JP2010131818A - キャリッジ、該キャリッジを備えた液体噴射装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 液体噴射装置の筐体等に液体噴射ヘッドのヘッドカバーが接地される液体噴射装置において、ヘッドカバーが被噴射材に接触してしまう虞を低減させる。
【解決手段】 ヘッドカバー65は、カバー取付ねじ68で記録ヘッド621〜625にねじ止め固定されていることから、カバー取付ネジ68との電気的な導通が安定的に維持される。第2板ばね部43は、自己のばね力によるばね荷重をもってカバー取付ねじ68の先端681に当接する。キャリッジ61に設けられた接地板613の一端側には、第3の板ばね部44が自己のばね力によるばね荷重をもって摺接する。接地板613の他端側は、キャリッジ61の第1軸受部611を介して主ガイド軸56に摺接する。すなわち接地部材40とヘッドカバー65との間にカバー取付ねじ68が介在した状態で、ヘッドカバー65がインクジェットプリンタ50の筐体フレームに筐体接地される。
【選択図】 図9
【解決手段】 ヘッドカバー65は、カバー取付ねじ68で記録ヘッド621〜625にねじ止め固定されていることから、カバー取付ネジ68との電気的な導通が安定的に維持される。第2板ばね部43は、自己のばね力によるばね荷重をもってカバー取付ねじ68の先端681に当接する。キャリッジ61に設けられた接地板613の一端側には、第3の板ばね部44が自己のばね力によるばね荷重をもって摺接する。接地板613の他端側は、キャリッジ61の第1軸受部611を介して主ガイド軸56に摺接する。すなわち接地部材40とヘッドカバー65との間にカバー取付ねじ68が介在した状態で、ヘッドカバー65がインクジェットプリンタ50の筐体フレームに筐体接地される。
【選択図】 図9
Description
本発明は、所定の往復動方向へ往復動可能に液体噴射装置に支持されるキャリッジ、該キャリッジを備えた液体噴射装置に関する。
ここで、液体噴射装置とは、記録ヘッド等の液体噴射ヘッドから記録紙等の被噴射材へインクを噴射して記録紙等への記録を実行するインクジェット式記録装置、複写機及びファクシミリ等に限らず、インクに代えて特定の用途に対応する液体を液体噴射ヘッドから被噴射材に噴射して、液体を被噴射材に付着させる装置を含む意味で用いる。
また、液体噴射ヘッドとしては、前述した記録ヘッド以外に、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタ製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイや面発光ディスプレイ(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料を噴射する試料噴射ヘッド等が挙げられる。
また、液体噴射ヘッドとしては、前述した記録ヘッド以外に、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタ製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイや面発光ディスプレイ(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料を噴射する試料噴射ヘッド等が挙げられる。
所定の往復動方向へ往復動可能にキャリッジが支持される液体噴射装置においては、ヘッド面の周縁を覆うヘッドカバーが液体噴射ヘッドに取り付けられるのが一般的である。このヘッドカバーは、主に液体噴射ヘッドのヘッド面を保護する目的で取り付けられる他、さらにヘッド面のノズルプレートを接地電位に調整する目的で取り付けられる場合がある(例えば特許文献1〜4を参照)。具体的には、ヘッドカバーを液体噴射装置の筐体に電気的に接続して筐体接地することによって、ヘッド面のノズルプレートを接地電位に調整することができる。
例えば特許文献1には、筐体に電気的に導通しているキャリッジガイド軸とヘッドカバーの外周面側部とを電気的に導通させる接地用部材を設けた記録ヘッド接地装置が開示されている。また特許文献2には、ヘッドカバーの外周面側部と筐体とを電気的に導通させる接触部材を設けた液体噴射装置が開示されている。さらに特許文献3には、ヘッドカバーの外周面側部を液体噴射装置側のアースラインに接続することが記載されている。
