JP2010127794A - 角速度検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
角速度検出装置において、複数のサーボ制御を時分割して処理することにより、1つの演算回路、またはソフトウェアで実現する。
【解決手段】
振動体からの変位信号を複数の同期検波信号で交互に同期検波を行う1つの同期検知手段と、その複数の出力を交互に積分演算を行う1つの積分演算手段と、前記の積分演算手段で得られた2つの出力に対して複数の交流信号を交互に乗算する手段と、前記2つの乗算出力を加算する手段と、その出力を振動子に帰還させる手段とで構成される。
【効果】
複数の同様な処理を1つの演算回路により時分割して逐次的に実行できるため、1つのCPUまたはDSPとその実行プログラムで実現可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、振動式の角速度センサに係り、特に振動体の変位信号の位相変動の影響を低減する角速度センサに関する。
振動式の角速度センサを高精度に制御する方法としては、特許文献1,2,3に記載のような装置が開示されている。
特許第3603501号公報 特許第3729191号公報 特開平5−296771号公報
特許文献1記載の技術は、振動体を検出軸方向に補正振動させる補正振動発生手段を設け、角速度が加わっていないときに検出軸方向に発生する漏れ振動を抑え、角速度の検出感度を高めている。したがって、角速度検出素子の中に補正振動発生手段を、また制御部に補正駆動回路を設ける必要がある。
特許文献2記載の技術は、2つのサーボ回路を同時に作動させることにより、振動子の振動軸方向からの漏れ振動の抑制と、振動軸と直角方向に生じる角速度による振動を抑制する。したがって複数の制御を並列に実行する回路が必要となる。また、この機能をCPU(セントラル・プロセッシング・ユニット)またはDSP(デジタルシグナルプロセッサ)を用いてソフトウェアで実現しようとすると、2つの機能を同時に動作させるため、2組のCPUまたはDSPとソフトウェアが必要となる。
特許文献3記載の技術は、温度が変化しても角速度を精度よく検出するために、検出した温度データをもとにCPUにて補正データを演算により求め、その値を検出した角速度の値に合成することで検出の精度を高めている。したがって、CPUを角速度検出結果の補正に使っているが、角速度検出素子の制御には使っていない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、1つの回路により時分割に複数の制御機能を実現するものであり、また1組のCPUまたはDSPとソフトウェアにより上記の機能を実現するものである。
振動体からの変位信号を複数の同期検波信号で交互に同期検波を行う1つの同期検知手段と、その複数の出力を交互に積分演算を行う1つの積分演算手段と、前記の積分演算手段で得られた2つの出力に対して複数の交流信号を交互に乗算する手段と、前記2つの乗算出力を加算する手段と、その出力を振動子に帰還させる手段とで構成される。
複数の同一な処理を時分割して1つの処理回路により実行するため、アナログ回路やデジタル回路で実現する場合、回路規模を小さくできる。また、複数の同様な処理を1つの演算回路により時分割して逐次的に実行できるため、1つのCPUまたはDSPとその実行プログラムで実現可能である。
振動体からの変位信号を同期検波する手段と、それらの出力を演算する手段と、その出力を用いてサーボ処理を行う手段が最良の形態である。以下、本発明の実施例を図1〜図8により説明する。
図1は第1の実施例の角速度センサの制御回路のブロック図である。図2は第1の実施例の角速度センサの制御回路のタイミングチャートである。本実施例の角速度センサの検出素子1は所定の質量を持ち所定の振動周波数fdで図1中の振動軸方向に振動する振動子4と、振動子4に対向して配置され、角速度の印加で生じるコリオリ力により振動軸と直角の方向に振動子4に生じる変位を静電容量の変化で検出する固定電極3および6(変位検出手段)と、振動子4に働くコリオリ力を打ち消すように振動子4に静電気力を働かせる固定電極2および5により構成される。