JP2006281762A - プラテン、記録装置、液体噴射装置 - Google Patents

プラテン、記録装置、液体噴射装置 Download PDF

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聖司 河端
寛史 ▲濱▼川
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Abstract

【課題】 部品の製造ばらつき及び組立誤差を可能な限り縮小し、より均質な用紙搬送経路を形成することで、装置毎の個体差を縮小して印刷品質のより一層の均質化を実現する。
【解決手段】 記録ヘッドと対向して設けられ、用紙を支持することにより用紙と記録ヘッドとのギャップを規定するプラテン56と、搬送駆動ローラ30を軸支する軸受部58a、58b、58cと、排出駆動ローラ41の回転軸40を軸支する軸受部59a、59b、59cと、用紙を搬送駆動ローラ30へ案内する後部案内部材57と、が樹脂材料によって一体的に形成されることで、紙案内下50が構成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、被記録媒体に記録を行う記録ヘッドと対向して設けられ、被記録媒体を支持することにより被記録媒体と前記記録ヘッドとのギャップを規定するプラテン及びこれを備えた記録装置に関する。また、本発明は液体噴射装置に関する。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
記録装置或いは液体噴射装置の一例としてインクジェットプリンタがある。インクジェットプリンタは被記録媒体(被噴射媒体)としての印刷用紙にインク(液体)を吐出するインクジェット記録ヘッドと対向する位置に、特許文献1に示すように印刷用紙を下から支持することによりインクジェット記録ヘッドと印刷用紙とのギャップ(ペーパーギャップ:以下「PG」と言う)を規定するプラテンを備えている。
プラテンの上流側には、印刷用紙をインクジェット記録ヘッドとプラテンとの対向領域に搬送する搬送ローラが設けられ、プラテンの下流側には、記録の行われた被記録媒体を排出する排紙ローラが設けられている。また、搬送ローラの上流側には、印刷用紙を給送する給紙装置が設けられ、給紙装置から搬送ローラに向けて給送される印刷用紙は、搬送ローラの上流側近傍に設けられた案内部材によって搬送ローラへと案内される。
特開2004−83168号公報
上述のように従来のインクジェットプリンタにおいて印刷用紙の搬送経路を構成する各部品は、それぞれプリンタの基体を構成するフレームに取り付けられている。しかし、用紙搬送経路を構成する各部品およびフレームの製造ばらつきや、取り付け時の組立誤差等の発生は不可避なものであり、インクジェットプリンタの装置毎に用紙搬送経路に個体差が生じることになる。その結果、例えばPGが不適切となったり、或いは用紙の搬送精度が低下するものが生じ、即ち印刷品質の低下を招くものが発生する。
特に近年、印刷用紙の四辺に余白無く印刷を行う所謂縁無し印刷を実行可能なインクジェットプリンタが主流となっていて、この縁無し印刷においては、印刷用紙の端部から外れた領域にインク滴を打ち捨てるため、即ち画像データの周縁が破棄されてしまう為に、用紙の四辺におけるインク打ち捨て量を極限まで少なくすることが望まれている。その為には、用紙を副走査方向及び主走査方向において極めて正確に位置決めする必要があり、この様な状況においては用紙を精度良く搬送することは必要不可欠となる。
そこで本発明はこの様な状況に鑑みなされたものであり、その目的は、部品の製造ばらつき及び組立誤差を可能な限り縮小し、より均質な用紙搬送経路を形成することで、装置毎の個体差を縮小して印刷品質のより一層の均質化を実現することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様は、被記録媒体に記録を行う記録ヘッドと対向して設けられ、被記録媒体を支持することにより被記録媒体と前記記録ヘッドとのギャップを規定するプラテンであって、前記記録ヘッドと前記プラテンとが対向する領域に被記録媒体を搬送する搬送ローラの回転軸を軸支する搬送ローラ用軸受部と、前記記録ヘッドによって記録の行われた被記録媒体を排出する排出ローラの回転軸を軸支する排出ローラ用軸受部と、前記搬送ローラの上流側から給送される被記録媒体を前記搬送ローラへ案内する後部案内部材と、を一体的に備えて構成されていることを特徴とする。
上記態様によれば、プラテン周辺の構成要素がプラテンと一体的に設けられていることから、各構成要素を別個に形成した後にこれを組み立てる従来の構成に比して、組立工数を低減できるとともに、各構成要素の製造ばらつき及び組み立て時の組立誤差等を極めて小さくすることが可能となる。その結果、装置毎の個体差が小さくなり、より均質な被記録媒体の搬送経路を形成することができ、記録品質のより一層の均質化を実現することができる。また、被記録媒体の搬送精度の低下を防止可能となり、被記録媒体の端部に余白無く記録を実行する際に、被記録媒体の端部から外れて打ち捨てられるインク量を極めて少なくしつつ、つまり画像データ破棄量の極めて少ない縁無し記録を、適切に実行することが可能となる。