特開2001−334653号公報
特開2005−111933号公報
特開2007−326351号公報
液体噴射装置において、液体噴射ヘッドのヘッド面と被噴射材の液体噴射面との間隔は、高精度な液体噴射を実現する上では、ヘッド面が被噴射材に接触しない範囲で可能な限り狭く設定する方が有利である。しかし、ヘッドカバーはヘッド面の一部を覆う部材であることから、液体噴射ヘッドのヘッド面と被噴射材の液体噴射面との間隔を狭くしていくと、あるいは被噴射材の変形や浮き上がり等によって、ヘッド面よりも先にヘッドカバーが被噴射材に接触する虞が生ずることになる。
このような事情からヘッドカバーは、被噴射材に接触してしまう虞を極力低減させることを目的として、極めて薄い金属板を加工して形成されているのが一般的である。そのため、例えば特許文献1及び2に開示されているように、接地用部材の板ばね部分をヘッドカバーの外周面側部に当接させる構造においては、その板ばね部分のばね力を強くしていくと、それによってヘッドカバーの外周面側部が凹変形してしまう虞が生ずる。そして、このような凹変形がヘッドカバーの外周面側部に生ずると、その凹変形の曲げ応力等によって、ヘッドカバーのヘッド面を覆っている部分の一部がヘッド面から離間する方向へ撓み変形してしまう場合があり、それによってヘッドカバーの一部が被噴射材に接触してしまう虞が生ずる。他方、ヘッドカバーの変形を回避するために接地用部材の板ばね部分のばね力を弱くしていくと、それによって今度はヘッドカバーと接地用部材との接触抵抗が大きくなっていくため、ヘッド面のノズルプレートを接地電位に調整することができなくなる虞が生ずる。
本発明は、このような状況に鑑み成されたものであり、その課題は、液体噴射装置の筐体等に液体噴射ヘッドのヘッドカバーが接地される液体噴射装置において、ヘッドカバーが被噴射材に接触してしまう虞を低減させることにある。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様は、所定の往復動方向へ往復動可能に液体噴射装置に支持されるキャリッジにおいて、被噴射材に液体を噴射する液体噴射ノズルがヘッド面に配設された液体噴射ヘッドと、電気伝導体で形成され、前記液体噴射ヘッドのヘッド面の周縁を覆うヘッドカバーと、電気伝導体で形成され、前記ヘッドカバーを前記液体噴射ヘッドに取り付けるカバー取付部材と、前記カバー取付部材を接地するための接地部材と、を備えている、ことを特徴としたキャリッジである。
本発明に係るキャリッジのヘッドカバー及びカバー取付部材は、ともに電気伝導体で形成されている。したがって、カバー取付部材でヘッドカバーを液体噴射ヘッドに取り付けた状態では、ヘッドカバーとカバー取付部材とは電気的に導通する状態となる。またカバー取付部材は、接地部材によって接地される。
すなわち本発明に係るキャリッジは、従来のように接地部材をヘッドカバーに直に接触させるのではなく、接地部材とヘッドカバーとの間にカバー取付部材が介在した状態で、接地部材とヘッドカバーとの電気的導通が間接的に構成される。そのため本発明に係るキャリッジは、接地部材がヘッドカバーを変形させてしまうことがない。したがって、ヘッドカバーのヘッド面を覆っている部分の一部がヘッド面から離間する方向へ曲げ応力等によって撓み変形してしまうことを防止することができる。
これにより本発明の第1の態様に記載のキャリッジによれば、液体噴射装置の筐体等に液体噴射ヘッドのヘッドカバーが接地される液体噴射装置において、ヘッドカバーが被噴射材に接触してしまう虞を低減させることができるという作用効果が得られる。
本発明の第2の態様は、前述した第1の態様に記載のキャリッジにおいて、前記接地部材は、前記カバー取付部材を液体噴射装置の筐体に電気的に導通させる、ことを特徴としたキャリッジである。
