JP2004016157A - 植生マットを用いた緑化方法、及び、植生マット、並びに、植生マット内挿緑化用器材 - Google Patents

植生マットを用いた緑化方法、及び、植生マット、並びに、植生マット内挿緑化用器材 Download PDF

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Abstract

【課題】植物を育成させる養分を充分に補給し、通気性をよくすると共に、根腐れを防止し、植物及び培土を容易に植え替えられるようにする。
【解決手段】固形肥料3,…が混入された保水パット2と、炭材及びコケ類が混合された植生基材5と、間伐材の樹皮が粉砕されて形成された繊維質培土6とを順次積層し、植生基材5及び繊維質培土6が型崩れしないように、種子・胞子付きネット7によって包み込み、外部から内部に空気を導入するための空気供給管10を設けた状態で、真空パックして植生マット1を形成し、この植生マット1を、箱体15の底面開口部16、又は、緑化用ブロック30,…の挿入穴31,…に内挿する。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、屋上や庭園などに敷設して花や野菜を育成する植生マットを用いた緑化方法、及び、植生マット、並びに、置物や擁壁として用いられる植生マット内挿緑化用器材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の植生マットは、例えば、特許第2987487号に示すように、保持枠内に、通気性及び防水性を有する防根用シートを敷き込み、防根用シートの上に非土壌の繊維質培土を敷設し、この繊維質培土に植物が栽培される。繊維質培土は、杉や檜の樹皮を長さ5cm〜15cm程度に切り裂き加工したもの、又は、椰子繊維を裁断加工したものが積層されて形成されている。
【0003】
そして、温室や小トンネルハウスにおいて、予め植物を育成した後、緑化施工する場所に出荷するようになっている。さらに、植物の育成期間中、防根用シートによって保水されるため、水やりの回数が減ると共に、保持枠及び防根用シートの通気性によって根腐れを防止できるようになっている。加えて、この植生マットは、非土壌の繊維質培土を設けることで、植生マットの軽量化を図り、運搬や取り扱いにおける労力を軽減できるようになっている。
【0004】
また、従来の植生ブロックは、例えば、特許第3189046号に示すように、略直方体形状のコンクリートブロックの前部の両側に挿入穴が形成され、該コンクリートブロックの両挿入穴に、花木を植えて緑化を図ろうとしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の植生マットの場合、繊維質培土の層が一つであるため、植物を長期間にわたって育成させるには養分補給が不充分であるという問題がある。
【0006】
さらに、植物を長期間にわたって育成させる場合、繊維質培土だけの通気性では、繊維質培土の温度上昇及び植物根の酸素不足による根腐れが生じやすくなることも考えられる。
【0007】
また、前記従来の植生ブロックの場合、植生した花木を、別の種類の花木に植え替える際、植え替える花木に適した培土に入れ替えることになるが、植生ブロックの挿入穴から培土を取り出すのが困難であるという問題がある。
【0008】
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、植物を育成させる養分を充分に補給し、通気性をよくすると共に、温度上昇を抑制して根腐れを防止し、且つ、植え替え作業が簡単に行える植生マットの緑化方法、及び、植生マット、並びに、植生マット内挿緑化用器材を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の植生マットは、請求項1に示す如く、固形肥料が混入された保水パットと、炭材及びコケ類が混合された植生基材と、間伐材の樹皮が粉砕されて形成された非土壌の繊維質培土とが順次積層され、しかも、植生基材及び繊維質培土が型崩れしないように、種子・胞子付きネットによって包み込まれてなるものである。
【0010】
