線128による接続方法について説明する。図6に示すように、外部端子108は、SIN信号励磁コイル91Bの一端に接続し、反時計回りに7ターンのコイルを形成して内周端部104Bに接続している。内周端部104Bは、スルーホール111Bを通して、ジャンパ線128Bの一端に接続している。ジャンパ線128Bの他端は、スルーホール112Bを通して、外周端部105Bに接続している。
図6に示すように、外周端部105Bは、SIN信号励磁コイル91Cの外部端部105Cに接続している。外部端部105Cは、スルーホール112Cを通して、ジャンパ線128Cの一端に接続している。ジャンパ線128Cの他端は、スルーホール111Cを通して、内周端部104Cに接続している。内周端部104Cは、時計回りに7ターンのコイルを形成して、SIN信号励磁コイル91Dの一端に接続し、反時計回りに7ターンのコイルを形成して、内部端部104Dに接続している。
内周端部104Dは、スルーホール111Dを通して、ジャンパ線128Dの一端に接続している。ジャンパ線128Dの他端は、スルーホール112Dを通して、外周端部105Dに接続している。
外周端部105Dは、SIN信号励磁コイル91Aの外部端部105Aに接続している。外部端部105Aは、スルーホール112Aを通して、ジャンパ線128Aの一端に接続している。ジャンパ線128Aの他端は、スルーホール111Aを通して、内周端部104Aに接続している。内周端部104Aは、時計回りに7ターンのコイルを形成して、外部端子109に接続している。
次に、ジャンパ線129による接続方法について説明する。図10に示すように、外部端子118は、COS信号励磁コイル92Aの一端に接続し、反時計回りに7ターンのコイルを形成して内周端部115Aに接続している。内周端部115Aは、図8及び図9に示すように、スルーホール121Aを通して、ジャンパ線129Aの一端に接続している。ジャンパ線129Aの他端は、スルーホール122Aを通して、外周端部116Aに接続している。
図10に示すように、外周端部116Aは、COS信号励磁コイル92Bの外部端部116Bに接続している。外部端部116Bは、スルーホール122Bを通して、ジャンパ線129Bの一端に接続している。ジャンパ線129Bの他端は、スルーホール121Bを通して、内周端部115Bに接続している。内周端部115Bは、時計回りに7ターンのコイルを形成して、COS信号励磁コイル92Cの一端に接続し、反時計回りに7ターンのコイルを形成して、内部端部115Cに接続している。
内周端部115Cは、スルーホール121Cを通して、ジャンパ線129Cの一端に接続している。ジャンパ線129Cの他端は、スルーホール122Cを通して、外周端部116Cに接続している。
外周端部116Cは、COS信号励磁コイル92Dの外部端部116Dに接続している。外部端部116Dは、スルーホール122Dを通して、ジャンパ線129Dの一端に接続している。ジャンパ線129Dの他端は、スルーホール121Dを通して、内周端部115Dに接続している。内周端部115Dは、時計回りに7ターンのコイルを形成して、COS信号励磁コイル92Aの外周を周回して、外部端子117に接続している。
次に、ロータリィトランス95の接続方法を説明する。
図6に示すように、外部端子106を一端として、円周状に形成されたロータリィトランス95Aの他端107は、スルーホール113を通って、図8のロータリィトランス95Bの一端に接続している。ロータリィトランス95Bの他端は、外部端子126に接続している。
次に、図11に示すように、端子部に導電性接着剤を塗布して、外部端子とし、外部線と接続する。導電接着剤を塗布して外部端子106、126、108、109、117、118を形成した状態を図3及び図4に示す。
図3に、外部端子106、126とロータリィトランス95A、95Bとの接続構造を示す。(b)は図2のA部拡大図であり、(a)は(b)の断面図である。
図4に、外部端子117の接続構造を示す。(a)は図2のB部拡大図であり、(b)は、(a)の断面図である。
次に、図12に示すように、凸部102aを含めて、全体をオーバーコートして、保護膜131を形成した状態を示す。
次に、検出コイル93が形成されたレゾルバロータ75について説明する。図15にレゾルバロータ75の構成を分解斜視図で示す。(e)は、レゾルバロータ75のベース板161を示す。(d)は、ベース板161の表面に形成された第1コイル層162を示す。(c)は、第1コイル層162と第2コイル層164とを絶縁するための層間絶縁層163を示す。(b)は、層間絶縁層163の上に形成された第2コイル層164を示す。(a)は、絶縁樹脂であり、保護膜であるオーバーコート165を示す。
