JP2008197046A - レゾルバ - Google Patents

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Tetsuji Inoue
鉄治 井上
Tsutomu Ikeda
勉 池田
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Abstract

【課題】 ハイブリッド自動車の駆動モータに使用されるモータ軸の回転ぶれによる誤差の発生しにくいレゾルバを提供すること。
【解決手段】 ロータ回転板15とステータ板24とが、モータ軸11と直交して対向し、その対向する面に、励磁コイルパターン20と検出コイルパターン19が対向して配置されており、かつ、励磁コイルパターン20と検出コイルパターン19とが配置された同一面上であって、励磁コイルパターン20と検出コイルパターン19よりモータ軸11近くに、一対のロータリィトランスパターン21,22が配置されている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、自動車用モータの出力軸の回転角度を検出するために使用されるレゾルバに関するものである。
従来、ハイブリッド自動車や電気自動車において、高出力のブラシレスモータが使用されている。ハイブリッド自動車のブラシレスモータを制御するためには、モータの出力軸の回転角度を正確に把握する必要がある。ステータの各コイルへの通電切替えを制御するには、ロータの回転位置を正確に把握している必要があるからである。特に、自動車においては、コギングがドライバビリティを悪くするため、コギングを減少させることが要望されているため、通電切替を正確に行いたいという要望が強い。
自動車のモータ軸の検出には、耐高温性、耐ノイズ性、耐振動性、耐高湿性等の機能を満足するために、レゾルバが使用されている。レゾルバは、モータの内部に組み込まれて、モータのロータ軸に直接取り付けられている。
この種のレゾルバとしては、可変リラクタンス型レゾルバ(VR型レゾルバ)が使用されている。VR型レゾルバとは、磁路中に設けたギャップの変動によりトランスの効率が変化することを利用したレゾルバである。ギャップが回転角に対して周期的に変化するようにロータの形状を設定することにより、回転子側の巻線無しで角度出力を検出することができる。
VR型レゾルバは、励磁コイルと検出コイルと配置されたステータと、両コイルに外周面が近接して配置されたロータとを有する。検出コイルは、90度位相をずらした2つのコイルから構成されている。励磁コイルに数KHzの正弦波交流を印加する。ロータの外周面を介して、検出コイルの2つのコイルから誘起電圧が出力される。2つの誘起電圧の出力振幅から角度を検出することができる。
励磁コイルに印加する正弦波の周波数を高くすれば、巻線数を少なくできるのであるが、周波数を高くすると、回転角を読取処理する電気回路が複雑となり、検出精度の安定性が低下する問題がある。
一方、レゾルバを小型化する方法としては、特許文献1に示す技術が提案されている。すなわち、励磁コイルに印加する高周波信号を振幅変調して、かつ、高周波信号の極性を励磁信号の極性反転位置で反転させた変調信号を入力させることが開示されている。これによれば、励磁コイルと検出コイルとして、プリントパターンを利用できるため、コストダウンできることが開示されている。
特開2000-292205号公報
しかしながら、従来のハイブリッド自動車で使用されるレゾルバには、次のような問題があった。
(1)VR型レゾルバは、ロータを構成する円板の外周面と、励磁コイル及び検出コイルのギャップに基づいて回転角度を検出しているため、ステータに取り付けられた励磁コイル及び検出コイルと、ロータの位置関係精度が直接回転角度に影響を与えるため、ロータの製作に高い精度が要求され、コストアップの要因となっていた。また、モータ軸には、経年変化により、どうしても回転ぶれが発生する。モータ軸に取り付けられたロータが回転ぶれを受けると、励磁コイル及び検出コイルと、ロータとの間のギャップが変化するため、回転角度の検出精度が劣化する問題があった。
(2)VR型レゾルバは、数KHzの周波数の励磁信号を使用しているため、巻線数が多くなり、また、ロータも堅牢なものとなるため、レゾルバを小型化することが難しいという問題があった。
(3) また、特許文献1に記載されたレゾルバは、ロータリィトランスを巻線で構成し、かつロータリィトランスを軸心と並行方向に配置しているため、モータの軸心方向に長くなり、主として自動車用に用いるレゾルバを小型化することが難しい問題があった。
この発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、駆動モータに使用されるモータ軸の回転ぶれによる誤差の発生しにくいレゾルバを提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明のレゾルバは、次のような構成を有している。
