JP2010130955A - 真空パック園芸用粒状土およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】園芸に使用される粒状土を運搬する際、粒状土の粒の形状を保持することで保水、排水、通気性の機能低下を防ぐとともに、収納や保管の効率性を高めることができる包装園芸用粒状土およびその製造方法を提供する。
【解決手段】不通気性の袋体10内に、園芸用の粒状土2が真空包装されている。粒状土2の粒径が不均一であってもよい。また、粒状土2が有機物質と混合されて真空包装され、好ましくは箱型矩形状に形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、園芸に使用される粒状土を運搬する際、粒状土の形状を保持することができるとともに、収納や保管の効率性を高めることができる真空パック園芸用粒状土およびその製造方法に関する。
鉢植えの観葉植物や盆栽を育成する際、一般に園芸用の粒状土が使用される。その粒状土の代表的なものとして赤玉土や鹿沼土等がある。これらの粒状土は植物を育成する際の土環境に必要な保水、排水、通気性を有しているため、鉢植えや盆栽などに最も一般的に使われている。また、粒状土は、小粒、中粒、大粒と大別され、それぞれ塩化ビニル袋内に収容して販売されている。
このような園芸用土に関連する従来技術として、例えば、特許文献1では「粉」分等の付加価値の少ない鹿沼土や赤玉土から、付加価値の高い規定サイズの硬質鹿沼土や赤玉土を製造する方法が報告されている。
上掲特許文献1の硬質鹿沼土や赤玉土を製造する方法は、粒径が「細」または「粉」の鹿沼土、或いは硬さが「通常」または「軟質」の鹿沼土を原料とし、これにバインダーと必要に応じて水を添加して混練・造粒した後、この混練・造粒物を乾燥させ、この乾燥物を破砕及び/又は篩い分けることにより、硬質鹿沼土や赤玉土製品を製造するものである。
特開2004−229621号公報
しかしながら、一般的に市販されている赤玉土や鹿沼土、また上掲特許文献1により製造された硬質鹿沼土や赤玉土は、販売時に樹脂製袋内に収容されているため、運搬時や取り扱いの際、袋内で粒同士が擦れ合ったり衝突したりして粒径が変化してしまい、土環境に必要な保水、排水、通気性の機能が低下してしまうという問題があった。
そこで本発明の目的は、上記の課題を解決するために、園芸に使用される粒状土を運搬する際、粒状土の粒形状を保持することで保水、排水、通気性の機能低下を防ぐとともに、収納や保管の効率性を高めることができる包装園芸用粒状土およびその製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の包装園芸用粒状土は、不通気性の袋体内に、園芸用の粒状土が真空包装されていることを特徴とする真空パック園芸用粒状土である。
本発明の真空パック園芸用粒状土においては、前記粒状土の粒径が不均一であるものを好適に使用することができる。また、前記粒状土は、有機物質と混合されて真空包装されていてもよい。さらに、真空パック園芸用粒状土が箱型矩形状に形成されていることが好ましい。
また、本発明の真空パック園芸用粒状土の製造方法は、不通気性の袋体内に園芸用の粒状土を充填し、次いで真空パック包装機により前記袋体内を減圧した後、該袋体の開口部を気密に密封することにより前記粒状土の粒子同士を保持固定することを特徴とするものである。
本発明の真空パック園芸用粒状土の製造方法においては、前記袋体の周囲に配置した押圧材により該袋体を押圧しながら減圧することにより袋体形状を箱型矩形状にすることが好ましい。
本発明の真空パック園芸用粒状土およびその製造方法によれば、粒状土を運搬する際、袋体内で粒状土の粒同士が衝突したり擦れ合ったりすることがなく、粒状土の粒の形状を保持することができるので、園芸用粒状土としての機能性低下を防ぐことができる。
また、袋体内の粒状土の粒径が不均一であっても、運搬中に粒の片寄りが発生することがない。
さらに粒状土を真空パックすることで、全体形状を縮小させることができ、運搬時や収納の際の利便性が向上する。
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の真空パック園芸用粒状土の全体斜視図であり、図2乃至図4は真空パック園芸用粒状土の断面図である。
図1に示す真空パック園芸用粒状土1は、不通気性の袋体10内に、粒状土2が真空包装されている。