ベース板161は、(e)に示すように、中心に円形の孔を備える円盤状であり、アルミ、しんちゅう等の非磁性導電性金属製で表面に凹部が形成されたプレート161aの凹部にPPS等の樹脂が充填凝固されたものである。
第1コイル層162は、4個の検出コイル162a、162b、162c、162dを備えている。第2コイル層164も、4個の検出コイル164a、164b、164c、164dを備えている。検出コイル162a、162b、162c、162dの一端は、ロータリィトランス166の一端に接続している。検出コイル162a、162b、162c、162dの他端は、スルーホール163aを通って、第2コイル層164の4つの検出コイル164a、164b、164c、164dの一端と接続している。検出コイル164a、164b、164c、164dの他端は、ロータリィトランス167の一端と接続している。ロータリィトランス166の他端とロータリィトランス167の他端とは、スルーホールを通って、接続されている。
これにより、励磁コイルで発生する磁束を受けて、検出コイル162,164で誘導電流が発生すると、ロータリィトランス166,167に電流が流れる。
この誘導電流により発生する磁束により、レゾルバボディ側のロータリィトランス95に誘導電流が発生する。この誘導電流を解析することにより、レゾルバロータの回転位置が算出できるのである。
本実施例によれば、ロータリィトランス166を第1コイル層162に形成し、ロータリィトランス167を第2コイル層164に形成しているので、1つのコイル層における、ロータリィトランスの占有面積を小さくできるため、レゾルバの外形寸法を小さくすることができる。
次に、本実施例のレゾルバ構造による効果について説明する。図16に、ハイブリッド自動車において、モータステータから発生する磁束、レゾルバにとっては外乱磁束の強さを示す。縦軸は、磁束量(単位mT)であり、横軸は条件を示している。定常状態(100km/h)では、約7mTである。60km/hから100km/hに加速する中間加速状態では、約24mTである。0km/hから50km/hに加速するゼロ発進加速状態では、約32mT/hである。
図17に、外乱磁束として39mTを与えた場合の、レゾルバの検出角度変化量を示す。縦軸は、検出角度変化を示し、横軸は電気角を示す。Hは本発明のレゾルバのデータであり、Jは従来のレゾルバのデータを示す。従来のレゾルバ構造では、全ての電気角において、検出角度変化(誤差)が発生している。それと比較して、本発明のレゾルバ構造によれば、ほとんど全ての電気角において、検出角度変化(誤差)が発生していない。
図18に、外乱磁束を変化させたときに、レゾルバが受ける影響を示す。縦軸は、検出角度変化(誤差)であり、横軸は、外乱磁束(mT)を示す。Hは本発明のレゾルバのデータであり、Jは従来のレゾルバのデータを示す。従来のレゾルバでは、外乱磁束が増加すると、検出角度変化(誤差)も比例して増加する。本発明のレゾルバによれば、外乱磁束が増加しても、検出角度変化(誤差)は、ほとんど増加しない。
次に、上記構成を有するレゾルバの作用について説明する。レゾルバステータ77のSIN信号励磁コイル91に、500kHzの搬送波により振幅変調された第1励磁信号S1であるsinカーブ(Asinωt)が励磁される。また、COS信号励磁コイル92に、500kHzの搬送波により振幅変調された第2励磁信号であるcosカーブが励磁されることにより、レゾルバロータパターン94には、出力信号であるABsin(ωt+θ)が誘起電流として発生する。出力信号は、ロータリィトランスパターン94,95を介して、ステータ側に設けられた検波器86を介して位相検出器87に入力される。一方、駆動回路81から第1励磁信号であるsinカーブ(Asinωt)が位相検出器87に入力される。位相検出器87におけるゼロクロス検出タイミングのずれから、位置算出器87が、モータロータ73の回転角度を算出する。
以上、詳細に説明したように、本実施例のレゾルバ構造によれば、モータステータ72と軸受76a、76bが固設されたケーシング71、79と、軸受76a、76bに回転自在に支持されたモータロータ73を備える回転軸74と、モータロータ73の回転角度を検出するためレゾルバのレゾルバステータ77がケーシング10に付設され、レゾルバロータ75がモータロータ73に付設されたレゾルバ付モータ構造において、レゾルバロータ75が、空芯コイルにより構成され、モータロータ73の端面に設けられていること、レゾルバステータ77が、空芯コイルにより構成されていること、を特徴とするので、バックコアをなくすことにより、モータステータ72が発生する外乱磁束がバックコアを介してレゾルバステータ77に影響を与えることがなく、レゾルバステータ77がモータステータ72から受けるノイズを低減することができ、レゾルバ角度検出精度を低下することがない。ここで、バックコアをなくすことができるのは、500kHzの高周波で励磁するため、微小の信号でも十分検出可能だからである。