このような特徴によれば、カバー取付部材を介してヘッドカバーを間接的に筐体接地することができる。例えば、接地部材の一端側をカバー取付部材に当接させ、その接地部材の他端側を液体噴射装置の筐体に摺接させれば良い。あるいは、液体噴射装置において、キャリッジを往復動可能に支持するガイド軸等の支持部材が電気伝導体で形成されており、その支持部材と液体噴射装置の筐体とが電気的に導通する場合には、接地部材の他端側をその支持部材に摺接させても良い。
本発明の第3の態様は、前述した第1の態様又は第2の態様に記載のキャリッジにおいて、前記キャリッジの外側から内側へ前記カバー取付部材が貫通した状態で前記ヘッドカバーが前記液体噴射ヘッドに取り付けられ、前記カバー取付部材の前記キャリッジの内側に突出した部分に前記接地部材が当接する、ことを特徴としたキャリッジである。
前記の通り、液体噴射装置における液体噴射ヘッドのヘッド面と被噴射材の液体噴射面との間隔は、高精度な液体噴射を実現する上では、ヘッド面が被噴射材に接触しない範囲で可能な限り狭く設定する方が有利である。またキャリッジが往復動する領域の上流側及び下流側には、極めて近接する位置に搬送ローラ対等が配設されている場合が多い。つまり、液体噴射装置においてキャリッジの周囲には、余分な空間がほとんどない場合が多い。したがって、キャリッジが往復動する際に、液体噴射装置の他の構成要素や被噴射材に接地部材が接触してしまうことを防止する上では、ヘッドカバーから接地部材までの電気的な導通経路をキャリッジの内側に設ける方が良いと言える。
このようなことから本発明に係るキャリッジは、キャリッジの外側から内側へカバー取付部材を貫通させ、そのカバー取付部材のキャリッジの内側に突出した部分に接地部材を当接させるのが好ましい。それによって、液体噴射ヘッドのヘッド面の周囲に接地部材の一部が露出する従来構造を回避することができるので、キャリッジが往復動する際に、液体噴射装置の他の構成要素や被噴射材に接地部材が接触してしまうことを未然に防止することができる。
本発明の第4の態様は、前述した第3の態様に記載のキャリッジにおいて、前記接地部材は、弾性変形した状態で前記カバー取付部材に当接する、ことを特徴としたキャリッジである。
接地部材とヘッドカバーとの電気的導通は、カバー取付部材が介在した状態で間接的に構成される。そのため、接地部材を弾性変形させた状態で当接させてもヘッドカバーには当接荷重が作用しないので、ヘッドカバーに変形が生ずることはない。したがって本発明の第3の態様に記載のキャリッジによれば、ヘッドカバーが変形してしまう虞を生じさせることなく、カバー取付部材と接地部材との接触面に強い接触力を作用させて接触抵抗を充分に小さくすることが可能になる。それによって、接地部材とカバー取付部材との電気的導通を強固かつ確実に維持することができる。
本発明の第5の態様は、前述した第1〜第4の態様のいずれかに記載のキャリッジを備えた液体噴射装置である。
本発明の第5の態様に記載の液体噴射装置によれば、液体噴射装置において、前述した第1〜第4の態様のいずれかに記載の発明による作用効果を得ることができる。
本発明の第5の態様に記載の液体噴射装置によれば、液体噴射装置において、前述した第1〜第4の態様のいずれかに記載の発明による作用効果を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
<インクジェットプリンタの概略構成>
まず、本発明に係る「液体噴射装置」としてのインクジェットプリンタ50の概略構成について、図1〜図4を参照しながら説明する。
図1は、インクジェットプリンタ50の要部斜視図であり、図2は、その一部を拡大図示した要部斜視図である。図3は、インクジェットプリンタ50の要部側面図であり、図4は、その一部を拡大図示した要部斜視図である。
まず、本発明に係る「液体噴射装置」としてのインクジェットプリンタ50の概略構成について、図1〜図4を参照しながら説明する。
図1は、インクジェットプリンタ50の要部斜視図であり、図2は、その一部を拡大図示した要部斜視図である。図3は、インクジェットプリンタ50の要部側面図であり、図4は、その一部を拡大図示した要部斜視図である。