図示する真空パック園芸用粒状土1は、従来の袋詰め園芸用粒状土に比べ全体的にやや硬い略箱型矩形状に形成されている。また、真空パック園芸用粒状土1の表面は、真空パックすることにより収容された粒状土2の形状が浮き出る状態で凹凸状を呈する。
不通気性の袋体10を形成するシートは、真空包装用として一般的に使用されるフィルムシートを使用することができ、フィルムの素材は特に限定されないが、防湿性、防水性、熱接着性、耐熱性、耐破断性を有する素材が好ましい。フィルムシートの好適例としては、アルミ箔と、塩化ビニル、ナイロン、ポリエステルなどの合成樹脂基材とをラミネートしたラミネートシートを挙げることができる。
不通気性の袋体10内に収容される粒状土2としては、植物を育成する際の土環境に必要な保水、排水、通気性を有する赤玉土や鹿沼土を好適に挙げることができる。かかる粒状土2は、植物の種類や大きさにより、観葉植物や盆栽の鉢内に適宜量収容される。
また、粒状土2は、図3に示すように、粒径の異なる大径粒状土3の粒と小径粒状土4の粒とを混合したものでもよい。例えば、大径粒状土3の粒としては約5〜10mm、小径粒状土4の粒としては約1〜4mm程度の粒状土を好適に使用することができる。このように袋体10内に粒径の異なる粒状土同士を収納することで、植物の種類に応じた水はけや水もち等の微妙な調整が可能になる。
また、本発明の他の好適例として、図4に示すように、不通気性の袋体10内に、粒状土2と有機物質5とを混合して真空包装してもよい。有機物質5としては、植物の生育によい腐葉土や堆肥などを使用することが好ましい。粒状土2と有機物質5を混合することで、植物の種類に応じた養分の配合が可能になるとともに、粒状土2の形状保持も実現することができる。
また、真空パック園芸用粒状土1は、図示するように、箱型矩形状に形成することが望ましい。かかる形状に形成することで、複数の縦積みや水平方向の配列が容易になり、トラック荷台への積込みや倉庫保管の際のスペースを有効利用することができる。なお、真空パック園芸用粒状土1の形状は、袋体10内の粒状土2同士が密着された状態に保持固定されるものであれば、箱型矩形状に限定されるものではなく、ピラミッドや多角状、また球状や円筒状でもよい。
次に、本発明の真空パック園芸用粒状土の製造方法を説明する。
先ず、不通気性の袋体10の開口部11から粒状土2を充填し、既知の真空パック包装機のノズル(図示せず)を開口部11内に挿入し、袋体10内の空気を減圧する。この際、袋体10の周囲に配置した押圧材により袋体10を押圧しながら減圧することにより袋体10の形状を箱型矩形状にすることが好ましい。袋体10内を減圧した後は、開口部11を熱溶着して気密に密封する。
粒状土2を収容させた袋体10を真空状態で、かつ全体を矩形状に縮小することで、従来の袋詰め園芸用粒状土に比べ全体的にやや硬い略箱型矩形状に形成され、かつ表面は、収容された粒状土2の粒が浮き出る状態となる。これにより、袋体10内の粒状土2の粒子同士が密着された状態に保持固定され、袋体10を運搬する際、袋体10内で粒状土2の粒同士が衝突したり擦れ合ったりすることがなく、粒状土2の粒形状を保持して機能性品質の低下を防ぐことができる。
本発明の真空パック園芸用粒状土の全体斜視図である。 前記真空パック園芸用粒状土の断面図である。 粒径の異なる粒状土を収容させた状態の断面図である。 粒状土と有機物質を収容させた状態の断面図である。
符号の説明
1 真空パック園芸用粒状土
2 粒状土
3 大径粒状土
4 小径粒状土
5 有機物質
10 袋体
11 開口部

Claims (6)

  1. 不通気性の袋体内に、園芸用の粒状土が真空包装されていることを特徴とする真空パック園芸用粒状土。
  2. 前記粒状土の粒径が不均一である請求項1記載の真空パック園芸用粒状土。
  3. 前記粒状土が有機物質と混合されて真空包装されている請求項1または2記載の真空パック園芸用粒状土。
  4. 箱型矩形状に形成されている請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の真空パック園芸用粒状土。
  5. 不通気性の袋体内に園芸用の粒状土を充填し、次いで真空パック包装機により前記袋体内を減圧した後、該袋体の開口部を気密に密封することにより前記粒状土の粒子同士を保持固定することを特徴とする真空パック園芸用粒状土の製造方法。
  6. 前記袋体の周囲に配置した押圧材により該袋体を押圧しながら減圧することにより袋体形状を箱型矩形状にする請求項5記載の製造方法。
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