また、レゾルバが高磁束密度を有する外乱磁界を受けたときでも、鉄心コアがないので、鉄心が磁気飽和してしまうことがなく、レゾルバは常に正常に機能できる。
また、高周波数を用いているので、レゾルバステータ77の巻き数を数回巻き(本実施例では7ターン)に減らせることができるため、100kHz以下のノイズの影響を受けにくい。本実施例では、SIN信号励磁コイル91、及びCOS信号励磁コイル92を7ターンで構成しているが、モータの回転数、磁極数に合わせて、4〜7ターンで構成すると良い。
また、本実施例のレゾルバは、モータからのノイズに対して影響を受けることが少ないため、薄膜状のレゾルバステータ77とレゾルバロータ75とを、回転軸の軸心方向に対向して配置してでき、レゾルバが回転軸の軸心方向で占有する長さを短くすることができ、モータを小型化できる。
また、レゾルバロータ75とモータロータ73の端面との間に、非磁性かつ導電性の平板であるシールド板78を有することを特徴とするので、モータステータ72で発生した磁束が、ベース板102、またはシールド板78の表面で渦電流を発生し、熱に変換されるため、レゾルバステータ77に届く磁束を減少させることができ、レゾルバステータ77がモータステータ72から受けるノイズを低減することができ、レゾルバ角度検出精度を低下することがない。
また、空芯コイルが、導電性インクにより形成されていることを特徴とするので、薄膜パターンを10μm以下の厚みとして精度良く形成することができ、また、正確な幅の薄膜パターンを形成することができるため、レゾルバの精度を向上させることができる。
さらに、薄膜パターンが、銀粒子を分散剤中に分散させたインク液を、インクジェットプリンタで塗布した後に、焼成することにより、レゾルバロータ部材に固着されているので、薄膜パターンを確実にレゾルバロータ部材に固定することができる。
また、空芯コイルが、各々にスルーホールが形成されたSIN信号励磁コイル91と、第1絶縁層である絶縁コート110と、ジャンパ線128、129が形成された層と、第2絶縁層である絶縁コート120と、COS信号励磁コイル92が積層された構造を有すること、各層の上側にある層の導電性インクが、スルーホール111、112、121、122を通って下側にある層の導電性インクと接続していること、を特徴とするので、各層を形成し、インクジェットで空芯コイルを形成していくだけで、レゾルバステータ77を効率よく製造できるため、製造コストをダウンすることができる。
また、レゾルバステータの励磁信号として、300kHz以上500kHz以下の信号、または1.8MHz以上2.7MHz以下の信号を使用すること、を特徴とするので、ハイブリッド自動車において、AMラジオ及びFMラジオに対して、ラジオノイズを与えることが少ない。ラジオは、500kHz以上の領域で使用されているので、500kHz以下の励磁信号ならば、ラジオにノイズを与えることが少ない。500kHzでは、本発明のレゾルバにおいて、S/N比は十分な大きさを有している。300kHzでは、S/N比は、500kHzのS/N比の1/2程度に減少するが、実用の範囲である。
また、300kHz以上の励磁信号を使用しているので、バイパスフィルタにより、最大でも10kHz程度のモータノイズを容易にカットすることができるため、レゾルバの角度検出精度を高くすることができる。また、高周波でレゾルバが結合するように巻き数を減らしているので、100kHz以下のノイズ信号は結合しにくくなっている。
[第2実施例]
以下、本発明の回転検出器付モータ構造を具体化した最も好適な第1実施形態について図面に基づいて詳細に説明する。
本実施形態の回転検出器としてのレゾルバを内蔵するモータの構造を図19に断面図で示す。外側のケーシングは、モータケーシング11と蓋ケーシング20により構成されている。モータケーシング11の内側には、モータステータ12が固設されている。また、モータケーシング11には、軸受21が取り付けられている。軸受21は、蓋ケーシング20の内側にも取り付けられており、一対の軸受21により、モータ軸13が回転可能に保持されている。