インクジェットプリンタ50は、「被噴射材」としての記録紙(図示省略)をインクジェットプリンタ50の内部へ給送する自動給送装置70を備えている。またインクジェットプリンタ50は、「液体噴射ヘッド」としての5つの記録ヘッド621〜625を備えている。さらにインクジェットプリンタ50は、記録紙に対して記録ヘッド621〜625を相対的に主走査方向Xへ走査させる手段としてキャリッジ61を備えている。さらにインクジェットプリンタ50は、記録ヘッド621〜625に対して記録紙を相対的に副走査方向Yへ走査させる手段として搬送駆動ローラ51、搬送従動ローラ52、排出駆動ローラ54及び排出従動ローラ55を備えている。
自動給送装置70は、給送用トレイ71、左エッジガイド72、右エッジガイド73、トレイカバー74及び給送用ローラ(図示せず)を備えている。
給送用トレイ71は、複数の記録紙が積重された状態で載置されて収容される。左エッジガイド72及び右エッジガイド73は、給送用トレイ71に積重された記録紙の主走査方向Xの載置位置を規制するガイド部材である。トレイカバー74は、給送用トレイ71の上部を開閉可能に設けられた多段スライド構造の蓋体である。給送用トレイ71に積重された記録紙は、最上位にある記録紙が給送用ローラの外周面に当接し、その給送用ローラの回転により、搬送駆動ローラ51と搬送従動ローラ52との当接部分に先端が到達する位置まで給送される。
搬送駆動ローラ51は、表面に高摩擦被膜が施されており、図示していない搬送用モータの回転駆動力が伝達されて回転する。搬送従動ローラ52は、揺動可能に軸支された従動ローラホルダ521の先端に回転自在に軸支されている。従動ローラホルダ521は、ねじりコイルばね522のばね力によって、搬送従動ローラ52が搬送駆動ローラ51に当接する方向へ付勢されている。自動給送装置70により給送された記録紙は、搬送駆動ローラ51と搬送従動ローラ52とで挟持され、搬送駆動ローラ51の駆動回転によってプラテン53上を副走査方向Yへ搬送される。
キャリッジ61は、第1軸受部611が主ガイド軸56に支持され、第2軸受部612が副ガイド軸57に支持された状態で、主走査方向Xへ往復動可能に配設されている。またキャリッジ駆動用モータ63の駆動プーリ631と従動プーリ(図示せず)との間には、主走査方向Xに沿って無端ベルト64が掛架されており、その無端ベルト64の一部がキャリッジ61に連結されている。キャリッジ61は、キャリッジ駆動用モータ63を双方向回転させることによって主走査方向Xへ往復動する。
記録ヘッド621〜625は、各々のヘッド面62aがプラテン53の支持面531に対面するようにキャリッジ61に搭載されている。記録ヘッド621〜615は、「液体」としてのインクを記録紙に噴射するための多数の噴射ノズルがヘッド面62aに配設されており(図示せず)、5本のインク流路を有するインクチューブ81を経由してインクタンク部80からインクが供給される。またキャリッジ61に実装されている駆動回路基板(図示せず)には、図示していないマイコン制御回路を有する制御装置からFFC82を介して、記録ヘッド621〜625の駆動信号が出力される。インクチューブ81及びFFC82は、キャリッジ61の往復動を妨げないように可撓性を有する材料で形成されており、一定の余長をもって弛んだ状態で配設されている。インクチューブ81及びFFC82は、接続部材84によりキャリッジ61に接続されるとともに、キャリッジ61が往復動する際にばたつかないように、ホルダ部材83でインクジェットプリンタ50の筐体フレームに支持されている。
プラテン53上の記録紙は、キャリッジ61が主走査方向Xへ往復動しながら記録ヘッド621〜625のヘッド面62aから記録面にインクを噴射してドットを形成する動作と、搬送駆動ローラ51の駆動回転により所定の搬送量で副走査方向Yへ搬送する動作とが交互に繰り返されることによって記録が実行される。そしてインク噴射後の記録紙は、排出駆動ローラ54と排出従動ローラ55とで挟持され、排出駆動ローラ54の駆動回転により搬送方向YFへ搬送されて排出スタッカ58へ排出される。これらの一連の記録制御は前記の制御装置により実行される。
<キャリッジの構造>
キャリッジ61の構造について、図5〜図8を参照しながら説明する。
キャリッジ61の構造について、図5〜図8を参照しながら説明する。
