JP2010132214A - 車両用インストルメントパネルにおけるセンターロアパネルの組付構造 - Google Patents

車両用インストルメントパネルにおけるセンターロアパネルの組付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】大型の一体化構造であっても、強度を十分に確保し、組み付け性に優れた車両用インストルメントパネルにおけるセンターロアパネルの組付構造を提供すること。
【解決手段】インストルメントパネル2におけるセンターロアパネル3の組付構造において、センターロアパネル3を組み付ける際には、センターロアパネル3の補強部材34を固定ブラケット4の固定板部6の組付ガイド部62に当接した状態で、センターロアパネル3を後方から前方へ移動させることにより、センターロアパネル3の先端部がインストルメントパネル2の本体部20との固定位置に導かれるよう構成されている。固定位置においては、センターロアパネル3の先端部がインストルメントパネル2の本体部20に固定されており、センターロアパネル3の後端部が固定ブラケット4の固定板部6の後端部に固定されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両のインストルメントパネルの中央部から車室側に突出して設けられたセンタークラスターの下方側を覆うセンターロアパネルの組付構造に関する。
従来、車両のインストルメントパネルの中央部において、コンソールボックスやセンタークラスター等を構成する大型部材を組み付ける構造がある(特許文献1、2参照)。
例えば、インストルメントパネルの中央部において、センタークラスターを設けた場合には、そのセンタークラスターの下方側を別のパネル等で覆うような構造とすることがある。
特開2000−203345号公報 特開2000−142175号公報
しかしながら、上記の構造では、センタークラスターをインストルメントパネルから車室側に大きく張り出した形状等とした場合に、その下方側を覆うパネル等も大型の部材となる。そのため、組み付け性、部材強度等を考慮して複数の部材に分割し、これらの部材を組み付けて構成していた。これにより、部品点数の増加、分割部分による意匠性低下等の問題が生じていた。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、大型の一体化構造であっても、強度を十分に確保することができ、組み付け性に優れた車両用インストルメントパネルにおけるセンターロアパネルの組付構造を提供しようとするものである。
本発明は、車両のインストルメントパネルの中央部から車室側に突出して設けられたセンタークラスターの下方側を覆い、前方及び上方が開口していると共に水平方向の断面が略U字形状のセンターロアパネルを車両に組み付ける構造であって、
車両のフロアには、該フロアから立設された立設部と、該立設部の上部に取り付けられた固定板部とを有する固定ブラケットが取り付けてあり、
該固定板部には、上記センターロアパネルを組み付ける際に、該センターロアパネルの移動を案内すると共に上下方向位置を規制する組付ガイド部が設けてあり、
上記センターロアパネルの内部には、左右両側の側面部間を連結するよう補強部材が架設してあり、
上記センターロアパネルを組み付ける際には、該センターロアパネルの上記補強部材を上記固定ブラケットの上記固定板部の上記組付ガイド部に当接した状態で、上記センターロアパネルを後方から前方へ移動させることにより、該センターロアパネルの先端部が上記インストルメントパネルの本体部との固定位置に導かれるよう構成されており、
該固定位置においては、上記センターロアパネルの先端部が上記インストルメントパネルの上記本体部に固定され、上記センターロアパネルの後端部が上記固定ブラケットの上記固定板部の後端部に固定されていることを特徴とする車両用インストルメントパネルにおけるセンターロアパネルの組付構造にある(請求項1)。
本発明において、上記センターロアパネルを組み付ける際には、該センターロアパネルの内部に設けた上記補強部材を上記固定ブラケットの上記固定板部に設けた上記組付ガイド部に当接した状態とする。そして、上記センターロアパネルを後方から前方へ移動させるだけで、つまり上記補強部材を上記組付ガイド部に沿って移動させるだけで、上記センターロアパネルの先端部を上記インストルメントパネルの上記本体部との固定位置に向けて導くことができる。