(1)ロータ軸と共に回転するロータ回転板と、ステータに固定されたステータ板と、該ロータ回転板と該ステータ板とに各々対向して配置された一対のロータリィトランスと、該ロータ回転板と該ステータ板とに各々配置された励磁コイルと検出コイルとを有し、該ロータ軸の回転角度を検出するレゾルバであって、(a)ロータ回転板とステータ板とが、ロータ軸と直交して対向し、その対向する面に、励磁コイルと検出コイルが対向して配置されていること、(b)励磁コイルと検出コイルとが配置された同一面上であって、励磁コイルと検出コイルよりロータ軸近くに、一対のロータリィトランスが配置されている。
(2)(1)に記載するレゾルバにおいて、前記励磁コイルと前記検出コイルとが、プリントパターンにより形成されていること、一対の前記ロータリィトランスがプリントパターンにより形成されていることを特徴とする。
(3)(2)に記載するレゾルバにおいて、前記励磁コイルと前記検出コイルとのプリントパターンの幅が、前記ロータリィトランスのプリントパターンの幅より大きいことを特徴とする。
(4)(2)に記載するレゾルバにおいて、前記励磁コイルと前記検出コイルとが、2組形成されていることを特徴とする。
(5)(1)に記載するレゾルバにおいて、前記ロータ回転体が、平らな円板形状であって、一対のリングにより両側から挟まれて位置決めされることにより、前記ロータ軸に対する垂直度を確保することを特徴とする。ここで、一方のリングを、モータ軸を段付とすることで代用しても良い。
(6)ロータ軸と共に回転するロータ回転板と、ステータに固定されたステータ板と、該ロータ回転板と該ステータ板とに各々対向して配置された一対のロータリィトランスと、該ロータ回転板と該ステータ板とに各々配置された励磁コイルと検出コイルとを有し、(a)該ロータ軸の回転角度を検出するレゾルバであって、励磁コイルと検出コイルとが、プリントパターンにより形成されていること、(b)一対の前記ロータリィトランスがプリントパターンにより形成されている。
(7)(6)に記載するレゾルバにおいて、一対の前記ロータリィトランスが、前記ロータ回転板の外周面と、前記ロータ回転板外周面と対向する前記ステータ板の内周面に配置されていることを特徴とする。
上記(1)記載の発明によれば、ロータ軸に固設されたロータ回転板と、ステータに固設されたステータ板とが、ロータ軸と直交して対向し、その対向する面に、励磁コイルと検出コイルが対向して配置されているおり、かつ、励磁コイルと検出コイルとが配置された同一面上であって、励磁コイルと検出コイルよりロータ軸近くに、一対のロータリィトランスが配置されているので、ロータ軸心方向において、レゾルバの長さを短くすることができ、レゾルバの小型化を実現できる。
また、上記(2)記載の発明によれば、検出コイルと励磁コイルとをプリントパターンで構成しているので、ロータ軸に経年変化により回転ぶれが発生しても、ロータ軸の回転角度計測精度が劣化することが少ない。
さらに、ロータリィトランスもプリントパターンで構成しているので、ロータ回転板及びステータ板を、ロータリィトランスを巻線で構成した場合と比較してより薄くできるため、ロータ軸の軸心方向のレゾルバ長さをより短くすることができる。
また、上記(3)に記載の発明によれば、励磁コイルと検出コイルとのプリントパターンの幅を、ロータリィトランスのプリントパターンの幅より大きくしているので、ロータ軸に回転ぶれ、回転むらが発生して、励磁コイルのプリントパターンと検出コイルのプリントパターンの間でずれが発生しても、プリントパターンの全体幅に対するずれ量の比率を低下させることができるため、角度検出精度を高くすることができる。
また、上記(4)に記載の発明によれば、励磁コイルのプリントパターンと検出コイルのプリントパターンとを2組配置するので、一方が破損した場合等に、他方でモータの制御を行うことができるため、自動車の安全性を高めることができる。
また、上記(5)に記載の発明によれば、ロータ回転体が平らな円板形状であって、一対のリングにより両側から挟まれて位置決めされるので、ロータ回転板の垂直度を高めることができ、ステータに位置決めされたステータ板とのギャップを精度よく組立することができる。
上記(6)に記載の発明によれば、励磁コイルと検出コイルとが、プリントパターンにより形成されていること、かつ、一対の前記ロータリィトランスがプリントパターンにより形成されているので、巻線する必要がないため、コストダウンすることができる。