図5は、キャリッジ61の要部斜視図であり、図6は、キャリッジ61の要部平面図である。図7は、ヘッドユニット10及びAPG切換機構20を図示した要部斜視図であり、図8は、その要部側面図である。
ここで、記録ヘッド621〜625のヘッド面62aと交差する方向をZ方向(符号Zで示した方向)とし、記録ヘッド621〜625のヘッド面62aに沿う所定方向をX方向(主走査方向Xと同じ方向)とし、記録ヘッド621〜625のヘッド面62aに沿ってX方向と交差する方向をY方向(副走査方向Yと同じ方向)とする。
キャリッジ61は、ヘッドユニット10とAPG切換機構20を備えている。ヘッドユニット10は、5つの記録ヘッド621〜625が並設されて搭載されている。APG切換機構20は、Z方向へ変位可能にヘッドユニット10を支持するとともに、キャリッジ61に対して相対的にZ方向へモータの回転駆動力でヘッドユニット10を変位させることによって、記録紙の厚み等に応じてPGを自動的に切り換えるための機構である。
ここで、記録ヘッド621〜625のヘッド面62aと交差する方向をZ方向(符号Zで示した方向)とし、記録ヘッド621〜625のヘッド面62aに沿う所定方向をX方向(主走査方向Xと同じ方向)とし、記録ヘッド621〜625のヘッド面62aに沿ってX方向と交差する方向をY方向(副走査方向Yと同じ方向)とする。
キャリッジ61は、ヘッドユニット10とAPG切換機構20を備えている。ヘッドユニット10は、5つの記録ヘッド621〜625が並設されて搭載されている。APG切換機構20は、Z方向へ変位可能にヘッドユニット10を支持するとともに、キャリッジ61に対して相対的にZ方向へモータの回転駆動力でヘッドユニット10を変位させることによって、記録紙の厚み等に応じてPGを自動的に切り換えるための機構である。
APG切換機構20は、4つの第1〜第4偏心カム21〜24及び4つのコイルばね11〜14を有している。第1〜第4偏心カム21〜24は、Z方向にヘッドユニット10を支持する。コイルばね11〜14は、ヘッドユニット10を第1〜第4偏心カム21〜24へ付勢する。より具体的には、第1〜第4偏心カム21〜24は、同じカムプロフィールを有する同形状の偏心カムであり、ヘッドユニット10の上面側にカム面が当接した状態でヘッドユニット10を上面側から支持する。4つのコイルばね11〜14は、ヘッドユニット10とキャリッジ61との間に縮設され、ヘッドユニット10を第1〜第4偏心カム21〜24へ付勢する。
第1偏心カム21及び第2偏心カム22は、第1回転軸25に同位相に設けられた同形状の偏心カムである。第1回転軸25は、キャリッジ61の内側に軸支されている。第1偏心カム21及び第2偏心カム22は、記録ヘッド621〜625よりY方向の一方側(下流側)の部分でヘッドユニット10を支持する。さらに第1偏心カム21は、記録ヘッド621〜625よりX方向の一方側(左側)の部分でヘッドユニット10を支持し、第2偏心カム22は、記録ヘッド621〜625よりX方向の他方側(右側)の部分でヘッドユニット10を支持する。
第3偏心カム23及び第4偏心カム24は、第2回転軸26に同位相に設けられた同形状の偏心カムである。第2回転軸26は、キャリッジ61の内側に軸支されている。第3偏心カム23及び第4偏心カム24は、記録ヘッド621〜625よりY方向の他方側(上流側)の部分でヘッドユニット10を支持する。さらに第3偏心カム23は、記録ヘッド621〜625よりX方向の一方側(左側)の部分でヘッドユニット10を支持し、第4偏心カム24は、記録ヘッド621〜625よりX方向の他方側(右側)の部分でヘッドユニット10を支持する。
またキャリッジ61は、キャリッジ61に対する記録ヘッド621〜625の主走査方向X及び副走査方向Yの位置決め、並びにキャリッジ61に対する記録ヘッド621〜625のヘッド面62aに沿う回転方向の傾き角度(Z方向軸の回転角度)を調整するための調整用部材27を備えている。