モータ軸13には、ガイド14を介してモータロータ15が取り付けられており、モータロータ15内には、永久磁石16が内蔵固定されている。モータロータ15の左端面は、ガイド14に当接している。モータロータ15の右端面には、シールド板18が当接して取り付けられている。シールド板18は、銅製プレートである。シールド板18の右側にレゾルバロータ部材19が取り付けられている。レゾルバロータ部材19については、後で詳細に説明する。
モータ軸13には、ガイド14を嵌合させている直径よりも小径である段差部13aが形成されている。さらに、段差部13aの右側には、段差部13aの直径よりも小径である小径段差部13bが形成されている。段差部13aには、ストッパ17が嵌合されている。ストッパ17の右端には、カシメ部17aが形成されている。小径段差部13bは、スペーサ22を介して、軸受21の内側リングの側面に当接している。
モータロータ13にガイド14を嵌合装着し、ガイド14にモータロータ15を嵌合装着する。次に、シールド板18、及びレゾルバロータ部材19を、ストッパ17のカシメ部17aの外周に嵌合装着した状態で、ストッパ17のカシメ部17aを外側に向けて、図示しないカシメ工具によりかしめる。これにより、ガイド14、モータロータ15、シールド板18、及びレゾルバロータ部材19がモータ軸13に固定される。
このとき、カシメ工具が、カシメ部17aを均等にかしめるため、レゾルバロータ部材19は、モータ軸13の軸心に対して、高い精度で取り付けることができる。
一方、蓋ケーシング20の内面には、レゾルバステータ部材23が位置決め固定されている。レゾルバステータ部材23については、後で詳細に説明する。
次に、レゾルバロータ部材19について説明する。図20にレゾルバロータ部材19の平面図を示す。
レゾルバロータ部材19は、中心に円形の中心孔が形成された円板形状をなしている。直径は、100〜150mmである。レゾルバロータ部材19の材質は、PPS樹脂またはLCP液晶ポリマーであり、厚みは3〜5mmとしている。
レゾルバロータ部材19の一面には、4箇所にレゾルバロータパターン30A,30B,30C,30Dが形成されている。また、中心付近にロータリィトランスパターン31が形成されている。レゾルバロータパターン30、及びロータリィトランスパターン31は、インクジェットプリンタにより形成される。インクとしては、分散剤の中に銀粒子を分散させた銀ペーストを使用している。銀ペーストを厚み10〜20μmで塗布した後、焼成している。焼成することにより、分散剤は昇華し、厚み2〜5μmの銀の薄膜が表面に固着する。レゾルバロータパターン30の幅は、0.5mmとしている。
レゾルバロータパターン30、及びロータリィトランスパターン31の表面には、厚みが10μmのポリイミドによる絶縁層が形成されている。この絶縁層も、ポリイミドを塗布した後、焼成したものである。
4個のレゾルバロータパターン30は、90度に区切られた区間に各々ループ状に形成されている。4個のレゾルバパターン30を形成した後、各パターンの端子部付近を除いて、ポリイミドによる絶縁層を焼成により形成する。そして、その絶縁層の上に、レゾルバパターン30Aの一端34と、レゾルバロータパターン30Bの一端とを接続するための、接続線(図中37Aと37Bを接続する接続線)形成している。この接続線は、インクジェットプリンタにより、形成されている。
また、レゾルバパターン30Aの一端34は、同様の接続線を介して、ロータリィトランスパターン31の一端36に接続している。レゾルバロータパターン30Bの他端は、同様の接続線を介して、レゾルバロータパターン30Cの一端と接続している。レゾルバロータパターン30Cの他端は、接続線(図中37Cと37Dとを接続する接続線)を介して、レゾルバロータパターン30Dの一端と接続している。また、レゾルバパターン30Dの他端34は、同様の接続線を介して、ロータリィトランスパターン31の他端35に接続している。
その後、接続線、及び端子部の上に、ポリイミドによる絶縁層を焼成により形成している。これにより、磁界の変化により、4個のレゾルバロータパターン30A,30B,30C,30Dで発生する誘起電流の総和が、ロータリィトランスパターン31に流れる。
本実施形態では、同じ面に接続線を多層化構造とすることにより、接続を行っているが、スルーホールを用いて、裏面を利用して接続しても良い。
次に、レゾルバステータ部材23について説明する。レゾルバステータ部材23は、中心に円形の中心孔が形成された円板形状をなしている。直径は、100〜150mmである。レゾルバステータ部材23の材質は、PPS樹脂またはLCP液晶ポリマーであり、厚みは3〜5mmとしている。