また、上記(7)に記載の発明によれば、一対のロータリィトランスが、ロータ回転板の外周面と、ロータ回転板外周面と対向するステータ板の内周面に配置されているので、励磁コイルのプリントパターンの幅と検出コイルのプリントパターンの幅を、ロータ回転板及びステータ板の対向する面の全面に配置できるため、ロータ軸の回転ずれに対して、回転角度計測精度を高く維持することができる。
始めに、本発明のレゾルバが使用されるハイブリッド自動車のモータと発電機の全体構成を説明する。モータと発電機の中央断面図を図7に示す。
エンジン50のエンジン軸53が、変速機54を介して、モータ軸11に接続されている。エンジン軸53は、ハウジング62のベアリング63、ハウジング66のベアリング59により回転可能に保持されている。モータ軸11は、ハウジング13のベアリング14、ハウジング55のベアリング58により回転可能に保持されている。モータ軸11は、モータ本体56の中心を貫通している。エンジン軸53は、発電機本体51の中心を貫通している。
モータ軸11には、モータ軸11の回転角度を検出するためのレゾルバ64,65が取り付けられている。また、エンジン軸53には、エンジン軸53の回転角度を検出するためのレゾルバ60,61が取り付けられている。
ハウジング13とモータ本体56とで囲まれた空間は、密閉空間であり、オイルが充填されている。
本発明のレゾルバ64、65について以下詳細に説明する。レゾルバ60,61は、レゾルバ64、65と同じ構造なので説明を省略する。
本発明の第1実施例であるレゾルバの構造を、図1に中央断面図で示す。ハイブリッド自動車の駆動用モータのロータ軸であるモータ軸11の一端は、ベアリング14により、ハウジング13に回転可能に保持されている。ハウジング13には、ステータプリント基板23が、位置決めブラケットであるステータ板24を介して取り付けられている。ステータ板24は、ステータプリント基板23をハウジング13に対して位置決めするためのものである。ステータプリント基板23の表面には、モータ軸11に近い面にロータリィトランスの一方22が環状に形成されている。また、モータ軸11から遠いほうの面に、励磁コイルパターン20が形成されている。
モータ軸11は、モータ本体12から突出している。モータ軸11の、ベアリング14とモータ本体56との間には、一対のリング16,17により、ロータ回転板15がモータ軸11に対して、垂直に保持されている。すなわち、ロータ回転板15とモータ軸11とは、図示しないキー及びキー溝により回転方向に位置決めされている。ロータ回転板15とモータ軸11とのキー結合は、円周方向には少しガタをもたせている。それにより、ロータ回転板15は、一対のリング16,17と接触することにより垂直度が保持される。
ロータ回転板15の、ステータプリント基板23に対向する面、対向する位置に、ロータプリント基板18が配置されている。ロータプリント基板18は、ロータ回転板15に対して、位置決めされて取り付けられている。ロータプリント基板18の表面には、モータ軸11に近い面にロータリィトランスの一方22と対向する位置に、ロータリィトランスの他方のパターン21が環状に形成されている。また、モータ軸11から遠いほうの面上で、励磁コイル20と対向する位置に、検出コイルパターン19が形成されている。
次に、レゾルバの制御方法を示す制御ブロック図を図3に示す。また、制御ブロックの位置的な構成を図4に示す。レゾルバの制御方法は、基本的には、特許文献1で開示された制御方法と同じなので、詳細な説明は省略し、概観的な説明を行う。
励磁コイルパターン20は、90度位相をずらせた一対のコイルパターン46、47から構成されている。
コイルパターン46に供給される励磁電圧について説明する。7.2KHzの正弦波(図中Aで示す)が変調器45に供給される。同時に、720KHzの高周波正弦波(図中Bで示す)が変調器45に供給される。変調器45において、720KHzの高周波正弦波が、7.2KHzの正弦波により、振幅変調される。このとき、7.2KHz正弦波の極性反転位置で、720KHz高周波の極性を反転させる。これにより、被変調波に極性を与えられ、復調したときに元の7.2KHz正弦波と同様な極性をもった復調波が得られる(図中Dで示す)。
次に、コイルパターン47に供給される励磁電圧について説明する。7.2KHzの余弦波(図中Cで示す)が変調器40に供給される。同時に、720KHzの高周波正弦波(図中Bで示す)が変調器40に供給される。変調器40において、720KHzの高周波正弦波が、7.2KHzの余弦波により、振幅変調される。このとき、上述の7.2KHz正弦波による変調と同様に極性反転を行うことにより、元の7.2KHz余弦波と同様な極性をもった復調波が得られる(図中Eで示す)。