したがって、固形肥料が混入された保水パットによって、固形肥料の養分が保水パット内部に浸透し、植物根に養分が吸収されやすくなる。また、炭材及びコケ類が混合された植生基材においては、炭材の浄化作用によって、菌の発生が抑制される。コケ類としては、例えば、水蘚が適している。この水蘚は、腐りにくく、吸水及び保水の能力がよく、温度上昇を抑制して根腐れも抑制できると共に、給水の回数を大幅に低減できる。これら炭材やコケ類は、肥料にもなり得る。さらに、間伐材の樹皮が粉砕されて形成された非土壌の繊維質培土によって、植生マットの軽量化が図られ、土のように固結することがなく、軟らかくて通気性がよいことから植物根が良好に生長する。加えて、種子・胞子付きネットによって植生基材及び繊維質培土が包み込まれているため、植生基材及び繊維質培土が型崩れすることがない。よって、植生マットを変形させて、種々の形状の箱体に内挿できると共に、コンクリートブロックに形成された挿入穴にも内挿でき、内挿された状態であっても植物の生育が増進される。
【0011】
また、請求項2に示す如く、外部から内部に空気を導入するための空気供給管を設けた状態で、真空パックするのがよい。
【0012】
そうすれば、植生マットに設けられた空気供給管に外部から空気を導入することで、植生マットを真空パックしても、菌が発生しにくくなる。植生マットを真空パックすることで、嵩張らずに保管できる。真空パック開封後は、空気供給管によって、外部から空気を導入すれば、酸素不足による根腐れを防止できる。
【0013】
さらに、本発明の植生マットを用いた緑化方法は、請求項3に示す如く、請求項2に記載の植生マットを緑化用地に敷設した後、各植生マットの真空パックを開封し、空気供給管により外部から植生マットに空気を導入して植生緑化させるようにしたものである。
【0014】
よって、敷設した各植生マットから略同時に芽吹きすることになり、緑化用地が一様に緑化することになる。
【0015】
加えて、本発明の植生マット内挿緑化用器材は、請求項4に示す如く、固形肥料が混入された保水パットと、炭材及びコケ類が混合された植生基材と、間伐材の樹皮が粉砕されて形成された非土壌の繊維質培土とが順次積層され、しかも、保水パットと植生基材との間に形状記憶ネットが張設され、さらに、植生基材及び繊維質培土が型崩れしないように、種子・胞子付きネットによって包み込まれた植生マットと、底面が開口された箱体と、箱体の底面開口部を閉塞する受け皿とを備え、箱体には、複数の通芽用孔が穿設され、しかも、植生マットの種子・胞子付きネットが箱体の内面側に位置するように、植生マットが箱体に内挿され、さらに、箱体に内挿された植生マットの保水パットと植生基材との間には、空隙が形成されてなるものである。
【0016】
この場合、植生マットの種子・胞子付きネットが箱体の内面側に位置するように、植生マットが変形されて箱体に内挿されても、形状記憶ネットによって、植生マットの種子・胞子付きネットが箱体の内面側に位置する状態が保持されることになり、箱体の通芽用孔から芽吹きしやすい状態が保持される。さらに、空隙によって、箱体に内挿された植生マットにおいて通気性が確保され、植物の育成が活発になる。また、植生マットの内挿された箱体一つで、置物として使用できると共に、植生マットの内挿された複数の箱体を配設することによって、植生マット内挿緑化用器材として使用できる。
【0017】
また、請求項5に示す如く、外部から箱体の内部に空気を導入するための空気供給管を、箱体に貫入するようにしてもよい。
【0018】
そうすれば、より一層通気性がよくなって、植物根の酸素不足が解消されて、根腐れが解消される。
【0019】
さらに、本発明の植生マット内挿緑化用器材は、請求項6に示す如く、請求項1に記載の植生マットと、植生マットが内挿される挿入穴を有する多孔質素材からなる緑化用ブロックとを備え、植生マットの種子・胞子付きネットが、緑化用ブロックの挿入穴の内面側に位置するように、植生マットが緑化用ブロックの挿入穴に内挿されてなるものである。
【0020】
例えば、植生マットの内挿された緑化ブロックを、公園や庭園の並木敷に並設すれば、自然風靡のある並木敷となる。植え替えに際しては、植生マットを緑化用ブロックの挿入穴に内挿しているだけであるため、植生マットを緑化用ブロックからそのまま取り出すだけでよく、植え替え作業が容易になる。
【0021】
加えて、本発明の植生マット内挿緑化用器材は、請求項7に示す如く、請求項1に記載の植生マットと、植生マットが内挿される挿入穴を有する多孔質素材からなる緑化用ブロックと、擁壁として積重される擁壁用ブロックとを備え、緑化用ブロックが擁壁用ブロックに結合され、さらに、植生マットの種子・胞子付きネットが、緑化用ブロックの挿入穴の内面側に位置するように、植生マットが緑化用ブロックの挿入穴に内挿されてなるものである。
【0022】