本発明の第2の態様は、上記第1の態様において、前記搬送ローラの上流側において被記録媒体の通過を検出する被記録媒体検出手段を取り付ける為の被記録媒体検出手段取付部を一体的に備えて構成されていることを特徴とする。
上記態様によれば、被記録媒体の通過を検出する被記録媒体検出手段を取り付ける為の被記録媒体検出手段取付部がプラテンと一体的に設けられていることから、被記録媒体検出手段の取付位置にばらつきが発生せず均一に定まり、被記録媒体の通過を検出するタイミングに個体差が生じ難い。また、被記録媒体の通過を正確に検出できるので、縁無し記録をより一層適切に実行することができる。
本発明の第3の態様は、上記第1のまたは第2の態様において、前記搬送ローラの回転を検出する回転検出手段を取り付ける為の回転検出手段取付部を一体的に備えて構成されていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記搬送ローラの回転を検出する回転検出手段を取り付ける為の回転検出手段取付部がプラテンと一体的に設けられていることから、回転検出手段の取付位置にばらつきが発生せず均一に定まり、前記搬送ローラの回転量即ち被記録媒体の搬送量を検出する検出精度に個体差が生じ難い。また、被記録媒体の搬送精度の低下をより一層防止できる。
本発明の第4の態様は、上記第1から第3の態様のいずれかにおいて、前記搬送ローラ用軸受部が、前記搬送ローラの回転軸を、当該回転軸の両軸端位置及び当該両軸端位置の間の少なくとも一箇所の位置で軸支するよう構成されていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記搬送ローラ用軸受部が、前記搬送ローラの回転軸を、当該回転軸の両軸端位置及び当該両軸端位置の間の少なくとも一箇所の位置で軸支するので、搬送ローラの回転軸の変形(撓み)を防止することができる。また、前記搬送ローラ用軸受部は前記プラテンと一体的に設けられるので、上述のように複数位置で前記搬送ローラの回転軸を軸支しても、軸受部の位置が正確に定まっているので、前記搬送ローラの回転軸に負荷を与えることなく円滑に前記搬送ローラを駆動することができる。
本発明の第5の態様は、上記第1から第4の態様のいずれかにおいて、前記排出ローラ用軸受部が、前記排出ローラの回転軸を、当該回転軸の両軸端位置及び当該両軸端位置の間の少なくとも一箇所で軸支するよう構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記排出ローラ用軸受部が、前記排出ローラの回転軸を、当該回転軸の両軸端位置及び当該両軸端位置の間の少なくとも一箇所で軸支するので、排出ローラの回転軸の変形(撓み)を防止することができる。また仮に、前記排出ローラの回転軸と軸受部との間にガタ(クリアランス)が生じていても、前記排出ローラの回転軸は複数箇所において軸支されるので、前記回転軸に対して前記軸受部が互い違いに配置されることでガタつきを解消することができる。
本発明の第6の態様は、上記第1から第5の態様のいずれかにおいて、前記記録ヘッドと対向する位置に凹部を有し、前記凹部の底部が格子枠状に形成されたことにより、前記凹部に打ち捨てられたインクを前記プラテンの下部へ排出する為の穴部が画設されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記記録ヘッドと対向する位置に凹部を有し、前記凹部の底部が格子枠状に形成されたことにより、前記凹部に打ち捨てられたインクを前記プラテンの下部へ排出する為の穴部が画設されているので、前記穴部の開口面積が全体的に大きくなり、これによって前記凹部に打ち捨てられたインクをより確実にプラテンの下部に排出することができる。
本発明の第7の態様は、上記第1から第5の態様のいずれかにおいて、前記記録ヘッドと対向する位置に、インクを吸収するインク吸収材が配設される凹部が形成され、前記インク吸収材において前記凹部の内側側壁と対向する面には、前記内側側壁に向けて突出する突出部が形成されており、当該凹部の内側側壁には、前記突出部が嵌り込む窪みが形成されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記インク吸収材において前記凹部の内側側壁と対向する面に形成された突出部が、前記凹部の内側側壁に形成された窪みに嵌り込むことにより、前記インク吸収材をより確実に前記凹部に保持することができ、前記インク吸収材の浮き上がりによって被記録媒体の裏面を汚損したり、被記録媒体と記録ヘッドとのギャップが変化して記録品質を低下させる等の不具合を防止することができる。
本発明の第8の態様に係る記録装置は、被記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、前記記録ヘッドと対向して設けられ、被記録媒体を支持することにより被記録媒体と前記記録ヘッドとのギャップを規定する上記第1から第7の態様のいずれかに記載の前記プラテンと、を備えたことを特徴とする。
上記態様によれば、記録装置において、上述した第1から第7の態様と同様な作用効果を得ることができる。