調整用部材27は、ヘッドユニット10のX方向の側面及びY方向の側面と当接し、回動可能にキャリッジ61に支持されている。ヘッドユニット10は、斜めに配設されたコイルばね12及び14のばね力によって調整用部材27へ付勢されている。調整用部材27の回動位置は、調整後に調整用部材27をねじ止め固定することによって維持される。キャリッジ61に対する記録ヘッド621〜625の主走査方向X及び副走査方向Yの位置は、キャリッジ61に対するヘッドユニット10のX方向及びY方向の支持位置が調整用部材27で位置決めされることによって位置決めされる。また、調整用部材27の回動位置を調整してヘッドユニット10の傾き角度を調整することによって、キャリッジ61に対する記録ヘッド621〜625の傾き角度を高精度に調整することができる。
APG切換機構20は、第1〜第4偏心カム21〜24のそれぞれのカム面により構成されるヘッドユニット10の支持面を、キャリッジ61に対して相対的にZ方向へ変位させる機構を有している。より具体的には、モータ(図示せず)の回転駆動力で第1回転軸25及び第2回転軸26を同じ回転量で同じ回転方向へ回転させるための歯車31〜35が設けられている。歯車31は、第1回転軸25に回転伝達可能に取り付けられており、歯車33と噛合している。歯車32は、第2回転軸26に回転伝達可能に取り付けられており、歯車35と噛合している。歯車33〜35は、キャリッジ61の外側面に軸支されており、歯車33と歯車35は、ともに歯車34と噛合している。
したがって、歯車31〜35のいずれかをモータの回転駆動力で回転させることによって、同じ回転量で同じ回転方向へ第1回転軸25及び第2回転軸26を回転させることができる。それによって、キャリッジ61に対して相対的にヘッドユニット10がZ方向へ変位し、第1〜第4偏心カム21〜24のカムプロフィールに応じてPGを切り換えることができる。この歯車31〜35のいずれかを回転させるためのモータは、例えばキャリッジ61に実装して良い。あるいは、歯車31〜35のいずれかを回転させるためのモータをインクジェットプリンタ50の本体側に配設し、所定の停止位置(ホームポジション等)にキャリッジ61が停止した状態にあるときだけ、そのモータの回転駆動力で回転する歯車が歯車31〜35のいずれかと噛合するようにしても良い。
<ヘッドユニットの構造>
ヘッドユニット10の構造について、図9〜図11を参照しながら説明する。
図9は、ヘッドユニット10の側断面図である。図10は、ヘッドユニット10の要図斜視図である。図11は、接地部材40の斜視図(a)及び側面図(b)である。
ヘッドユニット10の構造について、図9〜図11を参照しながら説明する。
図9は、ヘッドユニット10の側断面図である。図10は、ヘッドユニット10の要図斜視図である。図11は、接地部材40の斜視図(a)及び側面図(b)である。
まず、ヘッドユニット10における記録ヘッド621〜625の取付構造について説明する。以下、記録ヘッド625の取付構造を例に説明し、記録ヘッド621〜624の取付構造はこれと同様であるため説明を省略する。
記録ヘッド625は、長手方向の一端側に取付腕部62bが設けられ、他端側に取付腕部62cが設けられている。記録ヘッド625は、ヘッド固定ねじ66、67でヘッドユニット10のユニット筐体1aに取り付けられる。ユニット筐体1aには、記録ヘッド625を取り付けるための取付孔15、16が設けられている。ヘッド筐体1aの取付孔15及び記録ヘッド625の取付腕部62bに設けられている貫通孔には、ヘッド筐体1aの外側からヘッド固定ねじ66が挿通される。そして、ヘッド筐体1aの内側からナット661で締め付けることによって、記録ヘッド625の一端側がユニット筐体1aに固定される。他方、ヘッド筐体1aの取付孔16及び記録ヘッド625の取付腕部62cに設けられている貫通孔には、ヘッド筐体1aの外側からヘッド固定ねじ67が挿通される。そして、ヘッド筐体1aの内側からナット671で締め付けることによって、記録ヘッド625の他端側がユニット筐体1aに固定される。
つづいて、記録ヘッド621〜625に対するヘッドカバー65の取付構造について説明する。以下、記録ヘッド625に対するヘッドカバー65の取付構造を例に説明し、記録ヘッド621〜624に対するヘッドカバー65の取付構造はこれと同様であるため説明を省略する。