よって、河川の護岸、湖岸、道路の法面の擁壁として、植生ブロックを緑化用ブロックの挿入穴に内挿すると共に、該緑化用ブロックを擁壁用ブロックに結合して、複数の擁壁用ブロックを積重すれば、河川の護岸、湖岸、道路の法面の擁壁を簡単に緑化することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態について説明する。
固形肥料が混入された保水パットと、炭材及びコケ類が混合された植生基材と、間伐材の樹皮が粉砕されて形成された非土壌の繊維質培土とが順次積層され、植生基材及び繊維質培土が型崩れしないように、種子・胞子付きネットによって包み込んで植生マットを形成する。この植生マットを、例えば、公園や庭園に設置されたアーチに沿って複数張設すれば、アーチの植生緑化が図れる。
【0024】
【実施例1】
つぎに本発明の植生マットの実施例について図1を参照して説明する。
本発明の植生マット1は、固形肥料3,…が混入された保水パット2と、炭材及びコケ類が混合された植生基材5と、間伐材の樹皮が粉砕されて形成された非土壌の繊維質培土6とが順次積層され、しかも、植生基材5、繊維質培土6が型崩れしないように、種子・胞子付きネット7によって包み込まれている。さらに、植生マット1は、植生基材5と繊維質培土6との間に植物性ネット8が張設されると共に、外部から内部に空気を導入するための空気供給管10を設けた状態で真空パックされており、縦寸法45cm×横寸法45cm、厚み3cmの平面視正方形の平板状を呈し、重さが約150gを有している。
【0025】
保水パット2に混入された固形肥料3,…は、種子によって選択される。例えば、種子が食物野菜であれば、黒砂糖が選択され、この黒砂糖を開口されたビニル袋に挿入し(図示せず)、保水パット2の水分によって、時間をかけて溶解させ、溶解した黒砂糖の栄養分が食物野菜に補給される。この食物野菜は、無農薬野菜として育成できる。また、種子が花木であれば、市販されている遅効性の固形肥料が選択される。この場合も、前記黒砂糖の場合と同様に、開口されたビニル袋に挿入され(図示せず)、時間をかけて溶解させる。
【0026】
植生基材5は、炭材としては、焼き籾殻を使用し、コケ類としては、80度〜100度の熱湯で洗浄処理された水蘚を使用する。焼き籾殻及び水蘚は、焼き籾殻が1、水蘚が9の割合で混合される(図示せず)。
【0027】
焼き籾殻は、浄化作用及び消臭作用を有し、肥料にもなり得る。他の炭材としては、竹炭、木炭であってもよいが、粒子が細かくなるため、焼き籾殻が好ましい。
【0028】
水蘚は、吸水及び保水の能力が著しく、肥料にもなり得る。また、真空パックを開封した際、植生マット1を復元させる役目を担う。
【0029】
繊維質培土6は、間伐材としての杉材や檜材の樹皮が粉砕されて形成されている。
【0030】
種子・胞子付きネット7としては、椰子ネットが用いられ、植物や野菜の種子や胞子が付着されている。この他、不織布に種子や胞子を付着させてもよい。
【0031】
空気供給管10は、一端側及び別端側が直管形状を呈し、それぞれの開口端に給気口11及び排気口12を有している。さらに、直管形状の一端部及び別端部の間に、蛇腹状の連結部13を有している。そして、空気供給管10は、空気供給管10の給気口11、排気口12、蛇腹状の連結部13を内包した状態で真空パックされる。この際、植生基材5や維質培土6の凹凸によって、空気供給管10の空気の流通路が押し潰されて閉塞されない構成になっている。
【0032】
真空パックする場合は、ビニル袋14の開口端から、保水パット2と、種子・胞子付きネット7によって包み込まれた植生基材5及び繊維質培土6とを積層した状態で内挿し、空気供給管10をビニル袋14の内部に設けた状態で、既存の真空パック機によって、ビニル袋14の内部を脱気して真空状態にする。
【0033】
つぎに使用態様について説明する。真空パックされた状態の植生マット1,…を緑化用地に敷設し、その後、真空パックされたビニル袋14を開封する。そうすれば、各植生マット1,…の芽吹きが略同時に行われ、緑化用地が一様に植生緑化されることになる。植生マット1,…を開封した際、圧縮された植生マット1,…が、植生基材5の水蘚によって10cm程度の厚さにまで復元される。
【0034】
開封された植生マット1,…は、保水パット2及び植生基材5によって、充分に水分が補給されることから、給水の回数を低減できる。さらに、保水パット2の固形肥料3,…、及び、植生基材5によって養分が補給され、植物の生長が増進される。
【0035】
さらに、空気供給管10の給気口を植生マット1の種子・胞子付きネット7から露呈させておき、空気供給管10の給気口から外部の空気を、植生マット1,…内に導入することで、植物根の酸素不足が解消される。植物の育成の増進が図られる。