検出コイルパターン19には、励磁電圧により誘起された誘起電圧が発生する。検出コイルパターン19で発生した誘起電圧は、一対のロータリィトランスパターン21,22を介して、ステータ側の制御基板上の復調器48で復調され、位相差検出器44に入力される。励磁コイルパターン20に印加された励磁電圧により検出コイルパターン19に誘起された誘起電圧の位相差を検出することにより、ロータ回転板15のステータ板24に対する回転角度を計測することができる。位相差検出は、回路構成が簡単ですむ利点がある。
図5及び図6にモータ軸11に回転ぶれが発生したときの計測角度の精度の変化を示す。図6は、従来のVR型レゾルバのデータを示し、図5は、本発明のレゾルバのデータを示す。いずれも、モータ軸が0.1〜0.2mm程度ずれた場合のデータを示している。縦軸が、変動値、すなわち誤差を示し、横軸が回転角度を示している。
図6に示すように、従来のVR型レゾルバでは、レンジで約3度の幅で誤差が発生している。本発明のレゾルバでは、レンジで約1度以下の幅で誤差が発生している。従来のVR型レゾルバの誤差のレンジが約3度であるのと比較して、本発明のレゾルバの誤差のレンジが1度以下であり、誤差が1/3以下となっている。
誤差が減少した理由は、プリントパターンで構成される励磁コイルパターン20と、プリントパターンで構成される検出コイルパターン19とが、対向する平面上に、対向する位置に、ある幅で配置されているので、モータ軸11に半径方向の少しのずれが発生しても、ずれ量とパターン幅との比率が大きく変化することがないためである。
以上詳細に説明したように、本実施例のレゾルバによれば、ロータ回転板15とステータ板24とが、モータ軸11と直交して対向し、その対向する面に、励磁コイルパターン20と検出コイルパターン19が対向して配置されており、かつ、励磁コイルパターン20と検出コイルパターン19とが配置された同一面上であって、励磁コイルパターン20と検出コイルパターン19よりモータ軸11近くに、一対のロータリィトランスパターン21,22が配置されているので、モータ軸11の軸心方向において、レゾルバの長さを短くすることができ、レゾルバの小型化を実現できる。
また、検出コイルパターン19と励磁コイルパターン20とをプリントパターンで構成しているので、モータ軸11に経年変化により回転ぶれが発生しても、モータ軸11の回転角度計測精度が劣化することが少ない。
さらに、ロータリィトランスパターン21,22もプリントパターンで構成しているので、ロータ回転板15及びステータ板24を、ロータリィトランスパターン21,22を巻線で構成した場合と比較してより薄くできるため、モータ軸11の軸心方向のレゾルバ長さをより短くすることができる。
また、励磁コイル20パターンと検出コイル19パターンとのプリントパターンの幅を、ロータリィトランスパターン21,22のプリントパターンの幅より大きくしているので、モータ軸11に回転ぶれ、回転むらが発生して、励磁コイルパターン20と検出コイルパターン19の間でずれが発生しても、プリントパターンの全体幅に対するずれ量の比率を低下させることができるため、角度検出精度を高くすることができる。
また、励磁コイルパターン20と検出コイルパターン19とを2組配置すれば、一方が破損した場合等に、他方でモータの制御を行うことができるため、自動車の安全性を高めることができる。
また、ロータ回転体15が平らな円板形状であって、一対のリング16,17により両側から挟まれて位置決めされるので、ロータ回転板15の垂直度を高めることができ、ハウジング13に位置決めされたステータ板24とのギャップを精度よく組立することができる。
次に、本発明のレゾルバの第2の実施例について説明する。図2に第2の実施例のレゾルバの中央断面図を示す。全体の構成のほとんどの部分は、第1実施例のレゾルバと同じなので、同じ部分は同一の符号を付けて説明を省略し、相違する部分についてのみ説明する。
ロータリィトランスの構造が相違している。ステータ側のロータリィトランスパターン26は、プリントパターンであり、ステータ基板28上に形成されている。ステータ基板28は、位置決めブラケットであるステータ板29により、ハウジング13に位置決めされている。
ロータ側のロータリィトランスパターン25は、プリントパターンであり、ロータ基板27上に形成されている。ロータ基板27は、ロータ回転板15に隣り合って配置されているロータトランス板32に位置決めされている。ステータ側のロータリィトランスパターン26と、ロータ側のロータリィトランスパターン25とは、ロータトランス板32の外周面と、ロータトランス板32外周面と対向するステータ板29の内周面に各々配置されている。
第1実施例のロータリィトランスパターン21,22は、励磁コイルパターン20と検出コイルパターン19と同じ方向で対向していたが、第2実施例のロータリィトランスパターン25,26は、対向する面がモータ軸11と並行である点で相違している。