本発明の第9の態様に係る記録装置は、被記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、前記記録ヘッドと対向して設けられ、被記録媒体を支持することにより被記録媒体と前記記録ヘッドとのギャップを規定する請求項4に記載の前記プラテンと、を備え、前記搬送ローラの回転軸の両軸端位置の間で前記回転軸を軸支する軸受部から、前記回転軸の一方側の軸端を軸支する軸受部までの領域が、前記搬送ローラに圧接して従動回転する従動ローラによって押圧力が加えられる領域であり、前記回転軸の両軸端位置の間で前記回転軸を軸支する軸受部から、前記回転軸の他方側の軸端を軸支する軸受部までの領域が、前記従動ローラによって押圧力が加えられない領域であることを特徴とする。
本態様によれば、前記回転軸の両軸端位置の間で前記回転軸を軸支する軸受部から、前記回転軸の一方側の軸端を軸支する軸受部までの領域が、前記搬送ローラに圧接して従動回転する従動ローラによって押圧力が加えられる領域であるので、この領域において前記搬送ローラの回転軸には撓みが生じる。一方、前記回転軸の両軸端位置の間で前記回転軸を軸支する軸受部から、前記回転軸の他方側の軸端を軸支する軸受部までの領域が、前記従動ローラによって押圧力が加えられない領域であるので、この領域においては前記搬送ローラの回転軸には撓みが生じない。
従って、前記搬送ローラの回転軸と、前記軸受部との間にガタ(クリアランス)が生じていても、前記回転軸は、2つの軸受部間で押圧されることによって当該2つの軸受部内で押圧方向に寄せられ、そして残る他の軸受部においては、前記回転軸の撓みに伴って前記押圧方向とは反対の方向に寄せられる。従ってこれにより、前記回転軸と前記軸受部との間にガタ(クリアランス)が生じていても、複数の軸受部において前記回転軸は互い違いの側に寄せられることとなり、これによって全体的にガタつきを解消することができる。
本発明の第10の態様は、被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射ヘッドと、前記液体噴射ヘッドと対向して設けられ、被噴射媒体を支持することにより被噴射媒体と前記液体噴射ヘッドとのギャップを規定するプラテンと、を備えた液体噴射装置であって、前記プラテンが、前記液体噴射ヘッドと前記プラテンとが対向する領域に被噴射媒体を搬送する搬送ローラの回転軸を軸支する搬送ローラ用軸受部と、前記液体噴射ヘッドによって液体噴射の行われた被噴射媒体を排出する排出ローラの回転軸を軸支する排出ローラ用軸受部と、前記搬送ローラの上流側から給送される被噴射媒体を前記搬送ローラへ案内する後部案内部材と、を一体的に備えて構成されていることを特徴とする。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。以下では先ず、図1及び図2を参照しながら、本発明に係る記録装置或いは液体噴射装置の一例としてのインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)1の概要について説明する。ここで、図1はプリンタ1の装置本体(外装ケースを取り外した状態)の外観斜視図、図2は同側断面図である。尚、以下では、図2の右方向(プリンタ前方側)を用紙搬送(給送)経路の「下流側」と言い、左方向(プリンタ後方側)を「上流側」と言うこととする。
プリンタ1は後部に「被記録媒体」、「被噴射媒体」の一例としての記録用紙(主として単票紙:以下「用紙P」と言う)を傾斜姿勢でセット可能な給送装置2を備え、当該給送装置2から、用紙Pを下流側の被記録媒体搬送手段4へ向けて給送する。給送された用紙Pは被記録媒体搬送手段4によって下流側の記録手段3へ搬送され、記録が実行される。そして記録手段3によって記録の行われた用紙Pは、下流側の被記録媒体排出手段5によって装置前方へ排出される。
以下、プリンタ1の用紙搬送経路上の構成要素について更に詳説する。給送装置2は、ホッパ11と、給送ローラ12と、リタードローラ13と、戻しレバー14と、ペーパーサポート15と、補助サポート16と、可動エッジガイド17と、固定エッジガイド19と、を備えて構成されている。
ホッパ11は板状体から成り、上部の揺動支点(図示せず)を中心に揺動可能に設けられ、揺動することにより、ホッパ11上に傾斜姿勢に支持された用紙Pを給送ローラ12に圧接させる圧接姿勢と、給送ローラ12から離間させる離間姿勢と、を切り換わる。給送ローラ12は側面視略D形の形状を成し、その円弧部分によって圧接した最上位の用紙Pを下流側へ給送する一方で、用紙Pが給送された後の、被記録媒体搬送手段4による用紙Pの搬送中においては、搬送負荷を生じさせない様に図示する様にその平坦部が用紙Pと対向する様に制御される。
リタードローラ13は、外周が弾性材によって形成され、給送ローラ12の円弧部分と圧接可能に設けられ、且つ、所定の回転抵抗(トルク)が与えられた状態に設けられている。リタードローラ13は用紙Pの重送が発生せずに、1枚だけ給送されている場合には、リタードローラ13に前記回転抵抗以上のトルクが加わるので、給送ローラ13に対して従動回転(図2の時計回り)する。一方、用紙Pが給送ローラ12とリタードローラ13との間に複数枚存在する場合には、用紙間の摩擦係数が用紙Pとリタードローラ13との間の摩擦係数よりも低いため、リタードローラ13には前記回転抵抗以上のトルクが掛からず、回転せずに停止した状態となる。従ってこれにより、給送されるべき最上位の用紙Pにつられて重送されようとする次位以降の用紙Pが、リタードローラ13から下流側へ進まずに、重送が防止される。