記録ヘッド625には、ヘッドカバー65が取り付けられている。ヘッドカバー65は、記録ヘッド625のヘッド面62aの周縁を覆ってヘッド面62aを保護するとともに、ヘッド面62aの電位を接地電位に調整するための部材である。ヘッドカバー65は、極めて薄いステンレス材等からなる金属板(電気伝導体)を加工して形成されている。ヘッドカバー65は、記録ヘッド625のヘッド面62aの周縁を覆うカバー部651と、その長手方向の両端に延設された取付部652、653を有している。取付部652、653には、それぞれ取付孔が形成されている。
記録ヘッド625の取付腕部62b、62cには、ヘッドカバー65をねじ止め固定するための貫通孔が対応する位置にそれぞれ設けられている。この貫通孔の内周面には、カバー取付ネジ68、69が螺合可能なねじが切ってある。ヘッドカバー65は、「カバー取付部材」としてのカバー取付ねじ68、69により記録ヘッド625の取付腕部62b、62cに外側(ヘッド面62a側)からねじ止め固定される。このとき、カバー取付ねじ68、69の頭部分の裏側とヘッドカバー65と間に金属ワッシャ等を介装しても良い。カバー取付ねじ68、69は、金属(電気伝導体)で形成されたねじである。ヘッドカバー65を記録ヘッド625に取り付けた状態において、カバー取付ねじ68、69の先端は、図示の如くキャリッジ61の内側に面する部分まで突出した状態となる。すなわち、記録ヘッド621〜625にヘッドカバー65を取り付けた状態では、キャリッジ61の外側から内側へカバー取付ねじ68、69が貫通した状態になる。
つづいて、接地部材40の形状及び機能について説明する。
ヘッドユニット10は、一枚の金属(電気伝導体)を加工して形成された接地部材40を備えている。接地部材40は、インクジェットプリンタ50の筐体フレームとカバー取付ねじ68との電気的導通を構成してカバー取付ねじ68を筐体接地するための部材である。接地部材40は、略U字形状の複数の第1板ばね部41、5つの係止爪部42(42a〜42e)、略U字形状の5つの第2板ばね部43(43a〜43e)及び第3板ばね部44を有している(図11)。
接地部材40は、記録ヘッド621〜625を取り付けた状態のユニット筐体1aに対して、記録ヘッド621〜625の側面とユニット筐体1aの内壁面17との間に縮設される。接地部材40の5つの係止爪部42a〜42eは、第1板ばね部41のばね力(図11の符号A)によって記録ヘッド621〜625へ付勢された状態で、記録ヘッド621〜625の各々に設けられた凹部62dに係合する。それによって接地部材40は、ユニット筐体1a内の所定位置に係止される。5つの第2板ばね部43a〜43eは、自己のばね力(図11の符号B)によるばね荷重をもって、5つのカバー取付ねじ68の先端681にそれぞれ当接する(図11の符号B)。それによって、5つのカバー取付ねじ68と接地部材40との電気的導通が強固かつ確実に維持される。
ヘッドユニット10がキャリッジ61に搭載された状態では、キャリッジ61に設けられた接地板613の一端側に、自己のばね力によるばね荷重をもって第3の板ばね部44が摺接する。接地板613の他端側は、キャリッジ61の第1軸受部611の内周面において主ガイド軸56に摺接する。それによって5つのカバー取付ねじ68は、接地部材40からキャリッジ61の接地板613を介して主ガイド軸56に電気的に導通した状態となる。また、主ガイド軸56は金属軸体であり、インクジェットプリンタ50の筐体フレームに直接支持されている。したがって5つのカバー取付ねじ68は、インクジェットプリンタ50の筐体フレームに筐体接地されることになる。
尚、キャリッジ61の接地板613は、例えば金属軸体からなる副ガイド軸57に摺接させるようにしても良いし、インクジェットプリンタ50の筐体フレームに直に摺接させるようにしても良い。
尚、キャリッジ61の接地板613は、例えば金属軸体からなる副ガイド軸57に摺接させるようにしても良いし、インクジェットプリンタ50の筐体フレームに直に摺接させるようにしても良い。
他方ヘッドカバー65は、カバー取付ねじ68で記録ヘッド621〜625にねじ止め固定されていることから、そのカバー取付ネジ68の頭部分の裏側又は介在させた金属ワッシャ等に強固に密着するため、カバー取付ネジ68との電気的な導通が安定的に維持される。