【0036】
植生マット1は軽量であるため、搬送が容易で、しかも、植生マット1の敷設の際の取り扱いも容易である。また、植生マット1を保管する場合、真空パックされた状態のまま積重すればよく、数多くの植生マット1,…の保管が可能になる。この際、植生マット1の植生基材5によって、菌の繁殖が抑制されることになり、長期間の保管も可能になる。さらに、植生マット1,…は軽量であるため、積重しても、重量によって植生マット1,…を構成する各層の型崩れが生じることはない。加えて、各植生マット1,…は、保管する場合も、空気供給管10によって、外部から植生マット1,…の内部に空気を供給すれば、根腐れを防止できる。
【0037】
このように、本発明の植生マット1によれば、軽量であることから、緑化用地への搬送、及び、施工も容易である。さらに、給水不足や根腐れの心配もなく、長期間の保管管理も容易になる。
【0038】
【実施例2】
つぎに本発明の植生マット内挿緑化用器材の実施例について図2〜図4を参照して説明する。
本発明の実施例2の植生マット内挿緑化用器材は、底面の開口されたドーム形状の箱体15と、箱体15に内挿された植生マット1と、箱体15の底面開口部16を閉塞する受け皿20と、箱体15に貫入された前記実施例と同形状の空気供給管10とを備えている。
【0039】
植生マット1は、実施例1で説明した植生マット1と同一符号は同一もしくは相当するものを示し、異なる点は、平面視正方形の平板状ではなく、真円の植生マット1の径方向に切り込みを形成して扁平した略円錘形状を呈し、保水パット2と植生基材5との間に形状記憶ネット9が張設されている点である。このような構成とした理由は、植生マット1を箱体15に内挿した際に、植生マット1の種子・胞子付きネット7が箱体15の内面形状に沿いやすくするためである。
【0040】
箱体15は、箱体15の底面開口部16の周縁部に、複数の係止片17,…が突出して形成されると共に、箱体15の表面に複数の通芽用孔18,…が穿設されている。
【0041】
受け皿20は、平面視円板形状を呈し、受け皿20の周縁部には、箱体15の係止片17,…に係脱可能な複数の係止部21,…が形成されると共に、受け皿20の下面に複数の半球形状の凸部22,…が形成されている。受け皿20の係止部21,…は、箱体15の係止片17,…に係止しやすいように、断面が略U字形状を呈している。受け皿20の各凸部22,…は、設置面に対して安定した状態で箱体15を支持する。
【0042】
そして、植生マット1の種子・胞子付きネット7を箱体15の内面側に位置させるように、種子・胞子付きネット7、繊維質培土6、植生基材5が、箱体15の内面と略相似する形状(略ドーム形状)に形成された状態で、箱体15に内挿される。この際、形状記憶ネット9によって、植生マット1の種子・胞子付きネット7、繊維質培土6、植生基材5の形状は、略ドーム形状に形成された状態で保持されているが、保水パット2は、種子・胞子付きネット7、繊維質培土6、植生基材5のようにドーム形状とはならずに、保水パット2の周縁部が植生基材5の内面に押圧されて、保水パット2が圧縮されて団子状になり、植生マット1の保水パット2と植生基材5との間に、略ドーム形状の小さな空隙23が形成されることになる。
【0043】
この空隙23によって、植物根が酸素不足になることはなく、植物の生育が増進される。また、空気供給管10によって、外部からの空気が箱体15の内部に導入されることになり、保水パット2に混入されている固形肥料3,…の溶解によって発生するガスが循環されて、箱体15の通芽用孔18,…から排出され、根腐れが防止できる。
【0044】
つぎに使用態様について説明する。真空パックの開封された植生マット1を、ドーム形状に形成した状態で、箱体15に内挿する。この際、保水パット2と植生基材5との間に張設された形状記憶ネット9によって、保水パット2と植生基材5との間に空隙23が形成される。この空隙23に空気供給管10によって、外部からの空気を箱体15の内部に導入しながら植物を育成する。
【0045】
例えば、三つ葉、ねぎ、パセリのうちいずれかを植生した場合、台所の流し台に載置すれば、調理する際に、箱体15の通芽用孔18,…から通芽した葉を摘み取れば、取れたての野菜を手軽に食材として使用できる。さらに、受け皿20を回動可能な構成にすれば、箱体15の全面にわたって、摘み取りやすくなる。
【0046】
また、例えば、花木を植生した場合、玄関先の下駄箱に載置すれば、インテリアとしても使用できる。