戻しレバー14は、用紙Pの給送経路を側視して揺動可能に設けられていて、揺動することにより、重送されようとした次位以降の用紙Pをホッパ11上に戻す作用を奏する。
ペーパーサポート15及び補助サポート部材16(図1)は、ホッパ11における用紙支持面を用紙Pの後端方向に延長して用紙Pの後端を支持する。
可動エッジガイド17及び固定エッジガイド19は、ホッパ11において互いに対峙するように設けられ、用紙Pのエッジに当接して当該エッジの位置を規制する。可動エッジガイド17はホッパ11において用紙Pの幅方向に変位(スライド)可能に設けられていて、これにより、用紙Pの幅寸法に適合した適切な位置に変位することが可能となっている。
尚、符号17a及び19aは、可動エッジガイド17、固定エッジガイド19にそれぞれ形成される規制部を示している。この規制部17a、19aは、用紙Pをセットする際に用紙Pをガイドする機能を果たし、更に、ホッパ11に支持される(給送装置2にセットされる)用紙Pの最大枚数(許容される最大の枚数)を規制する。
次に、給送装置2と被記録媒体搬送手段4との間には、用紙Pの通過を検出する用紙検出手段(被記録媒体検出手段)を構成する検出レバー20(図9参照)と、用紙Pの給送姿勢を形成するとともに用紙Pの給送ローラ12への接触を防止して搬送負荷を軽減するガイドローラ26と、給送される用紙Pを被記録媒体搬送手段4へと案内する後部案内部材57と、が設けられている。
給送装置2の下流側に設けられた被記録媒体搬送手段4は、モータによって回転駆動される「搬送ローラ」としての搬送駆動ローラ30と、該搬送駆動ローラ30に圧接して従動回転する搬送従動ローラ31とを備えて構成されている。搬送駆動ローラ30は用紙幅方向に延びる「搬送ローラの回転軸」としての金属軸の外周面に耐摩耗性粒子がほぼ均一に分散されて成る付着層を備えて成され、搬送従動ローラ31は外周面がエラストマ等の低摩擦材料によって成され、搬送駆動ローラ30の軸線方向に複数配設されている。
また、搬送従動ローラ31は本実施形態では紙案内上24を構成する本体部24bの下流側端部に2つ自由回転可能に軸支され、その本体部24bは、用紙幅方向に3つ、図1に示すように設けられることにより、全体として紙案内上24を構成している。また、紙案内上24は軸24aがメインフレーム23に軸支されることで、用紙搬送経路を側視して軸24aを中心に揺動可能に設けられるとともに、コイルばね25によって、搬送従動ローラ31が搬送駆動ローラ30に圧接する方向に付勢されている。
被記録媒体搬送手段4に到達した用紙Pは、搬送駆動ローラ30と搬送従動ローラ31とによってニップされた状態で搬送駆動ローラ30が回転することにより、下流側の記録手段3へと搬送される。
記録手段3は、インクジェット記録ヘッド(以下「記録ヘッド」と言う)36と、当該記録ヘッド36と対向するように設けられる紙案内下50(プラテン56)とを備えて構成される。記録ヘッド36はキャリッジ33の底部に設けられ、当該キャリッジ33は主走査方向に延びるキャリッジガイド軸34にガイドされながら、図示しない駆動モータによって主走査方向に往復動する様に駆動される。また、キャリッジ33は、複数の色毎に独立したインクカートリッジ35を搭載し、記録ヘッド36へとインクを供給する。
用紙Pと記録ヘッド36との距離を規定する紙案内下50(プラテン56)には、記録ヘッド36と対向する面に第1リブ51、第2リブ52、第3リブ53が形成されるとともに、インクを打ち捨てる為の「凹部」としての溝54、55が形成されている。尚、紙案内下50の構成については後に詳述する。
続いて、記録ヘッド36の下流側には、補助ローラ43と、被記録媒体排出手段5が設けられている。補助ローラ43は、記録ヘッド36とプラテン56との対向領域から被記録媒体排出手段5へ至る用紙搬送経路上に、用紙Pの記録面と接して従動回転するよう設けられることで、用紙Pのプラテン56からの浮き上がりを防止して用紙Pと記録ヘッド36との距離を一定に保つ機能を果たす。被記録媒体排出手段5は図示しないモータによって回転駆動される排出駆動ローラ41と、当該排出駆動ローラ41に接して従動回転する排出従動ローラ42とを備えて構成されている。本実施形態において排出駆動ローラ41はゴムローラによって成されるとともに回転駆動される回転軸40の軸方向に複数設けられる(図3参照)。また、本実施形態では、補助ローラ43の主走査方向における位置は、排出駆動ローラ41の位置とほぼ同じ位置となっているが(詳細は図示せず)、排出駆動ローラ41の中間に配置しても構わない。
排出従動ローラ42は外周に複数の歯を有する歯付きローラによって成されるとともに、主走査方向に長い形状を成す排紙フレームAssy45に、複数の排出駆動ローラ41に対応するよう複数設けられる。記録手段3によって記録の行われた用紙Pは、排出駆動ローラ41と排出従動ローラ42とによってニップされた状態で排出駆動ローラ41が回転駆動されることにより、装置前方(図示しないスタッカ)へ向けて排出される。