レゾルバステータ部材23は、蓋ケーシング20の内面に、円周状の凸部として形成された位置決め凸部20aの内側に嵌合して接着されている。これにより、レゾルバステータ部材23は、軸受21を介して、モータ軸13の軸心に対して位置決めされている。
レゾルバロータ部材19の表面のレゾルバロータパターン30と、レゾルバステータ部材23の表面のレゾルバステータ第2パターン52との距離は、本実施形態では、約1.5mmに設定している。
レゾルバステータ部材23の一面には、図21に示すように、4箇所にレゾルバステータ第1パターン51A,51B,51C,51Dが形成されている。また、中心付近にロータリィトランスパターン57が形成されている。
さらに、レゾルバステータ第1パターン51、及びロータリィトランスパターン57の表面には、厚みが10μmのポリイミドの絶縁層が形成されている。この絶縁層も、ポリイミドを塗布した後、焼成したものである。そして、その絶縁層の表面に、レゾルバステータ第1パターン51と90度位相のずれた図22のレゾルバステータ第2パターン52が、重ね合わせて形成されている。
レゾルバステータ第1パターン51、ロータリィトランスパターン57、及びレゾルバステータ第2パターン52は、インクジェットプリンタにより形成される。インクとしては、分散剤の中に銀粒子を分散させた銀ペーストを使用している。銀ペーストを厚み10〜20μmで塗布した後、焼成している。焼成することにより、分散剤は昇華し、厚み2〜5μmの銀の薄膜が表面に固着する。レゾルバロータパターン30の幅は、0.5mmとしている。
レゾルバステータ第2パターン52の表面には、厚みが10μmのポリイミドによる絶縁層が形成されている。この絶縁層も、ポリイミドを塗布した後、焼成したものである。
4個のレゾルバステータ第1パターン51A,51B,51C,51Dは、各々図21で説明した接続線により接続されている。レゾルバステータ第1パターン51には、一対の入力端子53が形成されている。入力端子53は、図22に示すように、駆動回路56に接続している。図23は、レゾルバの制御構成を示す図である。
また、4個のレゾルバステータ第2パターン52A,52B,52C,52Dは、各々図21で説明した接続線によりにより接続されている。レゾルバステータ第2パターン52には、一対の入力端子53が形成されている。入力端子53は、図23に示すように、駆動回路56に接続している。
次に、制御の構成について説明する。図23に示すように、第1励磁信号である7.2kHzのsinカーブ(Asinωt)、及び第2励磁信号である7.2kHzのcosカーブ(Acosωt)を発生させる駆動回路56が、レゾルバステータ第1パターン51、及びレゾルバステータ第2パターン52に接続している。レゾルバステータ第1パターン51には、駆動回路56からsinカーブが供給され、レゾルバステータ第2パターン52には、駆動回路56からcosカーブが供給される。sinカーブとcosカーブとは、振幅が同じで、位相が90度ずれている。
レゾルバロータパターン30では、出力信号であるABsin(ωt+θ)が誘起電流として発生する。出力信号は、ロータリィトランスパターン31,57を介して、ステータ側に設けられたコンパレータ54に入力される。一方、駆動回路56からsinカーブ(Asinωt)がコンパレータ55に入力される。
ノイズによる誤検出を回避するために、位置算出器58が、ノイズに応答しない不感帯をヒステリシス電圧として、ゼロクロスを検出するコンパレータ54に、所定のヒステリシス電圧が入力している。
同様に、コンパレータ55には、位置算出器58が、ノイズによる誤検出を回避するために、ノイズに応答しない不感帯をヒステリシス電圧を、ゼロクロスを検出するコンパレータ55に入力している。
次に、上記構成を有するレゾルバの作用について説明する。レゾルバステータ第1パターン51に、第1励磁信号S1であるsinカーブ(Asinωt)が励磁され、レゾルバステータ第2パターン52に、第2励磁信号であるcosカーブが励磁されることにより、レゾルバロータパターン30には、出力信号S2であるABsin(ωt+θ)が誘起電流として発生する。出力信号S2は、ロータリィトランスパターン31,57を介して、ステータ側に設けられたコンパレータ54に入力される。一方、駆動回路56から第1励磁信号S1であるsinカーブ(Asinωt)がコンパレータ55に入力される。コンパレータ54のゼロクロス検出タイミングと、コンパレータ55のゼロクロス検出タイミングのずれから、位置算出器58が、モータロータ15の回転角度を算出する。
以上詳細に説明したように、本実施形態のレゾルバ付モータ構造によれば、レゾルバが、蓋ケーシング20に固設され、表面に薄膜状のレゾルバステータ第1パターン51及びレゾルバステータ第2パターン52が形成された円板状のレゾルバステータ部材23と、モータロータ15の端面に固設され、表面に薄膜状のレゾルバロータパターン30が