【0047】
箱体15から植生マット1を取り出す場合、箱体15の底面開口部16の周縁部を押圧し、受け皿20の係止部21,…から箱体15の係止片17,…の係合を解除し、箱体15から受け皿20を分離し、箱体15に内挿された植生マット1を取り出す。よって、植物を入れ替えする場合も、植生マット1を交換するだけで植物の入れ替え作業が容易になる。
【0048】
このように、実施例2の植生マット内挿緑化用器材によれば、植生マット1の内挿された箱体15ひとつで、設置場所を緑化できると共に、インテリアとしても使用できる。また、箱体15の形状は、図示に限定されるものではなく、例えば、角柱体、角錐体、円錐体などであってもよい。さらに、受け皿20の形状も、箱体15の形状に応じて適宜設計変更可能である。要するに、箱体15は、植生マット1を内挿でき、複数の通芽用孔18,…が形成されてあれば、どのような形状であってもよい。受け皿20は、箱体15に対して着脱可能で、且つ、箱体15を安定した状態で支持できる形状であればよい。
【0049】
【実施例3】
つぎに植生マット内挿緑化用器材の他の実施例について図5及び図6を参照して説明する。
本発明の実施例3の植生マット内挿緑化用器材は、多段に積重された多孔質素材からなる緑化用ブロック30,…と、最上段の緑化用ブロック30,…に内挿された植生マット1,…とから構成され、例えば、道路の法面、河川の護岸、住宅の敷地の擁壁として使用される。なお、植生マット1,…の構成については、前記実施例1と同様の構成であるため、説明は省略する。
【0050】
緑化用ブロック30,…は、略直方体形状を呈し、対向する長手方向の両側面には、該両側面を貫通して複数の挿入穴31,…が形成されている。該挿入穴31,…は、断面が円形状を呈し、植生マット1,…が円筒状に折り曲げられて各緑化用ブロック30,…の挿入穴31,…に内挿されている。さらに、対抗する短手方向の両側面には、断面が半円形状の連結溝32,…が、挿入穴31,…に平行して形成されている。
【0051】
各緑化用ブロック30,…の多孔質素材としては、ポーラスコンクリートが好ましく、多孔質であることから植生マット1,…の内部の空気の流通がよくなると共に、各緑化用ブロック30,…の表面も緑化されることになる。
【0052】
つぎに使用態様について説明する。道路の法面や河川の護岸の擁壁として使用する場合、まず、横一列に緑化用ブロック30,…を並設し、各緑化用ブロック30,…の連結溝32,…にコンクリートを流し込み、最下段の各緑化用ブロック30,…を固定する。つぎに、最下段の各緑化用ブロック30,…の上に、順次各緑化用ブロック30,…を積重し、前記と同様に、各緑化用ブロック30,…の連結溝32,…にコンクリートを流し込み、全段の各緑化用ブロック30,…を積重した状態で固定する。この作業を順次繰り返して多段に積重する。
【0053】
さらに、最上段の各緑化用ブロック30,…に、真空パックの開封された植生マット1,…を略円筒状に折り曲げ、且つ、植生マット1,…の種子・胞子付きネット7が緑化用ブロック30,…の挿入穴31,…の内面側に位置するように、植生マット1,…を緑化用ブロック30,…の挿入穴31,…に内挿する。所定期間経過後、植生マット1の種子・胞子付きネット7から芽吹きし、各緑化用ブロック30,…の挿入穴31,…において植物が育成されると共に、各緑化用ブロック30,…各孔から通芽して各緑化用ブロック30,…の表面が緑化される。
【0054】
また、緑化用ブロック30,…の挿入穴31,…に内挿された植生マット1,…を取り出す場合、コルク抜きのような抜き具(図示せず)を用いて緑化用ブロック30,…の挿入穴31,…から取り出す。該抜き具は、短い棒形状の把持部と、該把持部の中央部に植設された螺旋状の芯部とを具備している。そして、円筒状に折り曲げられた植生マット1,…の中心部に、抜き具の芯部を回転させながら導入し、抜き具の芯部に植生マット1,…を絡ませて、植生マット1,…を緑化用ブロック30,…の挿入穴31,…から引き抜く。よって、植物を入れ替えする場合も、植生マット1を交換するだけで植物の入れ替え作業が容易になる。
【0055】
このように、実施例3の植生マット内挿緑化用器材によれば、積重された最上段の緑化用ブロック30,…に植生マット1,…を内挿するだけで、擁壁の最上段を容易に緑化することができる。また、緑化用ブロック30の形状は図示に限定されるものではなく、植生マット1を内挿できる挿入穴31が穿設されてあれば、どのような形状であってもよい。
【0056】