そのため、上記センターロアパネルの組み付け作業を非常に容易なものとすることができる。これにより、従来、大型の部材であったために組み付け性等を考慮して複数の部材に分割していた上記センターロアパネルを一体化構造としても、容易に組み付けを行うことができる。そして、分割による部品点数の増加、分割部分による意匠性低下等の従来の問題点を解消することができる。
また、上記センターロアパネルを組み付けた状態では、該センターロアパネルの先端部は、上記インストルメントパネルの上記本体部に固定され、上記センターロアパネルの後端部は、上記フロアに取り付けられた上記固定ブラケットの上記固定板部の後端部に固定されている。すなわち、上記センターロアパネルは、先端部及び後端部を固定した状態で組み付けられている。そのため、上記センターロアパネルを大型の一体化構造とした場合であっても、車両に対してしっかりと組み付けることができる。
また、上記センターロアパネルの上記補強部材は、左右両側の側面部間を橋渡しするように設けられている。そのため、上記センターロアパネルの剛性を高めて十分な強度を確保することができると共に、変形等を抑制してその形状を保持することができる。特に、左右両側の側面部は、乗員に対向する位置に設けられることから、上記補強部材を左右方向に設けて上記センターロアパネルの左右方向の剛性を高めておくことにより、乗員が接触した場合等に非常に有効となる。
このように、本発明によれば、大型の一体化構造であっても、強度を十分に確保することができ、組み付け性に優れた車両用インストルメントパネルにおけるセンターロアパネルの組付構造を提供することができる。
本発明において、上記センターロアパネルの上記補強部材と上記固定ブラケットの上記固定板部とは、該補強部材を上記固定板部の上面に設けた仮置き部に載置することにより、上記センターロアパネルの後端を上方に向けた状態で保持できる位置関係に設けられていることが好ましい(請求項2)。
例えば、上記センターロアパネルを組み付ける前に、該センターロアパネルの後端部分に対してハーネスの結線等の作業を行う場合には、上記補強部材を上記固定板部に設けた上記仮置き部に載置することにより、上記センターロアパネルを上記固定ブラケットに一旦、仮置きすることができる。これにより、上記の作業を容易に行うことができる。そして、作業後、上記センターロアパネルを上記固定ブラケットから取り外し、上記インストルメントパネルに対する組み付け作業を行うことができる。
また、上記補強部材には、前方に開口する凹部が設けてあり、上記仮置き部には、上方に突出して形成された突出部が設けてあり、上記補強部材の凹部に上記仮置き部の上記突出部を差し込ませることにより、上記補強部材を上記仮置き部に載置することが好ましい(請求項3)。
この場合には、上記補強部材の凹部に上記仮置き部の上記突出部を差し込ませた状態で、上記センターロアパネルを上記固定ブラケットに仮置きすることができる。これにより、上記センターロアパネルを動かないように保持した状態で、ハーネスの結線等の作業を容易に行うことができる。
また、上記センターロアパネルの先端部と上記インストルメントパネルの上記本体部とが上記固定位置において固定された状態においては、上記補強部材と上記組付ガイド部とが非当接状態であることが好ましい(請求項4)。
この場合には、上記補強部材と上記組付ガイド部とは、上記センターロアパネルの組み付け時のみ当接状態であり、組み付け後は非当接状態である。そのため、組み付け後において、上記補強部材と上記組付ガイド部との接触による異音の発生を防ぐことができる。
また、上記組付ガイド部は、上記固定板部の両側端部から上方に突出して形成されていることが好ましい(請求項5)。
この場合には、上記補強部材を上記組付ガイド部に当接させること、また該組付ガイド部に沿って移動させることが容易となる。これにより、上記センターロアパネルの組み付け作業性を向上させることができる。
また、上記固定位置においては、上記センターロアパネルの先端に設けられた係合爪部が上記インストルメントパネルの上記本体部に設けられた係合孔部に対して前後方向に挿入されて係合していることが好ましい(請求項6)。