形成された円板状のレゾルバロータ部材19とを有するので、薄膜状のレゾルバステータ第1パターン51及びレゾルバステータ第2パターン52と、レゾルバロータパターン30とを、モータ軸13の軸心方向に対向して配置しているため、レゾルバがモータ軸13の軸心方向で占有する長さを短くすることができる。
また、レゾルバロータパターン30が、レゾルバロータ部材19の表面にインクジェットプリンタにより、薄膜パターンとして形成されているので、薄膜パターンを10μm以下の厚みとして精度良く形成することができ、また、正確な幅の薄膜パターンを形成することができるため、レゾルバの精度を向上させることができる。
さらに、レゾルバロータパターン30が、銀粒子を分散剤中に分散させたインク液を、インクジェットプリンタで塗布した後に、焼成することにより、レゾルバロータ部材19に固着されているので、薄膜パターンを確実にレゾルバロータ部材19に固定することができる。
また、ロータとレゾルバロータ部材19との間に、シールド板18を有するので、レゾルバロータ部材19内に備えられた永久磁石16による磁界の影響、及びモータステータ12で発生する変化のある磁界の影響を受けることが少ないため、回転角度の検出を精度よく行うことができる。さらに、シールド部材が、銅板のシールド板18、または銅メッキであるので、磁力線に対して十分なシールドを行うことができる。
本発明は、上記各実施形態の他に様々な応用が可能である。例えば、上記各実施形態では、シールド部材としてアルミ製または銅製のシールド板18を使用しているが、真鍮製のシールド板を使用しても良い。また、厚みのある銅メッキを使用しても良い。
この発明は、例えば、ハイブリッド自動車や電気自動車等のモータに利用することが可能である。
71 モータケーシング
72 モータステータ
73 モータロータ
74 モータ軸
78 シールド板
75 レゾルバロータ
71 蓋ケーシング
76 軸受
77 レゾルバステータ
91 SIN信号励磁コイル
92 COS信号励磁コイル
110、120 絶縁コート
111、112、121、122 スルーホール
128、129 ジャンパ線
11 モータケーシング
12 モータステータ
13 モータ軸
15 モータロータ
18 シールド板
19 レゾルバロータ部材
20 蓋ケーシング
21 軸受
23 レゾルバステータ部材
30 レゾルバロータパターン
31,57 ロータリィトランスパターン
51 レゾルバステータ第1パターン
52 レゾルバステータ第2パターン

Claims (5)

  1. モータステータと軸受が固設されたケーシングと、該軸受に回転自在に支持されたモータロータを備える回転軸と、前記モータロータの回転角度を検出するためレゾルバのレゾルバステータが前記ケーシングに付設され、レゾルバロータが前記モータロータに付設されたレゾルバ付モータ構造において、
    前記レゾルバロータが、空芯コイルにより構成され、前記モータロータの端面に設けられていること、
    前記レゾルバステータが、空芯コイルにより構成されていること、
    を有することを特徴とするレゾルバ付モータ構造。
  2. 請求項1に記載するレゾルバ付モータ構造において、
    前記レゾルバロータと前記モータロータの端面との間に、非磁性体平板を有することを特徴とするレゾルバ付モータ構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載するレゾルバ付モータ構造において、
    前記空芯コイルが、導電性インクにより形成されていることを特徴とするレゾルバ付モータ構造。
  4. 請求項3に記載するレゾルバ付モータ構造において、
    前記空芯コイルが、各々にスルーホールが形成されたSINコイル層と、第1絶縁層と、ジャンパ線層と、第2絶縁層と、COSコイル層とが積層された構造を有すること、
    前記各層の上側にある層の前記導電性インクが、前記スルーホールを通って下側にある層の前記導電性インクと接続していること、
    を特徴とするレゾルバ付モータ構造。
  5. 請求項1乃至請求項4に記載するレゾルバ付モータ構造のいずれか1つにおいて、
    前記レゾルバステータの励磁信号として、300kHz以上500kHz以下の信号、または1.8MHz以上2.7MHz以下の信号を使用すること、
    を特徴とするレゾルバ付モータ構造。
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