【実施例4】
つぎに植生マット内挿緑化用器材の他の実施例について図7及び図8を参照して説明する。
本発明の実施例4の植生マット内挿緑化用器材は、多孔質素材からなる緑化用ブロック40,…と、緑化用ブロック40,…に内挿された植生マット1,…と、河川の護岸、道路の法面、住宅の敷地の擁壁として積重されるコンクリート製の擁壁用ブロック45,…とを有している。なお、植生マット1,…の構成については、前記実施例1と同様の構成であるため、説明は省略する。
【0057】
緑化用ブロックの多孔質素材としては、前記実施例3の場合と同様に、ポーラスコンクリートが使用されている。よって、植生マット1,…の内部の空気の流通がよくなると共に、各緑化用ブロック30,…の表面も緑化されることになる。さらに、緑化用ブロック40,…は、上面が、正面側に下降傾斜する勾配を有する角柱体を呈している。緑化用ブロック40,…の上面には、複数の断面円形状の挿入穴41,…が上下方向に穿設されている。緑化用ブロック40,…の各挿入穴41,…内面に、円筒状に折り曲げられた植生マット1,…が内挿されている。
【0058】
擁壁用ブロック45,…は、略台錐形状を呈し、矩形状の底面を正面側に配置して積重される。擁壁用ブロック45,…の矩形状の底面には、凹部46,…が形成されている。
【0059】
そして、緑化用ブロック40,…と擁壁用ブロック45,…とは、擁壁用ブロック45,…に配設された複数の支持部材47,…によって結合されている。各支持部材47,…は、基部が擁壁用ブロック45,…に植設されたボルトと、該ボルトの先端部に螺合したナットとを具備している。そして、各支持部材47,…のボルトが緑化用ブロック40,…を貫通し、各ボルトの先端部にナットが螺合することによって、緑化用ブロック40,…と擁壁用ブロック45,…とが結合される。
【0060】
つぎに使用態様について説明する。例えば、道路の法面や河川の護岸の擁壁として正面視略矩形状の擁壁を構築する場合、まず、最下段において、ホームベース形状の正面及び背面を有する外周ブロック50,…を横一列に並設すると共に、左右の両角部に、扁平したホームベース形状の正面及び背面を有する固定ブロック51,…を設置する。
【0061】
この際、各外周ブロック50,…の直角の尖頭部が上向きになるように配置されると共に、各外周ブロック50,…の平坦な底面が、矩形状に構築される擁壁の底辺を形成すべく配置され、最下段の各外周ブロック50,…は、全体として、波形状になるように並設される。
【0062】
つぎに、隣接する両外周ブロック50,50の傾斜面によって形成されるV字形状の凹部に、各擁壁用ブロック45,…の一方の側面及び下面を当接し、各擁壁用ブロック45,…を左下がりに傾斜させた状態で横一列に並設する。
【0063】
固定ブロック51,…は、直角の尖頭部が、矩形状に構築される擁壁の下側の両角部に配置されると共に、隣接する外周ブロック50とV字形状の凹部を形成すべく、平坦面が外周ブロック50に隣接して配置されている。さらに、固定ブロック51,…の平坦面によって、左端の擁壁用ブロック45の一方の側面、及び、右端の擁壁用ブロック45の下面が支持され、各擁壁用ブロック45,…が左下がりに傾斜した状態で固定される。
【0064】
つぎに、左下がりに傾斜した状態の各擁壁用ブロック45,…によって形成されたV字形状の凹部に、擁壁用ブロック45,…を右下がりに傾斜するように並設し、左端及び右端の固定ブロック51,51の上にホームベース形状の固定ブロック51,…を積重し、右下がりに傾斜した状態の各擁壁用ブロック45,…を固定する。
【0065】
そして、左下がりに傾斜した状態の擁壁用ブロック45,…と、右下がりに傾斜した状態の擁壁用ブロック45,…とを交互に積重する。続いて、左端に順次積重された各擁壁用ブロック45、及び、右端に順次積重された各擁壁用ブロック45を、外周ブロック50,…によって固定すると共に、擁壁の最上段を外周ブロック50,…によって固定する。
【0066】
この際、左側の外周ブロック50,…及び右側の外周ブロック50,…は、互いの尖頭部が対向するように積重されると共に、下側の外周ブロック50,…及び上側の外周ブロック50,…は、互いの尖頭部が対向するように積重されている。最後に、略矩形状に積重された外周ブロック50,…の上側の両角部を固定ブロック51,…によって固定し、全体として矩形状の擁壁を構築する。
【0067】