この場合には、上記インストルメントパネルに対して上記センターロアパネルの先端部を十分に固定することができる。
また、上記係合孔部の開口部周辺には、上記係合爪部を当接させて上記開口部へ案内する係合ガイド部が設けてあり、上記係合爪部には、上記係合ガイド部に当接して上記係合孔部の上記開口部に案内される被係合ガイド部が設けてあることが好ましい(請求項7)。
この場合には、上記センターロアパネルを組み付ける際に、上記係合爪部の上記被係合ガイド部を上記係合孔部の上記係合ガイド部に当接させ、上記開口部へ案内することにより、上記センターロアパネルの先端部を上記インストルメントパネルの上記本体部との固定位置に容易に導くことができると共に、上記係合爪部を上記係合孔部に容易に挿入することができる。
なお、上記係合ガイド部及び上記被係合ガイド部は、上記のごとく、その両方を設ける構成とすることもできるし、上記係合ガイド部のみを設ける構成とすることもできる。
本発明の実施例にかかる車両用インストルメントパネルにおけるセンターロアパネルの組付構造について、図を用いて説明する。
図1に示すごとく、自動車等の車両1において、車室の前部には、車室全幅に渡ってインストルメントパネル2が設けてある。インストルメントパネル2の中央部には、センタークラスター21が車室側に突出して設けてあり、そのセンタークラスター21の下方側を覆うようにセンターロアパネル3が設けてある。
また、同図に示すごとく、センターロアパネル3の下方には、水平方向に形成されたフロントコンソール121が一体的に設けてある。ここで、フロントコンソール121は、インストルメントパネル2の下方からフロア11に沿って車室側に延設されたセンターコンソール12を構成する部材である。センターコンソール12は、フロントコンソール121の他、フロントコンソール121の両側に設けたサイドパネル122、フロントコンソール121の後方に設けたリアコンソール123等によって構成されている。
図2、図3に示すごとく、センターロアパネル3は、前方及び上方が開口していると共に水平方向の断面が略U字形状を呈する大型部材である。具体的には、センターロアパネル3は、主に、左側面部31と右側面部32とこれらをつなぐ後側面部33とを一体として構成した一体化構造をなすものである。後側面部33は、車室側に張り出すように湾曲した形状となっている。センターロアパネル3の内部には、左側面部31と右側面部32との間を連結するように、棒状の補強部材34が架設してある。
また、図2に示すごとく、センターロアパネル3の補強部材34には、前方に開口する凹部341が設けてある。
また、センターロアパネル3の先端には、複数の係合爪部35が設けてある。各係合爪部35は、インストルメントパネル2の本体部20に設けた係合孔部25に対して前後方向に挿入して係合されている。これによって、センターロアパネル3の先端部は、インストルメントパネル2の本体部20に固定されている。
図2、図4に示すごとく、フロア11には、固定ブラケット4が取り付けてある。固定ブラケット4は、フロア11から立設された立設部5と、立設部5の上部に水平方向に取り付けられた固定板部6とにより構成されている。立設部5と固定板部6とは、固定板部6の下方に突出した取付部60を立設部5の上部に対してボルト等の締結部材によって締結することによって固定されている。
また、同図に示すごとく、立設部5は、胴部51と胴部51から二股に分かれて形成された一対の脚部52とにより構成されている。脚部52の下端部には、脚部52をフロア11に固定するためのフロア固定部53が設けてある。フロア固定部53は、両脚部52の間を連結するように設けてある。また、フロア固定部53は、フロア11に対してボルト等の締結部材によって締結してあり、これによって固定ブラケット4がフロア11に取り付けられている。
また、同図に示すごとく、固定板部6の左側端部及び右側端部には、上方に突出して形成された組付ガイド部62が前後方向に設けてある。組付ガイド部62は、後述のごとく、センターロアパネル3を組み付ける際に、センターロアパネル3の移動を案内すると共に上下方向位置を規制するためのものである。
