JP2010132235A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】操縦安定性、耐久性及び耐摩耗性を向上させる。
【解決手段】一対のビードコア4間をトロイド状に跨る本体部6aと、この本体部6aに連なりビードコア5の廻りを折り返されバットレス部Bで終端する折返し部6bとを具えるカーカスプライ6Aを含むカーカス6、ベルト層7、トレッドゴムTg及びカーカス6のタイヤ軸方向外側かつサイドウォール領域に配されたサイドウォールゴムSgを有する空気入りタイヤ1である。トレッドゴムTgは、トレッド幅方向にのびて接地面を形成する主部10と、その両側に接続されかつ主部10及びサイドウォールゴムSgよりも硬さが小さいウイングゴム11とを有する。ウイングゴム11の外端部は、本体部6aと折返し部6bとの間にのびて終端するとともに、主部10から外側にはみ出したウイングゴムの外向き面12は、主部10に接続されたサイドウォールゴムSgによってタイヤ外面に露出することなく覆われる。
【選択図】図2

Description

本発明は、カーカスプライの折返し部をバットレス部で終端させたいわゆるハイターンアップ構造の空気入りタイヤに関し、詳しくは操縦安定性、耐久性及び耐摩耗性を向上しうる空気入りタイヤに関する。
図11に示されるように、従来、いわゆるハイターンアップ構造のカーカスプライaを有する空気入りタイヤが下記特許文献1により提案されている。該空気入りタイヤは、一対のビードコアb間をトロイド状に跨る本体部a1と、この本体部a1に連なり前記ビードコアbの廻りをタイヤ軸方向内側から外側に折り返されるとともにサイドウォール部cのタイヤ半径方向外側の領域であるバットレス部dで終端させた折返し部a2とを具えている。
また、前記空気入りタイヤのトレッドゴムeは、ゴム主部e1と、その両端部に接続されたウイングゴムe2とを有する。ウイングゴムe2は軟らかいゴムからなり、前記カーカスプライの本体部a1と折返し部a2との間にのびている。
このような空気入りタイヤは、バットレス部までのびる折返し部a2によってサイドウォール部cの剛性が高められ、ひいては優れた操縦安定性を発揮しうる。また、走行中の変形が比較的大きいバットレス部dに位置する折返し部a2の歪は、軟らかいウイングゴムe2によって効果的に緩和、吸収される。従って、該折返し部a2のセパレーション損傷などの発生を抑制しタイヤの耐久性が向上され得る。
特開2002−120514号公報
ところで、上記特許文献1の空気入りタイヤでは、ウイングゴムe2がタイヤ外面に露出している。この点に関し、特許文献1には、ウイングゴムe2は直進走行時には直接路面と接触しない位置に設けられる旨記載されているが、高速旋回等、シビアな走行を行った場合、ウイングゴムe2が路面と接触する場合があり得る。ウイングゴムは非常に軟らかいゴム材からなるため、路面との接触によってウイングゴムe2の部分だけが早期に摩耗する偏摩耗が生じやすい。
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、前記ウイングゴムよりも硬さが大きいサイドウォールゴムでウイングゴムを覆うことを基本として、操縦安定性、耐久性及び耐摩耗性を向上しうる空気入りタイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、トレッド部からサイドウォール部を経て一対のビードコア間をトロイド状に跨る本体部と、この本体部に連なり前記ビードコアの廻りをタイヤ軸方向内側から外側へ折り返されてタイヤ半径方向外側にのびるとともにバットレス部で終端する折返し部とを具えるカーカスプライを含むカーカス、前記カーカスのタイヤ半径方向外側かつトレッド部の内部に配されたベルト層、前記ベルト層のタイヤ半径方向外側に配されたトレッドゴム及び前記カーカスのタイヤ軸方向外側かつサイドウォール領域に配されたサイドウォールゴムを有する空気入りタイヤであって、前記トレッドゴムは、トレッド幅方向にのびて接地面を形成する主部と、その両側に接続されかつ前記主部及び前記サイドウォールゴムよりも硬さが小さいゴムからなるウイングゴムとを有し、前記ウイングゴムの外端部は、前記カーカスプライの本体部と折返し部との間にのびて終端するとともに、前記主部から外側にはみ出したウイングゴムの外向き面は、前記主部に接続されたサイドウォールゴムによってタイヤ外面に露出することなく覆われていることを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、前記本体部と前記折返し部との間に、ビードコアからタイヤ半径方向外側に先細状でのびるビードエーペックスゴムが配され、かつ該ビードエーペックスゴムの外端部は、前記ウイングゴムに接続されるとともに、それらのタイヤ半径方向に沿った接続長さが2.0mm以上である請求項1記載の空気入りタイヤである。