さらに、各擁壁用ブロック45,…に結合された緑化用ブロック40,…には、植生マット1,…が円筒状に折り曲げられて各緑化用ブロック40,…の挿入穴41,…に内挿され、植生マット1,…の種子・胞子付きネット7が各緑化用ブロック40,…の挿入穴41,…の内面側に位置している。この場合も、前記実施例3と同様に、各緑化用ブロック40,…の挿入穴41,…において植物が育成されると共に、各緑化用ブロック40,…各孔から通芽して各緑化用ブロック30,…の表面が緑化される。また、植物を入れ替える場合、前記実施例3と同様の抜き具を用いれば、植生マット1を緑化用ブロック40の挿入穴41,…から簡単に取り出すことができ、植物の入れ替え作業が容易になることはいうまでもない。
【0068】
このように、実施例4の植生マット内挿緑化器材によれば、擁壁用ブロック45,…に、植生マット1,…の内挿された緑化用ブロック40,…を結合することで、河川の護岸の擁壁を容易に緑化することができる。また、緑化用ブロック40,…と擁壁用ブロック45,…とを、支持部材47,…のボルト及びナットによって結合するようにしたが、擁壁用ブロック45,…に複数の差し筋を植設し、擁壁用ブロック45,…に緑化用ブロック40,…を打ち継ぎすることで、緑化用ブロック40,…と擁壁用ブロック45,…とを結合させてもよい。さらに、擁壁用ブロック45の形状は、図示に限定されるものではなく、植生マット1が内挿された緑化用ブロック40と結合でき、且つ、擁壁として積重できれば、どのような形状であってもよい。加えて、緑化用ブロック40の形状も、植生マット1が内挿でき、且つ、擁壁用ブロック45と結合できれば、どのような形状であってもよい。
【0069】
なお、前記各実施例1〜4のいずれの場合も、植生マット1は、土の入れ替えを必要とすることなく、植物根の酸素不足を解消できる。さらに、種類の異なる植物に入れ替える場合も、植生マット1を交換するだけで容易に入れ替えが可能になる。
【0070】
また、前記各実施例1〜4の場合、植生マット1の種子・胞子つきネット7を、一種類の種子や胞子で育成するようにしたが、日射の必要とする種子や胞子と、日射をさほど必要としない種子や胞子とに二分し、日当たりの良好な場所に、日射の必要とする種子や胞子を配置し、日当たりのよくない場所に、日射をさほど必要としない種子や胞子を配置し、一つの植生マット1で、二種類の植物を育成するようにしてもよい。
【0071】
また、前記実施例1、2の場合、植生マット1に蛇腹状の空気供給管10を使用したが、直管形状のストローのようなものであってもよい。
【0072】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の植生マットは、固形肥料が混入された保水パットと、炭材及びコケ類が混合された植生基材と、間伐材の樹皮が粉砕されて形成された非土壌の繊維質培土とを順次積層したため、養分の補給を充分に行うことができて、温度上昇も抑制でき、根腐れに効果がある。さらに、植生基材及び繊維質培土が型崩れしないように、種子・胞子付きネットによって包み込むようにしたので、屋上や庭園に敷設して植生マットとしても使用できる。また、植生マットを変形させて、種々の形状の箱体やコンクリートブロックに内挿しても使用できる。
【0073】
また、外部から内部に空気を導入するための空気供給管を設けた状態で、真空パックすれば、清潔な状態で長期間の保管が可能になる。
【0074】
さらに、本発明の植生マットを用いた緑化方法は、真空パックされた植生マットを緑化用地に敷設した後、各植生マットの真空パックを開封し、空気供給管により外部から植生マットに空気を導入して植生緑化させるようにしたため、緑化用地を一様に緑化できる効果がある。
【0075】
加えて、本発明の植生マット内挿緑化用器材は、植生基材と保水パットとの間に形状記憶ネットが張設された植生マットを、複数の通芽用孔が穿設された箱体の底面開口部に内挿し、形状記憶ネットによって、植生マットの種子・胞子付きネットを箱体の内面側に位置させた状態に保持すると共に、箱体に内挿された植生マットの保水パットと植生基材との間に空隙を形成するようにしたため、箱体に内挿された植生マットへの通気性の確保、及び、酸素不足の解消を実現でき、植物の育成が活発になる。また、植え替えの際、植生マットを箱体の底面開口部から引き出すだけでよく、植え替え作業の効率化が図れる。
【0076】
また、外部から箱体の内部に空気を導入するための空気供給管を、箱体に貫入するようにしたので、通気性がより良好になり、根腐れ防止に有効である。
【0077】