以上がプリンタ1の概要であり、以下、図2乃至図8を参照しながら紙案内下50について詳説する。ここで、図3乃至図5は紙案内下50及びその周辺の構成要素の外観斜視図であり、図6は紙案内下50をメインフレーム23に取り付けた状態を示す斜視図、図7はメインフレーム23及び支持フレーム27の斜視図、図8は搬送駆動ローラ30及び排出駆動ローラ41の回転軸40の軸端を示す斜視図、図9は検出レバー20及びその周辺の用紙搬送経路の側断面図である。
更に、図10(A)、(B)は軸受部58a、58b、58cと搬送駆動ローラ30との位置関係を示す模式図、図11は軸受部58a部分の正面図、図12は溝穴54、55の斜視図、図13は紙案内下50の平面図、図14はインク吸収材70の平面図である。
図3乃至図5に示すように、紙案内下50は樹脂材料によって一体成型されることで、搬送駆動ローラ30から下流側のプラテン56を主体として、主に搬送駆動ローラ30から上流側の後部案内部材57と、搬送駆動ローラ30を軸支する軸受部58a、58b、58cと、排出駆動ローラ41の回転軸40を軸支する軸受部59a、59b、59cと、回転検出手段を取り付ける回転検出手段取付部60と、用紙検出手段を取り付ける用紙検出手段取付部61と、を一体的に備えて構成されている。
この紙案内下50は、図6に示すようにメインフレーム23に取り付けられる。メインフレーム23は、図7に示すようにメインフレーム23から副走査方向に突出するように曲げ起こされる支持部23a、23b、23cによって支持されるとともに、メインフレーム23に取り付けられた支持フレーム27によっても支持される。支持部23a、23bと、支持フレーム27の一部分は紙案内下50の長手方向両端を支持し、そして支持部23cと支持フレーム27の一部分は、紙案内下50の長手方向中央付近を支持する。従ってこれにより、主走査方向に長い紙案内下50の撓み(変形)が防止され、PGが主走査方向に一定に維持されるようになっている。
以下、紙案内下50の各構成部位毎に詳述する。
プラテン56は、図2を参照しつつ説明したように記録ヘッド36と対向する位置に設けられてPGを規定するとともに用紙Pを下流側へ案内し、後部案内部材57は、給送装置2から給送される用紙Pを搬送駆動ローラ30へと案内する。
プラテン56において記録ヘッド36と対向する面には、副走査方向に延びる第1リブ51が搬送駆動ローラ30の下流側近傍に設けられ、そして第1リブ51の下流側には溝54を挟んで副走査方向に延びる第2リブ52が、更に第2リブ52の下流側には溝55を挟んで副走査方向に延びる第3リブ53が、それぞれ設けられている。第1リブ51、第2リブ52、第3リブ53はそれぞれ主走査方向に適宜の間隔を置いて複数設けられ、用紙Pを下方から支持してPGを規定する。尚、第2リブ52は記録ヘッド36におけるインク吐出ノズル(図示せず)の形成範囲内に位置し、第1リブ51及び第3リブ53は、インク吐出ノズルの形成範囲外に位置している。
第1リブ51と第2リブ52との間には上述したように主走査方向に延びる溝54が形成されており、第2リブ52と第3リブ53との間には同様に主走査方向に延びる溝55が形成されている。溝54と溝55は、それぞれ用紙Pの後端及び先端から外れた部分に吐出されるインク滴を打ち捨てる為のものであり、即ち用紙Pの先端が溝55の上部に到達した際に、当該用紙Pの先端及び当該先端から外れた部分にインク滴を吐出することによって、用紙P先端に縁無し記録が実行されるとともに、溝55に用紙P先端から外れたインク滴が打ち捨てられる。また、用紙Pの後端が溝54の上部に到達した際に、当該用紙Pの後端及び当該後端から外れた部分にインク滴を吐出することによって、用紙P後端に縁無し記録が実行されるとともに、溝54に用紙P後端から外れたインク滴が打ち捨てられる。
後部案内部材57は、図2にも示したように搬送駆動ローラ30の上流側近傍に位置し、用紙Pを搬送駆動ローラ30へと円滑に案内する為に表面に副走査方向に延びるリブを主走査方向に適宜の間隔で複数有している。
次に、図3乃至図5に示すように後部案内部材57とプラテン56との間に位置する搬送駆動ローラ30は、後部案内部材57、プラテン56とともに樹脂材料によって一体的に設けられる「搬送ローラ用軸受部」としての軸受部58a、58b、58c(以下適宜総称して「軸受部58」と言う)によって軸支される。またプラテン56の下流側に位置する排出駆動ローラ41の回転軸40は、後部案内部材57、プラテン56とともに樹脂材料によって一体的に設けられる「排出ローラ用軸受部」としての軸受部59a、59b、59c(以下適宜総称して「軸受部59」と言う)によって軸支される。
尚、図8に示すように、搬送駆動ローラ30と排出駆動ローラ41の回転軸40は、接地ばね28によってそれぞれ軸受部58a、59aに押圧される。つまり、接地ばね28は、搬送駆動ローラ30及び排出ローラ40を金属材料によって形成されたフレーム23aに電気的に接続することで、搬送駆動ローラ30及び排出ローラ40を接地させる為のものであるが、本実施形態においては同時に搬送駆動ローラ30と排出ローラ40を軸受部58a、59aに押圧させてがたつきを防止するように作用し、これによって部品コストの削減を図っている。
