JPH048227A - 植物栽培用培地、及びこの培地による植物の育成方法 - Google Patents

植物栽培用培地、及びこの培地による植物の育成方法

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JPH048227A
JPH048227A JP2110263A JP11026390A JPH048227A JP H048227 A JPH048227 A JP H048227A JP 2110263 A JP2110263 A JP 2110263A JP 11026390 A JP11026390 A JP 11026390A JP H048227 A JPH048227 A JP H048227A
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JP
Japan
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culture medium
medium
water
molded
plants
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Pending
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JP2110263A
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English (en)
Inventor
Yukio Sasaki
幸男 佐々木
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Nippon Beet Sugar Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Nippon Beet Sugar Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は一般家庭で簡単に野菜などを育成栽培できる
成型培地と、これを使用する野菜などの育成方法に関す
るものである。
(従来の技術) ピートモス、ロックウール等を利用する育苗用培地は通
常、土壌の割合がほとんどで、副次的にこれらの素材を
5〜10重量%土壌の物理性を改良する目的で混合され
、育苗箱等に充填して水稲等の移植用に用いる苗の育苗
に利用されている。これらは移植用の苗を効率よく大量
に得るため深さ3〜5cmの手箱とした育苗箱にこれら
の培地を充填して適切な温度条件、散水Q等育苗管理を
行っているもので、この管理が適切でないと所9Jの移
植用+’+’iを得ることはできない。
方、一般家庭などでの野菜類の栽培は庭等の一画を利用
して通常の圃場方式と同様の栽培で行なわれているが、
近時、ベランダ等を利用しての促成栽培が行なわれるよ
うになってきている。この場合は素焼鉢あるいは合成樹
脂製プランタ−などを用い、この中に培地として普通の
土壌あるいは栽培用に調整された人工床上を充填して目
的の種子を播種した後、温度や散水等の必要な管理を行
なうことで栽培植物を得ることができる。
(発明が解決しようとする問題点) 従来の素焼鉢、合成樹脂製プランタ−を使用しこれに土
壌等の培地を充填して使用する場合、通常の培地では粉
体であるため散らばって使用場所を汚すのみならず、±
JJ自体が重量物であるので栽培準備に際しての運搬等
の作業面に不便を生ずる。また、通常鉢やプランタ−は
」血が開放した状態であるため、大気中に蒸散する水分
が多く、毎日の潅水が必要等適切な潅水管理を行なわな
いと目的とする植物を育成して得ることができない。
一方、輸送面での容積縮小と粉体の散逸防止を目的とし
て圧縮成型したピートモス単独の培地もあるが、ピート
モス自体の吸湿性が大きいため保管中の吸湿により成型
が崩れたり、また、栽培上では給水後の培地水分が不均
一となって目的とする植物を得るには至らず、利用期間
が短い育苗用に限定して使用されているに過ぎない。
(問題を解決するための手段) この発明者は一般家庭で野菜などの栽培を行なう場合、
その栽培準備が簡単でかつ持ち運びに労力を要しない栽
培に適した育成方式について種々研究を重ねた結果、ピ
ートモスにバーミキュライト、パーライト等の如き鉱物
質などを所定の割合で混合し、栽培に必要な大きさに圧
縮成型すると共にこれを真空包装して吸湿を防止した状
態とし使用時には所定量の給水を行うことで解決できた
ものである。第1表はピートモスの保水性、通気性、軽
量性を生かした調整培地の至適根圏環境条件について検
討した結果である。ピートモスはこれを単体圧縮成型し
て使用しても植物の必要とする気相、液相、固相の割合