また請求項3記載の発明は、前記カーカスプライは、カーカスコードと、該カーカスコードを被覆するトッピングゴムとを有し、かつ前記ウイングゴムは、前記トッピングゴムとゴム組成及びカーボンブラックの種類が実質的に同一である請求項1又は2記載の空気入りタイヤである。
また請求項4記載の発明は、前記主部の両端部は、タイヤ軸方向外側に向かって厚さが漸減するタイヤ半径方向の外縁部と内縁部とを有すつ二股状をなし、かつ前記ウイングゴムのタイヤ軸方向の内側部は、前記主部の外縁部と内縁部との間に挟まれかつタイヤ軸方向内側に先細状でのびる請求項1乃至3のいずれかに記載の空気入りタイヤである。
本発明の空気入りタイヤは、バットレス部までのびる折返し部によってサイドウォール部の剛性が高められ、ひいては優れた操縦安定性が発揮される。また、走行中の変形が比較的大きいバットレス部に位置する折返し部の歪が、軟らかいウイングゴムによって効果的に緩和、吸収される。従って、該折返し部のセパレーション損傷などが抑制され、ひいてはタイヤの耐久性が向上する。さらに、主部から外側にはみ出したウイングゴムの外向き面は、主部に接続されたサイドウォールゴムによってタイヤ外面に露出することなく覆われる。従って、シビアな旋回走行状況等においても、ウイングゴムが直接路面と接触することがない。従って、ウイングゴムの摩耗が防止され、ひいてはタイヤ外面の耐摩耗性が向上する。
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
図1は本実施形態の空気入りタイヤの断面図、図2はその部分拡大図を示す。該空気入りタイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部3を経てビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、このカーカス6の半径方向外側かつトレッド部2の内方に配されたベルト層7とを具える。この実施形態では、偏平率が例えば50%未満の超低偏平の乗用車用ラジアルタイヤが例示される。
図1及び図2には、タイヤを正規リム(図示省略)にリム組みしかつ正規内圧が充填されしかも無負荷であるタイヤの正規状態が示されている。特に断りがない場合、タイヤ各部の寸法等は、この正規状態で測定された値である。
ここで、前記「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めているリムであり、JATMAであれば標準リム、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim"となる。また、前記「正規内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" であるが、タイヤが乗用車用である場合には180kPaとする。
前記カーカス6は、カーカスコードをタイヤ赤道Cに対して75゜〜90゜の角度で傾けて配列された少なくとも1枚、本実施形態ではトレッド部2においてタイヤ半径方向内、外で重なる内のカーカスプライ6Aと外のカーカスプライ6Bとの2枚で構成されたものを示す。各カーカスプライ6A及び6Bには、前記カーカスコードと、これらを被覆するトッピングゴムとからなるシート状のものが用いられている。
内のカーカスプライ6Aは、トレッド部2からサイドウォール部3を経て一対のビードコア5、5間をトロイド状に跨る本体部6a1と、この本体部6a1に連なり前記ビードコア5の廻りをタイヤ軸方向内側から外側へ折り返されてタイヤ半径方向外側にのびる折返し部6b1とを一体に具える。また外のカーカスプライ6Bも、本体部6a2と折返し部6b2とを一体に具えている(なおカーカスプライの本体部、折返し部を総称するとき「本体部6a」、「折返し部6b」と記載することがある。)。