また、信号処理部は振動子4と固定電極3の間の静電容量および振動子4と固定電極6の間の静電容量の差分を検出することにより、振動子4に働くコリオリ力による変位を検出する容量検出器7と、容量検出器7の出力をデジタル信号に変換するAD変換器8と、図2に示すように周波数が駆動周波数fdで、位相が振動子4の振動変位に対して90度遅れた信号Φ1と位相が振動子4の振動変位と同一の信号Φ2と、前記Φ1およびΦ2を駆動周波数fdの4倍の周波数の信号Φ3で切り替える切替器9と、その出力を乗算する同期検波部10とで構成する2時分割同期検波部28と、積分ゲインを決める係数器12と、積分演算を行う加算器13と、振動周波数fdの8倍の周波数の逆数の時間の遅延を持つ遅延回路14および15から成るシフトレジスタとで構成する2時分割積分部11と、切替信号Φ3が“1”状態の中間時点で加算器13の出力を保持するラッチ回路16と、切替信号Φ3が“0”状態の中間時点で加算器13の出力を保持するラッチ回路17と、ラッチ回路16の出力の直流成分を抽出するLPF(ローパスフィルタ)18と、ラッチ回路16の出力と信号Φ2の反転信号を乗算することでラッチ回路16の出力を振幅値とし周波数が駆動周波数fdで位相が振動子4の振動変位に対して90度遅れた信号を発生する乗算器19と、ラッチ回路17の出力と信号Φ1を乗算することでラッチ回路17の出力を振幅値とし周波数が駆動周波数fdで位相が振動子4の振動変位に一致した信号を発生する乗算器20と、乗算器19と乗算器20の加算信号を作る加算器21と、加算器21の出力に一定のバイアス電圧Vbを加算する加算器23と、加算器23の出力を固定電極5に印加するためにアナログ信号電圧に変換するDA変換器25と、加算器21の信号を反転する反転器22と、反転器22に一定のバイアス電圧Vbを加算する加算器24と、加算器24の出力を固定電極2に印加するためにアナログ信号電圧に変換するDA変換器26とにより構成する角速度振動制御27により構成したものである。
つぎに動作について説明する。本実施例の角速度センサでは振動子4に働くコリオリ力による振動子4の変位を固定電極3,6と容量検出器7により検出する。そして、固定電極2,5に電圧を印加することで電極と振動子の間に発生する静電気力により、振動子4に働くコリオリ力と振動体の構造上の歪等に起因する振動軸方向からの漏れ振動を打ち消す動作を行う。その手段として振動軸と直角方向に生じるコリオリ力および漏れ振動による振動子4の変位をゼロにするような電圧をセンサに帰還するようサーボ制御を行う。そして、そのときの帰還電圧の一部を角速度の検出信号とみなして出力する。最初に、容量検出器7とAD変換器8を介して得られる振動子の変位信号に対し、図2に示す同期信号Φ1により2時分割同期検波部28で同期検波を行い、振動軸と直角方向の振動変位(以下、コリオリ成分と称す)を検出する。つぎに、2時分割積分部11において、2時分割同期検波部28で得られた信号を積分する。同様に、振動子の変位信号に対し、図2に示す同期信号Φ2により同期検波を行い、振動軸方向から漏れこむ振動変位(以下エラー成分と称す)を検出して積分する。そして、2時分割積分部11で得られた信号を振動子4に帰還させるため、角速度振動制御部27で、コリオリ成分に対しては図2に示す、Φ2の反転信号を乗算器19で乗算し、振動子4の振動軸と直角方向の角速度による振動変位に対する帰還信号を生成する。またエラー成分に対しては図2に示すΦ1の信号を乗算器20で乗算し、振動子4の振動軸方向の振動からの漏れ振動変位に対する帰還信号を生成する。加算器21で上記2つの帰還信号を合成し、最後に直流バイアス電圧Vbを加算器23,24で加算して振動子4の固定電極2,5に印加することで振動軸と直角方向の振動変位を打ち消す。また、この振動が打ち消されている状態でのラッチ回路16の出力をローパスフィルタ18で処理し、角速度に相当する出力電圧を得る。本実施例では、切替器9により、同期検波部10で振動変位信号に乗算する信号Φ1,Φ2をfdの8倍の周波数である切り替え信号Φ3により切り替えることで、振動変位信号を2つの位相により同期検波を行う。次に、信号Φ3の変化に同期して遅延回路14,15で構成するシフトレジスタのデータシフト動作をfdの8倍の周波数で行うことにより、信号Φ1で同期検波した信号の積分演算と信号Φ2で同期検波した信号成分の積分演算を8×fdの周波数で交互に繰り返す。上記処理により、それぞれ4×fdの周波数での2つのサーボ動作を実現する。