が適切とならず生育は不良となる。この為、通常はピー
トモスにパーライト等の鉱物質を混合し調整培地として
使用する。しかしこの調整培地についても前記三相の割
合分布の状態により植物の生育に差を生じ著しい場合は
殆んど生育しない。この試験に使用した調整培地の組成
はピートモス42重量%、バーミキュライト42重量%
、炭酸カルシウム15重量%。
肥料1重量%で、供した作物は小松菜(品種 おそめ)
である。
第1表 三相分布 固相液相気相 (%)  (1)  (%) 203f)50 211」目 葉数乾物重 (枚)(81本) 4.5 2.2 5.4 4.2 5.6 4.8 4.8 4.0 4.7 2.5 5.3 4.1 5.7 5.0 5.3 4.2 4.8 3.8 6.3 4.8 5.2 4.4 4.5 2.4 4.6 3.7 4.5 2.4 4.2 2.1 第1表に示すように同相、液相及び気相の割合は30 
: 40 : 30を中心として20〜40:30〜5
025〜35において良好な生育を示すものである。
一方、圧縮成型培地の場合はピートモス自体が吸水性の
強いことより、保管中の吸湿で成型時の数倍にも膨張す
ることがあり適171Jな三相の分布割合とならず栽培
使用に際しては給水により過剰水分状態での栽培となる
ことが多い。この為保管中の吸水膨張のない、また使用
に際しての給水により適切な三相割合分布を呈するピー
トモス混合調整培地の圧縮成型培地について更に実験を
重ねた結果、ピートモス混合llW培地は含水率を所定
含水率以下として圧縮成型した後、これを真空、包装す
ると保管中の成型培地の膨張は全く起こらないことを見
出した。
次に、ピートモス混合調整培地の含水率を神々変えて圧
縮成型し、これを真空包装した場合の成型培地の膨張試
験結果を第2表に示す。
第2表 培地含水率 真空包装後の成型培地膨張率(z)(重量
%)1時間後3時間後6時間後24時間浚注)1.供試
調整培地の組成(重量%)l:′″−)fス 42%、
 F−ミ4ニラ(ト 42%、炭酸カルシウム15χ、
 肥料11 2、圧縮成型方法 上記の含水率に調整した培地をミキサーで混合後、縦8
c11、横22ai、深さ61の鉄製枠に充填し、油圧
式プレスで圧力200 kg/dにて圧縮成型した。
3、真空包装方法 相木式真空包装機(型式に一202型)を使用した。
第2表に示す通り調整培地含水率が16%までであれば
これを真空包装して保管すると全く膨張しないので成型
時の堅さをそのまま保持することができる。18%以上
の含水率のものは時間の紅過と共に膨張し、当初の堅さ
がなくなり軟化して崩れ易くなっている。次いで第2表
の含水率16%にて圧縮成型して真空包装した成型培地
を包装を取り除いた後ビニール袋に入れ種々給水量を変
え膨張量と膨張後の三相割合についての試験を行った。
その結果を第3表に示す。
第3表 給水量(重量比) 給水後培地の膨張比(容積比)(培
地型too)  o分後 5分後 300分後60分俊
第3表に示す様に吸湿膨張のない成型培地は給水量には
関係なく殆どが3倍前後に膨張し、60分以降はその容
積で安定する。そして安定した債の三相割合は給水量が
培地重量比で150〜250の範囲におで同相・液相 
気相の割合が20〜40:30〜50・25〜35に収
まり植物の育成に適切なものとなっている。勿論この給
水mは培地中の素材の混合量により変るが、ピートモス
岳があまり多いと液相を50%以上とすることが難しく
、また、ピートモスをあまり少くすると液相を30%以
上とすることができなくなるので、この発明ではピート
モスの混合割合は重量比で40〜50%を常用するもの
である。
この様に圧縮成型して真空包装した成型培地はこれを使
用する場合、蓋付とした育苗容器で使用すると植物育成
時、培地上面からの培地中の水分蒸散がないので当初の
給水だけで長期間の育成を可能とする。このため合成樹
脂などで作られた所定大きさとした手箱内に培地台を設
けて、この上にこの発明の培地を載置して培地重量に対
し150〜250%の給水を行い、培地大きさに見合っ
た数の種子を播いて手箱上面を発芽位置に対応して穴を
あけた蓋で覆いベランダ等に置けば、初めに給水した水
分のみで長期間にわたり植物の育成ができるものである
本発明による培地ではあらゆる作物が育成可能であり、
また培地の大きさは育成する作物に合わせて成型すれば
よく、一般家庭で使用する場合は通常、成型後の形状で
縦60〜90cm、横30〜50cm、厚さ10cm位
程度から小さいものは縦10cm、横4〜6 cm、厚
さ1cm位程度とし、これらをプランタ−等の栽培容器
に並列して使用するのが好適である。
(作用) ピートモスを混合した調整培地を圧縮成型して保管中膨
張のない成型培地としたので、使用時まで成型時の堅さ