また、組付ガイド部62は、前方に向けて斜め上方に傾斜すると共に斜め外方に延びて形成された傾斜部622と、傾斜部622の後方にある水平方向に略平坦な第1平坦部621と、傾斜部622の前方にある水平方向に略平坦な第2平坦部623とを有する。
また、同図に示すごとく、固定板部6の先端部には、組付ガイド部62の第2平坦部623の先端から斜め上方に傾斜してなる一対の先端片部61が左右両側に設けてある。先端片部61は、図示を省略したが、インストルメントパネル2の本体部20に対してボルト等の締結部材によって締結してある。
また、固定板部6の後端部には、組付ガイド部62の第1平坦部621の後端から斜め上方に傾斜してなる後端傾斜部63と、後端傾斜部63の後端から折れ曲がって斜め下方に傾斜してなる後端片部64とが設けられている。
また、同図に示すごとく、後端傾斜部63には、板状の仮置き部65が固定されている。仮置き部65は、先端部を折り曲げて上方に突出させた突出部651を有する。後端片部64には、センターロアパネル3の後端部がボルト等の締結部材によって締結されている。これによって、センターロアパネル3の後端部は、固定ブラケット4の固定板部6の後端部に固定されている。
なお、図2は、センターロアパネル3の先端部がインストルメントパネル2の本体部20に固定されている状態、固定ブラケット4がフロア11に固定されている状態、センターロアパネル3と固定ブラケット4との位置関係等を示したものである。よって、主にインストルメントパネル2、センターロアパネル3及び固定ブラケット4を図示しており、その他の部材は省略してある。
次に、センターロアパネル3を車両1に組み付ける作業について説明する。
まず、図5に示すごとく、固定ブラケット4の固定板部6に設けた仮置き部65にセンターロアパネル3を仮置きする。具体的には、センターロアパネル3の後端を上方に向け、補強部材34の凹部341に仮置き部65の突出部651を差し込ませ、補強部材34を仮置き部65に載置する。これにより、センターロアパネル3の後端を上方に向けた状態で保持する。この状態で、センターロアパネル3に対してハーネスの結線等の作業を行う。
次いで、図6に示すごとく、センターロアパネル3を固定ブラケット4から取り外した後、補強部材34を固定ブラケット4の固定板部6の組付ガイド部62に当接させる。具体的には、固定板部6の両側端部に設けた一対の組付ガイド部62を左右方向に橋渡しするように、補強部材34を組付ガイド部62の第1平坦部621上に載置する。この状態で、センターロアパネル3を後方から前方へ移動させる。すなわち、補強部材34を組付ガイド部62に沿って第1平坦部621から傾斜部622へと移動させる。
そして、図7に示すごとく、補強部材34が組付ガイド部62の傾斜部622から第2平坦部623に差し掛かったところで、センターロアパネル3は、補強部材34が当接している組付ガイド部62の傾斜部622の傾斜によって、先端が斜め上方に向く。
このとき、図8に示すごとく、センターロアパネル3の先端に設けた係合爪部35は、インストルメントパネル2の本体部20に設けた係合孔部25の開口部250周辺に位置する。そして、係合爪部35の被係合ガイド部351が係合孔部25の係合ガイド部251に当接する。
ここで、係合孔部25の開口部250周辺には、係合爪部35を当接させて開口部250へ案内するテーパ形状の第1係合ガイド部251が設けてある。第1係合ガイド部251は、係合爪部35の上下方向位置を規制して開口部250へと案内する。また、係合爪部35の先端には、第1係合ガイド部251に当接して係合孔部25の開口部251に案内されるテーパ形状の第1被係合ガイド部351が設けてある。
次いで、図9に示すごとく、センターロアパネル3をさらに前方へ移動させる。これにより、係合爪部35の第1被係合ガイド部351が第1係合ガイド部251によって係合孔部25の開口部250に案内される。すなわち、センターロアパネル3の先端部がインストルメントパネル2の本体部20との固定位置に向けて導かれる。そして、係合爪部35は、係合孔部25の開口部250に対して前後方向に挿入され、係合する。
なお、図8、図9は、センターロアパネル3における左側面部31の先端の最も下方に設けられた係合爪35a(図7参照)とインストルメントパネル2の本体部20に設けられた係合孔部25との位置関係を示したものである。また、他の係合爪部35も、上述した構造と同様の構造を有している。