また、上記接地ばね28によって、紙案内下50がフレーム23に対して付勢されることとなるので、紙案内下50のフレーム23に対するガタつきを同時に防止することができる。
更に、図8において軸受部58a、59aには、リブ62が形成されている。図11は軸受部58aに形成されたリブ62を詳細に示すものであり、図示する様にリブ62は軸受部58aの外側に形成されており、軸受部58aがフレーム23の支持部23aに装着される際にある程度潰れることにより、軸受部58aの支持部23aに対するガタが解消される。これにより、紙案内下50を、フレーム23に対してより確実に固定することができる。
以上説明したように、プラテン56に、後部案内部材57、軸受部58、軸受部59の各構成要素を一体的に設けたことで、各構成要素を別個に形成した後にこれを組み立てる構成に比して、組立工数を低減できるとともに、各構成要素の製造ばらつき及び組み立て時の組立誤差等を極めて小さくすることが可能となる。その結果、より均質な用紙搬送経路を形成することができ、装置毎の個体差が低減して、記録品質のより一層の安定化を実現することができる。また、用紙搬送精度の低下を防止可能となり、縁無し印刷を実行する際に、用紙Pの端部から外れて打ち捨てられるインク量を極めて少なくすることが可能となる。つまり、画像データ破棄量の極めて少ない縁無し印刷を、適切に実行することが可能となる。
また、搬送駆動ローラ30を軸支する軸受部58が、搬送駆動ローラ30の両軸端位置(軸受部58a、58c)及び、両軸端位置の間の一箇所の位置(軸受部58b)に設けられているので、搬送駆動ローラ30は搬送従動ローラ31から押圧荷重を受けても撓み難く、搬送駆動ローラ30の変形を防止することができる。また、軸受部58はプラテン56と樹脂成形によって一体的に設けられているので、複数位置で搬送駆動ローラ30を軸支しても、軸受部の位置が正確に定まることから、搬送駆動ローラ30に負荷を与えることなく円滑に駆動することができる。
尚、排出駆動ローラ41の回転軸40も同様に、両軸端位置(軸受部59a、59c)及び、その間の一箇所の位置(軸受部59b)で軸支されるので、上述した搬送駆動ローラ30の場合と同様な作用効果を得ることができる。また仮に、排出駆動ローラ41の回転軸40と軸受部59a〜59cとの間にガタ(クリアランス)が生じていても、排出駆動ローラ41の回転軸40は複数箇所において軸支されるので、回転軸40に対して軸受部59a〜59cが互い違いに配置されることでガタつきを解消することができる。
ところで、図10(B)に示す様に搬送駆動ローラ30の両軸端位置の間で当該搬送駆動ローラ30を軸支する軸受部58cから、一方側の軸端を軸支する軸受部58aまでの領域が、搬送駆動ローラ30に圧接して従動回転する搬送従動ローラ31によって押圧力(符号Fで示す)が加えられる領域であるので、この領域において搬送駆動ローラ30には撓みが生じる。一方、軸受部58cから、他方側の軸端を軸支する軸受部58bまでの領域は、搬送従動ローラ31によって押圧力が加えられない領域であるので、この領域においては搬送駆動ローラ30の回転軸には撓みが生じない。
ここで、押圧力Fが加わっていない図10(A)の状態において、搬送駆動ローラ30と、軸受部58との間に、符号dで示すクリアランス(ガタ)が存在するとする。このクリアランスが図10(A)に示す状態のまま存在していると、搬送駆動ローラ30は図10の上下方向に移動するので、用紙Pの搬送精度が低下する虞がある。しかし、図10(B)に示す様に、搬送駆動ローラ30は、2つの軸受部(軸受部58c、58a)の間で押圧されることによって当該2つの軸受部内で押圧方向(図10の下方向)に寄せられ、そして残る他の軸受部(軸受部58b)においては、搬送駆動ローラ30の撓みに伴って前記押圧方向とは反対の方向(図10の上方向)に寄せられる。
従ってこれにより、搬送駆動ローラ30と軸受部58との間にガタ(クリアランス)が生じていても、複数の軸受部において搬送駆動ローラ30は互い違いの側に寄せられることとなり、これによって全体的にガタつきを解消することができ、用紙搬送精度の低下を防止することができる。
次に、図4に示すように搬送駆動ローラ30の一方側の軸端には、円盤状スケール37が取り付けられている。円盤状スケール37は、回転検出センサ29とともに搬送駆動ローラ30の回転を検出する回転検出手段を構成する。より詳しくは、円盤状スケール37の外周には透光部(図示せず)と遮光部(図示せず)とが円周方向に沿って交互に一定ピッチで配置されていて、当該外周部が、回転検出センサ29に入り込むように設けられる。
一方、回転検出センサ29は、当該円盤状スケール37の外周部に対して発光する発光部(図示せず)および前記透光部を通過した光を受光する受光部(図示せず)とを備えていて、円盤状スケール37の回転に従って、回転検出センサ29が前記透光部を通過する光によって形成される立ち上がり信号と立ち下がり信号とをプリンタ1の制御部(図示せず)に出力する。これにより、プリンタ1は、回転検出手段からの出力信号を受信することによって、搬送駆動ローラ30の回転量、回転速度、回転方向を検出し、目的とする用紙Pの送り制御を実行する。