なお前記カーカスコードとしては、好ましくは、ポリエステル、ナイロン又はレーヨン等の有機繊維コードが望ましいが、必要によりスチールコードも採用され得る。
また、前記カーカスプライの本体部6aと折返し部6bとの間には、前記ビードコア5からタイヤ半径方向外側にのびかつ例えば硬質のゴムからなるビードエーペックスゴム8が配される。操縦安定性を高めるために、ビードエーペックスゴム8の硬さは65〜95度が望ましい。また、ビードベースラインBLからビードエーペックスゴム8のタイヤ半径方向の外端8tまでのタイヤ半径方向の高さHaは、好ましくはタイヤ断面高さHの20〜40%程度が望ましい。
なお、ゴムの硬さは、JIS−K6253に基づくデュロメータータイプAによる硬さとして定義される。
ビードエーペックスゴム8の外端8tの近傍には、図2に拡大して示されるように、タイヤ軸方向外側に張り出し周方向に連続してのびるリムプロテクタ4aが形成される。該リムプロテクタ4aは、図示しないリムのフランジを保護するとともに、ビード部4の曲げ剛性を高め、ひいては操縦安定性を向上させるのに役立つ。
図2に示されるように、本実施形態の外のカーカスプライ6Bの折返し部6b2の外端6t2は、走行時の歪の小さい領域、具体的にはビードエーペックスゴム8の外端8tよりもタイヤ半径方向内方で終端している。他方、内のカーカスプライ6Aの折返し部6b1の外端6t1は、ビードエーペックスゴム8の外端よりもタイヤ半径方向外側にのびており、ベルト層7に達することなくバットレス部Bにおいて終端している。一例として、前記折返し部6b1の外端6t1のビードベースラインBLからの高さH1は、好ましくはタイヤ断面高さHの50%以上が望ましい。このようなバットレス部Bまでのびるハイターンナップ構造の折返し部6b1は、サイドウォール部3ないしビード部4の曲げ剛性をカーカスプライの本体部6aと折返し部6bとによって効果的に高め、操縦安定性を向上させるのに役立つ。
なお、カーカス6は1枚のカーカスプライで構成されても良いが、複数枚のカーカスプライで構成される場合、折返し部6bがバットレス部Bにのびる1枚のカーカスプライを含んでいれば足りる。従って、残りのプライを本体部6aのみからなるプライとすることもできる。
前記ベルト層7は、本例ではベルトコードをタイヤ赤道に対して10〜40°の小角度で傾けて配列した内、外2枚のベルトプライ7A、7Bを前記ベルトコードが互いに交差する向きに重ね合わせて構成される。前記ベルトコードは、例えばスチールコードが好適である。なお、図示していないが、ベルト層7の外側に適宜バンド層などが配されても良い。
また、前記カーカス6のタイヤ軸方向外側かつサイドウォール領域にはサイドウォールゴムSgが、さらにビード領域にはビードゴムBgがそれぞれ配置される。これらは前記リムプロテクタ4aの近傍で互いに接続されている。サイドウォールゴムSg及びビードゴムBgは、それぞれタイヤ外面に露出するので、耐カット性及び耐候性に優れたゴム材が用いられる。特にビードゴムBgは、操縦安定性を高めるために、サイドウォールゴムSgよりも硬さが大きいゴム材で形成されるのが望ましい。
前記ベルト層7の外側には、トレッドゴムTgが配される。該トレッドゴムTgは、トレッド幅方向にのびて接地面2Aを形成する主部10と、その両側に接続されかつ前記主部10及び前記サイドウォールゴムSgよりも硬さが小さいゴム材からなるウイングゴム11とからなり、ベルト層7よりも広い幅を有する。
前記主部10は、例えば実質的に前記ベルト層7の外側から接地面2Aまでの厚さTを有する。また主部10は、少なくともトレッド接地端E、E間に亘って配されるのが好ましい。ここで、トレッド接地端Eは、前記正規状態のタイヤに、正規荷重を負荷しかつキャンバー角0度で平面に押し当てたときのタイヤ軸方向最外側の接地位置とする。また「正規荷重」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば最大負荷能力、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY"である。