以上説明したように、本発明に係るキャリッジ61は、接地部材40とヘッドカバー65との間にカバー取付ねじ68が介在した状態で、接地部材40とヘッドカバー65との電気的導通が間接的に構成され、その状態でヘッドカバー65がインクジェットプリンタ50の筐体フレームに筐体接地される。そのため、接地部材40がヘッドカバー65を変形させてしまうことがない。したがって本発明に係るキャリッジ61によれば、ヘッドカバー65のカバー部651の一部がヘッド面62aから離間する方向へ曲げ応力等によって撓み変形してしまうことを防止することができるので、それによってヘッドカバー65が記録紙に接触してしまう虞を低減させることができる。
また本発明は、上記実施例のように、キャリッジ61の外側から内側へカバー取付ねじ68を貫通させ、そのカバー取付ねじ68のキャリッジの内側に突出した部分に接地部材40を当接させるのが好ましい。それによって、記録ヘッド621〜625のヘッド面62aの周囲に接地部材40の一部が露出する従来構造を回避することができるので、主走査方向Xへキャリッジ61が往復動する際に、インクジェットプリンタ50の他の構成要素や記録紙に接地部材40が接触してしまうことを未然に防止することができる。
尚、本発明は、上記説明した実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
10 ヘッドユニット、20 APG切換機構、40 接地部材、50 インクジェットプリンタ、51 搬送駆動ローラ、52 搬送従動ローラ、53 プラテン、54 排出駆動ローラ、55 排出従動ローラ、56 主ガイド軸、57 副ガイド軸、61 キャリッジ、613 接地板、621〜625 記録ヘッド、65 ヘッドカバー、66、67 ヘッド固定ねじ、68、69 カバー取付ねじ、70 自動給送装置、80 インクタンク部、X 主走査方向、X方向、Y 副走査方向、Y方向、Z Z方向
Claims (5)
- 所定の往復動方向へ往復動可能に液体噴射装置に支持されるキャリッジであって、
被噴射材に液体を噴射する液体噴射ノズルがヘッド面に配設された液体噴射ヘッドと、
電気伝導体で形成され、前記液体噴射ヘッドのヘッド面の周縁を覆うヘッドカバーと、
電気伝導体で形成され、前記ヘッドカバーを前記液体噴射ヘッドに取り付けるカバー取付部材と、
前記カバー取付部材を接地するための接地部材と、を備えている、ことを特徴としたキャリッジ。 - 請求項1に記載のキャリッジにおいて、前記接地部材は、前記カバー取付部材を液体噴射装置の筐体に電気的に導通させる、ことを特徴としたキャリッジ。
- 請求項1又は2に記載のキャリッジにおいて、前記キャリッジの外側から内側へ前記カバー取付部材が貫通した状態で前記ヘッドカバーが前記液体噴射ヘッドに取り付けられ、
前記カバー取付部材の前記キャリッジの内側に突出した部分に前記接地部材が当接する、ことを特徴としたキャリッジ。 - 請求項3に記載のキャリッジにおいて、前記接地部材は、弾性変形した状態で前記カバー取付部材に当接する、ことを特徴としたキャリッジ。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載のキャリッジを備えた液体噴射装置。
Priority Applications (1)
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JP2008308740A JP2010131818A (ja) | 2008-12-03 | 2008-12-03 | キャリッジ、該キャリッジを備えた液体噴射装置 |
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WO2024048749A1 (ja) * | 2022-08-31 | 2024-03-07 | 京セラ株式会社 | 液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置 |
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2008
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