次に、本発明の第2の実施例である角速度センサを図3,図4により説明する。図3は第2の実施例の角速度センサの信号処理回路のブロック図である。図4は第2の実施例の角速度センサの制御プログラムのフローチャートである。本実施例は、図1の実施例1における、2時分割同期検波部28と2時分割積分部11をデジタルシグナルプロセッサ(DSP)とその制御プログラムにより実現する構成を示すものである。DSP部30は、入力信号をサンプリングし保持する入力ポート31と、入力ポートで保持したデータを使い、制御プログラム部35から順次入力する命令コードに従い乗算,除算,加算,減算等の演算を実行する演算部32と、演算部32で得られた演算結果を一時保持し、外部へ出力する出力ポート33と、入力すべき命令コードの格納アドレス信号を制御プログラム部35へ出力するプログラムカウンタ34で構成される。制御プログラム部35は、DSP部30を制御する命令コードを格納し、プログラムカウンタ34から入力するアドレス信号に対応するメモリ番地に格納された命令コードをDSP部30へ出力する機能であり、汎用の読み出し専用メモリ(ROM)で実現できる。タイミング調整部68は、DSP部30の入力側と出力側のハードウェアと、DSP部30の内部で実行する制御プログラムとの間でデータの受け渡しタイミングを調整する機能である。具体的にはAD変換器8の出力データを、図2のタイムチャートに示す切り替え信号Φ3のハイレベル期間の中間時点およびローレベル区間の中間時点でAD変換出力データをラッチするラッチ回路65と、図2のタイムチャートに示すラッチL1およびL2の出力タイミングを満足させるために、制御プログラム部35によりDSP部30から出力される2時分割積分処理結果を制御プログラム側のタイミングで一旦ラッチする2つのラッチ回路66,67で構成する。
次に動作について、図4のフローチャートで説明する。フローチャート中のReg.A〜Reg.EはDSP内部にて、入力データ,演算結果そして出力データを一次保持するレジスタを示している。最初に電源がON状態になり、初期リセットが解除されると、プログラムカウンタ34が動作を開始し、制御プログラム部35に格納されている〔1〕の命令コードから〔11〕の命令コードまでを順次実行し、処理終了の指令が来ない限り、再度〔1〕の命令コードに戻り、一連の処理を繰り返し実行する。〔1〕〜〔11〕までの1サイクル期間は1/fdであり、1サイクル中、〔3〕〜〔6〕で実現される2時分割積分処理は、コリオリ成分用とエラー成分用に2回実行される。上記処理により、実施例1と等価な処理を実現する。
次に、本発明の第3の実施例である角速度センサを図5,図6により説明する。図5は第3の実施例の角速度センサの信号処理回路のブロック図である。図6は第3の実施例の角速度センサの信号処理回路のタイミングチャートである。本実施例は、図1の実施例1に駆動軸方向の振動制御機能を追加した構成である。実施例1に対し、変更および追加した機能について以下説明する。検出素子1において、固定電極61および62は、振動子4の振動振幅および振動周波数を静電容量の変化で検出する電極(変位検出手段)である。また固定電極63および64は、振動子4の振動方向の振動振幅および振動周波数を調整するために静電気力を働かせる電極(外力印加手段)である。
振動子4と固定電極61の間の静電容量および振動子4と固定電極62の間の静電容量の差分を検出することにより振動子4に働く振動方向の変位を検出する容量検出器41と、容量検出器41の出力をデジタル信号に変換するAD変換器42と、図5のタイムチャートに示すように周波数が切り替え信号Φ3と同じで、位相がΦ3に対して90度遅れた信号Φ4により、AD変換器8の出力とAD変換器42の出力を切り替える切替器43と、信号Φ1と信号Φ2を信号Φ3で切り替える切替器9と、その出力を乗算する同期検波部10とで構成する4時分割同期検波部57と、積分ゲインを決める係数器12と、積分演算を行う加算器13と、振動周波数fdの16倍の周波数でデータをシフトさせるため遅延回路14,15,44,45で構成するシフトレジスタとで構成される4時分割積分部56と、切替信号Φ3の“1”および“0”の状態とΦ4の“1”および“0”の状態の組み合わせ4通りでそれぞれ加算器13の出力を保持するラッチ回路16,17,46,47と、ラッチ回路46の出力に対応した周波数の交流信号を出力する電圧制御発振器であるVCO(ボルテージコントロールオシレータ)49と、ラッチ回路47の出力とVCO49の出力を乗算する乗算器50と、乗算器50の出力に一定のバイアス電圧Vbを加算する加算器52と、加算器52の出力を固定電極64に印加するためにアナログ信号電圧に変換するDA変換器54と、乗算器50の信号を反転する反転器51と、反転器51に一定のバイアス電圧Vbを加算する加算器53と、加算器53の出力を固定電極63に印加するためにアナログ信号電圧に変換するDA変換器55とで構成する駆動振動制御部48とにより構成したものである。