ここで、本例では、図10に示すごとく、係合孔部25の開口部250周辺には、係合爪部35を当接させて開口部250へ案内する第2係合ガイド部252が設けてある。第2係合ガイド部252は、センターロアパネル3側に突出して形成されており、係合爪部35の左右方向位置を規制して開口部250へと案内する。また、係合爪部35の先端には、第2係合ガイド部252に当接して係合孔部25の開口部250に案内される第2被係合ガイド部352が設けてある。また、係合爪部35の一方の側面には、係合爪部35の係合状態を保持するための係止部353が突出して形成されている。
そして、同図に示すごとく、係合爪部35が係合孔部25の開口部250に対して挿入される際には、係合爪部35の第2被係合ガイド部352が係合孔部25の第2係合ガイド部252に当接し、係合爪部35が第2係合ガイド部252によって係合孔部25の開口部250に案内される。さらに、係合爪部35の係止部353が係合孔部25の開口部250に弾性変形して挿入され、インストルメントパネル2の本体部20の裏面に当接する。これにより、係合爪部35と係合孔部25との係合状態が保持される。
なお、図10は、図9の略水平方向の断面を示したものであり、係合爪部35a(図7参照)とインストルメントパネル2の本体部20に設けられた係合孔部25との位置関係を示したものである。また、他の係合爪部35も、上述した構造と同様の構造を有している。
また、図11に示すごとく、センターロアパネル3の上下方向の固定位置は、補強部材34が組付ガイド部62の第2平坦部622に当接している位置よりも上方にあるため、センターロアパネル3が固定位置に向けて導かれると同時に、補強部材34と組付ガイド部62との当接状態が解除される。これにより、センターロアパネル3の先端部は、補強部材34と組付ガイド部62とが当接していない状態で、インストルメントパネル2の本体部20に固定される。
なお、図5〜図7、図11は、主にセンターロアパネル3の補強部材34と固定ブラケット4の固定板部6との位置関係を示したものである。
次いで、図示を省略したが、センターロアパネル3の後端部を固定ブラケット4の固定板部6の後端片部64に対してボルト等の締結部材によって締結する。これによって、センターロアパネル3の後端部は、固定ブラケット4の固定板部6の後端部に固定される。
さらに、固定ブラケット4の固定板部6の先端片部61をインストルメントパネル2の本体部20に対してボルト等の締結部材によって締結する。
以上により、センターロアパネル3を車両1に組み付ける。
次に、本例のセンターロアパネル3の組付構造における作用効果を説明する。
本例において、センターロアパネル3を組み付ける際には、図6、図7に示すごとく、センターロアパネル3の内部に設けた補強部材34を固定ブラケット4の固定板部6に設けた組付ガイド部62に当接した状態とする。そして、センターロアパネル3を後方から前方へ移動させるだけで、つまり補強部材34を組付ガイド部62に沿って移動させるだけで、センターロアパネル3の先端部をインストルメントパネル2の本体部20との固定位置に向けて導くことができる。
そのため、センターロアパネル3の組み付け作業を非常に容易なものとすることができる。これにより、従来、大型の部材であったために組み付け性等を考慮して複数の部材に分割していたセンターロアパネル3を一体化構造としても、容易に組み付けを行うことができる。そして、分割による部品点数の増加、分割部分による意匠性低下等の従来の問題点を解消することができる。
また、図2に示すごとく、センターロアパネル3を組み付けた状態では、センターロアパネル3の先端部は、インストルメントパネル2の本体部20に固定され、センターロアパネル3の後端部は、フロア11に取り付けられた固定ブラケット4の固定板部6の後端部に固定されている。すなわち、センターロアパネル3は、先端部及び後端部を固定した状態で組み付けられている。そのため、センターロアパネル3を大型の一体化構造とした場合であっても、車両1に対してしっかりと組み付けることができる。