また、主部10は、路面に対するグリップ性能と耐摩耗性とをバランス良く具えたゴム材が好ましく採用される。特に限定はされないが、主部10の硬さは、好ましくは55度以上、より好ましくは60度以上が望ましく、また、好ましくは70度以下、より好ましくは67度以下が望ましい。なお、図示していないが、主部10は、タイヤ半径方向外側から内側に、例えばキャップゴム、ベースゴム及びアンダーゴムのように硬さが異なる複数種のゴム層を必要に応じて積層して形成されても良い。この場合、主部10の硬さは、各ゴム層の体積で重み付けされた平均値が採用される。
また、図3には、加硫前のトレッドゴムTgの断面図が示される。該トレッドゴムTgの主部10は、ほぼ一定の厚さで幅方向にのびている中間部10aと、その両端部に形成された二股状部分10bとを有する。該二股状部分10bは、前記断面において、タイヤ軸方向外側に向かって厚さが漸減しかつタイヤ半径方向外側に位置する外縁部14と、タイヤ軸方向外側に向かって厚さが漸減しかつタイヤ半径方向内側に位置する内縁部15とをそれぞれ有する。そして、前記外縁部14と内縁部15との間に、タイヤ赤道C側に向かって凹みかつ周方向に連続する断面略三角形状の凹所が形成される。
また、図2及び図3に拡大して示されるように、本実施形態のウイングゴム11は、主部10の二股状部分10bの外縁部14と内縁部15との間に挟まれ前記凹所を満たすようにタイヤ軸方向内側に先細状でのびる内側部11aと、主部10からタイヤ軸方向外側にはみ出しかつタイヤ軸方向の外側に向かって厚さが漸減する外側部11bとから形成される。従って、この実施形態のウイングゴム11は、加硫前において断面略菱形状で形成されている。
前記ウイングゴム11の外端11tは、カーカスプライの本体部6aと折返し部6bとの間にのび、本体部6a及び折返し部6bの各トッピングゴムとそれぞれ接触するように配置される。ウイングゴム11は、主部10に比べて軟らかいゴム材からなるため、バットレス部Bに位置する折返し部6b1の走行中の歪を効果的に緩和、吸収できる。従って、該折返し部6b1のセパレーション損傷などを抑制し、タイヤの耐久性を高める。
このような効果をより確実に発揮させるために、ウイングゴム11の硬さは、好ましくは55度以下、より好ましくは55度未満、さらに好ましくは50度以下が望ましい。他方、ウイングゴム11の硬さが著しく小さい場合、歪の吸収効果には好ましいが、主部10やサイドウォールゴムSgとの剛性段差が生じやすく、ひいては変形量の違いに起因して各ゴム部との接続面で剥離等が生じやすくなるおそれがある。このような観点より、ウイングゴム11の硬さは、好ましくは40度以上、より好ましくは45度以上が望ましい。なお、上記効果をさらに高めるために、ウイングゴム11と主部10との硬さの差は、好ましくは10度以上、より好ましくは12度以上が望ましく、かつ好ましくは20度以下、より好ましくは18度以下が望ましい。
特に好ましくは、ウイングゴム11は、それが接触しているカーカスプライ6A及び6Bのトッピングゴムと、ゴム組成及びカーボンブラックの種類が実質的に同一であることが望ましい。このようなウイングゴム11は、カーカスプライ6A及び6Bのトッピングゴムとの接着強度がより一層向上し、ひいてはゴム界面でのセパレーションなどがより確実に防止される。
ここで、2つのゴム材において、ゴム組成が実質的に同一であるとは、それぞれのゴム材を構成しているゴムポリマーの種類が完全に同じであることを言う。これらは、高い接着性を発揮できるためである。ただし、それらの配合割合(質量%比)が異なっていても良いのは言うまでもない。従って、本明細書において、例えば、下記のゴム材A及びBは、実質的に同一のゴム組成を有するものとして取り扱う。
ゴム材A NR:BR=60:40(質量%)
ゴム材B NR:BR=30:70(質量%)
また、2つのゴム材において、それぞれのカーボンブラックの種類が実質的に同一であるとは、2つのゴム材に配合されているカーボンブラックの平均粒子径をそれぞれr1、r2とするとき、それらが同一であるか又は前記平均粒子径の比(r1/r2)(ただしr1>r2)が2.0以下の場合として定義される。