ここで、回転検出センサ29を取り付ける回転検出手段取付部60は、プラテン56及び後部案内部材57とともに樹脂成形によって一体的に設けられている。一方、搬送駆動ローラ30を軸支する軸受部58も上述の通りプラテン56及び後部案内部材57とともに樹脂成形によって一体的に設けられているので、これにより、搬送駆動ローラ30即ち円盤状スケール37と回転検出センサ29との位置関係にばらつきが生じ難く、搬送駆動ローラ30の回転量即ち用紙Pの搬送量を検出する検出精度に個体差が生じ難い。また、用紙Pの搬送精度の低下をより一層防止できる。
次に、図5及び図9に示すように、紙案内下50(後部案内部材57)の上流側端部には、用紙検出手段取付部(以下「取付部」と略称する)61が、プラテン56及び後部案内部材57とともに樹脂成形によって一体的に設けられている。検出レバー20は、取付部61に、揺動軸20aを介して用紙搬送経路を側視して揺動可能となる様に取り付けられている。検出レバー20は、紙案内上24と後部案内部材57とで形成される用紙搬送経路に、その先端20bが下側(後部案内部材57の側)から上側(紙案内上24の側)に突出する様に、且つ、コイルばね22によって先端20bが用紙搬送経路を常に遮るように(後部案内部材57から上方に突出するように)設けられている。
また、検出レバー20とともに用紙検出手段を構成する揺動検出センサ38も、取付部61に取り付けられている。そして用紙Pが通過する際には、用紙P先端が検出レバー20を押し退けることによって、検出レバー20が揺動し、当該検出レバー20の揺動を揺動検出センサ38が検出することで用紙P先端が通過したことが検出される。また、用紙P後端が通過する際には、用紙P後端から先端20bが外れることによって検出レバー20が再び揺動し、この揺動を揺動検出センサ38が再び検出することで、用紙P後端が通過したことが検出される。
ここで、検出レバー20と揺動検出センサ38とが、共に取付部61に取り付けられていることから、両者を別々の構成要素に取り付ける場合に比して両者の位置関係が正確に定まり、精度良く用紙Pの通過を検出することができる。また、上述の通り取付部61が、プラテン56及び後部案内部材57とともに一体的に設けられていることから、用紙搬送経路に対する検出レバー20の取付位置が正確に定まり、用紙Pの通過を正確に検出できるので、縁無し印刷をより一層適切に実行することができる。
続いて、プラテン56において記録ヘッド36と対向する位置に設けられた溝54、55の内部構造について説明する。図12及び図13において溝54、55の底部には、当該溝54、55に打ち捨てられたインクをプラテン56の下部へ排出する為の穴部64が多数形成されている。この穴部64は、溝54、55の底部が格子枠状に形成されたことによって平面視において方形となる様に多数画設されており、これにより、穴部64が多数形成され、穴部64の開口面積が全体的に大きくなっている。また同時に、穴部64の隅部が多数形成されることとなり、毛細管現象によるインクの排出性能がより高められる。従ってこれにより、溝54、55に打ち捨てられたインクをより確実にプラテン56の下部に排出することが可能となっている。
次に、溝54、55の内側側壁には、図12に示すように多数の窪み63が形成されている。一方、溝54、55に配設されるインク吸収材70には、図14に示す様に溝54、55に配設された際に溝54、55の内側側壁と対向する面に突出部71が複数、インク吸収材70の外周及び内周に形成されている。従ってインク吸収材70を溝54、55に配設する際には、突出部71を窪み63に嵌め込むようにして行う。従ってこれにより、インク吸収材70が、より確実に溝54、55の内部に保持されることとなり、インク吸収材70の記録ヘッド36側への浮き上がりが確実に防止されるので、インク吸収材70の浮き上がりによって用紙Pの裏面を汚損したり、用紙Pと記録ヘッド36とのギャップが変化して記録品質を低下させる等の不具合を防止することが可能となる。
本発明に係るプリンタの装置本体の外観斜視図。 本発明に係るプリンタの側断面図。 紙案内下及びその周辺の構成要素の外観斜視図。 紙案内下及びその周辺の構成要素の外観斜視図。 紙案内下及びその周辺の構成要素の外観斜視図。 紙案内下をメインフレームに取り付けた状態を示す斜視図。 メインフレーム及び支持フレームの斜視図。 搬送駆動ローラ及び排出ローラの回転軸の軸端を示す斜視図。 検出レバー及びその周辺の用紙搬送経路の側断面図。 軸受部と搬送駆動ローラとの位置関係を示す模式図。 軸受部の正面図。 溝穴の斜視図。 紙案内下の平面図。 インク吸収材の平面図。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ、2 給送装置、3 記録手段、4 被記録媒体搬送手段、5 被記録媒体排出手段、10 摩擦部材、11 ホッパ、12 給送ローラ、13 リタードローラ、13a 回転軸、14 紙戻しレバー、15 ペーパーサポート、16 補助サポート部材、17 可動エッジガイド、19 固定エッジガイド、20 検出レバー、21 センサ、22 コイルばね、23 メインフレーム、24 紙案内上、25 コイルばね、26 ガイドローラ、27 支持フレーム、28 接地ばね、29 回転検出センサ、30 搬送駆動ローラ、31 搬送従動ローラ、33 キャリッジ、34 キャリッジガイド軸、35 インクカートリッジ、36 記録ヘッド、37 円盤スケール、38 揺動検出センサ、40 (排出ローラの)回転軸、41 排出駆動ローラ、42