また、図3に示すごとく、センターロアパネル3の補強部材34は、左右両側の側面部31、32間を橋渡しするように設けられている。そのため、センターロアパネル3の剛性を高めて十分な強度を確保することができると共に、変形等を抑制してその形状を保持することができる。特に、左右両側の側面部31、32は、乗員に対向する位置に設けられることから、補強部材34を左右方向に設けてセンターロアパネル3の左右方向の剛性を高めておくことにより、乗員が接触した場合等に非常に有効となる。
また、本例において、図5に示すごとく、補強部材34を固定板部6に設けた仮置き部65に載置することにより、センターロアパネル3の後端を上方に向けた状態で保持することができる。そのため、センターロアパネル3を組み付ける前に、センターロアパネル3に対してハーネスの結線等の作業を行う際には、補強部材34を固定板部6に設けた仮置き部65に載置することにより、センターロアパネル3を固定ブラケット4に一旦、仮置きすることができる。これにより、上記の作業を容易に行うことができる。そして、作業後、センターロアパネル3を固定ブラケット4から取り外し、インストルメントパネル2に対する組み付け作業を行うことができる。
また、補強部材34には、前方に開口する凹部341が設けてあり、仮置き部65には、上方に突出して形成された突出部651が設けてあり、補強部材34の凹部341に仮置き部65の突出部651を差し込ませることにより、補強部材34を仮置き部65に載置する。そのため、補強部材34の凹部341に仮置き部65の突出部651を差し込ませた状態で、センターロアパネル3を固定ブラケット4に仮置きすることができる。これにより、センターロアパネル3を動かないように保持した状態で、ハーネスの結線等の作業を容易に行うことができる。
また、図11に示すごとく、センターロアパネル3の先端部とインストルメントパネル2の本体部20とが固定位置において固定された状態においては、補強部材34と組付ガイド部62とが非当接状態である。すなわち、補強部材34と組付ガイド部62とは、センターロアパネル3の組み付け時のみ当接状態であり、組み付け後は非当接状態である。そのため、組み付け後において、補強部材34と組付ガイド部62との接触による異音の発生を防ぐことができる。
また、組付ガイド部62は、固定板部6の両側端部から上方に突出して形成されている。そのため、補強部材34を組付ガイド部62に当接させること、また組付ガイド部62に沿って移動させることが容易となる。これにより、センターロアパネル3の組み付け作業性を向上させることができる。
また、センターロアパネル3の先端に設けられた係合爪部35は、インストルメントパネル2の本体部20に設けられた係合孔部25に対して前後方向に挿入されて係合している。そのため、インストルメントパネル2に対してセンターロアパネル3の先端部を十分に固定することができる。
また、係合孔部25の開口部250周辺には、係合爪部35を当接させて開口部250へ案内する係合ガイド部251、252が設けてあり、係合爪部35には、係合ガイド部251、252に当接して係合孔部25の開口部250に案内される被係合ガイド部351、352が設けてある。そのため、センターロアパネル3を組み付ける際に、係合爪部35の被係合ガイド部351、352を係合孔部25の係合ガイド部251、252に当接させ、開口部250へ案内することにより、センターロアパネル3の先端部をインストルメントパネル2の本体部20との固定位置に容易に導くことができると共に、係合爪部35を係合孔部25に容易に挿入することができる。
このように、本例によれば、大型の一体化構造であっても、強度を十分に確保することができ、組み付け性に優れた車両用インストルメントパネル2におけるセンターロアパネル3の組付構造を提供することができる。
実施例における、センターロアパネルの配設位置を示す説明図。 実施例における、センターロアパネルの組み付け状態を示す説明図。 実施例における、センターロアパネルを示す説明図。 実施例における、固定ブラケットを示す説明図。 実施例における、センターロアパネルを固定ブラケットに仮置きした状態を示す説明図。 実施例における、補強部材を組付ガイド部に当接した状態を示す説明図。 実施例における、補強部材を組付ガイド部に沿って移動させた状態を示す説明図。 実施例における、係合爪部が係合孔部に挿入される状態を示す説明図。 実施例における、係合爪部が係合孔部に挿入された状態を示す説明図。 図9のA−A線断面図。 実施例における、センターロアパネルが固定された状態を示す説明図。