次に動作について説明する。本実施例の角速度センサでは、振動子4を振動軸方向に振動させるため交流電圧を固定電極63,64に印加し、それによる振動子4の振動軸方向の変位(振幅および周波数)を固定電極61,62と容量検出器41により検出する。そして固定電極63,64に印加する電圧により発生する静電気力により、振動子4の振動軸方向の振動振幅と振動周波数を所定の値になるような電圧をセンサに帰還するようサーボ制御を行う。また、実施例1と同様に、コリオリ力による振動子4の変位を固定電極3,6と容量検出器7により検出する。そして、固定電極2,5に印加する電圧により発生する静電気力により、振動軸と直角方向に生じるコリオリ力と漏れ振動による振動子4の変位をゼロにするため、印加電圧のサーボ制御を行う。そして、そのときの帰還電圧の一部を角速度の検出信号とみなして取り出す。具体的な動作としては、容量検出器41とAD変換器42を介して得られる振動軸方向の変位信号および、容量検出器7とAD変換器8を介して得られる振動軸と直角方向の変位信号に対し4時分割同期検波部57で、図6のタイムチャートに示すように、Φ1とΦ2およびΦ3とΦ4の状態の組み合わせによる4通りの同期検波を時分割に実行する。この処理は1周期である1/fdの期間に4回実行する。つぎに4時分割積分部56において、4時分割同期検波部57で得られた信号を順次積分する。それと同時に、加算器13の出力である各積分演算結果を、遅延回路14,15,44,45で構成するシフトレジスタに格納しシフトする。つぎに、4時分割積分部56で得られた信号を振動子4に帰還させるため、4時分割積分部56の出力をラッチ回路16,17で保持し、それらの出力を角速度振動制御27で実施例1で説明した内容で処理し、振動子4の固定電極2,5に入力することで振動軸と直角方向の振動変位を打ち消す。一方、振動軸方向の制御を行うため、4時分割積分部56の出力をラッチ回路46,47で保持し、それらの出力を駆動振動制御48で処理し、振動子4の固定電極63,64に入力することで振動子4の振動軸方向での所定の振幅と周波数の振動を実現する。
次に、本発明の第4の実施例である角速度センサを図7,図8により説明する。図7は第4の実施例の角速度センサの信号処理回路のブロック図である。図8は第4の実施例の角速度センサの信号処理プログラムのフローチャートである。本実施例では、図5の実施例3における、4時分割同期検波部57と4時分割積分部56を、図3の実施例2で説明したデジタルシグナルプロセッサ(DSP)とその制御プログラムにより実現する構成である。また、タイミング調整部72は、DSP部30の入力側と出力側のハードウェアと、DSP部30の内部で実行する制御プログラムとの間でデータの受け渡しタイミングを調整する機能である。具体的にはAD変換器8の出力データを、図6のタイムチャートに示す切り替え信号Φ3のハイレベルおよびローレベル期間のそれぞれ中間時点でAD変換出力データをラッチするラッチ回路65と、AD変換器の出力データを、図6のタイムチャートに示す切り替え信号Φ4のハイレベルおよびローレベル期間のそれぞれ中間時点でAD変換出力データをラッチするラッチ回路69と、図6のタイムチャートに示すラッチL1〜L4の出力タイミングを満足させるために、制御プログラム部35によりDSP部30から出力される4時分割積分処理結果を制御プログラム側のタイミングで一旦ラッチする4つのラッチ回路66〜71で構成する。
次に動作について、図8のフローチャートで説明する。例えば、電源がON状態になると、プログラムカウンタ34が動作を開始し、制御プログラム部35に格納されている〔1〕の命令コードから〔19〕の命令コードまでを順次実行し、処理終了の指令が来ない限り、再度〔1〕の命令コードに戻り、一連の処理を繰り返し実行する。〔1〕〜〔19〕までの1サイクル中、〔3〕〜〔8〕で実現される4時分割積分処理は、角速度振動制御(コリオリ成分用とエラー成分用)と駆動振動制御(振幅および周波数)用に4回実行される。
第1の実施例の角速度センサの信号処理回路の構成。 第1の実施例の角速度センサの信号処理回路のタイミングチャート。 第2の実施例の角速度センサの信号処理回路の構成。 第2の実施例の角速度センサの信号処理プログラムのフローチャート。 第3の実施例の角速度センサの信号処理回路の構成。 第3の実施例の角速度センサの信号処理回路のタイミングチャート。 第4の実施例の角速度センサの信号処理回路の構成。 第4の実施例の角速度センサの信号処理プログラムのフローチャート。