、形状を保持するので取扱いが容易となる。また、使用
に際して所定量の給水により均等な吸水となり、含水分
布も均質化され植物育成に遺した液相を呈し、気相、固
相の構成分布を適切にしている。
実施例1 ピートモス42kg、バーミキュライト42kg、炭酸
カルシウム15kg、有機質肥料(尿素苦土有機入高度
複合化成肥料 5号)1kgをよく混合して含水率16
%に調整、これを油圧式圧縮成型機にて縦7cmX横2
5cmx厚6cmに成型した1ケの重量は1050gで
あった。これを積木式真空包装機にてポリエチレンフイ
ムにより真空包装した。これを60日間室温で保管した
が膨張したものは全くなかった。ついでこれを包装のフ
ィルムを取り除いた後、合成樹脂製の内径IJ 16 
cmX長さ56 am X高さ15asの家庭用プラン
タ−に3個収納し、培地重量に対して200%に相当の
2100mAの潅水を行ったところ30分後に培地は潅
水前の約3倍に膨張した。この時の固相、液相、気相の
割合は30:40:30と理想的に保持されていた。こ
の培地にチンゲン菜(品種前帯)を播種して45日間栽
培した結果、均質で良質な生産物が得られた。
実施例2 ピートモス40−、パーライト30kg、パーク堆肥1
5kg、有機質肥料として尿素苫土有機人高度複合化成
肥料 5号を1kg混合して含水率12%に調整した培
地を、圧縮成型機により縦6cm×横22cmx厚さ1
cmに成型した。この時の圧力は200 kg/dとし
た。この圧縮成型培地1個の重量は130gで、これを
真空包装機にてポリエチレンフィルムにより真空包装し
90日間室温で保管後、縦25cmx横36cmX深さ
4cmの合成!III!IiI製育苗箱に、培地台とし
て前記成型培地を5cm間隔で3本保持できる様、切込
部を設けた仕切片を多数並列立設せしめである合成樹脂
製板体を収納して後、成型培地を切込部に@2し培地重
量に対し200重量%の給水を行った。
給水30分後に、培地上にホウレンソウ種子(品種 ノ
ーベル)を培地1本当り所定間隔に10粒播種し栽培箱
上面には播種位置に対応して径2cmの穴を設けた蓋を
して50日間栽培した。栽培期間中の前半20日間は特
に水の補給は行なわなかったが、蓋が培地からの水分蒸
散を抑制したため乾燥が少なく、栽培は容易にかつ順調
に推移し均質な生産物が得られた。
(効果) 本発明はビートモを含んだ調整培地をIn縮成型するに
際し、予しめ含水率を16%以下に調整する共に成型後
すこ真空包装したことにより、保管中は吸湿性の強いピ
ートモスが全く吸湿せずその膨張作用を完全に起さない
ので成型時の堅さと形杖を保管中維持することが出来、
一般家庭での野菜栽培準備作業を極めて簡単容易とする
ばかりか、所定給水により植物栽培に最適な固相、液相
、気相の分布割合構成とするので、誰でも簡単に植物の
栽培が行なえてかつ優良な収穫物を得ることができるも
のである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ピートモスを主原料とした混合培地の含水率を1
    6重量%以下に調整して圧縮成型した後、真空包装して
    あることを特徴とする植物栽培用培地
  2. (2)ピートモスを主原料とする混合培地の含水率を1
    6重量%以下に調整し圧縮成型後、真空包装してある成
    型培地を培地重量の150〜250重量%の給水を行つ
    て栽培状態とすることを特徴とする成型培地による植物
    の育成方法
JP2110263A 1990-04-27 1990-04-27 植物栽培用培地、及びこの培地による植物の育成方法 Pending JPH048227A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6267997B1 (en) 1995-11-01 2001-07-31 Wm. Wrigley Jr. Company Method for producing printed confectionery products
JP2010130955A (ja) * 2008-12-04 2010-06-17 Tact:Kk 真空パック園芸用粒状土およびその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6352821A (ja) * 1986-08-22 1988-03-07 雪印種苗株式会社 ピ−ト育苗板の製法
JPH01157315A (ja) * 1987-12-11 1989-06-20 Yukijirushi Shiyubiyou Kk 植物栽培基材

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