符号の説明
2 インストルメントパネル
20 本体部
3 センターロアパネル
34 補強部材
4 固定ブラケット
6 固定板部
62 組付ガイド部

Claims (7)

  1. 車両のインストルメントパネルの中央部から車室側に突出して設けられたセンタークラスターの下方側を覆い、前方及び上方が開口していると共に水平方向の断面が略U字形状のセンターロアパネルを車両に組み付ける構造であって、
    車両のフロアには、該フロアから立設された立設部と、該立設部の上部に取り付けられた固定板部とを有する固定ブラケットが取り付けてあり、
    該固定板部には、上記センターロアパネルを組み付ける際に、該センターロアパネルの移動を案内すると共に上下方向位置を規制する組付ガイド部が設けてあり、
    上記センターロアパネルの内部には、左右両側の側面部間を連結するよう補強部材が架設してあり、
    上記センターロアパネルを組み付ける際には、該センターロアパネルの上記補強部材を上記固定ブラケットの上記固定板部の上記組付ガイド部に当接した状態で、上記センターロアパネルを後方から前方へ移動させることにより、該センターロアパネルの先端部が上記インストルメントパネルの本体部との固定位置に向けて導かれるよう構成されており、
    該固定位置においては、上記センターロアパネルの先端部が上記インストルメントパネルの上記本体部に固定され、上記センターロアパネルの後端部が上記固定ブラケットの上記固定板部の後端部に固定されていることを特徴とする車両用インストルメントパネルにおけるセンターロアパネルの組付構造。
  2. 請求項1において、上記センターロアパネルの上記補強部材と上記固定ブラケットの上記固定板部とは、該補強部材を上記固定板部の上面に設けた仮置き部に載置することにより、上記センターロアパネルの後端を上方に向けた状態で保持できる位置関係に設けてあること特徴とする車両用インストルメントパネルにおけるセンターロアパネルの組付構造。
  3. 請求項2において、上記補強部材には、前方に開口する凹部が設けてあり、
    上記仮置き部には、上方に突出して形成された突出部が設けてあり、
    上記補強部材の凹部に上記仮置き部の上記突出部を差し込ませることにより、上記補強部材を上記仮置き部に載置することを特徴とする車両用インストルメントパネルにおけるセンターロアパネルの組付構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、上記センターロアパネルの先端部と上記インストルメントパネルの上記本体部とが上記固定位置において固定された状態においては、上記補強部材と上記組付ガイド部とが非当接状態であることを特徴とする車両用インストルメントパネルにおけるセンターロアパネルの組付構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項において、上記組付ガイド部は、上記固定板部の両側端部から上方に突出して形成されていることを特徴とする車両用インストルメントパネルにおけるセンターロアパネルの組付構造。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項において、上記固定位置においては、上記センターロアパネルの先端に設けられた係合爪部が上記インストルメントパネルの上記本体部に設けられた係合孔部に対して前後方向に挿入されて係合していることを特徴とする車両用インストルメントパネルにおけるセンターロアパネルの組付構造。
  7. 請求項6において、上記係合孔部の開口部周辺には、上記係合爪部を当接させて上記開口部へ案内する係合ガイド部が設けてあり、
    上記係合爪部には、上記係合ガイド部に当接して上記係合孔部の上記開口部に案内される被係合ガイド部が設けてあることを特徴とする車両用インストルメントパネルにおけるセンターロアパネルの組付構造。
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