また、本体部6aと折返し部6b1との間において、ウイングゴム11の厚さが小さすぎると、上述の歪の緩和、吸収効果が得られない傾向がある。このような観点より、前記折返し部6b1の外端6t1を通るタイヤ軸方向線上におけるウイングゴム11の厚さt1は、好ましくは0.3mm以上、より好ましくは1.0mm以上が望ましい。他方、ウイングゴム11の前記厚さt1が大きすぎると、例えば折返し部6b1の外端6t1がタイヤ外面に過度に接近し、新たに歪の集中箇所を生成するおそれがある。このような観点より、前記厚さt1は、好ましくは5mm以下、より好ましくは3mm以下が望ましい。
さらに、本発明の空気入りタイヤ1は、主部10から外側にはみ出したウイングゴム11の外側部11bのタイヤ外面側の面である外向き面12は、主部10に接続されたサイドウォールゴムSgによってタイヤ外面に露出することなく覆われる。前記サイドウォールゴムSgは、カーカスプライの前記折返し部6b1の外側をこれに沿ってタイヤ半径方向にのびるとともに、折返し部6b1の外端6t1を外側に超えてのび、前記外向き面12を覆って先細状でトレッドゴムTgの主部10のタイヤ半径方向外側に接続されている(いわゆるSOT構造である)。
例えば高速旋回のようにシビアな走行が行われた場合、トレッド接地端Eよりもタイヤ軸方向外側のタイヤ外面が路面と接地する場合がある。この際、柔軟なウイングゴム11を路面と接触させると、該ウイングゴムが早期に摩耗し、タイヤの外観が著しく損ねられる。これに対して、本発明の空気入りタイヤ1では、ウイングゴム11の外側部11bの外向き面12がサイドウォールゴムSgによって覆われるため、ウイングゴム11が直接路面と接触することがない。
しかも、サイドウォールゴムSgは、該ウイングゴム11よりも硬いゴム材からなるため、耐摩耗性を向上できる。ただし、サイドウォールゴムSgに主部10よりも軟らかいゴム材が用いられる場合、サイドウォールゴムSgのタイヤ半径方向の外端Sgtは、トレッド接地端Eよりもタイヤ軸方向外側に位置させることが望ましい。これによって、サイドウォールゴムSgが路面と直接接触する機会を減らしその摩耗を抑制できる。このような観点より、前記外向き面12とタイヤ外面との最短距離t2は、好ましくは2mm以上、より好ましくは3mm以上が望ましい。
ここで、サイドウォールゴムSgの硬さは、特に限定されないが、路面との接触時においても早期の摩耗が生じないように、好ましくは45度以上、より好ましくは50度以上のゴム材で形成されるのが望ましい。他方、サイドウォールゴムSgの硬さが過度に大きくなると、サイドウォール部3の屈曲性が低下し、乗り心地を損ねるおそれがあるので、好ましくは60度以下、より好ましくは55度以下、さらに好ましくは55度未満が望ましい。
また、ウイングゴム11は、タイヤ外面に露出しないため、紫外線や酸素の影響を受けにくい。従って、本実施形態のウイングゴム11には、老化防止剤が配合されていない。これは、タイヤの石油外資源比率を高めるのに役立つ。
また、ウイングゴム11の形状は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、ウイングゴム11は、図4及び図5に示されるように、断面略三角形状で形成されても良い。図4には、加硫前のトレッドゴムTgの断面図が示される。該トレッドゴムTgの主部10は、ほぼ一定の厚さTで幅方向にのびている中間部10aと、その両端部に形成されかつタイヤ軸方向外側に向かって厚さが漸減する漸減部10cとからなる。
また、この実施形態のウイングゴム11は、前記漸減部10cのタイヤ半径方向内側に配されかつタイヤ軸方向内側に先細状でのびる内側部11aと、前記主部10からタイヤ軸方向外側にはみ出しかつタイヤ軸方向の外側に向かって厚さが漸減する外側部11bとから形成される。従って、この実施形態のウイングゴム11は、加硫前において断面略三角形状で形成されている。
図3ないし図4の各トレッドゴムTgは、いずれも複数のヘッドを有する押出機等によって同時にかつ一体的に成形された押出品でも良いが、好ましくは図6に示されるように、未加硫のゴムストリップP1〜P3を螺旋状に巻き付けることにより形成されたストリップ積層体で形成されても良い。この実施形態では、主部10の半径方向内方部分ST1を第1のゴムストリップP1で先ず形成し、その後、その両側に第2のゴムストリップP2を用いてウイングゴム11が形成される。そして、さらに、主部10の半径方向内方部分ST1の外側に、第1のゴムストリップP1と同一の配合からなる第3のゴムストリップP3が螺旋状に巻き付けられる。これにより、図3と実質的に同一の断面形状を有するトレッドゴムTgが形成される。