さらに、本発明の植生マット内挿緑化用器材は、多孔質素材からなる緑化用ブロックに、植生マットの内挿される挿入穴を形成し、植生マットの種子・胞子付きネットを、緑化用ブロックの挿入穴の内面側に位置させるように、植生マットを緑化用ブロックの挿入穴に内挿するようにしたため、植生マットの内挿された緑化用ブロックを積重して緑化できる。また、植え替えの際、植生マットを緑化用ブロックの挿入穴から引き抜くだけでよく、植え替え作業が容易になる効果がある。
【0078】
加えて、本発明の植生マット内挿緑化用器材は、植生マットを内挿した緑化用ブロックを、擁壁として積重される擁壁用ブロックに結合し、植生マットの種子・胞子付きネットを、緑化用ブロックの挿入穴の内面側に位置させるように、植生マットを緑化用ブロックの挿入穴に内挿するようにしたので、道路の法面、河川の護岸、湖岸などの擁壁の緑化が容易に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の植生マットを示した断面図である。
【図2】本発明の実施例2の植生マット内挿緑化用器材の斜視図である。
【図3】図2の植生マット内挿緑化用器材の縦断面図である。
【図4】図2の植生マット内挿緑化用器材に内挿された植生マットの断面図である。
【図5】本発明の実施例3の植生マット内挿緑化用器材の切断正面図である。
【図6】図5の植生マット内挿緑化用器材を積重した状態の正面図である。
【図7】本発明の実施例4の植生マット内挿緑化用器材の側断面図である。
【図8】図7の植生マット内挿緑化用器材を積重した状態の正面図である。
【符号の説明】
1 植生マット
2 保水パット
3 固形肥料
5 植生基材
6 繊維質培土
7 種子・胞子付きネット
8 植物性ネット
9 形状記憶ネット
10 空気供給管
11 給気口
12 排気口
13 連結部
14 ビニル袋
15 箱体
16 底面開口部
17 係止片
18 通芽用孔
20 受け皿
21 係止部
22 凸部
23 空隙
30、40 緑化用ブロック
31、41 挿入穴
32 連結溝
45 擁壁用ブロック
46 凹部
47 支持部材
50 外周ブロック
51 固定ブロック

Claims (7)

  1. 固形肥料が混入された保水パットと、炭材及びコケ類が混合された植生基材と、間伐材の樹皮が粉砕されて形成された非土壌の繊維質培土とが順次積層され、しかも、植生基材及び繊維質培土が型崩れしないように、種子・胞子付きネットによって包み込まれてなることを特徴とする植生マット。
  2. 外部から内部に空気を導入するための空気供給管が設けられた状態で、真空パックされてなることを特徴とする請求項1に記載の植生マット。
  3. 請求項2に記載の植生マットを緑化用地に敷設した後、各植生マットの真空パックを開封し、空気供給管により外部から植生マットに空気を導入して植生緑化させることを特徴とする植生マットを用いた緑化方法。
  4. 固形肥料が混入された保水パットと、炭材及びコケ類が混合された植生基材と、間伐材の樹皮が粉砕されて形成された非土壌の繊維質培土とが順次積層され、しかも、保水パットと植生基材との間に形状記憶ネットが張設され、さらに、植生基材及び繊維質培土が型崩れしないように、種子・胞子付きネットによって包み込まれた植生マットと、底面が開口された箱体と、箱体の底面開口部を閉塞する受け皿とを備え、箱体には、複数の通芽用孔が穿設され、しかも、植生マットの種子・胞子付きネットが箱体の内面側に位置するように、植生マットが箱体に内挿され、さらに、箱体に内挿された植生マットの保水パットと植生基材との間には、空隙が形成されてなることを特徴とする植生マット内挿緑化用器材。
  5. 外部から箱体の内部に空気を導入するための空気供給管が、箱体に貫入されてなることを特徴とする請求項4に記載の植生マット内挿緑化用器材。
  6. 請求項1に記載の植生マットと、植生マットが内挿される挿入穴を有する多孔質素材からなる緑化用ブロックとを備え、植生マットの種子・胞子付きネットが、緑化用ブロックの挿入穴の内面側に位置するように、植生マットが緑化用ブロックの挿入穴に内挿されてなることを特徴とする植生マット内挿緑化用器材。
  7. 請求項1に記載の植生マットと、植生マットが内挿される挿入穴を有する多孔質素材からなる緑化用ブロックと、擁壁として積重される擁壁用ブロックとを備え、緑化用ブロックが擁壁用ブロックに結合され、さらに、植生マットの種子・胞子付きネットが、緑化用ブロックの挿入穴の内面側に位置するように、植生マットが緑化用ブロックの挿入穴に内挿されてなることを特徴とする植生マット内挿緑化用器材。
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