励磁コイルパターン20は、ステータプリント基板31上に形成されている。ステータプリント基板31は、ステータ板29に位置決めされている。また、検出コイルパターン19は、ロータプリント基板30上に形成されている。ロータプリント基板30は、ロータ回転板15に位置決めされている。
第2実施例のレゾルバによれば、励磁コイルパターン20と検出コイルパターン19とが、プリントパターンにより形成されていること、かつ、一対のロータリィトランスパターン25,26がプリントパターンにより形成されているので、巻線する必要がないため、コストダウンすることができる。
また、一対のロータリィトランスパターン25,26が、ロータトランス板32の外周面と、ロータトランス板32の外周面と対向するステータ板29の内周面に配置されているので、励磁コイルパターン20の幅と検出コイルパターン19の幅を、ロータ回転板15及びステータ板29の対向する面の全面に配置できるため、モータ軸11の回転ずれに対して、回転角度計測精度を高く維持することができる。
なお、この発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で以下のように実施することもできる。
例えば、本実施例では、ステータ側に励磁コイルパターンを配置し、ロータ側に検出コイルパターンを配置したが、ステータ側に検出コイルパターンを配置し、ロータ側に励磁コイルパターンを配置してもよい。
また、本実施例では、ロータリィトランスをプリントパターンで構成しているが、ロータリィトランスを巻線で構成して、平板表面に形成した溝に押し込んでも良い。
本発明の第1実施例のレゾルバの構成を示す中央断面図である。 本発明の第2実施例のレゾルバの構成を示す中央断面図である。 レゾルバの制御構成を制御ブロック図である。 レゾルバの制御ブロックの位置関係を示す図である。 本発明のレゾルバの実験データ図である。 従来のVR型レゾルバの実験データ図である。 本発明のレゾルバが取り付けられたハイブリッド自動車用モータの構成を示す中央横断面図である。
符号の説明
11 モータ軸
13 ハウジング
15 ロータ回転板
16,17 リング
19 検出コイルパターン
20 励磁コイルパターン
21、22 ロータリィトランスパターン
24 ステータ板
25,26 ロータリィトランスパターン
56 モータ本体

Claims (7)

  1. ロータ軸と共に回転するロータ回転板と、ステータに固定されたステータ板と、該ロータ回転板と該ステータ板とに各々対向して配置された一対のロータリィトランスと、該ロータ回転板と該ステータ板とに各々配置された励磁コイルと検出コイルとを有し、該ロータ軸の回転角度を検出するレゾルバにおいて、
    前記ロータ回転板と前記ステータ板とが、前記ロータ軸と直交して対向し、その対向する面に、前記励磁コイルと前記検出コイルが対向して配置されていること、
    前記励磁コイルと前記検出コイルとが配置された同一面上であって、前記励磁コイルと前記検出コイルより前記ロータ軸近くに、一対の前記ロータリィトランスが配置されていることを特徴とするレゾルバ。
  2. 請求項1に記載するレゾルバにおいて、
    前記励磁コイルと前記検出コイルとが、プリントパターンにより形成されていること、
    一対の前記ロータリィトランスがプリントパターンにより形成されていることを特徴とするレゾルバ。
  3. 請求項2に記載するレゾルバにおいて、
    前記励磁コイルと前記検出コイルとのプリントパターンの幅が、前記ロータリィトランスのプリントパターンの幅より大きいことを特徴とするレゾルバ。
  4. 請求項2に記載するレゾルバにおいて、
    前記励磁コイルと前記検出コイルとが、2組形成されていることを特徴とするレゾルバ。
  5. 請求項1に記載するレゾルバにおいて、
    前記ロータ回転体が、平らな円板形状であって、一対のリングにより両側から挟まれて位置決めされることにより、前記ロータ軸に対する垂直度を確保することを特徴とするレゾルバ。
  6. ロータ軸と共に回転するロータ回転板と、ステータに固定されたステータ板と、該ロータ回転板と該ステータ板とに各々対向して配置された一対のロータリィトランスと、該ロータ回転板と該ステータ板とに各々配置された励磁コイルと検出コイルとを有し、該ロータ軸の回転角度を検出するレゾルバにおいて、
    前記励磁コイルと前記検出コイルとが、プリントパターンにより形成されていること、
    一対の前記ロータリィトランスがプリントパターンにより形成されていることを特徴とするレゾルバ。
  7. 請求項6に記載するレゾルバにおいて、
    一対の前記ロータリィトランスが、前記ロータ回転板の外周面と、前記ロータ回転板外周面と対向する前記ステータ板の内周面に配置されていることを特徴とするレゾルバ。
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