ところで、本実施形態の空気入りタイヤ1は、その生タイヤ成形段階において、ステッチング工程を経て製造される。ステッチング工程とは、図7に示されるように、トロイド状に膨らまされた未加硫のカーカス6と、その外側に配された未加硫のベルト層7と、さらにその外側に配された未加硫のリング状のトレッドゴムTgとを含む生タイヤ基体RTをその中心軸周りに回転させるとともに、トレッドゴムTgに押し付けられかつその摩擦力で周方向に回動するステッチングローラjを、タイヤ赤道C付近からトレッド端側に向かってかつカーカス6の輪郭に沿ってゆっくりと移動させることにより行われる。これは、該トレッドゴムTgをベルト層7及びカーカス6に押し付けて密着させるとともに、これらの間の空気をタイヤ軸方向外側へと排出する等の目的で行われる。なお、このステッチング工程の後に、サイドウォールゴムSgがカーカスプライの折返し部6bとともに巻上げられる。
而して、図3及び図4のウイングゴム11は、いずれも主部10の外縁部14又は漸減部10cによって覆われているので、ステッチングローラjが主部10からウイングゴム11へと移動した際、ウイングゴム11が主部10から剥がれ難い。
これに対して、例えば図8に示される上記特許文献1のようなウイングゴム11では、図9に示されるように、ステッチングローラjがウイングゴム11と接触した際に、ウイングゴム11が主部10から剥がれたり、それらの境界部でウイングゴム11がささくれる場合がある。トレッドゴムTgが上述のストリップ積層体からなる場合には特にこのような不良品が生じやすい。これらの損傷は、タイヤの外観やユニフォミティを悪化させるおそれがある。本実施形態のウイングゴム11では、このような不具合をより確実に防止できる。
また、図2及び図5の実施形態では、ウイングゴム11の外端11tがビードエーペックスゴム8と離間する態様がそれぞれ示されている。これは、前記外端11tがビードエーペックスゴムの外端8tに近づくと、その部分に歪が集中し易くなり、耐久性の面で好ましくないためである。このような観点より、ウイングゴム11とビードエーペックスゴム8とを離間させる場合、ウイングゴム11の外端11tとビードエーペックスゴムの外端8tとは、タイヤ半径方向の5.0mm以上の距離Rを隔てるのが望ましい。
また、これらの実施形態とは逆に、例えば図10に示されるように、ビードエーペックスゴム8とウイングゴム11とを直接接続させても良い。この場合、ビードエーペックスゴム8とウイングゴム11とのタイヤ半径方向に沿った接続長さDは、好ましくは2.0mm以上、より好ましくは3.0mm以上であるのが望ましい。これによって、上記同様、ウイングゴム11の外端11tをビードエーペックスゴム8の外端8tからと離間させることができる。しかもこの実施形態によれば、ビードエーペックスゴム8の外端8tの歪がウイングゴム11にて吸収される。また、前記外端8tよりもタイヤ半径方向外側のカーカスプライの本体部6aと折返し部6bとの間には、その全域に軟らかいウイングゴム11が配されるので、本体部6aと折返し部6bとの層間歪がウイングゴム11によって効果的に吸収されるので、カーカスプライの耐久性がより一層向上する。
以上本発明の実施形態を詳細に説明したが、本発明は、上記の具体的な実施形態に限定されることなく種々変形して実施されるのは言うまでもない。
乗用車用の空気入りラジアルタイヤ(サイズが215/40R18)が表1の仕様に基づいて試作され、それらについて耐久性、操縦安定性及び耐摩耗性がテストされた。なお各タイヤのカーカスは、いずれも1枚のカーカスプライで構成された。また、各タイヤは、ステッチング工程を経て製造されたため、不良品発生率及びユニフォミティについても併せてテストが行われた。
テストの方法は次の通りである。
<耐久性能>
供試タイヤをリム(8×18)にリム組みしかつ内圧220kPaを充填するとともに、半径0.85mのドラム試験機上を速度80km/H、縦荷重5.5kNでタイヤが破壊するまでの走行距離を調べた。結果は、比較例2の走行距離を100とする指数で表示される。数値が大きいほど良好である。
<操縦安定性>