排出従動ローラ、43 補助ローラ、45 排紙フレームAssy、50 紙案内下、51 第1リブ、52 第2リブ、53 第3リブ、54、55 溝、56 プラテン、57 後部案内部材、58a、58b、58c 軸受部、59a、59b、59c 軸受部、60 回転検出手段取付部、61 用紙検出手段取付部、62 リブ、63 窪み、64 穴部、70 インク吸収材、71 突出部、P 記録用紙

Claims (10)

  1. 被記録媒体に記録を行う記録ヘッドと対向して設けられ、被記録媒体を支持することにより被記録媒体と前記記録ヘッドとのギャップを規定するプラテンであって、
    前記記録ヘッドと前記プラテンとが対向する領域に被記録媒体を搬送する搬送ローラの回転軸を軸支する搬送ローラ用軸受部と、
    前記記録ヘッドによって記録の行われた被記録媒体を排出する排出ローラの回転軸を軸支する排出ローラ用軸受部と、
    前記搬送ローラの上流側から給送される被記録媒体を前記搬送ローラへ案内する後部案内部材と、を一体的に備えて構成されている、
    ことを特徴とするプラテン。
  2. 請求項1において、前記搬送ローラの上流側において被記録媒体の通過を検出する被記録媒体検出手段を取り付ける為の被記録媒体検出手段取付部を一体的に備えて構成されている、
    ことを特徴とするプラテン。
  3. 請求項1または2において、前記搬送ローラの回転を検出する回転検出手段を取り付ける為の回転検出手段取付部を一体的に備えて構成されている、
    ことを特徴とするプラテン。
  4. 請求項1から3のいずれか1項において、前記搬送ローラ用軸受部が、前記搬送ローラの回転軸を、当該回転軸の両軸端位置及び当該両軸端位置の間の少なくとも一箇所の位置で軸支するよう構成されている、
    ことを特徴とするプラテン。
  5. 請求項1から4のいずれか1項において、前記排出ローラ用軸受部が、前記排出ローラの回転軸を、当該回転軸の両軸端位置及び当該両軸端位置の間の少なくとも一箇所で軸支するよう構成されている、
    ことを特徴とするプラテン。
  6. 請求項1から5のいずれか1項において、前記記録ヘッドと対向する位置に凹部を有し、
    前記凹部の底部が格子枠状に形成されたことにより、前記凹部に打ち捨てられたインクを前記プラテンの下部へ排出する為の穴部が画設されている、
    ことを特徴とするプラテン。
  7. 請求項1から5のいずれか1項において、前記記録ヘッドと対向する位置に、インクを吸収するインク吸収材が配設される凹部が形成され、
    前記インク吸収材において前記凹部の内側側壁と対向する面には、前記内側側壁に向けて突出する突出部が形成されており、
    当該凹部の内側側壁には、前記突出部が嵌り込む窪みが形成されている、
    ことを特徴とするプラテン。
  8. 被記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドと対向して設けられ、被記録媒体を支持することにより被記録媒体と前記記録ヘッドとのギャップを規定する請求項1から7のいずれか1項に記載の前記プラテンと、を備えたことを特徴とする記録装置。
  9. 被記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドと対向して設けられ、被記録媒体を支持することにより被記録媒体と前記記録ヘッドとのギャップを規定する請求項4に記載の前記プラテンと、を備え、
    前記搬送ローラの回転軸の両軸端位置の間で前記回転軸を軸支する軸受部から、前記回転軸の一方側の軸端を軸支する軸受部までの領域が、前記搬送ローラに圧接して従動回転する従動ローラによって押圧力が加えられる領域であり、
    前記回転軸の両軸端位置の間で前記回転軸を軸支する軸受部から、前記回転軸の他方側の軸端を軸支する軸受部までの領域が、前記従動ローラによって押圧力が加えられない領域である、
    ことを特徴とする記録装置。
  10. 被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射ヘッドと、
    前記液体噴射ヘッドと対向して設けられ、被噴射媒体を支持することにより被噴射媒体と前記液体噴射ヘッドとのギャップを規定するプラテンと、を備えた液体噴射装置であって、
    前記プラテンが、前記液体噴射ヘッドと前記プラテンとが対向する領域に被噴射媒体を搬送する搬送ローラの回転軸を軸支する搬送ローラ用軸受部と、
    前記液体噴射ヘッドによって液体噴射の行われた被噴射媒体を排出する排出ローラの回転軸を軸支する排出ローラ用軸受部と、
    前記搬送ローラの上流側から給送される被噴射媒体を前記搬送ローラへ案内する後部案内部材と、を一体的に備えて構成されている、
    ことを特徴とする液体噴射装置。
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