符号の説明
1 検出素子
2,3,5,6,61,62,63,64 固定電極
4 振動子
7,41 容量検出器
8,42 AD変換器
9,43 切替器
10 同期検波部
11 2時分割積分部
12 係数器
13 加算器
14,15,44,45 遅延回路
16,17,46,47,65,66,67,69,70,71 ラッチ回路
18 ローパスフィルタ
19,20,50 乗算器
21,23,24,52,53 加算器
22,51 反転器
25,26,54,55 DA変換器
27 角速度振動制御部
28 2時分割同期検波部
30 DSP部
31 入力ポート
32 演算部
33 出力ポート
34 プログラムカウンタ
35 制御プログラム部
48 駆動振動制御部
49 電圧制御発振器
56 4時分割積分部
57 4時分割同期検波部
68,72 タイミング調整部

Claims (10)

  1. 互いに直交する第1の方向および第2の方向に変位可能な振動体を有し、振動体を第1の方向に振動させた状態において、角速度の発生により、振動体が第2の方向に変位したときの変位量を検出する角速度検出装置において、
    前記第1の方向または第2の方向の変位量検出制御を時分割して実行する機能を有することを特徴とする角速度検出装置。
  2. 請求項1において、
    前記第1の方向の振動制御の項目は、振動振幅と振動周波数であることを特徴とする角速度検出装置。
  3. 請求項2において、
    前記第2の方向の変位量検出制御は、角速度により発生する変位量を抑制するように働くサーボ制御と、第1の方向からの漏れ振動による変位を抑制するように働くサーボ制御であることを特徴とする角速度検出装置。
  4. 請求項3において、
    前記第1の方向の振動制御の項目は、振動振幅と振動周波数であることを特徴とする角速度検出装置。
  5. 請求項4において、
    前記第2の方向の変位量検出制御は、角速度により発生する変位量を抑制するように働くサーボ制御と、前記第1の方向からの漏れ振動による変位を抑制するように働くサーボ制御であることを特徴とする角速度検出装置。
  6. 互いに直交する第1の方向および第2の方向に変位可能な振動体を有し、振動体を第1の方向に振動させた状態において、角速度の発生による振動体の第2の方向への変位を抑制するように働くサーボ機能を有する角速度検出装置において、
    複数のサーボ制御演算を時分割して実行する手段を有することを特徴とする角速度検出装置。
  7. 請求項6において、
    前記第1の方向の振動制御の項目は、振動振幅と振動周波数であることを特徴とする角速度検出装置。
  8. 請求項6において、
    前記第2の方向の変位量検出制御は、角速度により発生する変位量を抑制するように働くサーボ制御と、前記第1の方向からの漏れ振動による変位を抑制するように働くサーボ制御であることを特徴とする角速度検出装置。
  9. 互いに直交する第1の方向および第2の方向に変位可能な振動体を有し、振動体を第1の方向に振動させた状態において、角速度の発生により、振動体が第2の方向に変位したときの変位量を検出する角速度検出装置において、第1の方向の振動制御または第2の方向の変位量検出制御を実行するマイクロコンピュータまたはデジタルシグナルプロセッサと、前記制御プログラムを格納する手段と、該接続する回路部とのデータの入出力タイミングを調整する手段を有することを特徴とする角速度検出装置。
  10. 振動子と、
    前記振動子に力を印加する印加手段と、
    前記印加手段を制御して前記振動子を振動させる加振手段と、
    前記振動子の変位に基づいた量を検出する検出手段と、
    前記変位を打ち消すように前記印加手段または前記加振手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段の制御量に基づいて角速度を検出する角速度検出装置において、
    前記検出手段からの信号を第1の信号と、前記第1の信号に対して略90度遅れた第2の信号とに時分割する時分割手段と、
    時分割された前記第1の信号と前記第2の信号を個々に処理する処理手段と、
    処理された前記第1の信号と前記第2の信号を合成する合成手段とを備え、
    前記制御手段が前記合成手段からの信号に基づいて前記印加手段または前記加振手段を制御することを特徴する角速度検出装置。
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