排気量2500ccの国産乗用車に、試験タイヤ(リム:8×18、内圧220kPa)を4輪装着し、ドライバー1名乗車にてドライアスファルト路面上を走行するとともに、ハンドル応答性、剛性感、グリップ等に関する特性をドライバーの官能評価により比較例を100とする指数で表示している。数値の大きい方が良好である。
<耐摩耗性>
上記車両条件にて、ドライバー1名乗車にてドライアスファルト路面を3000km走行し、トレッド部を含むタイヤ外面の摩耗状況が肉眼で観察された。
<不良品発生率>
各タイヤをそれぞれ100本試作する際に、生タイヤ成形段階でのステッチング工程中に、ウイングゴムの剥離やささくれ等が生じた不良品本数を調べた。
テストの結果などを表1に、ウイングゴムの配合を表2にそれぞれ示す。
Figure 2010132235
Figure 2010132235
本発明の実施の一形態を示す空気入りタイヤの断面図である。 その部分拡大図である。 トレッドゴムの部分断面図である。 他の実施形態のトレッドゴムの部分断面図である。 本発明の他の実施形態を示す空気入りタイヤの部分断面図である。 他の実施形態のトレッドゴムの部分断面図である。 ステッチング工程を説明するタイヤの部分断面図である。 他の実施形態のトレッドゴムの部分断面図である。 ステッチング工程を説明するタイヤの部分断面図である。 本発明の他の実施形態を示す空気入りタイヤの部分断面図である。 従来の空気入りタイヤの部分断面図である。
符号の説明
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 ビードコア
6 カーカス
6A、6B カーカスプライ
6a1、6a2 本体部
6b1、6b2 折返し部
7 ベルト層
10 主部
11 ウイングゴム
12 外向き面
Sg サイドウォールゴム
Tg トレッドゴム

Claims (4)

  1. トレッド部からサイドウォール部を経て一対のビードコア間をトロイド状に跨る本体部と、この本体部に連なり前記ビードコアの廻りをタイヤ軸方向内側から外側へ折り返されてタイヤ半径方向外側にのびるとともにバットレス部で終端する折返し部とを具えるカーカスプライを含むカーカス、
    前記カーカスのタイヤ半径方向外側かつトレッド部の内部に配されたベルト層、
    前記ベルト層のタイヤ半径方向外側に配されたトレッドゴム及び
    前記カーカスのタイヤ軸方向外側かつサイドウォール領域に配されたサイドウォールゴムを有する空気入りタイヤであって、
    前記トレッドゴムは、トレッド幅方向にのびて接地面を形成する主部と、その両側に接続されかつ前記主部及び前記サイドウォールゴムよりも硬さが小さいゴムからなるウイングゴムとを有し、
    前記ウイングゴムの外端部は、前記カーカスプライの本体部と折返し部との間にのびて終端するとともに、
    前記主部から外側にはみ出したウイングゴムの外向き面は、前記主部に接続されたサイドウォールゴムによってタイヤ外面に露出することなく覆われていることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記本体部と前記折返し部との間に、ビードコアからタイヤ半径方向外側に先細状でのびるビードエーペックスゴムが配され、かつ
    該ビードエーペックスゴムの外端部は、前記ウイングゴムに接続されるとともに、それらのタイヤ半径方向に沿った接続長さが2.0mm以上である請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記カーカスプライは、カーカスコードと、該カーカスコードを被覆するトッピングゴムとを有し、かつ
    前記ウイングゴムは、前記トッピングゴムとゴム組成及びカーボンブラックの種類が実質的に同一である請求項1又は2記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記主部の両端部は、タイヤ軸方向外側に向かって厚さが漸減するタイヤ半径方向の外縁部と内縁部とを有すつ二股状をなし、かつ
    前記ウイングゴムのタイヤ軸方向の内側部は、前記主部の外縁部と内縁部との間に挟まれかつタイヤ軸方向内側に先細状でのびる請求項1乃至3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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